JPH07147342A - シーム溶接方法およびシーム溶接装置ならびに電子部品 - Google Patents

シーム溶接方法およびシーム溶接装置ならびに電子部品

Info

Publication number
JPH07147342A
JPH07147342A JP5293016A JP29301693A JPH07147342A JP H07147342 A JPH07147342 A JP H07147342A JP 5293016 A JP5293016 A JP 5293016A JP 29301693 A JP29301693 A JP 29301693A JP H07147342 A JPH07147342 A JP H07147342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seam welding
welded
objects
cap
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5293016A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ono
貴司 小野
Tadashi Onodera
正 小野寺
Shigeru Shoji
茂 東海林
Yoshihiko Nakajima
義彦 中嶋
Shigemi Nakagawa
成味 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Akita Electronics Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Akita Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Akita Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5293016A priority Critical patent/JPH07147342A/ja
Publication of JPH07147342A publication Critical patent/JPH07147342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48225Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73265Layer and wire connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

Landscapes

  • Resistance Welding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の被溶接物を連続的にシーム溶接する。 【構成】 シーム溶接装置のテーブル45上には、被溶
接物21を複数収容したキャリヤ20が載置され、一対
のローラ電極50によって被溶接物21は連続的にシー
ム溶接される。被溶接物21は半導体チップ5を取り付
けたベース2と、このベース2上にシーム溶接されるキ
ャップ3とからなる。ローラ電極50を支持する電極ホ
ルダ40の表面は、透磁率の高い材料による遮蔽体55
によって被覆され、シーム溶接時、電極ホルダ40の下
方の被溶接物21への磁力の波及を抑止する。前記遮蔽
体55がない場合は、磁界発生に起因してキャップ3や
ベース2が動き、ベースに対してキャップがずれて気密
封止ができない場合があるが、遮蔽体55を設けること
で、キャップ3やベース2は磁力によって動かなくな
り、封止信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置等電子部品製
造におけるパッケージング技術に関し、特にパッケージ
のベースにキャップを溶接によって封止するシーム溶接
(パラレルシーム溶接技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器は、機能面から高密度実装化
が、実装面から軽量化,小型化,薄型化が要請されてい
る。パッケージについては、日立評論社発行「日立評
論」1987年第7号、同年7月25日発行、P13〜P17に記
載されている。この文献には、パッケージ形態として、
DIP(Dual Inline Package),ZIP(Zigzag Inlin
e Package)などピン挿入形と、SOP(Small Outline P
ackage),SOJ(Small Outline J Leaded),LCC
(Leadless Chip Carrier)など面実装形があること、多
ピンLSI用パッケージとしては、挿入形のPGA(Pin
Grid Array)、面実装形のQFP(Quad Flat Packag
e),PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)がある
旨記載されている。
【0003】半導体装置のパッケージ形態の一つとし
て、パラレルシーム溶接装置による気密封止(ハーメチ
ックシール)構造が知られている。パラレルシーム溶接
装置については、たとえば、工業調査会発行「電子材料
別冊号」1984年11月20日発行、P150〜P156に記載されて
いる。この文献には、気密封止による封止方式として、
電気溶接があり、TO−5などキャンタイプのパッケー
ジはプロジェクションシールで封止がなされ、セラミッ
クパッケージではシームウェルド(シーム溶接)で封止
が行われていること、シーム溶接は高信頼度であるが生
産性が劣ること等が記載されている。また、同文献に
は、回転軸が水平方向に延在するローラ電極によって、
ベースとキャップを溶接するマイクロパラレルシーム溶
接装置が開示されている。溶接は、不活性ガス中で行な
われる。また、同文献には、パラレルシーム溶接によっ
てキャン封止品を形成することもある旨記載されてい
る。
【0004】一方、工業調査会発行「電子材料別冊号」
1982年11月15日発行、P151〜P157には、回転軸が鉛直方
向に延在するローラ電極でベースにキャップを封止する
マイクロパラレルシーム溶接装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パラレルシーム溶接装
置においては、テーブル上に置いた治具に単数の被パッ
ケージ物(被シーム溶接物)を載置してシーム溶接を行
うことから、前記文献にも指摘されているように生産性
が低い。本出願人においては、セラミックパッケージ製
品であるLCCを製造しているが、封止はシーム溶接に
よって行っている。前記LCCの製造においては、多数
のベースを収容するキャリヤからベースを一個取り出し
てシーム溶接装置のテーブル上に移すとともに、前記ベ
ース上にキャップを重ねた後シーム溶接を行って封止を
している。また、シーム溶接後はキャップが取り付けら
れたベースを再び前記キャリヤに移し、後工程の作業に
供している。前記キャリヤはシーム溶接前のチップボン
ディング,ワイヤボンディングの工程でそのまま使用す
るとともに、シーム溶接後の熱サイクルテスト,バブル
リークテスト,Heリークテスト,電気特性テスト,マ
ーキング等においてもそのまま使用している。
【0006】そこで、本発明者は、シーム溶接において
も前記キャリヤを用いてテーブル上に複数の被溶接物を
整列配置し、連続的に各被溶接物のシーム溶接を行うこ
とを検討した。しかし、テーブル上に複数の被溶接物を
載置させてシーム溶接を行った場合、ローラ電極の支持
部となる電極ホルダの下方に位置する被溶接物のキャッ
プが動いてベースに対してずれてしまう現象が発生する
ことが判明した。すなわち、シーム溶接装置におけるロ
ーラ電極の支持部となる電極ホルダ部分には、シーム溶
接のために大きな電流が流れ、その周囲に磁界が発生す
る。一方、LCCは他の半導体装置等電子部品と同様に
小型化の傾向にあり、鉄系金属で形成されているキャッ
プの重量も軽くなる傾向にある。このため、ローラ電極
に所定の電流を流して行うシーム溶接において、前記電
極ホルダの下方に位置する被溶接物も大きな磁界中に晒
されることになり、磁性体で形成されたキャップは前記
磁界に反応して動くことになる。このキャップの動き
は、ベースからキャップが外れて落ちるような大きな動
きではなく、わずかなものであることから、そのままシ
ーム溶接され、その多くはキャップのずれがあっても気
密封止される。しかし、幾つかは、ベースとキャップと
の間に封止されない隙間が発生してしまうことになる。
これらの製品は、後のバブルリークテストやHeリーク
テストで検出され不良品と判定される。なお、磁界によ
る動きはキャップばかりではなくベースも動く場合もあ
る。
【0007】本発明の目的は、テーブル上に複数の被溶
接物を載置して、連続的に被溶接物のシーム溶接を行う
シーム溶接技術を提供することにある。本発明の前記な
らびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述
および添付図面からあきらかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明のシーム溶接方法
においては、LCCにおけるベースとキャップとからな
る被溶接物を複数キャリヤ上に整列配置した後、前記キ
ャリヤをシーム溶接装置のテーブル上にセットして連続
的にシーム溶接を行う。シーム溶接装置は、被溶接物を
載置するテーブルと、このテーブルの上方に配設される
一対のローラ電極とを有するが、前記ローラ電極を支持
する電極ホルダ下の被溶接物に磁力が及ばない(磁気密
封化)ように、少なくとも前記電極ホルダとテーブル間
には透磁率の高い材料で形成された遮蔽体が配設されて
いる。具体的には、前記電極ホルダの表面は、透磁率の
高い材料で形成された遮蔽体で被覆されている。また、
前記キャリヤはシーム溶接工程の前後の工程でそれぞれ
使用されるものである。
【0009】また、本発明の他の実施例においては、シ
ーム溶接装置に遮蔽体を取り付ける代わりに、前記被溶
接物におけるキャップは磁力の影響を受けない非磁性金
属で形成されている。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、本発明のシーム溶接方
法によれば、シーム溶接装置のテーブル上に複数の被溶
接物を載置して連続的にシーム溶接を行うことから、生
産性の向上が達成できる。
【0011】本発明のシーム溶接方法においては、複数
の被溶接物を収容するキャリヤは、シーム溶接工程の前
後の工程でそれぞれ使用されるものであることから、シ
ーム溶接時にキャリヤからワーク(被溶接物)を取り出
し、シーム溶接後にキャリヤにワークを収容する作業も
不要となり、作業性の向上が達成できる。
【0012】本発明のシーム溶接装置は、テーブル上に
複数の被溶接物を載置しても、ローラ電極を支持する電
極ホルダ部分は透磁率の高い材料で形成された遮蔽体で
被覆されていることから、シーム溶接時、シーム溶接位
置から外れた電極ホルダ下の被溶接物は磁力(磁界)の
影響を受けず、キャップがベースに対してずれるような
動きがなくなり、連続して被溶接物のシーム溶接を行っ
ても各被溶接物は確実に気密封止されることになる。
【0013】本発明の他の実施例であるキャップを磁力
の影響を受けない非磁性金属で形成した被溶接物の場合
は、前記キャリヤの使用から連続シーム溶接も可能とな
るばかりでなく、シーム溶接装置の磁気密封化が不要と
なり、かつキャップのずれのない気密封止が可能とな
る。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例によるシーム溶接
装置の溶接機構部を示す断面図、図2は同じくシーム溶
接装置の概要を示す斜視図、図3は同じくローラ電極を
支持する電極ホルダ部分を示す一部を切り欠いた正面
図、図4は同じく電極ホルダ部分の断面図、図5は本発
明のシーム溶接方法において用いるキャリヤを示す斜視
図、図6は同じくキャリヤの断面図、図7は本発明のシ
ーム溶接方法によって形成されたLCCを示す断面図、
図8はLCCの製造工程の一部を示すフローチャートで
ある。
【0015】この実施例では、LCC構造の半導体装置
の気密封止に本発明を適用した例について説明する。完
成品であるLCC1は、図7に示すように、セラミック
からなるベース2と、このベース2の上面を塞ぐ金属製
のキャップ3とからなっている。前記ベース2は、積層
形成法や多層印刷法等によって形成されるセラミック配
線基板構造となり、上面周縁部分には一段高くなる突堤
4が設けられている。中央の一段低い底面中央には、半
導体チップ5を固定するための導体層で形成されるチッ
プ接続部6が設けられているとともに、前記チップ接続
部6の周囲には導体層からなる配線層7が設けられてい
る。前記チップ接続部6上には半導体チップ5が固定さ
れているとともに、半導体チップ5の図示しない電極
と、半導体チップ5の周囲に延在する配線層7の内端
は、導電性のワイヤ9で接続されている。封止枠16は
たとえば金メッキされたコバールで形成されている。前
記キャップ3は、たとえば表面をニッケルメッキした鉄
板で形成されている。
【0016】前記各配線層7は、前記ベース2を貫通す
るバイアホール13に充填された導体14を介して、ベ
ース2の下面に設けられた導体からなる外部端子15に
電気的に接続されている。前記配線層7,導体14およ
び外部端子15は、たとえばタングステン(W)で形成
されている。また、前記外部端子15の表面は、Auメ
ッキによって被われている。また、前記ベース2の突堤
4の上面には、金属で形成された封止枠16が設けられ
ている。この封止枠16は、たとえばコバルトを含む鉄
−ニッケル系合金(コバール)で形成されている。前記
ベース2の上面を塞ぐキャップ3は、前記封止枠16に
シーム溶接によって封止されている。このようなLCC
1は、その製造の最終段階で、半導体チップ5を固定し
かつワイヤボンディングが終了したベース2にキャップ
3を重ねてシーム溶接を行うことによって製造される。
したがって、シーム溶接においては、前記ベース2と、
前記ベース2上に重ねられたキャップ3とが被溶接物と
なる。
【0017】本発明のシーム溶接方法においては、シー
ム溶接装置のテーブル上に複数の被溶接物を載置して、
被溶接物を順次シーム溶接するものである。前記テーブ
ル上に複数の被溶接物を載置するため、前記被溶接物は
キャリヤに整列収容される。キャリヤ20は、図5に示
すように、その上面に被溶接物21を収容する収容孔2
2が複数設けられている。収容孔22は、たとえば、2
列に亘り合計で20個設けられている。また、キャリヤ
20の下面には突子23(図6参照)が複数設けられて
いる。この突子23は、後述するテーブルに設けられた
位置決め用の孔に着脱自在に嵌合するようになってい
る。
【0018】前記キャリヤ20は、たとえばアルミニウ
ムで形成され、シーム溶接の前後の工程で使用されるも
のである。すなわち、LCCの製造においては、図8の
フローチャートに示すように、シーム溶接前の工程とし
てチップボンディング,ワイヤボンディングの工程があ
り、シーム溶接後の工程として、温度サイクルテスト,
バブルリークテスト,Heリークテスト,電気特性テス
トおよびマーキングの各工程がある。本出願人において
は、シーム溶接以外の前記各工程において、LCC製造
用のベースやキャップが取り付けられたベース等のワー
クは、前記キャリヤ20に収容して各作業を行ってい
る。本発明では、前記キャリヤ20をシーム溶接におい
てもそのまま使用できるようにするものである。なお、
チップボンディング,ワイヤボンディング等の工程にお
いては、ワークをキャリヤに確実に固定して作業をする
必要がある。このため、前記キャリヤ20の各収容孔2
2の底には真空吸着用の孔24が設けられ、収容孔22
内に収容したワークを収容孔22内に真空吸着によって
固定できるようになっている。
【0019】ここで、LCCの製造の各工程について簡
単に説明する。チップボンディング,ワイヤボンディン
グにおいては、キャリヤ20の各収容孔22内にベース
2を固定した状態で半導体チップの固定,ワイヤボンデ
ィングを行う。また、温度サイクルテストでは、LCC
1を収容したキャリヤ20を検査室に入れてテストを行
なう。また、バブルリークテストでは、LCC1を収容
したキャリヤ20をフロリナートを満たした試験槽内に
入れ、気泡(バブル)の発生のないものを良品とし、バ
ブルの発生のあるものを溶接不良品と判定する。Heリ
ークテストでは、加圧槽内にLCC1を収容したキャリ
ヤ20を入れた後、加圧槽内をHeガスで充満させ(H
eガス圧5kg/mm2 、処理時間2時間)、その後前
記キャリヤ20をディテクタ槽に移し換え、Heガスが
各LCC1から出るか否かによってLCC1の溶接の良
否を判定する。電気特性テスト,マーキングの工程で
は、LCC1をキャリヤ20に収容したまま作業を行な
う。
【0020】つぎに、本発明のシーム溶接装置について
説明する。シーム溶接装置は、図2に示すような外観と
なっている。シーム溶接装置の機台31上には、上面が
平坦なベース32が設けられている。前記ベース32上
には平面XY方向に移動制御可能なテーブル45が取り
付けられている。このテーブル45の上面には、図2に
示すように、被溶接物21を収容するキャリヤ20の位
置決めおよび取り付けを行うための孔44が設けられて
いる。前記孔44には、前記キャリヤ20の下面に設け
られた突子23が挿入される。
【0021】一方、前記ベース32の両側には、機台3
1の翼部33が延在するとともに、この翼部33上には
それぞれ支柱34が設けられている。前記2本の支柱3
4は、前記ベース32の上方に延在するハウジング35
を支持している。前記ハウジング35からは、前面側に
一対のアーム36が突出するとともに、これらアーム3
6の先端には、張り合わせ構造の電極支持板37が取り
付けられている。前記電極支持板37は矢印で示すよう
に、上下左右に移動制御可能となっている。前記電極支
持板37の下部からは支持片39が突出し、この支持片
39に電極ホルダ40がボルト41を介して固定されて
いる。
【0022】前記電極ホルダ40は、図1,図3および
図4に示すように、ホルダ部46と、このホルダ部46
の上部を構成する接続片47とからなり、接続片47が
前記ボルト41によって前記支持片39に固定される。
前記ホルダ部46はボルト49を介して接続片47に接
続されている。また、前記ホルダ部46には、円錐台形
状のローラ電極50の支持軸51が挿入されている。前
記支持軸51は、ホルダ部46の前後部を軸受52,5
3によって回転可能に支持されている。前記ローラ電極
50および支持軸51は銅で形成され、ホルダ部46,
接続片47,支持片39等は真鍮で形成されている。前
記一対のローラ電極50は対面し、キャリヤ20の収容
孔22に収容された被溶接物であるベース2とキャップ
3をシーム溶接する。
【0023】一方、これが本発明の特徴の一つである
が、前記電極ホルダ40の表面(上下面および両側面)
は、透磁率の高い金属板からなる遮蔽体55で被覆され
ている。遮蔽体55は、たとえば軟鋼,フェライト系ス
テンレス等で形成されている。シーム溶接時、本発明の
シーム溶接装置では、複数の被溶接物21がテーブル4
5上に配列されるため、電極ホルダ40の下方には、溶
接されない被溶接物21が位置するようになる。また、
前記電極ホルダ40と被溶接物21との間隔は、数mm
程度となる。したがって、ローラ電極50に所定の電圧
を印加すると、電極ホルダ40に流れる大量の電流によ
って磁界が発生し、磁力に反応するキャップ3やベース
2は磁力によって動いてしまう。しかし、本発明のシー
ム溶接装置の場合は、電極ホルダ40を透磁率の高い遮
蔽体55で表面を被っていることから、磁界は下方のベ
ース2やキャップ3に及ばなくなり、電極ホルダ40に
大電流が流れても、ベース2やキャップ3からなる被溶
接物21は動かなくなる。このため、複数の被溶接物2
1をテーブル45上に配列しても、被溶接物21におけ
るベース2に対するキャップ3の位置は常に設定状態を
維持することになり、封止ずれが発生しない気密封止が
達成されることになる。
【0024】このようなシーム溶接装置においては、テ
ーブル45上に、被溶接物21を複数収容したキャリヤ
20をセットした後、キャリヤ20上に並ぶ被溶接物2
1に対して順次連続的に信頼性の高いシーム溶接を行う
ことができる。
【0025】
【発明の効果】
(1)本発明のシーム溶接方法によれば、シーム溶接装
置のテーブル上に複数の被溶接物を載置して連続的にシ
ーム溶接を行うことができるため、シーム溶接の生産性
を向上させることができるという効果が得られる。
【0026】(2)上記(1)により、本発明のシーム
溶接方法によれば、シーム溶接を連続的に行うことがで
きるため、シーム溶接の生産性を向上させることがで
き、製品コストの低減が達成できるという効果が得られ
る。
【0027】(3)本発明のシーム溶接装置は、テーブ
ル上に複数の被溶接物を載置して連続的にシーム溶接を
行うことができるため、シーム溶接の生産性を向上させ
ることができるという効果が得られる。
【0028】(4)上記(3)により、本発明のシーム
溶接装置によれば、シーム溶接を連続的に行うことがで
きるため、シーム溶接の生産性を向上させることがで
き、製品コストの低減が達成できるという効果が得られ
る。
【0029】(5)本発明のシーム溶接装置は、テーブ
ル上に複数の被溶接物を載置するが、電極ホルダの表面
は透磁率の高い遮蔽体で被われ、シーム溶接時磁界が電
極ホルダ下方の被溶接物に作用しないように構成されて
いるため、磁力によって被溶接物が動くこともなく、信
頼性の高いシーム溶接が達成できるという効果が得られ
る。
【0030】(6)本発明のシーム溶接方法において
は、シーム溶接工程の前後の工程で使用するキャリヤに
複数の被溶接物を収容してシーム溶接が行えることか
ら、被溶接物をキャリヤに収容したり、あるいは取り外
したりする必要もなく、生産性向上が達成できるという
効果が得られる。
【0031】(7)上記(1)〜(6)により、本発明
によれば、テーブル上に複数の被溶接物を手間隙を要す
ることなくセットし、かつ連続的に確実にシーム溶接で
きるシーム溶接装置を提供することができるという相乗
効果が得られる。
【0032】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない、たとえば、
前記実施例では電極ホルダを遮蔽体で被覆したが、電極
ホルダの下面側に電極ホルダの下面の面積よりも大きな
遮蔽板を取り付けて、下方の被溶接物に磁力か及ばない
ようにしたり、あるいは電極ホルダ全体を磁性材料で形
成してもよい。また、本発明の他の形態としては、LC
Cのキャップを磁力の影響を受けない非磁性金属、たと
えば銅で形成する構造としても良い。この場合、キャッ
プは磁力の影響を受けないことから、電極ホルダの下方
に近接位置しても、シーム溶接時の磁力によって動くこ
とがなく、ベースに対するキャップの位置関係は常に一
定となり、信頼性の高いシーム溶接が達成できることに
なる。この例では、シーム溶接装置のテーブル上に複数
の被溶接物を載置してシーム溶接が行えることから、溶
接の生産性が向上する。
【0033】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるLCC
のシーム溶接技術に適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではない。本発明は少なくともシ
ーム溶接を必要とする他の電子部品や他の物品の封止に
適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるシーム溶接装置の溶接
機構部を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例によるシーム溶接装置の概要
を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例によるシーム溶接装置のロー
ラ電極を支持する電極ホルダ部分を示す一部を切り欠い
た正面図である。
【図4】本発明の一実施例によるシーム溶接装置におけ
る電極ホルダ部分を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例によるシーム溶接方法におい
て用いるキャリヤを示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例によるシーム溶接方法におい
て用いるキャリヤの断面図である。
【図7】本発明の一実施例によるシーム溶接方法によっ
て形成されたLCCを示す断面図である。
【図8】LCCの製造工程の一部を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…LCC、2…ベース、3…キャップ、4…突堤、5
…半導体チップ、6…チップ接続部、7…配線層、9…
ワイヤ、13…バイアホール、14…導体、15…外部
端子、16…封止枠、20…キャリヤ、21…被溶接
物、22…収容孔、23…突子、24…孔、31…機
台、32…ベース、33…翼部、34…支柱、35…ハ
ウジング、36…アーム、37…電極支持板、39…支
持片、40…電極ホルダ、41…ボルト、45…テーブ
ル、46…ホルダ部、47…接続片、49…ボルト、5
0…ローラ電極、51…支持軸、52,53…軸受、5
5…遮蔽体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東海林 茂 秋田県南秋田郡天王町天王字長沼64 アキ タ電子株式会社内 (72)発明者 中嶋 義彦 秋田県南秋田郡天王町天王字長沼64 アキ タ電子株式会社内 (72)発明者 中川 成味 秋田県南秋田郡天王町天王字長沼64 アキ タ電子株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル上に被溶接物を載置した後、一
    対のローラ電極によって被溶接物をシーム溶接するシー
    ム溶接方法であって、前記テーブル上に複数の被溶接物
    を載置してシーム溶接を行なうことを特徴とするシーム
    溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の被溶接物をキャップに整列配
    置した後、前記キャリヤを前記テーブル上に載置してシ
    ーム溶接をすることを特徴とする請求項1記載のシーム
    溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記被溶接物はLCC型半導体装置とな
    るとともに、前記キャリヤは複数の被溶接物を収容しか
    つシーム溶接工程の前後の工程でそれぞれ使用されるも
    のであることを特徴とする請求項2記載のシーム溶接方
    法。
  4. 【請求項4】 被溶接物を載置するテーブルと、このテ
    ーブルの上方に配設される一対のローラ電極とを有する
    シーム溶接装置であって、前記ローラ電極を支持する電
    極ホルダ下の被溶接物に磁力が及ばないように、少なく
    とも前記電極ホルダとテーブル間には透磁率の高い材料
    で形成された遮蔽体が配設されていることを特徴とする
    シーム溶接装置。
  5. 【請求項5】 ベースと、このベース上にシーム溶接さ
    れるキャップとを有する電子部品であって、前記キャッ
    プは非磁性金属で形成されていることを特徴とする電子
    部品。
JP5293016A 1993-11-24 1993-11-24 シーム溶接方法およびシーム溶接装置ならびに電子部品 Pending JPH07147342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5293016A JPH07147342A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 シーム溶接方法およびシーム溶接装置ならびに電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5293016A JPH07147342A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 シーム溶接方法およびシーム溶接装置ならびに電子部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07147342A true JPH07147342A (ja) 1995-06-06

Family

ID=17789394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5293016A Pending JPH07147342A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 シーム溶接方法およびシーム溶接装置ならびに電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07147342A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099607A1 (ja) * 2007-02-15 2008-08-21 Akimu Corporation シーム溶接ローラユニット、シーム溶接装置
CN102837136A (zh) * 2012-09-11 2012-12-26 陕西华经微电子股份有限公司 一种异形结构封装外壳平行缝焊工艺及装置
TWI411482B (zh) * 2008-06-19 2013-10-11 Akim Corp Seam welding unit, seam welding device
CN113695725A (zh) * 2021-09-01 2021-11-26 江苏天元激光科技有限公司 应用于半导体激光器制备的平行焊接设备
CN115781115A (zh) * 2022-11-17 2023-03-14 青岛航天半导体研究所有限公司 一种扇形外壳的平行缝焊方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099607A1 (ja) * 2007-02-15 2008-08-21 Akimu Corporation シーム溶接ローラユニット、シーム溶接装置
JP2008194747A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Akim Kk シーム溶接ローラユニット、シーム溶接装置
TWI411482B (zh) * 2008-06-19 2013-10-11 Akim Corp Seam welding unit, seam welding device
CN102837136A (zh) * 2012-09-11 2012-12-26 陕西华经微电子股份有限公司 一种异形结构封装外壳平行缝焊工艺及装置
CN113695725A (zh) * 2021-09-01 2021-11-26 江苏天元激光科技有限公司 应用于半导体激光器制备的平行焊接设备
CN115781115A (zh) * 2022-11-17 2023-03-14 青岛航天半导体研究所有限公司 一种扇形外壳的平行缝焊方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0331814B1 (en) Lead frame for semiconductor device
JPH07147342A (ja) シーム溶接方法およびシーム溶接装置ならびに電子部品
US10811376B2 (en) Cu column, Cu core column, solder joint, and through-silicon via
US5453638A (en) Bonding and encapsulated three dimensional hybrid integrated circuit modules
JPH0628273B2 (ja) Ic支持フィルムとそれを塔載したキャリア
JP4342013B2 (ja) 超高集積回路のblpスタック及びその製造方法
US20170040195A1 (en) Tooling for a package enclosing electronics and methods of use thereof
US4932585A (en) Method and apparatus for solder plating an object
JPH0837225A (ja) 半導体製造用治具および前記治具を使用した検査装置
JPS58143541A (ja) 半導体装置
KR20070111569A (ko) 전자부품용 패키지의 제조방법 및 전자부품용 패키지
CN214898391U (zh) 多基岛sop引线框架的集成电路封装结构
CN113376092A (zh) 一种半导体晶片贴装到基板后的封装检测设备
JP2003001428A (ja) パッケージ封止におけるリッドの仮付け装置
JP2689621B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JPH05291739A (ja) 接続用端子及びこれを用いた装置の接続方法
US3911569A (en) Method and apparatus for bonding miniature semiconductor pill-type components to a circuit board
JPS63104397A (ja) はんだ隆起体形成方法
JP2001351938A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体製造装置
US7101736B2 (en) Method of assembling a semiconductor component and apparatus therefor
JPH06292974A (ja) パッケージ熔接方法及びその装置
JPH08219726A (ja) 検査治具
CN115376930A (zh) 一种半导体封装方法
JPH0537272A (ja) 電子部品の製造方法
JP2001085596A (ja) 段差式パッケージ