JPH0714569B2 - 空調ダクト用金属板の切断装置 - Google Patents

空調ダクト用金属板の切断装置

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JPH0714569B2
JPH0714569B2 JP8037490A JP8037490A JPH0714569B2 JP H0714569 B2 JPH0714569 B2 JP H0714569B2 JP 8037490 A JP8037490 A JP 8037490A JP 8037490 A JP8037490 A JP 8037490A JP H0714569 B2 JPH0714569 B2 JP H0714569B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気調和機のエアーダクトを形成する金属板を
長尺の金属板素材から所定形状に整形して切り出す空調
ダクト用金属板の切断装置に関する。
〔従来の技術〕
ビル等に設置される空気調和機のエアーダクトは、一般
に亜鉛メッキ鉄板を角筒状に折曲して形成される。この
エアーダクトは、ダクトの設置工事毎に製作すると、生
産効率が低下するので、予め所定の寸法を持つ、例え
ば、第4図に示すような単位長さのダクト(1)を製作
し、これをビル等の設置場所に必要な長さに連結し、第
5図に示すような長いダクト(1a)にしていた。
次に金属板素材から、単位長さのダクト(1)を製作す
るまでの工程を説明する。
金属板素材としては、例えば第6図に示すようにロール
状に巻回された長尺の亜鉛メッキ鉄板(2)が用意され
る。この亜鉛メッキ鉄板(2)の幅寸法Lによって単位
長さのダクト(1)の長さl=L−2b(bは接続用舌片
の幅)が決められる。ロール状の亜鉛メッキ鉄板(2)
から切り出される金属板(3)は、折曲げられることに
より単位長さのダクト(1)を形成する。金属板(3)
から1つのダクト(1)を組立てる方法は、第7図
(イ)(ロ)(ハ)(ニ)に示すように、L字状に折り
曲げた2枚の金属板(3a)を組合せる場合(イ)、コ字
状に折り曲げた金属板(3b)と平板状の金属板(3c)を
組み合わせる場合(ロ)、平板状の金属板(3c)を4枚
組合わせる場合(ハ)及び、一枚の金属板(3d)を3回
折り曲げて四角筒を作る場合(ニ)がある。どの組立て
方法を採用するかは、ダクト(1)の口径によって決定
される。この組立てにおいて金属板(3)の側縁同士を
接続する方法には、第8図(a)に示すフランジ溶接に
よる場合と、第8図(b)に示すはぜ締めによる場合が
ある。どちらの接続方法の場合でも、接続用舌片(4)
を縁部に形成する必要があるが、フランジ溶接とはぜ締
めでは幅aが異なる。
さらに単位長さのダクト(1)は、第5図に示すように
長手方向に複数個を接続して使用するので、この接続を
おこなう開口端縁にも接続用舌片(5)を形成する必要
がある。この接続用舌片(5)もフランジ溶接を行う
か、はぜ締めを行うかによって幅bが異なる。
以上のように金属板(3)にダクトの側縁の接続用舌片
(4)と開口端縁の接続用舌片(5)を形成するために
は金属板(3)の切断位置には、一辺が側縁の接続用舌
片(4)の幅aで他辺が開口端縁の接続用舌片(5)の
幅bを持つ切欠き(6)を形成する必要がある。
さらに、金属板(3)は第9図に示すように折り曲げら
れる場合もあるので、開口端縁の接続用舌片(5)には
スリット状の切欠き(7)を入れる必要がある。
したがって、従来の金属板の切断装置(図示せず)は、
両側に位置調整可能な板状ガイドを設けた案内路に、移
動距離を計りながら、亜鉛メッキ鉄板(2)を、ピンチ
ローラでスライド移動させ、案内路の両側に設けた切欠
き用プレスにより上記切欠き(6)(7)を形成し、最
後にシャーリングカッターでダクトの構成部品である金
属板(3a)(3b)(3c)(3d)に切断していた。
なお切断は、第6図に示すように両側の切欠き(6)に
重なる幅方向の直線Sに沿って行うので、切欠き用プレ
スの切欠き(6)の切断刃は、ダクト側縁の接続用舌片
(4)の幅aの2倍の幅を持つことになる(はぜ締めの
場合は両側の接続用舌片(4)の幅aが異なるので、そ
の和の長さ)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記切欠き用プレスによる切欠き(6)(7)の切断の
深さは、開口端縁の接続用舌片(5)の幅bによって異
なる。このため、作業者は切欠用プレスの位置を、製作
するダクト(1)の種類に合わせて、手動ハンドルによ
って調整していた。
ところが、ロール状の金属板素材である亜鉛メッキ鉄板
(2)は一般に公差が7mm程度あり、開口端縁の接続用
舌片(5)の幅bが、通常は8mm程度であることから、
加工精度を保つことが困難になっていた。すなわち作業
者は、ロール状の金属板素材である亜鉛メッキ板(2)
を新しくセットする毎に、切欠き用プレスの位置を調整
しなければならず、作業が非常に煩雑である。またこの
ような調整を行っても、金属板素材である亜鉛メッキ鉄
板(2)は、ロール単位の上記公差の他に、一本のロー
ル中においても幅寸法Lが若干変動る。このため、切断
作業中に調整し直しても、開口端縁の接続用舌片(5)
の幅bに誤差ができるのは避けられなかった。
そこで、本発明は、開口端縁の接続用舌片(5)の幅b
を一度設定しておけば、公差及び単位ロール中の幅寸法
変動により亜鉛メッキ鉄板(2)の幅寸法が変化して
も、自動的にこれに追従して、切欠き(6)(7)の深
さが常に上記幅bに一致するようにプレス整形できる空
間ダクト用金属板の切断装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、両側に幅方向ガイドを備え長尺の金属板を摺
動させて案内する導入テーブルと、金属板に送り力を与
えるピンチローラ、金属板を平坦化するレベラーを備え
た送り機構と、金属板の送り長さ検出器と、金属板の走
行路の両側に設けられ、金属板の両側に接続用舌片を形
成するための切欠きを形成する切欠き用プレスと、切欠
きが形成された金属板を、両側の切欠きに重なる直線に
沿って幅方向に切断分離するシャーリングカッターと、
金属板の切欠き位置及び切断位置の数値データを記憶
し、送り長さ検出器の出力に基づき金属板の切欠き位置
が切欠き用プレスに達したとき及び金属板の切断位置が
シャーリングカッターに達したとき送り機構を止め、各
停止タイミングで切欠き用プレス又はシャーリングカッ
ターを動作させる制御部を備えたものにおいて、 ダクトの開口端縁の接続用舌片の幅bを一定に保つた
め、 第1の手段として、切欠き用プレスを金属板の幅方向に
移動させる移動機構と、切欠用プレスに一体的に設けた
金属板の幅方向の端部検出センサと、切欠き形成時に、
移動機構により切欠き用プレスを幅方向にスライドさせ
端部検出センサにより端部が検出されたとき移動機構を
停止させて切欠き用プレスを動作させる切欠き用プレス
の制御回路とを具備したものを提供する。
また、この第1の手段に代わる第2の手段として、切欠
き用プレスの付近において走行路上の金属板の幅方向端
部位置を測定する測定器と、切欠き用プレスを幅方向に
位置決め移動させる移動機構と、測定器によって計測さ
れた金属板の幅方向端部位置と切欠き深さデータに基づ
いて切欠き用プレスの切断刃の作動位置を検出し、移動
機構により切欠き用プレスを移動させて、その切断刃を
金属板の切欠き位置に位置決めする切欠き用プレスの位
置決め制御回路を備えたものをも提供する。
〔作用〕
上記空調ダクト用金属板の切断装置は、亜鉛メッキ鉄板
等の金属板素材を導入テーブルを通して送り機構により
引き込み、金属板の送り長さ検出器の検出データに基づ
き制御部で間欠送り制御して切欠き用プレスにより切欠
きを形成した後、シャーリングカッターで切断する。
この工程において切欠き用プレスで形成される切欠きの
深さ(ダクトの開口端縁の接続用舌片の幅bに対応)
は、第1の手段又は第2の手段によって、常に一定に保
たれる。
すなわち第1の手段によれば、幅方向端部検出センサと
切欠き用プレスの切断刃の先端との距離が切欠きの深さ
bに一致するように定められているので、移動機構によ
り端部検出センサが幅方向の端部を検出する位置で切欠
き用プレスを停止させれば、亜鉛メッキ鉄板の幅方向長
さ及び走行に伴う左右の位置ずれに関係なく、切欠きの
深さは常に一定となる。
また第2の手段によれば、実測した端部位置のデータに
基づき、切欠き用プレスを設定した切欠の深さbが得ら
れる位置に自動演算して移動させるので、この深さは常
に一定になる。
〔実施例〕
本発明の一実施例について以下に説明する。
第1図及び第2図は空調ダクト用金属板の切断装置(1
0)の正面図及び平面図を示すもので、(11)は上面両
側に幅方向ガイド(12)(12)を備えた導入テーブル
で、第6図に示したようなロール状の金属板素材である
亜鉛メッキ鉄板(2)を導入し、摺動させて案内する。
幅方向ガイド(12)(12)は固定ハンドル(13)が備え
られ、亜鉛鉄板(2)の幅に合わせて位置調整できるも
のである。(14)は送り機構で、金属板に送り力を与え
るピンチローラ(15)(15)、金属板を平坦化するレベ
ラー(16)(16)…、金属板に補強用のリブを形成する
リブローラ(17)(17)を備えている。これらピンチロ
ーラ(15)(15)、レベラー(16)(16)…及びリブラ
ローラ(17)(17)は調整用ハンドル(15a)(16a)
(17a)により圧力調整ができるようになっている。(1
8)は金属板の送り長さ検出器で、例えば送られる亜鉛
メッキ鉄板(2)に密着して回転するゴムローラ(19)
に連結されたロータリーエンコーダ(20)によって構成
される。(21)(22)は夫々切欠き(7)と(6)を形
成する切欠き用プレスで、亜鉛メッキ鉄板の移動路の両
側に一対ずつ設けられる。(23)は切断装置(10)の終
端に設けられたシャーリングカッターで、長尺の切断刃
(24)により、亜鉛メッキ鉄板(2)を幅方向に切断す
る。(25)は制御部で、切欠き(6)(7)の位置と深
さbの位置データ及び切断位置Sの数値データを設定記
憶し、送り長さ検出器(18)の出力データに基づき、送
り機構(14)、切欠き用プレス(21)(22)、シャーリ
ングカッター(23)を制御する。この内部に切欠き用プ
レスの制御回路も含まれる。
本発明の特徴である切欠き用プレス(21)(22)につい
て、さらに説明する。切欠き用プレス(21)(22)は、
片側の一対が、夫々第3図に示すような移動機構(26)
を持つ。すなわち切欠き用プレス(21)(22)は片側の
一対がノッチャーベース(26a)に載置固定され、この
ノッチャーベース(26a)は亜鉛メッキ鉄板(2)の移
動方向と直交して設けられた二本のレール(27)(27)
(第1図、第2図参照)にリニアスライド(28)を介し
て摺動自在に支持されている。左右のノッチャーベース
(26a)(26a)は、夫々左右のモータ(2)(29)によ
って回転する送りネジ(30)(30)と噛合するガイド部
を有し、モータ(29)の正逆転によって亜鉛メッキ鉄板
(2)の幅方向にスライド移動する。切欠き用プレス
(21)(22)は、第3図に示すように油圧シリンダ(3
1)と、亜鉛メッキ鉄板(2)を内部に通過させるプレ
ス型(32)と、プレス型(32)の内部を油圧シリンダ
(31)によって上下動する切断刃(33)とからなるもの
で、このプレス型(33)に、亜鉛メッキ鉄板(2)の端
部を検出する端部検出センサ(341)(342)が、切断刃
(33)の先端から切欠きの深さbだけ離れた位置に取り
付けられる。第3図に示す端部検出センサ(341)(3
42)は透過形の光センサで、ダクトの開口端部をフラン
ジ溶接する場合とはぜ締めする場合で深さbが異なるの
で、それらに対応させて2組を異なる2つの位置に取付
けている。なおこの端部検出センサ(341)(342)は反
射形の光センサ、静電容量を利用した近接センサ等の他
の種類のセンサを利用することもできる。
上記空調ダクト用金属板の切断装置(10)は次のように
動作する。
運転開始前に、第6図に示す切欠き(6)の一辺aに対
応する切断刃(33)(例えばフランジ溶接の場合は2aの
幅を持つ切断刃)を切欠き用プレス(22)にセットし、
制御部(25)に切欠き(6)(7)及び切断線Sの位置
を数値設定し、さらにダクトの開口端縁の接続用舌片
(5)をフランジ溶接に用か、はぜ締めに用かを指定し
ておく。これによって端部検出センサ(341)(342)の
どちらの出力を利用するかが選択される。
ロール状の金属板素材である亜鉛メッキ鉄板(2)は、
送り機構(14)のピンチローラ(15)の回転により導入
テーブル(11)を通して、切断装置(10)に引き込まれ
る。初めにレベラー(16)によって歪みが取り除かれ、
次にリブローラ(17)によって補強用リブが送り方向に
形成される。この亜鉛メッキ鉄板(2)の送り量は、送
り長さ検出器(18)によって制御部(25)に入力されて
おり、第6図に示す亜鉛メッキ鉄板(2)の切欠き
(6)(7)の形成位置、切断線Sの位置が、夫々切欠
き用プレス(21)(22)とシャーリングカッター(23)
の切断刃位置に達すると、送り機構(14)のピンチロー
ラ(15)を止めて切断作業を行う。
本発明の特徴部分である切欠き用プレス(21)(22)
は、切欠き(6)(7)の形成を次のようにして行う。
亜鉛メッキ鉄板(2)が送り方向に位置決めされた状態
で停止すると、左右のモータ(29)(29)を回転させ
て、ノッチャーベース(26a)と共に切欠き用プレス(2
1)(22)を外側に移動させる。これによって選択され
た端部検出センサ、例えば(341)は亜鉛メッキ鉄板
(2)の側縁から外側に離れた状態になる。次に左右の
モータ(29)(29)を逆回転させて、自己の端部検出セ
ンサ(341)が亜鉛メッキ鉄板(2)の端を検出するま
で、ノッチャーベース(26)を内側に移動させる。各検
出時点で各モータ(29)(29)を停止させると、切欠き
用プレス(21)(22)の切断刃(33)は、亜鉛メッキ鉄
板(2)の幅寸法に公差があっても、切欠き(6)
(7)を設定寸法bに常に一致する深さで切断できるよ
うに位置決めされる。このとき油圧シリンダ(31)によ
り切断刃(33)を押し下げることにより切欠き(6)
(7)が形成される。
上記モータ(29)により位置決めは、切欠き(6)
(7)の形成予定位置が、対応する切欠き用プレス(2
1)(22)の直下に到達する毎に、行われ、いずれか一
方の切欠き用プレス(21)(22)が切欠きの形成作業を
行う。このようにして、切欠き(6)(7)が形成され
た亜鉛メッキ鉄板(2)の切断線Sの位置がシャーリン
グカッター(23)に達すると、その切断刃(24)により
単位長のダクト(1)の部品である金属板(3)が切り
出される。
上述した端部検出センサ(341)(342)を用い、移動機
構(26)により切欠き用プレス(21)(22)を位置決め
する動作は、亜鉛メッキ鉄板(2)が停止したとき、指
定された端部検出センサ(341)又は(342)が亜鉛メッ
キ鉄板(2)を検出していれば外側へ移動させ、検出し
ていなければ、内側へ移動させ、検出した時点で停止さ
せるという方法も採用できる。しかし、前述したように
一度外側へ移動させ、検出しない状態から検出した状態
に変化した時点(この逆でも良い)で停止させる方が正
確な位置決めができる。
また、上記切欠きプレス(20)(21)は左右に一対ずつ
設けられているので、左側と右側とで使用する端部検出
センサ(341)(342)を異ならせることにより一方の側
にはぜ締め用の接続用舌片(5)を形成し、他方の側に
フランジ溶接用の接続用舌片(5)を形成することもで
きる。これは、例えば既に製作した第5図に示す長尺の
ダクト(1a)の開口端部の接続がはぜ締めであったが、
これに続けて接続していく単位長ダクトの接続方法をフ
ランジ溶接としたい場合に有効である。
また上記第3図に示す実施例では、端部検出センサ(34
1)(342)が、2つの位置に取付けられていたが、金属
板に入れる切欠きの深さの種類が3以上の場合は、3個
以上設け、これを切換え使用すればよい。
以上の第1図〜第3図で説明した実施例は、切欠き用プ
レス(21)(22)と一体的に端部検出センサ(341)(3
42)を設けているので、移動機構(26)を安価な一般的
なモータによって構成することが可能となっている。
本発明の目的を達成するためには、移動機構(26)を、
サーボーモータ(図示せず)によって動作させてもよ
い。このサーボモータは、モータの後方にエンコーダ等
の検出器を取り付け、送りネジの回転角からノッチャー
ベース(26)の現在位置を知りフィードバック制御する
ので数値データによってノッチャーベースを直接に位置
決めできる。モータ(29)としてこのサーボモータを用
いる場合は、切欠き用プレス(21)(22)の位置に達し
た亜鉛メッキ鉄板(2)の両側の端部位置を計測するテ
レビカメラ、一次元イメージセンサ等からなる測定器を
使用し、これによって計測された亜鉛メッキ鉄板(2)
の端部位置データに基づき、制御部(25)内の位置決め
制御回路によりノッチャーベース(26a)を位置決め制
御することになる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、長尺の金属板素材から幅方向の両端に
切欠きを有する空調ダクト用金属板を切り出す切断装置
において、金属板素材に大きな幅方向の公差があって
も、これに切欠き用プレスを自動的に追従させて常に一
定の深さの切欠きを形成することができる。したがって
手作業による切欠き用プレスの位置調整作業が不要にな
り、作業効率を大幅に改善するとともに、不良品発生率
を低減し、製造コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の空調ダクト用金属板の切断装
置の一実施例を示し、第1図は正面図、第2図は平面
図、第3図はその切欠き用プレスとその移動機構を示す
側面図である。 第4図は本発明装置によって切出された金属板によって
製作される単位長のダクトの斜視図、第5図は単位長の
ダクトを連結して形成した長尺のダクトの斜視図、第6
図は金属板を切り出すロール状の金属板素材(亜鉛メッ
キ鉄板ロール)の斜視図、第7図(イ)(ロ)(ハ)
(ニ)は、夫々単位長のダクトを製作する金属板の異な
る組み合せ方法を示す側面図である。第8図(a)
(b)は金属板の端縁同士の接続方法を示す部分側面図
で、その(a)はフランジ溶接によるもの、その(b)
ははぜ締めによるものである。第9図は第7図(イ)に
示すL字状に折り曲げ形成した金属板の斜視図である。 (1)……ダクト、(2)……金属板素材(ロール状の
亜鉛メッキ鉄板)、(3)(3a)(3b)(3c)(3d)…
…金属板、(4)……ダクト側縁の接続用舌片、(5)
……ダクト開口部の接続用舌片、(6)(7)……切欠
き、(10)……空調ダクト用金属板の切断装置、(11)
……導入テーブル、(12)……幅方向ガイド、(14)…
…送り機構、(21)(22)……切欠き用プレス、(23)
……シャーリングカッター、(26)……切欠き用プレス
の移動機構、(341)(342)……端部検出センサ、b…
…ダクト開口端縁の接続用舌片の幅。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に幅方向ガイドを備え長尺の金属板を
    摺動させて案内する導入テーブルと、 金属板に送り力を与えるピンチローラ、金属板を平坦化
    するレベラーを備えた送り機構と、 金属板の送り長さ検出器と、 金属板の走行路の両側に設けられ、金属板の両側に接続
    用舌片を形成するための切欠きを形成する切欠き用プレ
    スと、 切欠きが形成された金属板を、両側の切欠きに重なる直
    線に沿って幅方向に切断分離するシャーリングカッター
    と、 金属板の切欠き位置及び切断位置の数値データを記憶
    し、送り長さ検出器の出力に基づき金属板の切欠き位置
    が切欠き用プレスに達したとき及び金属板の切断位置が
    シャーリングカッターに達したとき送り機構を止め、各
    停止タイミングで切欠き用プレス又はシャーリングカッ
    ターを動作させる制御部を備えるものにおいて、 切欠き用プレスを金属板の幅方向に移動させる移動機構
    と、切欠用プレスに一体的に設けた金属板の幅方向の端
    部検出センサと、切欠き形成時に、移動機構により切欠
    き用プレスを幅方向にスライドさせ端部検出センサによ
    り端部が検出されたとき移動機構を停止させて切欠き用
    プレスを動作させる切欠き用プレスの制御回路とを具備
    したことを特徴とする空調ダクト用金属板の切断装置。
  2. 【請求項2】両側に幅方向ガイドを備え長尺の金属板を
    摺動させて案内する導入テーブルと、 金属板に送り力を与えるピンチローラ、金属板を平坦化
    するレベラーを備えた送り機構と、 金属板の送り長さ検出器と、 金属板の走行路の両側に設けられ、金属板の両側に接続
    用舌片を形成するための切欠きを形成する切欠き用プレ
    スと、 切欠きが形成された金属板を、両側の切欠きに重なる直
    線に沿って幅方向に切断分離するシャーリングカッター
    と、 金属板の切欠き位置及び切断位置の数値データを記憶
    し、送り長さ検出器の出力に基づき金属板の切欠き位置
    が切欠き用プレスに達したとき及び金属板の切断位置が
    シャーリングカッターに達したとき送り機構を止め、各
    停止タイミングで切欠き用プレス又はシャーリングカッ
    ターを動作させる制御部を備えたものにおいて、 切欠き用プレスの付近において走行路上の金属板の幅方
    向端部位置を測定する測定器と切欠き用プレスを幅方向
    に位置決め移動させる移動機構と、測定器によって計測
    された金属板の幅方向端部位置と切欠きの深さデータに
    基づいて切欠き用プレスの切断刃の作動位置を算出し、
    移動機構により切欠き用プレスを移動させて、その切断
    刃を金属板の切欠き位置に位置決めする切欠き用プレス
    の位置決め制御回路を備えたことを特徴とする空調ダク
    ト用金属板の切断装置。
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JPH03281116A (ja) 1991-12-11

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