JPH071524U - パーティション用照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーティションのパネルの支柱に簡単に取り
付ける。灯具の向きを任意の向きに向ける。灯具の向き
を任意の向きに向けることができても灯具をパーティシ
ョンのパネルに近づけることなく、安全性を確保する。 【構成】 パーティションＢのパネル６ａ，６ｂの入隅
にパーティション用照明器具Ａを配置し、パネル６ａに
対してアーム２が平行で且つ水平になるように向け、パ
ネル６ｂの面にフランジ１を当接し、パネル６ｂの端部
の連結用の支柱４に取り付け板５を固定してフランジ１
を支柱４に取り付ける。またアーム２に対して灯具３を
上下に回動したり、フランジ１に対してアーム２を回動
したりすることにより、灯具３の向きを任意の向きに向
けて照明する。このとき灯具３の向きを任意の向きに向
けることができるようになっていても、灯具３が一方の
パネル６ａの内面に近接することなく、パネル６ａが温
度上昇することなく、安全性を確保できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、パーティションの入隅に取り付けられるパーティション用照明器具 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に机の並びに沿ってローパーティションのようなパーティションで部屋を 仕切った場合、パーティションの入隅に照明器具が取り付け施工されることが多 い。この場合、パーティションのパネルの面に照明器具を取り付けるようになっ ていることが多い。また照明器具の灯具としては固定のものや、上下角度だけ調 整自在にしたものや、フレキシブルアームで自在な動きをするようにしたもの等 がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、パーティションのパネルの面に照明器具を取り付ける場合、取り付 け強度を考慮しなければならなく、取り付けが複雑になるという問題がある。ま た灯具の角度が変えられないように固定したものや、上下のみ角度調整可能にし たものは灯具の向きを自在に向けられないという問題があり、また灯具の向きを 自在に変えられるものは灯具がパーティションのパネルの面に向いたり、パネル に近づいたりしてパネル面の温度が上昇して安全でないことが生じるという問題 がある。

【０００４】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、本考案の目的とするとこ ろはパーティションのパネルの支柱に簡単に取り付けることができ、また灯具の 向きを任意の向きに向けることができ、さらに灯具の向きを任意の向きに向ける ことができても灯具をパーティションのパネルに近づけることなく、安全性を確 保できるパーティション用照明器具を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため本考案パーティション用照明器具Ａは、取り付け用の ベースとなるフランジ１と、フランジ１の略中央からフランジ１に対して直交す るように突設したアーム２と、アーム２の先端に設けた灯具３よりなるパーティ ション用照明器具であって、フランジ１を上下対称な形状として上下反転自在に 取り付け可能にし、フランジ１内の一側に偏った位置にパーティションＢの支柱 ４に取り付ける取り付け板５を設け、アーム２の先端に灯具３をアーム２に対し て灯具３が上記取り付け板５を設ける側を反対側に偏るように取着すると共に灯 具３をアーム２に対して直交する軸を中心に上下に回動自在に設け、アーム２の 回りで且つ上記取り付け板５を偏らせた側と反対の半周に亙って上下に灯具３が 回動し得るようにアーム２をフランジ１に回動可能に取着して成ることを特徴と する。

【０００６】

【作用】

パーティションＢの一対のパネル６ａ，６ｂがＬ字状の交差する入隅にパーテ ィション用照明器具Ａを配置し、一方のパネル６ａに対してアーム２が平行で且 つ水平になるように向け、他方のパネル６ｂの面にフランジ１を当接し、他方の パネル６ｂの端部の連結用の支柱４に取り付け板５を固定してフランジ１を支柱 ４に取り付けることにより、パーティションＢへのパーティション用照明器具Ａ の取り付け施工ができる。このとき支柱に４に取り付けるため簡単且つ強固に取 り付けることができる。またアーム２に対して灯具３を上下に回動したり、フラ ンジ１に対してアーム２を回動したりすることにより、灯具３の向きを任意の向 きに向けて照明できる。このとき灯具３の向きを任意の向きに向けることができ るようになっていても、灯具３が一方のパネル６ａの内面に近接することなく、 パネル６ａが温度上昇することなく、安全性を確保できる。またフランジ１の向 きを上下反転することにより、取り付け板５の位置を左右逆にでき、パーティシ ョンＢの左の入隅でも右の入隅でも取り付け施工でき、しかも灯具３がパネル６ ａに近接しないように取り付けることができる。

【０００７】

【実施例】

パーティション用照明器具Ａは、図１や図２に示すように取り付け用のベース となるフランジ１と、フランジ１の略中央からフランジ１に対して直交するよう に突設したアーム２と、アーム２の先端に設けた灯具３とで形成されている。フ ランジ１は背面を開口せる角箱状に形成されており、図３に示すように上下対称 の形状となっている。フランジ１の横幅方向の一側でフランジ１内には図４に示 すように上下に長い取り付け板５を一体に設けてあり、取り付け板５の後端の上 下に嵌合切り欠き７を設けてある。取り付け板５の側方には取り付け板５と平行 に突出するストッパー８を突設してある。取り付け板５を連結用の支柱４に取り 付けるための取り付け金具９は図４に示すように板状に形成され、上下に係止フ ック１０を設けると共に嵌合用切り欠き７に対応するビス１１を螺合してある。 アーム２はフランジ１に直交するように配置され、フランジ１の略中央にアーム ２の基端を回動自在に連結してある。アーム２の先端には灯具３が取り付けられ るが、アーム２に対して灯具３が取り付け板５を設ける側と反対に偏るように取 り付けられている。この灯具３はアーム２の長手方向と直交する軸に対して上下 に回動自在に取り付けられている。本実施例の場合、図２に示すαの角度（９０ ゜）とβの角度（６０゜）の範囲回動するようにしてある。またアーム２はフラ ンジ１に対してアーム２の周方向に回動自在に取り付けられるが、灯具３が取り 付け板５が偏る方向と反対方向側の半周（図５にγで示す１８０゜）の範囲で上 下に回動するように規制してある。つまり、図５に示すようにアーム２の端部に は回転止めワッシャー１２を設けてあり、回転止めワッシャー１２の外周に当た り突起１４を設けると共にフランジ１側に被当たり突起１３を半周の間隔を隔て て設けてあり、当たり突起１４が被当たり突起１３に当たるまでの範囲で回転止 めワッシャー１２が回転してアーム２が半周の範囲規制されて回動するようにな っている。これにより、取り付け板５と反対に偏った半周で真下から真上まで回 動するようになっている。

【０００８】 ローパーティションのようなパーティションＢは机の並びに沿ったりするよう に立設されるものであり、コーナー部では一対のパネル６ａ，６ｂがＬ字状に交 差するように連結してある。パネル６ａ，６ｂの端部には連結用の支柱４を設け てあり、連結用の支柱４同士を連結してある。支柱４の連結部分の出隅側にはコ ーナーカバー１５を被着してある。連結用の支柱４には上下方向に適当な間隔で 係止孔１６を穿孔してある。パーティションＢの入隅側にはパーティション用照 明器具Ａが配置され、アーム２が一方のパネル６ａと平行で且つ水平になるよう に配置して取り付けられる。他方のパネル６ｂの連結用の支柱４には取り付け金 具９の係止フック１０を係止孔１６に引っ掛け係止することにより取り付け金具 ９が取り付けられる。フランジ１はパネル６ｂの端部の内面に被せるように配置 され、取り付け板５を取り付け金具９に重ね、ビス１１を嵌合用切り欠き７に嵌 合し、ビス１１を締め付けることにより、フランジ１が支柱４に取り付けられる 。このようにしてパーティションＢの入隅部にパーティション用照明器具Ａが取 り付けられるが、本実施例の場合、ストッパー８が係止孔１６に挿入されてパー ティション用照明器具Ａの浮き上がりが防止されると共に左右の振れ止めがされ る。パーティション用照明器具Ａの電源コード１７はフランジ１から下方に導出 されている。このように取り付けたパーティション用照明器具Ａは灯具３をアー ム１に対して上下に回動したり、アーム２を半周の範囲でフランジ１に対して回 動することにより、灯具３の向きを使用に適切な任意の向きに向けることができ る。このとき灯具３を向きをどの向きに向けても灯具３がパネル６ａの内面に近 づくことがなく、灯具３とパネル６ａの面が近づくことがなく、灯具３でパネル ６ａの面が加熱されることなく、パネル６ａの温度上昇を防止して安全性を向上 できる。

【０００９】 また上記のようにように構成せるパーティション用照明器具Ａは左側の入隅で も右側の入隅でも上記と同様に取り付けることができる。このときフランジ１の 上下を反転することにより取り付けることができる。フランジ１の上下を逆にし て取り付けることにより、灯具３がパネル６ａに近接しないように取り付けるこ とができる。

【００１０】

【考案の効果】 本考案パーティション用照明器具は叙述のように構成されているので、パーテ ィションの一対のパネルがＬ字状の交差する入隅にパーティション用照明器具を 配置し、一方のパネルに対してアームが平行で且つ水平になるように向け、他方 のパネルの面にフランジを当接し、他方のパネルの端部の連結用の支柱に取り付 け板を固定してフランジを支柱に取り付けることにより、パーティションへのパ ーティション用照明器具の取り付け施工ができるものであって、支柱にパーティ ション用照明器具を取り付けるためにパーティション用照明器具を簡単且つ強固 に取り付けることができるものであり、またアームに対して灯具を上下に回動し たり、フランジに対してアームを回動したりできるため、灯具の向きを任意の向 きに向けて照明できるものであり、さらに灯具の向きを任意の向きに向けること ができるようになっていても、灯具が一方のパネルの内面に近接することがない ように一義的に向きを決めてパーティション用照明器具を取り付けることができ 、パネルが温度上昇することなく、安全性を確保できるものであり、さらにまた フランジの向きを上下反転することにより、取り付け板の位置を左右逆にできて パーティションの左の入隅でも右の入隅でも取り付け施工できると共に灯具がパ ネルに近接しないように取り付けることができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の一部切欠平面図である。

【図２】同上の一部省略正面図である。

【図３】同上のフランジの側面図である。

【図４】同上のフランジと取り付け金具の部分を示す分
解斜視図である。

【図５】同上のフランジの内部側から見た回転止めの説
明図である。

【符号の説明】

Ａ パーティション用照明器具 Ｂ パーティション １ フランジ ２ アーム ３ 灯具 ４ 支柱 ５ 取り付け板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 取り付け用のベースとなるフランジと、
   フランジの略中央からフランジに対して直交するように
   突設したアームと、アームの先端に設けた灯具よりなる
   パーティション用照明器具であって、フランジを上下対
   称な形状として上下反転自在に取り付け可能にし、フラ
   ンジ内の一側に偏った位置にパーティションの支柱に取
   り付ける取り付け板を設け、アームの先端に灯具をアー
   ムに対して灯具が上記取り付け板を設ける側を反対側に
   偏るように取着すると共に灯具をアームに対して直交す
   る軸を中心に上下に回動自在に設け、アームの回りで且
   つ上記取り付け板を偏らせた側と反対の半周に亙って上
   下に灯具が回動し得るようにアームをフランジに回動可
   能に取着して成るパーティション用照明器具。