JPH07147816A - 苗植付装置 - Google Patents

苗植付装置

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JPH07147816A
JPH07147816A JP5299208A JP29920893A JPH07147816A JP H07147816 A JPH07147816 A JP H07147816A JP 5299208 A JP5299208 A JP 5299208A JP 29920893 A JP29920893 A JP 29920893A JP H07147816 A JPH07147816 A JP H07147816A
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JP
Japan
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case
planting
planting claw
pair
supporting
Prior art date
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Pending
Application number
JP5299208A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyuhei Ouchi
久平 大内
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 植付爪のガタツキや拗れの発生のおそれの少
ない状態で、植付爪支持ケースの相対回動特性を得られ
るようにする。 【構成】 植付伝動ケース3に対して中央位置の第1横
軸芯X周りで回転自在に回転ケース7を支持するととも
に、この回転ケース7の両端部において第2横軸芯Y周
りで相対回動自在に一対の植付爪支持ケース8,8を枢
支し、前記回転ケース7の回転駆動に伴って、この回転
ケース7と各植付爪支持ケース8,8との相対回転によ
って夫々の植付爪9,9の先端部が所定の苗取り出し軌
跡を描くよう構成してある苗植付装置であって、前記第
2横軸芯Y周りで各植付爪支持ケース8,8と一体回動
する操作アーム20,20夫々と、前記第1横軸芯Xか
ら所定距離偏芯した位置に設けられ、植付伝動ケース3
に対して位置固定の固定支点22とを伸縮自在な支持機
構23,23を介して枢支連結するとともに、各支持機
構23,23の固定支点22側の枢支部25を一体的に
形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植付伝動ケースに対し
て中央位置の第1横軸芯周りで回転自在に回転ケースを
支持するとともに、この回転ケースの両端部において第
2横軸芯周りで相対回動自在に一対の植付爪支持ケース
を枢支し、前記回転ケースの回転駆動に伴って、この回
転ケースと前記各植付爪支持ケースとの相対回転によっ
て夫々の植付爪の先端部が所定の苗取り出し軌跡を描く
よう構成してある苗植付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記苗植付装置において、従来では、例
えば特開平5‐23028号公報に示されるように、前
記第2横軸芯周りで前記植付爪支持ケースと一体回動す
る操作アームの揺動端にカムフォロアを設けるととも
に、回転ケースに内装される状態で植付伝動ケースに固
定取付けされたガイド板に、前記第1横軸芯からの距離
が変化する周溝カムを形成して、回転ケースの回転駆動
に伴ってカムフォロアが溝カムに摺接案内されて、植付
爪先端が所定の苗取り出し軌跡を描くように植付爪支持
ケースを相対回動させるよう構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、比較
的簡単な構造によって、回転駆動される回転ケースに対
して所定の苗取り出し軌跡を描くように植付爪支持ケー
スを相対回動させることができるように構成するととも
に、回転ケースの一回転の動作で2回の植付け作動が行
え、植付け作動を高速化させることができるよう構成し
たものである。ところが、上記従来構造においては、回
転ケースに対して第2横軸芯周りで自由回動状態で枢支
される植付爪支持ケースを溝カムとカムフォロアとの摺
接案内によって姿勢を規制する構成であり、カムフォロ
アとカム面との間には加工上の誤差に起因して隙間が生
じるので、この隙間分だけ植付爪支持ケースのガタつき
が発生して苗取り出し位置が不安定になる弊害があり、
又、カムフォロアが設けられる操作アームの溝カムに対
する姿勢の変化に伴って、拗れや突っ張りが発生してス
ムーズな案内が行えないおそれもあり、改善の余地があ
った。本発明は上記不具合点を解消することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した苗植付装置において、前記第2横軸芯周り
で前記各植付爪支持ケースと一体回動する操作アーム夫
々と、前記第1横軸芯から所定距離偏芯した位置に設け
られ、前記植付伝動ケースに対して位置固定の固定支点
とを伸縮自在な支持機構を介して枢支連結するととも
に、前記各支持機構の前記固定支点側の枢支部を一体的
に形成してある点にある。
【0005】
【作用】回転ケースの第1横軸芯周りでの回転に伴っ
て、その回転軸芯周りで植付爪支持ケースと操作アーム
が公転して、それに連れて前記支持機構が連動回動する
が、支持機構は第1横軸芯から所定距離偏芯した位置に
設けた固定支点を中心として回動するので、その回転軸
芯の位置ずれによる距離の変化が支持機構の伸縮によっ
て吸収されることになる。つまり、操作アームの第2横
軸芯周りでの回動位置は支持機構の伸縮量に基づいて決
定されることになる。そこで、例えばカム機構やリンク
機構等の伸縮量規定機構を用いて前記支持機構の伸縮量
を規定するよう構成すると、植付爪支持ケース即ち植付
爪先端部の移動軌跡が所定の苗取り出し軌跡を描く状態
に設定できる。このことにより、植付爪支持ケースと一
体回動する操作アームの回動姿勢の自由度が規制される
ことになる。しかも、前記各支持機構の固定支点側の枢
支部が一体的に形成されるから、各支持機構は相対位置
が一定に維持される状態で連動回動することになる。そ
の結果、各支持機構は互いに動きを規制し合うことにな
り、このことにより、植付爪支持ケースと一体回動する
操作アームの回動姿勢の自由度が更に規制されることに
なり、拗れやガタツキの少ない安定した案内作動を得る
ことができる。
【0006】
【発明の効果】従って、合理的構造改良によって、回転
運動する回転ケースとこれに相対回動自在に枢支される
植付爪支持ケースとの相対回動特性を所望の苗取り出し
軌跡が得られるように決定する案内作動が、植付爪のガ
タツキや拗れによる不具合の発生のおそれの少ない安定
した状態で構成することが可能となる苗植付装置を提供
できるに至った。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に乗用型田植機の後部に装着された苗植付装置を示して
いる。この苗植付装置は、角パイプ形状のメインフレー
ム1にフィードケース2、複数の伝動ケース3を連結し
てフレーム部を構成するとともに、このフレーム部に対
して一定ストロークで往復横移動する苗のせ台4、苗の
せ台4の下端部から苗を一株づつ取り出して植付ける植
付機構5、複数の接地フロート6等を備えている。
【0008】前記植付機構5の構成について説明する。
図2、図3に示すように、メインフレーム1に対して片
持ち状に連結された各伝動ケース3の後部左右両側に、
第1横軸芯X周りで回転駆動される回転ケース7を設
け、この回転ケース7の両端側に第2横軸芯Y周りで相
対回動自在に一対の植付爪支持ケース8を枢支してあ
り、植付爪支持ケース8には苗の取り出し用植付爪9を
取付けてある。回転ケース7の筒状枢支部10は伝動ケ
ース3に対して位置固定状態で取付けられた固定支軸1
1に回動自在に外嵌装着され、伝動ケース3内に配備さ
れた伝動チェーン12を介してフィードケース2側から
動力が筒状枢支部10に一体形成したスプロケット13
に供給され一定方向に回転駆動するよう構成してある。
伝動ケース3の左右両側に位置する各回転ケース7,7
に対する動力は、図4に示すように、伝動ケース3の内
部においてフィードケース2側からの動力が供給される
横向き伝動軸14からギア機構15を介して中間軸16
に設けた左右一対のスプロケット17,17に分岐伝動
され、左右一対の伝動チェーン12,12を介して左右
の回転ケース7,7の筒状枢支部10,10に動力伝達
されるよう構成してある。固定支軸11は、左右の筒状
枢支部10,10の中間部分において連結部材18を介
して伝動ケース3に連結支持してある。尚、分岐伝動構
造としては、左右一対の伝動チェーンを設ける構成に代
えて、中間軸を筒状枢支部の近い位置に配備し、横向き
伝動軸14から1個の伝動チェーンを介して中間軸に伝
動し、この中間軸から一対のギア機構を介して左右筒状
枢支部に分岐伝動させる構成としてもよい。
【0009】前記回転ケース7の回転駆動に伴って、こ
の回転ケース7と植付爪支持ケース8との相対回転によ
って植付爪9の先端部が側面視ほぼ楕円状となる所定の
苗取り出し軌跡を描くよう構成してある。つまり、各植
付爪支持ケース8を回転ケース7に対して枢支する支軸
19を、植付爪支持ケース8に一体回動自在に連結する
とともに、この支軸19のケース内方側に一体回動自在
に操作アーム20を設け、この操作アーム20の他端側
に形成したピン21と、前記第1横軸芯Xから所定距離
偏芯した位置に設けられ伝動ケース3に対して位置固定
の固定ピン22〔固定支点の一例〕とを伸縮自在な支持
機構23を介して枢支連結してある。前記固定ピン22
は、前記固定支軸11の端部に一体的に連結した固定部
材24から一体的に延設してある。前記各支持機構23
は、夫々、固定ピン22に相対回動自在に外嵌される枢
支部25が一体的に形成されたロッド26に対して、操
作アーム20側のピン21に相対回動自在に外嵌される
枢支部27が一体的に形成された筒部材28をスライド
自在に外嵌装着して伸縮自在に構成され、筒部材28の
固定ピン22側箇所に横方向に向けて一体的に形成した
カムフォロア29が、固定部材24に形成した周溝カム
30に係入して案内されるよう構成してある。前記各支
持機構23における固定ピン22側の枢支部25は共用
する構成であり、夫々のロッド26,26は一直線状に
配置され前記枢支部25と共に一体的に連結された状態
で形成してある。従って、回転ケース7の回転駆動に伴
って各支持機構23,23は直線状態を維持しながら連
動回動して、互いに操作アーム20の姿勢を規制し合う
ことになる。
【0010】前記固定ピン22の偏芯位置及び溝カム3
0の形状は以下のようにして決定される。つまり、植付
爪9の先端軌跡が目標苗取り出し軌跡を描いた場合にお
ける前記各操作アーム20側ピン21の軸芯同士を結ぶ
直線を順次求め、これらの直線の交点の集合体のほぼ中
央に位置するよう固定ピン22の位置を決定する。この
ようにして決定された固定ピン22に対して、各植付爪
先端部の軌跡が目標軌跡を描くようにカムフォロア29
が案内されるよう周方向に連なる状態に溝カム30の形
状を設定してある。従って、回転ケース7の回転動作に
伴って、支持機構23が固定ピン22の軸芯周りで連動
回動するとともに、カムフォロア29が周溝カム30に
沿って摺接案内されて支持機構23の伸縮量が規定さ
れ、植付爪先端部が目標軌跡を描くように植付爪支持ケ
ース8の相対姿勢が規定されることになる。上記した如
く固定ピン22の位置を決定することで、カムフォロア
29の伸縮移動量を最小限度に抑制でき、植付爪支持ケ
ース8の姿勢制御が安定化するとともに、ガタツキの発
生も少ないものに抑制できる。
【0011】尚、前記周溝カム30において、植付爪9
が苗のせ台4から苗を取り出す位置、及び、圃場に植付
ける位置に相当する箇所に、カムフォロア29を溝幅方
向内方側に弾性的に押圧してガタツキの発生を防止する
ゴム等の弾性体Eを付設して、苗の取り出し量を安定化
させるとともに、植付け姿勢を安定化させるよう構成し
てある。
【0012】植付爪支持ケース8内部には、植付爪9に
よる苗取り出し作動と同期して、植付爪9により保持さ
れる苗を圃場面に植付ける際に押し出し作動する苗押出
し具31を備え、この苗押出し具31は、一対の植付爪
支持ケース8,8の横外方側に亘って架設される連結具
32によって一体的に連結され、各植付爪支持ケース
8,8と相対回転する夫々のカム軸33,33のカム案
内作用によって、出退作動するよう構成してある。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置の側面図
【図2】植付機構の横断平面図
【図3】植付機構の切欠側面図
【図4】分岐伝動機構を示す切欠平面図
【符号の説明】
3 植付伝動ケース 7 回転ケース 8 植付爪支持ケース 9 植付爪 20 操作アーム 22 固定支点 23 支持機構 25 枢支部 X 第1横軸芯 Y 第2横軸芯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植付伝動ケース(3)に対して中央位置
    の第1横軸芯(X)周りで回転自在に回転ケース(7)
    を支持するとともに、この回転ケース(7)の両端部に
    おいて第2横軸芯(Y)周りで相対回動自在に一対の植
    付爪支持ケース(8),(8)を枢支し、前記回転ケー
    ス(7)の回転駆動に伴って、この回転ケース(7)と
    前記各植付爪支持ケース(8),(8)との相対回転に
    よって夫々の植付爪(9),(9)の先端部が所定の苗
    取り出し軌跡を描くよう構成してある苗植付装置であっ
    て、 前記第2横軸芯(Y)周りで前記各植付爪支持ケース
    (8),(8)と一体回動する操作アーム(20),
    (20)夫々と、前記第1横軸芯(X)から所定距離偏
    芯した位置に設けられ、前記植付伝動ケース(3)に対
    して位置固定の固定支点(22)とを伸縮自在な支持機
    構(23),(23)を介して枢支連結するとともに、
    前記各支持機構(23),(23)の前記固定支点(2
    2)側の枢支部(25)を一体的に形成してある苗植付
    装置。
JP5299208A 1993-11-29 1993-11-30 苗植付装置 Pending JPH07147816A (ja)

Priority Applications (4)

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JP5299208A JPH07147816A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 苗植付装置
TW083110424A TW268878B (en) 1993-11-29 1994-11-10 Apparatus for transplanting rice seedlings
KR1019940031463A KR970004405B1 (ko) 1993-11-29 1994-11-28 모종심기장치
CN94118861A CN1109705A (zh) 1993-11-29 1994-11-29 插秧装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5299208A JPH07147816A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 苗植付装置

Publications (1)

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JPH07147816A true JPH07147816A (ja) 1995-06-13

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ID=17869553

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JP5299208A Pending JPH07147816A (ja) 1993-11-29 1993-11-30 苗植付装置

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JP (1) JPH07147816A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006141213A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Makita Corp ヘッジトリマ
JP2007028965A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Makita Corp 園芸バリカン

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JP2006141213A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Makita Corp ヘッジトリマ
JP4607556B2 (ja) * 2004-11-16 2011-01-05 株式会社マキタ ヘッジトリマ
JP2007028965A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Makita Corp 園芸バリカン
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