JP4493442B2 - 半導体装置の製造方法及び当該製造方法に使用される製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び当該製造方法に使用される製造装置 Download PDF

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Description

この発明は、いわゆるWCSP(Wafer Level Chip Size Package)構造を有する半導体装置の製造方法及びかかる製造方法に適用して好適な半導体装置の製造装置、特に露光装置に関する。
半導体ウェハから切り出された半導体チップと同等のサイズのパッケージは、一般に、CSP(Chip Size Package)と呼ばれている。また、半導体ウェハに形成されている半導体チップに対して、半導体ウェハ状態のまま樹脂封止を行った後、得られるCSPはWCSPと呼ばれている。
WCSPは、ウェハプロセスにより半導体ウェハにマトリクス状に複数個が形成された半導体装置を含む構造体に対して、個片化工程を行うことにより得られる。
WCSPの製造工程においては、突起電極(電極ポストとも称する。)を形成するにあたり、再配線層が形成されたウェハ表面全面に、例えば、ネガ型レジスト材料を用いて、メッキ工程用のレジストパターンを形成している。このメッキ工程用のレジストパターンには、突起電極が形成される位置で開口部が形成されている。すなわち、ネガ型レジスト材料(レジスト層)は、露光装置によって露光されなかった領域が除去されて開口部が形成されるので、レジスト層上で、突起電極が形成される領域を遮光するマスクを用いて露光工程が行われる。
この露光工程において、ウェハの周辺に存在する半導体装置が形成されない領域、すなわち、ウェハの外周に沿った周辺領域の全面を覆って遮光する遮光層を形成しておき、露光工程後に、周辺領域のUBM(Under Barrier Metal)層(以下単に導電層とも称する。)を露出させる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ウェハの利用面積を拡大する目的で、ウェハ表面の全面に設けられたポジ型レジストの周辺領域に対して露光を行う構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2の開示によれば、この周辺領域には、特にウェハの保持に使用される保持爪が接触する接触部も存在しているが、かかる接触部についても露光がなされることが記載されている。
特開2001−156093号公報 特開平2−114628号公報
上述したように、従来のWCSPの製造方法によれば、ウェハ周辺部の全体が、露出する構成となるので、突起電極の形成工程(メッキ工程)では、ウェハの周辺領域で露出しているUBM膜(導電膜)上にもメッキが施されてしまう。メッキ工程において、ウェハの周辺領域で、導電膜を、電極部として露出させる構成は、メッキ装置と電気的に接続するために必要な構成である。しかしながら、周辺領域全体で露出する導電膜を形成した場合には、導電膜の全面に形成されるメッキ被膜は、メッキ材料の無駄となる。
また、上記特許文献2に記載されているように、ウェハの周辺部のみを露光するためのマスクの形成及び特別な露光工程を行う、すなわち、メッキ工程用の電極部を形成する工程を別工程とすれば、工数が増加してしまう。結果として、半導体装置の製造コストの高騰を招来してしまう。
また、半導体ウェハの外周近傍の周辺領域において、UBM膜の露出面積が大きくなると、この領域にメッキ被膜が形成されてしまう恐れがある。そして、かかるメッキ被膜により、例えば、封止工程における半導体ウェハの保持に際し、応力がこのメッキ被膜が発生した領域に集中してしまうため半導体ウェハが破損してしまう恐れがある。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものである。すなわち、この発明の目的は、特別な工程を要せずに、ウェハの周辺部にメッキ工程で使用される電極を、より小さな面積で形成することができるWCSPの製造方法及びかかる製造方法に適用して好適な製造装置を提供することにある。
これらの目的の達成を図るため、この発明の半導体装置の製造方法は、主として下記のような工程を含んでいる。
まず、半導体ウェハの主表面に、半導体チップ形成領域及び該半導体チップ形成領域を囲む周辺領域を設定する。
次いで、半導体チップ形成領域内に、回路素子及び該回路素子に接続される複数の電極パッドを形成する。
次に、複数の電極パッドそれぞれの一部分を露出させる開口部を有する、絶縁膜を半導体ウェハの主表面に形成する。
さらに、絶縁膜上、及び、絶縁膜が有する開口部内に、開口部の側壁及び底面を連続的に覆う導電膜を形成する。然る後、半導体チップ形成領域の導電膜上に、回路素子接続用パッドと電気的に接続される配線層を形成する。
次いで、配線層層及び配線層から露出する導電膜上に、ネガ型のレジスト層を形成する。
次に、ネガ型のレジスト層をパターニングすることにより、半導体チップ形成領域に設定される突起電極形成領域に設けられていて、配線層の一部分を露出する開口部を形成するとともに、周辺領域に設定される互いに離間した複数の電極部形成領域の導電膜露出させて、互いに離間した複数の電極部を形成する。
このレジスト層をパターニングする工程では、突起電極形成領域を遮光する遮光層と、電極部形成領域を遮光する、露光装置が具える電極ブラインドとを用いて露光を行う。
次いで、パターニングされた開口部を有するレジスト層をマスクとして用いてメッキ工程を行い、突起電極形成領域に突起電極を形成する。
また、この発明の露光装置は、XY駆動ステージと、XY駆動ステージ上に設けられている半導体ウェハを保持する定盤と、半導体ウェハを定盤から着脱できる第1の位置及び定盤に載置された半導体ウェハの周辺領域の一部分を覆う第2の位置の間で移動できる、XY駆動ステージに取り付けられた、互いに離間する複数の電極ブラインドと、半導体ウェハが保持されるウェハ保持領域の中心点を囲む閉ループ状であって、中心点を回転軸とする回転運動を行うことができる、ウェハ保持領域よりも大きな径を有する駆動リングとを具えている。複数の電極ブラインドは、駆動リング及びXY駆動ステージに接続され、駆動リングの回転運動に応じて、第1の位置及び定盤に載置された半導体ウェハの周辺領域の一部分を覆う第2の位置の間で移動できる。
この発明の半導体装置の製造方法によれば、突起電極を形成するためのメッキ工程に使用される電極部を、特別な工程を行うことなく形成することができるので、製造工程の数を減らすことができる。また、ウェハの周辺領域全面から露出する導電層の面積を、より小さくすることができるので、メッキ材料の使用量を減らすことができる。従って、製造コストの削減に大いに寄与する。
さらに、電極部として露出する導電層の面積がより小さくなることにより、メッキ工程において、この電極部をより確実に保護(シール)した状態で行うことができる。すなわち、この電極部にはメッキ被膜が形成されないので、メッキ工程に続く、例えば、封止工程等において、半導体ウェハが破損する恐れがなくなる。従って、製造される半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
この発明の露光装置の構成によれば、露光工程において、ウェハを保持した状態で、メッキ工程で使用される電極部を形成するためのレジスト層の露光を行うことができる。すなわち、この発明の露光装置を使用すれば、露光装置が具える電極ブラインドをマスクとして用いて、電極部を形成するための露光工程を行うことができるので、WCSPの製造工数を削減し、簡易な工程で、上述の製造工程を実施することができる。従って、製造される半導体装置の製造コストの削減に大いに寄与する。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態につき説明する。なお、図面には、この発明が理解できる程度に各構成成分の形状、大きさ及び配置関係が概略的に示されているに過ぎず、これによりこの発明が特に限定されるものではない。また、以下の説明において、特定の材料、条件及び数値条件等を用いることがあるが、これらは好適例の1つに過ぎず、従って、何らこれらに限定されない。また、以下の説明に用いる各図において同様の構成成分については、同一の符号を付して示し、その重複する説明を省略する場合もあることを理解されたい。
1.半導体ウェハの構成
まず、図1を参照して、この発明の製造方法により製造される半導体装置(半導体ウェハの構成につき説明する。
図1(A)は、この発明の製造方法により得られる半導体装置の構成を説明するため、個片化を実施する直前の半導体ウェハの一部領域を示す概略的な平面図であり、図1(B)は、図1(A)のI−I’で示した一点鎖線に沿って切断した切り口を示す概略的な図である。
半導体装置は、半導体ウェハ10に形成されている。半導体ウェハ10のウェハ表面10a、すなわち主表面には、半導体チップ形成領域12が設定されている。半導体チップ形成領域12は、半導体チップが形成される領域である。半導体チップ形成領域12内では、複数の半導体チップが形成される。個々の半導体チップが形成される領域、すなわち半導体チップ領域20は、マトリクス状に、配置されている。
半導体ウェハ10は、周辺領域14を有している。周辺領域14は、半導体ウェハ10の外周に沿って、半導体チップ形成領域12を囲んで設けられている。この周辺領域14には、半導体チップが形成されない。
半導体ウェハ10は、回路素子15が形成されている領域を含んでいる。この回路素子15は、一般に、LSIなどの集積回路を有する複数の能動素子によって構成される。
この回路素子15の表面15aは、半導体ウェハ10の主表面10aに一致している。
回路素子15には、一般に、多層の配線構造(図示せず。以下、内部配線とも称する。)が形成されていて、これら複数の能動素子が協働して所定の機能を発揮できるように形成されている。
表面15a上には、回路素子及び配線構造に接続される複数の電極パッド(以下、回路素子接続用パッドとも称する。)18が設けられている。複数の回路素子接続用パッド18は、隣接する回路素子接続用パッド18同士のピッチ(間隔)が同一となるように、半導体チップ領域20の周縁に沿って設けられている。
図1(B)に示すように、表面15a上には、絶縁膜22が、回路素子接続用パッド18それぞれの一部分を露出させて形成されている。
この絶縁膜上には、導電膜(UBM膜)19が設けられている。導電膜19は、半導体チップ形成領域12内では、後述する配線構造31と同一のパターン形状として設けられている。導電膜19は、回路素子接続用パッド18を露出させている絶縁膜22の開口部22a内においても、その側壁及び底面を連続的に覆うように設けられている。
半導体チップ形成領域12内の導電膜19上には、回路素子接続用パッド18と電気的に接続されている配線構造31が設けられている。この配線構造31は、いわゆるファンイン方式で、回路素子接続用パッド18と接続されている。図示例では、ファンイン方式の配線構造を示したが、これに限定されず、いわゆるファンアウト方式の配線を含んでいてもよい。
配線構造31は、外部端子32と電気的に接続される突起電極としての突起電極28と、この突起電極28と回路素子接続用パッド18とを電気的に接続する再配線層25とから構成されている。なお、この再配線層25の配線24には、突起電極用パッド(ランド部とも称される。)26が接続されている。突起電極28は柱状電極とも称され、この例では円柱状の形状を有している。突起電極28は、この突起電極用パッド26上に設けられている。
配線24は、絶縁膜22を貫通して回路素子接続用パッド18を露出させる開口部22a内を、導電膜19を介して埋め込んで、回路素子接続用パッド18と電気的に接続されている。突起電極用パッド26は、配線24と接続されていて、かつ導電膜19上に延在するように形成されている。
配線構造31及び露出している絶縁膜22上には、封止部34が、突起電極28を埋め込むように設けられている。封止部34からは、突起電極部28の頂面が露出している。
封止部34から露出した突起電極部28の頂面には、複数の外部端子32が接続されている。外部端子32は、例えば半田ボールとするのがよい。
2.半導体装置の製造方法
図2、図3及び図4を参照して、この発明のWCSPの製造方法の概略につき説明する。なお、この発明の製造方法は、突起電極28を形成する際のレジスト層33に対する露光工程に特徴を有している。かかる露光工程の詳細については、後述することとし、ここでは、WCSPの製造方法の全体像につき概略的に説明する。
図2(A)、(B)及び(C)は、製造工程を説明するために、製造中途の半導体ウェハを、図1(A)のI−I’で示した一点鎖線と同じ位置で切断した切り口を示す概略的な図である。
図3(A)、(B)及び(C)は、図2に続く、製造工程の説明図である。
図4(A)及び(B)は、図3に続く、製造工程の説明図である。
図2(A)に示すように、例えば、シリコン(Si)ウェハである半導体ウェハ10には、半導体チップ形成領域12とこれを囲む周辺領域14とが予め区画されて存在している。
半導体チップ形成領域12には、通常のウェハプロセスにより、複数の能動素子等を含む回路素子15が作り込まれる。
回路素子15は、一般に、Al(アルミニウム)を含む合金、Au(金)を含む合金等から形成される多層の配線構造(図示せず。)により互いに接続されていて、所定の機能を発揮できるように形成される。
回路素子15の表面15a上には、例えばAl(アルミニウム)を含む合金、Au(金)を含む合金、及びCu(銅)を含む合金のうちから選択された一種の合金を材料として構成される回路素子接続用パッド18が形成される。これらパッド18は、前述した合金のみを材料として用いて構成される場合に限定されず、任意好適な金属材料を用いて形成することができる。
次いで、半導体ウェハ10の全面に、従来公知のスピンコート法(スピン塗布法)等により、例えば絶縁材料であるポリイミドを、厚さ10μm程度でコーティングして、絶縁膜22を形成する。絶縁膜22は、回路素子接続用パッド18それぞれの一部分を露出させて形成する。好ましくは、絶縁膜22は、その上面が平坦となるように形成するのがよい。
具体的には、例えば、絶縁膜22を半導体ウェハ10全面に形成した後に、絶縁膜22の表面から、回路素子接続用電極パッド18に達する開口部22aを公知のホトリソグラフィ技術により形成して、回路素子接続用電極パッド18の一部分を露出させればよい。
次に、図2(B)に示すように、絶縁膜22の表面全面に、導電膜(UBM膜)19を形成する。導電膜19は、開口部22a内を覆うように形成される。
導電膜19は、従来公知のスパッタ工程により形成することができる。具体的には、例えば、チタン(Ti)及び銅(Cu)を順次に積層して形成すればよい。
次いで、図2(C)に示すように、従来公知のホトリソグラフィ工程により、回路素子接続用電極パッド18に電気的に接続される配線構造を形成する。具体的には、先ず、導電膜19上に、形成される再配線層25のパターンを開口するレジストマスクを形成する(図示せず。)。次に、メッキ処理を行った後、レジストマスクを除去して、所定のパターンを有する配線層(再配線層25)を形成する。
この配線層は、回路素子接続用電極パッド18から半導体チップ形成領域12の中心に向かって、この例ではいわゆるファンイン方式で導出される配線24及びこの配線24に接続される突起電極用パッド26を、再配線層25の一部分として形成する。
続いて、形成された再配線層25上に、突起電極28を形成する。
まず、図3(A)に示すように、再配線層25及び再配線層25から露出する導電層19上に、レジスト層33を形成する。
レジスト層33の材料としては、例えば、ネガ型のレジスト材料を適用するのが好適である。この実施の形態においては、レジスト層33をネガ型のレジスト材料により形成する例につき説明する。このとき、ネガ型のレジスト材料としては、コスト、必要な膜厚等を考慮して、例えば、いわゆるドライフィルムの性状を有するものを選択するのがよい。
次いで、図3(B)に示すように、ホトリソグラフィ工程により、レジスト層33をパターニングする。具体的には、レジスト層33は、半導体チップ形成領域12内の突起電極用パッド26の一部分を露出させる開口部33aと、周辺領域14の外側端において、複数箇所で、導電膜19の一部分を露出させるパターンとして形成する。すなわち、周辺領域14の外側端に位置する導電膜19の一部分を、レジスト層33から露出させて電極部19aを形成する。この電極部19aは、突起電極28のメッキ工程において、メッキ装置と接続される電極として機能する。
次いで、図3(C)に示すように、突起電極28を、パターニングされたレジスト層33をマスクとして用いて、例えば導体である銅(Cu)を従来公知のメッキ工程によりメッキ処理する。このとき、電極部19aには、メッキ装置の電極が接続されるが、電極部19aは、メッキ装置のシーリング手段により覆われる。従って、電極部19aには、メッキ被膜が形成されない。
このように、この発明の製造方法によれば、電極部19aを周辺領域14の一部領域に限定し、かつその面積を、より小さい面積とすることができるので、メッキ装置のシーリング手段によるメッキ被膜の形成防止をより容易に行うことができる。
然る後、レジスト層33は、除去されて突起電極28が形成される。
次に、再配線層25から露出する導電膜19を導電膜19の材料に応じた条件で、エッチング除去する。
続いて、図4(A)に示すように、従来公知のトランスファモールド方式もしくは印刷方式にて、例えば、エポキシ系のモールド樹脂や液状封止材といった従来公知の封止樹脂材料を用いて、封止部34を形成する。
具体的には、封止樹脂は、半導体基板10上の半導体チップ形成領域12上及び周辺領域14上に注入又は塗布されて、成形される。さらに、封止樹脂の表面に対して研削等を行って突起電極28の頂面を、封止部34から露出させる。
突起電極28の露出した頂面に対しては、設計上必要な任意好適な処理を行ってもよい。例えば突起電極28の材料を銅とした場合には、これらの頂面に導電メタル層として、薄いニッケル(Ni)膜を形成してもよい。
然る後、図4(B)に示すように、外部端子32を、公知の方法である、印刷及びリフロー工程、もしくは半田ボール等の搭載及びリフロー工程を行うことにより形成する。
この時点で、この実施の形態におけるウェハレベルでの半導体装置のパッケージングが終了する。
次に、パッケージングが終了した状態の半導体ウェハ10を、スクライブラインに沿って切削することで個片化する。このようにして、同一の構造を有する複数の半導体装置を1枚の半導体ウェハから製造することができる。
3.露光工程の説明
この発明の露光工程につき、図5及び図6を参照して説明する。なお、ここでは、従来公知の露光機構、すなわち、いわゆるステッパを用いる露光工程と同様の工程である縮小投影露光法を適用する例につき説明する。
図5(A)は、露光工程を説明するための半導体ウェハの平面図であり、図5(B)は、図5(A)のII−II’で示した一点鎖線に沿って切断した切り口を示す概略的な図である。
図6(A)及び(B)は、図5に続く、露光工程の説明図である。
なお、ここでいう露光工程は、図3(A)及び図3(B)を参照して概略的に説明した工程に相当する。
図5(A)及び(B)に示すように、形成された再配線層25及び再配線層25から露出する導電膜19上にレジスト層33を形成する。レジスト層33は、上述したように、この例ではネガ型のレジスト材料により形成する。
次いで、図6(A)及び(B)に示すように、突起電極28が形成される領域(突起電極形成領域)を遮光するパターンを有する遮光層36を、露光装置にセットする。この遮光層36は、好ましくは、例えば、石英ガラスに低反射クロムの薄膜をコーティングしてパターン形成したものを使用するのがよい。
然る後、半導体ウェハ10を、露光装置に固定する。このとき、電極ブラインド42は、半導体ウェハ10の周辺領域14の一部領域の直上を離間して覆う。
図6(A)に示すように、この例では、6つの電極ブラインド42が、等間隔(等角度:60°)に離間して、それぞれが周辺領域14の一部領域の直上に位置することができるようにしてある。
次いで、上述した遮光層36及び周辺領域14の一部領域を覆うブラインド部材43を露光のためのマスクとして用いて、任意好適な波長及び線量の照射線60を照射することにより、半導体ウェハ10のウェハ表面10aに対して露光処理を行う。
この露光処理は、上述したようにステッパを用いて、いわゆるショット露光により行われる。すなわち、遮光層36により得られた像を、遮光層36と半導体基板10との間に位置する投影レンズ(図示せず。)により縮小して、半導体チップ形成領域の1つのチップに相当する領域に投影して露光する。露光が終わると半導体基板10を移動するステージ(図示せず。)が移動して、次の、例えば隣接するチップに相当する領域を露光するといった具合に、区画された複数の領域を走査して、個別にショット露光する。
このとき、この発明の露光工程では、周辺領域14についても露光が行われる。すなわち、複数の領域に区画された周辺領域14の部分領域それぞれについてもショット露光を行う。この周辺領域14の露光においては、ブラインド部材43により覆われている部分領域は露光されない。
この露光工程により、ウェハ表面10aのうち、遮光層36により像が投影された領域及びブラインド部材43に覆われていたレジスト層33の領域以外の部分領域が硬化され、遮光層36及びブラインド部材43の直下の部分領域は、現像工程により除去される。すなわち、この工程により、ブラインド部材43により覆われていたレジスト層33の部分領域は除去されて、導電膜19が露出する。そして、この露出した導電膜19が、電極部19aとなる。
このパターニング後のレジスト層33をマスクとして、かつ電極部19aを電極として使用して、図3(B)を参照して既に説明したメッキ工程を実施する。
4.露光装置
4−1−1.第1の構成例
図7を参照して、この発明の露光装置の第1の構成例及びその動作につき、説明する。
図7(A)は、露光装置の構成を説明するための模式的な平面図であり、図7(B)及び(C)は、ブラインド部材の構成及び動作を説明するための模式的な平面図である。
露光装置40は、XY駆動ステージ52を具えている。このXY駆動ステージ52は、従来公知の構造を有している。このXY駆動ステージ52には、定盤(ウェハホルダ)41が設けられている。定盤41は、例えば、アルミニウム等の材料により形成された任意好適な従来公知の構成とすることができる。
定盤41には、半導体ウェハ10が載置され、ウェハ10に当接して、これを保持するウェハ保持領域41aが設定されている。ウェハ保持領域41aの形状及び大きさは、保持される半導体ウェハ10の形状及び大きさ等を考慮して、任意好適なものとすることができる。この例では、中心点をCとする略円形の形状としてある。
ウェハ保持領域41a内には、半導体ウェハ10をウェハ保持領域41aに吸着してこれを保持するウェハ吸着部48が設けられている。このウェハ吸着部48は、半導体ウェハ10をウェハ保持領域41a内に吸着保持する、例えば従来公知の真空系の吸着手段を適用することができる。
この発明の露光装置40は、駆動リング47を具えている。この駆動リング47は、中心点Cを囲む閉ループ状の部材により構成されている。この駆動リング47は、後述する電極ブラインドを駆動するのに十分な強度が確保できることを条件として、任意好適な素材を選択することができる。
この例では、駆動リング47は、ウェハ保持領域41aよりも大きな径を有する円形の輪郭を有している。駆動リング47は、定盤41の表面(ウェハ保持領域41a)から離間する位置で、保持される半導体ウェハの中心点とも一致する中心点Cを回転軸として矢印A及びB方向に、回動自在に設けられている。
この駆動リング47には、電極ブラインド42が接続されている。
図7(B)及び図7(C)に示すように、電極ブラインド42は、ブラインド部材43を具えている。このブラインド部材43は、この例では、L(エル)字型の部材としてある。部材の先端部には、遮光領域43aが設定されている。遮光領域43aの面積及び形状は、形成される電極部19aの面積及び形状にあわせて設定すればよい。ブラインド部材43は、アルミニウム(Al)等の、熱による変形が少なくかつ防錆性の高い金属薄板により構成するのがよい。その厚みは、露光工程におけるコントラストを考慮すると、好ましくは0.5mm以下とするのがよい。
また、露光工程に支障を来さないように、すなわち、光の乱反射を防止するために、好ましくは、光沢を有しない黒色に彩色を施しておくのがよい。この彩色は、例えば、焼き入れ、塗装等の従来公知の手法を用いて、彩色を施せばよい。
図7(C)に示すように、ブラインド部材43の遮光領域43aは、露光工程に際して、半導体ウェハ10の周辺領域14に設定される電極部形成領域14aの直上を覆う。
ブラインド部材43には、取付部材44が接続されている。取付部材44は、電極ブラインド42を、定盤41及び駆動リング47に取り付けるための部材である。取付部材44は、駆動リング取付部材45を具えている。この駆動リング取付部材45は、取付部材44を駆動リング47に固定している。このとき、取付部材44は、駆動リング47に対して、回動自在に、固定されている。
取付部材44は、ステージ取付部材46を具えている。ステージ取付部材46は、取付部材44を、XY駆動ステージ52に固定している。このとき、ステージ取付部材46は、取付部材44を、ステージ取付部材46を回転軸として、矢印A方向及び矢印B方向に回動自在に、XY駆動ステージ52に固定している。ステージ取付部材46は、例えば、ラジアルベアリングを具えた駆動部とフランジ構造を有する駆動軸を具えた、従来公知の軸受け構造を含む部材により構成すればよい。
駆動リング47には、この駆動リング47を矢印A及び矢印B方向に、自在に回動させるための駆動リング駆動部50が設けられている。この駆動リング駆動部50は、従来公知の、例えば、DCモータとすることができる。この駆動リング駆動部50は、それ自体か又は駆動リング駆動部50を構成する部材が矢印a及び矢印b方向に回転駆動することで、その駆動力を直接的又は間接的に駆動リング47に伝達して、駆動リング47を矢印A又は矢印B方向に駆動させる。
4−1−2.第1の構成例の動作
上述の図7(B)及び(C)、及び図8(A)及び(B)を参照して、第1の構成例の動作につき説明する。
図8(A)は、上述した露光装置40に、半導体ウェハ10を保持した状態を示す概略的な平面図であり、図8(B)は、図8(A)のIV−IV’で示した一点鎖線に沿って切断した断面図である。
図7(B)に示すように、半導体ウェハ10の周辺領域14内には、電極部形成領域14aが設定される。半導体ウェハ10を定盤41に保持するにあたり、図7(C)に示すように、この電極部形成領域14aの直上に、ブラインド部材43の遮光領域43aを位置させる。
図7(A)に示すように、駆動リング駆動部50を駆動して、矢印a方向の駆動力を発生させ、駆動リング47を矢印A方向に回転させる。すると、図7(B)に示すように、電極ブラインド42は、ステージ取付部材46を回転軸(支点)とし、矢印A方向に回転する。この動作により、遮光領域43aは、定盤41の外側のXY駆動ステージ52上に位置することになる。この電極ブラインド42の位置を、以下、単に解放位置(第1の位置)とも称する。
この解放位置に電極ブラインド42を位置させた状態で、露光装置、すなわち露光装置40からの半導体ウェハ10の着脱を行う。
図8(A)及び(B)に示すように、先ず、半導体ウェハ10の露光面である表面10aに対向する面を、定盤41のウェハ保持領域41aに当接させる。このとき、ウェハ吸着部48を動作させて、半導体ウェハ10を定盤41に吸着させる。
図7(C)及び図8(A)に示すように、上述した解放位置から駆動リング駆動部50を矢印b方向に駆動して、駆動リング47を矢印B方向に回転させる。すると、図7(C)に示すように、電極ブラインド42は、ステージ取付部材46を回転軸とし、矢印B方向に回転する。この動作により、遮光領域43aは、半導体ウェハ10が載置されるウェハ保持領域41aの直上に位置することになる(この電極ブラインド42の位置を、以下、単に保持位置(第2の位置)とも称する。)。
図8(B)に示すように、XY駆動ステージ52は、矢印X方向及び矢印Y方向に自在に移動することができる。従って、XY駆動ステージ52の作動により、遮光領域43aと、ウェハ表面10aとの距離は適切な距離に調整される。
すなわち、電極ブラインド42は、いわゆる梃子の原理により、駆動リング取付部材45を力点として駆動リング47の回転動作を、支点であるステージ取付部材46を介して、作用点である遮光領域43aを伝達することでこれを作動させている。
然る後、上述したように、ウェハ10に対して所定の露光工程を行う。このとき、遮光領域43aによりマスクされている電極部形成領域14aは、露光されない。従って、現像工程により、露光されなかった電極部形成領域14aのレジスト層33は、除去されて、この領域に電極部19aが形成されることとなる。
4−2−1.第2の構成例
図9を参照して、この発明の露光装置の第2の構成例及びその動作につき、説明する。
図9(A)は、露光装置の構成を説明するための模式的な平面図であり、図9(B)及び(C)は、ブラインド部材の構成を説明するための模式的な平面図である。
なお、この第2の構成例の露光装置40は、電極ブラインド42の駆動手段の構成に特徴を有している。従って、他の構成要素については、上述した第1の構成例と同様にできるので、その詳細な説明は省略する。
露光装置40は、XY駆動ステージ52を具えている。このXY駆動ステージ52上には、定盤41が設けられている。この定盤41には、電極ブラインド42が設けられている。
電極ブラインド42は、ブラインド部材43を具えている。このブラインド部材43は、この例では、L(エル)字型の部材としてある。部材の先端部には、遮光領域43aが設定されている。
図9(A)、(B)及び(C)に示すように、ブラインド部材43の遮光領域43aは、露光工程に際して、半導体ウェハ10の周辺領域14に設定される電極部形成領域14aの直上を覆う。
ブラインド部材43には、取付部材44が接続されている。取付部材44は、電極ブラインド42を、XY駆動ステージ52に取り付けるための部材である。取付部材44は、伸縮部取付部材45aを具えている。この伸縮部取付部材45aは、取付部材44を伸縮部49の一端側に固定している。このとき、取付部材44は、伸縮部49に対して、回動自在に、固定されている。
取付部材44は、第1ステージ取付部材46aを具えている。第1ステージ取付部材46aは、取付部材44を、XY駆動ステージ52に固定している。
伸縮部49の取付部材44に接続されている側とは反対側の他端には、第2ステージ取付部材46bが設けられている。第2ステージ取付部材46bは、取付部材44を、XY駆動ステージ52に固定している。これら第1及び第2ステージ取付部材46a及び46bは、上述したステージ取付部材46と同様の構成とすることができる。
伸縮部49は、矢印c及び矢印d方向に、自体伸縮可能としてある部材である。伸縮部49は、従来公知の、例えば、ペンシリンダとすることができる。このペンシリンダは、好ましくは空気圧により動作するシリンダとして構成するのがよい。
このように、伸縮部49により、電極ブラインド42を動作させる構成とすれば、より簡易な構造の装置で、ウェハの露光工程を実施することができる。また、伸縮部49を空気圧により制御する構成とすれば、制御系の回路をより簡易な構成とすることができるので、半導体装置の製造コストの削減に寄与する。
4−2−2.第2の構成例の動作
図9(A)、(B)及び(C)を参照して、第2の構成例の動作につき説明する。
図9(C)に示すように、半導体ウェハ10の周辺領域14内には、電極部形成領域14aが設定される。半導体ウェハ10を露光するにあたり、図9(B)に示すように、この電極部形成領域14aの直上に、ブラインド部材43の遮光領域43aを位置させる。
図9(C)に示すように、伸縮部49を駆動して、伸縮部49の全長を矢印d方向に短縮する。すると、電極ブラインド42は、第1ステージ取付部材46aを回転軸(支点)とし、矢印A方向に回転する。この動作により、遮光領域43aは、半導体ウェハ10が載置されるウェハ保持領域41a以外の領域、すなわちXY駆動ステージ52上に位置することになる。このようにして、電極ブラインド42は、解放位置(第1の位置)に位置する。
この解放位置に電極ブラインド42を位置させた状態で、露光装置、すなわち露光装置からの半導体ウェハ10の着脱を行う。
図9(A)及び(B)に示すように、先ず、半導体ウェハ10の露光面である表面10aに対向する面を、定盤41のウェハ保持領域41aに当接させる(図7(A)参照。)。
次いで、図9(C)を用いて説明した解放位置から、伸縮部49を矢印c方向に駆動して、伸縮部49の全長を伸長させる。すると、電極ブラインド42は、第1定盤取付部材46aを回転軸とし、矢印B方向に回転する。この回転動作により、遮光領域43aは、半導体ウェハ10が載置されるウェハ保持領域41aの直上に位置することになる。
図8(B)を用いて説明したように、XY駆動ステージ52の動作により、遮光領域43aは、ウェハ保持領域41aと適切な距離で離間する。
然る後、上述したように、ウェハ10に対して所定の露光工程を行う。このとき、遮光領域43にマスクされている電極部形成領域14aは、露光されない。従って、現像工程により、露光されなかった電極部形成領域14aのレジスト層33は、除去されて、この領域に電極部19aが形成されることとなる。
図1(A)は、この発明の製造方法により得られる半導体装置の一部領域を示す概略的な平面図であり、図1(B)は、図1(A)のI−I’で示した一点鎖線に沿って切断した切り口を示す概略的な図である。 図2(A)、(B)及び(C)は、製造中途の半導体ウェハを、図1(A)のI−I’で示した一点鎖線と同じ位置で切断した切り口を示す概略的な図である。 図3(A)、(B)及び(C)は、図2に続く、製造工程の説明図である。 図4(A)及び(B)は、図3に続く、製造工程の説明図である。 図5(A)は、露光工程を説明するための半導体ウェハの平面図であり、図5(B)は、図5(A)のII−II’で示した一点鎖線に沿って切断した切り口を示す概略的な図である。 図6(A)及び(B)は、図5に続く、露光工程の説明図である。 図7(A)は、露光装置の構成を説明するための模式的な平面図であり、図7(B)及び(C)は、ブラインド部材の構成及び動作を説明するための模式的な平面図である。 図8(A)は、露光装置に、半導体ウェハを保持した状態を示す概略的な平面図であり、図8(B)は、図8(A)のIV−IV’で示した一点鎖線に沿って切断した切り口を示す概略的な図である。 図9(A)は、露光装置の構成を説明するための模式的な平面図であり、図9(B)及び(C)は、ブラインド部材の構成及び動作を説明するための模式的な平面図である。
符号の説明
10:半導体ウェハ
10a:ウェハ表面(主表面)
12:半導体チップ形成領域
14:周辺領域
14a:電極部形成領域
15:回路素子
15a:回路素子の表面
18:回路素子接続用パッド(電極パッド)
19:導電膜(UBM膜)
19a:電極部
20:半導体チップ領域
22:絶縁膜
22a:開口部
24:配線
25:(再)配線層
26:突起電極用パッド
28:突起電極(電極ポスト)
31:配線構造
32:外部端子
33:レジスト層
33a:開口部
34:封止部
36:遮光層
40:露光装置
41:定盤
41a:ウェハ保持領域
42:電極ブラインド
43:ブラインド部材
43a:遮光領域
44:取付部材
45:駆動リング取付部材
45a:伸縮部取付部材
46:ステージ取付部材
46a:第1ステージ取付部材
46b:第2ステージ取付部材
47:駆動リング
48:ウェハ吸着部
49:伸縮部
50:駆動リング駆動部
52:XY駆動ステージ
60:照射線

Claims (5)

  1. (a)半導体ウェハの主表面に、半導体チップ形成領域及び該半導体チップ形成領域を囲む周辺領域を設定する工程と、
    (b)前記半導体チップ形成領域内に、回路素子及び該回路素子に接続される複数の電極パッドを形成する工程と、
    (c)前記複数の電極パッドそれぞれの一部分を露出させる開口部を有する、絶縁膜を前記主表面に形成する工程と、
    (d)前記絶縁膜上、及び、該絶縁膜が有する開口部内に、該開口部の側壁及び底面を連続的に覆う導電膜を形成する工程と、
    (e)前記半導体チップ形成領域の前記導電膜上に、配線層を形成する工程と、
    (f)前記配線層及び該配線層から露出する導電膜上に、ネガ型のレジスト層を形成する工程と、
    (g)前記ネガ型のレジスト層をパターニングすることにより、前記半導体チップ形成領域内に設定される突起電極形成領域に設けられていて、前記配線層の一部分を露出する開口部を形成するとともに、前記周辺領域に設定される互いに離間した複数の電極部形成領域の前記導電膜を露出させて、互いに離間した複数の電極部を形成する工程と
    を含み、
    前記レジスト層をパターニングする工程では、
    XY駆動ステージと、当該XY駆動ステージ上に設けられている半導体ウェハを保持する定盤と、前記半導体ウェハを前記定盤から着脱できる第1の位置及び前記定盤に載置された前記半導体ウェハの周辺領域の一部分を覆う第2の位置の間で移動できる、前記XY駆動ステージに取り付けられた、互いに離間する複数の電極ブラインドと、前記半導体ウェハが保持されるウェハ保持領域の中心点を囲む閉ループ状であって、前記中心点を回転軸とする回転運動を行うことができる、前記ウェハ保持領域よりも大きな径を有する駆動リングとを備え、前記複数の電極ブラインドは、前記駆動リング及び前記XY駆動ステージに接続され、前記駆動リングの回転運動に応じて、前記第1の位置及び前記定盤に載置された前記半導体ウェハの周辺領域の一部分を覆う第2の位置の間で移動できる露光装置が用いられ、
    前記突起電極形成領域を遮光する遮光層と、前記電極部形成領域を遮光する、前記露光装置が具える電極ブラインドとを用いて露光を行う
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記レジスト層をパターニングする工程の後、
    (h)前記パターニングされたレジスト層をマスクとして用いたメッキ工程により、前記突起電極形成領域に突起電極を形成する工程
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記メッキ工程では、前記電極部形成領域を、メッキ装置が具えるシーリング手段により覆う
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. XY駆動ステージと、
    当該XY駆動ステージ上に設けられている半導体ウェハを保持する定盤と、
    前記半導体ウェハを前記定盤から着脱できる第1の位置及び前記定盤に載置された前記半導体ウェハの周辺領域の一部分を覆う第2の位置の間で移動できる、前記XY駆動ステージに取り付けられた、互いに離間する複数の電極ブラインドと、
    前記半導体ウェハが保持されるウェハ保持領域の中心点を囲む閉ループ状であって、前記中心点を回転軸とする回転運動を行うことができる、前記ウェハ保持領域よりも大きな径を有する駆動リング
    を備え、
    前記複数の電極ブラインドは、前記駆動リング及び前記XY駆動ステージに接続され、前記駆動リングの回転運動に応じて、前記第1の位置及び前記定盤に載置された前記半導体ウェハの周辺領域の一部分を覆う第2の位置の間で移動できる
    ことを特徴とする露光装置。
  5. 前記電極ブラインドは、黒色に彩色されていることを特徴とする請求項4に記載の露光装置。
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