JPH07152870A - 手書き文字表示装置 - Google Patents

手書き文字表示装置

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JPH07152870A
JPH07152870A JP30167993A JP30167993A JPH07152870A JP H07152870 A JPH07152870 A JP H07152870A JP 30167993 A JP30167993 A JP 30167993A JP 30167993 A JP30167993 A JP 30167993A JP H07152870 A JPH07152870 A JP H07152870A
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JP
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stroke
point
threshold value
points
unit
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JP30167993A
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English (en)
Inventor
Makoto Tazumi
誠 田積
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 表示部が小さいにもかかわらず、手振れ等に
よるストロークの乱れやつぶれを補償して、漢字のよう
に複雑な図形を読みやすく表示する手書き文字表示装置
を提供する。 【構成】 手書き入力された文字に、以下の処理を施
す。 屈曲度に応じて、一のストロークを複数のストロー
クに分割する。 一のストロークの各部の直線度、垂直度、水平度を
計算し、それらの結果を各しきい値と比較することによ
り、所定の場合にはこれを直線、垂直線、水平線におき
かえて表示し、また外部へ出力する。 表示すべき文字の大きさに応じて、上記、の作
用発揮の可、否を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手書き文字表示装置に関
し、特にタブレットと入力ペンを用いて入力した図形を
表示する手書き文字表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、研究や開発が盛んになっている携
帯型情報機器やペンコンピュータにおいては、表示画面
に重ねて設けられたタブレット上の位置を入力ペン(以
下、単にペンと言う。)を用いて点を指定することによ
り描画し、これを表示する方法が広く用いられている。
ここに、タブレットとは、CRTや液晶ディスプレイの
前面に透明な合成樹脂板を固定して装備し、この合成樹
脂板内には左右(水平、横)方向と上下(垂直、縦)方
向とに緻密かつ等間隔に金属細線を通し、更に左右方向
と上下方向では奥行き方向を変えることにより両方向の
金属細線の接触を防止し、この上で両方向の各金属細線
に所定の周波数の交流を一定の時間間隔で通しているも
のである。
【0003】一方、ペンには磁場発生機が内蔵してあ
る。このため、ペンがタブレットに接触した場合には、
その磁場のため接触部の金属細線の交流に変化が生じる
こととなる。そして、左右及び上下方向のどの金属細線
の交流が変化したかを検知することによりぺンの接触位
置の座標が検出され、この座標位置に相当するCRTや
液晶ディスプレイの点が輝くようにされているものであ
る。なおこの場合、タブレット内の金属細線は充分に細
い上に、緻密といっても人の目の解像能力に比較した場
合には格子の間隔が充分にあるため、人がCRTや液晶
ディスプレイ上の輝点を視認するのに障害とならないの
は勿論である。なお、タブレット及びペンにはこの他種
々の形式のものがあり、また用途も電子黒板等種々あ
る。ただし、これらは、例えば渡辺 茂他二名編 オー
ム社刊 「マイクロコンピュータハンドブック」等にも
記載されているいわば周知の、そして本発明が前提とし
ている技術である。このため、タブッレットや入力ペン
そのもの原理、ハードについてはこれ以上の説明は省略
する。
【0004】次に、タブレットにペンで手書き入力する
場合には、通常1秒間に数10点から200点程度の位
置を検出する。そして、ペンの移動する軌跡をCRT等
に表示する場合には、ペンがタブレットに接触している
ときに検出したペンの座標位置を表示する。しかし、ペ
ンの移動速度が速い場合には入力が人手による上機械的
な構成部品が多数あることもあり、どうしても検出漏れ
が生じがちである。このため、検出したペンの接触位置
の点のみを表示すると、表示装置上では連続しない点が
表示されることになる。従って、通常は検出した点間を
直線で補間して表示する表示方法が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
携帯型の情報機器に使用される表示装置は重量、寸法か
らくる制約上その解像度はあまり高くなく、特に斜線を
描画した場合には表示点のずれが階段上に見えるジャギ
ー(Jaggie)という現象が発生することが多く、ひいて
は表示図形が見にくいものとなってしまう。しかるに、
手書き入力される図形は文字がほとんどであり、文字は
その種類の如何を問わず斜線が多いため、単に見にくい
だけでなく読み間違いのもとともなる。
【0006】また、この他図形入力時にペンの材質や形
状の影響で、どうしても手振れやペンのすべりが発生し
やすく、このためまっすぐな直線の入力にも熟練が必要
であり、手書きで文字などの複雑な図形を入力した場合
は、その見やすさが非常に低下してしまうことが多く、
これもまた読み間違いのもとともなる。ことに、携帯型
のタブレットとペンにおいてはどうしてもこれらのこと
が生じがちである。
【0007】このため従来より、このようなジャギー等
の悪影響を少なくする方法がいろいろ検討されている。
その一に階調表示と呼ばれるものがある。これは、例え
ば「グラフィック・ディスプレイにおける高速ライン・
スムージングの実現」(情報処理研究会報告Vol.90,No.
16,CG-43-9)に記載されているものであり多階調表示が
可能な表示装置を使用して、表示点のずれが発生してい
る周辺の点の輝点を調整し、これにより、斜線をなめら
かに表示する手法である。
【0008】この階調表示による手法は、CRTのよう
に表示点の輝度を低くすると表示点のサイズが小さく感
じられるようなものには非常に効果がある。しかし、液
晶ディスプレイのように、表示点の輝度を変化させると
にじんだ点として見え、その見た目のサイズはそのまま
というようなものの場合には効果は少ない。勿論、液晶
ディスプレイを表示装置として利用する場合でも、表示
する図形のサイズが大きく、このため線と線の間隔が広
いときには、線の表示幅を太くすることによって、輝度
の低い表示点のにじみが目立たず、ジャギーの少ないな
めらかな図形表示とすることが可能である。
【0009】しかし、携帯型の場合にはどうしても寸法
の制約上表示する図形が小さくなり、その線と線の間隔
が狭いときには、線の表示幅を太くすることはできず、
このため輝度の低い表示点のにじみが目立ってしまう。
また、階調をつけた点を表示するため、その間が狭いと
線と線の隙間がなくなって表示される場合も発生する。
そしてこのことは、手書き入力される図形が漢字のよう
に複雑、ひいては表示すべき線(以下文字に限定されな
いため、「ストローク」と呼ぶ)が多いものを縮小して
表示する場合などによく発生する現象である。また、手
書き文字を縮小表示する場合には、この階調表示による
問題以外にも、手振れなどによるストロークのゆがみが
縮小するときの座標変換によって強調され、このため文
字がつぶれて読みにくくなるということも生じる。
【0010】しかしながら、自装置で入力をされた文字
のみならず別途入力された大きな手書き文字を携帯型の
手書き入力装置の小さな表示面に縮小の上表示をさせる
等のことは実務上多々ありえ、更に携帯型という制約
上、高価、複雑な図形処理装置を装備するわけにもいか
ない。従って、かかる場合には、これらの不便性は更に
増大することとなる。
【0011】本発明は、以上の課題に鑑み、安価、かつ
手書き文字のように複雑な図形を、たとえ縮小表示した
場合でも読みやすく表示できる手書き文字表示装置を提
供することを目的としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、始点から終点に向けて
順序付けられた複数個の点からなるストロークの各座標
点列が入力された際にそれらの任意の連続する3点にお
いて、1番目の点と2番目の点の点の間の傾きと2番目
の点と3番目の点の間の傾きとを計算し、両者の変化が
あらかじめ定められた分割用しきい値以上か否かを判断
する傾き角変化判断部を設ける。次に、前記傾き角変化
判断部がしきい値以上と判断した場合には前記2番目の
点をそれ以前の座標点列からなるストロークの終点と
し、かつそれ以後の座標点列からなるストロークの始点
とすることによって、入力された一のストロークを複数
のストロークに分割し、しきい値以内である場合には一
のストロークのままとするストローク分割部を設ける。
更に、前記ストローク分割部の出力する各ストロークの
任意の連続する2つの座標点列間の傾きとその傾きの平
均値を計算し、直線化用しきい値と比較することにより
直線か否かを判断する直線判断部と、直線と判断した場
合には、ストロークの始点と終点の座標値のみを出力す
るストローク調整部と前記ストローク調整部の出力する
2点の間を直線で補間するストローク補間部とを備え
る。
【0013】請求項2の発明においては、前記直線判断
部が直線と判断した場合には、縦線化用しきい値及び横
線化しきい値と比較することにより縦線か横線かを判断
する縦線横線判断部と、前記縦線横線判断部が縦線と判
断した場合には、ストロークを構成する座標点列の始点
と終点の座標値のみを、それも両点の横座標を所定の手
順で縦方向にそろえた上でストローク補間部に出力し、
横線化用しきい値以内と判断した場合には、ストローク
を構成する座標点列の始点と終点の座標点のみを、それ
も両点の縦座標を所定の手順で横方向にそろえた上でス
トローク補間部に出力する縦線横線作成部を有している
ことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明においては、前記直線判断
部の直線化用しきい値、前記縦線横線判断部の縦線化用
しきい値及び同じく横線化用しきい値の少なくも一がス
トローク長さに応じての複数の値を有するものとされ、
入力されたストロークの始点から終点までのストローク
長さを計算するストローク長さ計算部を有し、更に、前
記ストローク長さ計算部から計算結果の通知を受けた上
で、前記直線判断部若しくは縦断線判断部の採用するし
きい値を変更させるしきい値変更部を有していることを
特徴とする。
【0015】請求項4の発明においては、描画される図
形の大きさを求めた上であらかじめ定められたしきい値
と比較する図形サイズ判定部を有し、直線判断部は前記
文字サイズ判定部から図形の大きさがしきい値より大き
い旨の通知を受けた場合には、そのしきい値以内か否か
の判断の如何にかかわらず入力されたストロークのすべ
ての座標点を前記ストローク調整部経由で前記ストロー
ク補間部に出力することを特徴とする。
【0016】請求項5の発明においては、一定区域内の
ストロークを構成する座標点の個数を数えること、スト
ローク密度距離判定部が、各ストロークに含まれる複数
の座標点相互の距離を所定の順で計算することの少くも
一方を行なうことによりストロークの密度若しくはスト
ローク相互間の距離を求め、これをあらかじめ定められ
たしきい値と比較するストローク密度距離判定部を有
し、前記ストローク調整部は、前記ストローク密度距離
判定部からストローク相互の密度距離がしきい値より大
きい旨の通知を受けた場合には、前記直線判断部の直線
化用しきい値以内か否かの判断の如何にかかわらず入力
された各ストローク上のすべての座標点をストローク補
間部に出力することを特徴とする。
【0017】
【作用】上記目的を達成するために、請求項1の発明に
おいては、傾き角変化判断部がストロークの直線化に先
立ち、始点から終点に向けて順序付けられた複数個の点
からなるストロークの各座標点列が入力された際にそれ
らの任意の連続する3点において、1番目の点と2番目
の点の点の間の傾きと2番目の点と3番目の点の間の傾
きとを計算し、両者の変化があらかじめ定められた分割
用しきい値以上か否かを判断する。
【0018】次いで、ストローク分割部が、前記傾き角
変化判断部がしきい値以上と判断した場合には、前記2
番目の点をそれ以前の座標点の列からなるストロークの
終点とし、かつ前記2番目の点をそれ以後の座標点列か
らなるストロークの始点とすることによって、入力され
た一のストロークを複数のストロークに分割し、しきい
値以内である場合には一のストロークのままとする。
【0019】直線判断部が、前記ストローク分割部の出
力する各ストロークの任意の連続する2つの座標点列間
の傾きとその傾きの平均値を計算し、すべての2点間の
傾きが平均値からあらかじめ定められた直線化用しきい
値以内か否かを判断する。ストローク調整部が、前記直
線判断部がしきい値以内と判断した場合には、ストロー
クを直線として表示するためその始点と終点の座標値の
みを出力し、それ以外の場合にはすべての点の座標値を
出力する。
【0020】ストローク補間部が、前記ストローク調整
部の出力するストロークの連続する2点の間を直線で補
間する。請求項2の発明においては、縦線横線判断部
が、前記直線判断部が、連続する2点間の傾きが全て直
線化用しきい値以内と判断した場合には、この通知を受
けた上で前記平均値があらかじめ定められた縦線化用し
きい値以内かあるいは同じくあらかじめ定められた横線
化しきい値以内かを判断する。
【0021】縦線横線作成部が、前記縦線横線判断部が
縦線化用しきい値以内と判断した場合には、ストローク
を構成する座標点列の始点と終点の座標値のみを、それ
も両点の横座標を所定の手順で縦方向にそろえた上でス
トローク補間部に出力し、横線化用しきい値以内と判断
した場合には、ストロークを構成する座標点列の始点と
終点の座標値のみを、それも両点の縦座標を所定の手順
で横方向にそろえた上でストローク補間部に出力するも
のとしている。これにより、縦線、横線については座標
値の適正化を図った上での直線化がなされる。
【0022】請求項3の発明においては、前記直線判断
部の直線化用しきい値、前記縦線横線判断部の縦線化用
しきい値及び同じく横線化用しきい値の少なくも一がス
トローク長さに応じての複数の値を有するものとされ
る。ストローク長さ計算部が、入力されたストロークの
始点から終点までのストローク長さを計算する。しきい
値変更部が前記ストローク長さ計算部から計算結果の通
知を受けた上で、前記直線判断部若しくは縦断線判断部
の採用するしきい値を変更させる。
【0023】請求項4の発明においては、図形サイズ判
定部が描画される図形の大きさを求めた上であらかじめ
定められたしきい値と比較する。前記直線判断部は、前
記文字サイズ判定部から図形の大きさがしきい値より大
きい旨の通知を受けた場合には、入力されたままでも見
易つためその直線化用しきい値以内か否かの判断の如何
にかかわらず入力されたストロークのすべての座標点を
前記ストローク調整部経由で前記ストローク補間部に出
力する。
【0024】請求項5の発明においては、ストローク密
度距離判定部が、一定区域内のストロークを構成する座
標点の個数を数えること、各ストロークに含まれる複数
の座標点相互の距離を所定の順で計算することの少くも
一方を行なうことによりストロークの密度若しくはスト
ローク相互間の距離を求め、これをあらかじめ定められ
たしきい値と比較する。
【0025】前記ストローク調整部は、前記ストローク
密度距離判定部からストローク相互の密度距離がしきい
値より大きい旨の通知を受けた場合には、前記直線判断
部の直線化用しきい値以内か否かの判断の如何にかかわ
らず入力された各ストローク上のすべての座標点をスト
ローク補間部に出力する。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 (第1実施例)図1は、本発明に係る手書き文字表示装
置の第1実施例の構成図である。本図において、1は手
書き文字を入力するためペンの位置を検出してその座標
を出力するタブレットであり、ペンが接触している時の
みその格子点の座標位置を出力するだけでなく、1つの
ストロークにおいてペンがタブレットに最初に接触した
点については始点であることを示すフラグを、同じく最
後にタブレットに接触していた点については終点である
ことを示すフラグも出力する。
【0027】なお、一のストロークであることの認識
は、ペンがタブレットに接触する場合及び離れる場合に
は磁場が変化することに伴い当該部の金属細線に特殊な
電気的信号が発生するがこれを確認すること、前の点に
入力された時と後の点に入力された時との時間的間隔を
所定のしきい値と比較すること等によりなされる。2
は、ストロークの傾きの変化が大きい位置で一のストロ
ークを2つのストロークに分割するストローク分割部で
あり、20はストローク分割用のしきい値を記憶するレ
ジスタである。
【0028】3は、ストロークの傾きの平均値、ストロ
ークの長さ、ストロークのX座標(右方向が正)の平均
値、ストロークのY座標(下方向が正)の平均値を計算
するストローク情報抽出部である。4は、ストロークの
座標と傾きを記憶する作業用メモリである。5は、スト
ロークの二点間の傾きについての条件を判定して直線に
近似するストローク調整部であり、50はストローク長
さ用のしきい値を記憶するレジスタであり、51と54
は直線化用のしきい値を記憶するレジスタであり、52
と55は垂直線に近似するための縦線化用のしきい値を
記憶するレジスタであり、53と56は水平線に近似す
るための横線化用のしきい値を記憶するレジスタであ
る。
【0029】6は、離れた2点の間を直線で補間する直
線補間部である。7は、直線補間部6が出力する座標点
を表示する液晶ディスプレイである。以下説明の簡単の
ため、図2に示すような手書きの「R」という文字を表
示する場合を例にとって、本実施例の作用を主に説明す
る。本図において黒丸がタブレット1で検出した点を示
す。図3にタブレット1の出力する点の座標と手書き入
力された状態での始点(start)、終点(end)
のフラグを示す。なお、図3の各出力点に付してある番
号は、説明の都合上入力された点を識別するために入力
順につけたものである。
【0030】本図3でわかるように、入力された「R」
という文字は2つのストロークから構成されている。1
つめは1番の点を始点として7番の点を終点とするスト
ロークであり、2つめは8番の点を始点として22番の
点を終点とするストロークである。ストローク分割部2
は、タブレット1の出力する座標点列が入力されると、
相隣接する各2点の間の傾き及びその変化を計算し、し
きい値レジスタ20の値と比較する。しきい値レジスタ
20には、ストロークの傾きが急激に変化する点(例え
ば、文字の角の部分など)でストロークを分割するため
に、しきい値としてあらかじめ70度という角度が設定
されている。なお、この70度という値は、漢字には9
0度の屈曲部が多いこと、直線部の最後にある「ハネ」
等の存在の他アラビア数字の「2」、「4」、「5」、
「7」、及び「9」並びにアルファベットの「B」、
「M」、「N」、「R」、「V」、「W」、「Y」及び
「Z」を考慮の上、設定したものである。
【0031】図3の入力に対してストローク分割部2が
計算する傾きとその変化を図4に示す。ここで傾きの単
位は度であり、X軸の増加する方向を0度、Y軸の増加
する方向を90度とした上で示してあり、小数点以下は
四捨五入している。また、2点間の傾きの差の変化の単
位も度であり、絶対値で示してある。ストローク分割部
2は、各3点毎に傾きの変化をしきい値レジスタ20の
保持する70度と順に比較していき、これをこえる部分
では、3点の中間の点で一のストロークを二つのストロ
ークに分割する。この場合は、16番の点から17番の
点への傾き(180度)と、17番の点から18番の点
への傾き(22度)のところでしきい値をこえる変化
(158度)を示しているので、17番の点をストロー
クの分割点とする。そのために、17番の点をそれまで
のストロークの終点としてendのフラグをつけて出力
し、その後同じく17番の点をそれ以後のストロークの
始点としてstartのフラグをつけて出力する。
【0032】また、ストローク分割部2は、各点の座標
とこの点が後続の点とでつくる線分の傾きを対にして出
力する。このストローク分割部2の出力内容を図5に概
念的に示す。ここで、17番の点が2回出力されるの
で、以降両点を区分するために、分割された先のストロ
ークの終点を17とし、同じく先の点を17´とする。
これによって、入力された「R」という文字を構成する
ストロークは3つになる。以降、これらをそれぞれ、第
1のストローク(点1から点7)、第2のストローク
(点8から点17)、第3のストローク(点17´から
点22)と呼ぶ。
【0033】ストローク情報抽出部3は、図5に示す座
標点列が入力され、それを作業用メモリ4に書き込みな
がら、ストローク分割部2が分割した後の各ストローク
毎にその長さ、傾きの平均値、X座標の平均値、Y座標
の平均値を計算して出力する。なお、出力するストロー
クの長さは、始点と終点の直線距離でなく、各点間の距
離の総和である。ストローク情報抽出部3が出力する各
ストロークの長さ、二点間の傾きの平均値、X座標の平
均値、Y座標の平均値は各々第1のストロークでは、2
6.4ドット,90度,6,17となり、第2のストロ
ークでは、34.7ドット,89度,16,10となり
第3のストロークでは、20.9ドット,47度,1
8,22となる。なお、ここにこれら各値は四捨五入後
のものである。ストローク調整部5は、ストローク情報
抽出部3が計算した各ストロークの座標及び傾きを作業
メモリ4から読み込み、各ストローク毎に傾きの平均値
と作業メモリ4から読み出した各二点間の傾きとの差を
計算する。計算した差の結果を図6に示す。
【0034】次にストローク調整部5は、ストローク情
報抽出部3が出力したストロークの長さをしきい値レジ
スタ50の値と比較し、ストロークの長さがしきい値レ
ジスタ50の値より大きい場合には以降の図形表示処理
に、しきい値レジスタ51,52,53の値を使用し、
小さい場合には同じくしきい値レジスタ54,55,5
6の値を使用するようにする。
【0035】なお、本実施例ではしきい値レジスタ50
には、15ドットが、しきい値レジスタ51,54には
各々15度と20度が、しきい値レジスタ52,55に
は各々15度と20度が、またしきい値レジスタ53,
56には各々15度と20度が設定されている。ここ
で、しきい値レジスタ51と54内の値はストロークの
傾きの平均値と各傾きの差がこれ以内の場合には、その
ストロークを直線に近似する直線化用しきい値である。
また、しきい値レジスタ52と55内の値は、ストロー
クの傾きの平均値と垂直線(傾き90度または270
度)との差がこれ以内の場合には、そのストロークを垂
直線に近似する縦線化用しきい値である。また、しきい
値レジスタ53と56内の値は、ストロークの傾きの平
均値と水平線(傾き0度または180度)との差がこれ
以内の場合には、そのストロークを水平線に近似する。
このように、単に直線、水平線、垂直線の3種の直線に
のみ近似するのは、漢字、アルファベット、かな(特に
カタカナ)等通常我国や世界各国で広く使用される文字
を構成するストロークとしてこれらの線が多い上に近似
のための演算処理も簡単なことによる。
【0036】今、第1のストロークは長さが26.4ド
ットで有り、しきい値レジスタ50の値15ドットより
も大きい。このため、本ストロークの処理はしきい値レ
ジスタ51,52,53の値を使用することとなる。そ
して、図6に示すストロークの傾き平均値と各二点間の
傾きの差は全てしきい値レジスタ51の値15度以内で
あり、またストロークの傾きの平均値90度は垂直線
(傾き90度)との差もしきい値レジスタ52の値15
度以内であるので、本第1のストロークは垂直の直線に
近似されることとなる。
【0037】この場合、ストローク調整部5は、第1の
ストロークの始点(点1)と終点(点7)のみを出力す
ることとなるが、その際、始点と終点のX座標はストロ
ーク内の各点のX座標の平均値である6に置き換える。
つまり、ストローク調整部5は始点の座標として(6,
4)を、終点の座標として(6,30)を出力する。第
2のストロークは、その長さが34.7ドットであり、
しきい値レジスタ50の値15ドットよりも大きいの
で、その処理にはしきい値レジスタ51,52,53を
使用することとなる。
【0038】そして、図6に示す第3のストロークの傾
き平均値47度と各二点間の傾きの差は、しきい値レジ
スタ51の値15度以内でないので、第3のストローク
は直線に近似されない。この場合、ストローク調整部5
は、第3のストロークの全部の点の座標を出力する。第
3のストロークは、その長さが20.9ドットであり、
しきい値レジスタ50の値15ドットよりも大きいので
しきい値レジスタ51,52,53を使用することとな
る。
【0039】そして、図6に示すストロークの傾き平均
値と各傾きの差は、しきい値レジスタ51の値15度以
内でないので、第2のストロークは直線に近似されな
い。この場合、ストローク調整部5は、第2のストロー
クの全部の点の座標を出力する。以上の作用のもとで、
ストローク調整部5が出力する内容を図7に示す。
【0040】最後に、直線補間部6はストローク調整部
5が出力した座標点の間を直線で補間した座標を出力
し、液晶ディスプレイ7がそれらの点を表示する。この
際、直線補間部6は1つのストロークの終点と次のスト
ロークの始点との間は補間しない。なお、直線補間部6
が2点の間を直線で補間する方法は、本実施例では実践
コンピュータグラッフィックス(日刊工業新聞社198
7年)pp.37〜41に記載されているDDAと呼ば
れる手法を採用しており、これにより始点から終点に向
けて途中の点を1ドットずつ決定していく。ただし、こ
れは本発明の趣旨には関係がなく、このため他のどのよ
うな方法を用いても構わないのは勿論である。
【0041】図9に、図7に示す点列についての情報を
もとに作成された上表示される図形の概形を示す。次
に、しきい値レジスタ50内のしきい値が30ドットで
あった場合について、上記各部の作用を説明する。第1
のストロークと第3のストロークは、その長さがしきい
値レジスタ50の値より小さくなるので、今度の処理で
はしきい値レジスタ54,55,56内の値が使用され
ることになる。
【0042】第1のストロークは垂直線に近似され、こ
れは前回の場合と出力は変化しない。第3のストローク
は、図6に示すストロークの傾きの平均と各二点間の傾
きの差は、全てしきい値レジスタ53の値30度以内で
あり、またストロークの傾きの平均値は47度であり、
これはしきい値レジスタ55,56の値30度以内でな
い。このため、第3ストロークは今度は斜線に近似され
ることとなる。この場合、ストローク調整部5は、第3
のストロークの始点(点17´)と終点(点22)をそ
のままの座標で出力する。しきい値レジスタ50内の設
定値を30ドットに設定したときのストローク調整部5
の出力を図8に示す。図10に図8に示す列についての
情報をもとに作成された上表示される図形の概形を示
す。
【0043】以上は、「R」が入力された場合である
が、例えば漢数字の「一」が入力されたような場合に
は、多くの場合ストロークの傾きの平均値と各二点間の
傾きの差が、すべてしきい値レジスタ51の値15度以
内で、かつストロークの傾きの平均値と水平線(傾き0
度または180度)との差がしきい値レジスタ52の値
15度以内となるので、そのストロークは水平の直線に
近似されることとなる。この場合、ストローク調整部5
は、そのストロークの始点と終点の座標のみをその旨の
フラグをつけて出力する。勿論その際には、始点と終点
のY座標の値はストロークのY座標の平均値に置き換え
られる。この上で、手書きの「一」に替えて、横線が表
示されることとなる。
【0044】図12に、以上説明してきたストローク調整
部の動作流れを示す。以上説明したように、本実施例で
はストロークの長さがしきい値レジスタ50の値より小
さくなると、直線に近似される範囲が広くなる。そし
て、直線の中でも、垂直線や水平線になることが多くな
る。これは、しきい値レジスタ50の値を固定して考え
た場合に、小さな文字が入力されるほど、もしくは画数
が多くストローク長の短い文字が入力されるほど、多く
のストロークを直線近似によって単純なストロークに修
正し、読みやすくした上で表示することになる。
【0045】このため、漢字のような複雑なストローク
で構成される文字を小さなサイズに縮小して表示する場
合でも、文字のつぶれや手振れの影響のない読みやすい
表示を得ることが可能となる。しかも、表示のための演
算、処理の内容が簡単な足し算、引き算、割り算および
記憶しているしきい値との比較程度であるため、ハード
的にもソフト的にも簡単なものですむ。 (第2実施例)図11は、本発明に係る手書き文字表示
装置の他の実施例の構成図であり、文字サイズ判定部8
とそのためのしきい値レジスタ80が追加されているの
が図1に示す第1実施例と異なる。このため、第1実施
例と同じ構成、作用の部分については同一の符号を付す
ことによりあらためての説明は省略し、本実施例固有の
ものについてのみその作用、構成を説明する。
【0046】文字サイズ判定部8は、表示すべき手書き
文字を各文字毎に判別した上で更に一の文字を構成する
全てのストロークを認識し、この上で各文字の大きさを
判定し、それがしきい値レジスタ80に記憶されている
しきい値よりも大きい場合には、ストローク調整部5に
その旨を通知する。ストローク調整部5は、この通知を
文字サイズ判定部8から受けると、作業用メモリ4から
読み出した文字を構成する各ストロークの座標をそのま
ま出力する。それ以外の場合には、先の第1の実施例と
同じ動作をする。
【0047】本実施例の文字サイズ判定部8が文字の大
きさを判定する方法としては、すでに入力された手書き
文字を縮小して表示する場合には、本文字サイズのかわ
りに装置の使用者が指定する縮小率を使用するものとし
ている。なお、この場合にはしきい値レジスタ80には
しきい値そのものに替えて一定の縮小率があらかじめ設
定された上で記憶されている。なお、各文字の認識は文
字情報とあわせて入力されたその旨のフラグによりなさ
れる。
【0048】また、手書きで入力された文字のサイズを
判定する場合には、ストローク分割部2が出力する数ス
トローク分(例えば、5つのストローク)の座標につい
ても、それらのX,Yの各座標値の最大値と最小値との
差の絶対値、各ストローク間の距離の平均値及び各スト
ローク間の最小の距離が各々用のしきい値と比較可能な
ようにしており、いずれのサイズ判定手段を採用するか
は入力者の指定によるものとしている。これにより、入
力される文字の種類に応じて最良の手段が選定されるよ
うになっている。なお、ストローク間の最小の距離を用
いる場合には、交差するストロークは除外するようなさ
れていてもよいのは勿論である。また、各文字を一の文
字と判定するのは、各ストロークの入力時間間隔及び所
定の入力用枠内に全ストロークがあるか否かという簡単
な処理によりなされる。
【0049】以上説明したように、本実施例によれば、
文字サイズが大きい場合には、ストロークをそのまま出
力することにより手書き文字の特徴をそのまま表示し、
文字のサイズが小さい場合には読みやすく修正した上で
表示することが可能となる。また、直線補間部において
は、文字サイズが大きい場合には、ストロークを太い線
で表示したり、階調表示を用いて滑らかに表示すること
も容易に可能となり、これによって、その読みやすさを
向上させることも可能である。
【0050】以上、本発明を2つの実施例に基づいて説
明してきたが、本発明は何も上記実施例に限定されない
のは勿論である。すなわち、例えば、次のようにしても
よい。 (1) 携帯性向上等のため、手書き入力部や表示部を
別置き若しくは切離し可能とする。逆に、電子黒板等他
の装置で入力をされた上フロッピーディスク等に記憶さ
れている手書き文字を、そのフロッピーディスク等を携
帯型の手書き文字入力装置の格納部にはめ込んだ上、そ
の表示部に表示可能としている。また、普通の若しくは
大きなCRTの表示面の片隅に小さなウィンドウを設け
(結果的に、表示部は小さくなる。)、このウィンドウ
内に前記フロッピーディスク等の記憶内容や携帯型入力
装置により入力された文字を表示可能としている。これ
により、CRTに表示された画面の状況に応じてその内
容を手書き文字で簡単に説明可能となる。この他、電球
を格子状に連ねたドット式の電光表示盤に接続可能とし
てもよい。
【0051】(2) 製造等の便宜のため、一の部分を
物理的に複数の物に分割する、逆に複数の部分を一体の
ものとする、あるいはこれらを適宜組み合わせている。 (3) 直線化も、垂直線、水平線の他に、45度、1
5度の線等をも対象とする。これは、ハード的、ソフト
的に多少は複雑となるが、かかる種類の線が漢字に比較
的多いため、本発明の効果がより発揮されることとな
る。なお、この場合にも、角度に応じて各種のしきい値
を変更すると更に読み易くなるであろう。
【0052】(4) 別途入力された上記録してある活
字と手書き文字とを比較し、一致度が多いならば、本発
明に係る動作に替えて該活字を表示する機能を有する機
器に接続可能若しくはかかる機能が付加可能とされてい
る。これは、教師が携帯型手書き入力装置にて入力した
内容を大講堂で多数の学生に講義する際に活用するよう
な場合に有効である。
【0053】(5) 手書き入力部、表示部の入力点、
表示点の配列の密度や両装置における密度の相違あるい
は手書き入力される図形、特に文字の種類や性質にあわ
せて、各部のしきい値を最適なものに訂正可能なしきい
値変更手段を設け、更に該手段の操作部にはしきい値設
定の目安が印刷された文字盤が付着されている。具体的
には、手書き入力される文字に占める漢字の割合が多い
場合には、図形サイズ判定部の作用は、一定区間内のス
トロークを構成する座標点別の個数を数え、これをしき
い値と比較することによりなされ、アラビア数字やアル
ファベットの場合には、一のストロークを構成する座標
点列の始点、中央点、終点と他の一のストロークを構成
する座標点列の始点、中央点、終点の距離をもとめ、こ
の平均値としきい値を比較するようにする。
【0054】また、図形サイズ判定部の採用するしきい
値も、入力される文字の種類に応じて切り換え可能とし
ている。文字サイズのかわりに縮小率を採用した場合
は、入力される文字の種類に応じて、しきい値の縮小率
を変換可能としている。以上の他、オンモン(ハングル
文字)、アラビア文字等の場合にも、各文字の特徴に応
じて最適のものが表示される。
【0055】(6) 文字サイズ判定部等の作用も、一
々全ての文字を対象とするものでなく、数個の文字をサ
ンプリングして判断するものとしている。 (7) 第1実施例におけるストローク分割部のストロ
ークの傾き角の急変化の有無の判断手順としては、第1
に相隣接する2点間の傾き角が45度を越えるか否かを
判断し、若し越えるならば第2に問題としている点の前
後3、4点間をも考慮して70度以上か否かを判断する
等他の構成をも付加している。これは、座標間隔がある
程度細かい場合に有利である。
【0056】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、ハード的、ソフト的に簡単な構成で、ひいては安価
な装置で直線に近いストロークを直線に近似し、またこ
の作用発揮の具体的内容も文字サイズや文字の性質に応
じて最適なものとすることにより、携帯型の手書き入力
装置のごとく表示部が小さいものであっても、手書き文
字、特に漢字のような複雑なストロークで構成される図
形を読みやすく表示可能となる。このため、その実用的
効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手書き文字表示装置の第1の実施
例の構成図である。
【図2】上記実施例の動作説明に用いる手書き文字の例
である。
【図3】上記実施例の手書き文字を構成する点の座標列
である。
【図4】上記実施例におけるストローク分割部の手書き
文字をストローク分割した例である。
【図5】上記実施例におけるストローク分割部の出力例
である。
【図6】上記実施例におけるストローク調整部の手書き
文字に対する各種計算結果の例である。
【図7】上記実施例におけるストローク調整部の出力例
である。
【図8】上記実施例におけるストローク調整部の出力例
である。
【図9】上記実施例における液晶ディスプレイの表示例
である。
【図10】上記実施例における液晶ディスプレイの表示
例である。
【図11】上記の実施例におけるストローク調整部の動
作流れ図である。
【図12】本発明に係る手書き文字表示装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 タブレット 2 ストローク分割部 3 ストローク情報抽出部 4 作業用メモリ 5 ストローク調整部 6 直線補間部 7 液晶ディスプレイ 8 文字サイズ判定部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始点から終点に向けて順序付けられた複
    数個の点からなるストロークの各座標点列が入力された
    際にそれらの任意の連続する3点において、1番目の点
    と2番目の点の点の間の傾きと2番目の点と3番目の点
    の間の傾きとを計算し、両者の変化があらかじめ定めら
    れた分割用しきい値以上か否かを判断する傾き角変化判
    断部と、 前記傾き角変化判断部がしきい値以上と判断した場合に
    は前記2番目の点をそれ以前の座標点の列からなるスト
    ロークの終点とし、かつ前記2番目の点をそれ以後の座
    標点列からなるストロークの始点とすることによって、
    入力された一のストロークを複数のストロークに分割
    し、しきい値以内である場合には一のストロークのまま
    とするストローク分割部と、 前記ストローク分割部の出力する各ストロークの任意の
    連続する2つの座標点列間の傾きとその傾きの平均値を
    計算し、すべての2点間の傾きが平均値からあらかじめ
    定められた直線化用しきい値以内か否かを判断する直線
    判断部と、 前記直線判断部がしきい値以内と判断した場合には、ス
    トロークの始点と終点の座標値のみを出力し、それ以外
    の場合にはストロークを構成するすべての点の座標値を
    出力するストローク調整部と、 前記ストローク調整部の出力するストロークの連続する
    2点の間を直線で補間するストローク補間部とを備える
    ことを特徴とする手書き文字表示装置。
  2. 【請求項2】 前記直線判断部が、連続する2点間の傾
    きが全て直線化用しきい値以内と判断した場合には、こ
    の通知を受けた上で前記平均値があらかじめ定められた
    縦線化用しきい値以内か、あるいは同じくあらかじめ定
    められた横線化しきい値以内かを判断する縦線横線判断
    部と、 前記縦線横線判断部が縦線化用しきい値以内と判断した
    場合には、ストロークを構成する座標点列の始点と終点
    の座標値のみを、それも両点の横座標を所定の手順で縦
    方向にそろえた上でストローク補間部に出力し、横線化
    用しきい値以内と判断した場合には、ストロークを構成
    する座標点列の始点と終点の座標値のみを、それも両点
    の縦座標を所定の手順で横方向にそろえた上でストロー
    ク補間部に出力する縦線横線作成部を有し、 更に、前記ストローク補間部はこの始点と終点の間を直
    線で補間するものであることを特徴とする請求項1記載
    の手書き文字表示装置。
  3. 【請求項3】 前記直線判断部の直線化用しきい値、前
    記縦線横線判断部の縦線化用しきい値及び同じく横線化
    用しきい値の少なくも一がストローク長さに応じての複
    数の値を有するものとされ、 入力されたストロークの始点から終点までのストローク
    長さを計算するストローク長さ計算部を有し、更に前記
    ストローク長さ計算部から計算結果の通知を受けた上
    で、前記直線判断部若しくは縦断線判断部の少くも一の
    採用するしきい値をストローク長さに応じて変更させる
    しきい値変更部を有していることを特徴とする請求項2
    記載の手書き文字表示装置。
  4. 【請求項4】 描画される図形の大きさを求めた上であ
    らかじめ定められたしきい値と比較する図形サイズ判定
    部を有し、 前記直線判断部は、前記文字サイズ判定部から図形の大
    きさがしきい値より大きい旨の通知を受けた場合には、
    その直線化用しきい値以内か否かの判断の如何にかかわ
    らず入力されたストロークのすべての座標点を前記スト
    ローク調整部経由で前記ストローク補間部に出力するこ
    とを特徴とする請求項1若しくは請求項2若しくは請求
    項3記載の手書き文字表示装置。
  5. 【請求項5】 一定区域内のストロークを構成する座標
    点の個数を数えること、各ストロークに含まれる複数の
    座標点相互の距離を所定の順で計算することの少くも一
    方を行なうことによりストロークの密度若しくはストロ
    ーク相互間の距離を求め、これをあらかじめ定められた
    しきい値と比較するストローク密度距離判定部を有し、 前記ストローク調整部は、前記ストローク密度距離判定
    部からストローク相互の密度距離がしきい値より大きい
    旨の通知を受けた場合には、前記直線判断部の直線化用
    しきい値以内か否かの判断の如何にかかわらず入力され
    た各ストローク上のすべての座標点をストローク補間部
    に出力することを特徴とする請求項1若しくは請求項2
    若しくは請求項3記載の手書き文字表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013030134A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Toshiba Corp 認識装置、方法及びプログラム
JP5342052B1 (ja) * 2012-10-17 2013-11-13 株式会社東芝 電子機器および方法
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