JP2002159183A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2002159183A
JP2002159183A JP2000348400A JP2000348400A JP2002159183A JP 2002159183 A JP2002159183 A JP 2002159183A JP 2000348400 A JP2000348400 A JP 2000348400A JP 2000348400 A JP2000348400 A JP 2000348400A JP 2002159183 A JP2002159183 A JP 2002159183A
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Ryuta Mine
峯  隆太
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常の発生した電源回路に交流電源を供給し
続けることを防止して、小型化、軽量化かつ低コスト化
を図る。 【解決手段】 スイッチ13を介在して交流電源と接続
される電源回路12と、スイッチ13を介在させずに交
流電源と接続される電源回路11と、電源回路11が出
力する直流電圧により作動し、指令信号を出力するコン
トローラ22と、電源回路12内に設けられ、コントロ
ーラ22から出力された指令信号に従いスイッチ13を
導通または遮断して、交流電源の電源回路12への供給
または供給停止を行うSW駆動回路14とを備えた電源
装置において、監視部15が、電源回路12の動作状態
を検出する検出部17,19,20によって検出された
動作状態を監視し、該動作状態に異常が発生しているこ
とを検出したときに、スイッチ13を強制的に遮断し
て、交流電源の電源回路12への供給停止を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関し、
特に、交流電源を入力とする複数の電源回路で構成され
た電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギーの観点から、複数の
電源回路によって電源装置を構成することが多くなって
来た。例えば、本来の動作状態時に負荷にエネルギー供
給を行なう第1の電源回路と、これとは別構成で、本来
の動作が開始されるまでの間の待機状態時に負荷にエネ
ルギー供給を行なう第2の電源回路とにより電源装置を
構成する。そして、待機時に第2の電源回路を作動させ
る一方、第1の電源回路を負荷から切り離したり、第1
の電源回路の動作自体を停止させたり、また、第1の電
源回路への電力供給を遮断したりして無駄なエネルギー
消費を防止している。
【0003】例えば複写機、ファクシミリ装置、プリン
タなどの画像形成装置においては、その電力消費の内、
待機時に消費されるエネルギーの割合が非常に高く、い
かに待機時のエネルギー消費を削減するかが課題となっ
ている。
【0004】そこで、例えば複写機の場合、待機時も電
力を必要とするコントローラ等へ電力を供給する待機用
電源回路と、コントローラ等を除く複写機の動作時(画
像形成時)のみの負荷へ電力を供給する通常動作用電源
回路とを別回路で構成する。複写機の動作時のみの負荷
とは、画像を読み込むリーダー系、感光体に静電潜像や
トナー像を形成する書き込み系、高圧電源、紙搬送のモ
ータや感光体を回転させるためのモータ等である。この
場合、待機用電源回路は比較的容量の小さな構成であ
り、通常動作用電源回路は待機用電源回路と比較して、
数倍から数十倍の電力容量を有する構成である。
【0005】複写機が画像形成を行なわない待機時に
は、通常動作用電源回路をリレー等のスイッチ手段によ
って交流入力電源から遮断する構成が採られている。
【0006】図4は、待機用電源回路及び通常動作用電
源回路から成る複写機の従来の電源装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0007】図中101,102は電源装置の入力端子
であり、入力端子101,102は待機用の電源回路1
11に接続されると共に、リレー等で構成されたスイッ
チ(SW)113を介して通常動作用の電源回路112
に接続される。
【0008】電源回路111は直流電圧Voutaを端
子103,104からコントローラ122に供給する。
【0009】電源回路112は直流電圧Voutbを端
子105,106から出力し、直流電圧Voutcを端
子107,108から出力し、直流電圧Voutdを端
子109,110から出力する。こうした各直流電圧
は、図示していないが、前述のリーダー系、書き込み
系、高圧電源、各種モータ等へ供給される。
【0010】SW駆動回路114は電源回路111内に
構成されており、コントローラ122から送られるリモ
ート信号に従いスイッチ113を作動させて、電源回路
112への交流電源の導通/遮断を切り替えている。
【0011】こうした構成の電源装置において、機器の
メインスイッチ(図示せず)がオンされると、電源回路
111へ交流電源が接続されて電源回路111が動作を
開始し、直流電圧Voutaをコントローラ122へ出
力する。これによりコントローラ122が動作を開始
し、コントローラ122は機器の状態に応じたリモート
信号をSW駆動回路114へ出力する。
【0012】コントローラ122より、スイッチ113
を導通させるリモート信号(リモートON信号)が出力
されている場合、電源回路111に内蔵されたSW駆動
回路114はスイッチ113を導通し、これによって交
流電源が電源回路112へ供給される。
【0013】一方、コントローラ122より、スイッチ
113を遮断させるリモート信号(リモートOFF信
号)が出力されている場合、SW駆動回路114はスイ
ッチ113を遮断し、これによって交流電源は電源回路
112へ供給されない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示した商用交流電源を入力とする2つの電源回路11
1,112で構成された従来の電源装置において、通常
動作用の電源回路112はスイッチ113を介して商用
交流電源と接続され、リモート信号によりスイッチ11
3が導通/遮断することで交流電源が供給/遮断され
る。この通常動作用の電源回路112は比較的大きな電
力を出力するが、電源回路112内において何らかの異
常が発生して電源回路112が正常動作できなくなった
場合でも、従来、商用交流電源が電源回路112に入力
され続ける危険性がある。
【0015】また、ユーザの手動によりリモート信号を
リモートON信号またはリモートOFF信号にすること
が可能な電源装置が存在するが、こうした電源装置で
は、電源回路112に異常が発生しているにも拘らずリ
モートON信号が入力されると、SW駆動回路114が
スイッチ113を導通してしまい、電源回路112のあ
る特定部に電気的ストレスが集中してしまう可能性があ
る。
【0016】なお、こうしたことの対策のために電源回
路112において、想定されるあらゆる故障に対して必
要十分なマージンを持った素子や部品を使用することが
考えられるが、この場合、定格負荷容量に対して余裕を
持った回路構成となるために、電源装置としてのサイズ
が大きくなり、重量が増え、コストが高くなるという問
題が発生する。
【0017】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、異常の発生した電源回路に交流電源を
供給し続けることを防止して、小型化、軽量化かつ低コ
スト化を図った電源装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、交流電源を入力とす
る複数の電源回路で構成された電源装置において、スイ
ッチ手段を介在して交流電源と接続される第1の電源回
路と、前記スイッチ手段を介在させずに交流電源と接続
される第2の電源回路と、前記第2の電源回路が出力す
る直流電圧により作動し、指令信号を出力する制御手段
と、前記第2の電源回路内に設けられ、前記制御手段か
ら出力された指令信号に従い前記スイッチ手段を導通ま
たは遮断して、交流電源の前記第1の電源回路への供給
または供給停止を行うスイッチ駆動手段と、前記第1の
電源回路内に設けられ、前記第1の電源回路の動作状態
を検出する検出手段と、前記第2の電源回路内に設けら
れ、前記検出手段によって検出された動作状態を監視
し、該動作状態に異常が発生していることを検出したと
きに、前記スイッチ手段を強制的に遮断して、交流電源
の前記第1の電源回路への供給停止を行なうスイッチ遮
断手段とを有することを特徴とする。
【0019】また、請求項10記載の発明によれば、交
流電源を入力とする複数の電源回路で構成された電源装
置において、スイッチ手段を介在して交流電源と接続さ
れる第1の電源回路と、前記スイッチ手段を介在させず
に交流電源と接続される第2の電源回路と、前記第2の
電源回路内に設けられ、ユーザが手動で入力した指令信
号に従い前記スイッチ手段を導通または遮断して、交流
電源の前記第1の電源回路への供給または供給停止を行
うスイッチ駆動手段と、前記第1の電源回路内に設けら
れ、前記第1の電源回路の動作状態を検出する検出手段
と、前記第2の電源回路内に設けられ、前記検出手段に
よって検出された動作状態を監視し、該動作状態に異常
が発生していることを検出したときに、前記スイッチ手
段を強制的に遮断して、交流電源の前記第1の電源回路
への供給停止を行なうスイッチ遮断手段とを有すること
を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明に係る電源装置の第1の実
施の形態の構成を示すブロック図である。この第1の実
施の形態の電源装置は複写機に内蔵される。
【0022】図中1,2は電源装置の入力端子であり、
図示していない機器のメインスイッチ、漏電ブレーカ、
ノイズフィルタ等を介して交流電源に接続されている。
【0023】入力端子1,2は待機用の電源回路11に
接続されると共に、リレー等で構成されたスイッチ(S
W)13を介して通常動作用の電源回路12に接続され
る。電源回路11及び電源回路12はスイッチング回
路、トランス、DC−DCコンバータ等で構成される。
【0024】電源回路11は直流電圧Voutaを端子
3,4からコントローラ22に供給する。なお、電源回
路11が複数の直流電圧を出力するようにしてもよい。
【0025】電源回路12は直流電圧Voutbを端子
5,6から出力し、直流電圧Voutcを端子7,8か
ら出力し、直流電圧Voutdを端子9,10から出力
する。こうした各直流電圧は、図示していないが、複写
機のリーダー系、書き込み系、高圧電源、各種モータ等
へ供給される。
【0026】SW駆動回路14は電源回路11内に構成
されており、コントローラ22から送られるリモート信
号に従いスイッチ13を作動させて、電源回路12への
交流電源の導通/遮断を切り替えている。
【0027】次に、電源回路11及び電源回路12の内
部構成を説明する前に、こうした構成の電源装置の動作
概要を予め説明しておく。
【0028】図示していない機器の入力プラグがコンセ
ントに接続され、図示していない機器のメインスイッチ
がオンされると、電源回路11へ交流電源が接続されて
電源回路11が動作を開始し、直流電圧Voutaをコ
ントローラ22へ出力する。なお、メインスイッチを有
さない機器の場合は、プラグがコンセントに接続される
ことで電源回路11へ交流電源が接続される。
【0029】直流電圧Voutaがコントローラ22に
入力されることでコントローラ22が動作を開始し、コ
ントローラ22は機器の状態に応じたリモート信号をS
W駆動回路14へ出力する。
【0030】コントローラ22より、スイッチ13を導
通させるリモート信号(リモートON信号)が出力され
ている場合、電源回路11に内蔵されたSW駆動回路1
4はスイッチ13を導通し、これによって交流電源が電
源回路12へ供給される。
【0031】一方、コントローラ22より、スイッチ1
3を遮断させるリモート信号(リモートOFF信号)が
出力されている場合、SW駆動回路14はスイッチ13
を遮断し、これによって交流電源は電源回路12へ供給
されない。
【0032】一般的に、メインスイッチがオンされた場
合(メインスイッチを有さない機器ではプラグがコンセ
ントに挿入された場合)、まず機器を動作可能状態に立
ち上げるために、コントローラ22よりリモートON信
号が出力されてスイッチ13が導通し、電源回路12が
立ち上がって各負荷が動作する。そして機器が立ち上が
り、そのまま動作状態へ移行する時は、コントローラ2
2より継続してリモートON信号が出力されるが、機器
が立ち上がった後、待機状態へ移行する場合や、一連の
動作状態が完了してその後に待機状態へ移行する時は、
コントローラ22よりリモートOFF信号が出力され
て、SW駆動回路14がスイッチ13を遮断し、電源回
路12への交流電源供給を遮断する。
【0033】次に、電源回路11及び電源回路12の内
部構成を説明する。
【0034】電源回路12には電圧検出部17、電流検
出部19、温度検出部20を設ける。電圧検出部17
は、電源回路12の異常時に電圧が急上昇したり急下降
したりする可能性のある回路部分の電圧を検出し、電流
検出部19は、電源回路12の異常時に電流が急増、急
減する可能性のある回路部分の電流を検出し、温度検出
部20は、電源回路12の異常時に温度が急上昇する素
子の温度を検出する。検出された各状態信号は電源回路
11の監視部15に送られる。
【0035】リモートON信号によりスイッチ13が導
通し、電源回路12へ交流電源が供給されている状態
で、電圧検出部17、電流検出部19、温度検出部20
が動作する。
【0036】電源回路11において、監視部15は、電
圧検出部17、電流検出部19、温度検出部20からそ
れぞれ送られる状態信号をモニタしており、いずれかの
信号の示す値が通常値を逸脱するような異常が発生した
場合には、電源異常信号をラッチ回路16に出力する。
【0037】ラッチ回路16は電源異常信号が入力され
ると、SW駆動回路14の出力に拘らず、スイッチ13
を強制的に遮断し且つ遮断状態を維持する。
【0038】これにより、リモート信号の如何に拘ら
ず、異常の発生した電源回路12への電源供給を継続的
に停止することができる。そして、電源回路12での異
常発生時に電源供給を確実に停止できるので、電源回路
12においては、定格負荷容量を越えた負荷容量に対応
する回路構成をせずに、定常負荷に対して最適である素
子や部品を選定するだけで済む。
【0039】なお、ユーザの手動により、リモート信号
をリモートON信号またはリモートOFF信号にするこ
とが可能な構成になっている場合でも、電源回路12に
異常が発生したとき、SW駆動回路14の出力に拘ら
ず、スイッチ13を強制的に遮断し且つ遮断状態を維持
する。
【0040】なおまた、監視部15にタイマー回路を内
蔵して、電圧検出部17、電流検出部19、温度検出部
20からそれぞれ送られる状態信号の示す値が通常値を
継続的に逸脱している期間を測定し、その測定された期
間が所定の期間以上に達したとき、電源異常信号をラッ
チ回路16に出力するようにしてもよい。これにより、
電源回路12の起動時等に発生する過渡状態に起因する
電源異常の誤検知を防止することができる。
【0041】さらになお、上記の第1の実施の形態で
は、電源回路12に電圧検出部17、電流検出部19及
び温度検出部20が設けられ、監視部15がそれらから
出力される状態信号をモニタしているが、これに代わっ
て、電圧検出部17、電流検出部19及び温度検出部2
0の内の1つを電源回路12に設け、監視部15がその
1つから出力される状態信号をモニタし、異常を検出す
るような構成にしてもよい。
【0042】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を説明する。
【0043】図2は、本発明に係る電源装置の第2の実
施の形態の構成を示すブロック図である。第2の実施の
形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じ
であるので、同一構成部分には同一の参照番号を付して
その説明を省略する。
【0044】第2の実施の形態では、通常動作用の電源
回路12aから出力される直流電圧Voutbをモニタ
し、電源回路12aの異常時に直流電圧Voutbが低
下する点に着目して異常検出を行なうようにしている。
【0045】第2の実施の形態では、通常動作用の電源
回路12aに、第1の実施の形態のような電圧検出部1
7、電流検出部19、温度検出部20を設けず、待機用
の電源回路11aに電圧検出部18a、タイマー回路2
1を設ける。電圧検出部18aは、電源回路12aから
出力される直流電圧Voutbをモニタし、直流電圧V
outbが所定の値を下回るとタイマー回路21に電圧
低下信号を出力する。タイマー回路21は電圧低下信号
が入力されると計時を開始し、電圧低下信号が所定の期
間に亘り入力され続けると、ラッチ回路16へ電源異常
信号を出力する。
【0046】このタイマー回路21の作動により、電源
回路12aの起動時等に発生する過渡状態に起因する電
源異常の誤検知を防止することができる。
【0047】ラッチ回路16は電源異常信号が入力され
ると、SW駆動回路14の出力に拘らず、スイッチ13
を強制的に遮断し且つ遮断状態を維持する。
【0048】これにより、リモート信号の如何に拘ら
ず、異常の発生した電源回路12aへの電源供給を継続
的に停止することができる。そして、電源回路12aで
の異常発生時に電源供給を確実に停止できるので、電源
回路12aにおいては、定格負荷容量を越えた負荷容量
に対応する回路構成をせずに、定常負荷に対して最適で
ある素子や部品を選定するだけで済む。
【0049】なお、ユーザの手動により、リモート信号
をリモートON信号またはリモートOFF信号にするこ
とが可能な構成になっている場合でも、電源回路12a
に異常が発生したとき、SW駆動回路14の出力に拘ら
ず、スイッチ13を強制的に遮断し且つ遮断状態を維持
する。
【0050】(第3の実施の形態)次に第3の実施の形
態を説明する。
【0051】図3は、本発明に係る電源装置の第3の実
施の形態の構成を示すブロック図である。第3の実施の
形態の構成は、基本的に第2の実施の形態の構成と同じ
であるので、同一構成部分には同一の参照番号を付して
その説明を省略する。
【0052】第3の実施の形態では、通常動作用の電源
回路12aから出力される直流電圧Voutb,Vou
tc,Voutdをモニタし、電源回路12aの異常時
にそれらの直流電圧の少なくとも1つが低下する点に着
目して異常検出を行なうようにしている。
【0053】第3の実施の形態では、待機用の電源回路
11bに電圧検出部18bを設ける。電圧検出部18b
は、電源回路12aから出力される直流電圧Vout
b,Voutc,Voutdをモニタし、直流電圧Vo
utb,Voutc,Voutdを各所定の値とそれぞ
れ比較する。直流電圧Voutb,Voutc,Vou
tdのうち少なくとも1つが対応の所定の値を下回ると
タイマー回路21に電圧低下信号を出力する。タイマー
回路21は電圧低下信号が入力されると計時を開始し、
電圧低下信号が所定の期間に亘り入力され続けると、ラ
ッチ回路16へ電源異常信号を出力する。
【0054】このタイマー回路21の作動により、電源
回路12aの起動時等に発生する過渡状態に起因する電
源異常の誤検知を防止することができる。
【0055】ラッチ回路16は電源異常信号が入力され
ると、SW駆動回路14の出力に拘らず、スイッチ13
を強制的に遮断し且つ遮断状態を維持する。
【0056】これにより、リモート信号の如何に拘ら
ず、異常の発生した電源回路12aへの電源供給を継続
的に停止することができる。そして、電源回路12aで
の異常発生時に電源供給を確実に停止できるので、電源
回路12aにおいては、定格負荷容量を越えた負荷容量
に対応する回路構成をせずに、定常負荷に対して最適で
ある素子や部品を選定するだけで済む。
【0057】なお、ユーザの手動により、リモート信号
をリモートON信号またはリモートOFF信号にするこ
とが可能な構成になっている場合でも、電源回路12a
に異常が発生したとき、SW駆動回路14の出力に拘ら
ず、スイッチ13を強制的に遮断し且つ遮断状態を維持
する。
【0058】なおまた、電源回路12aから直流電圧V
outb,Voutc,Voutdを出力される各端子
5,6、7,8、9,10にそれぞれ接続された各負荷
において異常が発生した場合にも、対応の直流電圧が低
下する可能性があるので、こうした負荷異常も検出さ
れ、こうした異常時にも電源遮断が行なわれ、安全性が
確保される。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、通
常動作用の第1の電源回路の動作状態を監視し、該動作
状態に異常が発生していることを検出したときに、交流
電源の前記第1の電源回路への供給停止を行なう。
【0060】これにより、異常の発生した第1の電源回
路に交流電源を供給し続けることを防止でき、したがっ
て、定格負荷容量を越えた負荷容量に対応する回路構成
をせずに、定常負荷に対して最適である素子や部品を選
定するだけで済み、小型化、軽量化かつ低コスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源装置の第1の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る電源装置の第2の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る電源装置の第3の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図4】待機用電源回路及び通常動作用電源回路から成
る複写機の従来の電源装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,2 入力端子 3〜10 出力端子 11 待機用の電源回路(第2の電源回路) 12 通常動作用の電源回路(第1の電源回路) 13 スイッチ(スイッチ手段) 14 SW駆動回路(スイッチ駆動手段) 15 監視部(スイッチ遮断手段) 16 ラッチ回路 17 電圧検出部(検出手段) 19 電流検出部(検出手段) 20 温度検出部(検出手段) 22 コントローラ(制御手段)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を入力とする複数の電源回路で
    構成された電源装置において、 スイッチ手段を介在して交流電源と接続される第1の電
    源回路と、 前記スイッチ手段を介在させずに交流電源と接続される
    第2の電源回路と、 前記第2の電源回路が出力する直流電圧により作動し、
    指令信号を出力する制御手段と、 前記第2の電源回路内に設けられ、前記制御手段から出
    力された指令信号に従い前記スイッチ手段を導通または
    遮断して、交流電源の前記第1の電源回路への供給また
    は供給停止を行うスイッチ駆動手段と、 前記第1の電源回路内に設けられ、前記第1の電源回路
    の動作状態を検出する検出手段と、 前記第2の電源回路内に設けられ、前記検出手段によっ
    て検出された動作状態を監視し、該動作状態に異常が発
    生していることを検出したときに、前記スイッチ手段を
    強制的に遮断して、交流電源の前記第1の電源回路への
    供給停止を行なうスイッチ遮断手段とを有することを特
    徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記第1の電源回路内
    の所定位置における電圧を検出することを特徴とする請
    求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記第1の電源回路内
    の所定位置における電流を検出することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記第1の電源回路内
    の所定位置における温度を検出することを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記第1の電源回路が
    出力する複数の直流電圧のうち少なくとも1つの電圧値
    を検出することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチ遮断手段は、前記検出手段
    によって検出された動作状態に異常が発生していること
    を検出したときに、前記スイッチ手段を強制的に遮断し
    続けることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記スイッチ遮断手段は、前記検出手段
    によって検出された動作状態に異常が発生していること
    を検出したときに、該異常が所定時間に亘って継続した
    ことを確認した上で前記スイッチ手段を強制的に遮断す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の電源回路は、負荷装置におい
    て本来の通常動作を行なう場合にのみ必要となる電力を
    該負荷装置に供給することを特徴とする請求項1乃至請
    求項7のいずれかに記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の電源回路は、負荷装置におい
    て本来の通常動作が行なわれるまで待機している場合に
    必要となる電力を該負荷装置に供給することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 交流電源を入力とする複数の電源回路
    で構成された電源装置において、 スイッチ手段を介在して交流電源と接続される第1の電
    源回路と、 前記スイッチ手段を介在させずに交流電源と接続される
    第2の電源回路と、 前記第2の電源回路内に設けられ、ユーザが手動で入力
    した指令信号に従い前記スイッチ手段を導通または遮断
    して、交流電源の前記第1の電源回路への供給または供
    給停止を行うスイッチ駆動手段と、 前記第1の電源回路内に設けられ、前記第1の電源回路
    の動作状態を検出する検出手段と、 前記第2の電源回路内に設けられ、前記検出手段によっ
    て検出された動作状態を監視し、該動作状態に異常が発
    生していることを検出したときに、前記スイッチ手段を
    強制的に遮断して、交流電源の前記第1の電源回路への
    供給停止を行なうスイッチ遮断手段とを有することを特
    徴とする電源装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段は、前記第1の電源回路
    内の所定位置における電圧を検出することを特徴とする
    請求項10記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 前記検出手段は、前記第1の電源回路
    内の所定位置における電流を検出することを特徴とする
    請求項10または請求項11に記載の電源装置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段は、前記第1の電源回路
    内の所定位置における温度を検出することを特徴とする
    請求項10至請求項12のいずれかに記載の電源装置。
  14. 【請求項14】 前記検出手段は、前記第1の電源回路
    が出力する複数の直流電圧のうち少なくとも1つの電圧
    値を検出することを特徴とする請求項10記載の電源装
    置。
  15. 【請求項15】 前記スイッチ遮断手段は、前記検出手
    段によって検出された動作状態に異常が発生しているこ
    とを検出したときに、前記スイッチ手段を強制的に遮断
    し続けることを特徴とする請求項10乃至請求項14の
    いずれかに記載の電源装置。
  16. 【請求項16】 前記スイッチ遮断手段は、前記検出手
    段によって検出された動作状態に異常が発生しているこ
    とを検出したときに、該異常が所定時間に亘って継続し
    たことを確認した上で前記スイッチ手段を強制的に遮断
    することを特徴とする請求項10乃至請求項14のいず
    れかに記載の電源装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の電源回路は、負荷装置にお
    いて本来の通常動作を行なう場合にのみ必要となる電力
    を該負荷装置に供給することを特徴とする請求項10乃
    至請求項16のいずれかに記載の電源装置。
  18. 【請求項18】 前記第2の電源回路は、負荷装置にお
    いて本来の通常動作が行なわれるまで待機している場合
    に必要となる電力を該負荷装置に供給することを特徴と
    する請求項10乃至請求項17のいずれかに記載の電源
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7715214B2 (en) 2005-03-03 2010-05-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Malfunction determining device for drive circuit and drive unit including the same, and method for determining malfunction in drive circuit
JP2016005319A (ja) * 2014-06-14 2016-01-12 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電圧レギュレータの安全性を向上する方法、電源システムおよびコンピュータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7715214B2 (en) 2005-03-03 2010-05-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Malfunction determining device for drive circuit and drive unit including the same, and method for determining malfunction in drive circuit
JP2016005319A (ja) * 2014-06-14 2016-01-12 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電圧レギュレータの安全性を向上する方法、電源システムおよびコンピュータ

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