JPH07149006A - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JPH07149006A
JPH07149006A JP5298689A JP29868993A JPH07149006A JP H07149006 A JPH07149006 A JP H07149006A JP 5298689 A JP5298689 A JP 5298689A JP 29868993 A JP29868993 A JP 29868993A JP H07149006 A JPH07149006 A JP H07149006A
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JP5298689A
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Inventor
Hisanori Fujita
尚徳 藤田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、処理負担を軽減して処理能力を向上
させると共に、複数種の文字コード体系を任意に用いた
印字を可能にする。 【構成】印字装置16における印字に使用可能な少なく
とも1つの文字コード体系に関連した複数字体を持つ文
字フォント情報を記憶するための文字コード記憶部10
3及び文字フォント記憶部104と、印字装置16の使
用開始前に、計算機12との間で文字フォント情報に対
応する文字コード体系のうちで、使用する文字コード体
系を決定するための折衝を行なうデータ制御部101内
の文字集合折衝部と、文字集合折衝部による折衝によっ
て決定された文字コード体系に基づいて印字データに応
じた印字を実行するデータ制御部101内の文字集合制
御部と、新たな文字コード体系に関連した複数字体を持
つ文字フォント情報を登録する登録制御部102とを具
備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機からの文字コー
ドを含む印字データで示される情報を印字装置に印字さ
せるプリンタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印字装置において紙に印字させ
る場合、計算機から印刷すべき文字の文字コードを含む
印字データがプリンタ制御装置に送信されて印字要求が
なされる。プリンタ制御装置は、印字データの内容に従
って、印字装置に印字を実行させる。計算機から送信さ
れる印字データ中の文字コードは、通常、計算機内に各
種用意された文字コード体系に基づいている。
【0003】従来、プリンタ制御装置では、印字データ
を表現する文字コードの文字コード体系が、計算機内に
用意された各種文字コード体系のうちの特定のものに設
定され、この文字コード体系に対応した印字装置内に用
意された文字フォントを用いて印字を実行させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】計算機内における文字
を表すコード体系は各種あるため、これらの複数のコー
ド体系に対応して任意の文字フォントによって文字を印
字するという要求がある。この要求を実行する場合、従
来では、以下のような方式(1)(2)が取られてい
た。
【0005】(1)印字装置で取り扱うことが出来る文
字コード体系を限定し、計算機側で印字装置が扱うこと
が出来るコード体系に変換した後、プリンタ制御装置に
送信する。
【0006】(2)計算機側から送信された文字コード
を、印字装置内で、印字装置に用意れた文字フォントに
対応する文字コード体系の文字コードに変換した後、印
字を実行する。ただし、計算機側から送信される文字コ
ード体系は、印字装置内で変換ができるように一般的に
は制限が付けられており、限定された文字コード体系し
か取り扱うことが出来ない。
【0007】(1)の方式では、計算機側でのコード変
換処理が必要となり、本来計算機側で処理すべきジョブ
に影響し、性能低下要因となってしまう。(2)の方式
では、計算機側の負担は軽くなるが、限定された文字コ
ード体系しか扱えず、各種文字コード体系を取り扱うこ
とができない。
【0008】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、処理負担を軽減して計算機システムの処理
能力を向上させると共に、複数種の文字コード体系によ
って構成される文書などのデータの取扱いを容易にする
ことが可能なプリンタ制御装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、計算機から送
信される文字コードを含む印字データに応じて、印字装
置における印字を制御するプリンタ制御装置において、
前記印字装置における印字に使用可能な少なくとも1つ
の文字コード体系に関連した複数字体を持つ文字フォン
ト情報を記憶するための文字情報記憶手段と、印字装置
の使用開始前に、前記計算機との間で、前記文字情報記
憶手段に記憶された文字フォント情報に対応する文字コ
ード体系のうちで、使用する文字コード体系を決定する
ための折衝を行なう文字集合折衝手段と、前記文字集合
折衝手段による折衝によって決定された文字コード体系
に基づいて印字データに応じた印字を実行する文字集合
制御手段と、前記文字情報記憶手段に対して新たな文字
コード体系に関連した複数字体を持つ文字フォント情報
を登録する登録制御手段とを具備して構成する。
【0010】
【作用】このような構成によれば、印字装置の使用開始
前に、計算機とプリンタ制御装置の間で、今後計算機が
印字データとして使用する文字コード体系を折衝し、そ
の結果、使用が決定した文字コード体系に対してシステ
ム内で一意的な識別子を与え、以降該当文字コード体系
を使用した印字データに対してこの識別子を付与するこ
とによって、この識別子を使用して印字データ内で使用
されている文字コード体系を判別し、この文字コード体
系に対応した文字フォントを獲得し、これを印字装置に
送信印字する。
【0011】また、プリンタ制御装置内で予め保持して
いるコード体系以外のコード体系及び、これに付随する
フォント情報をプリンタ制御装置に登録し、また印字途
中で、プリンタ使用開始時に計算機と印字装置の間で折
衝され決定された以外の文字コード体系を、プリンタ制
御装置との間で折衝して追加する事が出来る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係わるプリンタ制御
装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すよ
うに、プリンタ制御装置10は、データ制御部101、
登録制御部102、文字コマンド記憶部103、及び文
字フォント記憶部104によって構成されている。
【0013】データ制御部101は、計算機12からの
データを受信して、文字コード記憶部103、及び文字
フォント記憶部104に記憶されたデータ(詳細につい
ては後述する)を参照して、印字装置16へ該当文字に
対応するフォント情報を送信するものである。また、計
算機12とプリンタ制御装置10との接続時には、計算
機12側で使用する文字コード体系に関する折衝を行な
う。
【0014】登録制御部102は、計算機12側からプ
リンタ制御装置10が常備していない文字コード体系、
及び文字フォント情報を登録するためのものである。文
字コード記憶部103は、印字対象とする複数の文字そ
れぞれの文字コードと、各文字コードに対応する文字フ
ォント記憶部104内の特定のブロックを示すブロック
番号とが記憶されている(詳細については後述する図3
を参照しながら説明する)。
【0015】文字フォント記憶部104は、印字データ
を表現するための文字コード体系に対応した文字フォン
ト情報が、明朝体、ゴシック体等の書体毎に管理記憶さ
れている(詳細については後述する図3を参照しながら
説明する)。
【0016】次に、データ制御部101の詳細について
説明する。図2はデータ制御部101の詳細な構成を示
すブロック図である。データ制御部101は、図2に示
すように、データ受信部201、文字集合制御部20
2、文字集合折衝部203、文字集合定義記憶部20
4、及びサポート文字集合記憶部205によって構成さ
れている。
【0017】データ受信部201は、計算機12側から
のデータを受信し、印字装置16への出力要求であれば
文字集合制御部202へデータを渡し、文字集合(文字
コマンド体系)折衝要求であれば文字集合折衝部203
へデータを渡すものである。
【0018】文字集合制御部202は、データ受信部2
01から得られたデータ(詳細については後述する)に
設定されている文字集合を一意的に識別するための識別
子(文字コード体系識別子)と、文字集合定義記憶部2
04に記憶された文字集合定義に基づいて文字コード体
系を特定し、データ内に設定されている各文字の属性値
を参照して、文字コード記憶部103、及び文字フォン
ト記憶部14から該当文字に対するフォント情報を獲得
し、これを印字装置16にビット列として転送するもの
である。
【0019】文字集合折衝部203は、使用する文字コ
ード体系を折衝する際、及び使用する文字コード体系を
変更する際に、計算機12側から使用要求があった文字
コード体系の候補の中から、現在具備している文字コー
ド体系に合致するものがあれば、計算機12側に対し
て、該当文字コードに対応する一意的な識別子(文字コ
ード体系識別子)を応答すると共に、文字集合定義記憶
部204に該当識別子、及び該当文字コード体系の文字
コード記憶部103内の先頭アドレスを設定するもので
ある。また、具備していない文字コード体系に対して
は、計算機12側に対して否定応答を返す。
【0020】文字集合定義記憶部204は、文字集合折
衝部203によって、文字コード体系に付与されたプリ
ンタ制御装置10内での一意的な識別子と、文字コード
記憶部104内の該当文字コード体系が規定されている
領域の先頭ポインタが、文字集合定義として設定される
ものである。
【0021】サポート文字集合記憶部205は、プリン
タ制御装置10がサポートしている文字コード体系に関
する情報を記憶するものであり、文字コード体系名、及
び文字コード記憶部103内の該当文字コード体系の先
頭アドレスが記憶される。
【0022】次に、文字コード記憶部103の詳細につ
いて説明する。図3は文字コード記憶部103に記憶さ
れるデータ(文字コード体系)の構造を示すものであ
る。図3に示すように、文字コード記憶部103には、
複数の文字コード体系301,302,…,30nに関
するデータが記憶される。ここでは代表として文字コー
ド体系301について説明する。
【0023】文字コード体系301は、文字コード記憶
部103内の文字コード体系1セグメントであり、同文
字コード体系内に含まれる各文字コードと、それぞれの
文字コードに対応するフォントを示すフォント情報が文
字フォント記憶部104に記憶された位置を指定するフ
ォント記憶部内情報ブロック番号が設定される。
【0024】他の文字コード体系302,…,30n
も、文字コード体系301と同様の構造を持っている。
次に、文字フォント記憶部104の詳細について説明す
る。図4は文字フォント記憶部104に記憶されるデー
タ(文字フォントセグメント)の構造を示すものであ
る。図4に示すように、文字フォント記憶部104に
は、複数の文字フォントセグメント401,402,
…,40mが設けられる。ここでは代表として文字フォ
ントセグメント401について説明する。
【0025】文字フォントセグメント401は、文字フ
ォントに関するデータを記憶するための領域であり、セ
グメント情報領域403と複数のフォント情報領域40
41,…,404nが設けられる。
【0026】セグメント情報領域403には、字体を識
別する字体識別子(計算機側から送信されるコードデー
タの属性として設定されているものと同一)、字体識別
子が示すフォント情報域の先頭アドレス、及び各文字に
対応するフォント情報の大きさを示すブロックバイト数
のデータによって構成されている。
【0027】フォント情報領域4041,…,404n
には、各字体(字体1、…、字体n)に対応したフォン
ト情報を記憶するための領域である。他の文字フォント
セグメント401,402,…,40mも、文字フォン
トセグメント401と同様の構造を持ち、別のコード体
系に対応した文字フォントに関するデータが記憶され
る。
【0028】次に、プリンタ制御装置10と計算機12
の間で文字コード体系を折衝するために用いられるコマ
ンド情報について説明する。図5(a)には計算機12
からプリンタ制御装置10に出力されるコマンド情報5
01、図5(b)にはプリンタ制御装置10から計算機
12に出力されるコマンド情報502の一例を示してい
る。
【0029】コマンド情報501には、コマンド識別子
(a)、コード体系指定(b)、コード体系名称(c
1)〜(cn)が含まれる。コマンド識別子(a)は、
使用する文字コード体系を折衝するためのコマンドであ
ることを示す。コード体系指定情報(b)は、使用する
コード体系の数(n)と、コード体系名称(c1)〜
(cn)のデータ長を示す。コード体系名称(c−1)
〜(cn)は、コード体系指定(b)が示す使用するコ
ード体系の数に応じた複数のコード体系を示す名称を設
定するもので、それぞれ長さと名称によって構成され
る。
【0030】コマンド情報502には、コマンド識別子
(d)、コード体系指定情報(e)、折衝結果情報(f
1)〜(fn)が含まれる。コマンド識別子(d)は、
使用するコード体系を決定したことを通知するコマンド
であることを示す。文字コード体系指定情報(e)は、
コマンド情報501の文字コード体系指定(b)で指定
された文字コード体系の数と、折衝結果情報(f1)〜
(fn)のデータ長を示す。折衝結果情報(f1)〜
(fn)は、コマンド情報501で指定されたコード体
系が、印字装置16側で具備されているかどうかを各文
字コード体系毎に示す。具備されていれば、本システム
内で一意的に付与された文字コード体系を識別するため
の文字コード体系識別子が設定され、具備されていなけ
れば否定情報(たとえば、x“00”)が設定される。
【0031】次に、計算機12からプリンタ制御装置1
0に送信される印字データについて説明する。図6
(a)は印字データ601のデータ構造を示している。
印字データ601は、コマンド識別子(a)、文字コー
ド体系識別子(b)、文字コード情報数(c)、文字コ
ード情報(d)が含まれる。コマンド識別子(a)は、
印字データであることを示す。文字コード体系識別子
(b)は、使用する文字コード体系を識別するための識
別子である。文字コード体系識別子(b)は、文字コー
ド体系折衝時に、コード情報502に設定されている各
コード体系毎に対して付与された識別子である。文字コ
ード情報数(c)は、文字コード情報の数mを示してい
る。文字コード情報(d)は、各文字に対応する文字コ
ードと、その属性情報からなり、図6(b)に示すよう
に、文字コード(e)と文字コードの属性(f)(使用
する字体を示す字体識別子)とが対応づけられて設定さ
れる。
【0032】次に、プリンタ制御装置10に文字コード
体系、及び該当する文字フォントを登録する場合に、計
算機12からプリンタ制御装置10に送信される登録コ
マンドについて説明する。図7(a)は登録コマンド7
01のデータ構造を示している。
【0033】登録コマンド701は、コマンド識別子
(a)、登録文字コード体系名称(b)、登録文字デー
タ情報(c)、登録文字データ(d1)〜(dm)が含
まれる。コマンド識別子(a)は、文字データ(文字コ
ード体系、文字フォント)を登録するためのコマンドで
あることを示す。登録文字コード体系名称(b)は、登
録する文字コード体系の名称(この名称は一意的な名称
でなければならない)である。登録文字データ情報
(c)は、登録する文字データに含まれる文字コード
数、各フォント情報のブロック長、及び、対応する字体
の種類を示す。登録文字データ(d1)〜(dm)は、
登録文字データ情報(c)の文字コード数分の登録する
文字コードと、該当する文字フォント情報を設定するも
ので、図7(b)に示すように、文字コード(e)と文
字コード(e)に対応した複数のフォント情報が設定さ
れる。
【0034】次に、登録された文字コード体系を変更す
る場合に、計算機12からプリンタ制御装置10に送信
される文字コード体系追加コマンド、及び応答コマンド
について説明する。図8(a)は追加・削除コマンド8
01のデータ構造を示している。
【0035】追加・削除コマンド801は、コマンド識
別子(a)、追加文字コード体系リスト(b)、削除文
字コード体系リスト(c)を含んでいる。コマンド識別
子(a)は、削除・追加コマンドであることを示す。追
加文字コード体系リスト(b)は、図8(b)に示すよ
うに、追加文字コード体系数(d)と追加文字コード体
系数(d)が示す分の追加文字コード名称(e1)〜
(en)が設定される。削除文字体系リスト(c)は、
追加文字コード体系リスト(b)と同様に、削除文字コ
ード体系数と削除文字コード体系数が示す分の削除文字
コード名称が設定される。
【0036】図8(c)には、文字集合折衝部203か
ら計算機12に出力される追加・削除コマンド803に
応じた応答コマンド803のデータ構造を示している。
応答コマンドには、コマンド識別子(f)、文字コード
体系指定情報(g)、変更結果情報(h1)〜(hn)
が含まれる。コマンド識別子(f)は、追加・削除コマ
ンド803に応じた応答コマンド803であることを示
す。コード体系指定情報(g)は、追加・削除コマンド
801の追加文字コード体系リスト(b)で指定された
追加文字コード体系の数と、変更結果情報(h1)〜
(hn)のデータ長(データ数)を示す。変更結果情報
(h1)〜(hn)は、追加文字コマンド体系リスト
(b)で指定されたコード体系が、プリンタ制御装置1
0側で具備されているかどうかを各文字コード体系毎に
示す。具備されていれば、本システム内で一意的に付与
された文字コード体系を識別するための文字コード体系
識別子が文字コマンド体系に対して付与され、具備され
ていなければ追加否定情報が付与される。
【0037】次に、本実施例の動作について説明する。
本実施例におけるプリンタ制御装置10の動作は、以下
の4つ(A)〜(D)の場合に分けられる。 (A)計算機12が印字装置16の使用を開始する前
に、計算機12側と使用する文字コード体系を折衝し、
その文字コード体系を決定する。
【0038】(B)計算機12からの送信されるコード
データを受信し、コードに対応するフォント情報を印字
装置16に出力する(計算機12が印字装置16を使用
する場合)。
【0039】(C)プリンタ制御装置10に具備されて
いない文字コード体系と、対応する各種文字フォント情
報を登録する。 (D)印字装置16の使用を開始した後、印字の実行途
中(文字コード体系が折衝された後)で使用する文字コ
ード体系を変更する。
【0040】以下、各場合(A)〜(D)毎に動作を説
明する。 (A)の動作説明。 計算機12が印字装置16の使用を開始する際、まず、
計算機12からプリンタ制御装置10に、図5(a)に
示すような、使用する文字コード体系を折衝するための
コマンド情報501が送出される。プリンタ制御装置1
0は、データ制御部101によってコマンド情報501
を受信する。
【0041】データ制御部101は、データ受信部20
1においてコマンド情報501(折衝コマンド)を受信
する。データ受信部201は、コマンド情報501を受
信し、コマンド識別子(a)から文字集合(文字コマン
ド体系)折衝要求であると判別すると、文字集合折衝部
203にそのデータを送出する。
【0042】文字集合折衝部203は、コマンド情報5
01に含まれる文字コード体系名称(c1)〜(cn)
について、サポート文字集合記憶部205に記憶された
文字集合を示すサポート文字集合記憶域を検索する。
【0043】この結果、サポート文字集合記憶域に、合
致する文字コード体系名(文字集合名)があれば、文字
集合折衝部203は、計算機12から送信されたコード
情報501に含まれた文字コード体系名と、サポート文
字集合記憶部205に設定されている該当文字コード体
系を示す文字コード記憶部103内の該当文字コード体
系の先頭アドレスと、この文字コード体系に付与される
一意的な識別子(文字コード体系識別子)を、文字集合
定義記憶部204に設定する。
【0044】文字集合折衝部203は、計算機12から
指定された文字コード体系のうち、サポート文字集合記
憶部205に記憶されたサポート文字集合と合致するも
のがあれば、それに付与された一意的な識別子(文字コ
ード体系識別子)を、また合致しなければ合致しない旨
(否定情報)を、図5(b)に示すコード情報502に
よって計算機12に返答する。
【0045】(B)の動作説明。 計算機12は印字装置16を使用する際、図6に示すよ
うな、印字データ601をプリンタ制御装置10に送信
する。プリンタ制御装置10は、データ制御部101に
よって印字データ601を受信する。
【0046】データ制御部101は、データ受信部20
1において印字データ601を受信する。データ受信部
201は、印字データ601を受信し、コマンド識別子
(a)から印字データであることを判別すると、文字集
合制御部202にこのデータを送出する。
【0047】文字集合制御部202は、受信されたデー
タに設定されている文字コード体系を一意的に識別する
ための文字コード体系識別子(b)を参照して、印字に
使用する文字コード体系を識別する。
【0048】文字集合制御部202は、1文字分の文字
コード情報602を参照して、同文字コードに対応する
属性情報の文字コード情報(字体識別子)から文字フォ
ントを特定する。
【0049】文字集合制御部202は、文字コード体系
識別子(b)によって識別した文字コード体系に対応す
る、例えば文字コード記憶部103の文字コード体系3
01を検索し、指定された文字コードに対応するフォン
ト記憶部内ブロック番号を獲得する。
【0050】また、文字集合制御部202は、印字デー
タの文字コード情報602から得られた字体識別子に対
応する、例えば文字フォント記憶部104に記憶された
文字フォントセグメント401のセグメント情報領域4
03を検索する。そして、セグメント情報領域403に
存在した字体識別子に対応づけられた、フォント情報が
記憶された領域を示す先頭アドレス、及びブロックバイ
ト数を獲得する。
【0051】文字集合制御部202は、フォント情報の
先頭アドレスによって指定されるフォント情報域から、
フォント記憶部内ブロック番号及びブロックバイト数に
応じて、文字コード情報602によって指定されたフォ
ント情報を獲得する。
【0052】文字集合制御部202は、文字フォント記
憶部104から獲得したフォント情報を印字装置16に
送出して、印字を実行させる。以下、文字集合制御部2
02は、印字データ601中の次の1文字分の文字コー
ド情報602を参照して、前述と同様にしてフォント情
報を獲得し、印字装置16に送出する処理を繰り返すこ
とにより、印字データ601によって指定される文字の
印字を実行させる。
【0053】(C)の動作説明。 プリンタ制御装置10に具備されていない文字コード体
系と、対応する各種文字フォント情報を登録する際、ま
ず、計算機12からプリンタ制御装置10に、図7
(a)に示すような、登録コマンド701が送出され
る。プリンタ制御装置10は、登録制御部102によっ
て登録コマンド701を受信する。
【0054】登録制御部102は、登録コマンド701
を解析し、登録する文字コード体系を示す登録文字コマ
ンド体系名称(b)を記憶する。登録制御部102は、
登録コマンド701の登録文字データ(d1)〜(d
m)にそれぞれ含まれる文字コード(e)を(図7
(b)参照)、所定のデータ構造に従って文字コード記
憶部103へ登録する。
【0055】また、登録文字データ702で指定される
各文字コードに対応するフォント情報を登録するため、
登録制御部102は、文字フォント記憶部104におい
て、文字体に対応したフォント情報域(フォント情報域
4041〜404nと同一構造)を作成した後、同フォ
ント情報域にフォント情報を登録する。なお、文字フォ
ント情報域の作成時に、セグメント情報領域を作成し、
登録コマンド701の登録文字データ情報(c)が示す
字体の種類を示す情報を字体識別子として登録する。
【0056】また、登録制御部102は、各フォント情
報のブロック長(ブロックバイト数)を登録コマンド7
01の登録文字データ情報(c)から獲得し、作成した
セグメント情報領域のブロックバイト数に設定する。
【0057】以降は、登録コマンド701の登録文字デ
ータ(d1)〜(dm)に含まれる文字コード(e)、
及び各フォント情報(f1〜fn)を順次設定してい
く。全ての登録文字データ702の登録が完了したなら
ば、登録制御部102は、サポート文字集合記憶部20
5に、新たに登録された文字コード体系名称、及び文字
コード記憶部103に追加した文字コード体系領域の先
頭アドレスを設定する。
【0058】(D)の動作説明。 印字装置16の使用を開始した後、印字の実行途中(前
述した(A)の動作により文字コード体系が折衝された
後)で使用する文字コード体系を変更する場合、まず、
計算機12からプリンタ制御装置10に、図8(a)に
示すような、追加・削除コマンド801が送出される。
プリンタ制御装置10は、データ受信部201を介して
文字集合折衝部203によって追加・削除コマンド80
1を受信する。
【0059】文字集合折衝部203は、追加・削除コマ
ンド801に、削除すべき文字コード体系が指定されて
いたら(削除文字コード体系リスト)、文字集合定義記
憶部204に記憶された文字集合定義から、削除文字コ
ード体系リストに従って、該当文字コード体系に関する
情報を削除する。
【0060】また、文字集合折衝部203は、追加すべ
き文字コード体系が指定されていたならば(追加文字コ
ード体系リスト802)、サポート文字集合記憶域20
5に記憶された文字コード体系名称と比較し、一致した
ならばシステム内の一意的な文字コード体系識別子を、
指定された文字コード体系に対して付与し、応答コマン
ド803で計算機12に応答する。
【0061】文字集合折衝部203は、一致した文字コ
ード体系を示す文字コード体系識別子、及び該当文字コ
ード体系の文字コード記憶部103内の先頭アドレスを
文字集合定義記憶部204に設定する。
【0062】一方、サポート文字集合記憶域205中に
一致する文字コード体系名が存在しなければ、応答コマ
ンド803に該当文字コード体系の追加否定を示す情報
を設定して、計算機12に応答する。
【0063】このようにして、印字装置16の使用開始
前に、プリンタ制御装置10(文字集合折衝部203)
は、計算機12との間で、今後、計算機10が印字デー
タとして使用する文字コード体系をコード情報501,
502を用いて折衝する。その結果、使用が決定された
文字コード体系に対して、システム内で一意的な文字コ
ード体系識別子を与え、以降該当文字コード体系を使用
した印字データに対してこの識別子を付与することによ
って、この識別子を使用して印字データ内で使用されて
いる文字コード体系を判別する。文字集合制御部202
は、文字コード体系識別子によって判別される文字コー
ド体系に対応した文字フォントを獲得し、これを印字装
置16に送信して印字を実行させる。従って、計算機1
2側、あるいは印字装置16側でコード変換を行なうこ
となく、任意の文字コード体系に従った文字(文字フォ
ント)の印字が可能となり、処理負担が軽減され、汎用
性が増す。
【0064】また、プリンタ制御装置10内で予め保持
しているコード体系以外のコード体系、及びこれに付随
するフォント情報をプリンタ制御装置10(文字コード
記憶部103、文字フォント記憶部104)に登録し、
また印字途中で、プリンタ使用開始前に計算機10とプ
リンタ制御装置10の間で折衝され決定された以外の文
字コード体系を、文字集合定義記憶部204、サポート
文字集合記憶部205に追加する事が出来る。従って、
文字コード体系が限定されず、各種文字コード体系を取
り扱うことができるようになる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、計算機側
で取り扱うコード体系に大幅な自由性を持たせることに
より、計算機側のコード変換処理の負担を軽減し、計算
機システムの処理能力を向上させると共に、印字させる
べきデータのコード体系を、利用者が自由に設定できる
ようにし、複数種のコード体系によって構成される文書
などのデータの取扱いを容易にすることが可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるプリンタ制御装置の
構成を示すブロック図。
【図2】本実施例におけるデータ制御装置101の構成
を示すブロック図。
【図3】本実施例における文字コード記憶部103に記
憶される文字コード体系のデータ構造を示す図。
【図4】本実施例における文字フォント記憶部104に
記憶される文字フォントセグメントのデータ構造を示す
図。
【図5】本実施例においてプリンタ制御装置10と計算
機12の間で文字コード体系を折衝するために用いられ
るコマンド情報を説明するための図。
【図6】本実施例において計算機12からプリンタ制御
装置10に送信される印字データを説明するための図。
【図7】本実施例において計算機12からプリンタ制御
装置10に送信される登録コマンドを説明するための
図。
【図8】本実施例において計算機12からプリンタ制御
装置10に送信される文字コード体系追加コマンドと計
算機12に出力される応答コードを説明するための図。
【符号の説明】
10…プリンタ制御装置、12…計算機、16…印字装
置、101…データ制御部、102…登録制御部、10
3…文字コード記憶部、104…文字フォント記憶部、
201…データ受信部、202…文字集合制御部、20
3…文字集合折衝部、204…文字集合定義記憶部、2
05…サポート文字集合記憶部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機から送信される文字コードを含む
    印字データに応じて、印字装置における印字を制御する
    プリンタ制御装置において、 前記印字装置における印字に使用可能な少なくとも1つ
    の文字コード体系に関連した複数字体を持つ文字フォン
    ト情報を記憶するための文字情報記憶手段と、 印字装置の使用開始前に、前記計算機との間で、前記文
    字情報記憶手段に記憶された文字フォント情報に対応す
    る文字コード体系のうちで、使用する文字コード体系を
    決定するための折衝を行なう文字集合折衝手段と、 前記文字集合折衝手段による折衝によって決定された文
    字コード体系に基づいて印字データに応じた印字を実行
    する文字集合制御手段と、 前記文字情報記憶手段に対して新たな文字コード体系に
    関連した複数字体を持つ文字フォント情報を登録する登
    録制御手段と、 を具備したことを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記文字集合折衝手段によって決定され
    た文字コード体系を変更する文字コード体系変更手段を
    さらに具備したことを特徴とする請求項1記載のプリン
    タ制御装置。
JP5298689A 1993-11-29 1993-11-29 プリンタ制御装置 Pending JPH07149006A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002169799A (ja) * 2000-12-05 2002-06-14 Toppan Forms Co Ltd ドキュメント作成用外字管理システムおよび外字管理方法
JP2019128686A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 ブラザー工業株式会社 プログラム
JP2019128685A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 ブラザー工業株式会社 プログラム

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