JPH07148515A - 圧延装置 - Google Patents

圧延装置

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JPH07148515A
JPH07148515A JP19870094A JP19870094A JPH07148515A JP H07148515 A JPH07148515 A JP H07148515A JP 19870094 A JP19870094 A JP 19870094A JP 19870094 A JP19870094 A JP 19870094A JP H07148515 A JPH07148515 A JP H07148515A
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liquid
rolled product
rolled
rotor
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JP19870094A
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English (en)
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Gerlinde Djumlija
ドゥユムソラ ゲルリンデ
Friedrich Moser
モーザー フリードリッヒ
Johann Oberhumer
オーバーフーマー ハン
Heinrich Puehringer
ピューリンガー ハインリッヒ
Klaus Zeman
ツェーマン クラウス
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Primetals Technologies Austria GmbH
Original Assignee
Voest Alpine Industrienlagenbau GmbH
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Publication date
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    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B45/00Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B45/04Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/46Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting
    • B21B1/463Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting in a continuous process, i.e. the cast not being cut before rolling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B39/00Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
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    • B21B39/16Guiding, positioning or aligning work immediately before entering or after leaving the pass

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】錆を完全に除去したことによる完璧な表面品質
及び可能な限り少量の液体適用量の相反する需要を満た
す、圧延スタンド及びこれに先立つ錆落とし手段を備え
た圧延装置を提供することである。 【構成】 ロール軸を有するとともに、圧延間隙を確定
するロール14を収容する圧延スタンド10と、前記圧
延スタンドより圧延方向直前に配置された錆落とし手段
11と、を含む一定の圧延方向に圧延品表面を有する圧
延品の圧延のための圧延装置において、前記錆落とし手
段は、前記圧延スタンドの前記ロールの直前に配列され
るとともに、液体によって形成される液体ジェット21
を発するローター錆落とし手段を備え、前記ローター錆
落とし手段から排出され、かつ前記圧延品表面の衝突点
25に衝突する液体ジェットは、前記圧延方向26と反
対方向に向けられ、前記液体ジェットが前記圧延品表面
の前記衝突点に衝突した後、前記液体は、前記圧延方向
に放出されたものも含めて、前記圧延方向と反対方向へ
合成される流れを有する圧延装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延スタンド及びこれ
に先立つ錆落とし手段を備える圧延装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DE-C-41 34 599により、剥離、侵食等の
圧延品表面の欠陥を回避するために、圧延品において、
また圧延間隙前に可能な限り接近して圧延品の幅全体に
延在する区域の圧延品の侵入側のワーク・ロールのジャ
ケットにおいて、冷却液をスプレーする手段が知られて
いる。これによって、極めて薄い外部区域のみにおいて
激しい冷却が達成され、よって冷却がその後の形成にと
って重大な影響を与えない。
【0003】DE-C-41 34 599による冷却方法を遂行する
ために設けられた装置は、圧延品のロールから大きく隔
離された位置に配列されるスプレー・ノズルを備え、こ
れによって冷却剤が圧延品表面に対し傾いた、圧延間隙
方向に直接スプレーされ、よって冷却剤ジェットの一部
が圧延品表面に当たり、その一部がロール表面に当たる
ようになっている。これは、錆(スケール)が削られる
危険を伴い、この錆が圧延間隙に侵入することを妨げる
ことはできず、よって表面に欠陥を生ずる可能性があ
る。
【0004】EP-A-0 241 919及びUS-A-5,001,915によ
り、圧延品の熱間圧延について、冷却水のスプレーによ
って圧延品の錆を除去する方法が知られており、冷却水
は圧延品上に横方向に延在する冷却ビームに設けられる
ノズルによって圧延品の移動に対する対抗運動において
圧延品の表面にスプレーされる。
【0005】圧延ストランドのオンライン圧延のための
連続鋳造プラントに組み込まれる圧延装置について特定
の問題が生じる。特に、鋳造方向でみれば、最初に配設
される圧延スタンドが、圧延ストランドの完全な固化区
域の前又は直後に配列された場合にその問題が生じる。
ストランド・ガイドの二次的冷却区域を閉じこめる冷却
チャンバからの出口で圧延ストランドが比較的高温であ
ること、圧延品、すなわち圧延ストランドの進行速度
(=鋳造速度)が比較的遅いことにより形成速度が遅いこ
と、及び圧延ストランドの鋳造構造の変形強度が低いこ
とにより、このような圧延装置は、比較的低い圧延力し
か生じないため、建造が容易かつ安価である。また、比
較的少量の駆動力しか必要としないため、関与するエネ
ルギー消費量も変形の度合いと比較すると低いものとな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、完璧な
表面を得るためには、連続鋳造プラントに組み込まれる
このような圧延スタンドの前で錆が完全に取り除かれて
いなければならないことが示されている。しかしなが
ら、これには、圧延ストランドのエネルギー容量を可能
な限り高い量に維持しておくために少量の液体しか錆落
としに使用されない限り、問題が生ずる。すなわちこの
ような少量の液体の使用は、錆の完全な除去の要件に逆
行するものである。これは、20ないし80mmの範囲の厚み
の帯状ストランド等の薄い圧延ストランドのみが鋳造さ
れる場合特に言えることである。
【0007】EP-A-0 241 919によれば、圧延機技術、例
えばUS-A-5,001,915から知られる錆落とし手段が、圧延
ストランドのオンライン圧延のために設けられている。
しかしながら、効率的な錆落としを達成するためには圧
延ストランドに大量の水をスプレーしなければならない
ことが証明されており、これは、圧延ストランドの、特
に表面区域における比較的大きな温度減少を生じ、よっ
て圧延機技術から知られる錆落とし方法を、特に、非常
に遅い圧延速度(=鋳造速度)によりオン・ラインで圧延
される圧延ストランドの錆落としについて不利益を生ず
ることなく実現することはできない。
【0008】そこで、本発明は、錆を完全に除去したこ
とによる完璧な表面品質及び可能な限り少量の液体適用
量の相反する需要を満たす、圧延スタンド及びこれに先
立つ錆落とし手段を備えた圧延装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、ロール軸を有するとともに、圧延間隙を
確定するロールを収容する圧延スタンドと、前記圧延ス
タンドより圧延方向前方に配置された錆落とし手段と、
を含む一定の圧延方向に圧延品表面を有する圧延品の圧
延のための圧延装置において、前記錆落とし手段は、前
記圧延スタンドの前記ロールの直前に配列されるととも
に、液体によって形成される液体ジェットを発するロー
ター錆落とし手段を備え、前記ローター錆落とし手段か
ら排出され、かつ前記圧延品表面の衝突点に衝突する液
体ジェットは、前記圧延方向と反対方向に向けられ、前
記液体ジェットが前記圧延品表面の前記衝突点に衝突し
た後、前記液体は、前記圧延方向に放出されたものも含
めて、前記圧延方向と反対方向へ合成される流れを有す
る圧延装置である。
【0010】前記液体ジェット各々が液体ジェット軸を
有し、前記液体ジェット軸を通じて設置され、かつ前記
ロール軸の一つと平行な平面は、前記圧延品表面におけ
る液体ジェットの前記衝突点において前記圧延方向との
間で鋭角をなし、前記鋭角が前記圧延方向と反対方向に
頂点を有することが好ましい。
【0011】前記ローター錆落とし手段は、前記圧延品
表面に対して傾斜するよう配列されている少なくとも一
つのローター軸を備えることが好ましく、前記液体ジェ
ット各々は、前記少なくとも一つのローター軸との間で
角度を形成し、前記少なくとも一つのローター軸は、前
記圧延品表面と垂直に方向付けられる直線に対する傾斜
角を形成し、前記傾斜角が前記液体ジェットと前記少な
くとも一つのローター軸が形成する前記角度よりも大き
いことが好ましい。
【0012】前記ローター錆落とし手段から発せられる
前記液体ジェットはスプレー区域を形成し、前記スプレ
ー区域は前記圧延品表面に対し遮蔽された一部スプレー
区域を含むことが好ましく、液体ドレン・チャネルを含
むとともに、前記圧延品表面に亘って延在する、前記一
部スプレー区域を遮蔽するためのカバー・シートをさら
に備えることが好ましい。
【0013】前記カバー・シートによって覆われる前記
一部スプレー区域が、平面方向(グラウンド・セクショ
ン)から見て、前記圧延スタンドの圧延間隙に対向して
方向付けられることが好ましく、前記カバー・シート上
に設けられるとともに、前記圧延方向と反対方向に向け
られる圧延品補捉又はガイド手段をさらに備え、前記圧
延品補捉又はガイド手段は前記圧延品をその先端から前
記圧延間隙に安全に導入するよう適合されていることが
好ましい。
【0014】前記圧延品補捉又はガイド手段は、前記圧
延スタンドの前記ロールの前記ロール軸の一つと平行に
延在するシート・パネルを備え、前記シート・パネル
は、前記ローター錆落とし手段から排出された前記液体
ジェットが通過するための少なくとも一つの溝を含むこ
とが好ましく、前記溝が環状部分として設計されること
が好ましい。
【0015】前記圧延スタンドは、圧延ストランドの圧
延のために構成されることが好ましく、前記圧延ストラ
ンドが薄いストランドであり、前記圧延スタンドが連続
鋳造プラントに組み込まれていることが好ましい。
【0016】前記圧延スタンドが圧延ハウジングを備
え、前記ローター錆落とし手段が前記圧延ハウジング内
に配置されていることが好ましく、前記ローター錆落と
し手段が前記圧延スタンドの前記ロールの前記ロール軸
とほぼ平行となるように隣接して配置された少なくとも
2個のローター・ヘッドを備えることが好ましい。
【0017】前記圧延スタンドの前記ロール導入直前部
分に配置されたクロス・スプレー手段をさらに備えるこ
とが好ましく、スプレー区域カバー・シートをさらに備
え、前記クロス・スプレー手段が前記スプレー区域カバ
ー・シートと前記圧延品表面の間に設けられることが好
ましい。
【0018】
【作用】以上のように本発明によれば、ローター錆落と
し手段は、機械的に錆を除去することによって作動す
る。この除去作業は、錆が液体ジェットによって冷やさ
れ、よって錆の表皮がひび割れすることによって促進さ
れる。錆の表皮のひび割れを援助するために、折り曲げ
手段等の機械的な錆のひび割れ手段をローター錆落とし
手段の上流に有利に設けることもできる。
【0019】ローター錆落とし手段は、本質的には、例
えば、ホット・スチール・インゴットの錆落としについ
てDE-A-31 25 146から知られている。これによって、そ
の表面と平行なスチール・インゴットの幅全体に亘って
延在するスプレー・ビームが、その長手軸方向の延長部
に対し垂直な方向の軸周辺を回転するよう設けられてい
る。
【0020】本発明によるローター錆落とし手段を使用
することによって、例えば、最初に述べたDE-C-41 34 5
99や、US-A-5,001,915及びEP-A-0 241 919それぞれから
知られている従来技術による錆落としプラントよりもは
るかに少量の水でことが足り、よってカロリー容量の極
めて少ない部分しか圧延品、例えば圧延ストランドから
引き出されない。よって、圧延スタンドにまだ極めて高
いエネルギー容量を有している薄い圧延品を供給するこ
とも可能となる。錆落とし手段を圧延スタンドのロール
直前に配列することによって、さらに、もはや妨げとな
らない範囲で二次的な錆落としを効率的に最少化するこ
とが可能となる。
【0021】錆落とし手段を特に圧延スタンドのロール
の直前に配置することは、ローター錆落とし手段の液体
ジェットによって生成されるスプレー区域の一部が圧延
品表面に対し遮蔽される場合に達成できる。
【0022】特に薄い圧延品での、圧延スタンドのロー
ル直前の特に狭い空間条件に見合うよう、カバーは、圧
延品の前端を圧延間隙に安全に導入するよう、圧延方向
と反対方向に向けられた圧延品補捉又はガイド手段とと
もに適宜設けられている。
【0023】渦の形成によって偶然に圧延間隙近くに移
動した錆を取り除くために、クロス・スプレー手段が、
好適な実施例によれば、圧延スタンドのロール入り口付
近に設けられている。
【0024】
【実施例】符号1で示された冷却された連続鋳型にタン
ディッシュ3から供給される溶融鉄鋼2が送られる。鋳
型1内で成形し、液体核及び当初薄いストランド表皮を
有する圧延ストランド4が弧状に設計されたストランド
支持手段5を経由して水平ストランド・ガイド7に迂回
するようになっている。ストランド支持手段5は、極め
て隣接した支持ローラー6を備える。弧状に設計された
ストランド支持手段5及び水平ストランド・ガイド7の
最初の部分の周囲には、第2次冷却区域を含む冷却チャ
ンバ8が設けられている。
【0025】圧延ストランド4が冷却チャンバ8から出
た後で、圧延ストランド(厚み約60mm)は、圧延ス
タンド10及びこれに先立つ錆(スケール)落とし手段
11を備える圧延装置9(その中で約40mmの厚みに
減じられる)に運ばれる。圧延装置9の下流には、分割
手段12が、完全に固化されかつ変形された圧延ストラ
ンド4をスラブ13に分離するために設けられている。
圧延ストランド4をさらに薄い帯状に加工する場合に
は、所望のコイル重量に従って分離が遂行される。分離
されたスラブ13(薄いストランドを鋳造するときには
薄いスラブ)はローラー・ハース炉(図示省略)に供給
され、ここで薄いスラブが圧延温度で維持されるか、又
は必要であればこの温度まで加熱される。またローラー
・ハース炉は、事故があった場合に薄いスラブの緩衝と
しての機能も有する。その後薄い帯状とするための圧延
は、複数のスタンドからなる仕上げトレイン(図示省
略)において行われる。
【0026】第2図から明らかなように、錆落とし手段
11は、圧延スタンド10のワーク・ロール直前、すな
わち、圧延ハウジング16のサイド・チーク15の間の
区域に設けられている。錆落とし手段11は、ローター
錆落とし手段として設計されており、ローター錆落とし
手段11のローター・ヘッド17の数は、圧延ストラン
ド4の幅に従って決定される。複数のローター・ヘッド
17が設けられる場合には、これらは、圧延スタンド1
0のワーク・ロール14の軸18に平行となるよう延在
する平面において隣接するように配列される(第4図参
照)。
【0027】各ローター・ヘッド17は、少なくとも一
つの回転式スプレー・アーム19を備え、これは二重ス
プレー・アーム19として設計され半径方向に延在する
ことが望ましい。その端にスプレー・ノズル20が配置
されている。スプレー・アームに代えて、回転ディスク
を設けることもでき、その周辺上にスプレー・ノズルを
配置する。スプレー・ノズル20から排出される液体ジ
ェット21の軸22は、関連するローター・ヘッド17
のローター軸23との間に鋭角αをなす。第2図から明
らかなように、ローター・ヘッド17のローター軸23
は、圧延品表面24(圧延ストランド4の表面24)に
対して傾斜するよう配置されており、横方向に対するロ
ーター・ヘッド17の回転軸23の傾斜角βは、液体ジ
ェット21の軸22とローター・ヘッド17のローター
軸23がなす角度αよりも大きいものとなっている。こ
れにより、液体ジェット21の軸22を通って、圧延ス
タンド10のワーク・ロール14の軸18の一つと平行
な平面がそれぞれ常に圧延ストランド4の表面24上の
液体ジェット21の衝突点25における圧延方向との間
で鋭角をなし、その角度の頂点は、圧延方向26と反対
方向に向いている。
【0028】これによって、圧延ストランド4の表面上
の液体ジェット21の衝突点25に当たる液体は、衝突
後に合成され、圧延方向26と反対方向に流れを有する
こととなり、従って、削り取られた錆が飛ぶ方向は、圧
延方向と反対に方向付けられている。
【0029】スプレー水を避けるために、液体ジェット
が、スプレー・ノズル20から出た直後に開口27を通
って錆び落とし手段11の区域内の圧延ストランド4の
表面24を覆っているケーシング28に侵入する。この
ケーシング28は、ワーク・ロール14によって形成さ
れる圧延間隙30の反対側に遮蔽壁29とともに設けら
れており、スプレー水が圧延間隙30に対して渦巻く可
能性はほとんどない。
【0030】圧延スタンド10のワーク・ロール14の
引込み区域において、もう一つのクロス・スプレー手段
31が設けられている。このクロス・スプレー手段は、
渦状に回る可能性のある錆粒子の除去を可能なものとし
ている。このクロス・スプレー手段31は、ローター錆
落とし手段11によって適用される液体の量が極めて微
量であることから生じ得るバックヒーティングによる二
次的な錆を著しく減ずる。
【0031】第3図に示される実施例によれば、ロータ
ー・ヘッド17は、圧延ストランド4の表面24に対し
垂直に位置するローター軸23とともに配列され、その
結果液体ジェット21が、液体ジェット21によって形
成された衝突円33の一部区域32上に圧延間隙30に
対向して方向付けられることとなる。液体ジェット21
がこの区域32における圧延ストランド4の表面24に
衝突することを防ぐために、この区域32に遮蔽が設け
られている。この遮蔽は、圧延ストランド4の表面24
に亘って延在するカバー・シート34によって形成され
る。このカバー・シート34は、このカバー・シート3
4において回収された液体を排出する液体ドレン・チャ
ネル35を備える。
【0032】圧延品を安全に圧延間隙30に導入するた
めに(これは薄いストランドの場合に特に重要であ
る)、好適な実施例によれば補捉及びガイド手段が設け
られている。これは、第3図及び第4図において一点鎖
線で示されており、圧延スタンド10のワーク・ロール
14の軸18の一つに平行に延在するシート・パネル3
4’によって形成される。このシート・パネル34’
は、カバー・シート34と一体的に設計され、スプレー
・ノズル20から排出される液体ジェットの通路となる
よう一部環状の形状の溝36を含む。
【0033】ローター・ヘッド17一つ当たりのスプレ
ー・ノズル20の数は、必要な液体の量の関数として選
択できる。スプレー・アーム19の回転数は、鋳造速度
の関数として、すなわち圧延ストランド4の圧延スタン
ド10への引き込み速度の関数として、制御される。液
体は、200及び500バールの圧力でスプレーされる
ことが望ましい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、錆を完全
に除去したことによる完璧な表面品質及び可能な限り少
量の液体適用量の相反する需要を満たす、圧延スタンド
及びこれに先立つ錆落とし手段を備えた圧延装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる一体化された圧延装置
を有する連続鋳造プラントの側面概略図である。
【図2】図1の符号IIで示す部分の拡大図である。
【図3】本発明の第2実施例の図2に対応する図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 圧延スタンド 11 錆落とし手段 14 ワーク・ロール 21 液体ジェット 25 衝突点 26 圧延方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリードリッヒ モーザー オーストリア国,サンクト フロリアン A−4490,アム イムプフバッハ 91 (72)発明者 ハン オーバーフーマー オーストリア国,ウンターヴァイタースド ルフ A−4210,サルツヒューターヴェー グ 7 (72)発明者 ハインリッヒ ピューリンガー オーストリア国,トラウン A−4050, ヴァイドフェルトシュトラーセ 48a (72)発明者 クラウス ツェーマン オーストリア国,リンツ A4020, クロ アーテンガッセ 33

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール軸を有するとともに、圧延間隙を
    確定するロールを収容する圧延スタンドと、前記圧延ス
    タンドより圧延方向前方に配置された錆落とし手段と、
    を含む一定の圧延方向に圧延品表面を有する圧延品の圧
    延のための圧延装置において、前記錆落とし手段は、前
    記圧延スタンドの前記ロールの直前に配列されるととも
    に、液体によって形成される液体ジェットを発するロー
    ター錆落とし手段を備え、前記ローター錆落とし手段か
    ら排出され、かつ前記圧延品表面の衝突点に衝突する液
    体ジェットは、前記圧延方向と反対方向に向けられ、前
    記液体ジェットが前記圧延品表面の前記衝突点に衝突し
    た後、前記液体は、前記圧延方向に放出されたものも含
    めて、前記圧延方向と反対方向へ合成される流れを有す
    る圧延装置。
  2. 【請求項2】 前記液体ジェット各々が液体ジェット軸
    を有し、前記液体ジェット軸を通じて設置され、かつ前
    記ロール軸の一つと平行な平面は、前記圧延品表面にお
    ける液体ジェットの前記衝突点において前記圧延方向と
    の間で鋭角をなし、前記鋭角が前記圧延方向と反対方向
    に頂点を有する請求項1記載の圧延装置。
  3. 【請求項3】 前記ローター錆落とし手段は、前記圧延
    品表面に対して傾斜するよう配列されている少なくとも
    一つのローター軸を備える請求項1記載の圧延装置。
  4. 【請求項4】 前記液体ジェット各々は、前記少なくと
    も一つのローター軸との間で角度を形成し、前記少なく
    とも一つのローター軸は、前記圧延品表面と垂直に方向
    付けられる直線に対する傾斜角を形成し、前記傾斜角が
    前記液体ジェットと前記少なくとも一つのローター軸が
    形成する前記角度よりも大きいことを特徴とする請求項
    3記載の圧延装置。
  5. 【請求項5】 前記ローター錆落とし手段から発せられ
    る前記液体ジェットはスプレー区域を形成し、前記スプ
    レー区域は前記圧延品表面に対し遮蔽された一部スプレ
    ー区域を含む請求項1記載の圧延装置。
  6. 【請求項6】 液体ドレン・チャネルを含むとともに、
    前記圧延品表面に亘って延在する、前記一部スプレー区
    域を遮蔽するためのカバー・シートをさらに備える請求
    項5記載の圧延装置。
  7. 【請求項7】 前記カバー・シートによって覆われる前
    記一部スプレー区域が、平面方向から見て、前記圧延ス
    タンドの圧延間隙に対向して方向付けられる請求項6記
    載の圧延装置。
  8. 【請求項8】 前記カバー・シート上に設けられるとと
    もに、前記圧延方向と反対方向に向けられる圧延品補捉
    又はガイド手段をさらに備え、前記圧延品補捉又はガイ
    ド手段は前記圧延品をその先端から前記圧延間隙に安全
    に導入するよう適合されている請求項7記載の圧延装
    置。
  9. 【請求項9】 前記圧延品補捉又はガイド手段は、前記
    圧延スタンドの前記ロールの前記ロール軸の一つと平行
    に延在するシート・パネルを備え、前記シート・パネル
    は、前記ローター錆落とし手段から排出された前記液体
    ジェットが通過するための少なくとも一つの溝を含む請
    求項8記載の圧延装置。
  10. 【請求項10】 前記溝が環状部分として設計される請
    求項9記載の圧延装置。
  11. 【請求項11】 前記圧延スタンドは、圧延ストランド
    の圧延のために構成される請求項1記載の圧延装置。
  12. 【請求項12】 前記圧延ストランドが薄いストランド
    である請求項11記載の圧延装置。
  13. 【請求項13】 前記圧延スタンドが連続鋳造プラント
    に組み込まれている請求項11記載の圧延装置。
  14. 【請求項14】 前記圧延スタンドが圧延ハウジングを
    備え、前記ローター錆落とし手段が前記圧延ハウジング
    内に配置されている請求項1記載の圧延装置。
  15. 【請求項15】 前記ローター錆落とし手段が前記圧延
    スタンドの前記ロールの前記ロール軸とほぼ平行となる
    ように隣接して配置された少なくとも2個のローター・
    ヘッドを備える請求項1記載の圧延装置。
  16. 【請求項16】 前記圧延スタンドの前記ロール導入直
    前部分に配置されたクロス・スプレー手段をさらに備え
    る請求項1記載の圧延手段。
  17. 【請求項17】 スプレー区域カバー・シートをさらに
    備え、前記クロス・スプレー手段が前記スプレー区域カ
    バー・シートと前記圧延品表面の間に設けられる請求項
    16記載の圧延装置。
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