JPH0714527Y2 - 庇の取付装置 - Google Patents

庇の取付装置

Info

Publication number
JPH0714527Y2
JPH0714527Y2 JP1992017127U JP1712792U JPH0714527Y2 JP H0714527 Y2 JPH0714527 Y2 JP H0714527Y2 JP 1992017127 U JP1992017127 U JP 1992017127U JP 1712792 U JP1712792 U JP 1712792U JP H0714527 Y2 JPH0714527 Y2 JP H0714527Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
bolt
nut
base plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992017127U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0567735U (ja
Inventor
宣雄 広瀬
Original Assignee
株式会社サンレール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンレール filed Critical 株式会社サンレール
Priority to JP1992017127U priority Critical patent/JPH0714527Y2/ja
Publication of JPH0567735U publication Critical patent/JPH0567735U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0714527Y2 publication Critical patent/JPH0714527Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物躯体の外壁面に取
り付けられる庇の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、実公平3ー23458号
に示すように建物躯体の外壁面に庇を簡単に取り付ける
装置を提案しているが、この取付装置は、建物躯体の外
壁面に引掛部を設け、庇をこの引掛部に引っ掛けて仮止
めしておき、この状態から室内側から通しボルトを室外
側に向けて挿通し、庇に設けたボルト孔に通しボルトの
先端部を螺着して庇を建物躯体の外壁面に取り付けるよ
うになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の従来技術にあっ
ては、庇を建物躯体の外壁面側に仮止めするための引掛
部を設けなければならず、また例え庇を引掛部に引っ掛
けても、これとは別個に室内側から通しボルトを室外側
に向けて挿通し、室外側の庇に設けたボルト孔に合致す
るように位置合わせを行わなければならず、その取付作
業が極めて面倒であると共に、例え庇を引掛部に引っ掛
けて仮止めしておいても、通しボルトの先端部を正確に
庇のボルト孔に螺合するためには室外側から庇を保持し
て通しボルトの先端部がボルト孔に螺合するように位置
合わせ作業を行わなければならず、当然に庇の取付作業
に多くの作業者を必要とする難点がある。
【0004】従って、本考案は庇の取付構造を簡単にす
ると共に、その取付作業をできるだけ少人数で行うこと
が可能な取付装置を提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、実施例に対応する符号を付して示すと、
請求項1にあっては、建物躯体1の外壁面1aに面する
庇2の基端板3に複数の通しボルト4の一端部を固着手
段により固着してこれら通しボルト4を基端板3から
行に突設することによって庇ユニット5を形成し、この
庇ユニット5の通しボルト4を建物躯体1の外壁面1a
側から建物躯体1に貫設された挿通孔6に挿通し、室内
側で該通しボルト4をナット7によって建物躯体1の内
壁面1bに固着してなる庇2の取付装置であって、前記
固着手段は、基端板3を挟むように通しボルト4に螺合
されるかしめナット8とロックナット9とからなり、か
しめナット8は、通しボルトに螺合される肉厚雌ねじ部
8aと、これと同軸に連設されて先端側が基端板3の貫
通孔17に挿通される薄肉筒部8bと、これの先端に一
体突設され、ロックナット9と対面する側の基端板3端
面に係合する係合鍔8cとからなり、ロックナット9を
回転させることによりかしめナット8の薄肉筒部8bを
外向きに膨出変形させて、該膨出部分8bを係合鍔8c
が係合する側とは反対側の基端板3端面に係合させると
共に、前記ロックナット9を前記係合 鍔8cを介して基
端板3端面に係合させるようにしてなる構成を採用する
ものである。
【0006】また請求項にあっては、前記通しボルト
4はナット7によって建物躯体1の内壁面1bに補強板
10を介して固着されてなる構成を採用するものであ
る。
【0007】
【作用】本考案の請求項1によれば、庇ユニット5を建
物躯体1の外壁面1aに対向させてその通しボルト4を
建物躯体1に貫設した挿通孔6に挿通させ、その先端部
を建物躯体1の室内側に突出させ、該先端部にナット7
を螺合して通しボルト4を建物躯体1の内壁面1bに固
着するようになっているため、通しボルト4によって庇
2を建物躯体1に固着する際に面倒な位置合わせを全く
必要としない。
【0008】また通しボルト4を建物躯体1の挿通孔6
に挿通させることによって庇2は該通しボルト4によっ
て建物躯体1に仮止めされた状態にあるため、作業者は
建物躯体1の室内側からナット7止め作業を行うだけ
で、庇2を建物躯体1に取り付けることができ、最小人
数の作業者だけで庇2を取り付けることができる。
【0009】また庇2と通しボルト4とが一体の庇ユニ
ット5に形成されてなるため、この庇ユニット5を工場
での大量生産に有利であり、現場では上述の作業を行う
だけでよいから現場作業が容易である。
【0010】また、この庇ユニット5の通しボルト4を
固着手段により基端板3に固着するにあたっては、通し
ボルト4の一端部をかしめナット8に螺合すると共に、
ロックナット9も通しボルト4に螺合して、ロックナッ
ト9の端面をかしめナット8の係合鍔8cに当接させ、
この状態でかしめナット8を基端板3の貫通孔17に挿
通させると共に、係合鍔8cを、基端板3のロックナッ
ト9が対面する側の端面に当接させる。しかして、かし
めナット8を非回転状態で、ロックナット9を締付方向
に回転させることにより、通しボルト4がロックナット
9の締付けによ る進み方向と反対方向に移動し、この通
しボルト4の移動に伴って、かしめナット8がロックナ
ット9側に引き寄せられて軸方向に圧縮されつつ、その
薄肉筒部8bが外向きに膨出変形して、この膨出部分8
bが、前記係合鍔8cが当接している側と反対側の基端
板3端面に係合し、ロックナット9は係合鍔8cを介し
て基端板3の端面に係合し、それによって通しボルト4
は、これらロックナット9とかしめナット8とにより基
端板3に強固に固着されることになる。このように、通
しボルト4の一端部にかしめナット8とロックナット9
とを螺合した状態で、かしめナット8を基端板3の貫通
孔17に挿通させると共に、その係合鍔8cを基端板3
に係合させて、ロックナット9を締付方向に回転させる
だけで、通しボルト4を庇2の基端板3に簡単容易に
着することができる。
【0011】また請求項3によれば、前記通しボルト4
はナット7によって建物躯体1の内壁面1bに補強板1
0を介して固着されてなるため、建物躯体1が軽量発泡
コンクリート(ALC板)のように比較的に表面が脆弱
であっても補強板10に補強板されて庇2の荷重が建物
躯体1の内壁面1bに局部的に負荷せず安定して庇2を
建物躯体1に取り付けることができる。
【0012】
【実施例】図1は、本考案の一実施例を示すもので、庇
2は、上板11と底板12と支持板13を適宜有し、上
板11と底板12との基端部側で両板間をつなぐ基端板
3が一体的に設けられ、基端板3の更に基端部寄りにそ
の上下両端部にコーキング受け兼用支持片14,15が
突設され、基端板3の上下中程に支持片16が突設され
ている。なお庇2の内部には通常ウレタン発泡体等が装
填されている。
【0013】基端板3の上下寄りにはこれに直角に複数
の通しボルト4の一端部が基端板3に設けた貫通孔17
(図2)に貫通し、固着手段によって通しボルト4を基
端板3に固着し、該基端板3から複数の通しボルト4を
平行に突出させるようになっている。
【0014】上記固着手段を図2および図3によって詳
細に説明すると、この固着手段は、基端板3を挟むよう
に通しボルト4に螺合されるかしめナット8とロックナ
ット9とからなり、そしてかしめナット8は、通しボル
ト4に螺合される肉厚雌ねじ部8aと、この雌ねじ部8
aと同軸一体に連設されて先端側が基端板3の貫通孔1
7に挿通される薄肉筒部8bと、この薄肉筒部8bの先
端に外向き半径方向に一体突設され、ロックナット9と
対面する側の基端板3端面に係合する係合鍔8cとから
なるもので、アルミ材のようなかしめ作用を発揮するの
に適した材料によって形成される。このような固着手段
により通しボルト4の一端部を基端板3に固着するに
は、図2に示すように、予め通しボルト4の一端部をか
しめナット8に図示のように螺合させ、且つロックナッ
ト9も通しボルト4に螺合させ、そのロックナット9の
端面をかしめナット8の係合鍔8cに当接させる。この
状態で図2に示すようにかしめナット8を基端板3の貫
通孔17に挿通させ、且つその係合鍔8cを基端板3
外側端面に当接させる。しかして、図3に示すように
かしめナット8を非回転状態で、ロックナット9を矢印
aの方向、即ち締付方向に回転させることにより、通し
ボルト4が、矢印bの方向、即ちロックナット9の締付
けによる進み方向と反対方向に移動し、この通しボルト
4の移動に伴って、かしめナット8が矢印cで示すよう
にロックナット9側に引き寄せられて軸方向に圧縮され
つつ、その薄肉筒部8bが外向きに膨出変形して、この
膨出部分8bが、基端板3の内側端面、即ち前記係合鍔
8cと当接している側と反対側の端面に係合し、ロック
ナット9は係合鍔8cを介して基端板3の端面に圧接係
合し、それによって通しボルト4は、これらロックナッ
ト9とかしめナット8とにより基端板3に強固に固着さ
れることになる。このように、上記固着手段による通し
ボルト4の固着作業によれば、通しボルト4の一端部に
かしめナット8とロックナット9とを螺合した状態で、
かしめナット8を基端板3の貫通孔17に挿通させると
共に、その係合鍔8cを基端板3に係合させて、ロック
ナット9を締付方向に回転させるだけでよいから、その
固着作業が極めて容易である。
【0015】このようにして庇ユニット5が工場生産に
よって形成されると、取付現場において庇ユニット5の
通しボルト4をALC(軽量発泡コンクリート)製また
はRC(強化コンクリート)製の建物躯体1に設けてあ
る挿通孔6に挿通させ、庇2を建物躯体1の外壁面1a
に当て付ける。このように通しボルト4を建物躯体1に
挿通することによって庇2は該通しボルト4によって建
物躯体1に仮止めされるから、次に作業者は室内側にま
わって建物躯体1の内壁面1bから突出している通しボ
ルト4の他端部に補強板10を挿通させ、ナット7を螺
合することによって庇ユニット5の基端板3に突設して
いる支持片14〜16が建物躯体1の外壁面1aに当接
した状態で通しボルト4は建物躯体1に強固に固着され
ることになる。しかるのちコーキング受けを兼ねる支持
片14,15に受けられて庇2と建物躯体1との間にコ
ーキング材19を充填することになる。なおまた建物躯
体1と窓枠18との間にもコーキング材を充填すること
になる。
【0016】
【考案の効果】本考案の請求項1によれば、通しボルト
によって庇を建物躯体に固着する際に面倒な位置合わせ
を全く必要としないため、庇の建物躯体への取付作業が
極めて容易である。
【0017】また通しボルトを建物躯体の挿通孔に挿通
させることによって庇は該通しボルトによって建物躯体
に仮止めされた状態にあるため、作業者は建物躯体の室
内側からナット止め作業を行うだけで、庇を建物躯体に
取り付けることができ、最小人数の作業者だけで庇を取
り付けることができる。
【0018】また庇と通しボルトとが一体の庇ユニット
に形成されてなるため、工場での大量生産に有利であ
り、且つ現場では庇ユニットを建物躯体に取り付けるだ
けでよいから現場での取付作業が極めて容易である。
【0019】また通しボルトを庇に固着するのに、通し
ボルトの一端部にかしめナットとロックナットとを螺合
した状態で、かしめナットを基端板の貫通孔に挿通させ
ると共に、その係合鍔を基端板に係合させて、ロックナ
ットを回転させるだけでよいから、その固着作業が極め
て容易となり、庇ユニットの組立容易となる
【0020】また請求項によれば、前記通しボルトは
ナットによって建物躯体の内壁面に補強板を介して固着
されてなるため、建物躯体が軽量発泡コンクリート(A
LC板)のように比較的に表面が脆弱であっても補強板
に補強板されて庇の荷重が建物躯体の内壁面に局部的に
負荷せず安定して庇を建物躯体に取り付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の縦断正面図である。
【図2】同要部の縦断正面図である。
【図3】同作動状態を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 建物躯体 1a 外壁面 1b 内壁面 2 庇 3 基端板 4 通しボルト 5 庇ユニット 6 挿通孔 7 ナット 8 かしめナット8a 肉厚雌ねじ部 8b 薄肉筒部 8c 係合鍔 9 ロックナット 10 補強板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体の外壁面に面する庇の基端板に
    複数の通しボルトの一端部を固着手段により固着してこ
    れら通しボルトを基端板から平行に突設することによっ
    庇ユニットを形成し、この庇ユニットの通しボルトを
    建物躯体の外壁面側から建物躯体に貫設された挿通孔に
    挿通し、室内側で該通しボルトをナットによって建物躯
    体の内壁面に固着してなる庇の取付装置であって、前記
    固着手段は、基端板を挟むように通しボルトに螺合され
    るかしめナットとロックナットとからなり、かしめナッ
    トは、通しボルトに螺合される肉厚雌ねじ部と、これと
    同軸一体に連設されて先端側が基端板の貫通孔に挿通さ
    れる薄肉筒部と、これの先端に一体突設され、ロックナ
    ットと対面する側の基端板端面に係合する係合鍔とから
    なり、ロックナットを回転させることによりかしめナッ
    トの薄肉筒部を外向きに膨出変形させて、該膨出部分を
    係合鍔が係合する側とは反対側の基端板端面に係合させ
    ると共に、前記ロックナットを前記係合鍔を介して基端
    板端面に係合させるようにしてなる庇の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記通しボルトはナットによって建物躯
    体の内壁面に補強板を介して固着されてなる請求項1記
    載の庇の取付装置。
JP1992017127U 1992-02-20 1992-02-20 庇の取付装置 Expired - Lifetime JPH0714527Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992017127U JPH0714527Y2 (ja) 1992-02-20 1992-02-20 庇の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992017127U JPH0714527Y2 (ja) 1992-02-20 1992-02-20 庇の取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0567735U JPH0567735U (ja) 1993-09-10
JPH0714527Y2 true JPH0714527Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=11935375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992017127U Expired - Lifetime JPH0714527Y2 (ja) 1992-02-20 1992-02-20 庇の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0714527Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934666Y2 (ja) * 1981-10-07 1984-09-26 朝日資材株式会社
JPH0642031Y2 (ja) * 1984-10-25 1994-11-02 三菱化成株式会社

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0567735U (ja) 1993-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3961288B2 (ja) 防水層のある面への金具の取付け構造
JPH0714527Y2 (ja) 庇の取付装置
JP3068799B2 (ja) 足場つなぎ構造
JPS6217552Y2 (ja)
JP2776476B2 (ja) 押出成形セメント板床の留付構造
JP2587649Y2 (ja) 手摺等の柱脚固定具
JPS5927458Y2 (ja) 手摺りの立設装置
JPH09273250A (ja) スチールハウスにおける筋違いの接合構造
JPS639732Y2 (ja)
JPS6124497B2 (ja)
JPS6243048Y2 (ja)
JPS5927459Y2 (ja) 手摺りの立設装置
JPS6310001Y2 (ja)
JPS622092B2 (ja)
JPS62220646A (ja) 軽量気泡コンクリ−ト壁への外装支持材取付け方法
AU770233B2 (en) Structural bracing system
JPH10183923A (ja) 手摺の組立構造
JPS6011166Y2 (ja) 付属建物取付装置
JP2004162276A (ja) ユニット吊上げ連結金具
JP3170263B1 (ja) 増築用アンカーおよび増築方法
JPH0223643Y2 (ja)
JPS6337374Y2 (ja)
JP2576646Y2 (ja) 壁パネルの固定金具
JPH0641700B2 (ja) 軽量気泡コンクリート壁パネルの取付構造
JPH0791864B2 (ja) ドーム建築物のための連結金具

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19951024