JPH0714893Y2 - 撹拌装置 - Google Patents
撹拌装置Info
- Publication number
- JPH0714893Y2 JPH0714893Y2 JP4675988U JP4675988U JPH0714893Y2 JP H0714893 Y2 JPH0714893 Y2 JP H0714893Y2 JP 4675988 U JP4675988 U JP 4675988U JP 4675988 U JP4675988 U JP 4675988U JP H0714893 Y2 JPH0714893 Y2 JP H0714893Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- resin film
- stirring
- sample
- stirrer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、生化学的分析や免疫学的分析を行う自動分
析装置に好適な撹拌装置に関する。
析装置に好適な撹拌装置に関する。
周知のように、生化学的分析や免疫学的分析を行う自動
分析装置には、検体と試薬（以下、試料という。）とを
均一に反応させるため撹拌装置が配設されている。
分析装置には、検体と試薬（以下、試料という。）とを
均一に反応させるため撹拌装置が配設されている。
しかしながら、上記従来の撹拌装置にあっては、一般
に、撹拌体を試料中に浸漬して撹拌混合した後、該撹拌
体を洗浄する構成であるため、洗浄が不完全な場合に
は、前の検体による悪影響（クロスコンタミネーショ
ン）が発生し、特に、免疫検査においては、これが致命
的な欠陥とされることから洗浄系を完全化しなければな
らず、これが自動分析装置を高価格化する要因となって
いる、という問題を有していた。
に、撹拌体を試料中に浸漬して撹拌混合した後、該撹拌
体を洗浄する構成であるため、洗浄が不完全な場合に
は、前の検体による悪影響（クロスコンタミネーショ
ン）が発生し、特に、免疫検査においては、これが致命
的な欠陥とされることから洗浄系を完全化しなければな
らず、これが自動分析装置を高価格化する要因となって
いる、という問題を有していた。
この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであっ
て、その目的とするところは、撹拌体を試料中に浸漬し
ても、これを洗浄する必要がなく、その結果、クロスコ
ンタミネーションが全く発生せず、しかも、この種の自
動分析装置の構成を大幅に簡易化・低コスト化すること
ができる撹拌装置を提供しようとするものである。
て、その目的とするところは、撹拌体を試料中に浸漬し
ても、これを洗浄する必要がなく、その結果、クロスコ
ンタミネーションが全く発生せず、しかも、この種の自
動分析装置の構成を大幅に簡易化・低コスト化すること
ができる撹拌装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、この考案にあっては、容器内
の液体中に撹拌体を浸漬して上記液体を撹拌する撹拌装
置を前提とし、上記撹拌体と容器との間に合成樹脂フィ
ルム供給装置を介在させ、該合成樹脂フィルム供給装置
は、上記撹拌体の下降時に、該撹拌体の表面を合成樹脂
フィルムで覆うと共に、撹拌終了後に液体が付着した合
成樹脂フィルム部分を巻き取るように構成したことを特
徴とするものである。
の液体中に撹拌体を浸漬して上記液体を撹拌する撹拌装
置を前提とし、上記撹拌体と容器との間に合成樹脂フィ
ルム供給装置を介在させ、該合成樹脂フィルム供給装置
は、上記撹拌体の下降時に、該撹拌体の表面を合成樹脂
フィルムで覆うと共に、撹拌終了後に液体が付着した合
成樹脂フィルム部分を巻き取るように構成したことを特
徴とするものである。
それ故、この考案に係る撹拌装置にあっては、前の試料
によるクロスコンタミネーションを確実に阻止し、か
つ、洗浄装置を廃止して自動分析装置の構成を大幅に簡
易化・低コスト化するため、上記撹拌体と容器との間に
合成樹脂フィルム供給装置を介在させ、上記撹拌体の下
降時に該撹拌体の表面を合成樹脂フィルムで覆い、この
状態で上記撹拌体を上記液体中に浸漬させると共に、撹
拌が終了した後は、液が付着した合成樹脂フィルム部分
を巻き取るように構成したことを特徴とするものであ
る。
によるクロスコンタミネーションを確実に阻止し、か
つ、洗浄装置を廃止して自動分析装置の構成を大幅に簡
易化・低コスト化するため、上記撹拌体と容器との間に
合成樹脂フィルム供給装置を介在させ、上記撹拌体の下
降時に該撹拌体の表面を合成樹脂フィルムで覆い、この
状態で上記撹拌体を上記液体中に浸漬させると共に、撹
拌が終了した後は、液が付着した合成樹脂フィルム部分
を巻き取るように構成したことを特徴とするものであ
る。
以下、添付図面に示す一実施例に基きこの考案を詳細に
説明する。
説明する。
第１図に示すように、この実施例に係る撹拌装置１は、
撹拌位置において昇降案内される撹拌体２と、この撹拌
体２と容器３との間に配設された合成樹脂フィルム供給
装置４と、上記撹拌位置に配設された漏斗状のガイド体
５と、から構成されている。
撹拌位置において昇降案内される撹拌体２と、この撹拌
体２と容器３との間に配設された合成樹脂フィルム供給
装置４と、上記撹拌位置に配設された漏斗状のガイド体
５と、から構成されている。
撹拌体２は、図示外の昇降装置によってその先端部が試
料６内に浸漬された後、旋回動または振動して試料６を
撹拌するもので、その構成及び作用は公知の撹拌体と同
様であるためその詳細な説明をここでは省略する。
料６内に浸漬された後、旋回動または振動して試料６を
撹拌するもので、その構成及び作用は公知の撹拌体と同
様であるためその詳細な説明をここでは省略する。
合成樹脂フィルム供給装置４は、上記撹拌体２の下降時
に、該撹拌体２の下端部に押し下げられつつ撹拌体２の
外周面を合成樹脂フィルム７で覆うもので、該合成樹脂
フィルム７は、一対のドラム8,9に巻き付けられてい
る。
に、該撹拌体２の下端部に押し下げられつつ撹拌体２の
外周面を合成樹脂フィルム７で覆うもので、該合成樹脂
フィルム７は、一対のドラム8,9に巻き付けられてい
る。
ドラム８は、ドラム回転装置10によってドラム９に巻か
れている合成樹脂フィルム７を順次所定長さ毎に巻き取
るものであり、上記ドラム９には、合成樹脂フィルム７
をドラム8,9間で展張させておくため、上記ドラム９を
常態においてドラム回転方向とは逆方向へ弱い回転力を
付与するためのバネ抵抗（図示せず）が取り付けられて
いる。勿論、上記一対のドラム8,9を、容器３側へと昇
降動するように構成することもできる。
れている合成樹脂フィルム７を順次所定長さ毎に巻き取
るものであり、上記ドラム９には、合成樹脂フィルム７
をドラム8,9間で展張させておくため、上記ドラム９を
常態においてドラム回転方向とは逆方向へ弱い回転力を
付与するためのバネ抵抗（図示せず）が取り付けられて
いる。勿論、上記一対のドラム8,9を、容器３側へと昇
降動するように構成することもできる。
また、合成樹脂フィルム７を巻き取るドラム８側には、
合成樹脂フィルム７に付着した試料６を拭き取るための
拭取体11が配設されており、さらに、上記合成樹脂フィ
ルム７と容器３との間には漏斗状のガイド体５が配設さ
れている。
合成樹脂フィルム７に付着した試料６を拭き取るための
拭取体11が配設されており、さらに、上記合成樹脂フィ
ルム７と容器３との間には漏斗状のガイド体５が配設さ
れている。
この漏斗状のガイド体５は、撹拌体２が合成樹脂フィル
ム７を押し下げ、撹拌体２の表面が合成樹脂フィルム７
により覆われている状態で試料６内に浸漬されたとき
に、合成樹脂フィルム７がより撹拌体２の表面を覆うよ
うに配設されるもので、好ましくは、このガイド体５を
上記拭取体11と同様の材質のもので形成し、合成樹脂フ
ィルム７に付着した試料６を拭き取るように構成するの
が望ましい。
ム７を押し下げ、撹拌体２の表面が合成樹脂フィルム７
により覆われている状態で試料６内に浸漬されたとき
に、合成樹脂フィルム７がより撹拌体２の表面を覆うよ
うに配設されるもので、好ましくは、このガイド体５を
上記拭取体11と同様の材質のもので形成し、合成樹脂フ
ィルム７に付着した試料６を拭き取るように構成するの
が望ましい。
合成樹脂フィルム７は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、塩化ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミド等の熱により容易に変形し、かつ、冷風により硬
化する性質を有する透明な熱可塑性合成樹脂でシート状
に形成されており、その膜厚は、例えば、0.1μｍ程度
の薄さに形成されている。また、この合成樹脂フィルム
７に静電気を帯びさせ、撹拌体２に密着させるように構
成することもできる。尚、合成樹脂フィルム７に静電気
を帯びさせる手段は、公知の手段と同様であるため、そ
の詳細な説明をここでは省略する。
ン、ポリスチレン、塩化ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミド等の熱により容易に変形し、かつ、冷風により硬
化する性質を有する透明な熱可塑性合成樹脂でシート状
に形成されており、その膜厚は、例えば、0.1μｍ程度
の薄さに形成されている。また、この合成樹脂フィルム
７に静電気を帯びさせ、撹拌体２に密着させるように構
成することもできる。尚、合成樹脂フィルム７に静電気
を帯びさせる手段は、公知の手段と同様であるため、そ
の詳細な説明をここでは省略する。
次に上記のように構成された撹拌装置１の作用について
説明する。
説明する。
試料が収容された容器３が撹拌位置まで移送されると、
撹拌体２が下降しながら合成樹脂フィルム７を容器側へ
と押し下げる。このとき、合成樹脂フィルム７は、撹拌
体２の表面に付着しつつ試料６内に浸漬され、撹拌体２
と一体となって試料の撹拌を行う。
撹拌体２が下降しながら合成樹脂フィルム７を容器側へ
と押し下げる。このとき、合成樹脂フィルム７は、撹拌
体２の表面に付着しつつ試料６内に浸漬され、撹拌体２
と一体となって試料の撹拌を行う。
この試料の撹拌作業が終了すると、撹拌体２が上昇し、
これに追随して合成樹脂フィルム７も、前記バネ抵抗の
作用により展張状態へと復動し、次に、ドラム８が回転
して合成樹脂フィルム７の試料が付着した部分を第１図
右方向へと移送する。このとき、合成樹脂フィルム７に
付着した試料６は、上記拭取体11により拭き取られるた
め、試料が滴下して他の容器内に混入する、という虞れ
は全く生じない。
これに追随して合成樹脂フィルム７も、前記バネ抵抗の
作用により展張状態へと復動し、次に、ドラム８が回転
して合成樹脂フィルム７の試料が付着した部分を第１図
右方向へと移送する。このとき、合成樹脂フィルム７に
付着した試料６は、上記拭取体11により拭き取られるた
め、試料が滴下して他の容器内に混入する、という虞れ
は全く生じない。
このように合成樹脂フィルム７の試料付着部分がドラム
８により巻き取られると、撹拌体２の真下には、試料に
浸漬していない新しい部分が自動的にセットされるた
め、次の容器の試料を撹拌する場合には、この試料に浸
漬していない新しい部分を押し下げて撹拌を行えば、ク
ロスコンタミネーションを確実に防止することができ
る。
８により巻き取られると、撹拌体２の真下には、試料に
浸漬していない新しい部分が自動的にセットされるた
め、次の容器の試料を撹拌する場合には、この試料に浸
漬していない新しい部分を押し下げて撹拌を行えば、ク
ロスコンタミネーションを確実に防止することができ
る。
この考案は、以上説明したように、撹拌体と容器との間
に合成樹脂フィルム供給装置を介在させ、上記撹拌体の
下降時に該撹拌体の表面を合成樹脂フィルムで覆い、こ
の状態で上記撹拌体を上記液体中に浸漬させると共に、
撹拌が終了した後は、液が付着した合成樹脂フィルム部
分を巻き取るように構成したので、撹拌体を試料中に浸
漬しても、これを洗浄する必要がなく、その結果、撹拌
によるクロスコンタミネーションが全く発生しないため
測定精度に対する信頼性を大幅に向上させることがで
き、しかも、洗浄装置を必要としないため、この種の自
動分析装置の構成を大幅に簡易化・低コスト化すること
ができる等、幾多の優れた効果を奏する。
に合成樹脂フィルム供給装置を介在させ、上記撹拌体の
下降時に該撹拌体の表面を合成樹脂フィルムで覆い、こ
の状態で上記撹拌体を上記液体中に浸漬させると共に、
撹拌が終了した後は、液が付着した合成樹脂フィルム部
分を巻き取るように構成したので、撹拌体を試料中に浸
漬しても、これを洗浄する必要がなく、その結果、撹拌
によるクロスコンタミネーションが全く発生しないため
測定精度に対する信頼性を大幅に向上させることがで
き、しかも、洗浄装置を必要としないため、この種の自
動分析装置の構成を大幅に簡易化・低コスト化すること
ができる等、幾多の優れた効果を奏する。
第１図はこの考案の一実施例に係る撹拌装置の概略的な
構成を示す説明図である。 〔符号の説明〕 １……撹拌装置、２……撹拌体 ３……容器 ４……合成樹脂フィルム供給装置 ７……合成樹脂フィルム
構成を示す説明図である。 〔符号の説明〕 １……撹拌装置、２……撹拌体 ３……容器 ４……合成樹脂フィルム供給装置 ７……合成樹脂フィルム
Claims (1)
- 【請求項１】容器内の液体中に撹拌体を浸漬して上記液
体を撹拌する撹拌装置において、上記撹拌体と容器との
間に合成樹脂フィルム供給装置を介在させ、該合成樹脂
フィルム供給装置は、上記撹拌体の下降時に該撹拌体の
表面を合成樹脂フィルムで覆うと共に、撹拌終了後に液
体が付着した合成樹脂フィルム部分を巻き取るように構
成されていることを特徴とする撹拌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4675988U JPH0714893Y2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 撹拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4675988U JPH0714893Y2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 撹拌装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01151252U JPH01151252U (ja) | 1989-10-19 |
| JPH0714893Y2 true JPH0714893Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31273012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4675988U Expired - Lifetime JPH0714893Y2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 撹拌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714893Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7249880B2 (en) * | 2003-10-14 | 2007-07-31 | Advanced Technology Materials, Inc. | Flexible mixing bag for mixing solids, liquids and gases |
-
1988
- 1988-04-08 JP JP4675988U patent/JPH0714893Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01151252U (ja) | 1989-10-19 |
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