JPH07152756A - 文書処理装置 - Google Patents
文書処理装置Info
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- JPH07152756A JPH07152756A JP5299302A JP29930293A JPH07152756A JP H07152756 A JPH07152756 A JP H07152756A JP 5299302 A JP5299302 A JP 5299302A JP 29930293 A JP29930293 A JP 29930293A JP H07152756 A JPH07152756 A JP H07152756A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】かな漢字変換、音声合成、音声認識といった辞
書を用いる処理において、目的別の辞書を一つにまと
め、保守の容易化、容量の低減を図る。 【構成】かな漢字変換を行なう際には、読みを入力して
辞書の読み部33から対応する表記を検索し、かなの文
をかな漢字混じり文に変換する。音声合成の際には、表
記列を入力して表記部34から対応する音声データを検
索し、音声データを読み出して音声として出力する。音
声認識を行なう際には、音声データを入力して音声部3
5から対応する表記を検索し、表記に変換する。また、
この辞書の保守は、読み、表記、音声のいずれかを入力
し、それに対応するレコードを保守の対象とする。その
ため、辞書内において内容の一貫性が保たれ、また、辞
書の保守の手間もかからない。
書を用いる処理において、目的別の辞書を一つにまと
め、保守の容易化、容量の低減を図る。 【構成】かな漢字変換を行なう際には、読みを入力して
辞書の読み部33から対応する表記を検索し、かなの文
をかな漢字混じり文に変換する。音声合成の際には、表
記列を入力して表記部34から対応する音声データを検
索し、音声データを読み出して音声として出力する。音
声認識を行なう際には、音声データを入力して音声部3
5から対応する表記を検索し、表記に変換する。また、
この辞書の保守は、読み、表記、音声のいずれかを入力
し、それに対応するレコードを保守の対象とする。その
ため、辞書内において内容の一貫性が保たれ、また、辞
書の保守の手間もかからない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばかな漢字変換
等、辞書を用いた文書処理装置に関する。
等、辞書を用いた文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かな漢字変換処理等、辞書を用い
て遂行される処理は幅広く行われている。このような処
理においては、例えばかな漢字変換にはそのための辞書
が必要であり、また、音声合成や音声認識を行なうので
あれば、音声合成や音声認識用辞書といったように、処
理にあわせた別々の辞書が必要であった。
て遂行される処理は幅広く行われている。このような処
理においては、例えばかな漢字変換にはそのための辞書
が必要であり、また、音声合成や音声認識を行なうので
あれば、音声合成や音声認識用辞書といったように、処
理にあわせた別々の辞書が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように前述した従
来の処理では、処理に応じた辞書が必要であったため、
辞書を格納するのに必要とされる記憶容量が大きくなる
という問題があった。また、例えば、かな漢字変換や音
声合成、音声認識といった同じ言語を扱う処理に用いる
辞書の場合には、各辞書に同じ単語が登録されているこ
とが多く、1つの登録内容を1つの辞書について修正す
ると、すべての辞書を修正しなければならないなど、辞
書の保守が容易ではなかった。
来の処理では、処理に応じた辞書が必要であったため、
辞書を格納するのに必要とされる記憶容量が大きくなる
という問題があった。また、例えば、かな漢字変換や音
声合成、音声認識といった同じ言語を扱う処理に用いる
辞書の場合には、各辞書に同じ単語が登録されているこ
とが多く、1つの登録内容を1つの辞書について修正す
ると、すべての辞書を修正しなければならないなど、辞
書の保守が容易ではなかった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、複数の用途に供する辞書の容量を小さく抑え、その
保守を容易にした文書処理装置を提供することを目的と
する。
で、複数の用途に供する辞書の容量を小さく抑え、その
保守を容易にした文書処理装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】および
【作用】上記目的を達成するために本発明の文書処理装
置は次のような構成からなる。
置は次のような構成からなる。
【0006】すなわち、単語に関する複数の属性が、対
応する単語の見出しとして登録され、同一の単語に関す
る複数の属性が対応付けされている辞書と、所望の単語
の所定の属性から対応する単語の他の属性を前記辞書よ
り検索する検索手段と、該検索手段により検索された属
性に基づいて次段の処理を行なう手段とを備える。
応する単語の見出しとして登録され、同一の単語に関す
る複数の属性が対応付けされている辞書と、所望の単語
の所定の属性から対応する単語の他の属性を前記辞書よ
り検索する検索手段と、該検索手段により検索された属
性に基づいて次段の処理を行なう手段とを備える。
【0007】この構成により、複数の属性を有する辞書
からそのいずれかの属性を指定して、それに対応する単
語の他の属性を引き、それを用いて次段の処理を行なう
ことができる。このため、辞書は1つで済み辞書の大き
さを縮小できる。
からそのいずれかの属性を指定して、それに対応する単
語の他の属性を引き、それを用いて次段の処理を行なう
ことができる。このため、辞書は1つで済み辞書の大き
さを縮小できる。
【0008】更に望ましくは、前記辞書に対する保守の
指定を行なう指定手段と、前記検索手段により検索され
た単語の属性に関して、前記指定手段により指定された
様に保守する保守手段とをさらに備える。
指定を行なう指定手段と、前記検索手段により検索され
た単語の属性に関して、前記指定手段により指定された
様に保守する保守手段とをさらに備える。
【0009】更に望ましくは、前記指定手段は、単語の
追加か削除か属性の変更かいずれかの指定と、対象とな
る単語の属性の指定とを行い、前記保守手段は、追加の
場合には指定された属性を見出しとして前記辞書に登録
し、削除の場合には指定された属性に対応する単語に関
する属性全てを辞書より削除し、変更の場合には指定さ
れた属性を指定された値に変更する。
追加か削除か属性の変更かいずれかの指定と、対象とな
る単語の属性の指定とを行い、前記保守手段は、追加の
場合には指定された属性を見出しとして前記辞書に登録
し、削除の場合には指定された属性に対応する単語に関
する属性全てを辞書より削除し、変更の場合には指定さ
れた属性を指定された値に変更する。
【0010】この構成により、1つの単語に対応する属
性をまとめて保守の対象とすることができ、保守の手間
が省け辞書の一貫性を保つことができる。
性をまとめて保守の対象とすることができ、保守の手間
が省け辞書の一貫性を保つことができる。
【0011】更に望ましくは、前記複数の属性は、読み
と表記と音声データとを含み、前記次段の処理は、かな
漢字変換と音声合成と音声認識を含む。
と表記と音声データとを含み、前記次段の処理は、かな
漢字変換と音声合成と音声認識を含む。
【0012】この構成により、かな漢字変換と音声合成
と音声認識とを単一の辞書を用いて行なうことができ、
この辞書の保守が容易で、小容量で済む。
と音声認識とを単一の辞書を用いて行なうことができ、
この辞書の保守が容易で、小容量で済む。
【0013】更に望ましくは、前記複数の属性は、読み
と表記と文字認識データを含み、前記次段の処理は文字
認識とかな漢字変換とを含む。
と表記と文字認識データを含み、前記次段の処理は文字
認識とかな漢字変換とを含む。
【0014】この構成により、文字認識とかな漢字変換
とを単一の辞書を用いて行なうことができ、この辞書の
保守が容易で、小容量で済む。
とを単一の辞書を用いて行なうことができ、この辞書の
保守が容易で、小容量で済む。
【0015】更に望ましくは、前記複数の属性は、読み
と表記と音声データと文字認識データとを含み、前記次
段の処理はかな漢字変換と音声合成と音声認識と文字認
識とを含む。
と表記と音声データと文字認識データとを含み、前記次
段の処理はかな漢字変換と音声合成と音声認識と文字認
識とを含む。
【0016】この構成により、かな漢字変換と音声合成
と音声認識と文字認識とを単一の辞書を用いて行なうこ
とができ、この辞書の保守が容易で、小容量で済む。
と音声認識と文字認識とを単一の辞書を用いて行なうこ
とができ、この辞書の保守が容易で、小容量で済む。
【0017】
【第1実施例】次に本発明の第1の実施例である、かな
漢字変換・音声合成・音声認識機能を備える情報処理シ
ステムについて説明する。
漢字変換・音声合成・音声認識機能を備える情報処理シ
ステムについて説明する。
【0018】図2は、本実施例の情報処理システムの構
成を表したブロック図である。
成を表したブロック図である。
【0019】コード入力を行なうキーボード、座標入力
を行なうマウス、画像入力を行なう画像スキャナ、音声
入力を行なうマイクロホンなどの入力装置21から入力
された入力データは、中央演算処理装置(CPU)22
によって処理され、その処理結果はRAMやディスクメ
モリなどの記憶装置24に記憶され、画像を出力するC
RTやプリンタや、音声を出力するスピーカといった出
力装置23から出力される。なお、入力装置21は、音
声入力についてはそれをデジタル化する機構を備えてい
る。また、入力装置21は、ディスク装置などの外部記
憶装置や通信ネットワークから入力するものであっても
良い。
を行なうマウス、画像入力を行なう画像スキャナ、音声
入力を行なうマイクロホンなどの入力装置21から入力
された入力データは、中央演算処理装置(CPU)22
によって処理され、その処理結果はRAMやディスクメ
モリなどの記憶装置24に記憶され、画像を出力するC
RTやプリンタや、音声を出力するスピーカといった出
力装置23から出力される。なお、入力装置21は、音
声入力についてはそれをデジタル化する機構を備えてい
る。また、入力装置21は、ディスク装置などの外部記
憶装置や通信ネットワークから入力するものであっても
良い。
【0020】図1は本実施例のシステムに備えられたモ
ジュールのブロック図である。図1のように、1つの辞
書4を、かな漢字変換部1,音声合成部2,音声認識部
3により使用する。各モジュールによる処理は記憶装置
24に格納されたプログラムをCPU22が実行するこ
とで実現される。また、辞書4は記憶装置24に格納さ
れている。
ジュールのブロック図である。図1のように、1つの辞
書4を、かな漢字変換部1,音声合成部2,音声認識部
3により使用する。各モジュールによる処理は記憶装置
24に格納されたプログラムをCPU22が実行するこ
とで実現される。また、辞書4は記憶装置24に格納さ
れている。
【0021】<辞書の構成>図3は辞書4の一例の全体
構成を示した図である。辞書4は、文字索引31と音声
索引32と読み部33と表記部34と音声部35とを含
んでいる。図において、文字索引31は、キーとなる読
みあるいは表記から、該当するレコードを検索するため
の索引であり、音声索引32はキーとなる音声データか
ら、それに該当するレコードを検索するための索引であ
る。
構成を示した図である。辞書4は、文字索引31と音声
索引32と読み部33と表記部34と音声部35とを含
んでいる。図において、文字索引31は、キーとなる読
みあるいは表記から、該当するレコードを検索するため
の索引であり、音声索引32はキーとなる音声データか
ら、それに該当するレコードを検索するための索引であ
る。
【0022】読み部33は、かなやローマ字による読み
からその表記を引くためのデータが集積された部分であ
る。そのレコード(読み部単語)は、図4(a)に示さ
れているとおり、見出しとなる読み列と、それに対応す
る表記を示すレコード(表記部単語)へと繋がるポイン
タと、品詞や活用形などの文法情報等とが格納されてい
る。
からその表記を引くためのデータが集積された部分であ
る。そのレコード(読み部単語)は、図4(a)に示さ
れているとおり、見出しとなる読み列と、それに対応す
る表記を示すレコード(表記部単語)へと繋がるポイン
タと、品詞や活用形などの文法情報等とが格納されてい
る。
【0023】表記部34は、漢字などの表記からその表
記に対応する音声データを引くためのデータが集積され
た部分である。そのレコード(表記部単語)は、図4
(b)に示されているとおり、見出しとなる表記列と、
それに対応する音声データが格納されたレコード(音声
部単語)へのポインタと、そのレコードの文法情報等が
格納されている。
記に対応する音声データを引くためのデータが集積され
た部分である。そのレコード(表記部単語)は、図4
(b)に示されているとおり、見出しとなる表記列と、
それに対応する音声データが格納されたレコード(音声
部単語)へのポインタと、そのレコードの文法情報等が
格納されている。
【0024】音声部35は、音声データからその音声デ
ータに対応する表記を引くためのデータが集積された部
分である。そのレコード(音声部単語)は、図4(c)
に示されているとおり、見出しとなる音声データと、そ
れに対応する表記が格納されたレコード(表記部単語)
へのポインタと、そのレコードの文法情報等が格納され
ている。なお、音声データは、デジタル化された音声信
号で良い。
ータに対応する表記を引くためのデータが集積された部
分である。そのレコード(音声部単語)は、図4(c)
に示されているとおり、見出しとなる音声データと、そ
れに対応する表記が格納されたレコード(表記部単語)
へのポインタと、そのレコードの文法情報等が格納され
ている。なお、音声データは、デジタル化された音声信
号で良い。
【0025】このように、辞書4は、登録されている項
目が同じであり、しかも対応する項目に関する属性が異
なった複数の辞書を組み合わせたものである。すなわ
ち、かな漢字変換では読みと表記との対応付けのために
辞書を用い、音声合成では表記と音声データとの対応付
けのために辞書を用いる。読み,表記,音声とはある1
つの言葉があればそれに対応して必ず存在している。そ
こで、単語を項目として持つ辞書であれば、同一の項目
すなわち単語に関して、その属性すなわち読み,表記,
音声をひとつの辞書にまとめることができる。なお、実
施例では項目としては単語を取り上げているが、それに
限るものではない。
目が同じであり、しかも対応する項目に関する属性が異
なった複数の辞書を組み合わせたものである。すなわ
ち、かな漢字変換では読みと表記との対応付けのために
辞書を用い、音声合成では表記と音声データとの対応付
けのために辞書を用いる。読み,表記,音声とはある1
つの言葉があればそれに対応して必ず存在している。そ
こで、単語を項目として持つ辞書であれば、同一の項目
すなわち単語に関して、その属性すなわち読み,表記,
音声をひとつの辞書にまとめることができる。なお、実
施例では項目としては単語を取り上げているが、それに
限るものではない。
【0026】<かな漢字変換>かな漢字変換では、読み
データから読みデータに対応する表記データを検索し、
かな漢字変換を行う。図5にその処理手順のフローチャ
ートを示す。このフローチャートは、図2の記憶装置2
4に格納されたプログラムを、CPU22により実行す
ることで実現される。
データから読みデータに対応する表記データを検索し、
かな漢字変換を行う。図5にその処理手順のフローチャ
ートを示す。このフローチャートは、図2の記憶装置2
4に格納されたプログラムを、CPU22により実行す
ることで実現される。
【0027】まず、ステップS51で、入力装置21よ
り読み列を入力する。読み列はローマ字やかなで入力さ
れ、読みを表わす仮名文字列として処理される。次にス
テップS52でその読み列について、文節や単語の切り
出し等の文法上の解析を行なう。こうして得られた単語
について、ステップS53では、その読みをキーとして
辞書4の読み部33を検索する。同音語の処理について
は例えば各単語の使用実績に基づいて決めるなどの処理
の仕方が知られており、それらの方法に従えば良い。こ
うしてステップS54で該当する読み部単語を得、ステ
ップS55で、その中に格納された表記へのポインタを
たどって連結された表記部単語を得る。これに格納され
た表記列が求める読みに対応する表記であり、ステップ
S56ではその表記列を出力する。
り読み列を入力する。読み列はローマ字やかなで入力さ
れ、読みを表わす仮名文字列として処理される。次にス
テップS52でその読み列について、文節や単語の切り
出し等の文法上の解析を行なう。こうして得られた単語
について、ステップS53では、その読みをキーとして
辞書4の読み部33を検索する。同音語の処理について
は例えば各単語の使用実績に基づいて決めるなどの処理
の仕方が知られており、それらの方法に従えば良い。こ
うしてステップS54で該当する読み部単語を得、ステ
ップS55で、その中に格納された表記へのポインタを
たどって連結された表記部単語を得る。これに格納され
た表記列が求める読みに対応する表記であり、ステップ
S56ではその表記列を出力する。
【0028】<音声合成>音声合成では、表記データか
ら表記データに対応する音声データを検索し、音声合成
を行う。図6にその処理手順のフローチャートを示す。
このフローチャートは、図2の記憶装置24に格納され
たプログラムを、CPU22により実行することで実現
される。
ら表記データに対応する音声データを検索し、音声合成
を行う。図6にその処理手順のフローチャートを示す。
このフローチャートは、図2の記憶装置24に格納され
たプログラムを、CPU22により実行することで実現
される。
【0029】まず、ステップS61で、入力装置21よ
り表記列を入力する。表記列はかなや漢字混じりの文字
列として入力される。ステップS62で、その表記列に
ついて文法上の解析を行なう。こうして得られた単語に
ついて、ステップS63では、その表記をキーとして辞
書4の表記部34を検索する。こうしてステップS64
でキーの表記に該当する表記部単語を得、ステップS6
5で、その中に格納された音声データへのポインタをた
どって、連結された音声部単語を得る。ここに格納され
た音声データが求める表記に対応する音声データであ
り、ステップS66ではその音声データを音声として出
力する。
り表記列を入力する。表記列はかなや漢字混じりの文字
列として入力される。ステップS62で、その表記列に
ついて文法上の解析を行なう。こうして得られた単語に
ついて、ステップS63では、その表記をキーとして辞
書4の表記部34を検索する。こうしてステップS64
でキーの表記に該当する表記部単語を得、ステップS6
5で、その中に格納された音声データへのポインタをた
どって、連結された音声部単語を得る。ここに格納され
た音声データが求める表記に対応する音声データであ
り、ステップS66ではその音声データを音声として出
力する。
【0030】<音声認識>音声認識では、音声データか
らそれに対応する表記データを検索し、音声認識を行
う。図6にその処理手順のフローチャートを示す。この
フローチャートは、図2の記憶装置24に格納されたプ
ログラムを、CPU22により実行することで実現され
る。
らそれに対応する表記データを検索し、音声認識を行
う。図6にその処理手順のフローチャートを示す。この
フローチャートは、図2の記憶装置24に格納されたプ
ログラムを、CPU22により実行することで実現され
る。
【0031】まず、ステップS71で、入力装置21よ
り音声データを入力する。音声データは、マイクロホン
などで電気信号に変換された音声信号が、更にD/A変
換器等でデジタル化されている。次いで、ステップS7
2で、その音声データについて音節の切り出しなど、必
要な処理を施す。この処理については、従来知られてい
る音声認識の処理に準ずるものでよい。こうして得られ
た音節について、ステップS73では、ステップS72
で得られたデータをキーとして辞書4の音声部35を検
索する。こうしてステップS74でキーの音声データに
該当する音声部単語を得、ステップS75で、その中に
格納された表記データへのポインタをたどって、連結さ
れた表記部単語を得る。ここに格納された表記列が求め
る音声データに対応する表記列であり、ステップS76
ではその表記データを出力する。
り音声データを入力する。音声データは、マイクロホン
などで電気信号に変換された音声信号が、更にD/A変
換器等でデジタル化されている。次いで、ステップS7
2で、その音声データについて音節の切り出しなど、必
要な処理を施す。この処理については、従来知られてい
る音声認識の処理に準ずるものでよい。こうして得られ
た音節について、ステップS73では、ステップS72
で得られたデータをキーとして辞書4の音声部35を検
索する。こうしてステップS74でキーの音声データに
該当する音声部単語を得、ステップS75で、その中に
格納された表記データへのポインタをたどって、連結さ
れた表記部単語を得る。ここに格納された表記列が求め
る音声データに対応する表記列であり、ステップS76
ではその表記データを出力する。
【0032】以上のように、本実施例のシステムでは、
1つの辞書を用いて、仮名漢字変換・音声合成・音声認
識の処理を行なうことができる。
1つの辞書を用いて、仮名漢字変換・音声合成・音声認
識の処理を行なうことができる。
【0033】<辞書の保守>図24に辞書4の保守処理
をする手順の一例をフローチャートで示した。
をする手順の一例をフローチャートで示した。
【0034】まず、オペレータが辞書の保守の開始を指
示する。ステップS241で指定された保守の種類を判
定する。保守の種類は、追加,削除,変更の3種とす
る。
示する。ステップS241で指定された保守の種類を判
定する。保守の種類は、追加,削除,変更の3種とす
る。
【0035】削除である場合には、ステップS242で
削除対象となる単語を入力させる。単語の入力は、その
読み列を入力させれば良いステップS243では、入力
された読みから読み部単語を得、ポインタをたどって表
記部単語を、表記部単語から更に音声単語を得ることが
できる。同音語の場合には、例えば同音の表記列をすべ
て表示し、オペレータにその中から選ばせれば良い。こ
うして得られた読み部単語,表記部単語,音声部単語を
辞書から削除する。
削除対象となる単語を入力させる。単語の入力は、その
読み列を入力させれば良いステップS243では、入力
された読みから読み部単語を得、ポインタをたどって表
記部単語を、表記部単語から更に音声単語を得ることが
できる。同音語の場合には、例えば同音の表記列をすべ
て表示し、オペレータにその中から選ばせれば良い。こ
うして得られた読み部単語,表記部単語,音声部単語を
辞書から削除する。
【0036】ステップS244では、削除された単語に
対応すべく索引部を更新する。
対応すべく索引部を更新する。
【0037】一方、変更の場合には、ステップS245
で変更対象となる単語を指定させる。この指定は読みの
指定でよい。次にステップS246で変更対象となる部
分を指定させる。変更対象となる部分とは、読みを変更
するか、表記を変更するか、音声データを変更するかと
いったことであり、また、それらについての変更後の内
容である。
で変更対象となる単語を指定させる。この指定は読みの
指定でよい。次にステップS246で変更対象となる部
分を指定させる。変更対象となる部分とは、読みを変更
するか、表記を変更するか、音声データを変更するかと
いったことであり、また、それらについての変更後の内
容である。
【0038】変更後の内容が指定されたなら、ステップ
S247で、対象となる単語、すなわち読み部単語か、
表記部単語か、音声部単語か、必要な単語を読み出し、
新たに指定された内容に書き換えて、読み出した単語を
書き換えられた単語に置換する。
S247で、対象となる単語、すなわち読み部単語か、
表記部単語か、音声部単語か、必要な単語を読み出し、
新たに指定された内容に書き換えて、読み出した単語を
書き換えられた単語に置換する。
【0039】また、追加である場合には、ステップS2
48で追加する単語を入力させる。追加単語は読みと、
表記と、音声とを組として入力する。その後、ステップ
S249で追加された単語を辞書に登録する。この際に
は、同時に読み部単語から表記部単語へのポインタ、表
記部単語から音声部単語へのポインタ、音声部単語から
表記部単語へのポインタを、各単語に書き込むことはも
ちろんである。
48で追加する単語を入力させる。追加単語は読みと、
表記と、音声とを組として入力する。その後、ステップ
S249で追加された単語を辞書に登録する。この際に
は、同時に読み部単語から表記部単語へのポインタ、表
記部単語から音声部単語へのポインタ、音声部単語から
表記部単語へのポインタを、各単語に書き込むことはも
ちろんである。
【0040】最後に、ステップS250で索引を更新し
ておく。
ておく。
【0041】以上のように、所望の単語について辞書に
登録された何等かの属性(本実施例では読み)を指定
し、指定された属性から辞書を検索して、前記所望の単
語に関する登録内容(本実施例では読み部・表記部・音
声データ部)を全て追加・削除・変更の対象とすること
で、辞書の一貫性を保ち、保守の手間を減らすことがで
きる。本実施例でいえば、辞書に登録された単語の読
み,表記,音声について、一時に更新することができ
る。すなわち、かな漢字変換辞書,音声合成・認識辞書
何れかの辞書の保守は、他方の辞書の対応する単語に関
する保守ともなる。このため、複数の辞書を保守する手
間を軽減でき、また、複数の辞書間の一貫性を保つこと
ができる。
登録された何等かの属性(本実施例では読み)を指定
し、指定された属性から辞書を検索して、前記所望の単
語に関する登録内容(本実施例では読み部・表記部・音
声データ部)を全て追加・削除・変更の対象とすること
で、辞書の一貫性を保ち、保守の手間を減らすことがで
きる。本実施例でいえば、辞書に登録された単語の読
み,表記,音声について、一時に更新することができ
る。すなわち、かな漢字変換辞書,音声合成・認識辞書
何れかの辞書の保守は、他方の辞書の対応する単語に関
する保守ともなる。このため、複数の辞書を保守する手
間を軽減でき、また、複数の辞書間の一貫性を保つこと
ができる。
【0042】なお、図24の説明では、削除・変更の場
合には。読みを入力させるようにしたが、表記あるいは
音声データを入力して、それに該当する単語を保守させ
ることもできる。この場合には読みに連結するポインタ
がないため、索引を用いて検索することななる。
合には。読みを入力させるようにしたが、表記あるいは
音声データを入力して、それに該当する単語を保守させ
ることもできる。この場合には読みに連結するポインタ
がないため、索引を用いて検索することななる。
【0043】以上説明したように、本実施例の装置は、
1つの辞書を用いて仮名漢字変換・音声合成・音声認識
を行なうことができる。また、この辞書は、読み,表
記,音声それぞれを見出しとしてポインタで対応付けら
れているため、辞書中の項目に関して重複がなく、辞書
の保守の際には最小限の変更で済む。
1つの辞書を用いて仮名漢字変換・音声合成・音声認識
を行なうことができる。また、この辞書は、読み,表
記,音声それぞれを見出しとしてポインタで対応付けら
れているため、辞書中の項目に関して重複がなく、辞書
の保守の際には最小限の変更で済む。
【0044】
【第2実施例】次に本発明の第2の実施例である、かな
漢字変換・文字認識機能を備える情報処理システムにつ
いて説明する。
漢字変換・文字認識機能を備える情報処理システムにつ
いて説明する。
【0045】本実施例の情報処理システムの構成は、第
1実施例と同じく図2のブロック図で示される。
1実施例と同じく図2のブロック図で示される。
【0046】図8は本実施例のシステムに備えられたモ
ジュールのブロック図である。図8のように、1つの辞
書83を、かな漢字変換部81,文字認識部82により
使用する。各モジュールによる処理は記憶装置24に格
納されたプログラムをCPU22が実行することで実現
される。また、辞書83は記憶装置24に格納されてい
る。
ジュールのブロック図である。図8のように、1つの辞
書83を、かな漢字変換部81,文字認識部82により
使用する。各モジュールによる処理は記憶装置24に格
納されたプログラムをCPU22が実行することで実現
される。また、辞書83は記憶装置24に格納されてい
る。
【0047】<辞書の構成>図9は辞書83の一例の全
体構成を示した図である。辞書83は、文字索引91と
文字認識データ索引92と読み部93と表記部94と文
字認識データ部95とを含んでいる。図において、文字
索引91は、キーとなる読みあるいは表記から、該当す
るレコードを検索するための索引であり、文字認識デー
タ索引92はキーとなる文字認識データからから、それ
に該当するレコードを検索するための索引である。
体構成を示した図である。辞書83は、文字索引91と
文字認識データ索引92と読み部93と表記部94と文
字認識データ部95とを含んでいる。図において、文字
索引91は、キーとなる読みあるいは表記から、該当す
るレコードを検索するための索引であり、文字認識デー
タ索引92はキーとなる文字認識データからから、それ
に該当するレコードを検索するための索引である。
【0048】読み部93は、かなやローマ字による読み
からその表記を引くためのデータが集積された部分であ
る。そのレコード(読み部単語)は、図10(a)に示
されているとおり、見出しとなる読み列と、それに対応
する表記を示すレコード(表記部単語)へと繋がるポイ
ンタと、品詞や活用形などの文法情報等とが格納されて
いる。
からその表記を引くためのデータが集積された部分であ
る。そのレコード(読み部単語)は、図10(a)に示
されているとおり、見出しとなる読み列と、それに対応
する表記を示すレコード(表記部単語)へと繋がるポイ
ンタと、品詞や活用形などの文法情報等とが格納されて
いる。
【0049】表記部94は、漢字などの表記からその表
記に対応する音声データを引くためのデータが集積され
た部分である。そのレコード(表記部単語)は、図10
(b)に示されているとおり、見出しとなる表記列と、
そのレコードの文法情報等が格納されている。
記に対応する音声データを引くためのデータが集積され
た部分である。そのレコード(表記部単語)は、図10
(b)に示されているとおり、見出しとなる表記列と、
そのレコードの文法情報等が格納されている。
【0050】文字認識データ部95は、文字認識データ
からそのデータに対応する表記を引くためのデータが集
積された部分である。そのレコード(文字認識データ部
単語)は、図10(c)に示されているとおり、見出し
となる文字認識データと、それに対応する表記が格納さ
れたレコード(表記部単語)へのポインタと、そのレコ
ードの文法情報等が格納されている。なお、文字認識デ
ータは、文字パターンから抽出された特徴などを表わす
データで良い。
からそのデータに対応する表記を引くためのデータが集
積された部分である。そのレコード(文字認識データ部
単語)は、図10(c)に示されているとおり、見出し
となる文字認識データと、それに対応する表記が格納さ
れたレコード(表記部単語)へのポインタと、そのレコ
ードの文法情報等が格納されている。なお、文字認識デ
ータは、文字パターンから抽出された特徴などを表わす
データで良い。
【0051】<かな漢字変換>かな漢字変換では、読み
データから読みデータに対応する表記データを検索し、
かな漢字変換を行う。図5にその処理手順のフローチャ
ートを示す。このフローチャートは、第1実施例で説明
されているため、説明は省略する。
データから読みデータに対応する表記データを検索し、
かな漢字変換を行う。図5にその処理手順のフローチャ
ートを示す。このフローチャートは、第1実施例で説明
されているため、説明は省略する。
【0052】<文字認識>文字認識では、文字認識デー
タからそれに対応する表記データを検索し、文字認識を
行う。図11にその処理手順のフローチャートを示す。
このフローチャートは、図2の記憶装置24に格納され
たプログラムを、CPU22により実行することで実現
される。
タからそれに対応する表記データを検索し、文字認識を
行う。図11にその処理手順のフローチャートを示す。
このフローチャートは、図2の記憶装置24に格納され
たプログラムを、CPU22により実行することで実現
される。
【0053】まず、ステップS111で、画像スキャナ
などの入力装置21より、文字画像のデータを入力す
る。次いで、ステップS112で、その文字画像データ
についての特徴の抽出など、必要な処理を施し、文字認
識データを得る。この処理については、従来知られてい
る文字認識の処理に準ずるものでよい。こうして得られ
た文字認識データについて、ステップS113では、ス
テップS112で得られたデータをキーとして辞書83
の文字認識データ部95を検索する。こうしてステップ
S114でキーの文字認識データに該当する文字認識デ
ータ部単語を得、ステップS115で、その中に格納さ
れた表記データへのポインタをたどって、連結された表
記部単語を得る。ここに格納された表記列が求める文字
認識データに対応する表記列であり、ステップS116
ではその表記データを出力する。
などの入力装置21より、文字画像のデータを入力す
る。次いで、ステップS112で、その文字画像データ
についての特徴の抽出など、必要な処理を施し、文字認
識データを得る。この処理については、従来知られてい
る文字認識の処理に準ずるものでよい。こうして得られ
た文字認識データについて、ステップS113では、ス
テップS112で得られたデータをキーとして辞書83
の文字認識データ部95を検索する。こうしてステップ
S114でキーの文字認識データに該当する文字認識デ
ータ部単語を得、ステップS115で、その中に格納さ
れた表記データへのポインタをたどって、連結された表
記部単語を得る。ここに格納された表記列が求める文字
認識データに対応する表記列であり、ステップS116
ではその表記データを出力する。
【0054】以上のような手順により、1つの辞書を用
いてかな漢字変換・文字認識を行なうことができる。な
お、辞書の保守の手順は、第1実施例の図24で説明し
たと同じ要領で行なう。このため、1つの辞書の変更は
同時に他の辞書の変更となるため、辞書間の統一性を保
つことができ、保守の手間を省くことができる。
いてかな漢字変換・文字認識を行なうことができる。な
お、辞書の保守の手順は、第1実施例の図24で説明し
たと同じ要領で行なう。このため、1つの辞書の変更は
同時に他の辞書の変更となるため、辞書間の統一性を保
つことができ、保守の手間を省くことができる。
【0055】
【第3実施例】次に本発明の第3の実施例である、かな
漢字変換・漢字かな変換・かな漢字混じり文解析機能を
備える情報処理システムについて説明する。
漢字変換・漢字かな変換・かな漢字混じり文解析機能を
備える情報処理システムについて説明する。
【0056】本実施例の情報処理システムの構成は、第
1実施例と同じく図2のブロック図で示される。
1実施例と同じく図2のブロック図で示される。
【0057】図12は本実施例のシステムに備えられた
モジュールのブロック図である。図12のように、1つ
の辞書124を、かな漢字変換部121,漢字かな変換
部122,漢字かな混じり文解析部123により使用す
る。各モジュールによる処理は記憶装置24に格納され
たプログラムをCPU22が実行することで実現され
る。また、辞書124は記憶装置24に格納されてい
る。
モジュールのブロック図である。図12のように、1つ
の辞書124を、かな漢字変換部121,漢字かな変換
部122,漢字かな混じり文解析部123により使用す
る。各モジュールによる処理は記憶装置24に格納され
たプログラムをCPU22が実行することで実現され
る。また、辞書124は記憶装置24に格納されてい
る。
【0058】<辞書の構成>図12は辞書124の全体
構成の一例を示した図である。辞書124は、文字索引
部131と単語部132とから構成されている。単語部
132は読み単語部と表記単語部とに別れており、それ
ぞれ図14(a)に示す読み単語と(b)に示す表記単
語とからなる。読み単語は読み列をキーとして表記列を
引くためのものであり、表記単語は表記列をキーとして
読みを引くためのものである。各単語は、例えば読み列
あるいは表記列のコードをキーとして整列されている。
構成の一例を示した図である。辞書124は、文字索引
部131と単語部132とから構成されている。単語部
132は読み単語部と表記単語部とに別れており、それ
ぞれ図14(a)に示す読み単語と(b)に示す表記単
語とからなる。読み単語は読み列をキーとして表記列を
引くためのものであり、表記単語は表記列をキーとして
読みを引くためのものである。各単語は、例えば読み列
あるいは表記列のコードをキーとして整列されている。
【0059】それぞれの単語の内容が図14に示されて
いる。図のように、各単語とも、読みと表記の対応の
他、文法情報を有している。この形式の辞書では、保守
に際しては、第1実施例のようにポインタをたどること
はできないが、互いに対応する読み部単語と表記部単語
とを登録しておけば、読みか表記のいずれか一方を指定
することで両方を追加・削除・変更することができる。
いる。図のように、各単語とも、読みと表記の対応の
他、文法情報を有している。この形式の辞書では、保守
に際しては、第1実施例のようにポインタをたどること
はできないが、互いに対応する読み部単語と表記部単語
とを登録しておけば、読みか表記のいずれか一方を指定
することで両方を追加・削除・変更することができる。
【0060】なお、辞書の構成は図15に示した様なも
のであっても良い。図15では、辞書は、索引151と
読み部152と表記部153とから構成されている。読
み部単語161は図16(a)に示されたもので、読み
列と、それに対応する表記部単語へのポインタと、文法
情報とを有する。また、表記部単語162は、表記列
と、対応する読み部単語へのポインタと、文法情報とを
有する。この辞書124の構成は、第1実施例の辞書4
の構成から音声部を除き、表記部からのポインタを音声
部ではなく読み部としたものである。従って辞書124
の保守の手順も第1実施例の辞書4と同じ要領で行な
う。
のであっても良い。図15では、辞書は、索引151と
読み部152と表記部153とから構成されている。読
み部単語161は図16(a)に示されたもので、読み
列と、それに対応する表記部単語へのポインタと、文法
情報とを有する。また、表記部単語162は、表記列
と、対応する読み部単語へのポインタと、文法情報とを
有する。この辞書124の構成は、第1実施例の辞書4
の構成から音声部を除き、表記部からのポインタを音声
部ではなく読み部としたものである。従って辞書124
の保守の手順も第1実施例の辞書4と同じ要領で行な
う。
【0061】更に、辞書124の構成は、図17に示し
たものであっても良い。図17の辞書は、辞書に登録さ
れた読み列のコードと表記のコードとが異なる例であ
る。例えば、読み列あるいは単語列をJISコードに従
って作成する場合には、1文字に1バイトが必要とされ
る。ところが、読み列に限っていえば、それを仮名で表
記すれば1文字あたり1バイトで十分である。そこで、
読み列を1バイトコードで、表記列を2バイトコードで
表わすようにすれば辞書を小さくすることができる。読
み部単語および表記部単語はそれぞれ図18(a),
(b)に示されている。構成自体は図16と同じだが、
読み列はコードAで、表記列は別のコードBで記述され
ている。
たものであっても良い。図17の辞書は、辞書に登録さ
れた読み列のコードと表記のコードとが異なる例であ
る。例えば、読み列あるいは単語列をJISコードに従
って作成する場合には、1文字に1バイトが必要とされ
る。ところが、読み列に限っていえば、それを仮名で表
記すれば1文字あたり1バイトで十分である。そこで、
読み列を1バイトコードで、表記列を2バイトコードで
表わすようにすれば辞書を小さくすることができる。読
み部単語および表記部単語はそれぞれ図18(a),
(b)に示されている。構成自体は図16と同じだが、
読み列はコードAで、表記列は別のコードBで記述され
ている。
【0062】<かな漢字変換>かな漢字変換では、読み
データから読みデータに対応する表記データを検索し、
かな漢字変換を行う。図5にその処理手順のフローチャ
ートを示す。このフローチャートは、第1実施例で説明
されているため、説明は省略する。ただし、図13の辞
書を用いる場合には、ポインタをたどる必要はなく、読
みに対応する表示は同じレコードに格納されている。
データから読みデータに対応する表記データを検索し、
かな漢字変換を行う。図5にその処理手順のフローチャ
ートを示す。このフローチャートは、第1実施例で説明
されているため、説明は省略する。ただし、図13の辞
書を用いる場合には、ポインタをたどる必要はなく、読
みに対応する表示は同じレコードに格納されている。
【0063】<漢字かな変換>漢字かな変換は、漢字混
じりの文を、例えば仮名で表記された読み列に変換する
ものである。図19にその処理手順のフローチャートを
示した。
じりの文を、例えば仮名で表記された読み列に変換する
ものである。図19にその処理手順のフローチャートを
示した。
【0064】まず、ステップS191で、入力装置21
より表記列を入力する。表記列は漢字混じりの文で入力
される。次に、ステップS192で、その表記列につい
て、単語の切り出し等の解析を行なう。こうして得られ
た単語について、ステップS193では、その表記列の
コードをキーとして辞書124を検索する。こうしてス
テップS194で該当する単語を得、ステップS195
で、その中に格納された読み列、あるいはポインタをた
どって連結された読み列を得る。この読み列が求める表
記に対応する読みであり、ステップS196ではその読
み列を出力する。
より表記列を入力する。表記列は漢字混じりの文で入力
される。次に、ステップS192で、その表記列につい
て、単語の切り出し等の解析を行なう。こうして得られ
た単語について、ステップS193では、その表記列の
コードをキーとして辞書124を検索する。こうしてス
テップS194で該当する単語を得、ステップS195
で、その中に格納された読み列、あるいはポインタをた
どって連結された読み列を得る。この読み列が求める表
記に対応する読みであり、ステップS196ではその読
み列を出力する。
【0065】<漢字かな文解析>漢字かな混じり文解析
は、表記データ、あるいは読みデータから、それに対応
する文法情報を得、文を解析するものである。図20に
その処理手順のフローチャートを示した。
は、表記データ、あるいは読みデータから、それに対応
する文法情報を得、文を解析するものである。図20に
その処理手順のフローチャートを示した。
【0066】まず、ステップS201で、入力装置21
より表記列を入力する。表記列は漢字混じりの文で入力
される。次に、ステップS202で、表記列によって辞
書を検索する。かなによる単語が対象であれば、読み列
から辞書を検索しても良い。こうしてステップS203
で検索対象の単語列あるいは読み列に該当する単語を取
得し、ステップS203で取得した単語に格納された文
法情報を得ることができる。この文法情報を用いて、ス
テップS205で入力された表記列を解析する。
より表記列を入力する。表記列は漢字混じりの文で入力
される。次に、ステップS202で、表記列によって辞
書を検索する。かなによる単語が対象であれば、読み列
から辞書を検索しても良い。こうしてステップS203
で検索対象の単語列あるいは読み列に該当する単語を取
得し、ステップS203で取得した単語に格納された文
法情報を得ることができる。この文法情報を用いて、ス
テップS205で入力された表記列を解析する。
【0067】以上のような手順により、1つの辞書を用
いてかな漢字変換・漢字かな変換・漢字かな文解析を行
なうことができる。なお、辞書の保守の手順は、第1実
施例の図24で説明したと同様の要領で行なう。このた
め、1つの辞書の変更は同時に他の辞書の変更となり、
辞書間の統一性を保つことができ、保守の手間を省くこ
とができる。
いてかな漢字変換・漢字かな変換・漢字かな文解析を行
なうことができる。なお、辞書の保守の手順は、第1実
施例の図24で説明したと同様の要領で行なう。このた
め、1つの辞書の変更は同時に他の辞書の変更となり、
辞書間の統一性を保つことができ、保守の手間を省くこ
とができる。
【0068】
【第4実施例】次に本発明の第4の実施例である、かな
漢字変換・音声合成・音声認識・文字認識機能を備える
情報処理システムについて説明する。
漢字変換・音声合成・音声認識・文字認識機能を備える
情報処理システムについて説明する。
【0069】本実施例の情報処理システムの構成は、第
1実施例と同じく図2のブロック図で示される。
1実施例と同じく図2のブロック図で示される。
【0070】図21は本実施例のシステムに備えられた
モジュールのブロック図である。図21のように、1つ
の辞書215を、かな漢字変換部211,音声合成部2
12,音声認識部213,文字認識部214により使用
する。各モジュールによる処理は記憶装置24に格納さ
れたプログラムをCPU22が実行することで実現され
る。また、辞書215は記憶装置24に格納されてい
る。
モジュールのブロック図である。図21のように、1つ
の辞書215を、かな漢字変換部211,音声合成部2
12,音声認識部213,文字認識部214により使用
する。各モジュールによる処理は記憶装置24に格納さ
れたプログラムをCPU22が実行することで実現され
る。また、辞書215は記憶装置24に格納されてい
る。
【0071】<辞書の構成>図22は辞書215の全体
構成の一例を示した図である。辞書215は、文字索引
部225と音声索引部226と読み部221と表記部2
22と音声部223と文字認識データ部224とから構
成されている。読み部221は仮名などで表記された読
みを見出しとするレコード(単語)が格納されており、
読みと表記とを対応づけている。表記部222には漢字
などの表記を見出しとするレコードが格納されており、
表記と音声と対応づけている。音声部223には音声デ
ータを見出しとするレコードが格納されており、これを
表記と対応づけている。文字認識データ部単224には
文字認識データが格納されており、これと表記とを対応
づけている。
構成の一例を示した図である。辞書215は、文字索引
部225と音声索引部226と読み部221と表記部2
22と音声部223と文字認識データ部224とから構
成されている。読み部221は仮名などで表記された読
みを見出しとするレコード(単語)が格納されており、
読みと表記とを対応づけている。表記部222には漢字
などの表記を見出しとするレコードが格納されており、
表記と音声と対応づけている。音声部223には音声デ
ータを見出しとするレコードが格納されており、これを
表記と対応づけている。文字認識データ部単224には
文字認識データが格納されており、これと表記とを対応
づけている。
【0072】それぞれの単語の内容が図23(a)〜
(d)に示されている。各単語には見出しと、それに対
応する単語へのポインタと、文法情報とが格納されてい
る。この辞書215を用いたかな漢字変換・音声合成・
音声認識・文字認識処理については、第1実施例および
第2実施例で説明したと同じ手順であり、その説明は省
略するが、1つの辞書を用いてかな漢字変換・音声合成
・音声認識・文字認識を行なうことができる。なお、辞
書の保守の手順は、第1実施例の図24で説明したと同
様の要領で行なう。このため、1つの辞書の変更は同時
に他の辞書の変更となり、辞書間の統一性を保つことが
でき、保守の手間を省くことができる。
(d)に示されている。各単語には見出しと、それに対
応する単語へのポインタと、文法情報とが格納されてい
る。この辞書215を用いたかな漢字変換・音声合成・
音声認識・文字認識処理については、第1実施例および
第2実施例で説明したと同じ手順であり、その説明は省
略するが、1つの辞書を用いてかな漢字変換・音声合成
・音声認識・文字認識を行なうことができる。なお、辞
書の保守の手順は、第1実施例の図24で説明したと同
様の要領で行なう。このため、1つの辞書の変更は同時
に他の辞書の変更となり、辞書間の統一性を保つことが
でき、保守の手間を省くことができる。
【0073】このように、第1〜第4実施例と同じ要領
で種々の辞書を一つにまとめてそれを使用することや、
それを保守することができ、それによって辞書の統一性
を保持し、辞書の保守を簡単にし、辞書の大きさを縮小
することができる。また、単語に限らず、同じ項目が登
録された尚、本発明は、複数の機器から構成されるシス
テムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用して
も良い。また、本発明はシステム或は装置にプログラム
を供給することによって達成される場合にも適用できる
ことは言うまでもない。
で種々の辞書を一つにまとめてそれを使用することや、
それを保守することができ、それによって辞書の統一性
を保持し、辞書の保守を簡単にし、辞書の大きさを縮小
することができる。また、単語に限らず、同じ項目が登
録された尚、本発明は、複数の機器から構成されるシス
テムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用して
も良い。また、本発明はシステム或は装置にプログラム
を供給することによって達成される場合にも適用できる
ことは言うまでもない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る文書
処理装置は、複数の用途に供する辞書の容量を小さく抑
え、その内容の統一性を保持し、保守を容易にすること
ができるという効果がある。
処理装置は、複数の用途に供する辞書の容量を小さく抑
え、その内容の統一性を保持し、保守を容易にすること
ができるという効果がある。
【0075】
【図1】第1実施例の文書処理システムの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明の実施例である情報処理システムの構成
を表すブロック図である。
を表すブロック図である。
【図3】第1実施例の辞書の全体構成図である。
【図4】第1実施例の辞書の単語の構成を示す図であ
る。
る。
【図5】かな漢字変換処理手順のフローチャートであ
る。
る。
【図6】音声合成処理手順のフローチャートである。
【図7】音声認識処理手順のフローチャートである。
【図8】第2実施例の文書処理システムの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図9】第2実施例の辞書の全体構成図である。
【図10】第2実施例の辞書の単語の構成を示す図であ
る。
る。
【図11】文字認識処理手順のフローチャートである。
【図12】第3実施例の文書処理システムの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図13】第3実施例の辞書の全体構成図である。
【図14】第3実施例の辞書の単語の構成を示す図であ
る。
る。
【図15】第3実施例の他の構成の辞書の全体構成図で
ある。
ある。
【図16】図15に示された辞書の単語の構成を示す図
である。
である。
【図17】第3実施例の他の構成の辞書の全体構成図で
ある。
ある。
【図18】図17に示された辞書の単語の構成を示す図
である。
である。
【図19】漢字かな変換処理手順のフローチャートであ
る。
る。
【図20】漢字かな文解析処理手順のフローチャートで
ある。
ある。
【図21】第4実施例の文書処理システムの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図22】第4実施例の辞書の全体構成図である。
【図23】第4実施例の辞書の単語の構成を示す図であ
る。
る。
【図24】辞書の保守の処理手順を示すフローチャート
である。 1 かな漢字変換部、 2 音声合成部、 3 音声認識部、 4 辞書、 21 入力装置、 22 中央演算処理装置、 23 出力装置、 24 記憶装置である。
である。 1 かな漢字変換部、 2 音声合成部、 3 音声認識部、 4 辞書、 21 入力装置、 22 中央演算処理装置、 23 出力装置、 24 記憶装置である。
Claims (6)
- 【請求項1】 単語に関する複数の属性が、対応する単
語の見出しとして登録され、同一の単語に関する複数の
属性が対応付けされている辞書と、 所望の単語の所定の属性から対応する単語の他の属性を
前記辞書より検索する検索手段と、 該検索手段により検索された属性に基づいて次段の処理
を行なう手段と、を備えることを特徴とする文書処理装
置。 - 【請求項2】 前記辞書に対する保守の指定を行なう指
定手段と、 前記検索手段により検索された単語の属性に関して、前
記指定手段により指定された様に保守する保守手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1項記載の文書処
理装置。 - 【請求項3】 前記指定手段は、単語の追加か削除か属
性の変更かいずれかの指定と、対象となる単語の属性の
指定とを行い、前記保守手段は、追加の場合には指定さ
れた属性を見出しとして前記辞書に登録し、削除の場合
には指定された属性に対応する単語に関する属性全てを
辞書より削除し、変更の場合には指定された属性を指定
された値に変更することを特徴とする請求項2項記載の
文書処理装置。 - 【請求項4】 前記複数の属性は、読みと表記と音声デ
ータとを含み、前記次段の処理は、かな漢字変換と音声
合成と音声認識を含むことを特徴とする請求項1項ない
し3項いずれかに記載の文書処理装置。 - 【請求項5】 前記複数の属性は、読みと表記と文字認
識データを含み、前記次段の処理は文字認識とかな漢字
変換とを含むことを特徴とする請求項1項ないし3項い
ずれかに記載の文書処理装置。 - 【請求項6】 前記複数の属性は、読みと表記と音声デ
ータと文字認識データとを含み、前記次段の処理はかな
漢字変換と音声合成と音声認識と文字認識とを含むこと
を特徴とする請求項1項ないし3項いずれかに記載の文
書処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299302A JPH07152756A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 文書処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299302A JPH07152756A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 文書処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152756A true JPH07152756A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17870779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5299302A Withdrawn JPH07152756A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 文書処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07152756A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10260960A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-09-29 | Toshiba Corp | 辞書管理システムおよび辞書サーバおよび辞書利用システムおよび辞書管理方法 |
JP2010009446A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 音声ファイルの検索システム、方法及びプログラム |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5299302A patent/JPH07152756A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10260960A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-09-29 | Toshiba Corp | 辞書管理システムおよび辞書サーバおよび辞書利用システムおよび辞書管理方法 |
JP2010009446A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 音声ファイルの検索システム、方法及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |