JPH0714572B2 - 金属切断用鋸刃 - Google Patents
金属切断用鋸刃Info
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- JPH0714572B2 JPH0714572B2 JP60291894A JP29189485A JPH0714572B2 JP H0714572 B2 JPH0714572 B2 JP H0714572B2 JP 60291894 A JP60291894 A JP 60291894A JP 29189485 A JP29189485 A JP 29189485A JP H0714572 B2 JPH0714572 B2 JP H0714572B2
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- JP
- Japan
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- tooth
- teeth
- saw blade
- straight
- cutting
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/12—Straight saw blades; Strap saw blades
- B23D61/121—Types of set; Variable teeth, e.g. variable in height or gullet depth; Varying pitch; Details of gullet
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属切断用鋸刃に係り、さらに詳細には帯鋸、
丸鋸あるいはハクソーのごとき鋸刃に関する。
丸鋸あるいはハクソーのごとき鋸刃に関する。
従来、例えば金属製の大きなワークピースを切断（切
削）する装置として、帯鋸盤が使用されている。帯鋸盤
に使用される帯鋸刃においては、例えばびびり振動や騒
音等に対応するために、あさりのパターンをレーカーセ
ット，ウエーブセットあるいはストレートセットなど種
々のパターンに設定したり、また各歯のピッチを不等ピ
ッチにしたりしている。さらには例えばステンレス鋼の
ごとき難削材に対応すべく、各歯の歯高寸法を異にする
帯鋸刃も開発されている。
削）する装置として、帯鋸盤が使用されている。帯鋸盤
に使用される帯鋸刃においては、例えばびびり振動や騒
音等に対応するために、あさりのパターンをレーカーセ
ット，ウエーブセットあるいはストレートセットなど種
々のパターンに設定したり、また各歯のピッチを不等ピ
ッチにしたりしている。さらには例えばステンレス鋼の
ごとき難削材に対応すべく、各歯の歯高寸法を異にする
帯鋸刃も開発されている。
また技術の進歩した今日においては、工作機械の高精
度，高能率化が要求されており、帯鋸盤への影響も漏れ
ることなく切断精度が大きな問題としてクローズアップ
されている。
度，高能率化が要求されており、帯鋸盤への影響も漏れ
ることなく切断精度が大きな問題としてクローズアップ
されている。
すなわち、帯鋸盤の切断精度に一次的に影響をおよぼす
のは、この帯鋸盤に使用される帯鋸刃である。帯鋸刃の
歯先の構成は帯鋸刃の厚み方向（左右方向）に屈曲した
左右のあさり歯と、左右に屈曲を行なわない直歯との組
合わせによって、各歯のあさりのパターンを設定してい
るのが一般的である。
のは、この帯鋸盤に使用される帯鋸刃である。帯鋸刃の
歯先の構成は帯鋸刃の厚み方向（左右方向）に屈曲した
左右のあさり歯と、左右に屈曲を行なわない直歯との組
合わせによって、各歯のあさりのパターンを設定してい
るのが一般的である。
例えばレーカーセットでは右方向への屈曲を行なった右
あさり歯と、左方向への屈曲を行なった左あさり歯とを
連続して一対としたものと、左右方向への屈曲を行なわ
ない直歯との計３歯を１グループ（セット）として構成
されており、鋸刃の進行方向の順序において直歯の直前
の１歯は、必ず右あさり歯であるかまた別の場合には左
あさり歯というように、同一方向に規定されているのが
普通である。
あさり歯と、左方向への屈曲を行なった左あさり歯とを
連続して一対としたものと、左右方向への屈曲を行なわ
ない直歯との計３歯を１グループ（セット）として構成
されており、鋸刃の進行方向の順序において直歯の直前
の１歯は、必ず右あさり歯であるかまた別の場合には左
あさり歯というように、同一方向に規定されているのが
普通である。
例えばレーカーセットの各歯の切削順序が右あさり歯、
左あさり歯、直歯であるとき、直歯の直前の１歯は、必
ず左あさり歯でその前は右あさり歯である。ここで直歯
を基準として鋸刃の進行方向に考えた場合、直歯と左あ
さり歯の距離が１ピッチであり、直歯と右あさり歯の距
離が２ピッチであることに着目すると、直歯の左コーナ
より右コーナの方の負荷が大きく、したがって直歯の左
コーナーの摩耗より直歯の右コーナーの摩耗の方が大き
くなる。
左あさり歯、直歯であるとき、直歯の直前の１歯は、必
ず左あさり歯でその前は右あさり歯である。ここで直歯
を基準として鋸刃の進行方向に考えた場合、直歯と左あ
さり歯の距離が１ピッチであり、直歯と右あさり歯の距
離が２ピッチであることに着目すると、直歯の左コーナ
より右コーナの方の負荷が大きく、したがって直歯の左
コーナーの摩耗より直歯の右コーナーの摩耗の方が大き
くなる。
而して直歯の片摩耗を起して切り曲りを生じやすいとい
う問題がある。
う問題がある。
この問題はレーカーセットのみならず、直歯の直前の１
歯が必ず右あさり歯であるかまたは左あさり歯となる構
成で設けられている鋸刃のすべてに生じるものである。
歯が必ず右あさり歯であるかまたは左あさり歯となる構
成で設けられている鋸刃のすべてに生じるものである。
本発明は上記のごとき従来の問題に鑑みて創作したもの
で、ワークピースの切削を行なうときに、鋸刃の歯先の
摩耗を、その鋸刃の全長に関して考えた場合に均一にし
て、切り曲りを生じ難くした鋸刃を提供するものであ
る。
で、ワークピースの切削を行なうときに、鋸刃の歯先の
摩耗を、その鋸刃の全長に関して考えた場合に均一にし
て、切り曲りを生じ難くした鋸刃を提供するものであ
る。
上記目的を達成するために、本発明は、鋸刃の切削進行
方向に対して、目立加工を行うことなしに右方向に折曲
げた右あさり歯と、目立加工を行うことなしに左方向に
折曲げた左あさり歯と、目立加工およびあさり出しを行
わない直歯との組合せで構成され、かつ適数の歯の歯高
寸法を異にする金属切断用鋸刃であって、同方向へのあ
さり歯及び歯高寸法の最も小さなあさり歯は隣接して連
続することなく配置され、かつ直歯の直前で切削作用を
行うあさり歯が右あさり歯の場合と左あさり歯の場合と
を交互に繰り返して設けた構成である。
方向に対して、目立加工を行うことなしに右方向に折曲
げた右あさり歯と、目立加工を行うことなしに左方向に
折曲げた左あさり歯と、目立加工およびあさり出しを行
わない直歯との組合せで構成され、かつ適数の歯の歯高
寸法を異にする金属切断用鋸刃であって、同方向へのあ
さり歯及び歯高寸法の最も小さなあさり歯は隣接して連
続することなく配置され、かつ直歯の直前で切削作用を
行うあさり歯が右あさり歯の場合と左あさり歯の場合と
を交互に繰り返して設けた構成である。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
るに、実施例は帯鋸刃の場合について例示するけれど
も、本発明は帯鋸刃に限ることなく、丸鋸刃あるいはハ
クソーなどの種々の鋸刃にも実施可能である。
るに、実施例は帯鋸刃の場合について例示するけれど
も、本発明は帯鋸刃に限ることなく、丸鋸刃あるいはハ
クソーなどの種々の鋸刃にも実施可能である。
まず、第１図（ａ）〜（ｄ）を参照するに、鋸刃１はワ
ークピースＷの切削を行なうときに、鋸刃１の進行方向
（矢印Ａ方向）に見て目立加工を行うことなしに右方向
への屈曲を行なった右あさり歯3R,7R,13Rと、目立加工
を行うことなしに左方向への屈曲を行なった左あさり歯
5L,11L,15Lおよび目立加工及び左右方向への屈曲を行な
わない直歯9S,17Sとの計８歯を１グループ（セット）と
して構成されている。
ークピースＷの切削を行なうときに、鋸刃１の進行方向
（矢印Ａ方向）に見て目立加工を行うことなしに右方向
への屈曲を行なった右あさり歯3R,7R,13Rと、目立加工
を行うことなしに左方向への屈曲を行なった左あさり歯
5L,11L,15Lおよび目立加工及び左右方向への屈曲を行な
わない直歯9S,17Sとの計８歯を１グループ（セット）と
して構成されている。
各歯の切削順序は右あさり歯3R,左あさり歯5L,右あさり
歯7R,直歯9S,左あさり歯11L,右あさり歯13R,左あさり歯
15Lおよび直歯17Sの順であり、同方向へのあさり歯が隣
接して連続することのないように配置してある。この例
で示す鋸刃１ではワークピースＷの切削を行なうとき
に、鋸刃１の進行方向（Ａ方向）の順序において、直歯
9Sの直前に位置する歯は右あさり歯7Rであり、また直歯
17Sの直前に位置する歯は左あさり歯15Lである。
歯7R,直歯9S,左あさり歯11L,右あさり歯13R,左あさり歯
15Lおよび直歯17Sの順であり、同方向へのあさり歯が隣
接して連続することのないように配置してある。この例
で示す鋸刃１ではワークピースＷの切削を行なうとき
に、鋸刃１の進行方向（Ａ方向）の順序において、直歯
9Sの直前に位置する歯は右あさり歯7Rであり、また直歯
17Sの直前に位置する歯は左あさり歯15Lである。
すなわち、鋸刃１の進行方向（Ａ方向）の順序において
直歯の直前の１歯においては鋸刃長さ方向に全数が右な
ら右、左なら左のように同一方向のあさり歯であること
を避けるように、右あさり歯と左あさり歯を、直歯の直
前の１歯について交互に左右均等な数をもって配置した
ものである。
直歯の直前の１歯においては鋸刃長さ方向に全数が右な
ら右、左なら左のように同一方向のあさり歯であること
を避けるように、右あさり歯と左あさり歯を、直歯の直
前の１歯について交互に左右均等な数をもって配置した
ものである。
第１図（ａ）〜（ｄ）に示した１グループの鋸刃１で
は、右あさり歯は3R,7R,13Rの計３歯であり、左あさり
歯も5L,11L,15Lの計３歯である。よって左右方向のバラ
ンスは均等であり、しかも前述したように直歯9Sの直前
に位置する歯は右あさり歯7Rであり、また直歯17Sの直
前に位置する歯は左あさり歯15Lとなっており、鋸刃１
の進行方向（Ａ方向）の順序において、直歯の直前に全
数が同一方向のあさり歯となることを避けている。
は、右あさり歯は3R,7R,13Rの計３歯であり、左あさり
歯も5L,11L,15Lの計３歯である。よって左右方向のバラ
ンスは均等であり、しかも前述したように直歯9Sの直前
に位置する歯は右あさり歯7Rであり、また直歯17Sの直
前に位置する歯は左あさり歯15Lとなっており、鋸刃１
の進行方向（Ａ方向）の順序において、直歯の直前に全
数が同一方向のあさり歯となることを避けている。
したがって、この鋸刃１の歯先摩耗状態は第１図（ｄ）
に示すようになる。すなわち、直歯9Sは右コーナC2に比
べて左コーナーC1の方の摩耗が大きくなるが、直歯17S
は左コーナーC3に比べて右コーナーC4の方の摩耗が大き
くなり、鋸刃１の全体に関しては左右均一な摩耗状態と
なる。
に示すようになる。すなわち、直歯9Sは右コーナC2に比
べて左コーナーC1の方の摩耗が大きくなるが、直歯17S
は左コーナーC3に比べて右コーナーC4の方の摩耗が大き
くなり、鋸刃１の全体に関しては左右均一な摩耗状態と
なる。
上記実施例は右方向への屈曲を行なった右あさり歯の３
歯と、左方向への屈曲を行なった左あさり歯の３歯と、
左右方向への屈曲を行なわない直歯の２歯との計８歯を
１グループ（セット）として説明したが、鋸刃の切削進
行方向に対して、順に右あさり歯，左あさり歯、直歯，
左あさり歯、右あさり歯および直歯と配置した６歯を１
グループ（セット）とした構成の鋸刃も用いられる。ま
た、鋸刃の切削進行方向に対して、順に右あさり歯、左
あさり歯、右あさり歯、直歯の後、左あさり歯、右あさ
り歯、左あさり歯、直歯をくり返す構成の鋸刃とするこ
とも可能である。
歯と、左方向への屈曲を行なった左あさり歯の３歯と、
左右方向への屈曲を行なわない直歯の２歯との計８歯を
１グループ（セット）として説明したが、鋸刃の切削進
行方向に対して、順に右あさり歯，左あさり歯、直歯，
左あさり歯、右あさり歯および直歯と配置した６歯を１
グループ（セット）とした構成の鋸刃も用いられる。ま
た、鋸刃の切削進行方向に対して、順に右あさり歯、左
あさり歯、右あさり歯、直歯の後、左あさり歯、右あさ
り歯、左あさり歯、直歯をくり返す構成の鋸刃とするこ
とも可能である。
次に、本発明の第２実施例を第２図（ａ）〜（ｃ）を参
照して説明するに、鋸刃１はワークピースＷの切削を行
なうときに、ワークピースＷに対する切込み方向（図示
の矢印Ｂ方向）に先行する直歯19Sの次に順に配置した
右あさり歯21R,左あさり歯23L,右あさり歯25R,左あさり
歯27L,右あさり歯29R,直歯31S,左あさり歯33L,右あさり
歯35R,左あさり歯37L、右あさり歯39Rおよび左あさり歯
41Lの計12ケの歯を１つのグループ（セット）として備
えている。なお、上記各あさり歯は、同方向へのあさり
歯が隣接して連続することなく配置してある。
照して説明するに、鋸刃１はワークピースＷの切削を行
なうときに、ワークピースＷに対する切込み方向（図示
の矢印Ｂ方向）に先行する直歯19Sの次に順に配置した
右あさり歯21R,左あさり歯23L,右あさり歯25R,左あさり
歯27L,右あさり歯29R,直歯31S,左あさり歯33L,右あさり
歯35R,左あさり歯37L、右あさり歯39Rおよび左あさり歯
41Lの計12ケの歯を１つのグループ（セット）として備
えている。なお、上記各あさり歯は、同方向へのあさり
歯が隣接して連続することなく配置してある。
上記直歯19Sおよび31Sは例えば鋸刃１の幅の中心を基準
位置Ｆとした場合、この基準位置Ｆからの歯先部19Pお
よび31Pまでの歯高寸法19H,31Hを左あさり歯23L,右あさ
り歯29R、右あさり歯35Rおよび左あさり歯41Lにおける
基準位置Ｆから各歯先部23P,29P,35Pおよび41Pまでの歯
高寸法23H,29H,35Hおよび41Hより大きく形成してある。
位置Ｆとした場合、この基準位置Ｆからの歯先部19Pお
よび31Pまでの歯高寸法19H,31Hを左あさり歯23L,右あさ
り歯29R、右あさり歯35Rおよび左あさり歯41Lにおける
基準位置Ｆから各歯先部23P,29P,35Pおよび41Pまでの歯
高寸法23H,29H,35Hおよび41Hより大きく形成してある。
また、右あさり歯21R,右あさり歯25R,左あさり歯27L,左
あさり歯33L,左あさり歯37Lおよび右あさり歯39Rの基準
位置Ｆから各歯先部21P,25P,27P,33P,37Pおよび39Pまで
の歯高寸法21H,25H,27H,33H,37Hおよび39Hは直歯19S,31
Sと同じ高さに形成してある。なお、歯高寸法21H,25H,2
7H,33H,37H,および39Hは、歯高寸法23H,29H,35Hおよび4
1Hよりは高く、直歯19S,31Sの歯高寸法19H,31Hより低く
してもよい。
あさり歯33L,左あさり歯37Lおよび右あさり歯39Rの基準
位置Ｆから各歯先部21P,25P,27P,33P,37Pおよび39Pまで
の歯高寸法21H,25H,27H,33H,37Hおよび39Hは直歯19S,31
Sと同じ高さに形成してある。なお、歯高寸法21H,25H,2
7H,33H,37H,および39Hは、歯高寸法23H,29H,35Hおよび4
1Hよりは高く、直歯19S,31Sの歯高寸法19H,31Hより低く
してもよい。
以上のごとき構成の鋸刃１によりワークピースＷの切断
（切削）を行なうとき、歯高寸法（19H）が最も大きな
直歯19SがワークピースＷに最初に切込み、次に歯高寸
法（21H,25H,27H）が次に大きな右あさり歯21R,右あさ
り歯25R,左あさり歯27Lが、さらに続いて左あさり歯23
L,右あさり歯29RがワークピースＷに切込む。次に直歯3
1S,左あさり歯33L,左あさり歯37L,右あさり歯39R,右あ
さり歯35R,左あさり歯41Lと順に切込むことになる。
（切削）を行なうとき、歯高寸法（19H）が最も大きな
直歯19SがワークピースＷに最初に切込み、次に歯高寸
法（21H,25H,27H）が次に大きな右あさり歯21R,右あさ
り歯25R,左あさり歯27Lが、さらに続いて左あさり歯23
L,右あさり歯29RがワークピースＷに切込む。次に直歯3
1S,左あさり歯33L,左あさり歯37L,右あさり歯39R,右あ
さり歯35R,左あさり歯41Lと順に切込むことになる。
而して、左あさり歯23L,右あさり歯29R,右あさり歯35R
および左あさり歯41Lは歯高寸法を最も小さく設けてあ
り、かつ第２図（ａ）から明らかなように、互いに隣接
して連続することのないように配置してあるから、左あ
さり歯23L,右あさり歯29R,右あさり歯35Rおよび左あさ
り歯41Lに続く歯高寸法の大きい歯である右あさり歯25
R、直歯31S,左あさり歯37Lおよび直歯19Sの負荷を低減
する。しかも、直歯19S,31Sの直前の１歯は左あさり歯4
1L,右あさり歯29Rと配置してある。すなわち、直歯の直
前の１歯は交互に左右均等な数をもって配置してあるか
ら鋸刃１の歯先摩耗状態は第１図（ｄ）に示すと同様な
状態となり、鋸刃１の全体に関して左右均一な摩耗とな
る。
および左あさり歯41Lは歯高寸法を最も小さく設けてあ
り、かつ第２図（ａ）から明らかなように、互いに隣接
して連続することのないように配置してあるから、左あ
さり歯23L,右あさり歯29R,右あさり歯35Rおよび左あさ
り歯41Lに続く歯高寸法の大きい歯である右あさり歯25
R、直歯31S,左あさり歯37Lおよび直歯19Sの負荷を低減
する。しかも、直歯19S,31Sの直前の１歯は左あさり歯4
1L,右あさり歯29Rと配置してある。すなわち、直歯の直
前の１歯は交互に左右均等な数をもって配置してあるか
ら鋸刃１の歯先摩耗状態は第１図（ｄ）に示すと同様な
状態となり、鋸刃１の全体に関して左右均一な摩耗とな
る。
さらに、鋸刃１の各歯19S,21R,23L,25R,27L,29R,31S,33
L,35R,37L,39Rおよび41Lにチップ19C,21C,23C,25C,27C,
29C,31C,33C,35C,37C,39Cおよび41Cを固着して構成した
場合には、第３図（ａ），（ｂ）に示すように、各チッ
プ19C〜41Cの歯高寸法を異にすると共に、歯高寸法の小
さなチップほど歯先部の幅寸法を大きく構成することに
より、前述の実施例と同様の作用、効果を奏し得るもの
である。
L,35R,37L,39Rおよび41Lにチップ19C,21C,23C,25C,27C,
29C,31C,33C,35C,37C,39Cおよび41Cを固着して構成した
場合には、第３図（ａ），（ｂ）に示すように、各チッ
プ19C〜41Cの歯高寸法を異にすると共に、歯高寸法の小
さなチップほど歯先部の幅寸法を大きく構成することに
より、前述の実施例と同様の作用、効果を奏し得るもの
である。
第３図（ａ）に示されるように、直歯19S,31Sの歯先部1
9P,31Pと、複数のあさり歯である21R,23L,25R,27L,29R,
33L,35R,37L,39Rおよび41Lの歯先部21P,23P,25P,27P,29
P,33P,35P,37P,39Pおよび41Pとの適数が、鋸刃１の切削
方向Ａに対して適宜に傾斜した直線あるいは適宜個々の
半径の円弧Ｌ上に位置するように配置する構成として刃
高寸法を異にすることも可能である。
9P,31Pと、複数のあさり歯である21R,23L,25R,27L,29R,
33L,35R,37L,39Rおよび41Lの歯先部21P,23P,25P,27P,29
P,33P,35P,37P,39Pおよび41Pとの適数が、鋸刃１の切削
方向Ａに対して適宜に傾斜した直線あるいは適宜個々の
半径の円弧Ｌ上に位置するように配置する構成として刃
高寸法を異にすることも可能である。
第４図（ａ）および（ｂ）は第２図（ｃ）の別の態様を
示すものであり、第４図（ａ）は直歯19Sの両角部を研
削して両側部に同傾斜の傾斜部19Bを形成し、直歯19Sの
歯先部をＶ字型に形成した場合を例示するものである。
この実施例によれば、直歯19Sが先行切削溝によって直
進的に案内されることとなり、前記実施例と同様の作
用、効果を奏するものであり、かつ切屑が細分化されて
切屑の排出性が向上する効果も付加される。
示すものであり、第４図（ａ）は直歯19Sの両角部を研
削して両側部に同傾斜の傾斜部19Bを形成し、直歯19Sの
歯先部をＶ字型に形成した場合を例示するものである。
この実施例によれば、直歯19Sが先行切削溝によって直
進的に案内されることとなり、前記実施例と同様の作
用、効果を奏するものであり、かつ切屑が細分化されて
切屑の排出性が向上する効果も付加される。
また、第４図（ｂ）に示される例は、直歯19Sの歯先部
にＵ又はＶ字型状等の適宜形状のノッチ部19Nを適数形
成する構成とすることも可能である。この場合、ノッチ
部19Nを形成したことにより切削されないＶ字形状の残
余の部分は、次の直歯31Sが切削することになる。
にＵ又はＶ字型状等の適宜形状のノッチ部19Nを適数形
成する構成とすることも可能である。この場合、ノッチ
部19Nを形成したことにより切削されないＶ字形状の残
余の部分は、次の直歯31Sが切削することになる。
次に、第２図（ａ）〜（ｃ）において、直歯19S,31Sの
直前の左あさり歯41L、右あさり歯29Rの歯高寸法を最も
小さい歯高寸法としているが、左あさり歯27Lを低くし
て、右あさり歯29Rの歯高寸法を左あさり歯27Lの歯高寸
法27Hと直歯31Sの歯高寸法31Hとの中間高さに、および
右あさり歯39Rを低くして、左あさり歯41Lの歯高寸法41
Hを右あさり歯39Rの歯高寸法39Hと直歯19Sの歯高寸法19
Hとの中間高さに設定して緩衡歯の役目を果すようにす
ると緩衡効果も加味されて良好である。
直前の左あさり歯41L、右あさり歯29Rの歯高寸法を最も
小さい歯高寸法としているが、左あさり歯27Lを低くし
て、右あさり歯29Rの歯高寸法を左あさり歯27Lの歯高寸
法27Hと直歯31Sの歯高寸法31Hとの中間高さに、および
右あさり歯39Rを低くして、左あさり歯41Lの歯高寸法41
Hを右あさり歯39Rの歯高寸法39Hと直歯19Sの歯高寸法19
Hとの中間高さに設定して緩衡歯の役目を果すようにす
ると緩衡効果も加味されて良好である。
以上のごとき実施例の説明から理解されるように、本発
明は鋸刃の切削進行方向に対して、目立加工を行うこと
なしに右方向に折曲げた右あさり歯と、目立加工を行う
ことなしに左方向に折曲げた左あさり歯と、目立加工及
びあさり出しを行なわない直歯との組み合せで構成さ
れ、かつ適数の歯の歯高寸法を異にする金属切断用鋸刃
であって、同方向へのあさり歯及び歯高寸法の最も小さ
なあさり歯は隣接して連続することなく配置され、かつ
直歯の直前で切削作用を行なうあさり歯を右あさり歯の
場合と左あさり歯の場合とを交互に繰返すように設けた
ものである。
明は鋸刃の切削進行方向に対して、目立加工を行うこと
なしに右方向に折曲げた右あさり歯と、目立加工を行う
ことなしに左方向に折曲げた左あさり歯と、目立加工及
びあさり出しを行なわない直歯との組み合せで構成さ
れ、かつ適数の歯の歯高寸法を異にする金属切断用鋸刃
であって、同方向へのあさり歯及び歯高寸法の最も小さ
なあさり歯は隣接して連続することなく配置され、かつ
直歯の直前で切削作用を行なうあさり歯を右あさり歯の
場合と左あさり歯の場合とを交互に繰返すように設けた
ものである。
上記構成より明らかなように、本発明は金属切断用の鋸
刃であって、木工用の鋸刃とは基本的に相違するもの
で、直歯およびあさり歯の各歯には目立加工が行われて
おらず、各歯には切削作用を行う直角のコーナー部を有
するものである。
刃であって、木工用の鋸刃とは基本的に相違するもの
で、直歯およびあさり歯の各歯には目立加工が行われて
おらず、各歯には切削作用を行う直角のコーナー部を有
するものである。
そして、本発明においては、直歯の直前に右あさり歯を
配置した構成の場合と直歯の直前に左あさり歯を配置し
た構成の場合とを交互に繰返す構成であり、また、適数
の歯の歯高寸法を異にし、右あさり歯又は左あさり歯等
において同方向へのあさり歯及び歯高寸法の最も小さな
あさり歯は隣接して連続することのない構成である。
配置した構成の場合と直歯の直前に左あさり歯を配置し
た構成の場合とを交互に繰返す構成であり、また、適数
の歯の歯高寸法を異にし、右あさり歯又は左あさり歯等
において同方向へのあさり歯及び歯高寸法の最も小さな
あさり歯は隣接して連続することのない構成である。
したがって、歯高寸法を異にしてあるので、例えば難削
材に対する対応が容易であり、かつ緩衝効果をも奏し得
るものである。
材に対する対応が容易であり、かつ緩衝効果をも奏し得
るものである。
また、直歯だけをみた場合、左コーナーよりも右コーナ
ーが大きく摩耗した直歯と、右コーナーよりも左コーナ
ーが大きく摩耗した直歯とが交互に位置することとな
り、全体として左右均一的となり、切曲りが少なくなる
ものである。
ーが大きく摩耗した直歯と、右コーナーよりも左コーナ
ーが大きく摩耗した直歯とが交互に位置することとな
り、全体として左右均一的となり、切曲りが少なくなる
ものである。
さらに、右あさり歯と左あさり歯等は、同一方向のあさ
り歯が隣接して連続することのないように配置してある
から、直歯の直前のあさり歯が右あさり歯である場合に
は、その前は左あさり歯となるものであって、直歯の左
右のコーナー部分は最大で２ピッチの長さに相当する部
分の切削を行うだけであるから、負荷がより大きくなる
ようなことがなく、直歯のコーナー部の摩耗を抑制でき
るものである。
り歯が隣接して連続することのないように配置してある
から、直歯の直前のあさり歯が右あさり歯である場合に
は、その前は左あさり歯となるものであって、直歯の左
右のコーナー部分は最大で２ピッチの長さに相当する部
分の切削を行うだけであるから、負荷がより大きくなる
ようなことがなく、直歯のコーナー部の摩耗を抑制でき
るものである。
またさらに、歯高寸法の最も小さなあさり歯は隣接して
連続することなく配置してあるから、歯高寸法の最も小
さなあさり歯に続く次の歯の負荷を、連続した場合より
も低減できるものである。
連続することなく配置してあるから、歯高寸法の最も小
さなあさり歯に続く次の歯の負荷を、連続した場合より
も低減できるものである。
第１図は本発明が適用された鋸刃で、（ａ）図は正面
図、（ｂ）図は底面図、（ｃ）図は（ａ）図におけるb-
b線に沿った断面図、および（ｄ）図は歯先摩耗状態を
示した底面図である。 第２図は本発明の別の実施例を示す鋸刃で、（ａ）図は
正面図、（ｂ）図は底面図、および（ｃ）図は（ａ）図
におけるb-b線に沿った断面図である。 第３図は本発明の他の実施例を示す鋸刃で、（ａ）図は
正面図、（ｂ）図は（ａ）図におけるb-b線に沿った断
面図である。 第４図（ａ）および（ｂ）は第２図の（ａ）図における
b-b線に沿った他の実施例を示す断面図である。 １……鋸刃 3R,7R,13R,21R,25R,29R,35R,39R……右あさり歯 5L,11L,15L,23L,27L,33L,37L,41L……左あさり歯 9S,17S,19S,31S……直歯 Ｗ……ワークピース
図、（ｂ）図は底面図、（ｃ）図は（ａ）図におけるb-
b線に沿った断面図、および（ｄ）図は歯先摩耗状態を
示した底面図である。 第２図は本発明の別の実施例を示す鋸刃で、（ａ）図は
正面図、（ｂ）図は底面図、および（ｃ）図は（ａ）図
におけるb-b線に沿った断面図である。 第３図は本発明の他の実施例を示す鋸刃で、（ａ）図は
正面図、（ｂ）図は（ａ）図におけるb-b線に沿った断
面図である。 第４図（ａ）および（ｂ）は第２図の（ａ）図における
b-b線に沿った他の実施例を示す断面図である。 １……鋸刃 3R,7R,13R,21R,25R,29R,35R,39R……右あさり歯 5L,11L,15L,23L,27L,33L,37L,41L……左あさり歯 9S,17S,19S,31S……直歯 Ｗ……ワークピース
Claims (1)
- 【請求項１】鋸刃の切削進行方向に対して、目立加工を
行うことなしに右方向に折曲げた右あさり歯と、目立加
工を行うことなしに左方向に折曲げた左あさり歯と、目
立加工およびあさり出しを行わない直歯との組合せで構
成され、かつ適数の歯の歯高寸法を異にする金属切断用
鋸刃であって、同方向へのあさり歯及び歯高寸法の最も
小さなあさり歯は隣接して連続することなく配置され、
かつ直歯の直前で切削作用を行うあさり歯が右あさり歯
の場合と左あさり歯の場合とを交互に繰り返して設けた
ことを特徴とする金属切断用鋸刃。
Priority Applications (15)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60291894A JPH0714572B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 金属切断用鋸刃 |
| CA 505324 CA1277573C (en) | 1985-04-03 | 1986-03-27 | Saw blade |
| SE8601483A SE461025B (sv) | 1985-04-03 | 1986-04-02 | Saagblad |
| GB8608136A GB2173735B (en) | 1985-04-03 | 1986-04-03 | Saw blade |
| FR8604787A FR2579916B1 (ja) | 1985-04-03 | 1986-04-03 | |
| US06/847,731 US4727788A (en) | 1985-04-03 | 1986-04-03 | Saw blade |
| IT1997286A IT1189195B (it) | 1985-04-03 | 1986-04-03 | Lama di sega |
| DE19863611063 DE3611063A1 (de) | 1985-04-03 | 1986-04-03 | Saegeblatt |
| US07/087,392 US4827822A (en) | 1985-04-03 | 1987-08-18 | Saw blade |
| US07/125,588 US4813324A (en) | 1985-04-03 | 1987-11-25 | Saw blade |
| US07/317,860 US4958546A (en) | 1985-04-03 | 1989-03-02 | Saw blade |
| FR898909261A FR2649342B2 (fr) | 1985-04-03 | 1989-07-10 | Lame de scie |
| SE8903216A SE505158C2 (sv) | 1985-04-03 | 1989-09-29 | Sågblad med återkommande grupper av tänder |
| CA000615703A CA1296601C (en) | 1985-04-03 | 1990-04-17 | Saw blade |
| KR1019930013452A KR930008376B1 (ko) | 1985-12-26 | 1993-07-16 | 톱날(saw blade) |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60291894A JPH0714572B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 金属切断用鋸刃 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62152612A JPS62152612A (ja) | 1987-07-07 |
| JPH0714572B2 true JPH0714572B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=17774828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60291894A Expired - Fee Related JPH0714572B2 (ja) | 1985-04-03 | 1985-12-26 | 金属切断用鋸刃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714572B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2853767B2 (ja) * | 1988-12-07 | 1999-02-03 | 株式会社アマダ | 鋸 刃 |
| US6439094B1 (en) * | 1997-05-15 | 2002-08-27 | Amada Company, Limited | Saw blade |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57181801A (en) * | 1981-05-01 | 1982-11-09 | Uichi Miyawaki | Saw and manufacture of saw |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP60291894A patent/JPH0714572B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57181801A (en) * | 1981-05-01 | 1982-11-09 | Uichi Miyawaki | Saw and manufacture of saw |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62152612A (ja) | 1987-07-07 |
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| JPS625730B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |