JPH07144445A - データ転送制御装置 - Google Patents

データ転送制御装置

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JPH07144445A
JPH07144445A JP31737093A JP31737093A JPH07144445A JP H07144445 A JPH07144445 A JP H07144445A JP 31737093 A JP31737093 A JP 31737093A JP 31737093 A JP31737093 A JP 31737093A JP H07144445 A JPH07144445 A JP H07144445A
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ram
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JP31737093A
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Akihiro Nozawa
明弘 野沢
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 RAMからデータ保持回路へのデータ転送を
容易化及び迅速化したデータ転送制御装置を提供する。 【構成】 転送すべきデータが書き込まれるRAM
(4)とともに、前記データを前記RAMから転送すべ
き印字データ保持回路(14)を備えて、前記RAMか
ら印字データ保持回路へのデータ転送を制御するデータ
転送制御装置であって、前記RAMに対する前記データ
の書込み及び読出しを行なうデータ処理手段(CPU
2)と、このデータ処理手段から前記RAMに対するデ
ータ読出し信号(リード信号12)を受け、このデータ
読出し信号に同期して前記印字データ保持回路へのデー
タ書込みを指令するデータ転送タイミング信号(データ
ライトクロック24)を出力するデータ転送制御手段
(転送方式切換回路20)を備えて、前記RAMの前記
データの読出しと同時に前記印字データ保持回路に前記
データを転送させて書込みを行なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ転送制御装置に
係り、例えば、シリアルプリンタの印字データを展開す
るRAMからデータ出力側のデータ保持手段に対するデ
ータ転送制御等に用いられるデータ転送制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、シリアルプリンタでは、ホスト
コンピュータから転送された印字データをRAMに展開
し、印字に先立って、その印字データを印字データ保持
回路に転送する。その場合、従来では、RAMの印字デ
ータを一旦CPU内のレジスタに取り込んでから、印字
データ保持回路に転送している。
【0003】図8は、例えば、24ドットの印字ヘッド
を持つ従来のシリアルプリンタの構成を示している。C
PU100は、図示しないホストコンピュータと連携さ
れ、ホストコンピュータからの印字データを受ける。こ
のCPU100は、内部にレジスタ102を有する。R
AM104は、随時書込み可能なメモリであり、逐次印
字データが展開される。アドレスデコーダ106は、R
AM104に割り当てられた番地をアクセスされたと
き、RAMセレクト信号107を立ち上げ、RAM10
4を選択する。印字データ保持回路108は、RAM1
04からの印字データを印字回路110に付与する前に
その印字データを保持するバッファである。印字回路1
10は、印字データを出力するゲート回路であって、C
PU100が出力する出力イネーブル信号112がH
(高レベル)出力の間、印字データ保持回路108に保
持されている印字データを印字ヘッド、即ち、ドットプ
リントヘッドに出力する。そして、このシリアルプリン
タにおいて、8ビットのデータバス114、アドレスバ
ス116によって連携され、印字データの読出しにはリ
ード(RD)信号118、印字データの書込みにはライ
ト(WR)信号120が用いられている。
【0004】そして、印字データ保持回路108には、
6組の4ビットフリップフロップ回路121、122・
・・126が設置されている。24ビットの印字データ
は、4ビット毎に別けて4ビットフリップフロップ回路
121、122・・・126に保持される。フリップフ
ロップ回路121、122、123にはデータバス11
4の偶数ビットが接続され、また、フリップフロップ回
路124、125、126にはデータバス114の奇数
ビットが接続されている。また、ライトアドレス選択回
路130は、ライト信号120及びアドレスデータを受
けて各フリップフロップ回路121、122、123・
・・126を選択するため、データライトクロックバス
132にデータ書込み信号を出力し、各フリップフロッ
プ回路121、122・・・126に加える。
【0005】次に、図9は、一般的24ドット印字ヘッ
ドのピン配列を示している。12本の奇数ピン134と
12本の偶数ピン136とは1/20インチだけ離間し
て2列に配置されている。そこで、120DPIの印字
を例に取ると、奇数ピン134と偶数ピン136との間
には、6ビット分のタイミングのずれが生じる。
【0006】図10は、印字データのRAM104への
展開を示している。a番地の0〜7ビットの順に1番〜
8番ピンの印字データ、b番地に9番ピン〜16番ピン
の印字データ、c番地に17番ピン〜24番ピンの印字
データが展開され、a、b、c番地の3バイトで1列分
の印字データを構成する。
【0007】ところが、奇数ピン134と偶数ピン13
6の間には6ビット分のタイミングのずれがあるため、
a〜c番地の印字データをそのまま出力した場合には、
実際の印字にずれが生じることになる。そこで、a〜c
番地からは奇数ピンデータ(奇数ピン134に対する印
字データ)だけを転送し、偶数ピンデータ(偶数ピン1
36に対する印字データ)は18バイト(6ドット分)
だけ離れたd〜f番地に展開されているデータから転送
している。
【0008】図11は、RAM104から印字データ保
持回路108へのデータ転送の1サイクル動作を示して
いる。
【0009】ステップS21では、a番地のリードをす
ると、アドレスデコーダ106の出力であるRAMセレ
クト信号107がL(低レベル)になり、RAM104
が選択されてRD信号118がLになるタイミングで、
RAM104のa番地の1番〜8番ピンの印字データが
CPU100に読み込まれて、一時的にCPU100内
部のレジスタ102に待機させる。ステップS22で
は、CPU100内のレジスタ102に待機している印
字データを4ビットフリップフロップ回路121に転送
すると、WR信号120がLになることに同期して、ラ
イトアドレス選択回路130からデータライトクロック
バス132が出力されて、4ビットフリップフロップ回
路121に印字データの偶数ビット(1、3、5、7番
ピン)が書き込まれる。
【0010】また、同様にステップS23ではb番地の
9〜16番ピンの印字データをCPU100内のレジス
タ102に書き込み、ステップS24で読み込んだ印字
データの偶数ビット(9〜16番の奇数ピン134)を
4ビットフリップフロップ回路122に転送して、ステ
ップS25でc番地の17〜24番ピンの印字データを
CPU100内のレジスタ102に読み込み、ステップ
S26では読み込んだ印字データの偶数ビット(17〜
24番の奇数ピン134)を4ビットフリップフロップ
回路123に転送して、奇数ピン134のデータ転送を
終了する。
【0011】また、ステップS27でd番地からa番地
の印字データより6ビットずれた1〜8番ピンの印字デ
ータをCPU100内のレジスタ102に読み込み、ス
テップS28で読み込んだ印字データの奇数ビット(1
〜8番の偶数ピン136)を4ビットフリップフロップ
回路124に転送して、ステップS29ではe番地の9
〜16番ピンの印字データをCPU100内のレジスタ
102に読み込み、ステップS30では読み込んだ印字
データの偶数ビット(9〜16番の奇数ピン134)を
4ビットフリップフロップ回路125に転送して、ステ
ップS31ではf番地の17〜24番ピンの印字データ
をCPU100内のレジスタ102に読み込み、ステッ
プS32では読み込んだ印字データの偶数ビット(17
〜24番の奇数ピン134)を4ビットフリップフロッ
プ回路126に転送して奇数ピン134より6ドットず
れた偶数ピン136のデータ転送が終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、RAM1
04から印字データ保持回路108に印字データを転送
する場合に、RAM104からCPU100に印字デー
タを転送した後、CPU100から印字データ保持回路
108に転送するという2段階処理が必要であった。そ
のため、プリンタのドット数が多くなると、印字データ
の転送時間が長くなり、プリンタのスループットを低下
させる一因になっている。
【0013】そこで、マイクロコンピュータシステム中
で高速データ転送を可能にするために、マイコン用周辺
素子のダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ
(DMAC)が開発され、使用されている。このような
デバイスを用いた場合には、多数のレジスタから構成さ
れる内部メモリを持つ専用のデバイス(例えば、823
7A)の併設が必要となり、部品点数の増加やコストア
ップとなる欠点があった。
【0014】また、専用のデバイスを使用しないでゲー
トアレー等でDMACを実現するシステムが提案されて
いるが、このようなシステムを実現するためには数千規
模のゲートを必要する。このような方法もコスト及び開
発時間を増大させる欠点があり、実用的でない。
【0015】そこで、本発明は、RAMから印字データ
保持回路へのデータ転送を容易化及び迅速化したデータ
転送制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のデータ
転送制御装置は、転送すべきデータが書き込まれるRA
M(4)とともに、前記データを前記RAMから転送す
べき印字データ保持回路(14)を備えて、前記RAM
から印字データ保持回路へのデータ転送を制御するデー
タ転送制御装置であって、前記RAMに対する前記デー
タの書込み及び読出しを行なうデータ処理手段(CPU
2)と、このデータ処理手段から前記RAMに対するデ
ータ読出信号(リード信号12)を受け、このデータ読
出し信号に同期して前記印字データ保持回路へのデータ
書込みを指令するデータ転送タイミング信号(データラ
イトクロック24)を出力するデータ転送制御手段(転
送方式切換回路20)を備えて、前記RAMの前記デー
タの読出しと同時に前記印字データ保持回路に前記デー
タを転送させて書込みを行なうものである。
【0017】
【作用】RAMには印字データ保持回路に対して転送す
べきデータが格納される。例えば、印字データは各領域
に展開される。そして、データ転送制御は、データ処理
手段からRAMに対してデータ読出し信号に基づいて行
なわれる。即ち、データ転送制御手段は、データ読出し
信号を受け、データ転送タイミング信号を発生する。こ
の結果、RAMから転送すべきデータの読出しが行なわ
れ、同時にそのデータが印字データ保持回路に転送され
る。したがって、RAMのデータは印字データ保持回路
に対して直接転送が行なわれ、即ち、RAMのデータ読
出しと印字データ保持回路へのデータ書込みが同時に進
行し、データ転送処理の迅速化が図られる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明のデータ転送制御装置の第
1実施例を示し、シリアルプリンタの内部構成を示して
いる。データ処理手段としてCPU2が設置されてお
り、このCPU2は、図示しないホストコンピュータと
連携され、印字データを受ける。RAM4は、CPU2
が受信した印字データを展開する随時書込み可能なメモ
リであり、CPU2とデータバス6を通して印字デー
タ、アドレスバス8を通してアドレスデータが与えられ
る。そして、印字データの書込みはライト(WR)信号
10、データの読出しはデータ読出信号であるリード
(RD)信号12によって行なわれる。
【0020】このRAM4に展開された印字データを保
持するデータ保持手段として印字データ保持回路14が
設置されている。即ち、RAM4に展開された印字デー
タは、印字データ保持回路14を通して印字回路16に
出力される。印字回路16は、CPU2が出力する出力
イネーブル信号18がH(高レベル)出力の間、印字デ
ータ保持回路14に保持されている印字データを印字ヘ
ッド、即ち、ドットプリントヘッドに出力するゲート回
路である。
【0021】そして、RAM4に展開された印字データ
を印字データ保持回路14に転送するデータ転送制御手
段として転送方式切換回路20が設置されている。この
転送方式切換回路20は、アドレスバス8を通してCP
U2と連携されており、CPU2からRD信号12を受
け、RAM4に対してRAMセレクト信号22を出力す
るとともに、印字データ保持回路14に対してデータ転
送タイミング信号としてデータライトクロック24を出
力する。
【0022】このデータ転送制御では、RAM4に展開
されている印字データの番地が転送方式切換回路20が
出力するRAMセレクト信号22とアドレスバス8を通
して選択され、CPU2のRD信号12を立ち下げるこ
とにより、RAM4上の印字データをCPU2に読み込
む。このとき、転送方式切換回路20は、データライト
クロック24を出力し、CPU2に読み込まれている印
字データは印字データ保持回路14に転送される。した
がって、このデータ転送は、印字データの読出しと書込
みを同一タイミングで行なう。
【0023】次に、図2及び図3は、本発明のデータ転
送制御装置の第1実施例の具体例を示し、図4は、印字
データのRAM4への展開をメモリマップとの関係で示
したものである。
【0024】この具体例のデータ転送制御装置では、2
4ピンドットプリンタの場合に転送方式切換回路20を
アドレスデコーダで構成し、印字データ保持回路14を
4ビットフリップフロップ回路からなるシフトレジスタ
で構成したものである。
【0025】このプリンタでは、転送方式切換回路20
に二つのアドレスデコーダ26、28が設置されてい
る。アドレスデコーダ26は、図4に示すメモリマップ
において、RAM領域〔A〕がアクセス可能であり、ま
た、アドレスデコーダ28は、そのRAM領域〔B〕が
アクセス可能である。また、2入力のANDゲート30
は、アドレスデコーダ26、28の何れかの出力がL
(低レベル)であれば、RAMセレクト信号22を出力
し、データ記憶手段のRAM4を選択する。図4に示す
ように、RAM領域〔A〕、〔B〕を同一内容に設定し
ておくことにより、何れをアクセスしても同一のRAM
アクセスをすることとなる。また、2入力のORゲート
32は、アドレスデコーダ26の出力とRD信号が共に
Lの場合、データライトクロック信号24としてL出力
を発生する。したがって、印字データをデータ領域
〔A〕から読むか、データ領域〔B〕から読むかでデー
タライトクロック信号24の発生の有無を転送方式切換
回路20で制御している。
【0026】印字データ保持回路14においては、4ビ
ットフリップフロップ回路41、42、43、44、4
5、46が設置され、このようなフリップフロップ回路
41〜46の縦続構成を以てデータライトクロック24
のタイミングで前段から次段側のデータシフトを行なう
6段のシフトレジスタを構成している。即ち、フリップ
フロップ回路41の入力側にはデータバス6の偶数ビッ
トが接続されている。また、フリップフロップ回路46
の出力は印字ヘッド50の1、3、5、7番ピンの印字
データ、フリップフロップ回路45の出力は印字ヘッド
50の9、11、13、15番ピンの印字データ、フリ
ップフロップ回路44の出力は印字ヘッド50の17、
19、21、23番ピンの印字データである。
【0027】また、フリップフロップ回路47、48、
49は4ビットのフリップフロップ回路で3段のシフト
レジスタを構成している。フリップフロップ回路49の
出力は印字ヘッド50の2、4、6、8番ピンの印字デ
ータ、フリップフロップ回路48の出力は印字ヘッド5
0の10、12、14、16番ピンの印字データ、ま
た、フリップフロップ回路47の出力は印字ヘッド50
の18、20、22、24番ピンの印字データであり、
入力にはデータバス6の奇数ビットが接続されている。
【0028】また、印字回路16には、印字ヘッド50
とともに、ヘッドデータ出力ゲート52、54が設置さ
れている。ヘッドデータ出力ゲート52は奇数ピン、ヘ
ッドデータ出力ゲート54は偶数ピンに対応している。
出力イネーブル信号18がH区間の場合、ヘッドデータ
出力ゲート52、54が開かれる。
【0029】そして、印字ヘッド50のピン配置は、図
9に示す通りである。このピン配列を以て120DPI
の場合を説明すると、図4に示す印字データの展開で
は、RAM領域〔A〕のA番地、B番地及びC番地にビ
ット0〜7に対応し、1〜8、9〜16、17〜24番
ピンの順で縦1列分の印字データが展開され、18バイ
ト離れたD番地、E番地及びF番地には6ドット分ずれ
た印字データが展開される。また、RAM領域〔B〕の
内のa番地〜f番地にもRAM領域〔A〕内のA番地〜
F番地と同一構成の印字データの展開を行い、同一の印
字データがアクセス可能なことを示している。
【0030】次に、データ転送制御動作を説明する。
【0031】図5は、RAM領域〔A〕内のアドレスで
RAM4のアクセスを行なって、RAM4から印字デー
タ保持回路14に印字データを転送する1サイクルを示
している。
【0032】ステップS1では、A番地から1〜8番ピ
ンの印字データを読み込むと、アドレスデコーダ26の
出力がLとなり、RAMセレクト信号22が出力され
て、RAM4のA番地から印字データが出力される。ま
た、同時にRD信号12もLのため、データライトクロ
ック24が出力されてフリップフロップ回路41に1〜
7番の奇数ピンのデータが書き込まれるとともに、フリ
ップフロップ回路47に2〜8番の偶数ピンの印字デー
タが書き込まれる。
【0033】ステップS2では、B番地から9〜16番
ピンの印字データを読むと、フリップフロップ回路41
に9〜15番の奇数ピンの印字データが書き込まれると
ともに、フリップフロップ回路47に10〜16番の偶
数ピンの印字データが書き込まれるが、同時にフリップ
フロップ回路41に書き込まれていた印字データがフリ
ップフロップ回路42、フリップフロップ回路47に書
き込まれていた印字データがフリップフロップ回路48
にシフトされる。
【0034】ステップS3では、C番地から17〜24
番ピンの印字データを読み込んだ場合も同様に、C番地
の印字データがフリップフロップ回路41、47に書き
込まれ、B番地の印字データはフリップフロップ回路4
2、48にシフトされ、A番地の印字データもフリップ
フロップ回路43、49にシフトされる。
【0035】ステップS4では、D番地より6ドット分
シフトした1〜8番ピンの印字データを読み込むと、フ
リップフロップ回路41、47にはD番地の印字データ
が書き込まれ、C番地の印字データはフリップフロップ
回路42、48にシフトされ、B番地の印字データはフ
リップフロップ回路43、49にシフトされ、また、A
番地の印字データはフリップフロップ回路44にシフト
される。
【0036】ステップS5では、E番地より6ドット分
シフトした9〜16番ピンの印字データを読み込むと、
フリップフロップ回路41、47にはE番地の印字デー
タが書き込まれ、D番地の印字データはフリップフロッ
プ回路42、48にシフトされ、C番地の印字データは
フリップフロップ回路43、49にシフトされ、B番地
の印字データはフリップフロップ回路44にシフトさ
れ、また、A番地の印字データはフリップフロップ回路
45にシフトされる。
【0037】そして、ステップS6では、F番地より6
ドット分シフトした17〜24番ピンの印字データを読
み込むと、フリップフロップ回路41、47にはF番地
の印字データが書き込まれ、E番地の印字データはフリ
ップフロップ回路42、48にシフトされ、D番地の印
字データはフリップフロップ回路43、49にシフトさ
れ、C番地の印字データはフリップフロップ回路44に
シフトされ、B番地のデータはフリップフロップ回路4
5にシフトされ、また、A番地の印字データはフリップ
フロップ回路46にシフトされる。この場合、ヘッドデ
ータ出力ゲート52には、印字ヘッド50の1、3、
5、7、11、13、15、17、19、21、23番
の奇数ピンの印字データが出力され、また、ヘッドデー
タ出力ゲート54には、印字ヘッド50の2、4、6、
8、10、12、14、16、18、20、22、24
番の偶数ピンの印字データが出力されている。ここで、
出力イネーブル信号がHになると、印字ヘッド50に印
字データが出力される。
【0038】このような処理から明らかなように、RA
M4から印字データ保持回路14へのデータ転送の1サ
イクルで、印字データの読出しと書込みを同一タイミン
グで行なうことができ、ソフトウェア処理が従来の処理
の1/2に削減でき、CPU2の処理時間を短縮するこ
とができる。
【0039】また、RAM領域〔B〕のアドレスでRA
M4からアクセスを行なう場合について説明する。アド
レスデコーダ28の出力がLとなり、RAMセレクト信
号22が出力されて、RAM4とのアクセスが可能とな
る。このとき、アドレスデコーダ26の出力はHである
ため、RAM4からデータバス6に印字データが出力さ
れるが、データライトクロックが発生しないため、フリ
ップフロップ回路41、47には印字データが書き込ま
れることはない。
【0040】このように、転送方式切換回路20は、R
AM4の印字データの書込みと同一タイミングで印字デ
ータ保持回路14に印字データを転送するか否かを切り
換えることにより、RAM4の領域を印字データの展開
以外に使用するも可能である。例えば、印字バッファ、
スタック、モータ制御のためのカウンタ等、印字データ
保持回路14にデータ転送を行なわずに読み書きを行な
う領域が存在する。転送方式の切換えを必要としない場
合には、印字データの展開領域が他から完全に独立して
いる場合であるが、この場合にはRAM4を2つのデバ
イスに分割する方法や、アドレス上に分割して管理する
方法が考えられる。前者は部品点数が増し、後者はソフ
ト作成上の制約が増すことになる。
【0041】次に、図6は、本発明のデータ転送制御装
置の第2実施例を示している。第2実施例では、転送方
式切換回路20にCPU2のI/Oポートを利用し、印
字データ保持回路14の保持アドレスの切換えに6進カ
ウンタを用いて構成したものである。
【0042】転送方式切換回路20は、単一のアドレス
デコーダ56及び3入力ORゲート58で構成されてい
る。アドレスデコーダ56の出力はRAMセレクト信号
22としてRAM4及び3入力ORゲート58に加えら
れる。そして、3入力ORゲート58には、CPU2の
ポート出力である転送方式切換信号60が加えられてい
る。したがって、3入力ORゲート58は、転送方式切
換信号60がLの場合だけ、RAM4から印字データを
読み込むタイミングでデータライトクロック24を発生
する。
【0043】また、印字データ保持回路14には、6組
の4ビットフリップフロップ回路61、62・・・66
が設置されている。フリップフロップ回路61、62、
63にはデータバス6の偶数ビットが接続され、また、
フリップフロップ回路44、45、46にはデータバス
6の奇数ビットが接続されている。また、フリップフロ
ップ回路61、62・・・66にはそれぞれデータライ
トクロックバス72のビット0〜5が加えられている。
【0044】また、6進カウンタ68には、転送方式切
換回路20の3入力ORゲート58からデータライトク
ロック24が加えられ、その立上り変化の度に0からカ
ウントアップを行い、6カウント目で再び0カンウトに
戻る。この6進カウンタ68の出力側にはデコーダ70
が設置され、6進カウンタの出力をデコードしてデータ
ライトクロック24に同期して6ビットのデータライト
クロックバス72上にフリップフロップ回路61、62
・・・66に対する選択信号を出力する。
【0045】そして、この実施例のデータ転送制御装置
の構成を以て、図9に示すピン配列の印字ヘッドで12
0DPIの場合を説明する。奇数ピン134と偶数ピン
136との間には6ドット分のずれがあり、このため、
図10に示した印字データの展開では、a〜c番地に展
開された奇数ピンデータと同時に転送しなければならな
いのは、d〜f番地に展開された奇数ピンデータであ
る。この点を踏まえて、転送方式切換信号60がLにセ
ットされた場合のデータ転送のタイミングは、図7に示
す通りである。
【0046】図7を参照してデータ転送動作を説明す
る。RAM4のa番地を読み出すと、データバス6には
a番地の印字データが出力される。このとき、RAMセ
レクト信号22とRD信号12がL区間の場合、データ
ライトクロック24がLとなり、6進カウンタ68の出
力が“0”であるから、データライトクロックバス72
はビット0がLとなる。このビット0がLからHに立ち
上がり、即ち、RD信号12の立上りで、a番地の偶数
ビットデータ(奇数ピンデータ)がフリップフロップ回
路61に書き込まれる。
【0047】このとき、6進カウンタ68は、データラ
イトクロック24の立上りでカウントアップを行い、そ
の出力は“1”になる。
【0048】また、RAM4のb番地を読み出すと、デ
ータライトクロックバス72のビット1がLとなる。こ
のビット1がLからHへの立上り変化で、b番地の偶数
ビットデータをフリップフロップ回路62に書き込み、
6進カウンタ68の出力は“2”に変化する。
【0049】そして、c番地からf番地を順番に印字デ
ータの読み出しをすると、フリップフロップ回路63に
はc番地の偶数ビットデータ、フリップフロップ回路6
4にはd番地の奇数ビットデータ、フリップフロップ回
路65にはe番地の奇数ビットデータ、フリップフロッ
プ回路66にはf番地の奇数ビットデータが書き込まれ
る。また、6進カウンタ68の出力は、“3”、
“4”、“5”にカウントアップを行い、再び“0”に
戻る。
【0050】このように、第2実施例においても、RA
M4から印字データ保持回路14に印字データを転送す
る場合、RAM4の印字データの読出しと同時に印字デ
ータ保持回路14に印字データの書込みが可能である。
【0051】そして、CPU2のポート出力である転送
方式切換信号60がHの場合、3入力ORゲート58の
出力は常にHであり、データライトクロック24が出力
されないため、デコーダ70の出力はない。また、6進
カウンタ68もカウントアップもない。したがって、C
PU2のポート出力である転送方式切換信号60を制御
することにより、RAM4から印字データ保持回路14
に対して印字データを直接転送することを禁止すること
も可能である。
【0052】なお、第1実施例及び第2実施例では、R
AMに展開された印字データを印字データ保持回路に転
送する場合を例に取って説明したが、扱うデータは印字
データである必要はなく、本発明のデータ転送制御装置
は、RAMに展開されるデータをデータ保持回路に転送
するもの、例えば、カラーデータ処理、ホストコンピュ
ータとのデータ授受等の各種の制御装置に利用できるも
のであり、プリンタに限定されるものではない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DMACのような高速データ転送を可能にするための特
殊な回路やデバイスを必要とすることなく、簡単な回路
構成を以て、RAMに展開された印字データ等の各種の
データを読み出すと同時に、データ保持回路へのデータ
書込みを実現でき、従来のCPUで一旦レジスタに読み
込んだ後、そのデータを書き込む場合のデータ処理に比
較して1/2の処理でデータ転送制御を実現でき、CP
Uの処理時間を大幅に短縮でき、余裕のあるデータ処理
を行なうことができる。しかも、回路構成は簡単である
から、DMACのような高速データ転送を可能にするた
めの特殊な回路やデバイスを使用した場合に比較し、コ
スト低減は勿論のこと、開発時間の短縮も図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ転送制御装置の第1実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明のデータ転送制御装置の第1実施例の具
体例を示すブロック図である。
【図3】図2に示したデータ転送制御装置に続くブロッ
ク図である。
【図4】RAM4に展開された印字データを示す図であ
る。
【図5】図2及び図3に示したデータ転送制御装置のデ
ータ転送動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明のデータ転送制御装置の第2実施例を示
すブロック図である。
【図7】図6に示したデータ転送制御装置のデータ転送
動作を示すタイミングチャートである。
【図8】従来のシリアルドットプリンタの構成を示すブ
ロック図である。
【図9】印字ヘッドのピン配置を示す図である。
【図10】RAM104に展開された印字データを示す
図である。
【図11】図8に示した従来のシリアルプリンタにおけ
るRAMから印字データ保持回路に対する印字データの
転送動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 CPU(データ処理手段) 4 RAM 12 リード信号(データ読出し信号) 14 印字データ保持回路 20 転送方式切換回路(データ転送制御手段) 24 データライトクロック(データ転送タイミング信
号)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送すべきデータが書き込まれるRAM
    とともに、前記データを前記RAMから転送すべき印字
    データ保持回路を備えて、前記RAMから印字データ保
    持回路へのデータ転送を制御するデータ転送制御装置で
    あって、 前記RAMに対する前記データの書込み及び読出しを行
    なうデータ処理手段と、 このデータ処理手段から前記RAMに対するデータ読出
    し信号を受け、このデータ読出し信号に同期して前記印
    字データ保持回路へのデータ書込みを指令するデータ転
    送タイミング信号を出力するデータ転送制御手段と、 を備えて、前記RAMの前記データの読出しと同時に前
    記印字データ保持回路に前記データを転送させて書込み
    を行なうことを特徴とするデータ転送制御装置。
JP31737093A 1993-11-24 1993-11-24 データ転送制御装置 Pending JPH07144445A (ja)

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JP31737093A JPH07144445A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 データ転送制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5793939A (en) * 1996-05-13 1998-08-11 Mitsubishi Electric Semiconductor Software Co., Ltd. Print controlling apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5793939A (en) * 1996-05-13 1998-08-11 Mitsubishi Electric Semiconductor Software Co., Ltd. Print controlling apparatus

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