JPH0714794B2 - 揚重機 - Google Patents

揚重機

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JPH0714794B2
JPH0714794B2 JP2028349A JP2834990A JPH0714794B2 JP H0714794 B2 JPH0714794 B2 JP H0714794B2 JP 2028349 A JP2028349 A JP 2028349A JP 2834990 A JP2834990 A JP 2834990A JP H0714794 B2 JPH0714794 B2 JP H0714794B2
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floor
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tip
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JP2028349A
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実 斎藤
精計 伊藤
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビル建築等の現場において設置する揚重機に
関する。
〔従来の技術〕
建設工事現場では、建築中の建物躯体の狭い場所や屋上
などの高い場所に設置する軽荷役用のクレーンが必要
で、しかもこれらは、機動性もしくは可搬性を有し、機
械自体も小形軽量でなければならない。
このような小回り荷役揚重機械として現存するものは、
ジブ式もしくはキャンチレバ式クレーン、リフトもしく
はエレベータ式の荷揚げ機械、ホイスト、ウンイチ等巻
上機の3種に大きく分類できる。
この中でも作業行動範囲の広さはクレーンが1番で、カ
ーテンウォールの吊り込み等には近年、簡易式のタワー
クレーンが多く使用される。
このタワークレーンもジブ式クレーンの1種であり、ジ
ブが伏仰する。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようにカーテンウォールその他の資材の揚重にクレ
ーンを使用するものでは、該クレーンは常に最上階に位
置させなければならず、施工済の躯体の途中階に設置す
ることはできない。
その結果、揚重計画に小回りがきかなかった。
また、マストを初めとして組立、解体が面倒で、マスト
を通すためのダメ開口がスラブに残るという問題もあ
る。
特に、高層ビル等の施工の場合、各種資材の揚重計画が
錯綜し、比較的タワークレーンの拘束時間を多く必要と
するカーテンウォール等の外装材の揚重作用は、工程上
のネックであった。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、安定性、
安全性を確保しながらクレーンと同程度の広い作業行動
範囲を有するものでありながら、最上階のみならず、途
中階でも安定して設置でき、しかも運搬、移設が容易な
揚重機を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するため、前方にターンテーブ
ルを設け、後方に支柱を立設し、この支柱上端に水平板
体を昇降自在に設けたアウトリガー付きの台車と、該タ
ーンテーブルで前方が台車から前へ大きく突出するよう
に着脱自在に支承される伸縮可能な水平ブームとからな
り、この水平ブーム後部にウインチを設け、先端にシー
ブを取付け、該ウインチから繰り出すワイヤーを前記シ
ーブから吊り降ろして先端にフックを設け、また、ブー
ムの台車からの突出部途中に支持柱を取付けた揚重機に
おいて、前記支柱は屈折可能に、かつ伸ばしたときに固
定可能な手段を設けたものであり、また、前記水平板体
はカウンターウェイトを載置できる大きさからなり、さ
らに、前記支持柱はブームに対して前後動可能に取付
け、かつ先端にローラを設けたことを要旨とするもので
ある。
〔作用〕
本発明によれば、台車の支柱部分を反力受けとするが、
その反力は途中階では上下のスラブ間に支柱部分を固定
することでとれ、最上階では支柱上端の水平板体上にカ
ウンターウエイトを載置することでとれ、何れの階でも
設置可能なものとなる。
また、揚重の際の垂直荷重は台車側と支持柱との2か所
に分散するので、安定性、安全性を確保できる。しか
も、この支持柱はターンテーブルにより旋回するブーム
に対して追随性を発揮し、かつブームを取付け後の支持
柱の位置を、当該階の直下の階の躯体梁の位置に合致す
るように前後動して位置調整し、このようにブームの途
中を支持柱で支えることにより、揚重の際の垂直荷重を
負担させる。
さらに、台車とブームとを分割できるので運搬、移設が
容易なものとなる。しかも、支柱の伸ばした状態を維持
する固定手段を解除して、これを屈折させ、上部体を倒
しておけば、運搬時の姿勢を低く保てて、邪魔にならな
いですむ。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の揚重機の1実施例を示す側面図、第2
図は同上平面図、第3図は同上側面図で、台車1とこの
台車1に取付く水平なブーム2とからなる。
該台車1は矩形な台盤を本体1aとし、この本体1aの前後
端にキャスター1bを計4個水平に突設し、さらに角隅部
に油圧機構で昇降するアウトリガー3を計4個取付け
た。
そして、台車1の本体1a上の前方にターンテーブル4を
設け、また後方で後方のアウトリガー3の上部位置に支
柱5を2本相互に平行に並べて立設する。
該支柱5の上部にシリンダー6を収納し、支柱5の上端
から突出する該シリンダー6のシャフトに円形の水平板
体7を取付けた。
前記支柱5は途中部分を上部体5aと下部体5bとに分割し
て相互にピン結合又はボルト接合などして屈折可能なも
のとし、かつこのピン結合等の部分から出る上部体5aの
下端を下部体5bにピン8の挿入で固定出来るようにす
る。また、平行する支柱5の上部体5a同士は水平な連結
材9で繋ぐ。
さらに、本体1a上で支柱5間に前記シリンダー6その他
の油圧制御用バルブスタンド10を設置する。
なお、この支柱5はその先端高さが2m弱程度のもので、
シリンダー6による水平板体7の昇降ストロークは0.5m
程度のものである。
前記水平なブーム2は、前部2aと後部2bとを嵌合式と
し、かつ後部2b内に前部2aを押し引きする伸縮用シリン
ダー11を内蔵する伸縮可能なもので、このブーム2の後
部に電動ウインチ12を設け、またブーム2の先端にシー
ブ13を取付け、該電動ウインチ12から繰り出すワイヤー
14を前記シーブ13から吊り降ろして先端に吊り下げ用の
フック15を設ける。
前記電動ウインチ12は、これを油圧ウインチ、手動式ウ
インチに代えてもよい。
そして、このブーム2は前記台車1上のターンテーブル
4でその後部2bの前方が台車から前方へ大きく突出する
ように支承するが、このターンテーブル4へはジョイン
ト部16で着脱自在として、運搬時等に台車1とブーム2
とを分割可能とする。
図中17は、このブーム2をターンテーブル4に固定する
ため、ブーム2の後部2bに設けた支持体である。
前記ブーム2の台車1から前に突出する部分で、ブーム
2の後部2bの先端部付近に支持梁18aを介して支持柱18
を設けるが、この支持柱18は支持梁18aがブーム2に対
して前後動可能に取付くことで、前後動可能なもので、
かつブーム2のターンテーブル4による旋回に追随性を
持たせるため、支持梁18aの左右に位置する2本の支持
柱18はそれぞれ先端にローラ19を設けるものとする。
次に、使用法及び動作について説明する。
先ず組立であるが、前記のごとくブーム2と台車1とは
分割可能なので、相互に分離し、仮設リフト等で上下階
へ運搬することができる。
また、台車1はアウトリガー3を縮めてキャスター1bで
床上を移動でき、その際、第1図鎖線で示すように支柱
5をピン結個所で屈折させ、上部体5aを倒しておけば、
運搬時の姿勢を低く保てて、邪魔にならないですむ。
台車1を所定位置に移動したならば、前記屈折している
支柱5を起こし、ピン8で上部体5aと下部体5bを固定
し、かつアウトリガー3を伸ばして床上に載置する。
そして、台車1のブーム2をターンテーブル4にブーム
2を取付ける。
また、既に上部階のスラブが施工されている中間階にで
は、台車1はシリンダー6を伸ばして水平板体7を上部
階のスラブ下面に強く押圧することで、アウトリガー3
とこの水平板体7とで当該階のスラブと上部階のスラブ
とに支柱5が固定され、これを反力受けとすることがで
きる。
これに対して、上部階がない最上階に台車1を設置する
場合では、図示は省略するが水平板体7を昇降させずに
この上にカウンターウエイトを載置することで反力受け
とする。
なお、ブーム2を取付ける前に、前記のごとく台車1を
反力が取れるように固定し、この台車1に図示しないウ
インチを設けてこれでブーム2を吊り込むことも考えら
れる。
また、ブーム2を取付け後の支持柱18の位置は、当該階
の直下の階の躯体梁の位置に合致するようにする。それ
は、後述のようにこの支持柱18でも揚重の際の垂直荷重
を負担するためであり、この支持柱18の位置調整は、支
持梁18aをブーム2に対して前後動させることで行う。
このように本発明の揚重機をセットしてから、電動ウイ
ンチ12を作動させ、ここからのワイヤー14の繰り出し、
繰入れで吊り下げ用のフック15を昇降させて揚重を行う
が、ブーム2は伸縮用シリンダー11でそれ自体が伸縮す
ること及びターンテーブル4により全体が水平旋回する
ことで、クレーンと同様の作業動作が得られる。
これらの電動ウインチ12やターンテーブル4、伸縮用シ
リンダー11の操作は遠隔操作が可能である。
外壁のカーテンウォール等の取付けで本発明の揚重機を
使用する場合は、柱と柱の間にこの揚重機をセットし
て、ブーム2の先端を柱間の開口より突き出させるが、
揚重の際の垂直荷重は台車1側と支持柱18との2か所に
分散でき、特に先に述べたように支持柱18で受ける荷重
は建物まわりにある梁で支えることができる。
そして、このブーム2の途中を支持柱18で支えること
は、揚重時のブーム2の移動において安定性、安全性を
確保するのに重要なものとなる。
柱間の1スパンの開口のカーテンウォールの取付けが終
了したならば、隣のスパンに全体を移動する。
なお、アウトリガー3の部分で台車1とこのアウトリガ
ー3の板体部分にリフマグ(励磁可能な機構)を設ける
ようにすれば、励磁により本体重量を軽減することも可
能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の揚重機は、安定性、安全性を
確保しながらクレーンと同程度の広い作業行動範囲を有
するものでありながら、運搬、移設が容易な小型のもの
であり、しかも建築躯体の最上階のみならず、途中階で
も安定して設置でき、また運搬、移設にも便利なもので
あり、カーテンウォールを初めとして種々の建築資材等
の揚重に最適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の揚重機の1実施例を示す側面図、第2
図は同上平面図、第3図は同上側面図である。 1…台車、1a…本体 1b…キャスター、2…ブーム 2a…前部、2b…後部 3…アウトリガー、4…ターンテーブル 5…支柱、5a…上体部 5b…下体部、6…シリンダー 7…水平板体、8…ピン 9…連結材、10…バルブスタンド 11…伸縮用シリンダー、12…電動ウインチ 13…シーブ、14…ワイヤー 15…フック、16…ジョイント部 17…支持体、18…支持柱 18a…支持梁、19…ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方にターンテーブルを設け、後方に支柱
    を立設し、この支柱上端に水平板体を昇降自在に設けた
    アウトリガー付きの台車と、該ターンテーブルで前方が
    台車から前へ大きく突出するように着脱自在に支承され
    る伸縮可能な水平ブームとからなり、この水平ブーム後
    部にウインチを設け、先端にシーブを取付け、該ウイン
    チから繰り出すワイヤーを前記シーブから吊り降ろして
    先端にフックを設け、また、ブームの台車からの突出部
    途中に支持柱を取付けた揚重機において、前記支柱は屈
    折可能に、かつ伸ばしたときに固定可能な手段を設けた
    ものであり、また、前記水平板体はカウンターウェイト
    を載置できる大きさからなり、さらに、前記支持柱はブ
    ームに対して前後動可能に取付け、かつ先端にローラを
    設けたことを特徴とする揚重機。
JP2028349A 1990-02-09 1990-02-09 揚重機 Expired - Lifetime JPH0714794B2 (ja)

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