JPH0714983A - 薄膜誘電材料用ドナードープペロブスカイト材料形成方法及びこの材料を含む構造 - Google Patents

薄膜誘電材料用ドナードープペロブスカイト材料形成方法及びこの材料を含む構造

Info

Publication number
JPH0714983A
JPH0714983A JP5127337A JP12733793A JPH0714983A JP H0714983 A JPH0714983 A JP H0714983A JP 5127337 A JP5127337 A JP 5127337A JP 12733793 A JP12733793 A JP 12733793A JP H0714983 A JPH0714983 A JP H0714983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grain size
perovskite material
donor
layer
dielectric constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5127337A
Other languages
English (en)
Inventor
Scott R Summerfelt
アール.サマーフェルト スコット
Howard R Beratan
アール.ベラタン ハワード
Bernard M Kulwicki
エム.クルウィッキ バーナード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Texas Instruments Inc filed Critical Texas Instruments Inc
Publication of JPH0714983A publication Critical patent/JPH0714983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • H01G4/1209Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material
    • H01G4/1218Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material based on titanium oxides or titanates
    • H01G4/1227Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material based on titanium oxides or titanates based on alkaline earth titanates
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • H01L21/02107Forming insulating materials on a substrate
    • H01L21/02109Forming insulating materials on a substrate characterised by the type of layer, e.g. type of material, porous/non-porous, pre-cursors, mixtures or laminates
    • H01L21/02112Forming insulating materials on a substrate characterised by the type of layer, e.g. type of material, porous/non-porous, pre-cursors, mixtures or laminates characterised by the material of the layer
    • H01L21/02172Forming insulating materials on a substrate characterised by the type of layer, e.g. type of material, porous/non-porous, pre-cursors, mixtures or laminates characterised by the material of the layer the material containing at least one metal element, e.g. metal oxides, metal nitrides, metal oxynitrides or metal carbides
    • H01L21/02197Forming insulating materials on a substrate characterised by the type of layer, e.g. type of material, porous/non-porous, pre-cursors, mixtures or laminates characterised by the material of the layer the material containing at least one metal element, e.g. metal oxides, metal nitrides, metal oxynitrides or metal carbides the material having a perovskite structure, e.g. BaTiO3
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B53/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • H01L21/02107Forming insulating materials on a substrate
    • H01L21/02225Forming insulating materials on a substrate characterised by the process for the formation of the insulating layer
    • H01L21/0226Forming insulating materials on a substrate characterised by the process for the formation of the insulating layer formation by a deposition process
    • H01L21/02282Forming insulating materials on a substrate characterised by the process for the formation of the insulating layer formation by a deposition process liquid deposition, e.g. spin-coating, sol-gel techniques, spray coating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜ペロブスカイト材料をドープすることに
よって基板を高温に維持することなくこの材料の誘電率
を最高化する。 【構成】 ペロブスカイト材料は,結晶粒度が小さくな
るに従いそのキュー温度の下で誘電率が高まる。ドナー
ドーパントは,ペロブスイカイト材料の臨界結晶粒度を
小さくする。それゆえ,ドナードーパントで以て真性ペ
ロブスカイト材料をドープし,次いでその真性臨界結晶
粒度より小さい平均結晶粒度を有するドナードープペロ
ブスカイト材料の層を形成する結果,この層の誘電率を
この層の平均結晶粒度に類似の平均結晶粒度を持つ真性
ペロブスカイト材料の誘電率より高くし,好適には,更
にアクセプタドーパントでドープしてこの材料の抵抗を
高めかつ/又はその誘電正接を小さくする。基板表面上
の構造は,導電層とこれに接触したこのドナードープペ
ロブスカイト材料の層を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、ダイナミック
RAM(以下、DRAMと称する)デバイス内のコンデ
ンサのような薄膜コンデンサの製造に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の範囲を限定することなく、本発
明の背景を、1例として、薄膜コンデンサを形成する現
行方法との関連において説明する。
【0003】いままで、この分野において、DRAM内
のコンデンサのような薄膜コンデンサは、誘電材料とし
てSiO2 又はSiN4 を使用している。集積回路の密
度(デバイス数毎平方センチメートル)が増大するに従
い、各DRAMデバイス内に電荷を蓄積するコンデンサ
はその寸法を減少しなければならず、他方、ほぼ同じキ
ャパシタンスを維持しなければならない。次の式を参照
すると、Cはこの薄膜コンデンサのキャパシタンスであ
り、εはその誘電材料の誘電率、ε0 は自由空間の誘電
率、Aはこのコンデンサの面積、dはこの誘電材料の厚
さである。
【0004】
【数1】
【0005】そのキャパシタンスはその誘電材料の誘電
率に正比例しかつその厚さに逆比例することが判る。し
たがって、一層小さいコンデンサを作り他方同じキャパ
シタンスを維持するためには、εを増大しかつ/又はそ
の誘電材料の厚さを減少しなければならない。
【0006】コンデンサの面積を縮小させる1つの方法
は、SiO2 又はSi3 4 より遥かに高い誘電率を持
つ材料を使用することである。これらの材料は共に、そ
の誘電率が10より低い。高誘電率材料の重要な種類
は、ペロブスカイト(例えば、BaTiO3 及びSrT
iO3 )である。これらの材料の誘電率は、これらがバ
ルクセラミックとして製造された場合は10、000ほ
どの高さになることがある。ミニチュアコンデンサの製
造に有効であるためには、これらの材料は、SiO2
誘電率に対してそれらの一層高い誘電率を確保する意味
で薄膜に形成されなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ペロブスカ
イト材料の誘電率を高める方法である。ペロブスカイト
材料は、(1)CaTiO3 によって代表される周知の
ペロブスカイト結晶構造を示すあらゆる材料、及び
(2)小さい格子ひずみ又はいくつかの原子の欠如によ
って理想的立体ペロブスカイト構造から導出されること
がある構造を持つ化合物である。多くのペロブスカイト
は化学式ABO3 を有し、ここにAは1つ以上の一価、
二価、又は三価元素であり、Bは1つ以上の五価、四
価、三価、又は二価元素である。
【0008】ペロブスカイト材料の薄膜を形成する現行
方法はこれの材料がバルクセラミック形状において示す
有益な性質を一般に確保しないことが、発見されてい
る。特に、これの材料の現行薄膜の誘電率は、バルクセ
ラミックとして製造されたペロブスカイト材料の誘電率
に接近しない。加えて、もしこれらの材料がメモリデバ
イスを作り上げる薄膜コンデンサに使用されるのである
ならば、これらの材料は、高電界においても小さい漏れ
電流しか示さず、かつ小さい損失正接しか持たなようで
なければならない。その電気的、化学的、及び機械的性
質は、このデバイスの動作温度範囲にわたり全く均一で
なければならない。
【0009】ペロブスカイト材料のバルクセラミック形
状によって示された高誘電率を薄膜形状においても確保
することは、困難である。これらの材料の誘電率は結晶
粒度を小さくするに従い一般に低下することが、発見さ
れている。バルクセラミック内の結晶粒度は一般に1か
ら20μmであるが、他方、薄膜内の結晶粒度は通常そ
の薄膜厚さに類似しており、一般に0.02から0.2
0μmである。例えば、バルクセラミックのチタン酸バ
リウム(BaTiO3 、以下BTと称する)又はチタン
酸バリウム−ストロンチウム((Ba、Sr)Ti
3 、以下BSTと称する)において観察された誘電率
の範囲は一般に1、000から20、000であるが、
他方、これらの材料の薄膜において観察された誘電率の
範囲は僅かに100から600である。
【0010】その他の材料も、また、薄膜コンデンサに
使用されることが考えられている。(Pb、La)(Z
r、Ti)O3 及びPb(Mg、Nb)O3 のような、
いくつかの材料の誘電率は、結晶粒度を小さくするに伴
って急速には低下しない。しかしながら、これらの材料
はPbOを含むが、PbOは多くの材料と非常に反応性
であり、化学的に容易に還元され、高い蒸気圧力を有
し、かつシリコンデバイスを容易に侵す。これらの理由
から、このような材料は、集積回路の製造に使用される
にはおそらく不適当な候補である。
【0011】この分野における過去の調査研究の多く
は、薄膜形状にあるBT及びBSTのようなペロブスカ
イトの高誘電率を確保することに努めてきた。薄膜内の
結晶粒度を最大化する意味でこの薄膜を堆積すると、こ
れがまたその誘電率を最高化するように働くことは、周
知である。これをそのペロブスカイト薄膜が堆積される
基板の温度を高温に維持することによって実施できる
が、それは高い堆積温度ほど通常その堆積薄膜内に大き
い結晶粒度を生じるからである。しかしながら、高い基
板温度ほどこの基板上に存在するデバイス及び基板上に
既に形成された構造に損傷を生じることがある。一般
に、温度は、可能な限り低く維持されなければならな
い。したがって、高誘電率を持つ薄膜ペロブスカイトを
堆積する方法は、その薄膜厚さと基板を高温へ上昇する
ことで起こされる潜在的損傷とによって限定される。
【0012】
【課題を解決するための手段】一般に、及び本発明の1
形式において、薄膜ペロブスカイト材料の誘電率は、ド
ーピングによって強化される。説明される本発明は、真
性臨界結晶粒度を有する真性ペロブスカイト材料を1種
類以上のドーパントで以てドープし、次いでこの真性臨
界結晶粒度より小さい平均結晶粒度を有するドナードー
プペロブスカイト材料の層を形成することによって改善
された誘電材料を形成する方法であり、この層を形成す
る結果、この層の誘電率は、この層の平均結晶粒度に類
似の平均結晶粒度を持つ真性ペロブスカイト材料の誘電
率より実質的に高い。ここに使用されるような臨界結晶
粒度は、その誘電率が結晶粒度を小さくするに伴って急
速に低下することを開始するような最大結晶粒度を意味
する。好適には、このドナードープペロブスカイト材料
は、1種類以上のアクセプタドーパントで以て更にドー
プされて、ドナー−アクセプタドープペロブスカイト材
料を形成し、これによって、その抵抗が実質的に高めら
れかつ/又はその損失正接が実質的に小さくされる。好
適には、その真性ペロブスカイト材料は化学的組成AB
O3を有し、ここにAは1つ以上の一価、二価、又は三
価元素であり、Bは1つ以上の五価、四価、三価、又は
二価元素である。
【0013】この改善された誘電材料を含む構造は、基
板表面に形成された真性臨界結晶粒度より小さい平均結
晶粒度を持つドナードープペロブスカイト材料の層を含
む。他の構造は、2つの導電層間に挟まれたドナードー
プ材料の層を含む。
【0014】本発明の応用は多岐にわたる。提示された
これらの材料は、コンデンサ、MOSトランジスタのよ
うな、半導体回路に使用される多くの構造、電磁放射検
出アレイ用画素、及び電気光学応用に用途を見付けるこ
とができる。これらの材料の多くの圧電性質を利用する
デバイスも、本発明から受益するであろう。
【0015】本発明の利点は、薄膜に典型的に見られる
結晶粒度を持って形成されたペロブスカイト材料につい
ての実質的に高められた誘電率を含む。加えて、提示さ
れた方法によって、その抵抗は一般に高められかつその
損失正接は一般に小さいくされる。本発明は、また、薄
膜形式におけるペロブスカイト材料の温度に対する誘電
率の改善された均一性を提供する。
【0016】
【実施例】本発明の新規な特徴と信じられる特性は、添
付の特許請求の範囲に記載されている。しかしながら、
本発明自体ばかりでなく本発明のその他の特徴及び利点
は、付図との関連において読まれる、実施例についての
次の説明を参照することによって、最も良く理解され
る。図1は種々の結晶粒度の無ドープBTについての温
度に対する誘電率の変動を示すグラフ図、図2は種々の
結晶粒度の無ドープBTについての温度に対する誘電率
の変動を示すグラフ図、図3は無ドープBTについての
結晶粒度に対する誘電率の変動を示すグラフ図、及び図
4は種々の結晶粒度の無ドープBSTについての温度に
対する誘電率の変動を示すグラフ図である。
【0017】図1に示されたように、無ドープBTの誘
電率は、温度及び結晶粒度に伴って変動する。6.8μ
mの結晶粒度の場合、その誘電率はそのキュリー温度に
おいて鋭いピークを有するが、しかし他の温度において
は遥かに低い。結晶粒度が0.7μmに減少するに従
い、その誘電率のピークは鋭さを弱め、そのキュリー温
度より下でのその誘電率は高まり、かつ温度に伴なって
余り変動しない。なお一層小さい結晶粒度においては、
その誘電率は全温度にわたり低下する。
【0018】図2を参照すると、これと同じ傾向が見ら
れる。大きい結晶粒度(すなわち、53μm)において
は、その誘電率はそのキュリー温度において鋭いピーク
を有する。結晶粒度が小さくなるに従い、そのキュリー
温度より下でのその誘電率は高まる。例えば、1.1μ
mにおいては、その誘電率は、0℃とキュリー温度との
間の温度で約3倍高い。
【0019】図3を参照すると、或る結晶粒度において
そのキュリー温度より下でその誘電率が最大であること
が判る。図3は、温度25℃及び70℃の各々(これら
の両方共その材料に対するキュリー温度より下にある)
におけるBTの誘電率の測定値を示す。この場合も、こ
こに使用される臨界結晶粒度は、その誘電率が結晶粒度
を小さくするに伴って急速に低下することを開始するよ
うな最大結晶粒度を意味する。BTに対する臨界結晶粒
度は、図3によって提示されるデータにより約0.7μ
mである。
【0020】この分野における過去の努力は、その結晶
粒度をその臨界結晶粒度に接近させる意味で薄膜を形成
することによってその薄膜の誘電率を最高化することを
企図してきた。本発明は、臨界結晶粒度を小さくするた
めにペロブスカイト材料をドープすることによってその
薄膜の誘電率を高める。その臨界結晶粒度を小さくする
技術ならばどれも、キュリー温度より低い温度に対して
なお一層小さい結晶粒度においてその誘電率を改善す
る。
【0021】ドナードーパントはペロブスカイト材料の
臨界結晶粒度を一般に小さくすることが、発見されてい
る。一般に、元素又はイオンは、次のような場合ドナー
ドーパントである。(1)それが結晶格子内の原子を置
換しかつそれが置換する原子よりも大きい数の価電子を
有する場合、又は(2)それが格子間に存在しかつその
最外側電子殻すなわち価電子殻が半分より少なく満され
ている場合。中間の場合は、不確であり、経験的に決定
されることがある。例えば、或る元素は、次のようなと
きにドナードーパントとして振る舞う。(1)それらの
原子価が置換される原子のそれと同じとき、(2)それ
らの価電子殻が正確に半分満たされているとき。
【0022】アクセプタドーパントは或るペロブスカイ
ト材料の抵抗を高めることが、また、発見されている。
なおまた、アクセプタドーオパントは或るペロブスカイ
ト材料の損失正接を小さくすることも、発見されてい
る。したがって、本発明の他の態様は、ペロブスカイト
材料のアクセプタ共ドーピングである。一般に、元素又
はイオンは、次の場合アクセプタドーパントである。
(1)それが結晶格子内の原子を置換しかつそれが置換
する原子よりも小さい数の価電子を有するならば、又は
(2)それが格子間に存在しかつその価電子殻が半分よ
り多く満されいる場合。中間の場合は、不確であり、経
験的に決定されることがある。例えば、或る元素は、次
のようなときにアクセプタドーパントとして振る舞う。
(1)それらの原子価が置換される原子のそれと同じと
き、(2)それらの価電子殻が正確に半分満たされてい
るとき。
【0023】ドーパントは、或る効果を発生するために
真性材料に意図的に導入される種である。約0.1モル
百分率より低い濃度で存在する非意図的不純物は、一般
に、ドーパントとは考えられない。しががって、本発明
の文脈において、真性ペロブスカイト材料は、この中に
ドナー又はアクセプタドーパントとして振る舞う不純物
が、もしあるならば、約0.1モル百分率より低い濃度
で存在するペロブスカイト材料である。同様に、真性臨
界結晶粒度は、真性ペロブスカイト材料の臨界結晶粒度
である。
【0024】本発明の好適実施例の材料に関する公称組
成式は
【0025】
【化1】
【0026】のように与えられ、ここに、Dは三価ドナ
ーイオン(例えば、Bi、Sb、Y、La、Ce、P
r、Nd、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、及びEr、
又はこれらの化合物)を含み、及びAは三価アクセプタ
イオン(例えば、Co、Cu、Fe、Mn、Ru、A
l、Ga、Sc、U、In、Ni、及びYb、又はこれ
らの化合物)、又は二価アクセプタイオン(例えば、M
g)を含む。注意するのは、三価及び二価アクセプタイ
オンはいずれも、Ti副格子上に在駐すると云うことで
ある。これらの組成比の値は、表1に与えられている。
【0027】
【表1】
【0028】もちろん、aとbとcの和は1である。
【0029】
【数2】(すなわち、a+b+c=1)
【0030】本発明の第2好適実施例に関する公称組成
式は
【0031】
【化2】
【0032】のように与えられ、ここに、Dは五価ドナ
ーイオン(例えば、Nb、Ta、又はこれらの化合物)
を含み、及びAは三価又は二価アクセプタイオン(例え
ば、Co、Cu、Fe、Mn、Ru、Al、Ga、M
g、Sc、U、In、Ni、及びYb、又はこれらの化
合物)を含む。表1に与えられた組成比の値がなお適用
する。
【0033】本発明の第3好適実施例に関する公称組成
式は
【0034】
【化3】
【0035】のように与えられ、ここに、Dは三価ドナ
ーイオン(例えば、Bi、Sb、Y、La、Ce、P
r、Nd、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、及びEr、
又はこれらの化合物)を含み、及びAは一価アクセプタ
イオン(例えば、K、Na、又はこれらの化合物)を含
む。この場合も、表1に与えられた組成比の値が適用す
る。
【0036】本発明の第4好適実施例に関する公称組成
式は
【0037】
【化4】
【0038】のように与えられ、ここに、Dは五価ドナ
ーイオン(例えば、Nb、Ta、又はこれらの化合物)
を含み、及びAは一価アクセプタイオン(例えば、K、
Na、又はこれらの化合物)を含む。更にこの場合も、
表1に与えられた組成比の値が適用する。
【0039】注意するのは、4つの列挙された実施例に
関する前掲の式は、xとyとが等しくない限り電荷平衡
の意味を含まないと云うことである。xとyとは、一般
に異なる(通常、x>y)から、Ba及び/又はTi副
格子上のイオン空席の形成によって電荷補償が起こらな
ければならない。第1実施例(すなわち、Ba副格子上
の三価ドナー及びTi副格子上の三価アクセプタ)の場
合、x>yかつ補償がBa副格子上で起こると仮定する
と、電荷補償を計算に入れた式は
【0040】
【化5】
【0041】となるであろうが、これはイオン電荷置換
における差が(x−y)でありかつ1つのBa空席
(V)が2の電荷差を補償することができる(Baは2
の原子価を有する)からである。もしその補償がTi副
格子上で起こるならば、(x−y)/4の空席が必要で
あろう。本発明においては、x>yであることが典型的
に望まれ、そうでなければ、補償は酸素副格子上で起こ
ることがある。
【0042】電荷補償までも含めると様々な仮定に従い
おびただしい組成式を導くことが判る。したがって、最
初の4つの好適実施例に対して与えられた公称式はここ
に説明されたような電荷補償を得るために達成される式
の変動までも包含するものと仮定する。
【0043】実験において、公称組成
【0044】
【化6】
【0045】を持つ材料が調整された。この材料は溶液
内で成分を化合させることによって作られ、次いでこの
溶液は焼成されてバルクにされ、研磨され、加圧され、
焼結された。その結果のセラミック密度は、理論密度の
少なくとも95%であった。このセラミック材料は、次
いで機械的に研磨され、0.25mm(10ミル)の厚
さになるまで薄くされた。これに金属めっきが施されて
試験コンデンサを形成した。
【0046】この材料の平均結晶粒度は、線切取り(l
ine intercept)法による測定で0.5μ
mであった。そのピーク誘電率(そのキュリー温度にお
ける誘電率)は10、000より高く、かつ温度に対し
て急速に変動した。この振る舞いは、この材料の臨界結
晶粒度が0.5μmより小さいことを示す。
【0047】以上に少数の好適実施例が詳細に説明され
た。云うまでもなく、本発明の範囲は、ここに説明され
た実施例と異なるがしかしなお本発明の特許請求の範囲
内にある実施例も含む。上に明示的に言及されなかった
他の化合物も、ドナードーピングの効果から受益するこ
とが期待される。例えば、(Sr、Pb)TiO3 は、
電子産業にかなりの用途を見付けることができるかつド
ナードーピングから受益するであろう真性ペロブスカイ
ト材料である。
【0048】この改善された誘電材料で以て製造された
デバイスとの内部及び外部接続は、オーミック、容量
性、直接、もしくは介在回路又は他の手段を経由する間
接であってもよい。実現は、シリコン、ガリウム−ひ素
又はその他の電子材料系列内の離散構成要素又は全面的
集積回路において、企図される。
【0049】本発明は説明用の実施例を参照して説明さ
れたが、本説明が限定的な意味に解釈されることを意図
しているのではない。これら説明用の実施例の種々の変
形及び組合わせばかりでなく本発明の他の実施例も、本
説明を参照すればこの技術の分野の習熟者にとって明白
である。したがって、添付の特許請求の範囲はあらゆる
これらの変形及び組合わせを包含することを、意図す
る。
【0050】以上の説明に関して更に次の項を開示す
る。
【0051】(1) 改善された誘電材料を形成する方
法であって、(a) 第2ペロブスカイト材料を形成す
るために第1臨界結晶粒度を有する第1ペロブスカイト
材料にドナードーパントを添加するステップと、(b)
前記第1臨界結晶粒度より小さい平均結晶粒度を有す
る前記第2ペロブスカイト材料の層を形成するステップ
とを含み、前記ステップの結果、前記層の誘電率は前記
層の平均結晶粒度に類似の平均結晶粒度を持つ前記第1
ペロブスカイト材料の誘電率より実質的に高い、方法。
【0052】(2) 第1項記載の方法において、前記
層は前記第1ペロブスカイト材料がドープされた後に形
成される、方法。
【0053】(3) 第1項記載の方法において、前記
層の前記平均結晶粒度は前記第1臨界結晶粒度の半分よ
り小さい、方法。
【0054】(4) 第1項記載の方法において、前記
層の前記平均結晶粒度は前記第1臨界結晶粒度の5分の
1より小さい、方法。
【0055】(5) 第1項記載の方法において、前記
第2ペロブスカイト材料は
【0056】
【化7】
【0057】を含み、ここにAは1つ以上の一価元素又
は二価元素又は三価元素を含み、Bは1つ以上の五価元
素又は四価元素又は三価元素又は二価元素を含み、Dは
1つ以上のドナーイオンを含み、
【0058】
【数3】
【0059】である、方法。
【0060】(6) 第1項記載の方法において、前記
第2ペロブスカイト材料は
【0061】
【化8】
【0062】を含み、ここにAは1つ以上の一価元素又
は二価元素又は三価元素を含み、Bは1つ以上の五価元
素又は四価元素又は三価元素又は二価元素を含み、Dは
1つ以上のドナーイオンを含み、
【0063】
【数4】
【0064】である、方法。
【0065】(7) 第1項記載の方法において、前記
第2ペロブスカイト材料は
【0066】
【化9】
【0067】含み、ここにAは1つ以上の一価元素又は
二価元素又は三価元素を含み、Bは1つ以上の五価元素
又は四価元素又は三価元素又は二価元素を含み、D′は
1つ以上のドナーイオンを含み、D″は1つ以上のドナ
ーイオンを含み、
【0068】
【数5】
【0069】である、方法。
【0070】(8) 第1項記載の方法において、前記
第2ペロブスカイト材料は
【0071】
【化10】
【0072】を含み、ここにAは1つ以上の一価元素又
は二価元素又は三価元素を含み、Bは1つ以上の五価元
素又は四価元素又は三価元素又は二価元素を含み、D'
は1つ以上のドナーイオンを含み、D''は1つ以上のド
ナーイオンを含み、D''' は1つ以上のドナーイオンを
含み、
【0073】
【数6】
【0074】である、方法。
【0075】(9) 第8項記載の方法において、Aは
バリウムを含み、Bはチタンを含む、方法。
【0076】(10) 第8項記載の方法において、A
はバリウムとストロンチウムとを含み、Bはチタンを含
む、方法。
【0077】(11) 第1項記載の方法において、前
記第2ペロブスカイト材料は第3ペロブスカイト材料を
形成するために1種類以上のアクセプタドーパントで以
て更にドープされ、前記ドープされることによって前記
第3ペロブスカイト材料の抵抗が前記第2ペロブスカイ
ト材料の抵抗より実質的に高められかつ/又は前記第3
ペロブスカイト材料の損失正接が前記第2ペロブスカイ
ト材料の損失正接より実質的に小さくされる、方法。
【0078】(12) 第11項記載の方法において、
前記第3ペロブスカイト材料は、
【0079】
【化11】
【0080】を含み、ここに
【0081】
【数7】
【0082】であり、Dは1つ以上の三価ドナーイオン
を含み、かつAは1以上の三価アクセプタイオンを含
む、方法。
【0083】(13) 第11項記載の方法において、
前記第3ペロブスカイト材料は、
【0084】
【化12】
【0085】を含み、ここに
【0086】
【数8】
【0087】であり、Dは1つ以上の五価ドナーイオン
を含み、かつAは1以上の三価アクセプタイオン又は二
価のアクセプタイオンを含む、方法。
【0088】(14) 第11項記載の方法において、
前記第3ペロブスカイト材料は、
【0089】
【化13】
【0090】を含み、ここに
【0091】
【数9】
【0092】であり、Dは1つ以上の三価ドナーイオン
を含み、かつAは1以上の一価アクセプタイオンを含
む、方法。
【0093】(15) 第11項記載の方法において、
前記第3ペロブスカイト材料は、
【0094】
【化14】
【0095】を含み、ここに
【0096】
【数10】
【0097】であり、Dは1つ以上の五価ドナーイオン
を含み、かつAは1以上の一価アクセプタイオンを含
む、方法。
【0098】(16) 第11項記載の方法において、
前記第3ペロブスカイト材料は、
【0099】
【化15】
【0100】を含み、D' は1つ以上のドナーイオンを
含み、D''は1つ以上のドナーイオンを含み、D''' は
1つ以上のドナーイオンを含み、A' は1つ以上のアク
セプタイオンを含み、A″は1つ以上のアクセプタイオ
ンを含み、
【0101】
【数11】
【0102】である、方法。
【0103】(17) 改善された誘電材料を形成する
方法であって、(a) 第2ペロブスカイト材料を形成
するために第1臨界結晶粒度を有する第1ペロブスカイ
ト材料にドナードーパント又はアクセプタドーパントを
添加するステップと、(b) 前記第1臨界結晶粒度よ
り小さい平均結晶粒度を有する前記第2ペロブスカイト
材料の層を形成するステップとを含む方法。
【0104】(18) 誘電材料を形成する方法であっ
て、(a) ドナードープチタン酸バリウム−ストロン
チウムを形成するために
【0105】
【化16】
【0106】に1.0モル百分率の濃度になるだけのジ
スプロシウムを添加するステップと、(b) 約0.5
μmの平均結晶粒度を持つ前記ドナードープチタン酸バ
リウム−ストロンチウムの層を形成するステップとを含
み、前記ステップの結果、前記ドナードープチタン酸バ
リウム−ストロンチウムの層の臨界結晶粒度は、前記
【0107】
【化17】
【0108】の臨界結晶粒度より小さい、方法。
【0109】(19) 基板表面に形成された構造であ
って、真性臨界結晶粒度より小さい平均結晶粒度を持つ
ドナードープペロブスカイト材料の層を含む構造。
【0110】(20) (a) 第1導電層と、(b)
前記第1導電層と接触し真性臨界結晶粒度より小さい
平均結晶粒度を有するドナードープペロブスカイト材料
の層とを含む構造。
【0111】(21) 第19項記載の構造において、
前記ドナードープペロブスカイト材料の層は第1導電層
と第2導電層との間に挿入される、構造。
【0112】(22) 説明された本発明は、真性臨界
結晶粒度を有する真性ペロブスカイト材料を1種類以上
のドナードーパントで以てドープし、次いで前記真性臨
界結晶粒度より小さい平均結晶粒度を有するドナードー
プペロブスカイト材料の層を形成することによって改善
された誘電材料を形成し、前記層を形成する結果、前記
層の誘電率は前記層の平均結晶粒度に類似の平均結晶粒
度を持つ真性ペロブスカイト材料の誘電率より実質的に
高い。ここに使用されるような臨界結晶粒度は、誘電率
が結晶粒度を小さくするに伴って急速に低下することを
開始するような最大結晶粒度を意味する。好適には、前
記ドナードープペロブスカイト材料は、ドナー−アクセ
プタドープペロブスカイト材料を形成するために1種類
以上のアクセプタドーパントで以て更にドープされ、該
ドープれることによって前記ドープペロブスカイト材料
の抵抗が実質的に高められかつ/又は前記ドープペロブ
スカイト材料の誘電正接が実質的に小さくされる。好適
には、前記真性ペロブスカイト材料は化学的組成ABO
3 を有し、ここにAは1つ以上の一価元素又は二価元素
又は三価元素であり、Bは1つ以上の五価元素又は四価
元素又は三価元素又は二価元素である。前記改善された
誘電材料を含む構造は、基板表面に形成された真性臨界
結晶粒度より小さい平均結晶粒度を持つドナードープペ
ロブスカイト材料の層を含む。他の構造は、2つの導電
層間に挟まれたドナードープ材料の層を含む。他の方法
及び構造の説明される。
【0113】関連出願とのクロス・リファレンス次の出
願は本願と同時に提出された。
【0114】 名称 発明者 事件/出願番号 微細粒子パイロ電気検出器材 カルビッキ− A−19628 料及び方法 (Kulwicki) 薄膜誘電材料用Pb置換ペロ ザンメルフェルト、 TI−17125 ブスカイト材料形成方法及び (Summerfelt) この材料を含む方法 ベラタン、 (Beratan) カルビッキ−
【図面の簡単な説明】
【図1】種々な結晶粒度の無ドープBTについての温度
に対する誘電率の変動を示すグラフ図。
【図2】種々な結晶粒度の無ドープBTについての温度
に対する誘電率の変動を示すグラフ図。
【図3】無ドープBTについての結晶粒度に対する誘電
率の変動を示すグラフ図。
【図4】種々な結晶粒度の無ドープBSTについての温
度に対する誘電率の変動を示すグラフ図。
フロントページの続き (72)発明者 ハワード アール.ベラタン アメリカ合衆国テキサス州リチャードソ ン,イー.ベルトライン 2111,アパート メント ナンバー 106ビー (72)発明者 バーナード エム.クルウィッキ アメリカ合衆国マサチューセッツ州アトル ボロ フォールズ,ピー.オー.ボックス 1407

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改善された誘電材料を形成する方法であ
    って、 (a) 第2ペロブスカイト材料を形成するために第1
    臨界結晶粒度を有する第1ペロブスカイト材料にドナー
    ドーパントを添加するステップと、 (b) 前記第1臨界結晶粒度より小さい平均結晶粒度
    を有する前記第2ペロブスカイト材料の層を形成するス
    テップと を含み、前記ステップの結果、前記層の誘電率は前記層
    の平均結晶粒度に類似の平均結晶粒度を持つ前記第1ペ
    ロブスカイト材料の誘電率より実質的に高い、方法。
  2. 【請求項2】 基板表面に形成された構造であって、真
    性臨界結晶粒度より小さい平均結晶粒度を持つドナード
    ープペロブスカイト材料の層を含む構造。
JP5127337A 1992-05-29 1993-05-28 薄膜誘電材料用ドナードープペロブスカイト材料形成方法及びこの材料を含む構造 Pending JPH0714983A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US891560 1986-08-01
US89156092A 1992-05-29 1992-05-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0714983A true JPH0714983A (ja) 1995-01-17

Family

ID=25398417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5127337A Pending JPH0714983A (ja) 1992-05-29 1993-05-28 薄膜誘電材料用ドナードープペロブスカイト材料形成方法及びこの材料を含む構造

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0571948B1 (ja)
JP (1) JPH0714983A (ja)
KR (1) KR930024169A (ja)
DE (1) DE69327815T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006073850A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Fujitsu Ltd 容量素子とその製造方法
JP2012181490A (ja) * 2011-02-09 2012-09-20 Ohara Inc 光路長の温度依存性が小さい酸化物材料
US8440472B2 (en) 2004-01-07 2013-05-14 Nikon Corporation Stacking apparatus and method for stacking integrated circuit elements

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5614018A (en) * 1991-12-13 1997-03-25 Symetrix Corporation Integrated circuit capacitors and process for making the same
US5453908A (en) * 1994-09-30 1995-09-26 Texas Instruments Incorporated Barium strontium titanate (BST) thin films by holmium donor doping
US5635741A (en) * 1994-09-30 1997-06-03 Texas Instruments Incorporated Barium strontium titanate (BST) thin films by erbium donor doping
KR100190558B1 (ko) * 1995-03-04 1999-10-15 구본준 강유전체 및 이를 채용한 반도체장치의 커패시터
JP3274326B2 (ja) * 1995-09-08 2002-04-15 株式会社東芝 半導体装置およびその製造方法
JPH09331020A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Sharp Corp 誘電体薄膜キャパシタ素子及びその製造方法
US8968603B2 (en) 2010-05-12 2015-03-03 General Electric Company Dielectric materials
US9174876B2 (en) 2010-05-12 2015-11-03 General Electric Company Dielectric materials for power transfer system
US8968609B2 (en) 2010-05-12 2015-03-03 General Electric Company Dielectric materials for power transfer system
US8586495B2 (en) 2010-05-12 2013-11-19 General Electric Company Dielectric materials
EP2551988A3 (en) 2011-07-28 2013-03-27 General Electric Company Dielectric materials for power transfer system

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3915339C2 (de) * 1988-05-11 2003-11-27 Sakai Chemical Industry Co Masse zur Herstellung von keramischen Dielektrika und Verfahren zur Herstellung eines keramischen Dielektrikums
NL8902923A (nl) * 1989-11-27 1991-06-17 Philips Nv Keramisch lichaam uit een dielektrisch materiaal op basis van bariumtitanaat.
JP3169599B2 (ja) * 1990-08-03 2001-05-28 株式会社日立製作所 半導体装置、その駆動方法、その読み出し方法
DE4107795C2 (de) * 1991-03-11 1994-01-20 Roederstein Kondensatoren Verfahren zur Verringerung des dielektrischen Verlustfaktors bei einer keramischen Masse auf Titanatbasis als Dielektrikum von Kondensatoren
JPH07118431B2 (ja) * 1991-03-16 1995-12-18 太陽誘電株式会社 磁器コンデンサ及びその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8440472B2 (en) 2004-01-07 2013-05-14 Nikon Corporation Stacking apparatus and method for stacking integrated circuit elements
US8735180B2 (en) 2004-01-07 2014-05-27 Nikon Corporation Multiple-points measurement
US9105675B2 (en) 2004-01-07 2015-08-11 Nikon Corporation WH (wafer-holder) process
JP2006073850A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Fujitsu Ltd 容量素子とその製造方法
JP2012181490A (ja) * 2011-02-09 2012-09-20 Ohara Inc 光路長の温度依存性が小さい酸化物材料

Also Published As

Publication number Publication date
EP0571948A1 (en) 1993-12-01
DE69327815T2 (de) 2000-08-17
KR930024169A (ko) 1993-12-22
DE69327815D1 (de) 2000-03-16
EP0571948B1 (en) 2000-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1974472B (zh) 薄膜电容元件用组合物、绝缘膜、薄膜电容元件和电容器
Jain et al. Improvement in electrical characteristics of graded manganese doped barium strontium titanate thin films
US8076705B2 (en) Capacitor device providing sufficient reliability
JPH08198669A (ja) エルビウムドナーの付加によるチタン酸バリウムストロンチウム(bst)薄膜の改良
JPH0714983A (ja) 薄膜誘電材料用ドナードープペロブスカイト材料形成方法及びこの材料を含む構造
US7094721B2 (en) Substituted barium titanate and barium strontium titanate ferroelectric compositions
KR20170121082A (ko) 반도체 강유전체 기억소자의 제조방법 및 반도체 강유전체 기억 트랜지스터
WO2008050271A2 (en) Ferroelectric varactor with improved tuning range
CN100431066C (zh) 薄膜电容元件用组合物、高电容率绝缘膜、薄膜电容元件和薄膜叠层电容器
US5923524A (en) Dielectric material compressing Ta2 O5 doped with TiO2 and devices employing same
US20220123102A1 (en) Dielectric material and device and memory device comprising the same
US6258655B1 (en) Method for improving the resistance degradation of thin film capacitors
US7314842B2 (en) Substituted barium titanate and barium strontium titanate ferroelectric compositions
US5721043A (en) Method of forming improved thin film dielectrics by Pb doping
JPH06112432A (ja) 薄膜誘電材料用Pb置換ペロブスカイト材料形成方法及びこの材料を含む構造
Basu et al. Effect of uniform and periodic doping by Ce on the properties of barium strontium titanate thin films
Yang et al. Effect of annealing temperature on the energy storage performance of PbZr0. 52Ti0. 48O3/PbZrO3 composite films
JPH0722593A (ja) 薄膜強誘電性装置及び焦電性装置用ドナードープペロブスカイト材料形成方法及び構造
US5504330A (en) Lead substitured perovskites for thin-film pyroelectric devices
Li et al. The effect of bottom electrode on structure and electrical properties of BaZr0. 15Ti0. 85O3 films on SrTiO3 substrates
US5888659A (en) Donor doped perovskites for thin-film ferroelectric and pyroelectric devices
EP1077478A2 (en) Method of making ferroelectric thin film, ferroelectric capacitor, ferroelectric memory and method for fabricating ferroelectric memory
TW319915B (ja)
JPH0931635A (ja) Bi系強誘電体薄膜形成用ターゲット材及びBi系強誘電体薄膜の製造方法
KR100645204B1 (ko) 강유전 박막의 형성 방법