JPH07143717A - 超高速スピンドルモータ - Google Patents

超高速スピンドルモータ

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Publication number
JPH07143717A
JPH07143717A JP31127993A JP31127993A JPH07143717A JP H07143717 A JPH07143717 A JP H07143717A JP 31127993 A JP31127993 A JP 31127993A JP 31127993 A JP31127993 A JP 31127993A JP H07143717 A JPH07143717 A JP H07143717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
mounting shaft
permanent magnet
spindle
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP31127993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazukiyo Yamamoto
一清 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIBA SEIMITSU KK
Original Assignee
CHIBA SEIMITSU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by CHIBA SEIMITSU KK filed Critical CHIBA SEIMITSU KK
Priority to JP31127993A priority Critical patent/JPH07143717A/ja
Publication of JPH07143717A publication Critical patent/JPH07143717A/ja
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータが超高速回転でも全く鉄損が発生する
ことなく、発熱を低くするようにすると共に、ロータを
極めて円滑に且つ一定速度で回転させるようにして、ス
ピンドルにアウターロータ型のコアレスタイプのブラシ
レス直流モータを合理的且つ理論的に組込む。 【構成】 ロータ取付シャフト3と外部ヨーク4と主永
久磁石5とを機械的に一体化されたロータAを形成し、
このロータAのロータ取付シャフト3と主永久磁石5と
の間にステータコイル7を、外周面及び内周面に夫々隙
間8,9が設けられるように支持して成る超高速スピン
ドルモータにおいて、スピンドル後部のロータ取付シャ
フト3を強磁性体製とし、このロータ取付シャフト3と
前記外部ヨーク4と前記主永久磁石5とで磁気回路を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として工作機械等に
使用されるスピンドルにアウターロータ型のコアレスタ
イプのブラシレス直流モータを合理的且つ理論的に結合
されるようにした超高速スピンドルモータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高速用スピンドルを駆動
する際に使用されるモータは、殆どかご型タイプのロー
タを用いた高周波誘導電動機であり、そのかご型タイプ
のロータを取付けるために、スピンドルの後部にロータ
取付シャフトを後方へ突設しておき、このロータ取付シ
ャフトの外周面にロータコアを接着したり、或いはネジ
止めしたりして固定されていた。この場合、かご型タイ
プのロータコアと、これの外側に配設されたステータコ
アとで磁気回路を構成するため、スピンドル後部のロー
タ取付シャフトは強磁性体である必要は全くない。
【0003】即ち、図4に従来の高周波誘導電動機をス
ピンドルに取付けた状態を示すように、ステータコア2
1とロータコア22とで磁気回路が構成されるので、ロ
ータ取付シャフト23はSUS 420タイプやSUS 416
タイプ等のステンレス強磁性体製でも、SUS 303タイ
プやSUS 304タイプ等のステンレス非磁性体製でも全
くかまわないのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高周波
誘導電動機であるため、ロータの回転が10000rpm程度の
超高速になると極めて大きな鉄損を生じ、これによる発
熱が大きな問題となっていた。
【0005】また、高精度の仕上加工用に使用した場
合、負荷変動によるスベリ発生のためにおこる速度変
動、及びスロットの存在により発生するコッキングのた
めに超高精度の仕上には問題があった。
【0006】そこで、本発明は、上述のような課題を解
決するために創出されたもので、ロータが超高速回転で
も全く鉄損が発生することなく、発熱を低くするように
すると共に、コッキングの発生を確実に防止して、ロー
タを極めて円滑に回転させるようにし、それに、負荷変
動による速度変動をおさえて、ロータを一定速度で回転
させるようにし、超高精度の仕上が可能で、スピンドル
にアウターロータ型のコアレスタイプのブラシレス直流
モータを合理的且つ理論的に組込めるような超高速スピ
ンドルモータを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
目的を達成するために、スピンドル後部に設けられたロ
ータ取付シャフトの外側に外部ヨーク及び主永久磁石を
適宜固着して、機械的に一体化されたロータを形成し、
このロータのロータ取付シャフトと主永久磁石との間に
ステータコイルを、外周面及び内周面に夫々隙間が設け
られるように支持して成る超高速スピンドルモータにお
いて、スピンドル後部のロータ取付シャフトを強磁性体
製とし、このロータ取付シャフトと前記外部ヨークと前
記主永久磁石とで磁気回路を構成したものである。
【0008】
【作用】そして、上述のような技術的手段により、スピ
ンドル後部にアウターロータ型のコアレスタイプのブラ
シレス直流モータを取付ける際に、スピンドル後部のロ
ータ取付シャフトが磁気回路の構成部品として兼用でき
るため、ステータコイルに流れる電流と磁束とによりト
ルクが発生してロータが回転し、磁気回路全体が同時に
同速で回転するようにする。また、ロータの位置による
磁気的変化が全くなく、コッキングの発生を確実に防止
できるようにする。更に、ロータに取付けられたセンサ
ー用永久磁石の磁束により、ステータコイルと一体化さ
れたホールICに発生するロータ位置検出用信号を速度
信号としても利用し、速度制御することにより、負荷変
動による速度変動をおさえるようにする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1及び図2において、符号Aはロータで
あって、このロータAは、スピンドル本体1の主シャフ
ト2の後面にSUS 420タイプやSUS 416タイプ等の
ステンレス強磁性体製の磁気回路構成部品兼用のロータ
取付シャフト3を後方へ突設し、このロータ取付シャフ
ト3の外側には円筒状の外部ヨーク4を圧入手段や熱カ
シメ手段等にて固着し、この外部ヨーク4の内側には主
永久磁石5を固着し、且つ外部ヨーク4及び主永久磁石
5の後側には当該ロータA位置検出用のセンサー用永久
磁石6を固着して、機械的に一体化されるように形成さ
れており、そして、前記ロータ取付用シャフト3と外部
ヨーク4と主永久磁石5とで磁気回路を構成している。
【0011】また、前記ロータAのロータ取付シャフト
3と主永久磁石5及びセンサー用永久磁石6との間には
ステータコイル7を、外周面及び内周面に夫々隙間8及
び隙間9が設けられるように支持し、このステータコイ
ル7の後端部にはロータ位置検出用のホールIC10を
一体的に取付け、このロータ位置検出用のホールIC1
0により前記センサー用永久磁石6の磁束を検出して、
ロータAの位置を知るようにしたものである。
【0012】次に、上述の超高速スピンドルモータの磁
束Mの流れについて説明すると、図2に示すように主永
久磁石5のN極より発生した磁束Mは矢印方向へ空隙8
を通りステータコイル7と交差して空隙9を通り、そこ
からロータ取付用シャフト3を通って、再び空隙9、ス
テータコイル7、空隙8を通り、隣の主永久磁石5のS
極に入り、そのN極を出て、外部ヨーク4を通り元の主
永久磁石5のS極に入る。
【0013】したがって、本発明ではロータ取付シャフ
ト3は磁束Mの通り道となっており、重要な磁気回路の
構成部品であり、必ずSUS 420タイプやSUS 416タ
イプ等の強磁性体でなければならない。
【0014】図3は本発明によらず、内側に主永久磁石
11が取付けられた外部ヨーク12に、強磁性体で作ら
れた内部ヨーク13を取付け、これにより完全な磁気回
路を構成させておき、これをロータ取付シャフト14に
取付けた一例を示す。
【0015】この場合、ロータ取付シャフト14は非磁
性体でも良いという効果はあるが、ロータ取付シャフト
14が細くなるため、機械的強度が低くなり、高速で振
動を発生し、高精度の加工ができなくなるばかりでな
く、スピンドル全体の危険速度が低下するため、高速の
上限が制限され、このタイプのモータの優れた高速性能
が充分発揮できない欠点を有する。
【0016】
【発明の効果】本発明の超高速スピンドルモータは、上
述のように、スピンドル後部に設けられたロータ取付シ
ャフト3の外側に外部ヨーク4及び主永久磁石5を適宜
固着して、機械的に一体化されたロータAを形成し、こ
のロータAのロータ取付シャフト3と主永久磁石5との
間にステータコイル7を、外周面及び内周面に夫々隙間
8及び隙間9が設けられるように支持して成る超高速ス
ピンドルモータにおいて、スピンドル後部のロータ取付
シャフト3を強磁性体製とし、このロータ取付シャフト
3と前記外部ヨーク4と前記主永久磁石5とで磁気回路
を構成したから、スピンドル後部にアウターロータ型の
コアレスタイプのブラシレス直流モータを取付ける際
に、スピンドル後部のロータ取付シャフトが磁気回路の
構成部品として兼用できるため、ステータコイル7に流
れる電流と磁束Mとによりトルクが発生してロータAが
回転し、磁気回路全体が同時に同速で回転するので、ロ
ータAが超高速回転でも全く鉄損が発生することなく、
発熱を低くすることができる。
【0017】それに、スロットレスであり、ロータAの
位置による磁気的変化が全くなく、コッキングの発生を
確実に防止できるため、ロータAを極めて円滑に回転さ
せることができる。
【0018】更に、ロータAに取付けられたセンサー用
永久磁石6の磁束により、ステータコイル7と一体化さ
れたホールIC10に発生するロータ位置検出用信号を
速度信号としても利用し、速度制御することにより、負
荷変動による速度変動をおさえることができるため、ロ
ータAを一定速度で回転させることができる。
【0019】以上説明したように、本発明は、工作機械
等に使用される高速回転スピンドル用として優れた特徴
を有するコアレルタイプのブラシレス直流モータをアウ
ターロータ型として、スピンドルに取付けるようにし
て、ロータ取付シャフト3を強磁性体で作ることによ
り、ロータ取付シャフト3を磁気回路の構成部品として
兼用できることから、ロータ取付シャフト3の径を太く
設計することができるため、振動を押さえ、高速回転の
上限を制限する重要な要因である機械的強度を下げるこ
となく、ロータAを理論的に取付けることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】図1の縦断正面図である。
【図3】ロータ取付シャフトの他の実施例を示す縦断側
面図である。
【図4】従来の一実施例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 スピンドル本体 2 主シャフト 3 ロータ取付シャフト 4 外部ヨーク 5 主永久磁石 6 センサー用永久磁石 7 ステータコイル 8 隙間 9 隙間 10 ホールIC 11 主永久磁石 12 外部ヨーク 13 内部ヨーク 14 ロータ取付シャフト A ロータ M 磁束

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドル後部に設けられたロータ取付
    シャフトの外側に外部ヨーク及び主永久磁石を適宜固着
    して、機械的に一体化されたロータを形成し、このロー
    タのロータ取付シャフトと主永久磁石との間にステータ
    コイルを、外周面及び内周面に夫々隙間が設けられるよ
    うに支持して成る超高速スピンドルモータにおいて、ス
    ピンドル後部のロータ取付シャフトを強磁性体製とし、
    このロータ取付シャフトと前記外部ヨークと前記主永久
    磁石とで磁気回路を構成したことを特徴とする超高速ス
    ピンドルモータ。
JP31127993A 1993-11-17 1993-11-17 超高速スピンドルモータ Pending JPH07143717A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31127993A JPH07143717A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 超高速スピンドルモータ

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JP31127993A JPH07143717A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 超高速スピンドルモータ

Publications (1)

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JPH07143717A true JPH07143717A (ja) 1995-06-02

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ID=18015224

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JP31127993A Pending JPH07143717A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 超高速スピンドルモータ

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JP (1) JPH07143717A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100942437B1 (ko) * 2008-03-31 2010-02-17 (주)마이크로엔엑스 브러시리스 모터
WO2023085361A1 (ja) * 2021-11-12 2023-05-19 Dgshape株式会社 スピンドルユニットおよび切削加工機

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KR100942437B1 (ko) * 2008-03-31 2010-02-17 (주)마이크로엔엑스 브러시리스 모터
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