JPH0413054Y2 - - Google Patents
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- JPH0413054Y2 JPH0413054Y2 JP1986022318U JP2231886U JPH0413054Y2 JP H0413054 Y2 JPH0413054 Y2 JP H0413054Y2 JP 1986022318 U JP1986022318 U JP 1986022318U JP 2231886 U JP2231886 U JP 2231886U JP H0413054 Y2 JPH0413054 Y2 JP H0413054Y2
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Landscapes
- Shearing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、渦巻状に巻装された金属性帯状板か
らなる材料のロール成形加工ラインに配設したロ
ール成形機の材料出入口側にそれぞれ切断機を配
設してなる建築用シヤツターのスラツト製造装置
に関するものである。
らなる材料のロール成形加工ラインに配設したロ
ール成形機の材料出入口側にそれぞれ切断機を配
設してなる建築用シヤツターのスラツト製造装置
に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点]
一般に、この種建築用シヤツターのスラツト
は、渦巻状に巻装された金属性帯状板からなる材
料をロール成形機によつてロール成形加工したも
のを、材料の移送速度でダイセツトが走行して材
料切断をし、しかる後に元位置に復帰する走間式
の出口側切断機で所定寸法に切断するようにし
て、材料切断のたびにいちいち成形ラインを停止
するようなことがないようにして生産効率のアツ
プを試みている。
は、渦巻状に巻装された金属性帯状板からなる材
料をロール成形機によつてロール成形加工したも
のを、材料の移送速度でダイセツトが走行して材
料切断をし、しかる後に元位置に復帰する走間式
の出口側切断機で所定寸法に切断するようにし
て、材料切断のたびにいちいち成形ラインを停止
するようなことがないようにして生産効率のアツ
プを試みている。
しかるにこのものにおいて、必要な製品本数の
製造が終わり、材料を別のもの(例えば色違いや
板厚違い等)に交換しようとするとき、材料は渦
巻状になつていて連続供給されるものであるか
ら、ロール成形機から出口側切断機のあいだに依
然として材料が残ることになる。しかもこのもの
は、既にロール加工が施された半加工品となつて
いるため、最早これを巻戻すことができないとい
う不具合が生じる。そこでロール加工成形ライン
の材料入口側に入口側切断機を設け、ロール成形
機から出口側切断機のあいだに残る半加工品をラ
イン入口側において未加工品から切断し、そして
前記半加工品をラインから除去するように構成す
ることが提唱される。しかしながらこのもので
は、ロール成形機から出口側切断機に残る長い半
加工品がそのまま無駄になつてしまい、その分、
歩留まりが低下するという欠点がありさらに改善
する必要がある。
製造が終わり、材料を別のもの(例えば色違いや
板厚違い等)に交換しようとするとき、材料は渦
巻状になつていて連続供給されるものであるか
ら、ロール成形機から出口側切断機のあいだに依
然として材料が残ることになる。しかもこのもの
は、既にロール加工が施された半加工品となつて
いるため、最早これを巻戻すことができないとい
う不具合が生じる。そこでロール加工成形ライン
の材料入口側に入口側切断機を設け、ロール成形
機から出口側切断機のあいだに残る半加工品をラ
イン入口側において未加工品から切断し、そして
前記半加工品をラインから除去するように構成す
ることが提唱される。しかしながらこのもので
は、ロール成形機から出口側切断機に残る長い半
加工品がそのまま無駄になつてしまい、その分、
歩留まりが低下するという欠点がありさらに改善
する必要がある。
[問題を解決する手段]
本考案は上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を
一掃することができる建築用シヤツターのスラツ
ト製造装置を提供することを目的として創案され
たものであつて、渦巻状に巻装された金属性帯状
板からなる材料のロール成形加工ラインに配設し
たロール成形機の材料出口側に、材料の移送速度
でダイセツトが走行して材料切断をし、しかる後
に元位置に復帰する出口側切断機を配設してなる
建築用シヤツターのスラツト製造装置において、
前記ロール成形機の入口側に入口側切断機をさら
に配設し、これら各切断機およびロール成形機か
らなるロール成形加工ラインに対して作動指令を
出力する制御部を、ロール加工される製品の製作
本数「T」を入力設定できる製作本数設定器と、
前記製品の切断寸法「L」を設定できる寸法設定
器と、出口側切断機によつてこれから切断する必
要が有る製作残余本数「A」をカウントする製作
本数検知器とに接続してこれらからの信号入力を
するように構成すると共に、さらに前記制御部に
は、ロール加工成形が最終ロツド製品である場合
に、予めメモリされる両切断機間の距離「R」か
ら最終製品がロール成形機を最後まで移動して出
口側切断機によつて切断されるに必要な余裕
「a」を差し引いた寸法から切断寸法「L」を除
し、両切断機間のあいだに繰出されている材料か
ら最終的に製造できる最終製作残余本数「B=
(R−a)÷L」を算出する最終製作残余本数演算
手段と、製作残余本数「A」が前記算出された最
終製作残余本数「B」になつたか否かの判断を
し、なつたと判断した場合には材料のライン移送
を一旦停止せしめた状態で入口側切断機にて材料
を入口側で切断し、しかる後、材料のライン移送
を再スタートさせて最終製作残余本数のロール成
形加工をするよう作動制御指令を出力するライン
作動指令出力手段とを設けてあることを特徴とす
るものである。
一掃することができる建築用シヤツターのスラツ
ト製造装置を提供することを目的として創案され
たものであつて、渦巻状に巻装された金属性帯状
板からなる材料のロール成形加工ラインに配設し
たロール成形機の材料出口側に、材料の移送速度
でダイセツトが走行して材料切断をし、しかる後
に元位置に復帰する出口側切断機を配設してなる
建築用シヤツターのスラツト製造装置において、
前記ロール成形機の入口側に入口側切断機をさら
に配設し、これら各切断機およびロール成形機か
らなるロール成形加工ラインに対して作動指令を
出力する制御部を、ロール加工される製品の製作
本数「T」を入力設定できる製作本数設定器と、
前記製品の切断寸法「L」を設定できる寸法設定
器と、出口側切断機によつてこれから切断する必
要が有る製作残余本数「A」をカウントする製作
本数検知器とに接続してこれらからの信号入力を
するように構成すると共に、さらに前記制御部に
は、ロール加工成形が最終ロツド製品である場合
に、予めメモリされる両切断機間の距離「R」か
ら最終製品がロール成形機を最後まで移動して出
口側切断機によつて切断されるに必要な余裕
「a」を差し引いた寸法から切断寸法「L」を除
し、両切断機間のあいだに繰出されている材料か
ら最終的に製造できる最終製作残余本数「B=
(R−a)÷L」を算出する最終製作残余本数演算
手段と、製作残余本数「A」が前記算出された最
終製作残余本数「B」になつたか否かの判断を
し、なつたと判断した場合には材料のライン移送
を一旦停止せしめた状態で入口側切断機にて材料
を入口側で切断し、しかる後、材料のライン移送
を再スタートさせて最終製作残余本数のロール成
形加工をするよう作動制御指令を出力するライン
作動指令出力手段とを設けてあることを特徴とす
るものである。
そしてこの本考案は、この構成によつて、無駄
になる材料を最小限に留めて、歩留まりの向上を
確実に計ることができるようにしたものである。
になる材料を最小限に留めて、歩留まりの向上を
確実に計ることができるようにしたものである。
[実施例]
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1はロール成形機であつ
て、該ロール成形機1の入口、出口側にはガイド
ローラ2a,2bが設けられており、主ロールセ
ツト2が所定間隔を存して複数セツト(第1次セ
ツト、第2次セツト、……最終セツト2c)さ
れ、また任意の主ロールセツト2の間には被加工
物が加工中心部から外れないように側面ロール3
が設けられ、また最終側の主ロールセツト2の間
には加工精度を向上せしめて加工歪を除去せしめ
るよう補助ロールセツト4がそれぞれ配置されて
いるが、実施例では、主ロールセツト2は強制駆
動方式となり、また補助ロールセツト4は従動方
式となつている。
する。図面において、1はロール成形機であつ
て、該ロール成形機1の入口、出口側にはガイド
ローラ2a,2bが設けられており、主ロールセ
ツト2が所定間隔を存して複数セツト(第1次セ
ツト、第2次セツト、……最終セツト2c)さ
れ、また任意の主ロールセツト2の間には被加工
物が加工中心部から外れないように側面ロール3
が設けられ、また最終側の主ロールセツト2の間
には加工精度を向上せしめて加工歪を除去せしめ
るよう補助ロールセツト4がそれぞれ配置されて
いるが、実施例では、主ロールセツト2は強制駆
動方式となり、また補助ロールセツト4は従動方
式となつている。
5は渦巻き状に巻込まれた金属帯板状の材料6
を巻きほぐし自在に軸支するアンコイラーであつ
て、前記アンコイラー5は、ロール加工機1の入
口側に配設され、そして材料6は、これが例えば
鋼製の場合には種々な色彩の帯状化粧鋼板が用い
られる。
を巻きほぐし自在に軸支するアンコイラーであつ
て、前記アンコイラー5は、ロール加工機1の入
口側に配設され、そして材料6は、これが例えば
鋼製の場合には種々な色彩の帯状化粧鋼板が用い
られる。
一方、7は操作盤8に内装される制御部11か
らの支持でロール成形された材料を、ロール成形
機1の材料移送速度と同速に走りながら所定寸法
に切断する走間切断機(走間剪断機)であつて、
該走間切断機7はロール成形機1の出口側に配設
されるものであるが、その基台7aに対してロー
ル成形された材料6の移送方向に自由走行自在な
ダイセツト7bを有して形成されている。そして
このダイセツト7bは通常はロール成形機1の出
口側に近接するよう位置しており、ロール成形さ
れた材料6がダイセツト7bを通過して移送下手
側にある図示しないリミツトスイツチ(所定位置
に予めセツトされている)に接触すると、ダイセ
ツト7bが作動して移送される材料を挟持すると
共に、エアシリンダ7cの縮小によつてダイセツ
ト7bは材料6と一体的に走行し、この走行中に
ダイセツト7bにおいてパンチングが成されて材
料6の所定寸法での切断を行うようになつている
が、さらにこのものにおいては、前記走行したダ
イセツト7bを伸張によつて元位置に復帰せしめ
るエアシリンダ7cが材料6の移送下手側に設け
られており、これによつて走間切断機7のダイセ
ツト7bは、ロール成形機1の最終ロールセツト
2c近傍に位置せしめられるように設定されてい
る。
らの支持でロール成形された材料を、ロール成形
機1の材料移送速度と同速に走りながら所定寸法
に切断する走間切断機(走間剪断機)であつて、
該走間切断機7はロール成形機1の出口側に配設
されるものであるが、その基台7aに対してロー
ル成形された材料6の移送方向に自由走行自在な
ダイセツト7bを有して形成されている。そして
このダイセツト7bは通常はロール成形機1の出
口側に近接するよう位置しており、ロール成形さ
れた材料6がダイセツト7bを通過して移送下手
側にある図示しないリミツトスイツチ(所定位置
に予めセツトされている)に接触すると、ダイセ
ツト7bが作動して移送される材料を挟持すると
共に、エアシリンダ7cの縮小によつてダイセツ
ト7bは材料6と一体的に走行し、この走行中に
ダイセツト7bにおいてパンチングが成されて材
料6の所定寸法での切断を行うようになつている
が、さらにこのものにおいては、前記走行したダ
イセツト7bを伸張によつて元位置に復帰せしめ
るエアシリンダ7cが材料6の移送下手側に設け
られており、これによつて走間切断機7のダイセ
ツト7bは、ロール成形機1の最終ロールセツト
2c近傍に位置せしめられるように設定されてい
る。
9はロール成形機1の材料入口側に配設される
固定式の切断機であつて、アンコイラー5とロー
ル成形機1の間に位置しているが、この切断機9
の作動制御を次に説明する。即ち、操作盤8内に
は、マイクロコンピユータ等の適宜機器、部品に
よつて構成される制御部11が組込まれている
が、この制御部11には、ロール成形加工される
製品の製作本数Tを設定できる設定本数設定器1
2、製品の切断寸法Lを入力設定できる寸法設定
器13、そしてロツド毎に走間切断機7にて未だ
切断してない本数、つまりこれから切断する必要
が有る残余の本数(製作残余本数)Aを逆カウン
トする製作本数検知器14に接続されていて、こ
れらの信号が入力するようになつている。そして
入力された信号に基づいて後述するように走間切
断機7、ロール成形機1と共に入口側切断機9に
対して作動指令を出力するようになつているが、
この場合、制御部11は、同一材料、同一ロール
セツトを使つて、切断寸法Lだけが異なるものは
複数同時設定できるようになつており、この場合
には、材料やロールセツトの交換の必要がないの
で、そのまま連続してロール成形が行われる。こ
れに対し、材料やロールセツトの変更を必要とす
る最終設定の製品ロツドであると判断される場合
には、制御部11では、予めメモリー設定されて
いる両切断機7,9間の間隔R、設定入力される
製作本数設定器12、寸法設定器13からの製作
総数T、切断寸法Lの数値によつて、両切断機
7,9間の間隔Rで切断寸法Lのものが何本採れ
るかを演算し、両切断機7,9間に繰出されてい
る材料から最終的に製造される最終製作残余本数
Bが決定される。この場合、この本数Bは、理論
的には(R÷L)で決定されるが、この様に設定
すると、最終製品は、入口側切断機9によつてロ
ール加工前に切断された材料6が、ロール成形機
1の第1次、第2次、第3次、……のロールセツ
ト2によつて順次ロール成形されながら出口側に
移送されていくことになるが、最終製品が最終ロ
ールセツト2cに近づくにつれ、それ以前のロー
ルセツト2から外れることになつて移送力が減少
し、この結果、半加工材料の出口側への移動が鈍
り、最終的には、途中で停滞してそれ以上の加工
を行うことができなくなる惧れが有り、さらに
は、最終ロールセツト2cと走間切断機7との間
に在るロール成形完了の部分にまでも押出されな
いことになつて移送しなくなる。そこで制御部1
1においては、これを見越して、最終製品であつ
ても、円滑に移送されるよう余裕の寸法αを見越
し、この余裕寸法αを両切断機7,9間の距離R
から差し引いたものを設定寸法Lで除して最終製
作残余本数Bを算出する最終製作残余本数演算手
段を備えている。つまり、最終製作残余本数B
は、B=(R−a)÷Lで算出される。この様にし
て、各数値が決定された状態でラインスタート
し、材料6のロール成形加工が、ロール成形機1
と走間切断機7の作動によつて行われることにな
るが、ロール成形されているものが、残余製作本
数Aが最終製作残余本数B枚目の製品である、つ
まりA=Bである(YES)か、否(NO)かを比
較判断し、YESであると判断された場合は、ラ
イン移送を一旦停止せしめる。そしてこの状態
で、制御部11は入口側切断機9に対して作動制
御指令を出力して、入口側にて材料6の切断を
し、しかる後、再びライン移送をスタートさせ
る。そして前記残余製作本数A(=B)を切断完
了した(YES)か、否(NO)かが判断され、切
断完了した(YES)と判断されるとライン停止
をして当該ロツドのスラツト作成を終了するよう
に設定されており、この様にして制御部11の作
動指令出力手段が構成されている。
固定式の切断機であつて、アンコイラー5とロー
ル成形機1の間に位置しているが、この切断機9
の作動制御を次に説明する。即ち、操作盤8内に
は、マイクロコンピユータ等の適宜機器、部品に
よつて構成される制御部11が組込まれている
が、この制御部11には、ロール成形加工される
製品の製作本数Tを設定できる設定本数設定器1
2、製品の切断寸法Lを入力設定できる寸法設定
器13、そしてロツド毎に走間切断機7にて未だ
切断してない本数、つまりこれから切断する必要
が有る残余の本数(製作残余本数)Aを逆カウン
トする製作本数検知器14に接続されていて、こ
れらの信号が入力するようになつている。そして
入力された信号に基づいて後述するように走間切
断機7、ロール成形機1と共に入口側切断機9に
対して作動指令を出力するようになつているが、
この場合、制御部11は、同一材料、同一ロール
セツトを使つて、切断寸法Lだけが異なるものは
複数同時設定できるようになつており、この場合
には、材料やロールセツトの交換の必要がないの
で、そのまま連続してロール成形が行われる。こ
れに対し、材料やロールセツトの変更を必要とす
る最終設定の製品ロツドであると判断される場合
には、制御部11では、予めメモリー設定されて
いる両切断機7,9間の間隔R、設定入力される
製作本数設定器12、寸法設定器13からの製作
総数T、切断寸法Lの数値によつて、両切断機
7,9間の間隔Rで切断寸法Lのものが何本採れ
るかを演算し、両切断機7,9間に繰出されてい
る材料から最終的に製造される最終製作残余本数
Bが決定される。この場合、この本数Bは、理論
的には(R÷L)で決定されるが、この様に設定
すると、最終製品は、入口側切断機9によつてロ
ール加工前に切断された材料6が、ロール成形機
1の第1次、第2次、第3次、……のロールセツ
ト2によつて順次ロール成形されながら出口側に
移送されていくことになるが、最終製品が最終ロ
ールセツト2cに近づくにつれ、それ以前のロー
ルセツト2から外れることになつて移送力が減少
し、この結果、半加工材料の出口側への移動が鈍
り、最終的には、途中で停滞してそれ以上の加工
を行うことができなくなる惧れが有り、さらに
は、最終ロールセツト2cと走間切断機7との間
に在るロール成形完了の部分にまでも押出されな
いことになつて移送しなくなる。そこで制御部1
1においては、これを見越して、最終製品であつ
ても、円滑に移送されるよう余裕の寸法αを見越
し、この余裕寸法αを両切断機7,9間の距離R
から差し引いたものを設定寸法Lで除して最終製
作残余本数Bを算出する最終製作残余本数演算手
段を備えている。つまり、最終製作残余本数B
は、B=(R−a)÷Lで算出される。この様にし
て、各数値が決定された状態でラインスタート
し、材料6のロール成形加工が、ロール成形機1
と走間切断機7の作動によつて行われることにな
るが、ロール成形されているものが、残余製作本
数Aが最終製作残余本数B枚目の製品である、つ
まりA=Bである(YES)か、否(NO)かを比
較判断し、YESであると判断された場合は、ラ
イン移送を一旦停止せしめる。そしてこの状態
で、制御部11は入口側切断機9に対して作動制
御指令を出力して、入口側にて材料6の切断を
し、しかる後、再びライン移送をスタートさせ
る。そして前記残余製作本数A(=B)を切断完
了した(YES)か、否(NO)かが判断され、切
断完了した(YES)と判断されるとライン停止
をして当該ロツドのスラツト作成を終了するよう
に設定されており、この様にして制御部11の作
動指令出力手段が構成されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、スラツトをロール成形加工するに際し、先
ず、製作本数T、切断寸法Lを入力設定してから
後にロール成形加工が連続的に行われることにな
るが、この場合、同一材料、同一ロールセツトを
使つて、切断寸法Lだけが異なるものは複数同時
設定でき、この場合には、材料、ロールセツトの
交換の必要がないので、そのまま連続してロール
成形が行われる。この様にして材料変更の必要の
ない場合のロール成形加工が行われるが、材料変
更を必要とする最終設定の製品ロツドになると、
これを制御する制御部11では、前述したよう
に、現在成形中しているものについて検知される
残余製作本数Aが、両切断機9,7間の間隔Rで
生産できる最終残余製品本数B本目の製品である
か否かが判断され、そうである場合に、ライン移
送を一旦停止せしめ、この状態で、入口側切断機
9を作動してロール成形機1に入る前で材料6を
切断し、しかる後、ライン移送を再スタートせし
めて、残りのA本のスラツトのロール成形をし、
そしてライン停止をすることになる。
て、スラツトをロール成形加工するに際し、先
ず、製作本数T、切断寸法Lを入力設定してから
後にロール成形加工が連続的に行われることにな
るが、この場合、同一材料、同一ロールセツトを
使つて、切断寸法Lだけが異なるものは複数同時
設定でき、この場合には、材料、ロールセツトの
交換の必要がないので、そのまま連続してロール
成形が行われる。この様にして材料変更の必要の
ない場合のロール成形加工が行われるが、材料変
更を必要とする最終設定の製品ロツドになると、
これを制御する制御部11では、前述したよう
に、現在成形中しているものについて検知される
残余製作本数Aが、両切断機9,7間の間隔Rで
生産できる最終残余製品本数B本目の製品である
か否かが判断され、そうである場合に、ライン移
送を一旦停止せしめ、この状態で、入口側切断機
9を作動してロール成形機1に入る前で材料6を
切断し、しかる後、ライン移送を再スタートせし
めて、残りのA本のスラツトのロール成形をし、
そしてライン停止をすることになる。
このように、本考案では、次のロツドのロール
成形加工においては材料やロールセツトの変更を
要する最終ロツド製品の製造であると判断された
場合に、その最終製品の段階となつたときには、
ライン移送を一旦停止させ、そしてロール成形機
1に材料が供給される以前の段階で予め切断する
ことになるが、このとき、両切断機7,9間の距
離Rから最終製品がロール成形機1を最後までラ
イン移動して走間切断機7によつて切断されるに
必要な余裕αを差し引いた寸法から切断寸法Lを
除し、これによつて両切断機7,9間のあいだに
繰出されている材料6から最終的に製造できる最
終製作残余本数B(B=(R−α)÷L)を算出し、
現在製造している材料6の残余製造本数Aが最終
製作残余本数Bと一致したと判断された場合に、
ライン移送を停止して入口側切断機9による入口
側での材料切断をすることになる。従つて、最終
製品が製造されたときに無駄となる材料6は、前
記最終製品がロール成形機1を最後までライン移
動して走間切断機7によつて切断されるに必要な
余裕αに相当する分のみとなつて、両切断機7,
9間の長いものになつてしまうことを確実に防止
でき、歩留まりの明らかな改善を計ることができ
る。
成形加工においては材料やロールセツトの変更を
要する最終ロツド製品の製造であると判断された
場合に、その最終製品の段階となつたときには、
ライン移送を一旦停止させ、そしてロール成形機
1に材料が供給される以前の段階で予め切断する
ことになるが、このとき、両切断機7,9間の距
離Rから最終製品がロール成形機1を最後までラ
イン移動して走間切断機7によつて切断されるに
必要な余裕αを差し引いた寸法から切断寸法Lを
除し、これによつて両切断機7,9間のあいだに
繰出されている材料6から最終的に製造できる最
終製作残余本数B(B=(R−α)÷L)を算出し、
現在製造している材料6の残余製造本数Aが最終
製作残余本数Bと一致したと判断された場合に、
ライン移送を停止して入口側切断機9による入口
側での材料切断をすることになる。従つて、最終
製品が製造されたときに無駄となる材料6は、前
記最終製品がロール成形機1を最後までライン移
動して走間切断機7によつて切断されるに必要な
余裕αに相当する分のみとなつて、両切断機7,
9間の長いものになつてしまうことを確実に防止
でき、歩留まりの明らかな改善を計ることができ
る。
また、実施例では、ロール成形機1と走間切断
機7との間隔も小さくできるので、材料歩留りが
一段と向上することになるなる。即ち本考案にお
いては、走間切断をするために移動した走間切断
機7のダイセツト7bを元位置復帰せしめるため
のエアシリンダ7cが材料6の搬送下手側に配さ
れているので、走間切断機7は、エアシリンダ7
cを、従来の如くエアシリンダ位置に邪魔される
ことなくロール成形機1の最終ローラセツト2c
に可及的に近接した位置に配することができ、従
つて最終ローラセツト2cと走間切断機7との間
のロスが近接した分短かくなつて歩留まりのさら
なる向上を計ることができる。
機7との間隔も小さくできるので、材料歩留りが
一段と向上することになるなる。即ち本考案にお
いては、走間切断をするために移動した走間切断
機7のダイセツト7bを元位置復帰せしめるため
のエアシリンダ7cが材料6の搬送下手側に配さ
れているので、走間切断機7は、エアシリンダ7
cを、従来の如くエアシリンダ位置に邪魔される
ことなくロール成形機1の最終ローラセツト2c
に可及的に近接した位置に配することができ、従
つて最終ローラセツト2cと走間切断機7との間
のロスが近接した分短かくなつて歩留まりのさら
なる向上を計ることができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、走間切断機のダイセツトを復帰させるため
の復帰機構としては、エアシリンダの他にラツク
とピニオン方式のもの等を用いることができるも
のである。
なく、走間切断機のダイセツトを復帰させるため
の復帰機構としては、エアシリンダの他にラツク
とピニオン方式のもの等を用いることができるも
のである。
[作用効果]
以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、次のロール成形加工においては材
料やロールセツトの変更が必要になる最終ロツド
製品の製造である場合に、その最終製品の段階と
なつたときには、ロール成形機に材料が供給され
る以前の段階で材料を予め切断することになる
が、このとき、両切断機間の距離「R」から最終
製品がロール成形機を最後までライン移動して走
間切断機によつて切断されるに必要な余裕「α」
を差し引いた寸法から切断寸法「L」を除し、こ
れによつて両切断機間のあいだに残される材料か
ら最終的に製造できる最終製作残余本数「B」を
算出し、現在製造している材料の残余製造本数
「A」が前記算出された最終製作残余本数「B」
と一致したと判断された場合に、入口側切断機に
よつて材料切断をし、しかる後、残余の製品の製
造をすることになる。従つて、最終製品が製造さ
れたときに無駄となる材料は、前記最終製品がロ
ール成形機を最後までライン移動して走間切断機
7によつて切断されるに必要な余裕「α」に相当
する分のみとなつて、両切断機間のあいだに亘る
長いものになつてしまうようなことを確実に防止
でき、歩留まりの明らかな改善を計ることができ
る。
のであるから、次のロール成形加工においては材
料やロールセツトの変更が必要になる最終ロツド
製品の製造である場合に、その最終製品の段階と
なつたときには、ロール成形機に材料が供給され
る以前の段階で材料を予め切断することになる
が、このとき、両切断機間の距離「R」から最終
製品がロール成形機を最後までライン移動して走
間切断機によつて切断されるに必要な余裕「α」
を差し引いた寸法から切断寸法「L」を除し、こ
れによつて両切断機間のあいだに残される材料か
ら最終的に製造できる最終製作残余本数「B」を
算出し、現在製造している材料の残余製造本数
「A」が前記算出された最終製作残余本数「B」
と一致したと判断された場合に、入口側切断機に
よつて材料切断をし、しかる後、残余の製品の製
造をすることになる。従つて、最終製品が製造さ
れたときに無駄となる材料は、前記最終製品がロ
ール成形機を最後までライン移動して走間切断機
7によつて切断されるに必要な余裕「α」に相当
する分のみとなつて、両切断機間のあいだに亘る
長いものになつてしまうようなことを確実に防止
でき、歩留まりの明らかな改善を計ることができ
る。
図面は本考案に係る建築用シヤツターのスラツ
ト製造装置の一実施例を示したものであつて、第
1図はロール成形ラインの概略側面図、第2図は
入口側切断機への指示を示すフローチヤートであ
る。第3図はブロツク図、第4図イ、ロは切断機
の説明概略図である。 図中、Aは残余本数、Lは切断寸法、Rは両切
断機間隔、Tは製作本数、αは余裕寸法、1はロ
ール成形機、2は主ロールセツト、2cは最終ロ
ールセツト、5はアンコイラー、6は材料、7は
走間切断機、7aはダイセツト、7cはエアシリ
ンダ、8は操作盤、9は切断機、11は制御部、
12は製作本数設定器、13は寸法設定器、14
は製作本数検知器である。
ト製造装置の一実施例を示したものであつて、第
1図はロール成形ラインの概略側面図、第2図は
入口側切断機への指示を示すフローチヤートであ
る。第3図はブロツク図、第4図イ、ロは切断機
の説明概略図である。 図中、Aは残余本数、Lは切断寸法、Rは両切
断機間隔、Tは製作本数、αは余裕寸法、1はロ
ール成形機、2は主ロールセツト、2cは最終ロ
ールセツト、5はアンコイラー、6は材料、7は
走間切断機、7aはダイセツト、7cはエアシリ
ンダ、8は操作盤、9は切断機、11は制御部、
12は製作本数設定器、13は寸法設定器、14
は製作本数検知器である。
Claims (1)
- 渦巻状に巻装された金属性帯状板からなる材料
のロール成形加工ラインに配設したロール成形機
の材料出口側に、材料の移送速度でダイセツトが
走行して材料切断をし、しかる後に元位置に復帰
する出口側切断機を配設してなる建築用シヤツタ
ーのスラツト製造装置において、前記ロール成形
機の入口側に入口側切断機をさらに配設し、これ
ら各切断機およびロール成形機からなるロール成
形加工ラインに対して作動指令を出力する制御部
を、ロール加工される製品の製作本数「T」を入
力設定できる製作本数設定器と、前記製品の切断
寸法「L」を設定できる寸法設定器と、出口側切
断機によつてこれから切断する必要が有る製作残
余本数「A」をカウントする製作本数検知器とに
接続してこれらからの信号入力をするように構成
すると共に、さらに前記制御部には、ロール成形
加工するものが最終ロツド製品である場合に、予
めメモリされる両切断機間の距離「R」から最終
製品がロール成形機を最後まで移動して出口側切
断機によつて切断されるに必要な余裕「α」を差
し引いた寸法から切断寸法「L」を除し、両切断
機間のあいだに繰出されている材料から最終的に
製造できる最終製作残余本数「B=(R−α)÷
L」を算出する最終製作残余本数演算手段と、製
作残余本数「A」が前記算出された最終製作残余
本数「B」になつたか否かの判断をし、なつたと
判断した場合には材料のライン移送を一旦停止せ
しめた状態で入口側切断機にて材料を入口側で切
断し、しかる後、材料のライン移送を再スタート
させて最終製作残余本数のロール成形加工をする
よう作動制御指令を出力するライン作動指令出力
手段とを設けてあることを特徴とする建築用シヤ
ツターのスラツト製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986022318U JPH0413054Y2 (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986022318U JPH0413054Y2 (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62134613U JPS62134613U (ja) | 1987-08-25 |
JPH0413054Y2 true JPH0413054Y2 (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=30819590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986022318U Expired JPH0413054Y2 (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0413054Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5289085B2 (ja) * | 2009-02-06 | 2013-09-11 | 日鐵住金建材株式会社 | 切断機用材料誘導装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4962282U (ja) * | 1972-09-08 | 1974-05-31 |
-
1986
- 1986-02-19 JP JP1986022318U patent/JPH0413054Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62134613U (ja) | 1987-08-25 |
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