JPH07153223A - ディスク再生装置のマガジン構造 - Google Patents

ディスク再生装置のマガジン構造

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JPH07153223A
JPH07153223A JP21055693A JP21055693A JPH07153223A JP H07153223 A JPH07153223 A JP H07153223A JP 21055693 A JP21055693 A JP 21055693A JP 21055693 A JP21055693 A JP 21055693A JP H07153223 A JPH07153223 A JP H07153223A
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ribs
disc
magazine
rib
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Susumu Kamidate
神立進
Tomoaki Yoshida
吉田智明
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク再生装置に装填されるマガジンにデ
ィスクを搬入、或いは搬出する際、ディスク信号面の擦
傷を防止する。 【構成】 一側面を開口し、そこを開口部12とした矩
形状のケース10内に、複数の仕切板20を配設する。
また、その仕切板20の表面20aに、前記開口部12
側から放射線状に延びるリブ21a,21b,・・・を
突設する。なお、この各リブ21a,21b,・・・
は、基端eから先端e′に向けて順次高くなる傾斜状の
ものとし、且つ各リブ21a,21b,・・・の最上
端、即ち先端e′が、開口部12側のリブ21aに比べ
奥側のリブ21b,21c,21dが順次高くなるよう
にする。そして、この各リブ21a,21b,・・・で
移送するディスクDの周縁部を支持するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク再生装置に装
填されるマガジンに関するものであって、特に、ディス
クを搬出、搬入する際におけるディスク信号面の擦傷を
防止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音声情報などをアナログ信号とし
て記録した旧来のレコード盤等に代わり、音声や映像情
報をデジタル信号として記録した記録媒体(以下、ディ
スクと称する)が主流となり、その需要が顕著である。
【0003】前記ディスクの記録情報を再生する装置で
あるディスク再生装置にあって、セッティングされた複
数のディスクから一枚のディスクを選択し、再生する機
能を備えたものが知られている。
【0004】例えば、その一つに複数のディスクを収納
したマガジンをディスク再生装置に装填し、そのマガジ
ンから選択された一枚のディスクを取り出して再生する
装置が知られている。
【0005】従来、そのマガジンとして、一般に図6に
示すような構造を呈するものが実用化されている。
【0006】この従来のマガジンmは、矩形状を呈する
樹脂製のケース1内に、複数の仕切板2,・・・を等間
隔に配設して複数段の棚部t(図には最上段の棚部のみ
を示す)を形成し、この各棚部t,・・・にディスクD
を収納可能としている。
【0007】そして、前記ケース1の一側面を開口し、
その開口部1aと直交するケース1の両側面1b,1
b′には、各棚部t毎に板バネ4,4を固設し、前記開
口部1aから挿入されるディスクDを該板バネ4,4で
保持するようにしている。
【0008】また、各棚部tにはレバー3を枢着し、前
記板バネ4,4で保持された状態のディスクDを該レバ
ー3の作動によって、外部へ排出するようにしている。
【0009】一方、各仕切板2の表面には放射線状に延
びるリブ2a,2a′,・・・を突設し、このリブ2
a,2a′,・・・で移送されるディスクを支持し、デ
ィスクDの信号面と仕切板2の擦れを防止するようにし
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマガジンによれば、各リブの最上端が同一とされて
いるために、依然としてディスク信号面に擦傷を生ずる
という欠点がある。
【0011】図7に基づいて、それを分かりやすく説明
すれば、先ず図7(a)のようにディスクDがマガジン
内に搬入され始めると、その周縁部が最初に手前のリブ
2aに接し、その後、その周縁部が図7(b),(c)
に示す如く順次奥側のリブ2a′,2a″に接するよう
になるのである。
【0012】然るに、例えばディスクDが図7(b)の
位置に到達したときに、リブ2a′はディスクDの周縁
部を支持するものの、リブ2aは既にディスクDの信号
面に位置し、その信号面を支持するようになる。
【0013】従って、ディスクDの信号面がリブ2aに
摺接するようになって、該信号面に擦傷が生じてしまう
のである。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みて成されたもの
であり、前記リブに着眼し、ディスクの移送時における
該ディスク信号面の擦傷を防止しようとするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、一側面を開口
したケースの内部に複数の仕切板を配設し、この各仕切
板の表面に、前記ケースの開口部側から放射線状に延び
る複数のリブを突設したディスク再生装置のマガジンに
於いて、前記各リブをその基端から先端に向けて順次高
くなる傾斜状のものとし、且つ開口部側のリブから順次
その先端が高くなるようにしたことを特徴とするディス
ク再生装置のマガジン構造を提供することにより、上記
課題を達成するものである。
【0016】
【作用】本発明のマガジンによれば、ディスクをケース
内の各棚部に押し込むと、これがケース内に配設した板
バネで保持される。
【0017】一方、各棚部に近接するプッシュロッドを
押圧すると、これがレバーの基端を押圧し、これによっ
て作動するレバーがディスクの端面を押圧し、そうして
該ディスクがケース外へ排出される。
【0018】そして、このディスクの搬出、搬入に際
し、該ディスクは、その周縁部が仕切板のリブに順次摺
接する。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係わるディスク再生装置のマ
ガジン構造を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は本発明に係わるマガジンを示す斜視
図であり、図中の符号10はケース、20,・・・は仕
切板、30,・・・はレバーである。
【0021】このマガジンMは、一側面を開口し、そこ
を開口部12とした矩形状のケース10と、このケース
10の内部に等間隔に配設した仕切板20と、前記開口
部12の逆側に配設したレバー30とにより構成され
る。
【0022】そして、前記仕切板20によって形成され
る各棚部T1,T2,・・・に、それぞれディスクを収
納可能とし、収納されたディスクは、各棚部T1,T
2,・・・に隣接するプッシュロッド40が前記レバー
30を押圧することにより外部排出されるようになって
いる。
【0023】なお、このマガジンMは、ディスク再生装
置に装填され、前記プッシュロッド40は、そのディス
ク再生装置に装備される可動部材によって適宜押圧され
るのである。
【0024】また、そのディスク再生装置は、所謂CD
プレーヤーであって、特に所望のディスクを該マガジン
Mから取り出して再生部にセットする機能を備えたもの
である。
【0025】次に、図2はマガジンMの内部構造を示す
平面図であって、図中の符号Dが前記ディスクで、21
a,21b,・・・が本発明の要部とするところのリブ
である。
【0026】なお、このディスクDは、所謂コンパクト
ディスク(CD)であり、その表面に音楽情報がデジタ
ル信号として記録され、そこが信号面とされている。
【0027】この図で明らかにしているように、前記ケ
ース10の開口部12と直交する側面10aにはレンズ
rを装着し、該ケース10内の状態、即ちディスク再生
装置に装填されたマガジンMにおける各棚部T1,T
2,・・・のディスクDの有無を確認できるようにして
いる。
【0028】また、この側面10aには各棚部T1,T
2,・・・毎に板バネ50を固着し、これによって収納
されたディスクDを保持するようにしている。
【0029】一方、この側面10aと対向する側面10
bに前記プッシュロッド40を摺動自在に配設し、この
プッシュロッド40の前方に前記レバー30の基端が位
置するようにしている。
【0030】なお、このレバー30は、ケース10の角
部に立設した支持軸14によって回転自在に支持されて
おり、前記棚部T1,T2,・・・にディスクDが収納
されると該ディスクDによって固定され、且つ前述の如
くプッシュロッド40でその基端が押圧されることによ
って前記ディスクDをその先端で押圧し、ディスクDを
開口部12から外部、即ちディスク再生装置の再生部側
へ排出するのである。
【0031】他方、仕切板20は、図示する如く前記レ
バー30や板バネ50の位置する部分と、開口部12側
の一部を切欠した平板であって、その表面20aには開
口部12側から放射線状に延びるリブ21a,21b,
・・・を突設してる。
【0032】このリブ21a,21b,・・・は、基端
e側から先端e′側に向けて順次高くなる傾斜状とされ
ており、特に、各リブ21a,21b,・・・の最上
端、即ち先端eが、開口部12側のリブ21aからその
奥側のリブ21b,21c,21dへと順次高くされて
いる(図3参照)。
【0033】従って、マガジンM内に、図4(a)に示
す如くディスクDが搬入され始めると、その周縁部が最
初に手前のリブ21a、次にリブ21bへと接し、その
後、その周縁部が図4(b),(c)に示す如く順次奥
側のリブ21c,21dに接するようになるのである。
【0034】そして、例えばディスクDが図4(b)の
位置に到達したときに、ディスクDの周線部はリブ21
cの先端e′で支持されるようになり、その一方でリブ
21a,21bはその先端e′がリブ21cの先端e′
より低いために、ディスクDに非接触となる。
【0035】また、同じように、例えばディスクDが図
4(c)の位置に到達したときに、ディスクDの周線部
はリブ21dの先端e′で支持されるようになり、その
一方でリブ21a,21b,21cはその先端e′がリ
ブ21dの先端e′より低いために、ディスクDに非接
触となるのである。
【0036】一方、図5に示す平面図でこれを説明すれ
ば、ディスクDがポジションP1にあるとき、その周縁
部はリブ21a,21aのポイントf,f′で支持さ
れ、ポジションP2にあるときには、ポイントg,
g′,i,i′,j,j′で、ポジションP3にあると
きには、ポイントh,h′,j,j′,k,k′で、ポ
ジションP4にあるときには、ポイントm,m′で、ポ
ジションP5にあるときには、ポイントn,n′,s,
s′で、またポジションP6にあるときには、ポイント
y,y′で支持されるようになる。
【0037】そして、特筆すべきことは、例えばディス
クDがポジションP4からポジションP5へ移動する際
に、ポイントk,k′,m,m′は勿論(リブ21cが
傾斜状であるから)、ポイントf,f′,g,g′,
h,h′,i,i′,j,j′はディスクDの信号面、
即ち音楽情報が記録された部分に接触しないようになっ
ている。
【0038】従って、ディスクDの搬出、搬入に際し、
その信号面が仕切板20やリブ21a,21b,・・・
に摺接することはなく、このため信号面の擦傷を完全に
防止できるのである。
【0039】なお、上記実施例によれば、図示する如く
棚部T1,T2,・・・が6段構成とされているが、こ
れに制限されるものではなく、それ以上、以下であって
もよい。
【0040】また、ディスク再生装置は、CDプレヤー
とされているが、本発明のマガジンMはレーザーディス
クや他の記録媒体の再生装置にも応用可能であることは
云うまでもない。
【0041】また、突設するリブ21a,21b,・・
・の本数に制限はないものの、少なくとも4本以上を設
けることが好ましい。
【0042】
【発明の効果】本発明に係わるディスク再生装置のマガ
ジン構造は、上記の如く構成されているため、以下に記
すような効果を奏する。
【0043】(1)本発明は、一側面を開口したケース
の内部に複数の仕切板を配設し、この各仕切板の表面
に、前記ケースの開口部側から放射線状に延びる複数の
リブを突設したディスク再生装置のマガジンに於いて、
前記各リブをその基端から先端に向けて順次高くなる傾
斜状のものとし、且つ開口部側のリブから順次その先端
が高くなるようにしたことにより、マガジンにディスク
を搬入する際、ディスクの周縁部が開口部側のリブから
順に接し、且つ該ディスクの移動に伴って、各リブが開
口部側のものから順にディスクから離れるようになるた
め、ディスクの信号面の擦傷を完全に防止できるという
優れた効果を奏する。
【0044】(2)また、マガジンからディスクを搬出
する際も、ディスクの周縁部が奥側のリブから順に接
し、且つ該ディスクの移動に伴って、各リブが奥側のも
のから順にディスクから離れるようになるため、ディス
クの信号面の擦傷を完全に防止できるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマガジンを示す斜視概略図
【図2】同マガジンの内部構造を示す平面図
【図3】同マガジンの内部構造を示す側面図
【図4】(a)〜(c)はディスクとリブの接触状態を
示す側面概略図
【図5】ディスクとリブの接触状態を説明する平面概略
【図6】従来のマガジンの内部構造を示す平面図
【図7】(a)〜(c)は従来のマガジンにおけるディ
スクとリブの接触状態を示す側面概略図
【符号の説明】
D ディスク M マガジン T1,T2,T3,T4,T5,T6 棚部 10 ケース 10a,10b 側面 12 開口部 14 支持軸 20 仕切板 20a 表面 21a,21b,21c,21d リブ e 基端 e′ 先端 30 レバー 40 プッシュロッド 50 板バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田智明 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 エ フ・エム・エス・オーディオ・センディリ アン・バハド内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面を開口したケースの内部に複数の
    仕切板を配設し、この各仕切板の表面に、前記ケースの
    開口部側から放射線状に延びる複数のリブを突設したデ
    ィスク再生装置のマガジンに於いて、前記各リブをその
    基端から先端に向けて順次高くなる傾斜状のものとし、
    且つ開口部側のリブから順次その先端が高くなるように
    したことを特徴とするディスク再生装置のマガジン構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007083451A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Mitsubishi Electric Corporation ディスク装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007083451A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Mitsubishi Electric Corporation ディスク装置
JPWO2007083451A1 (ja) * 2006-01-20 2009-06-11 三菱電機株式会社 ディスク装置
JP4554687B2 (ja) * 2006-01-20 2010-09-29 三菱電機株式会社 ディスク装置
US7817504B2 (en) 2006-01-20 2010-10-19 Mitsubishi Electric Corporation Disk apparatus

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