JPH0627202Y2 - 継目無鋼管製造用マンドレルバー - Google Patents
継目無鋼管製造用マンドレルバーInfo
- Publication number
- JPH0627202Y2 JPH0627202Y2 JP11580589U JP11580589U JPH0627202Y2 JP H0627202 Y2 JPH0627202 Y2 JP H0627202Y2 JP 11580589 U JP11580589 U JP 11580589U JP 11580589 U JP11580589 U JP 11580589U JP H0627202 Y2 JPH0627202 Y2 JP H0627202Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mandrel bar
- wear
- seamless steel
- steel pipe
- mandrel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Metal Extraction Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、継目無鋼管製造において使用される圧延用
マンドレルバーに関し、その寿命延長を目的としたマン
ドレル形状に係る。
マンドレルバーに関し、その寿命延長を目的としたマン
ドレル形状に係る。
[従来の技術] 周知のように、継目無鋼管の連続圧延機では圧延ロール
間の素材内にマンドレルを挿入して圧延を行なう。
間の素材内にマンドレルを挿入して圧延を行なう。
マンドレルバーは継続的に使用することにより、長手方
向に不均一な摩耗を生じ、この摩耗による正規寸法D0
との径差が、製品の肉厚差となる。そこで一般には、限
界摩耗外径値を定め、最も摩耗の大きい部分の外径がこ
の値に達すると、使用しないように管理している。これ
らの摩耗マンドレルバーは、最小径に合わせて研削し、
より小サイズの圧延用マンドレルバーとして使用する。
向に不均一な摩耗を生じ、この摩耗による正規寸法D0
との径差が、製品の肉厚差となる。そこで一般には、限
界摩耗外径値を定め、最も摩耗の大きい部分の外径がこ
の値に達すると、使用しないように管理している。これ
らの摩耗マンドレルバーは、最小径に合わせて研削し、
より小サイズの圧延用マンドレルバーとして使用する。
第3図は、そのマンドレルバーの摩耗状態を示してお
り、図のように摩耗は、特定の部分(ほぼ中央部)がも
っとも大きく、端部に向うに従ってその摩耗は漸減し、
特に保持部分は殆ど摩耗がない。
り、図のように摩耗は、特定の部分(ほぼ中央部)がも
っとも大きく、端部に向うに従ってその摩耗は漸減し、
特に保持部分は殆ど摩耗がない。
[考案が解決しようとする課題] このマンドレルバーの摩耗は直接製品肉厚精度に影響す
るので、マンドレルバーの表面硬度を上げる。潤滑
材の改良等の対策が採られてきたが、より一層の摩耗減
少を図ることが要求されている。
るので、マンドレルバーの表面硬度を上げる。潤滑
材の改良等の対策が採られてきたが、より一層の摩耗減
少を図ることが要求されている。
本考案は、係るマンドレルバーの寿命を延長し、併せて
マンドレルバーは全長にわたって一様に研削することが
好ましいので、可及的に均一に摩耗するように工夫する
ことを目的として提案する。
マンドレルバーは全長にわたって一様に研削することが
好ましいので、可及的に均一に摩耗するように工夫する
ことを目的として提案する。
[課題を解決するための手段] しかして、その特徴とするところは、予め想定した限界
摩耗外径値に至った時の長手方向摩耗分布に応じて、マ
ンドレルバーの長手方向の形状を正規寸法より径太にし
たことにある。
摩耗外径値に至った時の長手方向摩耗分布に応じて、マ
ンドレルバーの長手方向の形状を正規寸法より径太にし
たことにある。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明
する。
する。
第1図には、この考案によるマンドレルバーを示してお
り、第3図のマンドレルバーの摩耗を想定して、予め摩
耗の大きい中央部を正規外径D0よりも摩耗に相当する
径だけ径太に構成し、端部に向かうに従って径太の度合
いを漸減している。
り、第3図のマンドレルバーの摩耗を想定して、予め摩
耗の大きい中央部を正規外径D0よりも摩耗に相当する
径だけ径太に構成し、端部に向かうに従って径太の度合
いを漸減している。
このマンドレルバーの摩耗は、鋼種(変形抵抗)、加工
率、直径等に応じ、過去の近似した条件データから推定
される。また摩耗はかなり凹凸があるが、実際上はそれ
に沿った概略的な線に補正され、このデータによってマ
ンドレルバーへ研削して製作される。
率、直径等に応じ、過去の近似した条件データから推定
される。また摩耗はかなり凹凸があるが、実際上はそれ
に沿った概略的な線に補正され、このデータによってマ
ンドレルバーへ研削して製作される。
かかるマンドレルバーの初期形状、特に径太の部分は逆
に圧延初期には、製品の肉厚寸法を小さくする方向に影
響するが、実際の径太化の程度は管の寸法公差を考慮し
てこれを越えない範囲で寸法を定めるので、薄手側の限
界を外れることはない。
に圧延初期には、製品の肉厚寸法を小さくする方向に影
響するが、実際の径太化の程度は管の寸法公差を考慮し
てこれを越えない範囲で寸法を定めるので、薄手側の限
界を外れることはない。
[実施例] マンドレルバー材質 SKD 61相当 マンドレルバー寸法 156.5φ×27000L 圧延条件 マンドレル入側寸法 200φ×17.0 マンドレル出側寸法 172φ×6.5 圧延鋼種 炭素鋼 前記圧延条件のもとで圧延の結果、従来のマンドレルバ
ー(外径一定156.5mm)は、850本の圧延で使用限界外径
となったが、本考案によるマンドレルバーは1500本まで
圧延で、約70%の寿命延長を図ることができた。
ー(外径一定156.5mm)は、850本の圧延で使用限界外径
となったが、本考案によるマンドレルバーは1500本まで
圧延で、約70%の寿命延長を図ることができた。
また、第2図にこの考案によるマンドレルバー使用限界
時の摩耗状況を示しており、ある程度使用したところ
で、マンドレルバー径はほぼ均一となり、それから更に
従来の使用限界まで使い込むことが可能となっている。
時の摩耗状況を示しており、ある程度使用したところ
で、マンドレルバー径はほぼ均一となり、それから更に
従来の使用限界まで使い込むことが可能となっている。
[考案の効果] このように本考案によれば、マンドレルバーの著しい寿
命延長を図ることができ、生産性、マンドレルバー使用
コストを大きく低減でさせることができる。
命延長を図ることができ、生産性、マンドレルバー使用
コストを大きく低減でさせることができる。
第1図は、本考案によるマンドレルバーの形状を示し、
第2図はこの考案によるマンドレルバーの使用限界時の
摩耗状況を示し、第3図は正規外径(外径一定)のマン
ドレルバーの使用限界時の摩耗状況を示す。
第2図はこの考案によるマンドレルバーの使用限界時の
摩耗状況を示し、第3図は正規外径(外径一定)のマン
ドレルバーの使用限界時の摩耗状況を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】継目無鋼管の設備において使用されるマン
ドレルバーにおいて、予め想定した限界摩耗外径値に至
った時の長手方向摩耗分布に応じて、マンドレルバーの
長手方向の形状を正規寸法より径太にしたことを特徴と
する継目無鋼管製造用のマンドレルバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11580589U JPH0627202Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 継目無鋼管製造用マンドレルバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11580589U JPH0627202Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 継目無鋼管製造用マンドレルバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0357401U JPH0357401U (ja) | 1991-06-03 |
JPH0627202Y2 true JPH0627202Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31664123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11580589U Expired - Lifetime JPH0627202Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 継目無鋼管製造用マンドレルバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627202Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP11580589U patent/JPH0627202Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0357401U (ja) | 1991-06-03 |
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