JPH07147332A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07147332A
JPH07147332A JP6179865A JP17986594A JPH07147332A JP H07147332 A JPH07147332 A JP H07147332A JP 6179865 A JP6179865 A JP 6179865A JP 17986594 A JP17986594 A JP 17986594A JP H07147332 A JPH07147332 A JP H07147332A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の製造方法に関し、下地に段差が
発生する状態で、ある条件の下に段差をなす被膜に側壁
膜を形成して段差の悪影響を緩和し、その上に在る厚い
被膜に通常のフォト・リソグラフィ技術の適用を可能に
しようとする。 【構成】 基板1表面に垂直なエッジ側面をもち且つ段
差を生成する膜厚dをもつゲート電極(ワード線)41
を形成し、ゲート電極41 を覆い且つゲート電極41
膜厚dに比較して厚い二酸化シリコン膜を形成し、その
二酸化シリコン膜を異方性エッチングしてゲート電極4
1 のエッジ側面に下地と接する底面の厚さがaで且つa
>dの条件を維持した側壁膜2Aを形成し、ゲート電極
1 と側壁膜2Aを覆う層間絶縁膜7を形成し、層間絶
縁膜7を覆う多結晶シリコン膜を形成し、所要パターン
のマスクを形成してから多結晶シリコン膜をエッチング
して実質的に垂直な側壁がゲート電極41 上に位置する
ようにパターニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下地に大きな段差が存
在しても、その上に形成した被膜のパターニングに支障
がないようにすることが可能な半導体装置の製造方法に
関する。
【0002】現在、半導体装置、特に半導体記憶装置で
は、微細な半導体素子を高集積化することが行われてい
る為、選択的に形成された被膜に依る段差が原因となっ
て種々な支障が起こっているので、それを解消しなけれ
ばならない。
【0003】
【従来の技術】図9は実用化されているダイナミック・
ランダム・アクセス・メモリ(dynamic ran
dom access memory:DRAM)の構
造を説明する為の要部切断側面図である。
【0004】図に於いて、1はp型シリコン半導体基
板、2は二酸化シリコンからなるフィールド絶縁膜、3
は二酸化シリコンからなるゲート絶縁膜、41 ,42
3 は多結晶シリコンからなるゲート電極(ワード
線)、51Aはn+ 型ソース領域、6 1A,61Bはn+ 型ド
レイン領域、7は二酸化シリコンからなる層間絶縁膜、
1A,81Bは多結晶シリコンからなるスタックト・キャ
パシタに於ける一方の電極である蓄積電極、91A,91B
は二酸化シリコンからなるスタックト・キャパシタに於
ける誘電体膜、101 は多結晶シリコンからなるセル・
プレートと呼ばれスタックト・キャパシタに於ける他方
の電極である対向電極、11は二酸化シリコンからなる
層間絶縁膜、121 は高融点金属シリサイド(例えば、
ポリサイド:polycide)からなるビット線、1
3は燐珪酸ガラス(phospho−silicate
glass:PSG)からなる層間絶縁膜、14は俗
に裏打ちと呼ばれゲート電極と共にワード線の一部をな
す電極・配線をそれぞれ示している。
【0005】このDRAMでは、例えば、ゲート電極4
1 とソース領域51Aとドレイン領域61Aとで一つのメモ
リ・セルに於けるトランスファ・ゲート・トランジスタ
をなし、電極81Aと誘電体膜91Aと電極101 とで前記
メモリ・セルに於けるメモリ・キャパシタをなし、電極
1Aがドレイン領域61Aにコンタクトすることでトラン
スファ・ゲート・トランジスタとメモリ・キャパシタと
が結合され、トランスファ・ゲート・トランジスタのオ
ン・オフでメモリ・キャパシタに情報電荷の出し入れ或
いは蓄積を行うものである。
【0006】前記したDRAMの構成や動作は、1トラ
ンジスタと1メモリ・キャパシタからなるメモリ・セル
からなる標準的なDRAMに於いては、並べて変わりな
いところであり、現在、半導体記憶装置として多用され
ているものである。尚、ドレイン領域61B、電極81B
誘電体膜91Bなどは、前記説明したメモリ・セルに隣接
するメモリ・セルの一部を構成するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体装置は更
に微細化される傾向にあり、その要求されるところから
パターンの形成には異方性エッチングが多用され、その
結果、パターンのエッジは垂直に切り立った形状をもつ
ようになり、それが進展するにつれ、下層パターンに於
ける段差の影響が増幅されて上層パターンの形成が困難
になりつつある。
【0008】その為、スピン・オン・グラス(spin
on glass)の塗布やエッチ・バックを行うな
どして段差を解消するなどの手段も採られているが、工
程が増加したり、エッチ・バックの制御などに不安定要
素があるなど難点が多い。
【0009】前記したようなことは、図9について説明
したDRAMに於いても例外ではなく、微細化が進行す
るにつれて、平面で見たメモリ・セルの面積の縮小化が
要求され、その要求に応えようとすると段差が大きくな
り、パターンの形成が甚だ困難になる。
【0010】例えば、メモリ・セルの平面的な面積が1
00〔μm2 〕程度以下になると、最早、従来通りの構
造ではメモリ・キャパシタ容量を確保することが不可能
になり、これを回避する為、メモリ・キャパシタに於け
る蓄積電極を厚く形成し、その側面に於ける面積を増加
させることでメモリ・キャパシタとして全体の面積は低
下しないようにすることが考えられている。
【0011】然しながら、そのように厚い蓄積電極をパ
ターニングするには、下地の段差、即ち、凹凸が大きく
影響する。
【0012】図10はメモリ・キャパシタ容量を確保す
る為の対策を施した高集積化DRAMを説明する為の要
部切断側面図を表し、図9に於いて用いた記号と同記号
は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0013】このDRAMが図9に見られるDRAMと
相違する点は、メモリ・セルの平面的な面積を小さくし
たことに依り、当然、メモリ・キャパシタの平面的な面
積も小さくなるので、それに依る容量不足を補う為、電
極81Aや81Bの厚さSを通常の二倍程度、即ち、例えば
0.5〔μm〕程度と厚くし、その側面の面積を大きく
することでキャパシタとして作用する面積が全体として
は低減されないようにするものである。
【0014】然しながら、そのように電極81Aや81B
厚さSを厚く形成した場合、図に矢印で指示してある部
分、即ち、電極81Aと電極81Bとの間の部分には、垂直
に切り立ったエッジをもつワード線であるゲート電極4
2 並びに43 の存在に起因する深い落ち込みが形成され
ていることと相俟って、フォト・リソグラフィに依る電
極81A,81Bなどの加工を良好に行うことができない。
【0015】本発明は、下地に段差が発生する状態にあ
るとき、ある条件の下に段差をなす被膜に側壁膜を形成
することで前記段差の悪影響を緩和し、その上に在る厚
い被膜に通常のフォト・リソグラフィ技術の適用を可能
にしようとする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では、ワード線と
して延在するゲート電極を形成するまでのプロセスには
標準的な従来の技法を適用してよいのであるが、ゲート
電極のエッジ側面は段差になるので、それを緩和する為
に側壁膜を形成することとし、しかも、その側壁膜を形
成する条件として、如何なる場合にも、フォト・リソグ
ラフィ技術に依るパターニングや被膜の段差切れなどに
悪影響が現れないようにすることが可能な限界条件を開
示する。
【0017】図1は本発明の原理を説明する為のDRA
Mを表す要部切断側面図であり、図9及び図10に於い
て用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味
を持つものとする。
【0018】図では、フィールド絶縁膜2上にワード線
であるゲート電極42 及び43 が延在し、そのエッジ側
面には、段差に緩徐な傾斜を付与する為の基礎となる側
壁膜2Aが形成され、それ等を覆って層間絶縁膜7が形
成され、その上に蓄積電極となるべき多結晶シリコン膜
8を形成した状態が表されている。
【0019】本発明者は、数多くの実験を行い、多結晶
シリコン膜8が厚い場合にも通常のフォト・リソグラフ
ィ技術にてパターニング可能とするには、前記段差に緩
徐な傾斜を付与する為の基礎となる側壁膜2Aを形成す
るのに所定の条件が必要であり、それを無視して漫然と
形成しても良い結果は得られないことを見出した。
【0020】その実験に依れば、ゲート電極42 ,43
などの厚さをdとし、また、側壁膜2Aに於ける下地と
接する底面の厚さをaとすると、a>d、とすることが
必須であり、そのようにした後、現今のDRAMに必要
とされる耐圧を確保する為、標準的な厚さ例えば100
0〔Å〕の層間絶縁膜を形成し、その上にかなり厚い多
結晶シリコン膜8を形成しても、それを通常のフォト・
リソグラフィ技術にて微細なパターニングを確実に実施
することができる。
【0021】厚さdが例えば0.4〔μm〕以下である
とき、側壁膜2Aの下端が下地と接する点でなす角度θ
を60°以下にすれば、多結晶シリコン膜8に於ける厚
さが例えば0.5〔μm〕以上であっても、正確にパタ
ーニングすることができ、このような条件は、如何なる
場合にも、a>d、で律することができる。
【0022】前記したようなことから、本発明に依る半
導体装置の製造方法に於いては、 (1)基板(例えばp型シリコン半導体基板1)表面に
対して実質的に垂直なエッジ側面をもち且つ段差を生成
する膜厚dをもった第一の導電体膜(例えば多結晶シリ
コンからなるゲート電極(ワード線)41 など)を前記
基板上に形成する工程と、次いで、前記第一の導電体膜
を覆い且つ前記第一の導電体膜の前記膜厚dに比較して
厚い膜厚の絶縁膜(例えば二酸化シリコン膜)を形成す
る工程と、次いで、前記絶縁膜を異方性エッチングして
前記第一の導電体膜のエッジ側面に下地と接する底面の
厚さがaであって且つa>dの条件を維持した側壁膜
(例えば二酸化シリコンからなる側壁膜2A)を形成す
る工程と、次いで、前記第一の導電体膜並びに前記側壁
膜を覆う層間絶縁膜(例えば二酸化シリコンからなる層
間絶縁膜7)を形成する工程と、次いで、前記層間絶縁
膜を覆う第二の導電体膜(例えば多結晶シリコン膜8)
を形成する工程と、次いで、所要パターンのマスクを形
成してから前記第二の導電体膜をエッチングして実質的
に垂直な側壁が前記第一の導電体膜上に位置するように
パターニングする(例えば蓄積電極81Aなどの形成)工
程とが含まれてなることを特徴とする。
【0023】
【作用】前記手段を採ることに依り、例えば、メモリ・
キャパシタに於ける蓄積電極を厚く形成して容量増加を
図ろうとする場合、蓄積電極となるべき厚い多結晶シリ
コン膜を精密に且つ再現性良好にパターニングすること
が可能であり、その実施に際しては、段差の原因となる
被膜の厚さ及び該被膜の側面に形成する側壁膜の厚さの
関係を考慮するのみで足り、半導体装置を高集積化する
のに適用して有効である。
【0024】図2乃至図8は本発明一実施例を解説する
為の工程要所に於ける半導体記憶装置を表す要部切断側
面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。
【0025】図2参照 2−(1) 例えば、窒化シリコン膜及び二酸化シリコン膜を積層し
てなる耐酸化性マスクを用いた選択的熱酸化法(例えば
local oxidation ofsilicon
法:LOCOS法)を適用することに依り、p型シリコ
ン半導体基板1上に二酸化シリコン膜からなるフィール
ド絶縁膜2を形成する。
【0026】2−(2) 前記耐酸化性マスクを除去してp型シリコン半導体基板
1の一部、即ち、活性領域を表出させた後、熱酸化法を
適用することに依り、厚さが例えば200〔Å〕程度で
あるゲート絶縁膜3を形成する。
【0027】2−(3) 化学気相成長(chemical vapor dep
osition:CVD)法を適用することに依り、厚
さが例えば2000〔Å〕程度である多結晶シリコン膜
を成長させる。
【0028】2−(4) 通常のフォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プ
ロセス並びにエッチング・ガスをCCl4 /O2 とする
反応性イオン・エッチング(reactive ion
etching:RIE)法を適用することに依り、
前記多結晶シリコン膜のパターニングを行って、ゲート
電極41 ,42 ,43 及びその他の電極・配線を形成す
る。
【0029】2−(5) イオン注入法を適用することに依って、ゲート電極41
などをマスクとしてAsイオンの打ち込みを行い、セル
フ・アライメント方式に依るn+ 型ソース領域(図示せ
ず)及びn+ 型ドレイン領域61Aを形成する。尚、この
際、ゲート電極41 など諸電極・配線にも不純物が導入
されて導電性化されることは云うまでもない。
【0030】図3参照 3−(1) CVD法を適用することに依り、厚さが例えば3000
〔Å〕程度である二酸化シリコン膜を形成する。
【0031】3−(2) エッチング・ガスをCF4 +O2 +H2 とするRIE法
を適用することに依り、前記二酸化シリコン膜の異方性
エッチングを行い、平面に在る二酸化シリコン膜が全て
除去されるまで継続する。
【0032】この加工を施すことに依り、ゲート電極4
1 などの側面にのみ、表面が緩徐な傾斜面をなす側壁膜
2Aが残留する。
【0033】ここに見られる側壁膜2Aが前記した条
件、a>d、を満足していることは云うまでもない。因
みに、前記異方性エッチングを行った後の側壁膜2Aの
底面に於ける厚さaは2400〔Å〕であり、ゲート電
極41 などの厚さdは前記したとおり2000〔Å〕で
ある。
【0034】図4参照 4−(1) CVD法を適用することに依り、厚さが例えば1000
〔Å〕程度である二酸化シリコンからなる層間絶縁膜7
を形成する。
【0035】図5参照 5−(1) 通常のフォト・リソグラフィ技術を適用することに依
り、層間絶縁膜7及びゲート絶縁膜3のエッチングを行
い、メモリ・キャパシタの蓄積電極コンタクト窓である
開口7Aを形成し、ドレイン領域61Aなどの一部を表出
させる。
【0036】図6参照 6−(1) CVD法を適用することに依り、厚さが例えば0.5
〔μm〕程度である多結晶シリコン膜8を形成する。
【0037】6−(2) イオン注入法を適用することに依り、例えばAsイオン
を打ち込んで多結晶シリコン膜8を導電性化する。
【0038】図7参照 7−(1) 通常のフォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プ
ロセス並びにエッチング・ガスをCCl4 /O2 とする
RIE法を適用することに依り、多結晶シリコン膜8の
パターニングを行ってメモリ・キャパシタに於ける一方
の電極である蓄積電極81A,81Bなどを形成する。
【0039】この蓄積電極81Aなどの平面の面積と側面
の面積は殆ど等しく、メモリ・セルの平面の面積が10
〔μm2 〕以下である場合、全体の面積は7〔μm2
以上にすることができる。
【0040】ところで、多結晶シリコン膜8のパターニ
ングを行う場合、本発明では、例えばゲート電極42
3 との間に側壁膜2Aが存在し、しかも、前記したよ
うに、a>d、なる条件下にある為、その間隙は、側壁
膜2Aがないか、或いは、あっても、a>d、なる条件
下にない場合に比較して著しく狭くなっている。
【0041】従って、その狭い間隙の影響を反映した層
間絶縁膜7に現れた間隙も狭いものとなっているから、
そこに入り込んだ多結晶シリコン膜8の一部の量は、側
壁膜2Aが存在しない場合に比較して大変に少ないの
で、前記多結晶シリコン膜8のパターニングを行う際の
オーバ・エッチング量は少なくて済むから、エッチング
結果は良好なものとなる。
【0042】また、側壁膜2Aがないか、或いは、あっ
ても、a>d、なる条件を満たしていない場合では、ゲ
ート電極42 などのエッジ及びその側面を覆う層間絶縁
膜7は、かなり急峻に立ち下がることになるので、多結
晶シリコン膜8をパターニングする為のマスクがずれ
て、例えば蓄積電極81Aのエッジが図に矢印で示した近
傍に位置した場合には、蓄積電極81Aのエッジと層間絶
縁膜7との立ち上がり部分との狭間で多結晶シリコン膜
8のエッチング残渣を生じたり、或いは、多結晶シリコ
ン膜8のエッジに先鋭な突起が生じてしまい、そこに電
界集中が起こったり、或いは、その上に形成する誘電体
膜などのカバレイジに問題を生じることになる。
【0043】本発明では、a>d、なる側壁膜2Aの存
在で、前記したような問題には一切無縁である。
【0044】図8(及び図9)参照 8−(1) 湿性雰囲気中に於いて熱酸化法を適用することに依り、
蓄積電極81Aなどの表面に厚さが例えば100〔Å〕程
度である二酸化シリコンからなるメモリ・キャパシタの
誘電体膜91A,91Bなどを形成する。
【0045】8−(2) この後、通常の技法を適用することに依り、多結晶シリ
コン膜からなるセル・プレートと呼ばれるメモリ・キャ
パシタに於ける他方の電極である対向電極(例えば図9
の対向電極101 )、二酸化シリコンからなる層間絶縁
膜(例えば図9の層間絶縁膜11)、ポリサイドからな
るビット線(例えば図9のビット線121 )、PSGか
らなる層間絶縁膜(例えば図9の層間絶縁膜13)、A
lからなるワード線の一部をなしている電極・配線(例
えば図9の電極・配線14)などを形成する。
【0046】前記説明した実施例に於いては、側壁膜2
Aをa>dとして設けたことが影響して蓄積電極81A
どが精密にパターニングされ、それ以後の工程に悪影響
を与えていないことは勿論である。
【0047】
【発明の効果】本発明に依る半導体装置の製造方法に於
いては、膜厚dをもった第一の導電体膜を基板上に形成
し、第一の導電体膜を覆い且つ第一の導電体膜の膜厚d
に比較して厚い膜厚の絶縁膜を形成し、絶縁膜を異方性
エッチングして第一の導電体膜のエッジ側面に下地と接
する底面の厚さがaであって且つa>dの条件を維持し
た側壁膜を形成し、第一の導電体膜並びに側壁膜を覆う
層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜を覆う第二の導電体膜
を形成し、所要パターンをもつマスクを形成してから第
二の導電体膜をエッチングして実質的に垂直な側壁が第
一の導電体膜上に位置するようにパターニングする。
【0048】前記構成を採ることに依り、例えば、メモ
リ・キャパシタに於ける蓄積電極を厚く形成して容量増
加を図るようにする際、蓄積電極となるべき厚い多結晶
シリコン膜を精密且つ再現性良好にパターニングするこ
とが可能となって、半導体装置を高集積化する為に有効
であり、また、その構造を実現させる為には、段差の原
因となる被膜の厚さと該被膜の側面に形成する側壁膜の
厚さとの関係を考慮するのみで足りるので、その実施に
何らの困難もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する為のDRAMを表す要
部切断側面図である。
【図2】本発明一実施例を解説する為の工程要所に於け
る半導体記憶装置を表す要部切断側面図である。
【図3】本発明一実施例を解説する為の工程要所に於け
る半導体記憶装置を表す要部切断側面図である。
【図4】本発明一実施例を解説する為の工程要所に於け
る半導体記憶装置を表す要部切断側面図である。
【図5】本発明一実施例を解説する為の工程要所に於け
る半導体記憶装置を表す要部切断側面図である。
【図6】本発明一実施例を解説する為の工程要所に於け
る半導体記憶装置を表す要部切断側面図である。
【図7】本発明一実施例を解説する為の工程要所に於け
る半導体記憶装置を表す要部切断側面図である。
【図8】本発明一実施例を解説する為の工程要所に於け
る半導体記憶装置を表す要部切断側面図である。
【図9】実用化されているダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリ(dynamic random ac
cess memory:DRAM)の構造を説明する
為の要部切断側面図である。
【図10】メモリ・キャパシタ容量を確保する為の対策
を施した高集積化DRAMを説明する為の要部切断側面
図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド絶縁膜 2A 側壁膜 3 ゲート絶縁膜 41 ゲート電極(ワード線) 42 ゲート電極(ワード線) 43 ゲート電極(ワード線) 51A+ 型ソース領域 61A+ 型ドレイン領域 61B+ 型ドレイン領域 7 層間絶縁膜 7A 開口 8 多結晶シリコン膜 81A 蓄積電極 81B 蓄積電極 91A 誘電体膜 91B 誘電体膜 101 対向電極 11 層間絶縁膜 121 ビット線 13 層間絶縁膜 14 電極・配線 a 側壁膜が下地と接する底面の厚さ d ゲート電極の厚さ S 蓄積電極の厚さ θ 側壁膜の下端が下地と接する点でなす角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板表面に対して実質的に垂直なエッジ側
    面をもち且つ段差を生成する膜厚dをもつた第一の導電
    体膜を前記基板上に形成する工程と、 次いで、前記第一の導電体膜を覆い且つ前記第一の導電
    体膜の前記膜厚dに比較して厚い膜厚の絶縁膜を形成す
    る工程と、 次いで、前記絶縁膜を異方性エッチングして前記第一の
    導電体膜のエッジ側面に下地と接する底面の厚さがaで
    あって且つa>dの条件を維持した側壁膜を形成する工
    程と、 次いで、前記第一の導電体膜並びに前記側壁膜を覆う層
    間絶縁膜を形成する工程と、 次いで、前記層間絶縁膜を覆う第二の導電体膜を形成す
    る工程と、 次いで、所要パターンをもつマスクを形成してから前記
    第二の導電体膜をエッチングして実質的に垂直な側壁が
    前記第一の導電体膜上に位置するようにパターニングす
    る工程とが含まれてなることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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JPS62190869A (ja) * 1986-02-18 1987-08-21 Matsushita Electronics Corp 半導体記憶装置
JPS62252974A (ja) * 1986-03-07 1987-11-04 テキサス インスツルメンツ インコ−ポレイテツド 集積回路装置

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