JPH07148396A - 工業用アイロン仕上げ機械およびそれに使用されるベッドの製造方法 - Google Patents

工業用アイロン仕上げ機械およびそれに使用されるベッドの製造方法

Info

Publication number
JPH07148396A
JPH07148396A JP5207394A JP20739493A JPH07148396A JP H07148396 A JPH07148396 A JP H07148396A JP 5207394 A JP5207394 A JP 5207394A JP 20739493 A JP20739493 A JP 20739493A JP H07148396 A JPH07148396 A JP H07148396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
stainless steel
industrial
ironing machine
ironing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5207394A
Other languages
English (en)
Inventor
Rapou Roman
ラポウ ロマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5207394A priority Critical patent/JPH07148396A/ja
Publication of JPH07148396A publication Critical patent/JPH07148396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特にベッド重量を節減した工業用アイロン仕
上げ機械、およびこの機械に組付られるベッドの製造方
法を提供する。 【構成】 本発明の工業用アイロン仕上げ機械はアイロ
ン仕上げシリンダーおよびこのアイロン仕上げシリンダ
ーの半分のまわりを実質的に延在するベッドを含み、前
記ベッドが可撓性のステンレス鋼板1,2で構成され、
前記ステンレス鋼板はその周縁に沿ったレーザー溶接部
4の他にレーザー技術により得られる一連の溶接スポッ
ト5を有することを特徴とする工業用アイロン仕上げ機
械。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアイロン仕上げシリンダ
ーおよびこのアイロン仕上げシリンダーの半分のまわり
を実質的に延在するベッドを含んで構成される工業用ア
イロン仕上げ(ironing)機械に関する。
【0002】
【従来の技術】上述形式の工業用アイロン仕上げ機械に
おいて、アイロン仕上げシリンダーはその周面の実質的
に半分、ある場合にはその3分の2にわたってベッドで
取囲まれており、このベッドおよびアイロン仕上げシリ
ンダー間に導かれた物品を乾燥およびアイロン仕上げす
るために、要求温度となるまで通常はベッドが蒸気で加
熱される。
【0003】このようなアイロン仕上げ機械のベッドは
常に1枚の重い鋼板で構成されており、この鋼板はアイ
ロン仕上げシリンダーに密接に当て付けられねばならな
い。これを可能にするために半円筒形ベッドの内壁面は
最大限の注意をもってフライス削りおよび仕上げ加工さ
れねばならない。
【0004】このようにして製造されるベッドは、要求
されたその内壁面の極めて滑らかな仕上げを保証するた
めに、溶接処理で生じる応力によって注意深くフライス
削りおよび仕上げ加工されねばならない。
【0005】フランス国特許第1,235,155号に
はこれらの欠点が既に指摘され、それ故に軽量となるよ
うに設計されたベッドの実現を提供しており、その本質
的な特徴はこの部材が不変形性なことである。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の目
的は明らかに重量節減を実現することである。本発明お
よび適用される従来の溶接技術によって製造されるベッ
ドは依然として比較的大きな厚さであることから、これ
らのベッドの内壁面は上述で触れたフライス削り作業を
受けねばならない。
【0007】そこで本発明の目的は、ベッドが前記フラ
ンス国特許によるアイロン仕上げ機械のベッドとは明確
に識別される下記利点、すなわち、 1.アイロン仕上げローラーおよび摩耗される被服に対
してベッド自体が順応することを意味する大きな可撓性
もしくは変形性 2.内壁面の仕上げ処理が不要なこと 3.アイロン仕上げローラーおよびベッド間の所要圧力
を保持するために関与する部材の負荷が小さいように最
大限の重量削減が行われること を少なくとも示す工業用アイロン仕上げ機械を設計する
ことである。
【0008】
【課題を達成するための手段】本発明によってこれを達
成するために、工業用アイロン仕上げ機械のベッドは両
ステンレス鋼板が互いに周縁に沿って且つまた局部的に
結合され、またこれらの溶接部および溶接スポットの両
方がレーザー溶接技術により得られるようにして、周縁
に沿ったレーザー溶接部および一連の溶接スポットを有
する可撓性ステンレス鋼板で構成される。
【0009】更に本発明によれば、作動位置にてアイロ
ン仕上げシリンダーと係合するステンレス鋼板は3〜5
mmの範囲の厚さを有し、作動位置にて外側に位置され
るステンレス鋼板は0.80〜1.20mmの範囲の厚
さを有する。
【0010】序文で説明したように、本発明による工業
用アイロン仕上げ機械のアイロン仕上げシリンダーと組
合わせて使用されるベッドの製造方法にも本発明は関す
る。この方法はこれらのステンレス鋼板がレーザー技術
で得られる溶接部により周縁に沿って結合され、更にま
た溶接スポットによって互いに結合され、これらの溶接
スポットもまたレーザー技術により得られ、および前記
両ステンレス鋼板間に約2mmの間隙が実際に形成され
るまで加圧水を噴射して最終的に最小厚さのステンレス
鋼板が変形されることを主たる特徴とする。
【0011】本発明の他の詳細および利点は以下の工業
用アイロン仕上げ機械の説明および本発明によるこのよ
うなアイロン仕上げ機械に使用されるベッドの製造方法
の説明から明白になろう。この説明は例として与えられ
ただけのものであり、本発明の範囲を限定しない。符号
は添付図面に関するものである。
【0012】
【実施例】種々の図面に示されたベッドはアイロン仕上
げ機械に関係するベッドであり、そのアイロン仕上げシ
リンダーは大きな直径を有している。大直径とは約60
0〜1600mmの範囲の直径を意味する。このように
大きなアイロン仕上げシリンダーの問題点は、そのアイ
ロン仕上げローラーのまわりに対するベッドの密接な当
て付けを得ることである。これらの2つの部材の密接な
当て付けは、機械の残る正しい機能を得るために明らか
に必要である。その機能の発揮中にアイロン仕上げロー
ラーの被服は摩耗される。この摩耗は、それが局部的で
あるときは特に或る1つの理由または他の理由によって
強調されるが、重大な難点の原因である。このような問
題点は、高剛性を有して変形性に乏しいベッドでは絶え
ず生じる。
【0013】大直径のアイロン仕上げ機械に使用される
ベッドの上述した欠点は2枚の薄板を連結して形成され
るベッドを設計することでここで排除できる。薄板と
は、作動位置においてベッドの外側に位置される板1に
関して約1mmの厚さを有する板、および作動位置にお
いてアイロン仕上げローラー3と係合すると考えられる
板2では約4mmの厚さを有する板を意味する。
【0014】本発明によるベッドの製造方法は平坦状態
にて板1,2を重ね合わせ、それらの板を周縁に沿って
レーザー溶接部4で互いに結合し、且つまたそれらをレ
ーザービームを使用して任意パターンに従って互いに局
部的に結合することを含む。図2および図3はこのよう
な一連の溶接スポット5を示す。
【0015】レーザービームを使用して種々の溶接スポ
ットを与えた後、板1,2の間に加圧水を噴射して約3
0バールまで圧力が高められ、これにより板2はその連
続断面形状を維持するが薄板1は変形を生じるようにな
される。種々の溶接スポット5の間に、通常は蒸気であ
る循環流体のための流路が形成される。板1,2の間隔
距離は約2mmとされ、実際の蒸気室を構成する。この
ように互いに結合された板1,2は可撓性の物体を構成
し、この物体は流体圧力作動ジャッキ6(図1)により
持上げられて、アイロン仕上げシリンダーの外壁面に対
して押付けられる位置に保持される。
【0016】ベッドを構成するこれらの板が可撓性であ
ることから、このベッドは内側で、すなわち板2の側で
アイロン仕上げシリンダー自体に対して密接に当て付け
られるのであり、これはアイロン仕上げローラーの被服
の変形や摩耗に拘りなく行われる。
【0017】本発明の範囲内で記載されたこのベッドの
利点は下記の如く要約できる。すなわち、 a) 重い、すなわち何れにしてもここに示されたより
もかなり重い板で構成されたベッドをフライス削りする
技術的に複雑な作業を完全に無くしたことで、このベッ
ドの構造は簡単および安価である。 b) レーザービーム技術により薄く可撓性な板を結合
することで、板2の外面の変形は回避され、この板は作
動中はアイロン仕上げシリンダー3と常に好ましく接触
して保持され、これは既に上述で強調したようにこの部
材の生じ得る摩耗や局部的変形に拘らずに行われる。7
〜15mmの範囲の厚さを有する板をスポット溶接によ
り結合すると応力、それ故に変形を生じ、これは高価で
時間の掛かるフライス削り作業を必要とする。これはフ
ライス削り作業を完全に無くせるので、非常に顕著な利
点である。 c) アイロン仕上げローラーに対するベッドの保持お
よび完璧な当て付けができるので、本発明によるベッド
の能率はそれ故に非常に高く且つ信頼できる。 d) 約4mmの厚さを有するステンレス鋼板を通じた
熱伝達は約15mmの厚さを有する従来のベッドのステ
ンレス鋼板を通じた熱伝達よりもかなり良好である。 e) 非常に僅かな蒸気内容量であるので、高温蒸気の
循環が広い蒸気室に特有の問題を生じない。
【0018】上述で与えられた本発明によるアイロン仕
上げ機械の説明およびそのベッドの製造方法の説明によ
り、アイロン仕上げローラーに対して常にそれ自体を調
整する可撓性の変形可能なベッドが非常に小さな厚さを
有する如き関連分野で考慮され得るステンレス鋼板を使
用して製造できることは明かである。本願で提案された
溶接技術も、可撓性ヘッドの各後処理が不要となる結果
をもたらす。
【0019】本発明は上述した実施例に限定されず、多
くの変更が本願の範囲から逸脱せずになし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アイロン仕上げシリンダーに付属するベッドお
よびアイロン仕上げシリンダーに対してベッドを押付け
て保持する手段を備えたアイロン仕上げシリンダー概略
的な側立面図。
【図2】本発明によるベッドに関する両板の間の溶接ス
ポットの可能な分布を概略的に示す図。
【図3】図2の線III−IIIによる断面図。
【符号の説明】
1,2 ステンレス鋼板 3 アイロン仕上げローラー 4 レーザー溶接部 5 溶接スポット 6 ジャッキ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイロン仕上げシリンダーおよびこのア
    イロン仕上げシリンダーの半分のまわりを実質的に延在
    するベッドを含む工業用アイロン仕上げ機械であって、
    前記工業用アイロン仕上げ機械の前記ベッドが可撓性の
    ステンレス鋼板(1,2)で構成され、前記ステンレス
    鋼板はその周縁に沿ったレーザー溶接部(4)の他にレ
    ーザー技術により得られる一連の溶接スポット(5)を
    有することを特徴とする工業用アイロン仕上げ機械。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の工業用アイロン仕上げ
    機械であって、作動位置において前記アイロン仕上げシ
    リンダー(3)と係合する前記ステンレス鋼板(2)が
    3〜5mmの範囲の厚さを有することを特徴とする工業
    用アイロン仕上げ機械。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2に記載の工業用
    アイロン仕上げ機械であって、作動位置において外側に
    位置する前記ステンレス鋼板(1)が0.80〜1.2
    0mmの範囲の厚さを有することを特徴とする工業用ア
    イロン仕上げ機械。
  4. 【請求項4】 一方は0.80〜1.20mmの範囲の
    厚さおよび他方は3〜5mmの範囲の厚さを有する2枚
    のステンレス鋼板でベッドが構成される工業用アイロン
    仕上げ機械のアイロン仕上げシリンダーと組合わせて使
    用されるベッドの製造方法であって、これらのステンレ
    ス鋼板(1,2)がレーザー溶接部(4)により周縁に
    沿って結合され且つまた溶接スポット(5)により互い
    に更に連結され、前記溶接スポットもまたレーザー技術
    により得られ、および前記両ステンレス鋼板間に約2m
    mの間隙が実際に形成されるまで加圧水を噴射して最終
    的に最小厚さの前記ステンレス鋼板(1)が変形される
    ことを特徴とする製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法であって、約30
    バールの圧力に高まるまで加圧水が前記両ステンレス鋼
    板(1,2)の間に噴射されることを特徴とする製造方
    法。
JP5207394A 1993-08-23 1993-08-23 工業用アイロン仕上げ機械およびそれに使用されるベッドの製造方法 Pending JPH07148396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5207394A JPH07148396A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 工業用アイロン仕上げ機械およびそれに使用されるベッドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5207394A JPH07148396A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 工業用アイロン仕上げ機械およびそれに使用されるベッドの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07148396A true JPH07148396A (ja) 1995-06-13

Family

ID=16539017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5207394A Pending JPH07148396A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 工業用アイロン仕上げ機械およびそれに使用されるベッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07148396A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504433A (ja) * 2008-10-03 2012-02-23 ジェンセン デンマーク エー/エス アイロナーベッド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504433A (ja) * 2008-10-03 2012-02-23 ジェンセン デンマーク エー/エス アイロナーベッド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5438776A (en) Industrial ironing machine and method for manufacturing a bed used in such machine
US9452498B2 (en) Process for manufacturing a Yankee cylinder
EP0026043B1 (en) Method of producing clad steel articles
JPH07148396A (ja) 工業用アイロン仕上げ機械およびそれに使用されるベッドの製造方法
JP3786450B2 (ja) インナー形高圧塑性変形法の適用による湾曲した金属製の長手中空体の製法並びに該製法を実施するためのインナー形高圧塑性変形プレス
CN108581375A (zh) 一种有覆边的不锈钢与碳钢复合管的制备方法
EP2344693B1 (en) An ironer bed
JP2001501134A (ja) 重なり合って相互に連結されるように平坦製品を接合する接合方法および接合装置
JPH0299253A (ja) スラブ連続鋳造用組立式ロール
KR102497504B1 (ko) 산화방지 용접 이음 구조를 갖는 온수보일러 탱크
JPS5835785B2 (ja) ロ−ルロ−ラ
KR100382120B1 (ko) 히팅롤 표면의 온도편차를 줄이기 위한 방법과 장치
CN106624411B (zh) 在热处理温差大的两工件之间焊拉筋板的方法
JPH11309503A (ja) ロ―ルスタンドのためのロ―ル
JPS59200197A (ja) 給水加熱器
JPH0710860Y2 (ja) スクイズロール
KR102113051B1 (ko) 클래드재의 엠보싱 가공 방법
US3490158A (en) Unitized dual chamber press head and method of making same
KR20120008164A (ko) 클래드재의 엠보싱 가공 방법
JPH0335013B2 (ja)
JPH0247387A (ja) 複合カレンダーロール
JP4207138B2 (ja) 超硬合金を用いた組立式圧延ロール
BE1009978A3 (nl) Industriele strijkmachine en werkwijze ter vervaardiging van de kuip hiervan.
JPH0576383B2 (ja)
JP2822111B2 (ja) H型鋼の熱間圧延用一体型水平ロール