JPH07145272A - プロピレン系樹脂組成物 - Google Patents
プロピレン系樹脂組成物Info
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- JPH07145272A JPH07145272A JP29336993A JP29336993A JPH07145272A JP H07145272 A JPH07145272 A JP H07145272A JP 29336993 A JP29336993 A JP 29336993A JP 29336993 A JP29336993 A JP 29336993A JP H07145272 A JPH07145272 A JP H07145272A
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- JP
- Japan
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- ethylene
- component
- propylene
- copolymer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐低温衝撃性と剛性のバランスに優れる自動
車用バンパー等の自動車外装用部材に好適なプロピレン
系樹脂組成物の提供。 【構成】 下記の成分A、成分Bおよび成分Cからな
る。 成分A:エチレン単位含量が1〜15重量%、及びメル
トフローレートが10〜100g/10分の結晶性プロ
ピレン・エチレンブロック共重合体50〜80重量% 成分B:炭素数4〜18のαオレフィン含量が25〜7
0重量%、メルトフローレートが0.01〜7g/10
分、密度0.850〜0.890g/cm3であるエチレン
・αオレフィン共重合体20〜40重量% 成分C:平均粒径が0.1〜5μのタルク1〜20重量
%
車用バンパー等の自動車外装用部材に好適なプロピレン
系樹脂組成物の提供。 【構成】 下記の成分A、成分Bおよび成分Cからな
る。 成分A:エチレン単位含量が1〜15重量%、及びメル
トフローレートが10〜100g/10分の結晶性プロ
ピレン・エチレンブロック共重合体50〜80重量% 成分B:炭素数4〜18のαオレフィン含量が25〜7
0重量%、メルトフローレートが0.01〜7g/10
分、密度0.850〜0.890g/cm3であるエチレン
・αオレフィン共重合体20〜40重量% 成分C:平均粒径が0.1〜5μのタルク1〜20重量
%
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は結晶性プロピレン・エチ
レンブロック共重合体、エチレン・αオレフィン共重合
体およびタルクにより構成され、耐低温衝撃性、剛性の
バランス優れ、例えば自動車部品等の射出成形品に好適
な特定のプロピレン系樹脂組成物に関する。
レンブロック共重合体、エチレン・αオレフィン共重合
体およびタルクにより構成され、耐低温衝撃性、剛性の
バランス優れ、例えば自動車部品等の射出成形品に好適
な特定のプロピレン系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】結晶性ポリプロピレンは、剛性、耐熱
性、光沢などの点で優れた特性を有するが、耐衝撃性、
特に低温における耐衝撃性に劣るという欠点がある。そ
のため低温衝撃性が要求される分野、例えば自動車バン
パー等の自動車外装用部材の応用は限られていた。従来
より、衝撃強度の改良のために、結晶性ポリプロピレン
に非晶性エチレン・プロピレン共重合体などのゴム成分
を混合する方法が提案されている。そして、これらゴム
状物質の添加による剛性の低下を改良するために、タル
クなどの無機充填剤を添加混合することも提案されてい
る。例えば、特公昭60−3420号公報には、エチレ
ン含有量5〜10重量%、ポリプロピレン成分の沸点n
−ヘプタン不溶分97重量%以上、常温パラキシレン可
溶分の固有粘度(デカリン、135℃)3〜4、メルト
フローインデックス2〜10の結晶性プロピレン・エチ
レンブロック共重合体55〜65重量%、固有粘度(デ
カリン、135℃)2.0〜3.5、ムーニー粘度ML
1+4(100℃)40〜100の無定形エチレン・プロ
ピレン共重合体30〜35重量%、及び平均粒子径0.
5〜5μのタルク5〜15重量%よりなるバンパー用ポ
リプロピレン組成物が開示されている。また特公昭63
−42929号公報、特公平4−28749号公報に開
示されたポリプロピレン組成物は、無定性エチレン・プ
ロピレン共重合体の代わりにエチレン・αオレフィン共
重合体をポリプロピレンの衝撃改良剤として用いるが、
耐低温衝撃性と剛性のバランスの点で必ずしも満足のい
くものではなかった。
性、光沢などの点で優れた特性を有するが、耐衝撃性、
特に低温における耐衝撃性に劣るという欠点がある。そ
のため低温衝撃性が要求される分野、例えば自動車バン
パー等の自動車外装用部材の応用は限られていた。従来
より、衝撃強度の改良のために、結晶性ポリプロピレン
に非晶性エチレン・プロピレン共重合体などのゴム成分
を混合する方法が提案されている。そして、これらゴム
状物質の添加による剛性の低下を改良するために、タル
クなどの無機充填剤を添加混合することも提案されてい
る。例えば、特公昭60−3420号公報には、エチレ
ン含有量5〜10重量%、ポリプロピレン成分の沸点n
−ヘプタン不溶分97重量%以上、常温パラキシレン可
溶分の固有粘度(デカリン、135℃)3〜4、メルト
フローインデックス2〜10の結晶性プロピレン・エチ
レンブロック共重合体55〜65重量%、固有粘度(デ
カリン、135℃)2.0〜3.5、ムーニー粘度ML
1+4(100℃)40〜100の無定形エチレン・プロ
ピレン共重合体30〜35重量%、及び平均粒子径0.
5〜5μのタルク5〜15重量%よりなるバンパー用ポ
リプロピレン組成物が開示されている。また特公昭63
−42929号公報、特公平4−28749号公報に開
示されたポリプロピレン組成物は、無定性エチレン・プ
ロピレン共重合体の代わりにエチレン・αオレフィン共
重合体をポリプロピレンの衝撃改良剤として用いるが、
耐低温衝撃性と剛性のバランスの点で必ずしも満足のい
くものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐低温衝撃
性と剛性のバランスに優れ、且つ射出成形体に適した組
成物具体的には、自動車用バンパー等の自動車外装用部
材に好適なプロピレン系樹脂組成物に関するものであ
り、従来技術の問題点を解決するものである。
性と剛性のバランスに優れ、且つ射出成形体に適した組
成物具体的には、自動車用バンパー等の自動車外装用部
材に好適なプロピレン系樹脂組成物に関するものであ
り、従来技術の問題点を解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる状況に鑑み、本発
明者は耐低温衝撃性と剛性とのバランスに優れる樹脂組
成物を得るために種々検討した結果、特定の結晶性プロ
ピレン・エチレンブロック共重合体、エチレン・αオレ
フィン共重合体及び無機充填剤からなる樹脂組成物が発
明の目的を達成することを見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は下記の成分A、成分Bおよ
び成分Cを含有するプロピレン系樹脂組成物である。 成分A:エチレン単位含量が1〜15重量%、及びメル
トフローレートが10〜100g/10分の結晶性プロ
ピレン・エチレンブロック共重合体50〜80重量% 成分B:炭素数4〜18のαオレフィン含量が25〜7
0重量%、メルトフローレートが0.01〜7g/10
分、密度0.850〜0.890g/cm3であるエチレン
・αオレフィン共重合体20〜40重量% 成分C:平均粒径が0.1〜5μのタルク1〜20重量
%
明者は耐低温衝撃性と剛性とのバランスに優れる樹脂組
成物を得るために種々検討した結果、特定の結晶性プロ
ピレン・エチレンブロック共重合体、エチレン・αオレ
フィン共重合体及び無機充填剤からなる樹脂組成物が発
明の目的を達成することを見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は下記の成分A、成分Bおよ
び成分Cを含有するプロピレン系樹脂組成物である。 成分A:エチレン単位含量が1〜15重量%、及びメル
トフローレートが10〜100g/10分の結晶性プロ
ピレン・エチレンブロック共重合体50〜80重量% 成分B:炭素数4〜18のαオレフィン含量が25〜7
0重量%、メルトフローレートが0.01〜7g/10
分、密度0.850〜0.890g/cm3であるエチレン
・αオレフィン共重合体20〜40重量% 成分C:平均粒径が0.1〜5μのタルク1〜20重量
%
【0005】[発明の具体的な説明] 1.組成物構成成分成分A 本発明で用いられる結晶性プロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体成分Aは、エチレン単位含量が1〜15重量
%、好ましくは2〜10重量%、及びメルトフローレー
トが10〜100g/10分のものである。メルトフロ
ーレートが10g/10分未満では成形性が劣り、10
0g/10分を越えると耐衝撃性が劣る。該共重合体成
分Aの製造には、高立体規則性触媒が用いられる。該触
媒の代表的な製造法は、四塩化チタンを有機アルミニウ
ム化合物で還元し、更に各種の電子供与体及び電子受容
体で処理して得た三塩化チタン組成物と、有機アルミニ
ウム化合物及び芳香族カルボン酸エステルとを組合せる
方法(特開昭56−100806号公報、特開昭56−
120712号公報、特開昭58−104907号公
報)、及びハロゲン化マグネシウムに四塩化チタンと各
種の電子供与体を接触させる担持型触媒の方法(特開昭
57−63310号公報、特開昭63−43915号公
報、特開昭63−83116号公報)等、公知の方法が
用いられる。得られるポリマーはいわゆる非ポリマーブ
レンドタイプの共重合体である。共重合体成分Aは、別
々に重合された2種以上のプロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体の混合物であってもよい。
ク共重合体成分Aは、エチレン単位含量が1〜15重量
%、好ましくは2〜10重量%、及びメルトフローレー
トが10〜100g/10分のものである。メルトフロ
ーレートが10g/10分未満では成形性が劣り、10
0g/10分を越えると耐衝撃性が劣る。該共重合体成
分Aの製造には、高立体規則性触媒が用いられる。該触
媒の代表的な製造法は、四塩化チタンを有機アルミニウ
ム化合物で還元し、更に各種の電子供与体及び電子受容
体で処理して得た三塩化チタン組成物と、有機アルミニ
ウム化合物及び芳香族カルボン酸エステルとを組合せる
方法(特開昭56−100806号公報、特開昭56−
120712号公報、特開昭58−104907号公
報)、及びハロゲン化マグネシウムに四塩化チタンと各
種の電子供与体を接触させる担持型触媒の方法(特開昭
57−63310号公報、特開昭63−43915号公
報、特開昭63−83116号公報)等、公知の方法が
用いられる。得られるポリマーはいわゆる非ポリマーブ
レンドタイプの共重合体である。共重合体成分Aは、別
々に重合された2種以上のプロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体の混合物であってもよい。
【0006】成分B 本発明に用いられるエチレンと炭素数4〜18のαオレ
フィンとの共重合体成分Bは、αオレフィン含量が25
〜70重量%、好ましくは30〜65重量%、密度が
0.850〜0.890g/cm3、好ましくは0.855〜
0.880g/cm3、メルトフローレートが0.01〜7
g/10分好ましくは0.1〜5g/10分のものであ
る。αオレフィン含量が25重量%以下の場合は耐衝撃
改良効果が少なく、70重量%を越えると溶融流動性が
悪く成形性に劣り、またメルトフローレートが0.01
g/10分以下の場合は溶融流動性が悪く、7g/10
分を越えるものは、耐衝撃性の改良効果に劣る。エチレ
ン・αオレフィン共重合体の13C−NMRより求めた、
炭素数が5個以上のメチレン平均連鎖長は好ましくは7
〜23個、好ましくは9〜18個である。7個未満では
ベタつき易くなり23個を越えるともろくなる。
フィンとの共重合体成分Bは、αオレフィン含量が25
〜70重量%、好ましくは30〜65重量%、密度が
0.850〜0.890g/cm3、好ましくは0.855〜
0.880g/cm3、メルトフローレートが0.01〜7
g/10分好ましくは0.1〜5g/10分のものであ
る。αオレフィン含量が25重量%以下の場合は耐衝撃
改良効果が少なく、70重量%を越えると溶融流動性が
悪く成形性に劣り、またメルトフローレートが0.01
g/10分以下の場合は溶融流動性が悪く、7g/10
分を越えるものは、耐衝撃性の改良効果に劣る。エチレ
ン・αオレフィン共重合体の13C−NMRより求めた、
炭素数が5個以上のメチレン平均連鎖長は好ましくは7
〜23個、好ましくは9〜18個である。7個未満では
ベタつき易くなり23個を越えるともろくなる。
【0007】前記αオレフィンとしては、C4〜C18、
好ましくはC6〜C10のαオレフィンであり、具体的に
は例えば、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1
−ペンテン等が挙げられる。共重合体成分Bは小量のジ
エン成分として、例えば、ジシクロペンタジエン、エチ
リデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、1,9−
デカジエン、エチリデンノルボルネン、ビニルノルボル
ネン等が共重合されてもよい。前記エチレン・αオレフ
ィン共重合体を製造するための触媒としては、ハロゲン
化チタン等のチタン化合物及び/又はバナジウム化合物
と、アルキルアルミニウム−マグネシウム錯体、アルキ
ルアルコキシアルミニウム−マグネシウム錯体等の有機
アルミニウム−マグネシウム錯体や、アルキルアルミニ
ウムあるいはアルキルアルミニウムクロリド等の第I〜I
II族の有機金属化合物との組み合わせによる、いわゆる
チーグラー型触媒、若しくは、WO−91/04257
号公報等に示されるようなメタロセン触媒を使用するこ
とができるが、本発明により特定した密度範囲を維持
し、且つベタつきの低分子量成分を低減化するには、メ
タロセン触媒を用いることが好ましい。重合方法は、気
相流動床法、溶液法、スラリー法、あるいは圧力200
kg/cm2、温度180℃以上の高圧イオン重合法等の
製造プロセスを適用してエチレンとαオレフィンを共重
合することにより得られるものであり、本発明により特
定した範囲の密度およびMFRを得るには、高圧イオン
重合により製造することが好ましい。
好ましくはC6〜C10のαオレフィンであり、具体的に
は例えば、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1
−ペンテン等が挙げられる。共重合体成分Bは小量のジ
エン成分として、例えば、ジシクロペンタジエン、エチ
リデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、1,9−
デカジエン、エチリデンノルボルネン、ビニルノルボル
ネン等が共重合されてもよい。前記エチレン・αオレフ
ィン共重合体を製造するための触媒としては、ハロゲン
化チタン等のチタン化合物及び/又はバナジウム化合物
と、アルキルアルミニウム−マグネシウム錯体、アルキ
ルアルコキシアルミニウム−マグネシウム錯体等の有機
アルミニウム−マグネシウム錯体や、アルキルアルミニ
ウムあるいはアルキルアルミニウムクロリド等の第I〜I
II族の有機金属化合物との組み合わせによる、いわゆる
チーグラー型触媒、若しくは、WO−91/04257
号公報等に示されるようなメタロセン触媒を使用するこ
とができるが、本発明により特定した密度範囲を維持
し、且つベタつきの低分子量成分を低減化するには、メ
タロセン触媒を用いることが好ましい。重合方法は、気
相流動床法、溶液法、スラリー法、あるいは圧力200
kg/cm2、温度180℃以上の高圧イオン重合法等の
製造プロセスを適用してエチレンとαオレフィンを共重
合することにより得られるものであり、本発明により特
定した範囲の密度およびMFRを得るには、高圧イオン
重合により製造することが好ましい。
【0008】成分C 本発明に用いるタルク成分Cは、通常無機充填剤として
市販されているものであり、平均粒子径が0.1〜5
μ、好ましくは0.3〜4μのものである。平均粒子径
が5μを越えると機械強度が低下する場合があり、一方
0.1μ未満のものは混練時に分散不良を起こす場合が
ある。タルク成分Cは、未処理であってもよいが、結晶
性プロピレン・エチレンブロック共重合体(成分A)との
親和性を向上させるために、有機チタネート系シランカ
ップリング剤、シラン系カップリング剤、カルボン酸変
性ポリオレフィン等で処理あるいはそれらと併用しても
よい。
市販されているものであり、平均粒子径が0.1〜5
μ、好ましくは0.3〜4μのものである。平均粒子径
が5μを越えると機械強度が低下する場合があり、一方
0.1μ未満のものは混練時に分散不良を起こす場合が
ある。タルク成分Cは、未処理であってもよいが、結晶
性プロピレン・エチレンブロック共重合体(成分A)との
親和性を向上させるために、有機チタネート系シランカ
ップリング剤、シラン系カップリング剤、カルボン酸変
性ポリオレフィン等で処理あるいはそれらと併用しても
よい。
【0009】2.プロピレン系樹脂組成物 (1)各成分の配合割合 本発明の組成物を構成する、結晶性プロピレン・エチレ
ンブロック共重合体成分A、エチレン・αオレフィン共
重合体成分B及びタルク成分Cの配合割合は、成分Aが
50〜80重量%、好ましくは60〜75重量%、成分
Bが20〜40重量%、好ましくは25〜35重量%、
成分Cが1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%で
ある。成分Aが50重量%未満の場合は剛性が劣り、8
0重量%を越える場合は耐衝撃性が劣る。成分Bが20
重量%未満の場合は衝撃強度の改良効果が劣り、40重
量%を越える場合は剛性が劣る。成分Cが1重量%未満
の場合は、剛性の改良効果が劣り、20重量%以上の場
合は脆くなり耐衝撃が低下する。
ンブロック共重合体成分A、エチレン・αオレフィン共
重合体成分B及びタルク成分Cの配合割合は、成分Aが
50〜80重量%、好ましくは60〜75重量%、成分
Bが20〜40重量%、好ましくは25〜35重量%、
成分Cが1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%で
ある。成分Aが50重量%未満の場合は剛性が劣り、8
0重量%を越える場合は耐衝撃性が劣る。成分Bが20
重量%未満の場合は衝撃強度の改良効果が劣り、40重
量%を越える場合は剛性が劣る。成分Cが1重量%未満
の場合は、剛性の改良効果が劣り、20重量%以上の場
合は脆くなり耐衝撃が低下する。
【0010】(2)組成物の調製 本発明の組成物は、結晶性プロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体成分A、エチレン・αオレフィン共重合体成
分B及びタルク成分Cを前記の範囲内で例えば、ヘンシ
ェルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレンダー、タ
ンブラーブレンダー等で混合後、単軸押出機、多軸押出
機、ニーダー、バンバリーミキサー等の混練機により混
練することにより各成分が均一に分散した高品質の自動
車バンパー等に好適な樹脂組成物が得られる。
ク共重合体成分A、エチレン・αオレフィン共重合体成
分B及びタルク成分Cを前記の範囲内で例えば、ヘンシ
ェルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレンダー、タ
ンブラーブレンダー等で混合後、単軸押出機、多軸押出
機、ニーダー、バンバリーミキサー等の混練機により混
練することにより各成分が均一に分散した高品質の自動
車バンパー等に好適な樹脂組成物が得られる。
【0011】本発明の組成物には、その混合の任意の段
階で、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム等の
他樹脂、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、核剤、帯電
防止剤、難燃剤、顔料、染料、あるいはタルクの他に他
の無機または有機の充填剤、補強剤等の各種充填剤を本
発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、耐低温衝撃性と剛性の
バランスに優れ、且つ射出成形に適しているので、自動
車バンパー、エアーダムスポイラーなど耐低温衝撃性と
剛性が重要な射出成形しうる自動車外装用部材を製造す
るのに適したプロピレン系樹脂組成物である。
階で、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム等の
他樹脂、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、核剤、帯電
防止剤、難燃剤、顔料、染料、あるいはタルクの他に他
の無機または有機の充填剤、補強剤等の各種充填剤を本
発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、耐低温衝撃性と剛性の
バランスに優れ、且つ射出成形に適しているので、自動
車バンパー、エアーダムスポイラーなど耐低温衝撃性と
剛性が重要な射出成形しうる自動車外装用部材を製造す
るのに適したプロピレン系樹脂組成物である。
【0012】
【実施例】以下の実施例において用いた評価方法は次の
とおりである。 (メルトフローレート)成形体試片につき、JIS K
7210に準拠して測定した。 (密度)成形体試片につき、JIS K7112に準拠
して測定した。 (曲げ特性)成形体試片につき、JIS K7203に
準拠し、室温23℃で測定した。 (アイゾット衝撃試験−切削ノッチ付き)成形体試片に
つき、JIS K7110に準拠して−40℃で測定し
た。
とおりである。 (メルトフローレート)成形体試片につき、JIS K
7210に準拠して測定した。 (密度)成形体試片につき、JIS K7112に準拠
して測定した。 (曲げ特性)成形体試片につき、JIS K7203に
準拠し、室温23℃で測定した。 (アイゾット衝撃試験−切削ノッチ付き)成形体試片に
つき、JIS K7110に準拠して−40℃で測定し
た。
【0013】(αオレフィン含有量)Macromolecules
(1982) 15, 353-360頁及び同1402-1406頁に記載されて
いる13C−NMRによる測定方法に準拠して測定した。 装置:JEOL−GSX270 溶媒:O−ジクロロベンゼン(70)/ds−ベンゼン(30) 測定濃度:10(wt/v)% 温度:130℃ スペクトル巾:11000Hz データポイント:16μs(60°) パルス間隔:4s 積算回数:3000回
(1982) 15, 353-360頁及び同1402-1406頁に記載されて
いる13C−NMRによる測定方法に準拠して測定した。 装置:JEOL−GSX270 溶媒:O−ジクロロベンゼン(70)/ds−ベンゼン(30) 測定濃度:10(wt/v)% 温度:130℃ スペクトル巾:11000Hz データポイント:16μs(60°) パルス間隔:4s 積算回数:3000回
【0014】(炭素数が5個以上のメチレン平均連鎖
長)炭素数が5個以上のメチレン平均連鎖長は、13C−
NMRのシグナルの面積強度を用いて、日本ゴム協会誌
第60巻第1号(1987年)38頁に従って計算した。具
体的な手法としては、13C−NMRを用いて測定したエ
チレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合
体及びエチレン・ヘキセン共重合体のシグナルを各々、
Macromorecules (1991年) 24, 4813頁、Macromorecules
(1977年) 10, 536頁 及びPoly. Bull. (1991年) 26, 3
25頁に従って帰属した。コモノマーの頭−頭結合、尾−
尾結合を示す Lindeman-Adams の経験式に従って帰属し
た。炭素数が5以上のメチレン平均連鎖長は13C−NM
Rのシグナルの面積強度を用いて、日本ゴム協会誌第6
0巻第1号38頁(1987年)に従って計算した。
長)炭素数が5個以上のメチレン平均連鎖長は、13C−
NMRのシグナルの面積強度を用いて、日本ゴム協会誌
第60巻第1号(1987年)38頁に従って計算した。具
体的な手法としては、13C−NMRを用いて測定したエ
チレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合
体及びエチレン・ヘキセン共重合体のシグナルを各々、
Macromorecules (1991年) 24, 4813頁、Macromorecules
(1977年) 10, 536頁 及びPoly. Bull. (1991年) 26, 3
25頁に従って帰属した。コモノマーの頭−頭結合、尾−
尾結合を示す Lindeman-Adams の経験式に従って帰属し
た。炭素数が5以上のメチレン平均連鎖長は13C−NM
Rのシグナルの面積強度を用いて、日本ゴム協会誌第6
0巻第1号38頁(1987年)に従って計算した。
【0015】具体的には以下のとおりである。メチレン
平均連鎖長ni+は長さi以上のメチレン連鎖の平均の
長さであり、式(1)で計算される。
平均連鎖長ni+は長さi以上のメチレン連鎖の平均の
長さであり、式(1)で計算される。
【0016】
【数1】
【0017】ここでSjは長さjのメチレン連鎖数を示
す13C−NMR信号強度であり、以下の式(2)〜
(7)で計算される。 S1 =k[01010]+k[11010] (2) S2 ={k[01001]+k[11001]}/2 (3) S3 =k[10001] (4) S4 =k[?100001]/2 (?=0または1) (5) S5 =k[1000001] (6) S6+=k[1000000]/2 (7) 右辺の[]は中に示した連鎖の分率を示している。連鎖
は1がメチン炭素、0がメチレン炭素を表わしており、
下線は連鎖中心炭素を示す。kは13C−NMR信号強度
に変換するための係数である。右辺の各連鎖強度はエチ
レン/αオレフィン共重合体のαオレフィン種によりそ
れぞれ以下の式で計算できる。またk[CH2]は全メチ
レン信号の強度であり、各αオレフィン種により以下の
式で計算できる。以下、右辺のTと添え字で示したもの
は次に示す信号の積分強度である。αオレフィンがプロ
ピレンの場合
す13C−NMR信号強度であり、以下の式(2)〜
(7)で計算される。 S1 =k[01010]+k[11010] (2) S2 ={k[01001]+k[11001]}/2 (3) S3 =k[10001] (4) S4 =k[?100001]/2 (?=0または1) (5) S5 =k[1000001] (6) S6+=k[1000000]/2 (7) 右辺の[]は中に示した連鎖の分率を示している。連鎖
は1がメチン炭素、0がメチレン炭素を表わしており、
下線は連鎖中心炭素を示す。kは13C−NMR信号強度
に変換するための係数である。右辺の各連鎖強度はエチ
レン/αオレフィン共重合体のαオレフィン種によりそ
れぞれ以下の式で計算できる。またk[CH2]は全メチ
レン信号の強度であり、各αオレフィン種により以下の
式で計算できる。以下、右辺のTと添え字で示したもの
は次に示す信号の積分強度である。αオレフィンがプロ
ピレンの場合
【0018】 k[CH2] =TA+TC+TD+TF3+TF4+TF5+TH+TI k[01010] =TA k[11010] =存在せず k[01001] =TD k[11001] =存在せず k[10001] =TI k[?100001]=TH2 k[1000001]=TF3 k[1000000]=TF4 TA ;45.5〜48.0ppmの信号の積分強度 TC ;37.2〜39.2ppmの信号の積分強度 TD ;34.6〜36.2ppmの信号の積分強度 TF3;30.8ppmの信号の積分強度 TF4;30.4ppmの信号の積分強度 TF5;30.0ppmの信号の積分強度 TH ;27.2〜28.2ppmの信号の積分強度 TH2;28.0ppmの信号の積分強度 TI ;24.6〜25.2ppmの信号の積分強度
【0019】αオレフィンがブテンの場合 k[CH2] =−TA1+TB+TC+TD+TE k[01010] =TA2/2+2TA1−TB k[11010] =存在せず k[01001] =TB2 k[11001] =存在せず k[10001] =TE k[?100001]=TD1 k[1000001]=TC1 k[1000000]=TC2 TA1;38.9〜41.0ppmの信号の積分強度 TA2;37.0〜38.0ppmの信号の積分強度 TB1;33.8〜35.2ppmの信号の積分強度 TB2;31.1〜31.8ppmの信号の積分強度 TC1;31.0ppmの信号の積分強度 TC2;30.5ppmの信号の積分強度 TC3;30.0ppmの信号の積分強度 TD1;27.8ppmの信号の積分強度 TD2;26.4〜27.7ppmの信号の積分強度 TE ;24.3〜25.0ppmの信号の積分強度
【0020】αオレフィンがヘキセンの場合 k[CH2] =TA+TD1+TD2+TD3+TD4+2TE+3TF k[01010] =TA k[11010] =存在せず k[01001] =TD1 k[11001] =存在せず k[10001] =TF k[?100001]=TE1 k[1000001]=TD2 k[1000000]=TD3 TA ;40.0〜42.0ppmの信号の積分強度 TD1;31.2〜32.4ppmの信号の積分強度 TD2;31.0ppmの信号の積分強度 TD3;30.5ppmの信号の積分強度 TD4;30.0ppmの信号の積分強度 TE ;26.8〜28.0ppmの信号の積分強度 TE1;27.8ppmの信号の積分強度 TF ;24.0〜24.8ppmの信号の積分強度
【0021】[実施例1]成分Bの製造 :触媒の調製は、WO−91/04257
号公報に記載された方法で実施した。メチルアルモキサ
ンと、錯体Me2Si(C5Me4H)(NCl2H23)TiCl
2をトルエンに溶解し、触媒溶液を調製し、以下の方法
で重合を行った。1.51の撹拌式オートクレーブ型連
続反応器に、エチレンと1−ヘキセンの組成が73%に
なるように供給した。反応器内の圧力を1000kg/cm
2に保ち180℃で反応を行った。反応後MFRが1.4
g/10分、密度が0.856g/cm2、ポリマーの中の
1−ヘキセン含量52重量%の共重合体(成分B)を得
た。
号公報に記載された方法で実施した。メチルアルモキサ
ンと、錯体Me2Si(C5Me4H)(NCl2H23)TiCl
2をトルエンに溶解し、触媒溶液を調製し、以下の方法
で重合を行った。1.51の撹拌式オートクレーブ型連
続反応器に、エチレンと1−ヘキセンの組成が73%に
なるように供給した。反応器内の圧力を1000kg/cm
2に保ち180℃で反応を行った。反応後MFRが1.4
g/10分、密度が0.856g/cm2、ポリマーの中の
1−ヘキセン含量52重量%の共重合体(成分B)を得
た。
【0022】組成物の調製 MFR60g/10分、エチレン単位含量10重量%の
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体(成分
A)を60重量%、上記で得られた共重合体(成分B)
を30重量%、平均粒子径3.8μのタルク(成分C)
10重量%を配合し、川田製作所製スーパーミキサーで
5分間混合した後、神戸製鋼所製FCM2軸混練機にて
210℃にて混練造粒して組成物を得た。このあと、型
締圧力100トンの射出成形機にて成形温度220℃で
各種試験片を作成し、前述の測定法に従って性能を評価
した。結果は表1に示す通りである。
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体(成分
A)を60重量%、上記で得られた共重合体(成分B)
を30重量%、平均粒子径3.8μのタルク(成分C)
10重量%を配合し、川田製作所製スーパーミキサーで
5分間混合した後、神戸製鋼所製FCM2軸混練機にて
210℃にて混練造粒して組成物を得た。このあと、型
締圧力100トンの射出成形機にて成形温度220℃で
各種試験片を作成し、前述の測定法に従って性能を評価
した。結果は表1に示す通りである。
【0023】[実施例2〜6]実施例1で用いたものと
同じ結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体(成
分A)を60重量%、及びタルク10重量%と、実施例
1で用いたエチレン・αオレフィン共重合体の重合条件
を若干変更して得られた、表1に示す各共重合体(成分
B)30重量%を用い、実施例1と同様に成形し評価し
た。結果は表1に示す通りである。
同じ結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体(成
分A)を60重量%、及びタルク10重量%と、実施例
1で用いたエチレン・αオレフィン共重合体の重合条件
を若干変更して得られた、表1に示す各共重合体(成分
B)30重量%を用い、実施例1と同様に成形し評価し
た。結果は表1に示す通りである。
【0024】[実施例7]実施例1で用いたものと同じ
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を55重
量%、エチレン・αオレフィン共重合体を35重量%、
タルク10重量%を用い実施例1と同様に成形し評価し
た。結果は表1に示す通りである。
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を55重
量%、エチレン・αオレフィン共重合体を35重量%、
タルク10重量%を用い実施例1と同様に成形し評価し
た。結果は表1に示す通りである。
【0025】[比較例1]実施例1で用いたものと同じ
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を90重
量%及びおよびタルク10重量%を用い実施例1と同様
に成形し評価した。結果は表2に示す通りである。
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を90重
量%及びおよびタルク10重量%を用い実施例1と同様
に成形し評価した。結果は表2に示す通りである。
【0026】[比較例2]実施例1で用いたものと同じ
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を60重
量%及びタルク10重量%と、実施例1で用いたエチレ
ン・αオレフィン共重合体の重合条件を若干変更して得
られたMFR1.4g/10分、密度0.914g/c
m2、1−ヘキセン含量10重量%の共重合体30重量%
を用い、実施例1と同様に成形し評価した。結果は表2
に示す通りである。
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を60重
量%及びタルク10重量%と、実施例1で用いたエチレ
ン・αオレフィン共重合体の重合条件を若干変更して得
られたMFR1.4g/10分、密度0.914g/c
m2、1−ヘキセン含量10重量%の共重合体30重量%
を用い、実施例1と同様に成形し評価した。結果は表2
に示す通りである。
【0027】[比較例3]実施例1で用いたものと同じ
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を60重
量%及びタルク10重量%と、実施例1で用いたエチレ
ン・αオレフィン共重合体の重合条件を若干変更して得
られたMFR30g/10分、密度0.885g/cm2、
1−ブテン含量24重量%の共重合体30重量%を用
い、実施例1と同様に成形し評価した。結果は表2に示
す通りである。
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を60重
量%及びタルク10重量%と、実施例1で用いたエチレ
ン・αオレフィン共重合体の重合条件を若干変更して得
られたMFR30g/10分、密度0.885g/cm2、
1−ブテン含量24重量%の共重合体30重量%を用
い、実施例1と同様に成形し評価した。結果は表2に示
す通りである。
【0028】[比較例4〜6]実施例1で用いたものと
同じ結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を6
0重量%及びタルク10重量%と、バナジウム触媒を用
いて製造されたエチレン・αオレフィン共重合体30重
量%を用い、実施例1と同様に成形し評価した。結果は
表2に示す通りである。
同じ結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を6
0重量%及びタルク10重量%と、バナジウム触媒を用
いて製造されたエチレン・αオレフィン共重合体30重
量%を用い、実施例1と同様に成形し評価した。結果は
表2に示す通りである。
【0029】[比較例7]MFR200g/10分、エ
チレン単位含量10重量%の結晶性プロピレン・エチレ
ンブロック共重合体を60重量%、実施例1で用いたエ
チレン・αオレフィン共重合体30重量%、タルク10
重量%を用い実施例1と同様に成形し評価した。結果は
表2に示す通りである。
チレン単位含量10重量%の結晶性プロピレン・エチレ
ンブロック共重合体を60重量%、実施例1で用いたエ
チレン・αオレフィン共重合体30重量%、タルク10
重量%を用い実施例1と同様に成形し評価した。結果は
表2に示す通りである。
【0030】[比較例8]実施例1で用いたものと同じ
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を80重
量%、エチレン・αオレフィン共重合体を10重量%、
タルク10重量%を用い実施例1と同様に成形し評価し
た。結果は表2に示す通りである。
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を80重
量%、エチレン・αオレフィン共重合体を10重量%、
タルク10重量%を用い実施例1と同様に成形し評価し
た。結果は表2に示す通りである。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明のプロピレン系樹脂組成物は、耐
低温衝撃性と剛性のバランスに優れ、且つ射出成形に適
しているので、例えば自動車用バンパー等の自動車外装
用部材に好適な材料として有用なものである。
低温衝撃性と剛性のバランスに優れ、且つ射出成形に適
しているので、例えば自動車用バンパー等の自動車外装
用部材に好適な材料として有用なものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の成分A、成分Bおよび成分Cを含
有するプロピレン系樹脂組成物。 成分A:エチレン単位含量が1〜15重量%、及びメル
トフローレートが10〜100g/10分の結晶性プロ
ピレン・エチレンブロック共重合体50〜80重量% 成分B:炭素数4〜18のαオレフィン含量が25〜7
0重量%、メルトフローレートが0.01〜7g/10
分、密度0.850〜0.890g/cm3であるエチレン
・αオレフィン共重合体20〜40重量% 成分C:平均粒径が0.1〜5μのタルク1〜20重量
% - 【請求項2】 前記成分Bのエチレン・αオレフィン共
重合体が、炭素数5個以上のメチレン平均連鎖長を7〜
23個有する構造を有するものである、請求項1に記載
のプロピレン系樹脂組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29336993A JPH07145272A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | プロピレン系樹脂組成物 |
US08/845,208 US6087429A (en) | 1993-11-24 | 1997-04-21 | Propylene resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29336993A JPH07145272A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | プロピレン系樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07145272A true JPH07145272A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=17793894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29336993A Pending JPH07145272A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | プロピレン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07145272A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5744535A (en) * | 1995-10-09 | 1998-04-28 | Ube Industries, Ltd. | Polypropylene resin composition for exterior parts of automobile |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP29336993A patent/JPH07145272A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5744535A (en) * | 1995-10-09 | 1998-04-28 | Ube Industries, Ltd. | Polypropylene resin composition for exterior parts of automobile |
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