JPH07152593A - プリンタの電源オフ検知回路 - Google Patents
プリンタの電源オフ検知回路Info
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- JPH07152593A JPH07152593A JP5299639A JP29963993A JPH07152593A JP H07152593 A JPH07152593 A JP H07152593A JP 5299639 A JP5299639 A JP 5299639A JP 29963993 A JP29963993 A JP 29963993A JP H07152593 A JPH07152593 A JP H07152593A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Power Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて短時間の瞬断時にはみだりにデータ源
である入出力ターミナル(ESS)にデータ保護を要求
して効率低下を来すことのないプリンタの電源オフ検知
装置を提供する。 【構成】 AC電源をオン/オフするための電源スイッ
チ1と、AC電源のゼロクロスパルス列を出力するゼロ
クロス検出部2と、ゼロクロス検出部から出力されるパ
ルス列の抜けを検知してそのパルス抜け数に対応して変
化する検知信号を出力するパルス抜け検知部3と、パル
ス抜け検知部からの検知信号の変化量に従ってパルス抜
けがAC電源の瞬断によるものか否かを判断してパルス
抜けが所定の数以下では電源正常を示す信号を出力し、
所定の数を越えた場合には電源オフであることを示す信
号を出力する瞬断検知部4を備えた。
である入出力ターミナル(ESS)にデータ保護を要求
して効率低下を来すことのないプリンタの電源オフ検知
装置を提供する。 【構成】 AC電源をオン/オフするための電源スイッ
チ1と、AC電源のゼロクロスパルス列を出力するゼロ
クロス検出部2と、ゼロクロス検出部から出力されるパ
ルス列の抜けを検知してそのパルス抜け数に対応して変
化する検知信号を出力するパルス抜け検知部3と、パル
ス抜け検知部からの検知信号の変化量に従ってパルス抜
けがAC電源の瞬断によるものか否かを判断してパルス
抜けが所定の数以下では電源正常を示す信号を出力し、
所定の数を越えた場合には電源オフであることを示す信
号を出力する瞬断検知部4を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタにおけるAC
電源のオフ状態をできるだけ早く検知するための電源オ
フ検知回路に関する。
電源のオフ状態をできるだけ早く検知するための電源オ
フ検知回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、ファクシミリ、プリン
タ等の画像形成装置における電源スイッチは、当該画像
形成装置に電源を直接投入し、また投入されていた電源
を直接切断(所謂、パワーオフ)するものであって、電
源スイッチをオフすると、AC電源入力は直ちに切断さ
れて全AC出力が切断されるようになっている。
タ等の画像形成装置における電源スイッチは、当該画像
形成装置に電源を直接投入し、また投入されていた電源
を直接切断(所謂、パワーオフ)するものであって、電
源スイッチをオフすると、AC電源入力は直ちに切断さ
れて全AC出力が切断されるようになっている。
【0003】しかし、この種の画像形成装置は、当該装
置が画像形成動作を実行中にAC電源が遮断されると、
直ちに+5V,+12V等の制御回路用ロジック電源が
オフとなるため、動作中にあるキャリッジは制御不能と
なってキャリッジが画像形成機構のサイドフレームに激
突して当該機構やキャリッジ自身を破損させてしまうと
いう問題が生じる。また、画像形成用データやその動作
設定データが破壊されてしまうという問題が生じる。
置が画像形成動作を実行中にAC電源が遮断されると、
直ちに+5V,+12V等の制御回路用ロジック電源が
オフとなるため、動作中にあるキャリッジは制御不能と
なってキャリッジが画像形成機構のサイドフレームに激
突して当該機構やキャリッジ自身を破損させてしまうと
いう問題が生じる。また、画像形成用データやその動作
設定データが破壊されてしまうという問題が生じる。
【0004】このような問題の対策として、例えば特開
昭63−160873号公報や特開平4−113873
号公報に開示された従来技術においては、AC電源オフ
のためのスイッチと実際にAC電源の供給をカットする
スイッチとを別個のものとし、実際にAC電源の供給を
カットするスイッチをオフするためにはAC電源オフと
プリント動作終了信号、または印字データ無信号のアン
ド条件を必要として、制御用のDC電源が安定している
前提でのコントロールを行うようにしている。
昭63−160873号公報や特開平4−113873
号公報に開示された従来技術においては、AC電源オフ
のためのスイッチと実際にAC電源の供給をカットする
スイッチとを別個のものとし、実際にAC電源の供給を
カットするスイッチをオフするためにはAC電源オフと
プリント動作終了信号、または印字データ無信号のアン
ド条件を必要として、制御用のDC電源が安定している
前提でのコントロールを行うようにしている。
【0005】図4は上記従来技術の1例を説明するプリ
ンタのブロック図であって、41はAC入力に接続され
た電源部、42は電源スイッチ、43は電源スイッチオ
ン/オフ制御回路、44はプリンタ制御部、45はモー
タ制御回路、46はスペースモータ、47は印字ヘッ
ド、48はLFモータ、49は電源スイッチオン/オフ
信号、50はパワーオフ処理終了信号、51はロジック
回路(サブシステム)用DC出力、52はモータ駆動用
DC出力、53はAC電圧検出回路、54はAC入力低
下信号である。
ンタのブロック図であって、41はAC入力に接続され
た電源部、42は電源スイッチ、43は電源スイッチオ
ン/オフ制御回路、44はプリンタ制御部、45はモー
タ制御回路、46はスペースモータ、47は印字ヘッ
ド、48はLFモータ、49は電源スイッチオン/オフ
信号、50はパワーオフ処理終了信号、51はロジック
回路(サブシステム)用DC出力、52はモータ駆動用
DC出力、53はAC電圧検出回路、54はAC入力低
下信号である。
【0006】同図において、AC電圧検出回路53およ
び電源スイッチ42は電源スイッチオン/オフ制御回路
43に接続され、電源スイッチオン/オフ制御回路43
はプリンタ制御部44と接続されて電源スイッチオン/
オフ信号49を出力し、パワーオフ処理終了信号50を
受けとる。電源スイッチオン/オフ制御回路43は、プ
リンタの動作に合わせてAC入力が接続された電源部4
1のDC出力を制御する。また、電源部41から出力さ
れるサブシステム用DC出力51はプリンタ制御44
に、モータ駆動用DC出力52はモータ駆動回路45に
それぞれ入力されて電源となる。
び電源スイッチ42は電源スイッチオン/オフ制御回路
43に接続され、電源スイッチオン/オフ制御回路43
はプリンタ制御部44と接続されて電源スイッチオン/
オフ信号49を出力し、パワーオフ処理終了信号50を
受けとる。電源スイッチオン/オフ制御回路43は、プ
リンタの動作に合わせてAC入力が接続された電源部4
1のDC出力を制御する。また、電源部41から出力さ
れるサブシステム用DC出力51はプリンタ制御44
に、モータ駆動用DC出力52はモータ駆動回路45に
それぞれ入力されて電源となる。
【0007】プリンタ制御部44はモータ駆動回路45
を介してスペースモータ46,印字ヘッド47,LFモ
ータ48を制御して印字を実行する。
を介してスペースモータ46,印字ヘッド47,LFモ
ータ48を制御して印字を実行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、AC電源は停
電や漏電ブレーカによるカット等の異常が発生すること
があり、その状態ではDC電源は安定しているとはいえ
ず、データの保護処理を行うことができない。また、特
開平2−48855号公報に開示の従来技術では、AC
電圧の低下を検知してすぐに保護処理(メカニカルな破
壊の保護)に入るが、極めて短時間で電源が復帰した場
合(プリンタの動作にとって問題とならない程度の瞬
断)でも必ずこの処理を行ってしまう。
電や漏電ブレーカによるカット等の異常が発生すること
があり、その状態ではDC電源は安定しているとはいえ
ず、データの保護処理を行うことができない。また、特
開平2−48855号公報に開示の従来技術では、AC
電圧の低下を検知してすぐに保護処理(メカニカルな破
壊の保護)に入るが、極めて短時間で電源が復帰した場
合(プリンタの動作にとって問題とならない程度の瞬
断)でも必ずこの処理を行ってしまう。
【0009】メカニカルな破壊の保護を目的とする場合
は上記のような対策でもよいかもしれないが、プリンタ
やファクシミリなどのデータ保護用としては、システム
の効率を著しく低下させてしまうという問題がある。本
発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、極めて
短時間の瞬断時にはみだりにデータ源である入出力ター
ミナル(ESS)にデータ保護を要求したり、初期設定
を全てやり直す等の作業を不要として、効率の低下を来
すことのないプリンタの電源オフ検知装置を提供するこ
とにある。
は上記のような対策でもよいかもしれないが、プリンタ
やファクシミリなどのデータ保護用としては、システム
の効率を著しく低下させてしまうという問題がある。本
発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、極めて
短時間の瞬断時にはみだりにデータ源である入出力ター
ミナル(ESS)にデータ保護を要求したり、初期設定
を全てやり直す等の作業を不要として、効率の低下を来
すことのないプリンタの電源オフ検知装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、主電源を構成する電源ユニットから供給
されるAC電源をオン/オフするための電源スイッチ
と、上記AC電源のゼロクロスを検出してゼロクロスを
示すパルス列を出力するゼロクロス検出部と、上記ゼロ
クロス検出部から出力されるパルス列の抜けを検知して
そのパルス抜け数に対応して変化する検知信号を出力す
るパルス抜け検知部と、上記パルス抜け検知部からの検
知信号の変化量に従って上記パルス抜けが前記AC電源
の瞬断によるものか否かを判断して上記パルス抜けが所
定の数以下では電源正常を示す信号(パワーグッド)だ
けが変化し、前記所定の数を越えた場合には電源オフで
あることを示す信号(リセット)を出力する瞬断検知部
とを少なくとも備えたことを特徴とする。
に、本発明は、主電源を構成する電源ユニットから供給
されるAC電源をオン/オフするための電源スイッチ
と、上記AC電源のゼロクロスを検出してゼロクロスを
示すパルス列を出力するゼロクロス検出部と、上記ゼロ
クロス検出部から出力されるパルス列の抜けを検知して
そのパルス抜け数に対応して変化する検知信号を出力す
るパルス抜け検知部と、上記パルス抜け検知部からの検
知信号の変化量に従って上記パルス抜けが前記AC電源
の瞬断によるものか否かを判断して上記パルス抜けが所
定の数以下では電源正常を示す信号(パワーグッド)だ
けが変化し、前記所定の数を越えた場合には電源オフで
あることを示す信号(リセット)を出力する瞬断検知部
とを少なくとも備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成において、電源スイッチ1のオフは画
像形成装置の電源を断とするものであるが、ここでは同
時にACラインの停電や電圧異常の意味も有する。ゼロ
クロス検知部2は、トランスと抵抗、ダイオード,トラ
ンジスタ等で構成された回路を用いて商用電源(AC電
源)から入力する電圧波形から、当該商用電源電圧の繰
り返し周期の1/2の周期のパルスを発生する。
像形成装置の電源を断とするものであるが、ここでは同
時にACラインの停電や電圧異常の意味も有する。ゼロ
クロス検知部2は、トランスと抵抗、ダイオード,トラ
ンジスタ等で構成された回路を用いて商用電源(AC電
源)から入力する電圧波形から、当該商用電源電圧の繰
り返し周期の1/2の周期のパルスを発生する。
【0012】パルス抜け検知部3は、通常のゼロクロス
周期のパルスの抜けを検知し、その検知信号を瞬断検知
部4に与える。瞬断検知部4は、ゼロクロス検知信号の
入力時点から所定の時間経過したとき電源正常であるこ
とを示すパワーグッド信号a1 をインアクティブ状態に
する。このパワーグッド信号a1 を受けると、ESSは
データのバックアップ作業を開始する。
周期のパルスの抜けを検知し、その検知信号を瞬断検知
部4に与える。瞬断検知部4は、ゼロクロス検知信号の
入力時点から所定の時間経過したとき電源正常であるこ
とを示すパワーグッド信号a1 をインアクティブ状態に
する。このパワーグッド信号a1 を受けると、ESSは
データのバックアップ作業を開始する。
【0013】しかし、パルス抜け検知部3から入力した
パルス抜けが動作上問題とならない規定周期以内に収ま
り、再び通常周期のパルスが入り続けると瞬断であると
判断して、電源正常であることを示すパワーグッド信号
a1 をアクティブにし、リセット信号a2 をインアクテ
ィブ状態のままにしておく。これにより、ESSはサブ
システムによるデータ保護処理の実行等の電源断処理を
中断する。
パルス抜けが動作上問題とならない規定周期以内に収ま
り、再び通常周期のパルスが入り続けると瞬断であると
判断して、電源正常であることを示すパワーグッド信号
a1 をアクティブにし、リセット信号a2 をインアクテ
ィブ状態のままにしておく。これにより、ESSはサブ
システムによるデータ保護処理の実行等の電源断処理を
中断する。
【0014】一方、規定周期以上のパルス抜けが発生す
るとパワーグッド信号a1 がインアクティブ状態になる
のに続いて、リセット信号a2 もアクティブ状態とな
る。リセット信号a1 がアクティブ状態になると、ES
S必ず全てのデータをロードし直す。すなわち、リセッ
ト信号a2 がアクティブ状態になってはじめて、印字デ
ータ送信元(ホスト等)に対して電源がもうすぐ断とな
る状態にあることを知らせて適正な処置(正常な別のプ
リンタにデータを出力したり、正常復帰時にデータを再
出力する等)を行えるようにすると共に、データやプリ
ンタメカニズム等の画像形成機構の保護処理を行う。
るとパワーグッド信号a1 がインアクティブ状態になる
のに続いて、リセット信号a2 もアクティブ状態とな
る。リセット信号a1 がアクティブ状態になると、ES
S必ず全てのデータをロードし直す。すなわち、リセッ
ト信号a2 がアクティブ状態になってはじめて、印字デ
ータ送信元(ホスト等)に対して電源がもうすぐ断とな
る状態にあることを知らせて適正な処置(正常な別のプ
リンタにデータを出力したり、正常復帰時にデータを再
出力する等)を行えるようにすると共に、データやプリ
ンタメカニズム等の画像形成機構の保護処理を行う。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明による電源オフ検知装
置の1実施例の構成を説明する要部ブロック図であっ
て、1は電源スイッチ、2はゼロクロス検知部、3はパ
ルス抜け検知部、4は瞬断検知部である。
て詳細に説明する。図1は本発明による電源オフ検知装
置の1実施例の構成を説明する要部ブロック図であっ
て、1は電源スイッチ、2はゼロクロス検知部、3はパ
ルス抜け検知部、4は瞬断検知部である。
【0016】同図において、電源スイッチ1は主電源を
構成するAC電源ユニットから供給されるAC電源をオ
ン/オフする。ゼロクロス検出部2は、上記AC電源の
ゼロクロスを検出してゼロクロスを示すパルス列を出力
する。パルス抜け検知部3は上記ゼロクロス検出部から
出力されるパルス列の抜けを検知してそのパルス抜け数
に対応して変化する検知信号を出力する。
構成するAC電源ユニットから供給されるAC電源をオ
ン/オフする。ゼロクロス検出部2は、上記AC電源の
ゼロクロスを検出してゼロクロスを示すパルス列を出力
する。パルス抜け検知部3は上記ゼロクロス検出部から
出力されるパルス列の抜けを検知してそのパルス抜け数
に対応して変化する検知信号を出力する。
【0017】瞬断検知部4は上記パルス抜け検知部から
の検知信号の変化量に従って上記パルス抜けが前記AC
電源の瞬断によるものか否かを判断して上記パルス抜け
が所定の数以下では電源正常を示す信号(パワーグッ
ド)だけを出力し、前記所定の数を越えた場合には電源
オフであることを示す信号(リセット)を出力する。な
お、本実施例のパワーグッド信号およびリセット信号の
生成は下記のとおりである。 (1)AC電源カットから40msは低電圧電源供給出
力(+5V,+12V)が95%以上保持し、プリンタ
が正常に動作できる状態にあることを前提とする。 (2)電源スイッチによるACラインのカットポイント
をタイミングの基準として、パワーグッド信号およびリ
セット信号を出力する。 (3)AC電圧から生成するゼロクロス信号のパルス抜
けを検知すると共に、リセット信号は3パルス抜け(3
0mS)まで誤信号と判断して出力せず、4パルス以上
の抜け(40mS)で出力する。 (4)パワーグッド信号は1パルス抜けで出力する。 (5)パワーオン時はリセット信号を出力し、ESSは
すべてのデータをロードする(初期設定)。 (6)リセット信号の出力時間は入出力ターミナルの低
電圧電源の立ち上がり保証時間50ms以上とする(通
常はパワーオンリセットと同じ時間)。 (7)AC電源は50Hz/60Hz共用とする。
の検知信号の変化量に従って上記パルス抜けが前記AC
電源の瞬断によるものか否かを判断して上記パルス抜け
が所定の数以下では電源正常を示す信号(パワーグッ
ド)だけを出力し、前記所定の数を越えた場合には電源
オフであることを示す信号(リセット)を出力する。な
お、本実施例のパワーグッド信号およびリセット信号の
生成は下記のとおりである。 (1)AC電源カットから40msは低電圧電源供給出
力(+5V,+12V)が95%以上保持し、プリンタ
が正常に動作できる状態にあることを前提とする。 (2)電源スイッチによるACラインのカットポイント
をタイミングの基準として、パワーグッド信号およびリ
セット信号を出力する。 (3)AC電圧から生成するゼロクロス信号のパルス抜
けを検知すると共に、リセット信号は3パルス抜け(3
0mS)まで誤信号と判断して出力せず、4パルス以上
の抜け(40mS)で出力する。 (4)パワーグッド信号は1パルス抜けで出力する。 (5)パワーオン時はリセット信号を出力し、ESSは
すべてのデータをロードする(初期設定)。 (6)リセット信号の出力時間は入出力ターミナルの低
電圧電源の立ち上がり保証時間50ms以上とする(通
常はパワーオンリセットと同じ時間)。 (7)AC電源は50Hz/60Hz共用とする。
【0018】図2は図1に示した実施例の構成において
ゼロクロス検知部がゼロクロスパルス抜けが3パルス以
内を検知したときの電源オフタイミング、すなわち瞬断
タイミングの説明図、また図3はゼロクロスパルス抜け
が4パルス以上を検知したときの電源オフタイミングす
なわちパワーオフタイミングの説明図である。以下、図
1の動作を図2と図3を参照して説明する。なお、電源
スイッチ1のオフは画像形成装置の電源を断とするもの
であるが、ここでは同時にACラインの停電や電圧異常
の意味も有する。
ゼロクロス検知部がゼロクロスパルス抜けが3パルス以
内を検知したときの電源オフタイミング、すなわち瞬断
タイミングの説明図、また図3はゼロクロスパルス抜け
が4パルス以上を検知したときの電源オフタイミングす
なわちパワーオフタイミングの説明図である。以下、図
1の動作を図2と図3を参照して説明する。なお、電源
スイッチ1のオフは画像形成装置の電源を断とするもの
であるが、ここでは同時にACラインの停電や電圧異常
の意味も有する。
【0019】ゼロクロス検知部2は、トランスと抵抗、
ダイオード,トランジスタ等で構成された回路を用いて
商用電源(AC電源)から入力する電圧波形「AC」か
ら、当該商用電源電圧の繰り返し周期の1/2の周期の
パルス「ゼロクロス」を発生する。この「ゼロクロス」
パルスの周期tはAC電源の周波数が50Hzで10m
s、60Hzで約8.3mSである。
ダイオード,トランジスタ等で構成された回路を用いて
商用電源(AC電源)から入力する電圧波形「AC」か
ら、当該商用電源電圧の繰り返し周期の1/2の周期の
パルス「ゼロクロス」を発生する。この「ゼロクロス」
パルスの周期tはAC電源の周波数が50Hzで10m
s、60Hzで約8.3mSである。
【0020】パルス抜け検知部3は、通常のゼロクロス
周期のパルスの抜けを検知し、その検知信号を瞬断検知
部4に与える。+5V,+12VのDC電圧は、電源ス
イッチ1の下流から取り出されたAC電源から図示しな
いDC電源により生成されている。瞬断検知部4は、ゼ
ロクロス検知信号の入力時点から略々12mSの時間経
過しても次のゼロクロス信号が入力しないとき、電源正
常であることを示すパワーグッド信号a1 をインアクテ
ィブ状態にする。
周期のパルスの抜けを検知し、その検知信号を瞬断検知
部4に与える。+5V,+12VのDC電圧は、電源ス
イッチ1の下流から取り出されたAC電源から図示しな
いDC電源により生成されている。瞬断検知部4は、ゼ
ロクロス検知信号の入力時点から略々12mSの時間経
過しても次のゼロクロス信号が入力しないとき、電源正
常であることを示すパワーグッド信号a1 をインアクテ
ィブ状態にする。
【0021】しかし、図2に示したように、パルス抜け
検知部3から入力したパルス抜けが動作上問題とならな
い3パルス以内に収まり、再び通常周期のパルスが入り
続けると瞬断であると判断して、電源正常であることを
示すパワーグッド信号a1 をアクティブにし、リセット
信号a2 をインアクティブ状態のままにしておく。これ
により、ESSはデータ保護処理の実行等の電源断処理
を中断する。
検知部3から入力したパルス抜けが動作上問題とならな
い3パルス以内に収まり、再び通常周期のパルスが入り
続けると瞬断であると判断して、電源正常であることを
示すパワーグッド信号a1 をアクティブにし、リセット
信号a2 をインアクティブ状態のままにしておく。これ
により、ESSはデータ保護処理の実行等の電源断処理
を中断する。
【0022】一方、図3に示したように、4パルス以上
のパルス抜けが発生すると、パワーグッド信号a1 がイ
ンアクティブ状態になるのに続いて、リセット信号a2
もアクティブ状態となる。リセット信号a1 がアクティ
ブ状態になると、ESSはデータ保護処理等の電源断処
理の実行を開始する。
のパルス抜けが発生すると、パワーグッド信号a1 がイ
ンアクティブ状態になるのに続いて、リセット信号a2
もアクティブ状態となる。リセット信号a1 がアクティ
ブ状態になると、ESSはデータ保護処理等の電源断処
理の実行を開始する。
【0023】すなわち、リセット信号a2 がアクティブ
状態になってはじめて、印字データ送信元(ホスト等)
に対して電源がもうすぐ断となる状態にあることを知ら
せて適正な処置(正常な別のプリンタにデータを出力し
たり、正常復帰時にデータを再出力する等)を行えるよ
うにすると共に、データやプリンタメカニズムの保護処
理を行う。
状態になってはじめて、印字データ送信元(ホスト等)
に対して電源がもうすぐ断となる状態にあることを知ら
せて適正な処置(正常な別のプリンタにデータを出力し
たり、正常復帰時にデータを再出力する等)を行えるよ
うにすると共に、データやプリンタメカニズムの保護処
理を行う。
【0024】このように、本実施例では、電源スイッチ
1のみを設けてACラインを直接にモニタしているた
め、瞬断で短時間に電源が復帰した場合には、データの
送信元であるホストに異常状態の保護処理を行わせるこ
となくプリンタ動作の実行を継続させることができ、ま
た、停電やAC電源異常時においては、ACラインが断
とされてからDC電源が出力電圧を保持している時間内
に電源異常処理を実行することができる。
1のみを設けてACラインを直接にモニタしているた
め、瞬断で短時間に電源が復帰した場合には、データの
送信元であるホストに異常状態の保護処理を行わせるこ
となくプリンタ動作の実行を継続させることができ、ま
た、停電やAC電源異常時においては、ACラインが断
とされてからDC電源が出力電圧を保持している時間内
に電源異常処理を実行することができる。
【0025】なお、上記実施例は、プリンタを例とした
ものであるが、本発明はこれに限るものではなく、ファ
クシミリ、その他の画像形成装置に適用できるものであ
ることは言うまでもない。
ものであるが、本発明はこれに限るものではなく、ファ
クシミリ、その他の画像形成装置に適用できるものであ
ることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のプリンタの電源制御装置において、データ保護の
ためにプリンタの電源スイッチとは別に、実際にAC電
源供給をカットするスイッチを設けて、プリンタの動作
状況を監視しながら上記実際のAC電源をオフするもの
であるために停電や瞬断等の電圧異常に対処できなかっ
たものに比べ、電源スイッチを1つのみとしてACライ
ンを直接モニタしているため、停電や瞬断、あるいはA
C電源異常にも対処でき、ACラインがカットされてか
らDC電源が出力電圧を保持している時間内に電源異常
処理を行い、印字データの送信元(ホスト等)にこの異
常状態を知らせることができる。
従来のプリンタの電源制御装置において、データ保護の
ためにプリンタの電源スイッチとは別に、実際にAC電
源供給をカットするスイッチを設けて、プリンタの動作
状況を監視しながら上記実際のAC電源をオフするもの
であるために停電や瞬断等の電圧異常に対処できなかっ
たものに比べ、電源スイッチを1つのみとしてACライ
ンを直接モニタしているため、停電や瞬断、あるいはA
C電源異常にも対処でき、ACラインがカットされてか
らDC電源が出力電圧を保持している時間内に電源異常
処理を行い、印字データの送信元(ホスト等)にこの異
常状態を知らせることができる。
【0027】また、極めて短時間の瞬断で電源が復帰し
た場合には、データの送信元であるホストに異常状態を
知らせずに通常のプリンタ動作の実行を継続することが
できるので、プリンタの動作効率を大幅に向上させるこ
とができる。すなわち、極めて短時間の瞬断等、プリン
タの動作に影響がない状態では、みだりに印字データ送
信元(ホスト等)へデータ保護の要求をして効果を低下
させることがない。
た場合には、データの送信元であるホストに異常状態を
知らせずに通常のプリンタ動作の実行を継続することが
できるので、プリンタの動作効率を大幅に向上させるこ
とができる。すなわち、極めて短時間の瞬断等、プリン
タの動作に影響がない状態では、みだりに印字データ送
信元(ホスト等)へデータ保護の要求をして効果を低下
させることがない。
【0028】また、制御回路に使用しているDC電圧を
直接モニタしているわけではないので、異常処理にかけ
ることができる時間はDC電源の出力保持時間という長
い時間を使うことができ、DC電圧低下の直接モニタで
は、早く検知しようとすれば誤検知が多くなるという問
題を解消することができる。
直接モニタしているわけではないので、異常処理にかけ
ることができる時間はDC電源の出力保持時間という長
い時間を使うことができ、DC電圧低下の直接モニタで
は、早く検知しようとすれば誤検知が多くなるという問
題を解消することができる。
【図1】 本発明による電源オフ検知装置の1実施例の
構成を説明する要部ブロック図である。
構成を説明する要部ブロック図である。
【図2】 図1に示した実施例の構成においてゼロクロ
ス検知部がゼロクロスパルス抜けが3パルス以内である
ことを検知したときのパワーオフタイミングの説明図で
ある。
ス検知部がゼロクロスパルス抜けが3パルス以内である
ことを検知したときのパワーオフタイミングの説明図で
ある。
【図3】 図1に示した実施例の構成においてゼロクロ
ス検知部がゼロクロスパルス抜けが4パルス以上である
ことを検知したときのパワーオフタイミングの説明図で
ある。
ス検知部がゼロクロスパルス抜けが4パルス以上である
ことを検知したときのパワーオフタイミングの説明図で
ある。
【図4】 従来技術の1例を説明するプリンタのブロッ
ク図である。
ク図である。
1・・・・電源スイッチ、2・・・・ゼロクロス検知
部、3・・・・パルス抜け検知部、4・・・・瞬断検知
部。
部、3・・・・パルス抜け検知部、4・・・・瞬断検知
部。
Claims (1)
- 【請求項1】 主電源を構成する電源ユニットから供給
されるAC電源をオン/オフするための電源スイッチ
と、上記AC電源のゼロクロスを検出してゼロクロスを
示すパルス列を出力するゼロクロス検出部と、上記ゼロ
クロス検出部から出力されるパルス列の抜けを検知して
そのパルス抜け数に対応して変化する検知信号を出力す
るパルス抜け検知部と、上記パルス抜け検知部からの検
知信号の変化量に従って上記パルス抜けが前記AC電源
の瞬断によるものか否かを判断して上記パルス抜けが所
定の数以下では電源正常を示す信号を出力し、前記所定
の数を越えた場合には電源オフであることを示す信号を
出力する瞬断検知部とを少なくとも備えたことを特徴と
するプリンタの電源オフ検知回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299639A JPH07152593A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | プリンタの電源オフ検知回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299639A JPH07152593A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | プリンタの電源オフ検知回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152593A true JPH07152593A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17875195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5299639A Pending JPH07152593A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | プリンタの電源オフ検知回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07152593A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008080531A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Kyocera Mita Corp | 制御ユニット初期化装置及び電子機器 |
JP2014149343A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Kyocera Document Solutions Inc | 瞬断検出装置及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5299639A patent/JPH07152593A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008080531A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Kyocera Mita Corp | 制御ユニット初期化装置及び電子機器 |
JP2014149343A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Kyocera Document Solutions Inc | 瞬断検出装置及び画像形成装置 |
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