JPH0714850B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH0714850B2 JPH0714850B2 JP62242759A JP24275987A JPH0714850B2 JP H0714850 B2 JPH0714850 B2 JP H0714850B2 JP 62242759 A JP62242759 A JP 62242759A JP 24275987 A JP24275987 A JP 24275987A JP H0714850 B2 JPH0714850 B2 JP H0714850B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fucoidan
- skin
- feeling
- smooth
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/96—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
- A61K8/97—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
- A61K8/9706—Algae
- A61K8/9711—Phaeophycota or Phaeophyta [brown algae], e.g. Fucus
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/12—Preparations containing hair conditioners
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野】 本発明は化粧水、油性ローション、洗顔及びスキンケア
両用クリーム若しくは洗髪後のトリートメント料とし
て、優れた使用感と高い効果を示すフコイダン配合の化
粧料に関する。
両用クリーム若しくは洗髪後のトリートメント料とし
て、優れた使用感と高い効果を示すフコイダン配合の化
粧料に関する。
［発明の背景］ 褐藻類例えばコンブ、アラメ、ワカメ等の藻体中には、
水溶液で卵白様の粘性と曳糸性を示す粘質物が含まれて
いる。主な構成糖はＬ−フコースから成り、エステル結
合した硫酸基を持つ酸糖多糖の一種であり、一般にフコ
イダンと称されている。
水溶液で卵白様の粘性と曳糸性を示す粘質物が含まれて
いる。主な構成糖はＬ−フコースから成り、エステル結
合した硫酸基を持つ酸糖多糖の一種であり、一般にフコ
イダンと称されている。
フコイダンには血液凝固防止作用、コレステロール沈着
防止作用等があることは知られているがその粘性を利用
する試みは少ない。
防止作用等があることは知られているがその粘性を利用
する試みは少ない。
［発明の目的］ 発明者はフコイダンの粘性に着目し、これを利用すべく
種々検討した結果、フコイダンが水や含水アルコールに
よく溶けて特有の粘性を示し、皮膚に塗布した場合滑ら
かで使用感に優れており、皮膚をしっとりとした滑らか
な状態に保つこと、皮膚に対する有害な刺激が全くない
こと、油と良く混和すること、洗滌性が高く余分の皮脂
を取る事なく汚れを良く落とす事などの諸性質を有する
事を見いだしたので、これらの特性を生かしてフコイダ
ンを配合した化粧料を発明した。
種々検討した結果、フコイダンが水や含水アルコールに
よく溶けて特有の粘性を示し、皮膚に塗布した場合滑ら
かで使用感に優れており、皮膚をしっとりとした滑らか
な状態に保つこと、皮膚に対する有害な刺激が全くない
こと、油と良く混和すること、洗滌性が高く余分の皮脂
を取る事なく汚れを良く落とす事などの諸性質を有する
事を見いだしたので、これらの特性を生かしてフコイダ
ンを配合した化粧料を発明した。
［発明の構成］ フコイダンを褐藻から抽出精製するには、およそ次の如
き方法が採られている。
き方法が採られている。
新鮮な褐藻を細断し、温水を加えて粘質物を抽出した
後、藻体を除去して得られた粘調なエキスにアルコール
を加えるとフコイダンが沈澱するから、これを補集しア
ルコールで洗滌、エーテルで脱アルコールして乾燥す
る。
後、藻体を除去して得られた粘調なエキスにアルコール
を加えるとフコイダンが沈澱するから、これを補集しア
ルコールで洗滌、エーテルで脱アルコールして乾燥す
る。
若しくは上記の粘調なエキスに、例えば硫酸アルミニウ
ム溶液を加えて粘質物を沈澱させ、アルコール溶液中で
アルミニウムを除去した後、アルコールで洗滌し乾燥す
る。
ム溶液を加えて粘質物を沈澱させ、アルコール溶液中で
アルミニウムを除去した後、アルコールで洗滌し乾燥す
る。
これらの方法で精製されたフコイダンを水に溶解し、好
みにより香料を、必要に応じて保存料を加える事で良質
の化粧水が得られる。
みにより香料を、必要に応じて保存料を加える事で良質
の化粧水が得られる。
この時のフコイダンの濃度はおよそ0.1〜1.0％と非常に
広い濃度範囲で使用する事ができる。低濃度ではさっぱ
りした粘感を、高濃度では重厚なコクのある粘感を与え
る。アルコールの添加は特に必要な訳ではないが、清涼
感を増し粘感を柔らげる。
広い濃度範囲で使用する事ができる。低濃度ではさっぱ
りした粘感を、高濃度では重厚なコクのある粘感を与え
る。アルコールの添加は特に必要な訳ではないが、清涼
感を増し粘感を柔らげる。
またフコイダンは油とよく混和するから、その水溶液に
例えばスクワランを加え振盪すると、スクワランは微粒
子となって溶液中に分散し、乳白色で粘調且つ流動性の
高いオイルローションとなり得る。これは滑らかで伸び
が良く、油っこさを感じない使用感の優れたローション
で、しかも水や温水で容易に洗い落とすことも出来る。
例えばスクワランを加え振盪すると、スクワランは微粒
子となって溶液中に分散し、乳白色で粘調且つ流動性の
高いオイルローションとなり得る。これは滑らかで伸び
が良く、油っこさを感じない使用感の優れたローション
で、しかも水や温水で容易に洗い落とすことも出来る。
フコイダンはクリームとも実に容易に混和するので、通
常の中性クリームに添加すると滑らかさを増し、肌に溶
け込む様な独特なフィーリングを与える様になり、洗滌
性が高まるために洗顔、スキンケア両用クリームとして
使用出来る。
常の中性クリームに添加すると滑らかさを増し、肌に溶
け込む様な独特なフィーリングを与える様になり、洗滌
性が高まるために洗顔、スキンケア両用クリームとして
使用出来る。
［実施例］ 次に実施例の３例について説明する。
実施例−１ 化粧水 組成；フコイダン 0.4g エタノール 4.0ml（3.2g） 精製水 96.4g 製法；フコイダンの0.4gに、エタノール4.0mlを加えて
湿らせ、精製水96.4gを加えて充分溶解する。
湿らせ、精製水96.4gを加えて充分溶解する。
本品は略透明で粘調且つ流動性に富む液状で、使用時肌
に良くなじみ、心地よい滑らかな粘感と清涼感を与え、
皮膚呼吸を妨げることなく、肌に適度の水分を与え、す
べすべした肌を作る。
に良くなじみ、心地よい滑らかな粘感と清涼感を与え、
皮膚呼吸を妨げることなく、肌に適度の水分を与え、す
べすべした肌を作る。
実施例−２ 油性ローション 組成；フコイダン 0.3g スクワラン 10.0g 精製水 89.7g 製法；フコイダン0.3gに精製水89.7gを加えて充分溶解
した後、スクワラン10.0gを加えて強く振盪し、スクワ
ランを分散させる。
した後、スクワラン10.0gを加えて強く振盪し、スクワ
ランを分散させる。
本品は乳白色で粘調且つ流動状の液体で、使用する時は
肌に良く馴染み、伸びが良く滑らかで、しかもさらりと
した使用感を与え、使用後はしっとりとした滑らかな肌
となる。洗髪後のトリートメントに使用すれば、しっと
りとして艶のあるさらりとした毛髪となる。
肌に良く馴染み、伸びが良く滑らかで、しかもさらりと
した使用感を与え、使用後はしっとりとした滑らかな肌
となる。洗髪後のトリートメントに使用すれば、しっと
りとして艶のあるさらりとした毛髪となる。
実施例−３ クリーム 組成；フコイダン 0.15g 中性クリーム 60.0 g 精製水 39.85g 製法；フコイダン0.15gに精製水39.85gを加えて充分溶
解させ、この溶液を中性クリーム（市販品）60gに少量
づつ加えながら攪拌混和する。
解させ、この溶液を中性クリーム（市販品）60gに少量
づつ加えながら攪拌混和する。
本品は適度の流動性のある柔らかなクリームで使用時に
独特の滑らかな使用感を与え、使用後はしっとりとした
滑らかな肌を作る。
独特の滑らかな使用感を与え、使用後はしっとりとした
滑らかな肌を作る。
本品をやや多目に使用し、冷水または温水で洗顔する時
は、余分の皮脂を取り過ぎることなく、肌に浸み込んだ
汚れを取除き、洗顔後は爽やかな清涼感を覚え、しっと
りとした滑らかな肌を作る。
は、余分の皮脂を取り過ぎることなく、肌に浸み込んだ
汚れを取除き、洗顔後は爽やかな清涼感を覚え、しっと
りとした滑らかな肌を作る。
［発明の効果］ 本発明によって成るフコイダンを配合した化粧料は、他
の天然粘質物あるいは合成高分子物質を配合した化粧料
には見られない、独特の使用感を与えるばかりでなく、
肌に対する有害な刺激が全くない、安全でしかも優れた
効果を有する化粧料である。
の天然粘質物あるいは合成高分子物質を配合した化粧料
には見られない、独特の使用感を与えるばかりでなく、
肌に対する有害な刺激が全くない、安全でしかも優れた
効果を有する化粧料である。
Claims (1)
- 【請求項１】褐藻より分離精製された曳糸性のフコイダ
ンの水溶液が基剤とされ、製品におけるフコイダンの含
有量が１％以下とされていることを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62242759A JPH0714850B2 (ja) | 1987-09-29 | 1987-09-29 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62242759A JPH0714850B2 (ja) | 1987-09-29 | 1987-09-29 | 化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6485905A JPS6485905A (en) | 1989-03-30 |
| JPH0714850B2 true JPH0714850B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=17093846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62242759A Expired - Lifetime JPH0714850B2 (ja) | 1987-09-29 | 1987-09-29 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714850B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006193463A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Pola Chem Ind Inc | 化粧料 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI255192B (en) | 1999-11-30 | 2006-05-21 | Takara Bio Inc | The active composition for promoting hair growth and the cosmetic composition except for promoting hair growth |
| US20040043961A1 (en) | 2000-07-13 | 2004-03-04 | Hua-Kang Wu | Drugs or cosmetics |
| JP2003012475A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-15 | Hiroko Kondo | シャンプー剤並びにトリートメント剤 |
| US6812220B2 (en) | 2001-08-29 | 2004-11-02 | University Of British Columbia | Pharmaceutical compositions and methods relating to fucans |
| EP2381951B1 (en) | 2009-01-28 | 2015-12-23 | Life Science Nutrition AS | Compositions and methods of treating viral infections |
| FR3034316B1 (fr) * | 2015-04-03 | 2017-12-29 | Basf Beauty Care Solutions France Sas | Utilisation d'un extrait de cystoseira canariensis |
| KR102289551B1 (ko) | 2019-07-17 | 2021-08-13 | 주식회사 제이투케이바이오 | 복합 히아루론산을 함유하는 화장료용 조성물 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2114989A7 (en) | 1970-11-19 | 1972-07-07 | Bertomasco Maria | Vitaminized hair conditioner - contg extracts of seaweeds and inorg cpds |
-
1987
- 1987-09-29 JP JP62242759A patent/JPH0714850B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2114989A7 (en) | 1970-11-19 | 1972-07-07 | Bertomasco Maria | Vitaminized hair conditioner - contg extracts of seaweeds and inorg cpds |
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| フレグランスジャーナル通巻Ｎｏ．７３（１９８５）Ｐ．１００〜１０５ |
| 原田篤也ら編「総合多糖類科学（下）」講談社（昭和４９年）Ｐ．３１７〜３１８ |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006193463A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Pola Chem Ind Inc | 化粧料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6485905A (en) | 1989-03-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105411919A (zh) | 一种玫瑰护肤品及其制备方法 | |
| JP2000143434A (ja) | 粉末性の化粧料及び／又は皮膚科学的ロ―ション、並びにその使用 | |
| US3146170A (en) | Manufacture of cosmetic preparations containing cellulose crystallite aggregates | |
| US5690945A (en) | Cosmetic skin-cleansing mask compositions containing graded spheroidal polyamide particles | |
| JPH0714850B2 (ja) | 化粧料 | |
| JP2011020948A (ja) | 皮膚若しくは毛髪用化粧料 | |
| JPS6348206A (ja) | 化粧品 | |
| JPH0533926B2 (ja) | ||
| JPH10182347A (ja) | 皮膚化粧料 | |
| BR102021020296A2 (pt) | Emoliente e agente de limpeza | |
| JP3996313B2 (ja) | 油中水型化粧料 | |
| JP2001270818A (ja) | 皮膚化粧料 | |
| JPH0256409A (ja) | 二価三価鉄塩配合化粧品 | |
| JP2000212040A (ja) | 透明ゲル状組成物 | |
| JP2001122722A (ja) | マッサージ用化粧水 | |
| JP4056948B2 (ja) | ジェル状組成物 | |
| JPH11222415A (ja) | 二層型毛髪化粧料 | |
| JPH0525024A (ja) | シヤンプー | |
| JP2000355518A (ja) | ゲル状化粧料 | |
| JP4132429B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
| JPH07316057A (ja) | 代謝活性化剤及び皮膚外用剤並びに浴用剤 | |
| JPS59139308A (ja) | 化粧料 | |
| JPH0769862A (ja) | 入浴剤組成物 | |
| JP2001270819A (ja) | 皮膚清浄保湿化粧水 | |
| RU2029543C1 (ru) | Лосьон для ухода за кожей лица и головы |