JPH0715186Y2 - 機器ケースの開閉構造 - Google Patents

機器ケースの開閉構造

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JPH0715186Y2
JPH0715186Y2 JP1989041652U JP4165289U JPH0715186Y2 JP H0715186 Y2 JPH0715186 Y2 JP H0715186Y2 JP 1989041652 U JP1989041652 U JP 1989041652U JP 4165289 U JP4165289 U JP 4165289U JP H0715186 Y2 JPH0715186 Y2 JP H0715186Y2
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    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0214Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
    • H04M1/0216Foldable in one direction, i.e. using a one degree of freedom hinge
    • H04M1/022The hinge comprising two parallel pivoting axes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、一組のケースを開閉可能に連結してなる機
器ケースを備えた小型電子計算機等の小型電子機器にお
ける機器ケースの開閉構造に関する。
[考案の背景] 例えば小型電子計算機には、計算デ−タ等の情報を入力
するためのキー入力部を備えたキー入力用ケースと、キ
ー入力部で入力された計算データやその演算結果等の情
報を表示するための表示部を備えた表示用ケースとから
なる一組のケースを開閉可能に連結してなる機器ケース
を備えた、いわゆる折畳みタイプのものがある。
従来のこのような小型電子計算機の機器ケースは、一組
のケースの各連結部の両端部に筒状のヒンジ部がそれぞ
れ設けられ、各対応する2組のヒンジ部にピンがそれぞ
れ装着され、これにより一組のケースが開閉可能に連結
された構造となっている。
しかしながら、従来のこのような小型電子計算機の機器
ケースでは、キー入力用ケースに設けられたキー入力部
と表示用ケースに設けられた表示部とを電気的に接続す
るためのフレキシブルフィルム(FPC)の一部が一組の
ケースの各連結部から外部に露出されることになるの
で、見栄えが悪いばかりでなく、この露出した部分にお
けるフレキシブルフィルムが外部要因によって損傷を受
け易く、その電気的接続機能が損われてしまうことがあ
るという問題があった。また、この露出した部分におけ
るフレキシブルフィルムが、一組のケースの開閉操作に
伴って、折れ角0°の状態から折れ角180°の状態まで
の折り曲げを繰り返すことになるので、多大な負荷がか
かり、早期に疲労してその電気的接続機構が損われ易い
という問題があった。
そこで、一組のケースの連結部分に長尺で幅広のヒンジ
部材を配置し、このヒンジ部材の長手方向両端部の幅方
向一端側をピンを介して一方のケースの連結部に連結
し、幅方向他端側を同じくピンを介して他方のケースの
連結部に連結し、各ケースをヒンジ部材に対してそれぞ
れ異なる中心軸を中心にして回動可能に連結してなる機
器ケースの開閉構造が考えられる。
このような機器ケースの開閉構造によてば、ヒンジ部材
の内部にフレキシブルフィルムを配置すると、このフレ
キシブルフィルムが一組のケースの外部に露出しないよ
うにすることができ、したがって見栄えが良くなり、ま
たフレキシブルフィルムが外部要因によって損傷を受け
ないようにすることができる。また、各ケースをヒンジ
部材に対して折れ角0°の状態から折れ角90°の状態ま
で開閉することにより、一組のケースを折れ角0°の状
態から折れ角180°の状態まで開閉することができ、し
たがってフレキシブルフィルムはヒンジ部材の外側にお
ける2箇所において折れ角90°の状態から折れ角180°
の状態までの折り曲げが繰り返されることになり、負荷
が小さく、疲労しにくいことになる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような機器ケースの開閉構造では、
ケースを合成樹脂材料で形成するとき、成形条件等によ
り、ケース側のピン連結用孔の孔径にバラツキが生じる
と、製品によって、ケースとヒンジ部材との間にガタツ
キが生じてしまうという問題がある。特に、表示用ケー
スに設けられた表示部を見やすくするために、キー入力
用ケースに対して表示用ケースをある傾斜位置に保持す
ることができる構造とするとき、表示用ケースとヒンジ
部材との間にガタツキがある場合には、製品によって、
キー入力用ケースに対する表示用ケースの傾斜位置にバ
ラツキが生じてしまうという問題がある。
この考案は上述の如き事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、一組のケースの連結部分にヒン
ジ部材を配置し、各ケースをヒンジ部材に対してそれぞ
れ異なる中心軸を中心にして回動可能に連結してなるも
のにおいて、ケース側のピン連結用孔の孔径にバラツキ
があっても、ケースとヒンジ部材との間にガタツキが生
じないようにするこのできる機器ケースの開閉構造を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案に係る機器ケースの開閉構造は上記課題を解決
するため、一組のケースの連結部分にヒンジ部材を配置
し、前記各ケースを前記ヒンジ部材に対してそれぞれ異
なる中心軸を中心にして回動可能に連結してなるものに
おいて、前記一組の中心軸のうち少なくとも一方の中心
軸をスプリングピンとしたものである。
[作用] かかる構成にある機器ケースの開閉構造においては、ケ
ース側のピン連結用孔の孔径にバラツキがあっても、こ
のバラツキをスプリングピンによって吸収することがで
き、したがってケースとヒンジ部材との間にガタツキが
生じないようにすることができる。
[実施例] 以下、第1図〜第7図を参照して、この考案を小型電子
計算機に適用した場合の一実施例につき説明する。
まず、第7図はいわゆる折畳みタイプの小型電子計算機
の外観を示したものである。
この小型電子計算機では、キー入力用ケース1と表示用
ケース2とからなる機器ケース3が備えられ、キー入力
用ケース1と表示用ケース2との連結部分にそれぞれ設
けられたヒンジ収納部4、5に長尺で幅広のヒンジ部材
6が配置され、後で説明するように、各ケース1、2が
ヒンジ部材6に対してそれぞれ異なる中心軸を中心にし
て回動可能に連結された構造となっている。キー入力用
ケース1の表示用ケース2との対向面には、計算データ
等の情報を入力するためのキー入力部7が設けられてい
る。表示用ケース2のキー入力用ケース1との対向面の
上部には、キー入力部7で入力された計算データやその
演算結果等を表示するための液晶表示パネル等からなる
表示パネル8が設けられている。表示パネル8の下方に
おける表示用ケース2の内部には、図示していないが、
この小型電子計算機の電子回路部を構造する複数の電子
部品が載置された回路基板が設けられている。この回路
基板は図示しないフレキシブルフィルムを介して表示パ
ネル8と電気的に接続されている。
次に、第1図〜第6図はこの小型電子計算機における機
器ケースの開閉構造の部分を示したものである。
キー入力用ケース1は、図示しないビスによって結合さ
れた外部ケース11と内部ケース12とからなり、その一端
部の両側を除く部分には既に説明したヒンジ収納部4が
設けられている。表示用ケース2は、図示しないビスに
よって結合された外部ケース13と内部ケース14とからな
り、その一端部の両側を除く部分には既に説明したヒン
ジ収納部5が設けられている。
ヒンジ部材6は、ほぼ対称的な形状の外部ヒンジ半体21
と内部ヒンジ半体22とを備えている。両ヒンジ半体21、
22は、その各幅方向両端にそれぞれフランジ23a、23b、
24a、24bが設けられ、互いに対向するフランジ23aと24a
及び23bと24bがそれぞれ重ね合わされた状態で図示しな
いビスによって結合されていることにより、偏平な筒状
をなした構造となっている。
このように結合された両ヒンジ半体(以下、単に両ヒン
ジ半体という)21、22の一方のフランジ23a、24a側はキ
ー入力用ケース1のヒンジ収納部4に配置され、その長
手方向両端部にそれぞれ設けられたL字状のピン25を介
してキー入力用ケース1に回動自在に取り付けられてい
る。すなわち、L字状のピン25は、その折曲部25aを、
キー入力用ケース1の外部ケース11と内部ケース12との
互いに対向する所定の筒所にそれぞれ設けられた断面半
円形のL字状の溝26(内部ケース12の溝は図示せず)に
固定され、かつその直線部25bを、両ヒンジ半体21、22
の幅方向一端部の互いに対向する所定の箇所にそれぞれ
設けられた断面半円形の直線状の溝27(内部ヒンジ半体
22の溝は図示せず)に回動自在に取り付けられている。
両ヒンジ半体21、22の他方のフランジ23b、24b側は表示
用ケース2のヒンジ収納部5に配置され、その長手方向
両端部にそれぞれ設けられたスプリングピン28を介して
表示用ケース2に回動自在に取り付けられている。すな
わち、スプリングピン28は、そのスプリング部28aを、
表示用ケース2の外部ケース13と内部ケース14との互い
に対向する所定の箇所にそれぞれ設けられた断面半円形
の直線状の溝29(内部ケース14の溝は図示せず)に圧入
され、かつそのピン部28bを、両ヒンジ半体21、22の幅
方向他端部の互いに対向する所定の箇所にそれぞれ設け
られた断面半円形の直線状の溝30(内部ヒンジ半体22の
溝は図示せず)に回動自在に取り付けられている。
これにより、キー入力用ケース1と表示用ケース2と
は、両ヒンジ半体21、22に対してそれぞれ異なる中心軸
すなわちピン25とスプリングピン28を中心にして回動可
能に連結されている。
外部ヒンジ半体21の両フランジ23a、23bの内面側にはそ
れぞれ所定の範囲にわたって凹部31a、31bが設けられて
いる。これらの凹部31a、31bにはフレキシブルフィルム
32が挿通されている。フレキシブルフィルム32は、キー
入力用ケース1に設けられたキー入力部7と表示用ケー
ス1に設けられた回路基板とを電気的に接続するための
ものであり、その一端がキー入力部7に接続され、その
中間が外部ヒンジ半体21の両凹部31a、31bを介して両ヒ
ンジ半体21、22の内部を通り、その他端が回路基板に接
続されている。
表示ケース2のヒンジ収納部5の近傍における内面側に
は負荷付与機構41が配置されている。負荷付与機構41
は、表示用ケース2の内部ケース14の内面に設けられた
突起42の基端部に設けられたピン挿通穴43に矢印A、B
方向にスライド可能に挿通されたピン44を備えている。
ピン44の一端部にはリング状のストッパ45が設けられて
いる。ピン44の他端部にはほぼ三角形状のカム部材46が
設けられている。カム部材46と突起42との間には圧縮コ
イルスプリング47が設けられている。カム部材46はピン
44と共に圧縮コイルスプリング47の力によって矢印A方
向に付勢されているが、通常は、ストッパ45が突起42に
当接する位置に位置決めされている。カム部材46は、後
で説明するように、内部ヒンジ半体22の他方のフランジ
24bと係合する平坦なカム面48と、このカム面48に連続
するほぼ円弧状のカム面49とを備えた構造となってい
る。
次に、この小型電子計算機における機器ケースの開閉構
造の動作について説明する。
まず、第2図はキー入力用ケース1に対して表示用ケー
ス2を閉じた状態を示したものである。この状態では、
キー入力用ケース1の上部に表示用ケース2が重ね合わ
され、また両ヒンジ半体21、22がほぼ垂直に起立する状
態にあり、またカム部材46は通常の位置にあり、更にフ
レキシブルフィルム32の両ヒンジ半体21、22からそれぞ
れ突出した部分における折れ角が共にほぼ90°となって
いる。
この状態からキー入力用ケース1に対して表示用ケース
2を開けていくと、表示用ケース2がスプリングピン28
を中心に回動され、第3図に示すように、表示用ケース
2がスプリングピン28を中心にしてほぼ45°回動された
位置では、表示ケース2と共に移動するカム部材46のカ
ム面48が内部ヒンジ半体22の他方のフランジ24bと係合
する。この間、両ヒンジ半体21、22とキー入力用ケース
1とは、ピン25を中心に相対的に回動するので、キー入
力用ケース1と表示用ケース2の回動角度は、第3図に
示す如く、ほぼ90°となっている。この状態では、カム
部材46のカム面48は内部ヒンジ半体22の他方のフランジ
24bにただ単に当接しているだけであり、表示用ケース
2はフリーの状態にある。
この状態からキー入力用ケース1に対して表示用ケース
2を更に開けていくと、第4図に示すように、内部ヒン
ジ半体22の他方のフランジ24bはカム部材46のカム面48
に当接しているため、両ヒンジ半体21、22がピン25を中
心にして更に回動され、内部ヒンジ半体22の一方のフラ
ンジ24aがキー入力用ケース1の内部ケース12のヒンジ
収納部4の近傍における内面に当接する。この状態にな
ると、カム部材46のカム面48は内部ヒンジ半体22の他方
のフランジ24bに当接し、しかも、内部ヒンジ半体22の
一方のフランジ24aがキー入力用ケース1の内部ケース1
2の内面に当接するため、両ヒンジ半体21、22の回動が
阻止される。このため、表示用ケース2の回動が一時的
に阻止される。すなわち、この状態では、表示用ケース
2から手を離しても、表示用ケース2が第4図に示す傾
斜位置つまりキー入力用ケース1に対して90°よりも少
し大きい角度に回動された位置に係止されることにな
る。
この状態からキー入力用ケース1に対して表示用ケース
2を更に開けていくと、第5図に示すように、カム部材
46のカム面49がまず、内部ヒンジ半体22の他方のフラン
ジ24bの端面に、続いて外部ヒンジ半体21の他方のフラ
ンジ23bの端面に当接して押圧され、これに伴いカム部
材46がピン44と共に圧縮コイルスプリング47の力に抗し
て矢印B方向に適宜に移動する。この場合には、圧縮コ
イルスプリング47の力に抗して表示用ケース2を開ける
ことになるので、表示用ケース2の回動に適度の負荷が
付与されることになる。
この状態からキー入力用ケース1に対して表示用ケース
2を更に開けると、第6図に示すように、カム部材46の
カム面49が両ヒンジ半体21、22の他方のフランジ24b、2
3bの端面から離脱し、これに伴いカム部材46がピン44と
共に圧縮コイルスプリング47の力によって元の通常の位
置に戻され、また表示用ケース2の内部ケース14のヒン
ジ収納部5の近傍における内面が内部ヒンジ半体22の他
方のフランジ24bに当接する。この状態では、表示用ケ
ース2の内部ケース14のヒンジ収納部5の近傍における
内面が内部ヒンジ半体22の他方のフランジ24bと当接す
ることにより、表示用ケース2のそれ以上の回動が阻止
され、また元の通常の位置に戻されたカム部材46と外部
ヒンジ半体21の他方のフランジ23bとが互いに対向する
ことにより、表示用ケース2の逆の方向への回動つまり
閉じられる方向への回動が一時的に阻止されることにな
る。したがって、この状態では、表示用ケース2がキー
入力用ケース1に対して最大につまり180°回動された
位置に係止されることになる。
一方、第4図に示すような位置にある表示用ケース2を
閉じる場合には、内部ヒンジ半体22の一方のフランジ24
aがキー入力用ケース1の内部ケース12の内面にただ単
に当接し、またカム部材46のカム面48が内部ヒンジ半体
22の他方のフランジ24bにただ単に当接しているだけで
あるので、比較的弱い操作力で表示用ケース2を閉じる
ことができる。
次に、第5図に示すような位置にある表示用ケース2を
閉じる場合には、カム部材46のカム面49が内部ヒンジ半
体22の他方のフランジ24bの端面によって押圧され、カ
ム部材46が圧縮コイルスプリング47の力に抗して矢印B
方向に適宜に移動しているので、表示用ケース2の回動
に適度の負荷が付与されることになり、したがって表示
用ケース2を閉じる当初ではつまり第4図に示すような
状態となるまでは比較的強い操作力で閉じることにな
る。
次に、第6図に示すような位置にある表示用ケース2を
閉じる場合には、表示用ケース2に、該表示用ケース2
を立上げる方向に比較的強い外力を与えると、外部ヒン
ジ半体21の他方のフランジ23bがカム部材46のカム面49
を押圧し、この押圧力によってカム部材46が圧縮コイル
スプリング47を圧縮しながら、矢印B方向に移動する。
このようにして、まず第5図に示すような状態とするこ
とになるので、表示用ケース2を閉じる当初では第5図
に示すような位置にある表示用ケース2を閉じる場合よ
りも更に強い操作力で閉じることになる。
このように、この小型電子計算機における機器ケースの
開閉構造では、キー入力用ケース1に対して表示用ケー
ス2を第4図に示すように90°よりも少し大きい角度に
開けると、この開放位置に表示用ケース2を停止するこ
とができ、表示用ケース2が第7図に示す傾斜位置に保
持される。また、この開放位置から表示用ケース2を第
6図に示す最大に開けた位置では、表示用ケース2は開
閉いずれの方向に対しても回動が規制されるように係止
される。このため、表示用ケース2の安定がよく、この
状態でのキー入力等の操作が容易となる。なお、カム部
材46のカム面48を段階状とし、表示用ケース2を段階的
に係止するようにしてもよい。また、キー入力用ケース
1に対して表示用ケース2を第4図に示すように90°よ
りも少し大きい角度の範囲で開閉する場合には、負荷付
与機構41による負荷の付与が行われないので、表示用ケ
ース2の開閉を比較的弱い操作力で行うことができる。
ここで、この小型電子計算機の機器ケースの開閉構造で
は、表示用ケース2と両ヒンジ半体21と22とを連結する
ためのピンとしてスプリングピン28を用いているので、
表示用ケース2の外部ケース13と内部ケース14との互い
に対向する所定の箇所にそれぞれ設けられた断面半円形
の直線状の溝29(内部ケース14の溝は図示せず)からな
るピン連結用孔の孔径にバラツキがあっても、このバラ
ツキをスプリングピン28によって吸収することができ、
したがって表示用ケース2と両ヒンジ半体21、22との間
にガタツキが生じないようにすることができる。
なお、上記実施例では、表示用ケース2と両ヒンジ半体
21、22とをスプリングピン28で連結した場合について説
明したが、これに限らず、キー入力用ケース1と両ヒン
ジ半体21、22とをスプリングピンで連結するようにして
もよく、まキー入力用ケース1と表示用ケース2の双方
を共にスプリングピンを介して両ヒンジ半体21、22と連
結するようにしてもよい。
また、上記実施例では、負荷付与機構41を表示用ケース
2に設けているが、表示用ケース2ではなくキー入力用
ケース1に設けるようにしてもよく、また両ケース1、
2に設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、この考案をいわゆる折畳みタイ
プの小型電子計算機に適用した場合について説明した
が、これに限らず、開閉可能な機器ケースを有する小型
電子機器に広く適用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係る機器ケースの開閉
構造によれば、一組のケースの連結部分にヒンジ部材を
配置し、各ケースをヒンジ部材に対してそれぞれ異なる
中心軸を中心にして回動可能に連結してなるものにおい
て、一組の中心軸のうち少なくとも一方の中心軸として
スプリングピンを用いているので、ケース側のピン連結
用孔の孔径にバラツキがあっても、このバラツキをスプ
リングピンによって吸収することができ、したがってケ
ースとヒンジ部材との間にガタツキが生じないようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図はこの考案に係る機器ケースの開閉構
造の一実施例を説明するためのもので、このうち第1図
は要部の分解斜視図、第2図は表示用ケースをキー入力
用ケースに対して閉じた状態を示す要部の縦断側面図、
第3図は表示用ケースを示す入力用ケースに対してほぼ
90°開けた状態を示す要部の縦断側面図、第4図は表示
用ケースを示す入力用ケースに対して90°よりも少し大
きい角度に開けた状態を示す腰部の縦断側面図、第5図
は表示用ケースをキー入力用ケースに対して第4図に示
す状態よりもある程度開けた状態を示す要部の縦断側面
図、第6図は表示用ケースをキー入力用ケースに対して
最大につまりほぼ180°開けた状態を示す要部の縦断側
面図、第7図はこの機器ケースの開閉構造を備えた小型
電子計算機の外観図である。 1……キー入力用ケース、2……表示用ケース、6……
ヒンジ部材、25……ピン、28……スプリングピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一組のケースの相対向する一側部にヒンジ
    収納部を設け、このヒンジ収納部に偏平で且つ筒状のヒ
    ンジ部材を配置すると共に、このヒンジ部材の長手方向
    両端部夫々の2ヶ所と前記一組のケース夫々とに一組の
    ピン部材を挿通して前記一組のケース夫々を前記ヒンジ
    部材に対して夫々異なる中心軸を中心に回動可能に連結
    してなり、更に、前記ヒンジ部材には前記一組のケース
    の開閉角度が一定になった時、前記ヒンジ収納部のケー
    スに当接して前記一組のケースを前記開閉角度に維持す
    るフランジ部が形成され、且つ前記一組のピン部材の少
    なくとも一方は、スプリングピンからなることを特徴と
    する機器ケースの開閉構造。
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JPH02132981U (ja) 1990-11-05

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