JPS59200197A - 給水加熱器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、給水加熱器、特に、蒸気を原動流体とする火
力、原子カプラントの給水を加熱する高圧給水加熱器に
関する。

〔発明の背景〕

従来党給水加熱器は第１図に示すように、水室１と管板
２はＡ−Ａ位置で、管板２と胴体３はＢ−Ｂ位置でそれ
ぞれ溶接して一体に結合される。

さらに、溶接位置Ａ−Ａは溶接部内在欠陥の放射線検査
のため、γ線照射位置を水室１の中心点Ｃに置く構造と
している。

この様な給水加熱器では、管板２は給水の高圧力に耐え
るように、５Ｆ５０などの鍛鋼品で製作されるのが一般
的であシ、このため、管板２は型打ち後の機械加工量が
多く、製品コストは高くなる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、高圧給水加熱器構造のうち、重量に大
きな割合を占める管板の胴体と氷室を連結する継手部を
塑性加工により形成し、機械加工を低減する溶接継手構
造の給水加熱器を提供するにある。

〔発明の概要〕

本発明の要点は、塑性加工により管板に継手部を形成す
るにある。

〔発明の実施例〕

本発明の一実施例を第２図を用いて説明する。

本発明の給水加熱器は管板に塑性加工により継手部を形
成しているが、これによシ技術的に解決すべき次のよう
な問題点がある。つまり、１）高温、高圧力下で使用さ
れる管板２の熱応力が緩和出来る構造であること。

２）製品重量の低減を含め、歩留りのよくなる形状、構
造であること。

３）機械加工費の低減可能な形状、構造であること。

４）開先形状、位置を含め、溶接工数の低減出来る溶接
方法が採用可能な構造であること。

そこで、このような問題点を解決するために、それぞれ
の問題点について、本発明の給水加熱器では次のように
解決策を講じている。即ち、第２図において、 １）高温、高圧での使用による管板２と水室１との溶接
部近傍での熱応力を緩和するために、管板２側にヘコミ
ｒ部を設ける。このヘコミｒの大きさは、給水加熱器の
運転条件（圧力、温度等）を考慮し、有限要素法等の応
力解析をもとに決定され、熱応力の緩和が可能となる。

２）塑性加工した管板２の巾ＷＳは、第１図における従
来の管板の巾Ｗに比べ、水室２との突合せ溶接のフラン
ジ部分および、胴体３との突合せ溶接フランジ部分がな
いだけ短縮が可能であるた−め、管板２自体でも重量低
減が可能である。

３）上記２）項のように、４本発明の管板２の形状では
重量低減が可能に加え、従来品のように水室１および胴
体３の突合せ溶接７ランジ部の機械加工がなくなり、管
板加工費の低減が可能である。

４）本発明では管板全塑性加工するため、従来品のよう
な管板側に突合せ溶接７ランジ部が不要となる。このた
め、管板２、と水室１との溶接（Ａ　７部）に当っては
、管板厚方向と開先形状を形成し、極力、溶接量が少な
く、かつ、従来品以上の溶接強度を保持出来る溶接方法
を採用する必要がある。

そこで、本発明では構造上からその溶接方法としてライ
ストナロウギヤツクウェルディングを適用している。本
溶接方法では開先形状が小さく、溶接量が少なくてすむ
ため、必然的に溶接工数の少ない溶接が可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、管板を塑性加工することによって、氷
室を軽量化するとともに、製作工数を低減した給水加熱
器が実現出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の給水加熱器の氷室と管板部との横断面
図、第２図は本発明の一実施例である給水加熱器の氷室
と管板部との横断面図である。 １・・・水室、２・・・管板、３・・・胴体。 代理人　弁理士　高橋明夫

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、胴体および氷室に溶接によって連結される管板に塑
   性加工により継手部を形成し、この継手部と前記胴体お
   よび前記氷室とを溶接によって連結したことを特徴とす
   る給水加熱器。 ２、前記管板の溶接継手部近傍に塑性加工により環状の
   窪み部を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の給水加熱器。