JPH07145864A - ダストブーツ装着方法 - Google Patents

ダストブーツ装着方法

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Publication number
JPH07145864A
JPH07145864A JP31600293A JP31600293A JPH07145864A JP H07145864 A JPH07145864 A JP H07145864A JP 31600293 A JP31600293 A JP 31600293A JP 31600293 A JP31600293 A JP 31600293A JP H07145864 A JPH07145864 A JP H07145864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust boot
shaft
mounting
roller
small opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP31600293A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomi Takahashi
尚己 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Seimitsu Industry Co Ltd filed Critical Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority to JP31600293A priority Critical patent/JPH07145864A/ja
Publication of JPH07145864A publication Critical patent/JPH07145864A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing Devices (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 両端が開口されたダストブーツ4の一端大開
口部7がハウジング3開口部に固定され、他端小開口部
9がハウジングの内側に同心状に配された軸2の端面よ
り内方に形成された周状溝部5に密接されるダストブー
ツ装着方法において、軸の径方向に回転可能に係止され
た円盤状のローラー14を備えた取り付け治具1を軸の
軸心を中心に一方方向に少なくとも1回転以上させて前
記ダストブーツ開口部を、ローラーにて押圧を加え、前
記周状溝部に装着させるダストブーツ装着方法。 【効果】 ローラーが転がり接触しながらダストブーツ
小開口部を軸の周状溝部に押し込むのでダストブーツに
無理な力が加わらず従って、ダストブーツ装着時にダス
トブーツにキズがず、ダストブーツの耐久性が向上す
る。またダストブーツの装着がより確実となりダストブ
ーツ装着についての生産性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばボールジョイン
トや摺動ブッシュ等可動接合部にダストブーツが装着さ
れる一般機構装置のダストブーツ装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールジョイントには、図3に示
す如く両端が開口され一端大開口部107がハウジング
103開口部106に固定され、他端小開口部109が
ハウジング103と同心状に配された軸102の端面1
18より内方に形成された周状溝部105に密接し、ゴ
ミや異物の侵入を防ぐダストブーツ104が装着されて
いる。
【0003】このボールジョイントは、図3下半部に示
す如く、開口部106内周に周状凹部122が形成され
た円筒状のハウジング103と、ハウジング103の内
側に同心状に配され軸102の端面118より内方に周
状溝部105が形成された軸102と、円筒状で両端が
開口され一端大開口部107が円筒状のハウジング10
3内周の周状凹部122に固定され、他端小開口部10
9内周に環状のダストリップ108が設けられ周状溝部
105に密接されるダストブーツ104とから構成され
ている。
【0004】以下に従来のダストブーツ装着方法につい
て述べる。まず、予め図示されぬ外径カップ状の取り付
け治具によりダストブーツ104大開口部107を円筒
状のハウジング103内周の周状凹部122に圧入固定
する。次に、図4に示すが如く、軸102の端部121
外径より若干大きい内径を有し、ダストブーツ104小
開口部109より肉厚が大なる外形カップ状の取り付け
治具101により、図3上半部に示すが如くその取り付
け治具101の開口端面110を、ダストブーツ104
小開口部109の外周端部124に当てて、図3下半部
に示すが如く、ダストブーツ104外周端部124を軸
方向に周状溝部105まで押圧して、小開口部109を
軸102の周状溝部105に装着させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きダストブー
ツ104の装着方法によると、図5(a)に示すが如
く、取り付け治具101がダストブーツ104小開口部
109の外周端部124を押す際に取り付け治具101
の内径と軸102の端部121外径との間に発生した隙
間Aに、ダストブーツ104小開口部105の外周端部
124が局部的に変形され挟まれたまま押し込まれ、ダ
ストブーツ104小開口部109の外周端部124にキ
ズが付く事があった。これは取り付け治具101の内径
と軸102の外径との間に隙間Aを形成しないと軸10
2の加工上の寸法公差や機構上のガタを吸収出来ないた
め、どうしてもこの隙間Aが必要となる。もしダストブ
ーツ104にキズが付くとダストブーツ104の耐久性
が著しく損なわれることになる。またかかる取り付け治
具101を用いると、図5(b)に示すが如く、ダスト
ブーツ104小開口部109が周状溝部105から外れ
てしまうことがあり、確実に装着出来ない課題があっ
た。これは取り付け治具101の内径と軸102の端部
121外径との間に発生した隙間Aにダストブーツ10
4外周端部124のかど125が挟まれ、外周端部12
4がハネて周状溝部105から小開口部109が脱れて
しまう事があった。そのためダストブーツ104装着に
関する生産性を損なうことになった。
【0006】従って、本発明は上述の如き問題を解決
し、ダストブーツ104の耐久性を向上させると共に、
ダストブーツ104装着の生産性を向上させるダストブ
ーツ104の装着方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の如き装着
方法である。
【0008】両端が開口されたダストブーツの一端大開
口部がハウジング開口部に固定され、他端小開口部がハ
ウジングと同心状に配された軸の端面より内方に形成さ
れた周状溝部に密接するダストブーツ装着方法におい
て、軸の径方向に回転可能に係止された円盤状のローラ
ーを備えた取り付け治具を軸の軸心を中心に一方方向に
少なくとも1回転以上させてダストブーツ小開口部をロ
ーラーにて押圧を加え、周状溝部に装着させる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2を用いて説明
する。
【0010】図1上半部にに示す如く20はボールジョ
イントであり、開口部6を有し開口端部内周に周状凹部
22が形成された円筒状のハウジング3と、ハウジング
3の内側に同心状に円筒状の柄部17と球体16とが一
体に形成され、柄部17の端面18より内方に周状溝部
5が形成された軸2が配されている。そして軸2とハウ
ジング3との間には球体16を摺動可能に包持する樹脂
製のベアリング25が配されている。4はダストブーツ
であり、円筒状で両端が開口され一端大開口部7に断面
L字の環状のカラー26が埋設され他端小開口部9内周
端部に環状のダストリップ8が設けられ、ゴム弾性体に
より形成されている。図1下半部に示す如く、そのダス
トブーツ4一端大開口部7は円筒状のハウジング3内周
の周状凹部22に圧入固定され、他端小開口部9内周端
部21が周状溝部5に密接される。以上のようにボール
ジョイント20は構成されている。
【0011】そして次に図2に示す如く、1はダストブ
ーツ4を軸2に形成された周状溝部5に装着するための
取り付け治具であり、円盤状のベース10に固定用のネ
ジ孔15が3つ周状等間隔に開口され、ベース10の一
面に垂直に板状のフランジ部11を設けられている。そ
のフランジ部11の先端と円盤状のローラー14の中心
とに軸2の径方向に貫通孔19が明けられ、ピン12と
ローラー14及びフランジ部11との間には円筒状のブ
ッシュ13が介装され、ピン12により回転可能に軸支
されたローラー14が設置されている。
【0012】前記取り付け治具1先端にボルトにより取
り付けられた図示せぬアーム部が軸2と同軸に配置さ
れ、エアーシリンダーにより軸2方向に前進後退が自在
に操作されると共にサーボモーターにより回転される。
【0013】次に、上述の取り付け治具1を用いた本発
明のダストブーツ4装着方法を図1により説明する。
【0014】まず、円筒状のベアリング25に軸2を挿
入し球体16をベアリング25で包持させる。次に円筒
状のハウジング3に球体16をベアリング25で包持さ
れた軸を挿入する。そして、図示せぬ環状のプラグをハ
ウジング3開口に圧入しベアリング25を固定させる。
更に図示されぬ外径カップ状の取り付け治具によりダス
トブーツ4一端大開口部7を円筒状のハウジング3内周
の周状凹部22に圧入固定する。すると図1上半部示す
如く、他端小開口部9内周端部に柄部17外径が端面1
8に到るまで覆われる。次にローラー14の端部をダス
トブーツ4小開口部9外周端部24に当てる。そして次
に図1下半部に示す如く、ローラー14の端部でダスト
ブーツ4小開口部9外周端部24を周状溝部5の外側位
置Bにまで押圧する。次にその位置のまま上述の如き取
り付け治具1のベース10の中心を軸2の軸心と同軸に
して一方方向に少なくとも1回転以上させる。するとロ
ーラー14とダストブーツ4小開口部9外周端部24と
が1か所で接触しているため取り付け治具1が回転させ
られるのに伴ってローラー14が追従回転し、ローラー
14と接触した箇所から順次ダストブーツ4一端小開口
部9を軸2の周状溝部5に嵌め込ことができる。
【0015】従って、軸2径方向に回転可能に係止され
た円盤状のローラー14を備えた取り付け治具1を軸2
の軸心を中心に一方方向に少なくとも1回転以上させて
ダストブーツ4一端小開口部9を周状溝部5に装着させ
るダストブーツ4装着方法によるため、従来例とは異な
りダストブーツ4小開口部9外周端部24を軸2方向に
押圧するだけではなく、、ローラー14がころがり押圧
して軸2の周状溝部5に嵌め込むため外周端部24にキ
ズがつかない。またローラー14がダストブーツ4小開
口部9外周端部24を全周に亘り押圧するためローラー
14と接触する箇所が1箇所づつ連続して押圧されるの
で必ず軸2の周状溝部5にダストブーツ4小開口部9が
嵌め込まれる。従って従来例の如く取り付け治具を用い
ても、取り付け治具内径と軸外径との間に発生した隙間
Aにダストブーツ外周端部のかどが挟まれ、外周端部が
ハネて周状溝部から小開口部が脱れることがない。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軸の径方
向に回転可能に係止された円盤状のローラーを備えた取
り付け治具を軸の軸心を中心に一方方向にすくなくとも
1回転以上させてダストブーツ一端小開口部にローラー
にて押圧を加えながら前記周状溝部に装着させるダスト
ブーツ装着方法によるためローラーが転がり接触しなが
らダストブーツ小開口部を軸の周状溝部に押し込むので
ダストブーツに無理な力が加わらず従って、ダストブー
ツ装着時にダストブーツにキズがず、ダストブーツの耐
久性が向上する。またダストブーツの装着がより確実と
なりダストブーツ装着についての生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダストブーツ装着手順を示す要部断面
図であり、上半部は装着開始時、下半部は装着終了時を
示す。
【図2】本発明のダストブーツ取り付け治具を示し、
(a)は断面図、(b)は正面図、(c)は平面図であ
る。
【図3】従来のダストブーツ装着手順を示す要部断面図
であり、上半部は装着開始時、下半部は装着終了時を示
す。
【図4】従来のダストブーツ取り付け治具を示し、
(a)は断面図、(b)は正面図である。
【図5】従来のダストブーツ取り付け要部断面図であ
り、(a),(b)それぞれ課題となる点を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 取り付け治具 2 軸 3 ハウジング 4 ダストブーツ 5 溝部 6 開口部 7 大開口部 9 小開口部 14 ローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口されたダストブーツ(4)の
    一端大開口部(7)がハウジング(3)開口部(6)に
    固定され、他端小開口部(9)がハウジング(3)の内
    側に同心状に配された軸(2)の端面より内方に形成さ
    れた周状溝部(5)に密接されるダストブーツ装着方法
    において、軸(2)の径方向に回転可能に係止された円
    盤状のローラー(14)を備えた取り付け治具(1)を
    軸(2)の軸心を中心に一方方向に少なくとも1回転以
    上させて前記ダストブーツ(4)小開口部(9)を、ロ
    ーラー(14)にて押圧を加え、前記周状溝部(5)に
    装着させるダストブーツ装着方法。
JP31600293A 1993-11-22 1993-11-22 ダストブーツ装着方法 Pending JPH07145864A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31600293A JPH07145864A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 ダストブーツ装着方法

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JPH07145864A true JPH07145864A (ja) 1995-06-06

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ID=18072151

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JP (1) JPH07145864A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111237463A (zh) * 2020-02-18 2020-06-05 江苏丰尚智能科技有限公司 一种轴端密封机构

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