JPH07143906A - 折畳み傘の収納具 - Google Patents

折畳み傘の収納具

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JPH07143906A
JPH07143906A JP29327893A JP29327893A JPH07143906A JP H07143906 A JPH07143906 A JP H07143906A JP 29327893 A JP29327893 A JP 29327893A JP 29327893 A JP29327893 A JP 29327893A JP H07143906 A JPH07143906 A JP H07143906A
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JP
Japan
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cover body
cylinder
umbrella
chamber
insole
Prior art date
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Pending
Application number
JP29327893A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Nishimoto
勝彦 西本
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濡れた傘の取扱いを容易とすることができる
収納具を提供する。 【構成】 防水性を有する柔軟なカバー本体1の内側下
部に筒体5を固定する。筒体5の内側下部に設けた中底
11に案内筒12と空気孔13とを形成する。カバー本
体1内に濡れた折畳み状態の傘を収納し、傘から滴下す
る雫を案内筒12から下室10に流入させて外部に漏洩
するのを防止し、濡れた傘が衣服に接触するのを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、折畳み傘の収納具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】雨に濡れた傘を携帯し
て電車等の乗物に乗り込むことは多くある。この場合、
傘から滴下する雫によって床面を汚し、あるいは傘との
接触によって衣服を濡らし、他人に不快な感じを与える
ことが多い。
【0003】折畳みの傘では、濡れた面を内側にして折
畳むことができるため、衣服を濡らすことは少ないが、
雫の滴下は避けられず、携帯時の取扱いがきわめて困難
である。
【0004】
【発明の課題】この発明の課題は、濡れた折畳み傘によ
って生じるトラブルの発生を未然に防ぎ、濡れた傘の取
扱いを容易とすることができる収納具を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、防水性を有する柔軟な円筒
形のカバー本体の上部および下部にスライドファスナに
よって開閉される上部切り離し部および下部切り離し部
を形成し、上記カバー本体の内側下部に上部が開口する
筒体を固定し、その筒体の下部にキャップによって開閉
される排水口を設け、上記筒体の内部を上室と下室とに
仕切る中底に上室側の雨水を下室に案内する案内筒と空
気孔とを形成し、上記中底を案内筒に向けて下り勾配を
もって傾斜させた構成としている。
【0006】上記の構成において、前記筒体の上室に、
その上室の内径面間に下部が開口する環状空間を形成す
る逆流防止筒を取付けておくのがよい。
【0007】また、上記の課題を解決するため、他の発
明においては、防水性を有する柔軟な円筒径のカバー本
体の上部および下部にスライドファスナによって開閉さ
れる上部切り離し部および下部切り離し部を形成し、上
記カバー本体の内部に上下が開口する筒体を固定し、そ
の筒体の内側下部に通水孔を有する中底を設け、この中
底と筒体の下部開口を開閉する着脱自在のキャップとの
間に吸着性部材を収納した構成としている。
【0008】上記の他の発明においても、筒体の中底上
に、筒体の内径面間に下部が開口する環状空間を形成す
る逆流防止筒を取付けておくのがよい。
【0009】
【作用】上記の構成から成る収納具は、上記切り離し部
を開放してカバー本体の内部に折畳み傘を収納し、その
折畳み傘の端部を筒体内に挿入する。
【0010】中底に案内筒と空気孔とを設けた収納具に
おいては、傘の端部から滴下する雨水は、案内筒から下
室に流入して下室に溜められる。一方、吸水性部材を収
納した収納具においては、中底に形成された通水孔を流
れて吸水性部材に吸水される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】図1および図2は、この発明に係る収納具
の第1の実施例を示す。図示のように、円筒形のカバー
本体1は、防水性を有する柔軟な材料より形成されてい
る。このカバー本体1の上部および下部には上部切り離
し部2および下部切り離し部3が設けられ、これらの各
切り離し部2、3はスライドファスナ4によって開閉さ
れる。
【0013】ここで、上部切り離し部2は、カバー本体
1の軸方向に沿って開放し得る構造としているが、下部
切り離し部3と同様に、カバー本体1の円周方向に沿っ
て開放し得る構造としてもよい。
【0014】上記カバー本体1の内側下部には合成樹脂
から成る筒体5が固定されている。筒体5は上部が開放
し、下部には排水口6が形成され、その排水口6を開閉
するキャップ7が筒体5にねじ結合されている。
【0015】筒体5の開口部には吸水性シート8が内張
りされている。また、筒体5の内側下部は、筒体内を上
室9と下室10とに仕切る中底11が設けられている。
【0016】中底11には、上室9内の雨水を下室10
に案内する案内筒12と、下室10の空気を上室9に逃
がす空気抜き用の空気孔13とが設けられており、上記
中底11の上面は、上記案内筒12に向けて下り、勾配
をもって傾斜している。
【0017】図2に示す例では、中底11を中央に向け
て傾斜させ、その中央部に案内筒12を設けているが、
図3に示すように、中底11の上面を中央から外周に向
けて下り勾配をもって傾斜させ、その外周部に複数の案
内筒12を周方向に所要の間隔をおいて設け、かつ中底
11の中央部に空気孔13を形成してもよい。
【0018】前記筒体5の上室9には逆流防止筒14が
取付けられている。逆流防止筒14は下端に向けて小径
となるテーパ状とされ、その逆流防止筒14の外周と筒
体5の内径面間に下部が開口する環状空間15が形成さ
れている。
【0019】いま、濡れた傘Aを折畳み、その傘Aをス
ライドファスナ4によって開放された上部切り離し部2
からカバー本体1内に挿入して、傘の石突き側の端部を
筒体5の内部に差し込んだのち、上部切り離し部2を閉
じると、傘の石突きから滴下する雫は、中底11の上面
の傾斜に沿って流れ、案内筒12から下室10に流れ込
むと共に、下室10の空気は空気孔13から上室9に流
れ、下室10において雨水が溜められる。
【0020】上記のような折畳み傘Aの収納状態では、
傘Aの全体がカバー本体1で覆われ、そのカバー本体1
は防水性を有するため、カバー本体1の内面が傘Aとの
接触によって濡れても、カバー本体1の表面までしみ込
まない。
【0021】このため、カバー本体1の表面は濡れず、
携帯に衣服と接触しても、衣服を濡らすという不都合の
発生は皆無であり、ポケットやバッグ内に収納した状態
で持ち運びすることができる。
【0022】傘Aの携帯時において、カバー本体1が傾
き、あるいは倒れる状態とされて、空気孔13と案内筒
12の端部開口の一方が下室10に溜まる雨水で閉鎖さ
れる状態となると、雨水が上室9に逆流するが、カバー
本体1が筒体5を下に姿勢に戻されると、上室9内の雨
水は案内筒12から下室10に戻されることになる。
【0023】仮に、上室9内に雨水が逆流する状態に保
持されたとしても、その雨水は筒体5の内径面と逆流防
止筒14の外径面間に形成された環状空間15に流れ込
むのみであって、筒体5の上部開口からカバー本体1の
内部に流れ込むことはなく、雨水がカバー本体内から外
部に漏洩しない。
【0024】筒体5の下室10に溜まる雨水は、カバー
本体1の下部切り離し部3を開放し、筒体5の下端にね
じ係合したキャップ7の取外しにより、排水口6から排
水する。
【0025】図4および図5は、この発明に係る収納具
の第2の実施例を示す。この実施例においては、カバー
本体1の内側下部に筒体5を固定し、その筒体5の内側
下部に固定した中底11に通水孔16を設け、この中底
11と筒体5の下部開口とを開閉する着脱自在のキャッ
プ7との間にスポンジ等の吸水性部材17を収納してい
る。また、吸水性部材17の外周下部を柔軟な合成樹脂
から成るカバー18で覆っている。
【0026】他の構成は、第1の実施例で示す収納具と
同一であるため、同一部分には同一の符号を付して説明
を省略する。
【0027】上記実施例において、カバー本体1の内部
に濡れた折畳み傘を収納すると、その傘の石突きから滴
下する雫は、中底11の通水孔10に流れて吸水性部材
17により吸水される。
【0028】吸水性部材17が飽和状態になり、吸水性
部材17が雨水に漬かる状態において、カバー本体1が
傾けられ、あるいは倒れる状態とされても、雨水は環状
空間15に流れ込むのみであってカバー本体1内に流れ
出すことはない。
【0029】吸水性部材17に保持される雨水は、下部
切り離し部3を開放し、キャップ7の取外しによって吸
水性部材17を外部に取り出したのち、吸水性部材17
を握り込んで絞り出す。
【0030】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので下
記に示す効果を奏する。
【0031】請求項1の収納具においては、濡れた折畳
み状態の傘をカバー本体の内部に収納すると、傘から滴
下する雨水は、案内筒から下室に流れて集水されるた
め、雨水の滴下による周囲の汚損を防止することができ
ると共に、傘の全体が防水性のカバー本体で覆われるた
め、濡れた傘によって衣服を濡らすことがなく、携帯時
の傘の取扱いが容易である。
【0032】また、カバー本体は柔軟性を有するため、
傘の使用時にカバー本体の上部を筒体が収納された下部
の外周に沿うようコンパクトに折畳むことができるた
め、ポケットやバッグ内に収納する状態で携帯すること
ができる。
【0033】請求項2の収納具においては、筒体の上室
内に逆流防止筒を取付け、その逆流防止筒の外径面と上
室内径面間に下部が開口する環状空間を形成したことに
より、下室から上室に逆流する雨水がカバー内に漏洩す
るのを完全に防止することができる。
【0034】請求項3の収納部に具においては、筒体内
に吸水性部材を収納したことにより、カバー内に収納さ
れた傘から滴下する雨水を上記吸水性部材で吸水するこ
とができ、請求項1の収納具と同様の効果を得ることが
できる。
【0035】請求項4の収納具においては、筒体内に逆
流防止筒を設けたことにより、請求項2の収納具と同様
の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る収納具の第1の実施例を示す斜
視図
【図2】同上の縦断正面図
【図3】同上の筒体の他の例を示す断面図
【図4】同上収納具の第2の実施例を示す縦断正面図
【図5】図4のV−V線に沿った断面図
【符号の説明】
1 カバー本体 2 上部切り離し部 3 下部切り離し部 4 スライドファスナ 5 筒体 6 排水口 7 キャップ 9 上室 10 下室 11 中底 12 案内筒 13 空気孔 14 逆流防止筒 15 環状空間 16 通水孔 17 吸水性部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水性を有する柔軟な円筒形のカバー本
    体の上部および下部にスライドファスナによって開閉さ
    れる上部切り離し部および下部切り離し部を形成し、上
    記カバー本体の内側下部に上部が開口する筒体を固定
    し、その筒体の下部にキャップによって開閉される排水
    口を設け、上記筒体の内部を上室と下室とに仕切る中底
    に上室側の雨水を下室に案内する案内筒と空気孔とを形
    成し、上記中底を案内筒に向けて下り勾配をもって傾斜
    させた折畳み傘の収納具。
  2. 【請求項2】 前記筒体の上室に、その上室の内径面間
    に下部が開口する環状空間を形成する逆流防止筒を取付
    けた請求項1に記載の折畳み傘の収納具。
  3. 【請求項3】 防水性を有する柔軟な円筒径のカバー本
    体の上部および下部にスライドファスナによって開閉さ
    れる上部切り離し部および下部切り離し部を形成し、上
    記カバー本体の内部に上下が開口する筒体を固定し、そ
    の筒体の内側下部に通水孔を有する中底を設け、この中
    底と筒体の下部開口を開閉する着脱自在のキャップとの
    間に吸着性部材を収納した折畳み傘の収納具。
  4. 【請求項4】 前記筒体の中底上に、筒体の内径面間に
    下部が開口する環状空間を形成する逆流防止筒を取付け
    た請求項3に記載の折畳み傘の収納具。
JP29327893A 1993-11-24 1993-11-24 折畳み傘の収納具 Pending JPH07143906A (ja)

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