JPH11227388A - 液こぼれ防止容器 - Google Patents

液こぼれ防止容器

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JPH11227388A
JPH11227388A JP5143298A JP5143298A JPH11227388A JP H11227388 A JPH11227388 A JP H11227388A JP 5143298 A JP5143298 A JP 5143298A JP 5143298 A JP5143298 A JP 5143298A JP H11227388 A JPH11227388 A JP H11227388A
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JP
Japan
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container
liquid
hole
diameter
funnel
Prior art date
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Pending
Application number
JP5143298A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tomatsu
勉 戸松
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Pilot Ink Co Ltd
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 幼児用玩具等に有効な簡易構造の液こぼれ防
止容器の提供。 【解決手段】 容器5の開口部にロート形状部材3の大
径孔31側を取付け、小径孔32側を容器内方に位置さ
せてなり、前記ロート形状部材3の外周面と容器5内壁
との間に液溜まり部7を形成している。更には、ロート
形状部材3の大径孔31側には、前記大径孔31の孔径
より小径の中心孔21を設けた蓋部材2が装着されてお
り、前記中心孔21周縁の蓋部材2内面を液こぼれ防止
障壁22となしている。中心孔21の周縁には内向の環
状突起が延設されている。内向の環状突起ロート形状で
あり、先端方向に縮径されている。更には、転倒時及び
横転時の液溜まり部7における液量が容器5の全容量の
少なくとも10%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液こぼれ防止容器
に関する。詳細には、使用時にあって不用意に容器が転
倒したとしても、容器内の溶液が外部に溢れないよう構
成した簡易液こぼれ防止容器に関する。更に詳細には、
容器内の溶液は水、着色液、飲料等であり、この種の液
体を容器内に収容させて、開口部より筆記乃至塗布先端
部材やストロー等の吸液部材を挿入して、前記液体を取
り出し自在に構成した、液こぼれ防止容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倒れてもインキが漏れない容器に
関する提案が実公昭37−21933号公報に開示され
ている。前記提案は、伸縮自在のアコーデイオンの如き
襞を容器本体に設け、その直上の上面の適所を手指で押
圧することにより、容器内に嵌着させたインキ抽出ロー
ト内に容器内のインキを導入、上昇させ、押圧加減によ
りインキの適量を抽出保有させ、これにペン先部を浸し
てインキを付着させて筆記に供し、押圧を開放して容器
内の真空作用により、インキを元の状態に降下させよう
とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記提案にあっては、
容器の転倒時におけるインキ漏れを解消できるとして
も、使用の都度、前記吸引操作を繰返すことが必要であ
り、操作の煩雑性は免れず、実用性を満たしていない
し、汎用性に欠けている。本発明は、前記した如き煩雑
な操作を要することなく、筆記乃至塗布先端部材やスト
ロー等を容器の開口部より挿入して容器内の液体を吸液
できる軽便且つ汎用性を備えた液こぼれ防止容器を提供
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明漏液防止容器を図
面により説明する(図1〜図9)。本発明は、容器5の
開口部にロート形状部材3の大径孔31側を取付け、小
径孔32側を容器内方に位置させてなり、前記ロート形
状部材3の外周面と容器5内壁との間に液溜まり部7を
形成した、液こぼれ防止容器1を要件とする。更には、
ロート形状部材3の大径孔31側には、前記大径孔31
の孔径より小径の中心孔21を設けた蓋部材2が装着さ
れてなり、前記中心孔21周縁の蓋部材2内面を液こぼ
れ防止障壁22となしたこと、中心孔21の周縁には内
向の環状突起23が延設されてなること、内向の環状突
起23はロート形状であり、先端方向に縮径されてなる
こと、更には、転倒時及び横転時の液溜まり部7におけ
る液量が容器5の全容量の少なくとも10%であるこ
と、等を要件とする。前記要件を満たすことにより、実
用時にあって、不用意に容器を転倒させたとしても、容
器5内の液体6が外部に溢れて、周辺を汚染させるトラ
ブルを解消させることができる。
【0005】前記構成において、ロート形状部材3を取
り付けることにより、該部材基端の大径孔31の外周面
から小径孔32の外周面の位置までのロート形状外周面
と容器内周面との間に液溜まり部7を形成できる。ここ
で、ロート形状部材3の傾斜角の大小に応じて、前記小
径孔32の上下方向の位置決めがなされる。即ち、前記
傾斜角を大きく設定すれば、小径孔32を上方寄りに、
逆に傾斜角を小に設定すれば、小径孔32を下方寄りに
位置させることができる。前記小径孔32の位置は、液
こぼれ防止機能を有効に果たすための液体の量を左右す
る。即ち、小径孔32の位置を越えて、上方に液面が位
置すると転倒時に液こぼれを起こすことになり、液体の
有効収容量を大とするためには、小径孔32は、上方寄
りに位置することが有効であり、目的、用途等に応じて
適宜設定することができる。
【0006】前記液こぼれ防止障壁22は、蓋部材2内
面の中心孔21周縁とロート形状部材3の大径孔31内
周とで区画される環状壁であり、液体6がロート形状部
材3の内壁を伝って外方向に流れ、或いは衝撃等により
外方向に飛散する状況が生じた際、一時的に堰止める機
能を果たす。ここで、前記中心孔21周縁より内向の環
状突起23を設けた系にあっては、拡張された液溜まり
スペース4を確保でき、前記堰止め機能に加えて液溜ま
り機能を高めることができ、環状突起23をロート形状
に延設させた系では、液溜まり機能を更に高め、漏液防
止に有効に機能させることができる。
【0007】本発明の構成部材は、通常、各種プラスチ
ック材料により成形され、目的、用途に応じて適宜形
状、大きさに設定できる。容器5は防水性紙、ガラス、
又は金属製であってもよい。尚、容器5には、目盛りや
収容液量の限界線等の表示51を適宜、配設し、使用の
便宜を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明容器は、飲料を小分けして
ストローで飲むための幼児用或いは機内用飲料容器、着
色液を充填した画材用容器等、目的に応じた形状、大き
さに構成することができるが、幼児玩具用着色液収容容
器として有効な液こぼれ防止容器を以下に記載する。
尚、飲料用容器等にあっては、拡大した形状、寸法に設
定することにより実用化できる。
【0009】
【実施例】実施例1(図1参照) プラスチック製容器5(外径60mm、高さ60mm、
肉厚2mm)の開口部に、鍔部を大径孔31の周縁に延
設したプラスチック製ロート形状部材3(内径30mm
の大径孔31、内径6mmの小径孔32をもつ)を取付
け、前記ロート形状部材3の外周面と容器5との間に液
溜まり部7を有する液こぼれ防止容器1を構成した。
【0010】実施例2(図2、図3参照) 実施例1のプラスチック製容器5に装着させる蓋部材2
(肉厚2mm、内径10mmの中心孔21をもつ)及び
ロート形状部材3(実施例1に同じ)をそれぞれプラス
チック成形加工により用意し、組み立てて液こぼれ防止
障壁22及び液溜まり部7を有する液こぼれ防止容器1
を構成した。
【0011】実施例3(図4) 中心孔21の周縁に、深さ4mmの環状突起23を設け
た以外は、実施例2と同様の構成要素からなり、環状突
起23の外周面とロート形状部材3の大径孔31とで区
画される領域に液溜まりスペース4が形成される。
【0012】実施例4(図5) 内径20mmの中心孔21を有し、先端方向に向かいロ
ート形状に縮径され、内径6mmの先端孔をもつ蓋部材
2と、ロート形状部材3(実施例2)をそれぞれプラス
チック成形加工により用意し、組み立てて液溜まりスペ
ース4を備えた液こぼれ防止容器1を構成した。
【0013】実施例5(図6、図7参照) 半球(外径70mm、肉厚2mm)の中心に内径15m
mの中心孔21を設けて蓋部材2となし、内部にロート
形状部材3(内径40mmの大径孔31、内径10mm
の小径孔32をもつ)を接合して、蓋体を構成し、一方
の半球と接合し、球状の液こぼれ防止容器1を構成し
た。前記各実施例の容器には、着色液を充填させて実用
に供することがでる。図8及び図9は、前記実施例4の
容器を適用した際の、横転時及び転倒時における状態の
説明図であり、液溜まり部7及び液溜まりスペース4の
機能により中心孔21より外部に液体6が溢れることが
防止される状態を示す。
【0014】
【発明の効果】本発明液こぼれ防止容器は、煩雑な操作
を要することなく、容器内の液体を筆記乃至塗布先端部
材やストロー等を介して吸液し、実用に供することがで
きる。インキ等の着色液に限らず、水、飲料等の液体を
容器内に一時的に収容させて実用に供することができ、
幼児用玩具や、飲料等の一時的貯留容器等として有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液こぼれ容器の一実施例の縦断面説明図
である。
【図2】他の実施例の縦断面説明図である。
【図3】図2の容器の分解斜視図である。
【図4】他の実施例の縦断面説明図である。
【図5】他の実施例の縦断面説明図である。
【図6】他の実施例の縦断面説明図である。
【図7】図6の容器の斜視図である。
【図8】図5の容器が横転時の状況を示す縦断説明図で
ある。
【図9】図5の容器が転倒時の状態を示す縦断面説明図
である。
【符号の説明】
1 液こぼれ防止容器 2 蓋部材 21 中心孔 22 液こぼれ防止障壁 23 環状突起 3 ロート形状部材 31 大径孔 32 小径孔 4 液溜まりスペース 5 容器 51 表示 6 液体 7 液溜まり部 8 塗布具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器5の開口部にロート形状部材3の大
    径孔31側を取付け、小径孔32側を容器内方に位置さ
    せてなり、前記ロート形状部材3の外周面と容器5内壁
    との間に液溜まり部7を形成したことを特徴とする液こ
    ぼれ防止容器1。
  2. 【請求項2】 ロート形状部材3の大径孔31側には、
    該大径孔31の孔径より小径の中心孔21を設けた蓋部
    材2が装着されてなり、前記中心孔21周縁の蓋部材2
    内面を液こぼれ防止障壁22となした請求項1記載の液
    こぼれ防止容器1。
  3. 【請求項3】 中心孔21の周縁には内向の環状突起2
    3が延設されてなる請求項2記載の液こぼれ防止容器
    1。
  4. 【請求項4】 内向の環状突起23はロート形状であ
    り、先端方向に縮径されてなる請求項3記載の液こぼれ
    防止容器1。
  5. 【請求項5】 転倒時及び横転時の液溜まり部7におけ
    る液量が容器5の全容量の少なくとも10%である請求
    項1記載の液こぼれ防止容器1。
JP5143298A 1998-02-16 1998-02-16 液こぼれ防止容器 Pending JPH11227388A (ja)

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