JPH07143740A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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Publication number
JPH07143740A
JPH07143740A JP28307293A JP28307293A JPH07143740A JP H07143740 A JPH07143740 A JP H07143740A JP 28307293 A JP28307293 A JP 28307293A JP 28307293 A JP28307293 A JP 28307293A JP H07143740 A JPH07143740 A JP H07143740A
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JP
Japan
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terminal
power supply
transformer
semiconductor switch
circuit
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Application number
JP28307293A
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English (en)
Inventor
Koji Kishi
孝治 岸
Isamu Kagaya
勇 加賀谷
Hiroyuki Mori
宏之 森
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発振周波数の安定化、かつ、出力の安定化が
可能となる電源回路を提供すること。 【構成】 電源回路において、直流電源と、基準電源
と、中間タップを有する変圧器と、前記直流電源の一方
の端子と前記変圧器の中間タップとの間に接続される半
導体スイッチと、前記変圧器の他方の端子と前記直流電
源および基準電源の他方の端子との間に接続される平滑
回路と、前記変圧器の一方の端子と前記半導体スイッチ
の駆動端子との間に接続されるコンデンサと、基準電源
の一方の端子と前記半導体スイッチの駆動端子との間に
接続される抵抗と、前記直流電源および基準電源の他方
の端子と前記変圧器の中間タップとの間に接続される還
流用素子とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源に接続され、
電源の入出力間の絶縁もしくは電圧変換を行うスイッチ
ング電源に関し、特に中間タップを持つ変圧器と抵抗、
コンデンサによって出力電圧の安定化を図ることが可能
な電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流電源に接続され、変圧器によ
って電圧変換を行うスイッチング電源としては、(1)
他励型スイッチングレギュレータ(改訂スイッチングレ
ギュレータ設計ノウハウ P.63 「2.8 他励型
スイッチングレギュレータとその特徴」参照)、(2)
リンギング・チョーク・コンバータ(改訂スイッチング
レギュレータ設計ノウハウ P.37 「2.3 部品
数の少ないリンギング・チョーク・コンバータ」参照)
等が知られている。
【0003】前記他励型スイッチングレギュレータは、
三角波発振器を設けて発振周波数を一定に保ち、帰還増
幅器によって半導体スイッチの導通角を制御して出力を
安定化するものであり、半導体スイッチの導通角を制御
方式として、パルス幅変調(PWM)制御方式が広く採
用されている。
【0004】また、リンギング・チョーク・コンバータ
は、三角波発振器を設けずに、帰還増幅器と3巻線を有
する変圧器、半導体スイッチによって発振周波数を制御
して出力を安定化するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、電源の小形・低価格化を図るに当た
って、下記のような問題点があった。
【0006】(1)他励型スイッチングレギュレータで
は、回路部品が多数必要であり、低価格化を図りにく
く、また、回路構成が複雑になり、電源の信頼性が低下
するという問題点があった。
【0007】(2)リンギング・チョーク・コンバータ
では、電源の入出力間に絶縁が必要ない場合において
も、変圧器に3巻線を設ける必要があることから、変圧
器の小形化、低価格化が図りにくいという問題点があっ
たまた、負荷の変動に対する出力安定化を発振周波数を
変化させることによって行っていることから、発振周波
数が高くなった場合に、半導体スイッチの損失が急増す
るという問題があった。
【0008】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、電源回
路において、発振周波数の安定化、かつ、出力の安定化
が可能となる技術を提供することにある。
【0009】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、本発明の(1)の手段は、電源回路において、直流
電源と、基準電源と、中間タップを有する変圧器と、前
記直流電源の一方の端子と前記変圧器の中間タップとの
間に接続される半導体スイッチと、前記変圧器の他方の
端子と前記直流電源および基準電源の他方の端子との間
に接続される平滑回路と、前記変圧器の一方の端子と前
記半導体スイッチの駆動端子との間に接続されるコンデ
ンサと、基準電源の一方の端子と前記半導体スイッチの
駆動端子との間に接続される抵抗と、前記直流電源およ
び基準電源の他方の端子と前記変圧器の中間タップとの
間に接続される還流用素子とを具備することを特徴とす
る。
【0011】また、本発明の(2)の手段は、電源回路
において、直流電源と、基準電源と、中間タップを有
し、他方の端子が前記直流電源および基準電源の他方の
端子に接続される変圧器と、前記直流電源の一方の端子
と前記変圧器の中間タップとの間に接続される半導体ス
イッチと、前記変圧器の一方の端子と前記半導体スイッ
チの駆動端子との間に接続されるコンデンサと、基準電
源の一方の端子と前記半導体スイッチの駆動端子との間
に接続される抵抗と、前記変圧器の中間タップに他方の
端子が接続される整流用素子と、前記整流用素子の一方
の端子と前記変圧器の他方の端子との間に接続される平
滑回路とを具備することを特徴とする。
【0012】また、本発明の(3)の手段は、前記
(1)または(2)の手段において、基準電源が、出力
が可変できる可変基準電源であることを特徴とする。
【0013】また、本発明の(4)の手段は、電源回路
において、直流電源と、中間タップを有し、他方の端子
が前記直流電源の他方の端子に接続される変圧器と、前
記直流電源の一方の端子と前記変圧器の中間タップとの
間に接続される半導体スイッチと、前記変圧器の一方の
端子と前記半導体スイッチの駆動端子との間に接続され
るコンデンサと、前記直流電源の一方の端子と前記半導
体スイッチの駆動端子との間に接続される、第2の抵抗
と第1の抵抗からなる直列回路と、前記変圧器の中間タ
ップに他方の端子が接続される整流用素子と、前記整流
用素子の一方の端子と前記変圧器の他方の端子との間に
接続される平滑回路と、前記整流用素子の一方の端子と
前記直列回路の接続点との間に接続されるツェナダイオ
ードとを具備することを特徴とする。
【0014】また、本発明の(5)の手段は、直流電源
と、3つの巻線を有する変圧器と、前記直流電源の一方
の端子に他方の端子が接続される半導体スイッチと、前
記半導体スイッチの一方の端子と前記直流電源の他方の
端子との間に接続される前記変圧器の第1の巻線と、前
記半導体スイッチの一方の端子と駆動端子との間に接続
される、コンデンサと前記変圧器の第3の巻線からなる
第1の直列回路と、前記直流電源の一方の端子と前記半
導体スイッチの駆動端子との間に接続される、第2の抵
抗と第1の抵抗からなる第2の直列回路と、前記直流電
源の他方の端子と第2の直列回路の接続点との間に接続
される、第3の抵抗と抵抗値が制御可能な第4の抵抗か
らなる並列回路と、前記変圧器の第2の巻線間に接続さ
れる整流回路と、前記整流回路に並列に接続される、前
記並列回路の第4の抵抗の抵抗値を制御する出力制御回
路とを具備することを特徴とする。
【0015】
【作用】前記手段によれば、電源回路において、直流電
源と変圧器の中間タップとの間に半導体スイッチを接続
し、変圧器と半導体スイッチの駆動端子との間にコンデ
ンサを接続し、基準電源と半導体スイッチの駆動端子と
の間に抵抗を接続するようにして、電源回路の発振周波
数を、基準電源の端子電圧と、巻線に発生する誘起電圧
と、抵抗とコンデンサの時定数で決定するようにしたの
で、単純な回路構成で、その発振周波数と出力電圧とを
一定にすることが可能である。
【0016】また、前記手段によれば、電源回路におい
て、直流電源と変圧器の中間タップとの間に半導体スイ
ッチを接続し、変圧器と半導体スイッチの駆動端子との
間にコンデンサを接続し、基準電源と半導体スイッチの
駆動端子との間に抵抗を接続し、変圧器の中間タップに
整流用素子と平滑回路を接続して、電源回路の発振周波
数を、基準電源の端子電圧と、巻線に発生する誘起電圧
と、抵抗とコンデンサの時定数で決定するとともに、入
力電圧とは逆極性の出力電圧が得られるようにしたの
で、単純な回路構成で、その発振周波数と出力電圧とを
一定にするとともに、入力電圧とは逆極性の出力電圧を
得ることが可能である。
【0017】また、基準電源の出力電圧を可変すること
により、電源の立上り時の突入電流を低減できるため、
突入電流用保護回路を別に設ける必要がない。
【0018】また、前記手段によれば、電源回路におい
て、直流電源と変圧器の中間タップとの間に半導体スイ
ッチを接続し、変圧器と半導体スイッチの駆動端子との
間にコンデンサを接続し、直流電源と半導体スイッチの
駆動端子との間に、第2の抵抗と第1の抵抗からなる直
列回路を接続し、変圧器の中間タップに整流用素子と平
滑回路と、平滑回路と直列回路の接続点との間にツェナ
ダイオードを接続して、電源回路の発振周波数を、基準
電源の端子電圧と、巻線に発生する誘起電圧と、抵抗と
コンデンサの時定数で決定するとともに、入力電圧とは
逆極性の出力電圧が得られるようにしたので、単純な回
路構成で、その発振周波数と出力電圧とを一定にすると
ともに、入力電圧とは逆極性の出力電圧を得ることが可
能である。
【0019】また、前記手段によれば、直流電源と変圧
器の第1の巻線との間に半導体スイッチを接続し、半導
体スイッチの一方の端子と駆動端子との間に、コンデン
サと変圧器の第3の巻線からなる第1の直列回路を接続
し、直流電源と半導体スイッチの駆動端子との間に、第
2の抵抗と第1の抵抗からなる第2の直列回路を接続
し、直流電源の他方の端子と第2の直列回路の接続点と
の間に、第3の抵抗と抵抗値が制御可能な第4の抵抗か
らなる並列回路を接続し、変圧器の第2の巻線に整流回
路を接続し、整流回路に並列に、並列回路の第4の抵抗
の抵抗値を制御する出力制御回路を接続して、電源回路
の発振周波数を、基準電源の端子電圧と、巻線に発生す
る誘起電圧と、抵抗とコンデンサの時定数で決定するよ
うにしたので、単純な回路構成で、その発振周波数と出
力電圧とを一定にすることが可能である。
【0020】これにより、電源の低価格化が図れ、装置
全体の高信頼性、低価格化を図ることが可能である。
【0021】そのため、発振周波数が変動する自励式ス
イッチング電源に比べて、負荷の大小に係らず、発振周
波数の増加による回路損失の増加を防止でき、それによ
る発熱を少なくすることが可能になるとともに、電源効
率を高めることが可能である。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0023】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0024】(実施例1)図1は、本発明の実施例1で
ある電源回路の回路構成を示す図である。
【0025】本実施例1は、直流電源の入力電圧よりも
出力電圧が低い場合の実施例である。
【0026】図1において、1は入力直流電源、2はF
ETからなる半導体スイッチ、3は出力が可変できる基
準電源、4は抵抗、5はコンデンサ、8は中間タップを
有する変圧器、9は還流用素子であるダイオード、10
はコンデンサ、11は負荷、6は変圧器8の一方の端子
と中間タップとの間の巻線、7は変圧器8の他方の端子
と中間タップとの間の巻線である。
【0027】図1において、FETからなる半導体スイ
ッチ2のドレインが、入力直流電源1の正の電源端子に
接続され、FETからなる半導体スイッチ2のソース
は、変圧器8の中間タップに接続される。
【0028】また、変圧器8の中間タップには、還流用
のダイオード9のカソードが接続され、変圧器8の他方
の端子には負荷11が接続される。
【0029】負荷11と並列にコンデンサ10が接続さ
れ、変圧器8の巻線7とコンデンサ10とによって平滑
用フィルタ回路を構成している。
【0030】出力が可変できる基準電源3の正の電源端
子と直列に、抵抗4とコンデンサ5の直列回路が接続さ
れ、前記直列回路は、変圧器8の一方に端子に接続され
る。
【0031】また、前記直列回路に接続点に、FETか
らなる半導体スイッチ2のゲートが接続される。
【0032】また、還流用のダイオード9のアノード
は、負荷11とコンデンサ10の並列回路に接続される
とともに、入力直流電源1および基準電源3の負の端子
に接続される。
【0033】図2は、本実施例1の電源回路の動作を説
明するための図である。
【0034】図2において、VGSはFETからなる半
導体スイッチ2のゲート・ソース間電圧、VVは出力が
可変できる基準電源3の出力電圧、tは時間を示してい
る。
【0035】次に、本実施例1の電源回路の動作を図2
を用いて説明する。
【0036】本実施例1の電源回路の電源スイッチ(図
示せず)がONとなると、FETからなる半導体スイッ
チ2のゲートに駆動電圧が印加されていないため、FE
Tからなる半導体スイッチ2は、OFFとなる。
【0037】この状態で、第2図(a)のに示すよう
に、コンデンサ5は、基準電源3から抵抗4とコンデン
サ5によって与えられる時定数で充電され、その電圧が
上昇する。
【0038】コンデンサ5の電圧が、FETからなる半
導体スイッチ2のゲート、ソース間のしきい値電圧にま
で上昇したときに、FETからなる半導体スイッチ2は
導通する。
【0039】スイッチ2が導通すると、変圧器8の巻線
7には、入力直流電源1の端子電圧から負荷11の端子
電圧を減じた電圧が印加され、エネルギーが蓄積され
る。
【0040】これと同時に、変圧器8の巻線6には逆起
電圧が発生し、コンデンサ5を介してFETからなる半
導体スイッチ2のゲートに正帰還され、導通が持続され
る。
【0041】逆起電圧が発生すると同時に、第2図
(a)のに示すように、コンデンサ5は、抵抗4とコ
ンデンサ5によって与えられる時定数にしたがい放電を
始め、その電圧が低下する。
【0042】この放電によって、コンデンサ5の電圧
が、FETからなる半導体スイッチ2のゲート、ソース
間のしきい値電圧にまで低下すると、FETからなる半
導体スイッチ2は、導通が保てなくなり、巻線7に印加
される電圧は減少する。
【0043】また、巻線6に発生していた逆起電圧も減
少することで、FETからなる半導体スイッチ2は急速
に非導通となる。
【0044】FETからなる半導体スイッチ2が非導通
となると、還流用のダイオードスイッチ9が導通し、そ
れまで巻線7に蓄積されていたエネルギーが負荷11に
供給される。
【0045】また、巻線6には、FETからなる半導体
スイッチ2が導通していた時とは逆の極性に電圧が誘起
され、コンデンサ5の電圧を、FETからなる半導体ス
イッチ2のゲート、ソース間のしきい値電圧より低い値
に引き下げる。
【0046】これと同時に、第2図(a)のに示すよ
うに、コンデンサ5は、再び、基準電源3から抵抗4と
コンデンサ5によって与えられる時定数による充電が開
始される。
【0047】コンデンサ5の電圧が、FETからなる半
導体スイッチ2のゲート、ソース間のしきい値電圧にま
で再び上昇したとき、FETからなる半導体スイッチ2
は再び導通する。
【0048】図2(c)に、図2(a)の場合の、FE
Tからなる半導体スイッチ2の発振波形を示す。
【0049】以上の動作を繰返し、負荷11の両端の電
圧が基準電源3により設定された値まで上昇して行く。
【0050】ここで、基準電源3の出力電圧値を上昇さ
せると、図2(b)に示すように、コンデンサ5の充電
時間を短くすることができる。
【0051】図2(d)に、図2(b)の場合の、FE
Tからなる半導体スイッチ2の発振波形を示す。
【0052】図2(d)の発振波形において、FETか
らなる半導体スイッチ2のON時間(T2)は、図2
(c)の発振波形のON時間(T1)と同じであるが、
OFF時間(T4)は、図2(c)の発振波形のOFF
時間(T3)より短くなっている。
【0053】これにより、負荷11の両端の電圧を制御
することができる。
【0054】したがって、出力が可変できる基準電源3
の出力電圧値を、図2(e)に示すように、目標値まで
緩やかに増加させることによって、電源の起動時に平滑
回路等のコンデンサに流れる突入電流を抑えることが可
能となる。
【0055】以上説明したように、本実施例1では、ス
イッチング電源の発振周波数は、基準電源3の端子電圧
と、巻線6に発生する誘起電圧と、抵抗4とコンデンサ
5の時定数で決定されるため、その発振周波数を一定に
することが可能でる。
【0056】そのため、発振周波数が変動する自励式ス
イッチング電源に比べて、負荷の大小に係らず、発振周
波数の増加による回路損失の増加を防止でき、それによ
る発熱を少なくすることが可能になるとともに、電源効
率を高めることが可能である。
【0057】(実施例2)図3は、本発明の実施例2で
ある電源回路の回路構成を示す図である。
【0058】本実施例2は、前記実施例1とは異なり、
入力電圧とは逆極性の出力電圧が得られるようにした実
施例である。
【0059】図3において、1は入力直流電源、2はF
ETからなる半導体スイッチ、4は抵抗、5はコンデン
サ、8は中間タップを有する変圧器、10はコンデン
サ、11は負荷、6は変圧器8の一方の端子と中間タッ
プとの間の巻線、7は変圧器8の他方の端子と中間タッ
プとの間の巻線、12は整流用素子であるダイオード、
13はツェナダイオード、22は抵抗である。
【0060】本実施例2は、前記実施例1とその基本回
路構成は同一であるので、相違点について説明する。
【0061】本実施例2では、FETからなる半導体ス
イッチ2のソースは、変圧器8の中間タップに接続され
るとともに、ダイード12のカソードに接続されてい
る。
【0062】また、負荷11とコンデンサ10の並列回
路が、変圧器8の他方の端子とダイード12のアノード
との間に接続されている。
【0063】また、入力直流電源1の正の端子と抵抗4
との間に、抵抗22が接続され、抵抗4と抵抗22との
接続点と、ダイード12のアノードとの間に、ツェナダ
イオード13が接続されている。
【0064】本実施例2においては、コンデンサ5が、
入力直流電源1、抵抗22および抵抗4を介して充電さ
れる。
【0065】また、FETからなる半導体スイッチ2が
非導通となったときに、それまで変圧器8の巻線7に蓄
積されていたエネルギーが、入力直流電源1とは、逆極
性の電圧で負荷11に供給される。
【0066】さらに、抵抗4と抵抗22との接続点と、
ダイード12のアノードとの間に、ツェナダイオード1
3が接続されているため、コンデンサ10の電圧が、あ
る負の電圧以上になると、ツェナダイオード13が導通
する。
【0067】そして、ツェナダイオード13が導通する
と、コンデンサ5の充電電流が減少するとともに、入力
直流電源1から抵抗22を介してコンデンサ10が充電
されることにより、コンデンサ10の電圧上昇が抑制さ
れ、出力が安定化される。
【0068】なお、抵抗22とツェナダイオード13の
代わりに、前記実施例1と同様に、出力が可変できる基
準電源を抵抗4と直列に接続しても出力の安定化制御は
可能である。
【0069】以上説明したように、本実施例2では、入
力電圧とは逆極性の出力電圧を得ることができる。
【0070】また、スイッチング電源の発振周波数は、
基準電源3の端子電圧と、巻線6に発生する誘起電圧
と、抵抗4,22とコンデンサ5の時定数で決定される
ため、その発振周波数を一定にすることが可能である。
【0071】そのため、発振周波数が変動する自励式ス
イッチング電源に比べて、負荷の大小に係らず、発振周
波数の増加による回路損失の増加を防止でき、それによ
る発熱を少なくすることが可能になるとともに、電源効
率を高めることが可能である。
【0072】(実施例3)図4は、本発明の実施例3で
ある電源回路の回路構成を示す図である。
【0073】本実施例3は、前記実施例1および実施例
2とは異なり、入力と出力間を絶縁して、入力電源1の
端子電圧と異なる出力電圧を得られるようにした実施例
である。
【0074】図4において、1は入力直流電源、2はF
ETからなる半導体スイッチ、4は抵抗、5はコンデン
サ、81は変圧器、10はコンデンサ、11は負荷、6
1は変圧器81の駆動巻線、71は変圧器81の1次巻
線、14は変圧器81の2次巻線、121は整流用のダ
イオードスイッチ、19は出力電圧制御回路、17,1
8,20,21は抵抗、150は発光ダイオード、15
1はフォトトランジスタ、16はシャントレギュレータ
である。
【0075】本実施例3も、前記実施例1とその基本回
路構成は同一であるので、相違点について説明する。
【0076】本実施例3では、入力直流電源1と、FE
Tからなる半導体スイッチ2と、変圧器81の1次巻線
71とが、直列に接続されており、FETからなる半導
体スイッチ2のソースは、変圧器81の1次巻線71に
接続される。
【0077】また、入力直流電源1と並列に、抵抗20
と、抵抗21とフォトトランジスタ151の並列回路
が、接続されている。
【0078】また、FETからなる半導体スイッチ2の
ゲートと、前記抵抗20と、抵抗21とフォトトランジ
スタ151の並列回路との接続点との間に、抵抗4が接
続される。
【0079】また、FETからなる半導体スイッチ2の
ゲートとソースとの間に、コンデンサ5および駆動巻線
61の直列回路が接続される。
【0080】本実施例3においては、コンデンサ5が、
入力直流電源1、抵抗20および抵抗4を介して充電さ
れる。
【0081】また、本実施例3では、前記実施例1およ
び実施例2と異なり、変圧器81に2次巻線14が追加
されている。
【0082】変圧器81の2次巻線14には、整流用の
ダイオード121のアノードが接続され、整流用のダイ
オード121のカソードが負荷11に接続され、負荷1
1には、並列にコンデンサ10が接続され、平滑回路を
構成している。
【0083】さらに、コンデンサ10と並列に、発光ダ
イオード150、シャントレギュレータ16、電圧検出
用抵抗17、18とにより構成される出力電圧制御回路
19が接続されている。
【0084】図5に、シャントレギュレータ16の回路
構成を示す。
【0085】発光ダイオード150とフォトトランジス
タ151とは、ホトカプラを構成する。
【0086】本実施例3では、FETからなる半導体ス
イッチ2が非導通となったときに、それまで変圧器8に
蓄積されたエネルギーが、2次巻線14から負荷11に
供給される。
【0087】さらに、コンデンサ10と並列に、発光ダ
イオード150、シャントレギュレータ16、電圧検出
用抵抗17、18とにより構成される出力電圧制御回路
19が接続されているため、コンデンサ10の電圧があ
る電圧以上になると、シャントレギュレータ16の比較
器161がONとなり、シャントレギュレータ16のト
ランジスタ160が導通する。
【0088】これにより、シャントレギュレータ16に
電流が流れ、発光ダイオード150が発光する。
【0089】そして、発光ダイオード150が発光する
と、ホトカプラを構成するフォトトランジスタ151に
電流が流れる。
【0090】フォトトランジスタ151に電流が流れる
と、抵抗21とフォトトランジスタ151の並列回路の
抵抗値が減少し、コンデンサ5の充電電流を減少させ
る。
【0091】これにより、コンデンサ10の電圧上昇が
抑制され、出力が安定化される。
【0092】以上説明したように、本実施例1では、ス
イッチング電源の発振周波数は、基準電源3の端子電圧
と、駆動巻線61に発生する誘起電圧と、抵抗4,20
とコンデンサ5の時定数で決定されるため、その発振周
波数を一定にすることが可能でる。
【0093】そのため、発振周波数が変動する自励式ス
イッチング電源に比べて、負荷の大小に係らず、発振周
波数の増加による回路損失の増加を防止でき、それによ
る発熱を少なくすることが可能になるとともに、電源効
率を高めることが可能である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源回路において、直流電源と変圧器の中間タップとの
間に半導体スイッチを接続し、変圧器と半導体スイッチ
の駆動端子との間にコンデンサを接続し、基準電源と半
導体スイッチの駆動端子との間に抵抗を接続するように
して、電源回路の発振周波数を、基準電源の端子電圧
と、巻線に発生する誘起電圧と、抵抗とコンデンサの時
定数で決定するようにしたので、単純な回路構成で、そ
の発振周波数と出力電圧とを一定にすることが可能であ
る。
【0095】また、本発明によれば、電源回路におい
て、直流電源と変圧器の中間タップとの間に半導体スイ
ッチを接続し、変圧器と半導体スイッチの駆動端子との
間にコンデンサを接続し、基準電源と半導体スイッチの
駆動端子との間に抵抗を接続し、変圧器の中間タップに
整流用素子と平滑回路を接続して、電源回路の発振周波
数を、基準電源の端子電圧と、巻線に発生する誘起電圧
と、抵抗とコンデンサの時定数で決定するとともに、入
力電圧とは逆極性の出力電圧が得られるようにしたの
で、単純な回路構成で、その発振周波数と出力電圧とを
一定にするとともに、入力電圧とは逆極性の出力電圧を
得ることが可能である。
【0096】また、基準電源の出力電圧を可変すること
により、電源の立上り時の突入電流を低減できるため、
突入電流用保護回路を別に設ける必要がない。
【0097】また、本発明によれば、電源回路におい
て、直流電源と変圧器の中間タップとの間に半導体スイ
ッチを接続し、変圧器と半導体スイッチの駆動端子との
間にコンデンサを接続し、直流電源と半導体スイッチの
駆動端子との間に、第2の抵抗と第1の抵抗からなる直
列回路を接続し、変圧器の中間タップに整流用素子と平
滑回路と、平滑回路と直列回路の接続点との間にツェナ
ダイオードを接続して、電源回路の発振周波数を、基準
電源の端子電圧と、巻線に発生する誘起電圧と、抵抗と
コンデンサの時定数で決定するとともに、入力電圧とは
逆極性の出力電圧が得られるようにしたので、単純な回
路構成で、その発振周波数と出力電圧とを一定にすると
ともに、入力電圧とは逆極性の出力電圧を得ることが可
能である。
【0098】また、本発明によれば、直流電源と変圧器
の第1の巻線との間に半導体スイッチを接続し、半導体
スイッチの一方の端子と駆動端子との間に、コンデンサ
と変圧器の第3の巻線からなる第1の直列回路を接続
し、直流電源と半導体スイッチの駆動端子との間に、第
2の抵抗と第1の抵抗からなる第2の直列回路を接続
し、直流電源の他方の端子と第2の直列回路の接続点と
の間に、第3の抵抗と抵抗値が制御可能な第4の抵抗か
らなる並列回路を接続し、変圧器の第2の巻線に整流回
路を接続し、整流回路に並列に、並列回路の第4の抵抗
の抵抗値を制御する出力制御回路を接続して、電源回路
の発振周波数を、基準電源の端子電圧と、巻線に発生す
る誘起電圧と、抵抗とコンデンサの時定数で決定するよ
うにしたので、単純な回路構成で、その発振周波数と出
力電圧とを一定にすることが可能である。
【0099】これにより、電源の低価格化が図れ、装置
全体の高信頼性、低価格化を図ることが可能である。
【0100】そのため、発振周波数が変動する自励式ス
イッチング電源に比べて、負荷の大小に係らず、発振周
波数の増加による回路損失の増加を防止でき、それによ
る発熱を少なくすることが可能になるとともに、電源効
率を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1である電源回路の回路構成を
示す図である。
【図2】実施例1の動作を説明するための図である。
【図3】本発明の実施例2である電源回路の回路構成を
示す図である。
【図4】本発明の実施例3である電源回路の回路構成を
示す図である。
【図5】図4におけるシャントレギュレータの回路構成
を示す図である。
【符号の説明】
1…入力直流電源、2…半導体スイッチ 、3…出力可
変基準電源、4,17,18,20,21,22…抵
抗、5…コンデンサ、6,7,61,71…巻線、8…
中間タップを持つ変圧器、9…還流用ダイオード、10
…平滑用コンデンサ、11…負荷、13…ツェナダイオ
ード、12…整流用ダイオード、14…2次側巻線、1
6…シャントレギュレータ、19…出力制御回路、81
3…つの巻線を有する変圧器、150…発光ダイード、
151…フォトトランジスタ。
フロントページの続き (72)発明者 加賀谷 勇 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内 (72)発明者 森 宏之 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、基準電源と、中間タップを
    有する変圧器と、前記直流電源の一方の端子と前記変圧
    器の中間タップとの間に接続される半導体スイッチと、
    前記変圧器の他方の端子と前記直流電源および基準電源
    の他方の端子との間に接続される平滑回路と、前記変圧
    器の一方の端子と前記半導体スイッチの駆動端子との間
    に接続されるコンデンサと、基準電源の一方の端子と前
    記半導体スイッチの駆動端子との間に接続される抵抗
    と、前記直流電源および基準電源の他方の端子と前記変
    圧器の中間タップとの間に接続される還流用素子とを具
    備することを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 直流電源と、基準電源と、中間タップを
    有し、他方の端子が前記直流電源および基準電源の他方
    の端子に接続される変圧器と、前記直流電源の一方の端
    子と前記変圧器の中間タップとの間に接続される半導体
    スイッチと、前記変圧器の一方の端子と前記半導体スイ
    ッチの駆動端子との間に接続されるコンデンサと、基準
    電源の一方の端子と前記半導体スイッチの駆動端子との
    間に接続される抵抗と、前記変圧器の中間タップに他方
    の端子が接続される整流用素子と、前記整流用素子の一
    方の端子と前記変圧器の他方の端子との間に接続される
    平滑回路とを具備することを特徴とする電源回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された電
    源回路において、基準電源が、出力が可変できる可変基
    準電源であることを特徴とする電源回路。
  4. 【請求項4】 直流電源と、中間タップを有し、他方の
    端子が前記直流電源の他方の端子に接続される変圧器
    と、前記直流電源の一方の端子と前記変圧器の中間タッ
    プとの間に接続される半導体スイッチと、前記変圧器の
    一方の端子と前記半導体スイッチの駆動端子との間に接
    続されるコンデンサと、前記直流電源の一方の端子と前
    記半導体スイッチの駆動端子との間に接続される、第2
    の抵抗と第1の抵抗からなる直列回路と、前記変圧器の
    中間タップに他方の端子が接続される整流用素子と、前
    記整流用素子の一方の端子と前記変圧器の他方の端子と
    の間に接続される平滑回路と、前記整流用素子の一方の
    端子と前記直列回路の接続点との間に接続されるツェナ
    ダイオードとを具備することを特徴とする電源回路。
  5. 【請求項5】 直流電源と、3つの巻線を有する変圧器
    と、前記直流電源の一方の端子に他方の端子が接続され
    る半導体スイッチと、前記半導体スイッチの一方の端子
    と前記直流電源の他方の端子との間に接続される前記変
    圧器の第1の巻線と、前記半導体スイッチの一方の端子
    と駆動端子との間に接続される、コンデンサと前記変圧
    器の第3の巻線からなる第1の直列回路と、前記直流電
    源の一方の端子と前記半導体スイッチの駆動端子との間
    に接続される、第2の抵抗と第1の抵抗からなる第2の
    直列回路と、前記直流電源の他方の端子と第2の直列回
    路の接続点との間に接続される、第3の抵抗と抵抗値が
    制御可能な第4の抵抗からなる並列回路と、前記変圧器
    の第2の巻線間に接続される整流回路と、前記整流回路
    に並列に接続される、前記並列回路の第4の抵抗の抵抗
    値を制御する出力制御回路とを具備することを特徴とす
    る電源回路。
JP28307293A 1993-11-12 1993-11-12 電源回路 Pending JPH07143740A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009295556A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Ushio Inc 放電ランプ装置

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JP2009295556A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Ushio Inc 放電ランプ装置

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