JPH07143804A - 稲作における直播方法と播種機 - Google Patents

稲作における直播方法と播種機

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JPH07143804A
JPH07143804A JP4314012A JP31401292A JPH07143804A JP H07143804 A JPH07143804 A JP H07143804A JP 4314012 A JP4314012 A JP 4314012A JP 31401292 A JP31401292 A JP 31401292A JP H07143804 A JPH07143804 A JP H07143804A
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honda
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    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C7/00Sowing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発芽した種籾を傷めることなく合理的に播種
することができ、播種後の管理が容易に行なえる直播方
法および播種機を提供する。 【構成】 巻取状態の長い紐11に保持された種籾12
を浸種することのできる手段、および、種籾12が発芽
生育したとき、本田において長い紐11を巻きもどしな
がら、発芽した種籾12を長い紐11と共に本田に埋め
こむための手段を備えている。 【効果】 長い紐11に依存した直播手段であるので、
種籾の損傷防止、高能率播種、本田中の均等種籾の均等
分布、播種後の管理易度などがはかれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、稲作における直播方法
とその直播方法に用いて好適な播種機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、水田稲作法においては、苗床で
生育させた苗を本田へ移植する。かかる稲作法の場合、
営農の規模、経済的事情などに応じ、人力、機械力のい
ずれか一方または両方が選定される。自明のとおり、人
手に依存した移秧栽培法の場合は、単位収穫量あたりに
要する労力、時間が極端に多く、合理性に欠ける。それ
に対し、機械力を主体にした移秧栽培法の場合は、設備
投資を要するとしても、これを上回る収益が得られ、労
務の負担も軽減されるので、望ましい近代的な営農を実
現することができる。しかし、機械的移秧栽培法も、昨
今の農業事情、たとえば、稲作農業における人手不足、
人件費の上昇にともなう諸問題を解決するまでには至ら
ない。
【0003】最近、機械的移秧栽培法において、幼苗お
よび中苗移秧の欠点を補完した成苗ポット箱育苗法とこ
れに適用される移秧機とが開発されている。これらの手
段は既存の方法に比べて進歩しているが、稲作の分野に
おいては、より効果的、より経済的な播種方法が要求さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、韓国において、
土壌の性質が苗床として不適当なとき、主に海浜田に直
播する栽培が実施されている。このような直播栽培は、
不測の災難を被って育苗に失敗した場合にも実施されて
いる。
【0005】韓国の農村振興庁なども、直播の必要性を
認めて、各種稲作の播種時期、催芽の程度、各種成長条
件を研究し、直播栽培法による収穫量が他法と比べて特
に差異がないことを報告している。これは、人手にて本
田に直播する方法と、機械にて本田に直播する方法とを
前提としたものである。
【0006】発芽した種籾を本田に直接ばらまく直播式
は、現在のところ、一番早い播種方法であるが、この方
法によるときは、播種する過程で芽が折れたり損傷する
ことが多く、しかも、本田への均一播種が行なえないた
めに、中耕、除草、収穫、掘溝、農薬散布など、播種後
の管理に困難をともなうことが多い。
【0007】[発明の目的]本発明はかかる技術的課題
に鑑み、発芽した種籾を傷めることなく合理的に播種す
ることができ、しかも、播種後の管理が容易に行なえる
直播方法および播種機を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の稲作における直
播方法は、所期の目的を達成するために、巻取状態の長
い紐に保持されている種籾を浸種すること、および、長
い紐に保持されている種籾が発芽生育したとき、本田に
おいて長い紐を巻きもどしながら、発芽した種籾を長い
紐と共に本田に埋めこむことを特徴とする。
【0009】本発明に係る播種機は、所期の目的を達成
するために、種籾を保持した長い紐を巻きとるための巻
取部を有する巻取器と、巻取器の軸心を貫通した心軸
と、巻取器の巻取部から巻きもどされた紐を案内するた
めに巻取器の巻取部に対応して配置された紐通し型の案
内器とを備えており、案内器が心軸を介して支持されて
いることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る直播方法において、発芽前の多数
の種籾は、自然に腐食分解する材質の長い紐を介して一
定間隔に保持されており、この長い紐は、たとえば、巻
取器を利用して緩く巻きとられている。巻取状態の長い
紐に保持された種籾は、かかる保持状態で水中に浸種さ
れ、所定時間の経過にともない、本田への直播に適した
発芽状態に生育する。
【0011】本田は、たとえば、四方が畔で囲われた四
角形からなり、播種に備えて十分に起耕され、適量の施
肥(元肥)を受け、さらに、適切な水量を含む湿田に保
持されている。発芽した種籾を本田に播種するとき、種
籾を保持した長い紐は、本田へ搬入されてその巻戻端が
本田の一側の畔に固定され、かつ、これと対向する反対
側の畔に向けて直線状に巻きもどされる。巻きもどされ
た長い紐は、自重により本田(湿田)の泥土中に沈むの
で、長い紐に保持された発芽種籾も、その紐と共に泥土
中に埋まる。このようにして、多数条の長い紐が、平行
かつ一定間隔のごとき均等な分布状態で本田の全域へ埋
めこまれたとき、本田への種籾の直播が完了する。
【0012】上述した方法にて種籾を本田へ直播すると
き、発芽した種籾は、長い紐に保持されて取り扱いやす
いために芽や根に傷がつきがたく、しかも、本田中にお
いて種籾が過不足なく整然とした分布状態を呈するの
で、爾後の除草、収穫、掘溝、農薬散布なども簡易に行
なえる。
【0013】本発明に係る播種機は、上述した直播方法
を実施するために、つぎのようにして用いられる。はじ
め、種籾を保持した長い紐を巻取器の巻取部に巻きと
り、これを水中で浸種して種籾を発芽させる。つぎに、
播種機を本田へ搬入し、巻取器の巻取部から巻きもどさ
れた長い紐の巻戻端を案内器内に引き通してその巻戻端
を本田の一側の畔に固定し、その後、人手または機械的
な手段を利用して、播種機を前記一側の畔と対向する反
対側の畔に向けて直進させる。播種機をこのように直進
させた場合、巻取器は、心軸を中心に回転しつつこれの
巻取部から長い紐を巻きもどし、巻きもどされた種籾付
きの長い紐は、案内器内を通過しながら本田の泥土中に
埋没する。かかる作業を繰り返すことにより、多数条の
長い紐が平行かつ一定間隔で本田の全域へ埋めこまれて
いき、本田への種籾の直播が完了する。
【0014】このように、本発明の播種機を用いて既述
の方法を実施するときは、巻取器による長い紐の巻きと
り、巻きもどし、播種機移動のように、簡易な作業にて
浸種から直播までを合理的に行なうことができる。
【0015】
【実施例】はじめ、図1に例示された本発明に係る播種
機を説明する。図1において、1は巻取器、2は巻取器
1の巻取部、3は巻取器1の一部を構成するためのパイ
プ、4は巻取器1の他部を構成するための円板、5は巻
取器1を回転自在に支持するための心軸、6は案内器、
7は案内器6の要部を構成するための案内部材、8は複
数の案内部材7を連結するための連結部材、9a、9b
は案内器6を巻取器1に組みつけるための取付部材をそ
れぞれ示す。
【0016】巻取器1を構成するためのパイプ3と円板
4、および、心軸5は、金属、合成樹脂(FRPを含
む)、これらの複合材など、任意の材料からなり、案内
器6を構成するための案内部材7、連結部材8、取付部
材9a、9bも、金属、合成樹脂(FRPを含む)、こ
れらの複合材など、任意の材料からなる。図示例におい
て、心軸5はロッド(パイプでもよい)からなり、案内
部材7はテーパ状の筒体からなり、連結部材8、取付部
材9a、9bもロッドまたはパイプからなる。
【0017】巻取器1は、複数の円板4がパイプ3の外
周に等間隔で取りつけられて構成されており、これら各
円板4の間に巻取部2を有している。心軸5は、巻取器
1の軸心すなわちパイプ3内を貫通しており、巻取器1
は、心軸5の回りを自在に回転することができる。
【0018】案内器6は、複数の案内部材7が同一の向
きと前記各巻取部5に対応する間隔とを保持して横列状
態に配置され、これら案内部材7が各連結部材8を介し
て相互に連結され、さらに、左右の案内部材7に取付部
材9a、9bがそれぞれ取りつけられて構成されてい
る。案内部材7、連結部材8、取付部材9a、9bを相
互に固定する手段は、これらの材質により定まる。一例
として、案内部材7、連結部材8、取付部材9a、9b
が金属からなる場合は、溶接のごとき固着手段、および
/または、ネジ止めのごとき止着手段が採用される。他
の一例として、案内部材7、連結部材8、取付部材9
a、9bが合成樹脂からなる場合は、接着手段、溶着手
段、止着手段などが適宜に採用される。このようにして
構成された案内器6は、各案内部材7の大きな開口部が
各巻取部5を向くように巻取器1の前側に配置され、か
つ、両取付部材9a、9bの端部が心軸5の両側部に固
定されて巻取器1に組み付けられる。心軸5と両取付部
材9a、9bとの固定が、たとえば、溶接により行なわ
れるとき、巻取器1、心軸5、案内器6は、これらを分
解することができないが、かかる固定が、たとえば、ネ
ジ止めにより行なわれるとき、これらを分解することが
できる。
【0019】上記において、一つの巻取部2を有する巻
取器1と一つの案内部材7を有する案内器6とが組み合
わされることがあり、さらに、案内部材7が、数個ない
し数十個の範囲内において増減されることがある。巻取
器1は、たとえば、既製の巻取ドラム(複数)が軸方向
に連結されて構成されることもある。案内器6におい
て、案内部材7は、筒体であってもテーパ状であること
を要せず、さらには、筒体であることも要しない。たと
えば、案内部材7が、円環状のリング型からなり、ある
いは、コイル巻き状のリング型からなる。このような案
内部材7が、取付アーム(取付部材9a、9bに相当)
を両端に有する部材(連結部材8に相当)に取りつけら
れた場合、所要の案内器6が構成される。さらに、案内
器6の一部または全部が開孔板からなることもある。
【0020】図1において、種籾12を保持するための
長い紐11は、織物、編物、撚物、フェルト、不織布、
あるいは、これらの複合材からなり、通気性、通水性な
どを有していて目が粗い。紐11の材質としては、腐食
ないし分解する性質のものがよく、より具体的には、植
物繊維製のもの(紙製、藁製も含む)が望ましい。紐1
1の形態としては、一重のチューブ状、二重以上のチュ
ーブ状、テープ状などがあげられる。紐11がテープ状
からなるとき、種籾12の被包に際して、たとえば、三
折り幅に重ねに折りされる。
【0021】種籾12は、塩水選にて選定された大粒で
比重の大きいものからなり、種子消毒が行なわれてい
る。種籾12の品種については、等級の優良なもの、た
とえば、国家が推奨するような品種を採用するのがよ
い。
【0022】図1において、長い紐11が、たとえば、
チューブ状からなるとき、多数の種籾12が紐11の内
部に充填される。このような充填作業は、手作業によっ
ても行なうことができるが、通常は、量産をはかるため
に充填機械を介して行なわれる。紐11内における各種
籾12のピッチは一定であることが望ましく、上記充填
に際してそのような配慮がなされる。
【0023】上述のごとく種籾12を保持した長い紐1
1は、巻取器1の各巻取部2に緩やかに巻きとられ、本
田への播種に備えられる。
【0024】つぎに、図1の播種機を用いた本発明直播
方法の一実施例を説明する。上記において、巻取器1の
各巻取部2に巻き取られた長い紐11は、これに保持さ
れている種籾12を浸種するために、水(淡水)で満た
された浸漬槽内に収容される。一般に、種籾12は、1
3℃以上の温度において十分な水分が与えられると、発
芽を始めるが、発芽のための温度は、種籾12の種類に
よっても異なる。発芽に適した温度は20〜35℃であ
り、これよりも低い温度、高い温度、いずれの場合も発
芽が遅れる。発芽の最低温度は10〜12℃、発芽の最
高温度は40℃である。本発明において、25℃、60
時間(2日半)の浸種を実施したところ、種籾12より
発生した芽が紐11の粗い目を抜けて3mm程度に成長
した。浸種時間は、発芽適温において24〜72時間
(1日〜4日)に設定するのが望ましい。換言すると、
種籾12の芽が2〜5mm程度に成長した時点で浸種を
終えるのが望ましい。これは、浸種が24時間未満のと
き、直播に適した発芽状態が得られず、浸種が72時間
超過のとき、幼芽のみ成長して発根状態が悪くなり、胚
乳に含まれる養分が水に浸出するほか、長くなり過ぎた
芽がその後の作業中に折れたり損傷するからである。
【0025】種籾12が上記のように発芽した後は、播
種機を本田へ搬入する。本田は、既述のとおり、播種に
備えた起耕、施肥などを終えており、適切な水量を含む
湿田に保持されている。本田へ搬入された播種機におい
て、巻取器1の各巻取部2に巻きとられている長い紐1
1は、これらの一部が巻きもどされ、かつ、該各巻戻端
が案内器6の各案内部材7内に引き通されて本田の一側
の畔に固定される。その後、播種機は、人手(例:作業
員二人)、もしくは、牛馬または自走式農業機械(例:
トラクタ)により牽引されて、前記一側の畔と対向する
反対側の畔に向けて直進する。このようにした場合、各
紐11の巻戻端が畔に固定されているために、巻取器1
が心軸5を中心に回転し、これにともない、長い紐11
は発芽した種籾12を保持したまま、巻取器1の各巻取
部2から巻きもどされて自重により本田の泥土中に沈
む。さらに、かかる作業が必要な回数だけ繰り返される
と、多数条の長い紐11が互いに平行した埋めこみ状態
で本田の全域に分布するので、発芽した種籾12の直播
が完了する。この直播は、通常の播種時期よりも10〜
20日ほど早くするのが早期収穫上有利であり、しか
も、寒地での田植えが5月下旬から6月上旬であること
を参照して明らかなように、早期播種による寒冷の影響
を殆ど受けない。
【0026】本田への直播後、所定の日数が経過する
と、発芽した種籾12は、さらに成長し、根が土に活着
し、苗に育つ。苗の段階でも、これが紐11により保持
されているので、灌漑その他で本田の水深が増したとき
に、苗が土から遊離して浮き上がることがない。紐11
は、その後の日数の経過にともない、自然に腐食分解さ
れる。
【0027】以下、収穫の時期がくるまで、水量管理、
中耕、除草、農薬散布などが必要に応じて行なわれる。
なお、除草剤を用いて除草するときは、稲が10〜15
cm程度に成長した時点で実施するのが、除草効果を高
める上で望ましい。
【0028】本発明の直播方法、播種機によるとき、既
存の機械移秧方法と比べ、これの約5倍にも匹敵する田
植えが行なえ、その上、苗床の設置、機械移秧のための
成苗ポット栽培とその成苗の本田移秧など、これらの作
業が省略できるので、大幅な省力化をはかることができ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の稲作における直播方法は、つぎ
のような効果を有する。その一つは、長い紐にて種籾を
保持するために、種籾の保管、取り扱いが容易になるこ
とである。ちなみに、農閑期のごとき休閑期において、
種籾を保持した長い紐を大量生産し、作物試験場、農村
振興院、原料供給所などを通じてこれらを農家へ供給す
れば、米の統制生産、管理組成などを達成することがで
きる。他の一つは、種籾を保持した長い紐を巻取状態に
するので、運搬、浸種などに際して、長い紐の取り扱い
が容易になること、および、発芽した種籾も、そのまま
長い紐に保持されるので、これの取り扱いが容易にな
り、発芽種籾の芽や根を傷める虞がないことである。他
の一つは、本田への直播に際して、巻取状態の長い紐を
巻きもどすだけでよいから播種作業の負担が軽減される
こと、および、紐を直線状に巻きもどすことにより、筋
(条)播が簡易に達成できることである。特に、筋播が
可能であるとき、爾後の中耕、除草、収穫、掘溝、農薬
散布など、播種後の管理が容易に行なえる。他の一つ
は、本田において巻取状態の長い紐を巻きもどしたとき
に、自重により沈下する紐と共に種籾が泥土中へ自然に
埋めこまれること、および、成長した苗の浮き上がりが
紐により阻止されることである。したがって、各別の作
業を要せずとも種籾の活着がよくなり、その後も、種籾
ないし苗が良好に成長する。別の一つは、長い紐として
腐食ないし分解する材質を選定することにより、直播
後、長い紐を本田中から撤去するための作業が省略でき
ることである。
【0030】本発明に係る播種機は、上述した直播方法
を実施するのに適した各種の機能を備えているので、種
籾を保持した長い紐の巻きとり、種籾の浸種、長い紐に
保持された種籾の直播などの作業を簡易かつ合理的に行
なうことができ、しかも、主たる構成部品が、巻取器、
心軸、案内器などであるので、機械構成を簡潔にして安
価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る直播方法と本発明に係る播種機と
を説明するために例示された播種手段の斜視図である。
【符号の説明】
1 巻取器 2 巻取部 3 パイプ 4 円板 5 心軸 6 案内器 7 案内部材 8 連結部材 9a 取付部材 9b 取付部材 11 長い紐 12 種籾

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取状態の長い紐に保持されている種籾
    を浸種すること、および、長い紐に保持されている種籾
    が発芽生育したとき、本田において長い紐を巻きもどし
    ながら、発芽した種籾を長い紐と共に本田に埋めこむこ
    とを特徴とする稲作における直播方法。
  2. 【請求項2】 種籾を保持した長い紐を巻きとるための
    巻取部を有する巻取器と、巻取器の軸心を貫通した心軸
    と、巻取器の巻取部から巻きもどされた紐を案内するた
    めに巻取器の巻取部に対応して配置された紐通し型の案
    内器とを備えており、案内器が心軸を介して支持されて
    いることを特徴とする播種機。
JP4314012A 1991-10-31 1992-10-29 稲作における直播方法と播種機 Pending JPH07143804A (ja)

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KR1019910019295A KR930011514B1 (ko) 1991-10-31 1991-10-31 담수직파식 볍씨 파종방법 및 파종기
KR19295 1991-10-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112385367A (zh) * 2020-11-16 2021-02-23 山东省农业科学院作物研究所 一种适用于小区内的种子带铺放装置

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JPS4840501U (ja) * 1971-09-27 1973-05-23

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