JPH0710860Y2 - スクイズロール - Google Patents

スクイズロール

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JPH0710860Y2
JPH0710860Y2 JP1987139910U JP13991087U JPH0710860Y2 JP H0710860 Y2 JPH0710860 Y2 JP H0710860Y2 JP 1987139910 U JP1987139910 U JP 1987139910U JP 13991087 U JP13991087 U JP 13991087U JP H0710860 Y2 JPH0710860 Y2 JP H0710860Y2
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JP
Japan
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roll
squeeze roll
steel
squeeze
pipe
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JP1987139910U
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JPS6449320U (ja
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徹 西門
達夫 松房
馭功 滝川
秀男 佐藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば溶接鋼管の製造時に使用されるスクイ
ズロールの改良に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) エントリー工程で適切に処理された帯鋼は、フォーミン
グ工程において連続的に円筒状のオープンパイプに成形
された次の溶接工程へ供給され、ここで溶接されて溶接
鋼管となる。
ところで、スクイズロールとは、この溶接工程のロール
で、アップセット量及び帯鋼エッジの突合わせ形状をコ
ントロールするものであり、1200℃以上の高温に加熱さ
れたオープンパイプの溶接部近傍と接するために耐熱性
が要求され、一般にはSKD6、61、62系の熱間工具鋼で一
体に製作されている。
しかしながら、高周波によって1200℃以上に加熱された
オープンパイプの溶接部近傍と接するスクイズロールの
鍔部は高温になると共に摩耗が著しくなるが、他の部分
はそれ程摩耗しない。
従って、前記したように鍔部のみが著しく摩耗したスク
イズロールを補修する場合には、スクイズロールが一体
で製作されている為、鍔部のみが摩耗していてもこれを
改削する際にはカリバー部全体を改削しなければなら
ず、その為スクイズロールの外径が小さくなり原単位を
悪化させる原因となっている。
また、前記したようにオープンパイプの溶接部の加熱手
段としては、一般に高周波誘導加熱が用いられている
が、このためこの高周波の影響を受けてスクイズロール
も誘導加熱されてしまいヒート・チェックが発生し易く
なる。このようにスクイズロールが誘導加熱されるとい
うことは、オープンパイプの溶接部を加熱する効率を低
下させることにもなっている。
この対策として、スクイズロールを非磁性鋼で製作する
ことも考えられているが、次のような問題がある。
すなわち、非磁性鋼は誘導加熱防止対策としては良い
が、耐摩耗性に比較的劣っている為、スリップの発生す
る鍔部の耐摩耗性に難がある。しかも、スクイズロール
が一体で製作されて為、鍔部や中央部のどちらかが摩耗
しても改削する際にはカリバー全体を改削しなければな
らないのは前記した通りである。
本考案は、上記した問題点を解決できるスクイズロール
を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、溶接鋼管製造用のスクイズロールにおいて、
該スクイズロールを、オープンパイプの溶接部近傍と接
する鍔ロールと、他の部分に接する中央ロールに分割構
成すると共に、これら鍔ロールを熱間工具鋼又は非磁性
鋼で、また中央ロールを冷間工具鋼で形成したことを要
旨とするスクイズロールである。
(作用) 本考案に係るスクイズロールは、溶接鋼管製造用のスク
イズロールにおいて、該スクイズロールを、オープンパ
イプの溶接部近傍と接する鍔ロールと、他の部分に接す
る中央ロールに分割構成すると共に、これら鍔ロールを
熱間工具鋼又は非磁性鋼で、また中央ロールを冷間工具
鋼で形成したものである為、早く摩耗する鍔ロールのみ
を改削あるいは交換すれば、中央ロールは改削せずに継
続使用できる。
また、スクイズロールは胴長が必ずしも一定でなくても
使用可能であるから、本考案によれば、鍔ロールの改削
時に鍔ロールの分割面側を少し加工して幅を減じてカリ
バーを改削すれば、スクイズロールの外径を小さくする
ことなしにカリバー改削が行える。
更に本考案の鍔ロールを非磁性鋼とすれば、従来の熱間
工具鋼に比べて数段と優れた耐ヒート・チェック性を示
すと共に、誘導加熱の影響を受けない。
(実施例) 以下本考案を添付図面に示す一実施例に基づいて説明す
る。
図面は本考案に係るスクイズロールを縦断面して示すも
ので、図中1は例えばSKD61鋼あるいはオーステナイト
系ステンレス鋼で代表される非磁性鋼で製作された鍔ロ
ール、2は例えばSKD11相当鋼で製作された中央ロール
であり、これら両ロール1、2を夫々軸3に外嵌して、
エンドプレート4及びボルト5を用いて一体的に組立て
ている。
すなわち、本考案に係るスクイズロールは、上記したよ
うに鍔ロール1と中央ロール2に分割すると共に、これ
ら両ロール1、2を夫々最適の材質で形成したものであ
る。例えばオープンパイプの溶接部近傍の高周波の影響
を受けた高温部分と接する鍔ロール1には耐熱性に富む
SKD6、61、62鋼等の熱間工具鋼や、あるいは耐熱性にす
ぐれたオーステナイト系ステンレス鋼で代表される非磁
性鋼を採用し、又高周波の影響が少なく殆んど加熱され
ず冷たいオープンパイプの部分と接する中央ロール2に
は特に耐摩耗性に優れたSKD−11鋼等の冷間工具鋼を採
用しているのである。
次に本考案に係るスクイズロールを実際に製作し、使用
した場合の結果について述べる。
その1) 管外径φ100mmの製管用スクイズロール(外径φ510.66m
m×内径φ178mm×長さ215mm)を添付図面に示す分割型
ロールで製作した。材質は、鍔ロールがSKD62、中央ロ
ールがSKD11であり、これらをSNCM439相当の軸に嵌合さ
せた。
そして、このスクイズロールを製管作業に使用した結
果、割損等の事故もなく順調に製管が行えた。
改削は、鍔ロールのカリバーコーナー部分の摩耗が著し
かったために鍔ロールのみ行い同一カリバーとしてロー
ル幅を0.5mm狭めた。
その2) 上記その1)と同じスクイズロールの鍔ロールのみをオ
ーステナイト系ステンレス鋼に替えて製作した。
このスクイズロールを製管圧延に使用した結果、誘導加
熱されることなく、また割損等の事故もなく順調に製管
が行えた。
この時の鍔ロールは改削を必要とする程度の摩耗が発生
したが、従来のSKD61系に比べて摩耗の程度は少なかっ
た。また中央ロールも摩耗が少なく、肌も良好であり改
削せずに再使用が可能であった。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係るスクイズロールは、溶
接鋼管製造用のスクイズロールにおいて、該スクイズロ
ールを、オープンパイプの溶接部近傍と接する鍔ロール
と、他の部分に接する中央ロールに分割構成すると共
に、これら鍔ロールを熱間工具鋼又は非磁性鋼で、また
中央ロールを冷間工具鋼で形成し、各ロールに適した材
質を選定したものである為、摩耗した方のロールのみを
改削すれば、摩耗していない方のロールはそのまま継続
使用できる。従って、ロール原単位の大幅な低減が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るスクイズロールの縦断面図である。 1は鍔ロール、2は中央ロール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 滝川 馭功 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内 (72)考案者 佐藤 秀男 神奈川県藤沢市辻堂神台1丁目3番1号 関東特殊製鋼株式会社本社工場内 (56)参考文献 実開 昭56−126916(JP,U) 特公 昭62−25055(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接鋼管製造用のスクイズロールにおい
    て、該スクイズロールを、オープンパイプの溶接部近傍
    と接する鍔ロールと、他の部分に接する中央ロールに分
    割構成すると共に、これら鍔ロールを熱間工具鋼又は非
    磁性鋼で、また中央ロールを冷間工具鋼で形成したこと
    を特徴とするスクイズロール。
JP1987139910U 1987-09-11 1987-09-11 スクイズロール Expired - Lifetime JPH0710860Y2 (ja)

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JP1987139910U JPH0710860Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 スクイズロール

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JP1987139910U JPH0710860Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 スクイズロール

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JPS6449320U JPS6449320U (ja) 1989-03-27
JPH0710860Y2 true JPH0710860Y2 (ja) 1995-03-15

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ID=31403605

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JP1987139910U Expired - Lifetime JPH0710860Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 スクイズロール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5480265A (en) * 1977-12-09 1979-06-26 Hitachi Metals Ltd Fin pass roll
JPS56126916U (ja) * 1980-02-29 1981-09-26
JPS6225055A (ja) * 1985-07-26 1987-02-03 Canon Inc インクジエツト記録装置

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JPS6449320U (ja) 1989-03-27

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