JPH0714543B2 - 異形断面条の製造方法及び装置 - Google Patents

異形断面条の製造方法及び装置

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JPH0714543B2
JPH0714543B2 JP29536687A JP29536687A JPH0714543B2 JP H0714543 B2 JPH0714543 B2 JP H0714543B2 JP 29536687 A JP29536687 A JP 29536687A JP 29536687 A JP29536687 A JP 29536687A JP H0714543 B2 JPH0714543 B2 JP H0714543B2
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宏一 加藤
恭衛 仲村
信義 小林
邦生 土井
敏夫 戸崎
桂一郎 ▲吉▼田
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は幅方向に厚さの異なる部分を長手方向に連続し
て形成した異形断面条を幅出し圧延成型法により製造す
る装置及び方向に関するものである。
〔従来の技術〕
現在、第4図に示すように条体の断面中央部の一方の面
に凸部(10)を形成したような幅方向に厚さの異なる異
形断面条(11)を圧延成形する方法としては、圧延ロー
ルの軸線を被圧延条体の長手方向に向けて配置し、該条
体の幅方向に往復転動する圧延ロールの表面の軸方向
に、上記異形断面条(11)の凸部(10)に対応した凹溝
を形成し、固定下型と圧延ロールとのギャップのロール
軸方向に被圧延条体を間欠的に供給し、上記圧延ロール
の凹溝以外の圧延面と固定下型とで被圧延条体を幅方向
に圧延して第4図に示す異形断面条(11)を製造する方
法がある。
実際に上記圧延を行なう装置には固定下型の形状によっ
て次のような2つのタイプがある。先ず第5図に示すよ
うな全面平坦な固定下型(14)を用い上記凹溝(12)を
有する圧延ロール(3)を被圧延条体(13)の供給方向
と直角に少なくとも該条体(13)の幅(X)以上の距離
(Y)を転動して異形断面条を製造するもの、次いで第
6図に示すように中央部が平坦面(5)でその両側が円
弧状の凹面(6)を形成した固定下型(7)を用いるこ
とにより圧延ロール(3)を被圧延条体(13)の供給方
向と直角に該条体(13)の幅(X)以下の距離(Z)を
往復転動させ被圧延条体(13)の幅方向の両端部を圧延
ロール(3)の圧延面(15)と固定下型(7)の円弧状
凹面(6)とで繰り返し挟圧して圧延し異形断面条を製
造するものがある。両者を比較した場合後者は転動距離
が短いため圧延ロールの高速転動が可能となり、より高
能率な異形断面条の製造を行なうことができ工業的な利
用価値が高い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
近年、電子・電気機器の発達に伴い、特に寸法精度の優
れた異形断面条が要求されるようになった。圧延加工に
おいて得られる厚さは、ロールギャップの幾何学的寸法
によるものでなく、圧延荷重によってロールギャップが
開くため、圧延機のいわゆるミル剛性と圧延荷重との関
係によって厚さが決ることは周知のことである。上記方
法においても同様であり、材料の幅方向の厚さ分布は、
転動各位置での圧延荷重によるギャップの増大の和とし
て得られる。しかるに、寸法精度の優れた異形断面条を
得るためには、油圧制御によりミル剛性を無限大とする
か、圧延荷重によるロールギャップの増大を考慮した幾
何学的ギャップを与える必要がある。従来は、同時に全
体のロールギャップの調整ができるが、局部的なロール
ギャップの調整をすることができないため、寸法精度の
良い異形断面条を得ることができないという問題があっ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々検討した結果、ギャップの変化
量を調節するために圧延ロール又は固定下型の形状を変
化量だけ盛り上げたり、圧延ロールと固定下型の円弧部
の曲率の組合せを変えたりすることにより、寸法精度の
優れた異形断面条を能率よく製造できる方法及び装置を
開発したものである。
即ち本発明の製造方法は中央部が平坦面でその両側が円
弧状の凹面を形成した固定下型と該固定下型の上方に往
復転動する圧延ロールを設け、これら固定下型と圧延ロ
ールのギャップに圧延ロールの転動方向と直交する方向
に条体を供給し、該条体を圧延ロールの転動方向に圧延
して幅方向に厚さに異なる異形断面条を製造する方法に
おいて、圧延ロールの各圧延位置での上記ギャップの大
きさをその位置での により決まるギャップの変化量だけ狭くして圧延するこ
とを特徴とするものであり、本発明の製造装置は中央部
が平坦面でその両側に円弧状の凹面を形成した固定下型
と該固定下型の上方に往復転動する圧延ロールを設け、
これら固定下型と圧延ロールのギャップに圧延ロールの
転動方向と直交する方向に条体を供給し、該条体を圧延
ロールの転動方向に圧延して幅方向に厚さの異なる異形
断面条を製造する装置において、圧延ロールの各圧延位
置でのギャップの大きさが の値により決まるギャップの変化量だけ狭くした形状の
圧延ロール及び/又は固定下型を組合わせたことを特徴
とするものであり、圧延ロール及び/又は固定下型をギ
ャップの変化量だけ盛り上げた形状とし、又は圧延ロー
ルの曲率と固定下型の円弧状凹面の曲率とを変えること
によりギャップの変化量に対応するのは良い方法であ
る。
〔作用〕 このように被圧延条体の幅方向の任意の圧延位置でのギ
ャップの大きさを、その位置での の値により決まるギャップの変化量だけ狭くするのは被
圧延条体の厚さの精度不良の原因である圧延荷重により
ギャップの増大分をあらかじめ当該ギャップから差し引
くことにより、異形断面条の厚さの仕上がり精度を向上
させることができるからである。
なお圧延ロール及び/又は固定下型の圧延位置における
ギャップの変化量だけその部分の圧延ロール及び/又は
固定下型を盛り上げる形状に加工する方法はNC研摩盤等
により容易に施すことができ、また圧延ロール及び固定
下型の円弧状凹面の曲率を変えるには両者ともに単純な
円弧形状で良いため円筒研削盤、フライス盤等の汎用加
工機を用いることができ、加工経費が少なくより安価に
実施できる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を説明する。
第5図に示す従来の単純円柱条の圧延ロール(3)及び
単純円弧状の凹面(6)を有する固定下型(7)とで構
成された圧延装置を用い、第4図に示す異形断面条(1
1)の圧延実験を行ない該条の幅方向で測定された荷重
分布から で計算されるギャップの変化量を算出した。
実施例(1) 第6図に示す中央部が平坦面(5)でその両側に円弧状
の凹面(6)を形成した固定下型(7)の該凹面(6)
に第1図に示すように上記ギャップの変化量が現われる
部分についてその変化量の大きさに相当する大きさの盛
り上り部(1)を設けた形状の肉盛付固定下型(2)を
作製した。この盛り上り部(1)の形状は上記で算出し
たギャップの変化量の値に基づいて第1図のように盛り
上り部(1)の中央付近が最も高く盛り上り両端部へ向
うにつれて次第にこの盛り上りを低くしたものである。
このような肉盛付固定下型(2)を用い通常の単純円柱
状の圧延ロール(3)とにより第4図に示に異形断面条
(11)を連続圧延したが、該条の薄肉部(16)は厚さの
精度に優れたものであった。
実施例(2) 第2図に示すように上記ギャップの変化量が現われる部
分についてその変化量の大木に相当する大きさの盛り上
り部(1′)を圧延ロールの相当する位置に設けた肉盛
付圧延ロール(4)を作製した。このような肉盛付圧延
ロール(4)と通常の中央部が平坦面(5)でその両側
に円弧状の凹面(6)を形成した固定下型(7)とによ
り第4図に示す異形断面条(11)を連続圧延したところ
実施例(1)と同様に薄肉部(16)は寸法精度の優れた
ものが得られた。
実施例(3) 第3図に示すように円柱状の異径圧延ロール(8)の曲
率(R1)と異径固定下型(9)の円弧状凹面(6′)の
曲率(R2)の差を上記ギャップの変化量に相当する大き
さとして、これら異径圧延ロール(8)及び異径固定下
型(9)を作製し、第4図に示す異形断面条(11)を連
続圧延したが、良好な寸法精度の薄肉部(16)を有する
条が得られた。
〔発明の効果〕
寸法精度の改善方向として前記した油圧制御によるミル
剛性無限大の方向では実際にロールギャップを直径には
検出できないばかりでなく、単純な機械剛性の5〜10倍
程度が工業的な限度である。この程度でもかなり改善が
可能であるが油圧制御システムが非常に高価なものにな
ってしまう。一方本発明によれば圧延ロール若しくは固
定下型を適切な形状にすることにより安価に高精度の加
工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図及び第3図は本発明の一実施例をそれぞ
れ示す正面図、第4図は異形断面条の一例を示す断面
図、第5図及び第6図は従来装置の一例をそれぞれ示す
正面図である。 1,1′……盛り上り部 2……肉盛付固定下型 3……圧延ロール 4……肉盛付圧延ロール 5……平坦面 6,6′……凹面 7,7′……固定下型 8……異径圧延ロール 9……異径固定下型 10……凸部 11……異形断面条 12……凹溝 13……被圧延条体 14……全面平坦な固定下型 15……圧延面 16……薄肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 信義 栃木県日光市清滝町500番地 古河電気工 業株式会社日光電気精銅所内 (72)発明者 土井 邦生 栃木県日光市清滝町500番地 古河電気工 業株式会社日光電気精銅所内 (72)発明者 戸崎 敏夫 栃木県日光市清滝町500番地 古河電気工 業株式会社日光電気精銅所内 (72)発明者 ▲吉▼田 桂一郎 千葉県茂原市茂原641番地 (56)参考文献 実開 昭59−194323(JP,U) 特公 平3−9815(JP,B2)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部が平坦面でその両側が円弧状の凹面
    を形成した固定下型と該固定下型の上方に往復転動する
    圧延ロールを設け、これら固定下型と圧延ロールのギャ
    ップに圧延ロールの転動方向と直交する方向に条体を供
    給し、該条体を圧延ロールの転動方向に圧延して幅方向
    に厚さの異なる異形断面条を製造する方法において、圧
    延ロールの各圧延位置での上記ギャップの大きさをその
    位置での の値により決まるギャップの変化量だけ狭くして圧延す
    ることを特徴とする異形断面条の製造方法。
  2. 【請求項2】中央部が平坦面でその両側に円弧状の凹面
    を形成した固定下型と該固定下型の上方に往復転動する
    圧延ロールを設け、これら固定下型と圧延ロールのギャ
    ップに圧延ロールの転動方向と直交する方向に条体を供
    給し、該条体を圧延ロールの転動方向に圧延して幅方向
    に厚さの異なる異形断面条を製造する装置において、圧
    延ロールの各圧延位置でのギャップの大きさが の値により決まるギャップの変化量だけ狭くした形状の
    圧延ロール及び/又は固定下型を組合わせたことを特徴
    とする異形断面条の製造装置。
  3. 【請求項3】圧延ロールがギャップの変化量だけ盛り上
    げた形状である特許請求の範囲第(2)項記載の異形断
    面条の製造装置。
  4. 【請求項4】固定下型がギャップの変化量だけ盛り上げ
    た形状である特許請求の範囲第(2)項又は第(3)項
    記載の異形断面条の製造装置。
  5. 【請求項5】圧延ロールの曲率と固定下型の円弧状凹面
    の曲率とを変えて上記ギャップをギャップの変化量だけ
    狭くする特許請求の範囲第(2)項記載の異形断面条の
    製造装置。
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