JPH07150525A - 防音壁用板壁部材 - Google Patents

防音壁用板壁部材

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JPH07150525A
JPH07150525A JP5299454A JP29945493A JPH07150525A JP H07150525 A JPH07150525 A JP H07150525A JP 5299454 A JP5299454 A JP 5299454A JP 29945493 A JP29945493 A JP 29945493A JP H07150525 A JPH07150525 A JP H07150525A
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JP
Japan
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noise
sound absorbing
wall member
plate wall
front panel
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JP5299454A
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English (en)
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Panmiyonjie
パンミョンジェ
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MAINDO KK
Original Assignee
MAINDO KK
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Publication date
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 防音壁を構成する板壁部材の組立性を向上さ
せ、板壁部材と板壁部材との間の隙間から漏れる騒音を
低下させるようにする。 【構成】 騒音源に向けて多数の吸音孔16と、凹凸部
15が形成された前面パネル1と、ピン挿入部11・2
1が両側に形成されている後面パネル2と、垂直方向結
合のために、前・後面パネル1・2の上部に突出するよ
うに順次配列されている多数の吸音材挿入部3・3・・
・と、板壁部材の水平方向結合のために、前・後面パネ
ルの間の両側に形成されている水平結合部4を設け、該
水平結合部4にピン挿入部21、緩衝部22、騒音減少
室23を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上下左右に連結できる防
音壁用板壁部材の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、防音壁は、道路、空港、工場
等のように騒音が発生する場所に、騒音の減少、又は消
滅させるために設置される。道路、又は空港の滑走路で
は防音壁を騒音源の移動路と平行に並列に設置し、工場
等のように閉鎖された場所では、騒音源を密閉、又は覆
い被せるように設置して外部への騒音の流出を防止する
ようにしている。
【0003】ここで上記した騒音は、通常、聞き取る対
象と異なるものである場合に併せて、自動車騒音、航空
機騒音、電車騒音など音量が大きい音等が含まれるのは
もちろん、聞き取る対象については、音量が大きい音楽
までも騒音になる。上記したように、聞き取る対象につ
いて音が騒音になる水準は主観的なものであり、通常、
交通騒音は持続背景騒音と個別車両騒音に区分できる。
勿論、交通量が激しくなる高速道路、又は幹線道路で発
生する交通騒音は多くの騒音源が混同して発生するもの
なので、通常音量が大きな持続背景騒音に個別車両騒音
が重なっている。
【0004】ここで交通騒音が道路に隣接した住宅街等
に到達するのを防止するために道路の両側に平行に防音
壁を設置する場合、多数の板壁部材を水平方向と垂直方
向に連結して形成したり、また、道路の両側に防音壁を
平行に対向設置したりしていた。特に騒音の吸収、又は
減少効率を増加するために、板壁部材の密度、高さ、長
さを最も適した値としており、板壁部材の密度は、音の
伝達減殺効果を上げるのに十分な値とし、板壁部材の反
射性を緩衝させるようにして、各々の板壁部材連結部も
完全に密閉するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、交通騒音は、
通常100〜1000Hz程度の低周波範囲で発生され
るために、この騒音帯の吸収を最大にできるように板壁
部材を構成しなければならないが、従来の道路沿いに設
置されて使用されている防音壁は多数の板壁部材を通常
のボルト等の固定部材を使用して結合させているため
に、車両走行等の振動によって固定部材が緩んできて、
各板壁部材に隙間が発生し、この隙間から騒音が漏れる
ことがある。また、防音壁の固定部材の取付作業は工程
数が多いために、組立性が低下するという問題点があっ
た。
【0006】また、前記板壁部材は別個に製作された複
数の板材や吸音材等からなり、これらはボルト等により
結合されていたために、振動によって緩んだり、その緩
みによって隙間が生じ、その隙間から騒音が漏れる問題
点があった。そこで、本発明は、防音壁を構成する板壁
部材を一体的に構成することによって、組立性の低下を
防止するだけでなく、個々の板壁部材の隙間の発生によ
る防音低下を防止できる防音壁用板壁部材を提供しよう
とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記問題点を解消
するために、騒音源に向けて多数の吸音孔と、凹凸部が
形成された前面パネルと、ピン挿入部が両側に形成され
ている後面パネルと、垂直方向結合のために、前・後面
パネルの上部に突出するように順次配列されている多数
の吸音材挿入部と、板壁部材の水平方向結合のために、
前・後面パネルの間の両側に形成されている水平結合部
を設けたものである。
【0008】
【作用】このように構成することによって、前面パネル
の凹凸部によって騒音は反射して、多数の吸音孔から入
り、騒音は吸音材挿入部に挿入した吸音材に吸収され
る。また、板壁部材は多数の吸音材挿入部で上下方向に
嵌合して多数連結することができ、また、水平結合部の
突起と溝及び、H形ピンとピン挿入部によって水平方向
に多数結合でき、又は単一に使用することもできる。
【0009】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
を説明すると、図1は本発明による防音壁の一側の板壁
部材を示す斜視図であり、板壁部材は、前面パネル1と
後面パネル2の間に多数の吸音材挿入部3が順次配列さ
れていて、この左右両側に水平結合部がプラスチック等
の合成樹脂で一体的に射出形成されている。
【0010】前記前面パネル1の左右一側の垂直側面に
は溝10が形成され、他側の垂直側面には図4に示すよ
うに突起14が突出され、左右方向に連結する時に、該
突起14と溝10が嵌合されるようにして嵌合部を形成
している。但し、該溝10は長方形状であってもよい
が、上下部分を切開して形成してもよく、このように形
成すると突起14をスライドさせながら嵌め込むことが
でき、組立性を向上できる。
【0011】また、後面パネル2の左右端部には膨出部
6を設けて、後側の左右一側の垂直側面には溝20が形
成され、他側の垂直側面には図4に示すように突起26
が突出され、前記同様に溝20と突起26で嵌合部を形
成して左右方向で連結できるようにし、更に、前記該膨
出部6にピン挿入部21と緩衝部22と騒音減少室23
が形成されており、ピン挿入部21は後述するH形ピン
Aを挿入できるようにし、緩衝部22は垂直方向にV字
状の切り込みを入れて、上下方向に適宜間隔をあけて配
置し、騒音減少室23は緩衝部22と緩衝部22の間に
形成される空間であって、連結部の隙間から侵入した騒
音を減少させるためのものである。
【0012】更に、前面パネル1と後面パネル2の間の
左右端面に水平結合部4が形成され、端面上に多数の突
起40・40・・・が平行に突出されて、水平方向結合
時にH形ピンAの中央部を押さえるようにし、該水平結
合部4より前方には屈曲部41を延設して、前面パネル
1と該屈曲部41の間でピン挿入部11を形成し、該ピ
ン挿入部11と前記ピン挿入部21に水平方向の結合時
において、図4に示すように、平面視H形のピンAの両
側が挿入されるようにしている。
【0013】前記前面パネル1・後面パネル2の下部に
は、図5に示すように、他の板壁部材を垂直方向に結合
できるように溝部12・24が形成されていて、前面パ
ネル1・後面パネル2の上部には支持部13・25が形
成されて、前記溝部12・24に嵌合するように構成す
るとともに、前面パネル1・後面パネル2間の前記吸音
材挿入部3の上部には、円形突出部30・30・・・が
形成されていて、前面パネル1・後面パネル2間の下部
には該円形突出部30が嵌合でる大きさの凹部31が構
成され、この円形突出部30と凹部31の嵌合、及び、
前記支持部13・25と溝部12・24の嵌合により、
垂直方向に強固に嵌合することができるようにしてい
る。そして、前記それぞれの円形突出部30内に吸音材
5を挿入している。
【0014】また、前記前面パネル1には、図2に示す
ように外側、つまり騒音側に凹凸部15が形成されてい
て、該凹凸部15の凹部15’にはそれぞれ吸音孔16
が開口されており、該吸音孔16はそれぞれの凹部1
5’において順次千鳥状に配列されており、該吸音孔1
6は図3に示すように、後面パネル2方向に狭くなるよ
うに開口して騒音の吸入を容易にしている。そして、前
記凹凸部15は凹部15’と凸部15”に構成すること
によって表面積を増加させて騒音と接触する表面積を増
加させ、併せて、凹部15’と凸部15”の間で騒音が
反射して、騒音を減少して吸音孔16に導き、更に吸音
材5で減少させるのである。そして、前記凹凸15は前
面パネル1の強度を補強することも兼ねている。
【0015】上記したように、板壁部材で、吸音材挿入
部3に所定の吸音材5を挿入させて、これを使用して所
定の長さと高さの防音壁を形成する時、一体形に構成さ
れた板壁部材を水平、垂直方向に結合させ、前・後面パ
ネル1・2の垂直嵌合部には、突起14・26と溝10
・20が互いに嵌合し、突起14・26が溝10・20
に嵌まることによって結合され、板壁部材各々の位置合
わせができ、前・後面パネル1・2の水平結合部4にお
いてはピン挿入部11・21で前記ピン挿入部11・2
1にH形ピンAを挿入して嵌合連結する。
【0016】
【発明の効果】このように構成することによって、次の
ような効果が得られる。即ち、板壁部材を水平方向に連
結した時には、水平結合部4に形成されている多数の突
起40がH形ピンAの垂直部を密着するようになり、H
形ピンAのズレが防止される。また、H形ピンAの挿入
時、後面パネル2に延長形成されている緩衝部22の有
する弾性によって容易に挿入できるとともに、H形ピン
Aの挿入後には緩衝部22の弾性でH形ピンAを押圧す
るようになり、H形ピンAを堅く固定して板壁部材相互
の連結も強固にすることができたのである。
【0017】また、二個の板壁部材が結合される部分に
おいては必然的に隙間が発生して、この隙間から騒音が
通過し、漏れるが、緩衝部22と騒音減少室23によっ
て隙間からの騒音を十分に消音させることができるよう
になり、また、前記緩衝部22はH形ピンAと側面で密
着できるために、騒音を逃がすことがなく、その部分に
おいては外側からの振動に対しても振動することができ
ないので、騒音の発生も防止できたのである。
【0018】そして、板壁部材を垂直方向に結合させる
時には、吸音材挿入部の上部に形成された円形突出部3
0を、板壁部材下部に形成された凹部31に挿入させる
のとあわせて、前・後面パネル1・2の上部に延長形成
された支持部13・25を溝部31に密着させること
で、堅く固定することができるようになった。また、垂
直、水平結合が嵌合とH形ピンで行えるので、防音壁の
組立性を向上でき、防音壁の面積に合わせて組み合わせ
ることも容易に行えるようになったのである。
【0019】また、前面パネル1に凹凸部を形成して凹
部15’に吸音孔16を多数開口し、該吸音孔16を順
次千鳥状に配置したので、騒音は減少しながら吸音孔1
6内に入ることになり、更に、吸音材にて吸音されて、
騒音を効率良く減少させることができるようになったの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防音壁用板壁部材の一側斜視図で
ある。
【図2】前面パネルの斜視図である。
【図3】図2におけるB−B矢視断面図である。
【図4】水平連結部の平面断面図である。
【図5】垂直連結部の側面断面図である。
【符号の説明】
1 前面パネル 2 後面パネル 3 吸音材挿入部 4 水平結合部 5 吸音材 10 溝 11 ピン挿入部 14 突起 15 凹凸部 16 吸音空 20 溝 21 ピン挿入部 22 緩衝部 23 騒音減殺室 26 突起 30 円形突出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面パネル1と後面パネル2からなる防
    音壁用板壁部材であって、前面パネル1表面に多数の凹
    凸部15と防音孔16を設け、前面パネル1と後面パネ
    ル2の左右一側に突起、他側に溝を設けた嵌合部及びピ
    ン挿入部とピンAを支持するための多数の突起40から
    なる水平結合部4を形成し、板壁部材の上部に円形突出
    部30を形成し、該円形突出部30及び水平結合部4を
    一体的に形成したことを特徴とする防音壁用板壁部材。
  2. 【請求項2】 防音壁用板壁部材を構成する前面パネル
    1または後面パネル2の端部に膨出部6を設け、該膨出
    部6にピン挿入部21、緩衝部22、騒音減少室23を
    形成したことを特徴とする防音壁用板壁部材。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の凹凸部15において、凹
    部15’に吸音孔16を多数開口し、該吸音孔16を順
    次千鳥状に配置したことを特徴とする防音壁用板壁部
    材。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の嵌合部において、溝10
    ・20を前面パネル1と後面パネル2の側端面に上下方
    向に形成したことを特徴とする防音壁用板壁部材。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の緩衝部22を所定位置に
    多数形成し、該緩衝部22の間に空間を形成して騒音減
    少室23とし、板壁部材連結部の隙間からの騒音を吸収
    するようにしたことを特徴とする防音壁用板壁部材。
JP5299454A 1993-11-30 1993-11-30 防音壁用板壁部材 Pending JPH07150525A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100917396B1 (ko) * 2009-03-13 2009-09-17 용화산업 주식회사 양방향 흡음형 친환경 방음벽 및 이의 시공방법
CN102733325A (zh) * 2012-06-19 2012-10-17 上海市基础工程有限公司 移动式隔音屏
KR101418418B1 (ko) * 2012-08-28 2014-07-09 삼성중공업 주식회사 차음 구조체
JP2016079791A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 Jfe建材株式会社 防音パネル及び防音パネルの組み立て方法
CN111636319A (zh) * 2020-06-24 2020-09-08 天津再发科技有限公司 一种高速铁路蜂巢降噪消声板及使用方法

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