JPH07151634A - 漏洩試験方法 - Google Patents
漏洩試験方法Info
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- JPH07151634A JPH07151634A JP29860593A JP29860593A JPH07151634A JP H07151634 A JPH07151634 A JP H07151634A JP 29860593 A JP29860593 A JP 29860593A JP 29860593 A JP29860593 A JP 29860593A JP H07151634 A JPH07151634 A JP H07151634A
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Abstract
共に、検出感度が高く微少な漏れを検出できる漏洩試験
方法を提供する。 【構成】 先ず、被試験体11をフード12内に装入す
る。そして、被試験体11内の空気をポンプ14で排気
し、被試験体11内にパイプ15を介してN2又はCO2
ガス等のHeを含有しない(又は、He含有量が極めて
少ない)置換ガスを供給して、被試験体11内の空気を
この置換ガスに置換する。次に、被試験体11内に置換
ガスを供給すると共にポンプ14により被試験体11内
のガスを排気しつつ、フード12内にHeガスを充填す
る。被試験体11に漏洩箇所がある場合は、被試験体1
1内に漏洩したHeガスが置換ガスと共にパイプ16内
に入り、トレーサガス検出器13に検出される。
Description
試験体に対する漏洩試験に好適の漏洩試験方法に関し、
前記被試験体内の空気を予めN2又はCO2等の置換ガス
に置換することにより検出感度を向上させた漏洩試験方
法に関するものである。
しては、以下に示すものがある。即ち、図2に示す真空
吹き付け式漏洩試験装置においては、被試験体1の内部
に導通可能にトレーサガス検出器2を接続すると共に、
被試験体1の内部を真空排気する粗引ポンプ3を被試験
体1に接続する。そして、He(ヘリウム)ガスボンベ
4に接続されたHeガス吹き付け管5から被試験体1に
Heガスを吹き付けることができるようになっている。
験体1内を真空に排気した後、トレーサガス検出器2を
被試験体1の内部に連結し、吹き付け管5を介してHe
ガスを被試験体1に吹き付ける。そうすると、被試験体
1に漏洩箇所があれば、その漏洩箇所からHeガスが被
試験体1中に入り、トレーサガス検出器2に検出され
る。
いては、図2の場合と同様に被試験体1の内部とトレー
サガス検出器2及び粗引ポンプ3とを選択的に連結でき
るように接続し、更に被試験体1を容器内に挿入する等
して被試験体1をフード6で覆うようになっている。
験体1の内部を真空に排気し、次いで、フード6内にH
eガスを充填する。そうすると、被試験体1に漏洩箇所
があれば、その部分を介してHeガスがトレーサガス検
出器2に入り、Heが検出される。この装置によれば、
被試験体1の全体のリークの有無を検出し、全体のリー
ク量の判定を行うことができる。
バ7内に、予めHeガスを封入した被試験体1を装入
し、ポンプ3によりチャンバ7内を排気する。そうする
と、被試験体1に漏洩箇所がある場合に、そこからHe
ガスが漏出してトレーサガス検出器2に検出される。
試験装置においては、Heガスを加圧した被試験体1の
周囲をスニファープローブ4により探索し、被試験体1
の漏洩箇所から漏れてきたHeガスをトレーサガス検出
器2により検出する。
置においては、Heガスを加圧圧入した被試験体1を容
量が既知のフード8内に装入し、フード8内をポンプ3
により排気した後、長時間放置し、その間に被試験体1
から漏れてくるHeガスによるHe濃度の変化をトレー
サガス検出器2で測定し、これを積分することにより微
少リーク量を検出する。
の従来の漏洩試験装置には、いずれも以下に示す問題点
がある。即ち、空気中にはHeが約6ppmの濃度で含
有されているため、図5に示すスニファー法では、この
空気中に含有されているHeがトレーサガス検出器に検
出され、ノイズ成分となる。従って、スニファー法で
は、微少な漏れを検出することが困難である。また、こ
の方法においては、空気中に含まれているHeを漏れに
よるものと判断してしまう虞れもあり、試験結果の信頼
性が低い。
内を高真空にして漏洩試験を実施することにより、空気
中に含まれるHeの影響を抑制できると共に、被試験体
内に漏洩したHeガスの拡散が促進されてHeガスのリ
ークに対する応答性が向上する。しかし、この場合は、
被試験体の内側の圧力と外側の圧力との差が大きくなる
ため、例えば、燃料タンク及びドラム缶等のように強度
が低い容器(以下、軟弱容器という)等の漏洩試験を実
施しようとすると、被試験体が変形又は破損してしまう
という問題点がある。また、これらの方法を例えばエン
ジン本体からのリーク量の測定に適用すると、漏れが著
しく増大し、所謂大漏れが発生する。一方、被試験体内
の真空度を低くすると、被試験体の変形及び破損等は回
避できるものの、空気中に含有されているHeにより検
出感度が低下し、微少な漏れを検出することができなく
なってしまう。
良好な検出感度を得るためには被試験体の内側の圧力と
外側の圧力との差を大きくする必要があり、軟弱な容器
等に適用することができないという欠点がある。
であって、検出感度が高くて微少な漏れを高精度で検出
することができると共に、軟弱容器等に適用することが
できる漏洩試験方法を提供することを目的とする。
法は、被試験体内の空気を置換ガスに置換する工程と、
前記被試験体の外側にHeガスを供給し前記被試験体内
に漏洩したHeガスを検出する工程と、を有することを
特徴とする。
を含有しないか、又はHeの含有量が極めて少ないガス
(例えば、N2又はCO2等)に置換する。これにより、
ノイズ成分となるHeの量が著しく減少するため、被試
験体内を高真空にしなくても、被試験体内にリークした
Heを高感度で検出することができる。また、本発明に
おいては、被試験体の内側を高真空にする必要がないた
め、軟弱な容器等の漏洩試験に適用しても、被試験体の
変形及び破損等を回避できる。
力を比較的高くすることにより被試験体内に漏洩したH
eガスの拡散速度が遅くなって、応答特性が低下するこ
とが考えられる。応答特性の低下を回避するためには、
例えば、被試験体内にリークしたHeガスを検出する工
程において、被試験体内に置換ガスを供給しつつ、被試
験体内を排気すればよい。これにより、被試験体内にガ
スの流れが形成される。このガスの流れの下流側にトレ
ーサガス検出器を配置することにより、良好な応答特性
を得ることができる。
を参照して説明する。
法を示す模式図である。先ず、被試験体11をフード1
2内に収納し、被試験体11にパイプ15,16を連結
する。パイプ15は置換ガス供給源に連結されており、
このパイプ15を介して被試験体11内に置換ガスを供
給可能になっている。また、パイプ16は排気ポンプ1
4及びトレーサガス検出器(He検出器)13に連結さ
れている。なお、置換ガスとしては、例えばN2又はC
O2等のガスがあるが、Heを含有しないか、又はHe
含有量が極めて少ないものであれば、その他のガスを使
用してもよい。
結する。パイプ19はHeガス供給源に連結されてお
り、このパイプ19を介してフード12内にHeガスを
供給可能になっている。また、パイプ17は排気ポンプ
18に連結されている。
14で排気すると共に、パイプ15を介して被試験体1
1内に置換ガスを間欠的又は連続的に供給する。そし
て、被試験体11内の空気が置換ガスに十分置換された
後、被試験体11内への置換ガスの供給を継続しつつ、
排気ポンプ18によりフード12内の空気を排気し、パ
イプ19を介してフード12内にHeガスを充填する。
この場合に、被試験体11内の圧力をその外側の圧力よ
りも低く設定する。また、被試験体11の内側と外側と
の差圧が大きくなって被試験体11に変形及び破損が生
じないように、置換ガスの供給速度又は排気ポンプ14
による排気速度等を調整する。
外側の圧力よりも低くし、フード12内にトレーサガス
としてHeガスを充填することにより、被試験体11に
漏洩箇所がある場合は、この漏洩箇所を介してHeガス
が被試験体11内に入り、このHeガスがトレーサガス
検出器13により検出される。
気をN2又はCO2等の置換ガスに置換するため、ノイズ
成分となるHeガス量が極めて少ない。このため、被試
験体内に漏洩したHeガスを高精度で検出することがで
きる。また、本実施例においては、被試験体11の内側
の圧力と外側の圧力との差が小さいため、被試験体11
が軟弱な容器等であっても、被試験体11の変形及び破
損等を確実に回避することができる。
介して被試験体11内に置換ガスを供給しつつ、排気ポ
ンプ14により被試験体11内を排気するので、被試験
体11内から排気ポンプ14に向かうガスの流れが形成
される。このため、被試験体内にリークしたHeガス
は、このガスの流れにより迅速にパイプ16内に入り、
トレーサガス検出器13に検出される。従って、本実施
例によれば、良好な応答特性を得ることができる。
ード法に適用した場合について説明したが、これにより
本発明がフード法による漏洩試験方法に限定されるもの
ではないことは勿論であり、本発明は吹き付け法等の他
の方法に適用することも可能である。
験方法によれば、被試験体内の空気を置換ガスに置換す
るから、ノイズ成分となるHeの量を著しく低減でき
て、検出感度が向上し、微少な漏洩を検出することがで
きる。また、本発明方法によれば、被試験体内を高真空
にする必要がないので、燃料タンク及びドラム缶等の軟
弱容器並びにエンジン本体等の漏洩試験に適用しても、
被試験体の変形、破損及び大漏れの発生を回避すること
ができる。
式図である。
式図である。
図である。
である。
図である。
る。
3,14,18…ポンプ、6,8,12…フード、7…
チャンバ
Claims (2)
- 【請求項1】 被試験体内の空気を置換ガスに置換する
工程と、前記被試験体の外側にHeガスを供給し前記被
試験体内に漏洩したHeガスを検出する工程と、を有す
ることを特徴とする漏洩試験方法。 - 【請求項2】 前記Heガスを検出する工程において
は、前記被試験体内に前記置換ガスを供給しつつ、前記
被試験体内を排気することを特徴とする請求項1に記載
の漏洩試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29860593A JP3348489B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 漏洩試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29860593A JP3348489B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 漏洩試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151634A true JPH07151634A (ja) | 1995-06-16 |
JP3348489B2 JP3348489B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=17861897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29860593A Expired - Lifetime JP3348489B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 漏洩試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3348489B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003106924A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Shimadzu System Solutions Co Ltd | 包装された物品におけるシールの良否判定方法 |
CN102852375A (zh) * | 2011-04-19 | 2013-01-02 | 比利格核股份有限公司 | 保护性且一次性的封套状干预帐篷 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP29860593A patent/JP3348489B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003106924A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Shimadzu System Solutions Co Ltd | 包装された物品におけるシールの良否判定方法 |
CN102852375A (zh) * | 2011-04-19 | 2013-01-02 | 比利格核股份有限公司 | 保护性且一次性的封套状干预帐篷 |
EP2515311A3 (en) * | 2011-04-19 | 2014-03-05 | Belgonucleaire | A protective and disposable intervention envelope shaped tent |
CN102852375B (zh) * | 2011-04-19 | 2016-05-11 | 比利格核股份有限公司 | 保护性且一次性的封套状干预帐篷 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3348489B2 (ja) | 2002-11-20 |
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