JPH07143551A - 携帯装置 - Google Patents

携帯装置

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JPH07143551A
JPH07143551A JP5287054A JP28705493A JPH07143551A JP H07143551 A JPH07143551 A JP H07143551A JP 5287054 A JP5287054 A JP 5287054A JP 28705493 A JP28705493 A JP 28705493A JP H07143551 A JPH07143551 A JP H07143551A
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JP
Japan
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position information
base station
unit
gps receiver
signal
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JP5287054A
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English (en)
Inventor
Hideji Kawasaki
秀次 川崎
Yoshifumi Naito
善文 内藤
Akio Asayama
昭雄 浅山
Takeshi Nakamura
健 中村
Satoshi Matsumoto
敏 松本
Yasushi Okamoto
安司 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANSAI MEDICAL SERVICE KK
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
KANSAI MEDICAL SERVICE KK
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交通事故や火災に巻き込まれ場合にも、基地
局からの要求なしに、その位置を基地局に知らせる携帯
装置を提供すること。 【構成】 所定の現象を検出するセンサー手段201、
202と、センサー手段201、202が所定の現象を
検出すると、現在位置の位置情報を調査する位置情報調
査手段204と、位置情報調査手段204が調査した位
置情報を基地局に送信する送信手段205と、を備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、探索用の携帯装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の携帯装置としては、先に本出願
人が痴呆老人や子供等、更には自動車や金庫等の貴重品
に対して効果のあるものとして、特願平5−19062
9号で提案している。これは、基地局から要求すると、
携帯装置が今いる位置を基地局に知らせてくるものであ
り、これによって、痴呆老人、子供、自動車、金庫等に
この携帯装置を携帯させると、彼ら(それら)の行方が
分からなくなった場合、基地局から要求するだけで、彼
ら(それら)の位置を知ることができる。したがって、
この携帯装置を用いると、行方の分からなくなった痴呆
老人や子供等また盗難にあった金庫や自動車を即座に見
つけだせるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、痴呆老人、
子供、金庫、自動車に前記携帯装置を携帯していても、
彼ら(それら)が交通事故や火災に巻き込まれた場合
は、基地局からの要求がなければ、その位置を知らせて
こないから、その交通事故や火災に巻き込まれた、その
時に、その位置を知ることはできない。そうすると、例
えば、それら交通事故や火災にあったときに、直に対応
しておけば怪我や損傷を小さなもの抑えることのできる
場合であっても、間に合わず、怪我や損傷が大きなもの
となってしまう。この点において、従来の携帯装置に
は、更に改良の余地があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑み、交通事故や火
災に巻き込まれ場合にも、基地局からの要求なしに、そ
の位置を基地局に知らせる携帯装置を提供することを第
1の目的とし、2番目の目的として、携帯装置の位置を
定期的に基地局に知らせる携帯装置を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明は、所定の現象を検出するセンサー手
段と、前記センサー手段が所定の現象を検出すると、現
在位置の位置情報を調査する位置情報調査手段と、前記
位置情報調査手段が調査した位置情報を基地局に送信す
る送信手段と、を備えたことを特徴する。尚、ここで言
う所定の現象は、外気の温度の異常、外気の成分の異
常、異常な衝撃のことである。2番目の目的を達成する
請求項2の発明は、時刻あるいは所定時間を計測する計
測部と、前記計測部が所定の時刻あるいは所定の時間を
計測すると、現在位置の位置情報を調査する位置情報調
査手段と、前記位置情報調査手段が調査した位置情報を
基地局に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】上記請求項1の構成によれば、携帯装置を携帯
させている対象が例えば火災又は交通事故にあった場
合、その火災による外気の温度の異常や煙による外気の
成分の異常又は交通事故による異常な衝撃をセンサー手
段が検出する。そうすると、位置情報調査手段が現在位
置の位置情報を調査し、送信手段が前記位置情報調査手
段が調査した位置情報を基地局に送信する。
【0007】上記請求項2の構成によれば、携帯装置の
位置を所定時刻あるいは所定時間毎に送信されてくる。
例えばこの情報を管理すると、携帯装置を携帯させてい
る痴呆老人あるいは子供の現在位置が異常な位置にある
場合、彼らが迷子等になっていることを知り、更に、そ
の位置も知ることができる。また、上記と同様に携帯装
置を携帯させている金庫あるいは自動車の現在位置が異
常の位置にある場合、それらが盗難にあっていること等
を知りえ、更に、その位置も知ることができる。
【0008】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例1を図面
に従って具体的に説明する。図1に本発明の携帯装置の
構成を表すブロック図を示す。本発明の携帯装置は、温
度検出手段201、時間計測手段202、着信検出手段
となるポケットベル203、位置情報調査手段となるG
PS受信機204、送信部205、各部に電力を供給す
る電池206と、この電池206の電力供給と電力供給
停止を制御する第1のコントロール部207とから構成
してある。
【0009】温度検出手段201は、火災等に伴う外気
の温度の異常を検出するもので、図2にその構成図を示
す。この温度検出手段201は、負の温度特性を持つサ
ーミスタ208、このサーミスタ208に直列に接続し
てある固定抵抗R、一方の入力端子に前記サーミスタ2
08と固定抵抗Rとの中点Cの電位V1を入力し、他方
の入力端子に基準電圧V0を印加してある比較回路21
4からなっている。なお、サーミスタ208と固定抵抗
Rとの直列回路には直流電圧Vが印加されている。ま
た、前記基準電圧V0とは、正常な温度と異常な温度と
の境界付近の温度に相当する電圧である。
【0010】外気の温度が異常に上昇すると、サーミス
タ208の負の温度特性により、前記中点Cの電位V1
が上昇し、前記基準電圧V0をこえる。そうすると、比
較回路214の出力端子から温度の異常上昇を知らせる
信号が出力される。時間計測手段202は、所定の経過
時間になると信号を出力するもので、時間の経過を計る
第1のクロック(不図示)と、前記第1のクロックを管
理するとともに、信号を出力する制御部(不図示)から
構成されている。前記制御部は、具体的には、第1のク
ロックの始動、停止、第1のクロックの示す経過時間の
抽出、第1のコントロール部への信号の出力を行う。
【0011】ポケットベル203は、電話局からの呼び
出し信号の着信を検出すると、内蔵のベルを鳴動させる
受信専用機である。GPS受信機204はGPSシステ
ム(GROBAL POSITIONING SYST
EM)に用いられる受信機である。GPSシステムは、
米国国防省のプロジェクトにより実現しているもので、
24個の人工衛星が地球を取り囲むようにして回り、地
球上のあらゆる地点、あらゆる時刻に、これら人工衛星
からの電波をキャッチできるようにしてあり、GPS受
信機204がこの電波を受信して、受信位置の緯度、経
度及び高さの3次元の位置情報を得ることができるもの
である。なお、近年GPS受信機204は小型化が進
み、小さいものでは、単3アルカリ電池4本で連続10
時間使用できるものでありながら、重さ約400グラ
ム、大人の掌の中に収まるサイズのものがあり、人が十
分に携帯できるものとなっている。また、検出位置精度
としては約25メートルRMS(Root Mean
Square)のものがある。なお、このGPS受信機
204は、算出した位置情報をデジタル信号の形式でも
っている。
【0012】送信部205は高周波発振器215と変調
器216と高周波増幅器217と送信アンテナ218と
から構成してある。高周波発振器215は、搬送波とし
ての高周波信号を発生させる周知の機器である。変調器
216は高周波信号をGPS受信機204の位置情報信
号にあわせて周波数変調する。高周波増幅器217は、
周波数変調した高周波信号を所定の出力レベルに増幅す
る。送信アンテナ218は、前記高周波信号を基地局に
送信する。
【0013】第1のコントロール部207はコンピュー
タで構成されていて、入力部とCPUと出力部からなり
(不図示)、入力部は、前記温度検出手段201、前記
時間計測手段202、前記ポケットベル203、GPS
受信機204からの信号を受け付け、CPUは、経過時
間を計る第2のクロック(不図示)を備え、更に、前記
信号を処理する。出力部は、CPUの処理結果からくる
指示に従い動作するもので、出力部の具体的な動作とし
ては、スイッチ部219を動作させて、電池206と送
信部205、電池206とGPS受信機204との断続
を行うものである。
【0014】図3にこの第1のコントロール部207の
制御動作を表すフローチャートを示す。先ず温度検出手
段201からの信号を受け付けたか(S1)、時間計測
手段202から所定時間の経過を知らせる信号を受け付
けたか(S2)、ポケットベル201から着信信号を受
け付けたか(S3)を判別し、上記いずれの信号をも受
け付けていない場合は、それらの信号を受け付けるまで
待ち、他方、上記信号のうちの1つの信号でも受け付け
た場合は、S4に進む。S4では、スイッチ部219を
制御して、電池206にGPS受信機204と送信部2
05に電力を供給させる。次に、GPS受信機204が
位置情報を算出すると(S5)、その位置情報を変調器
216に送出すると共に、第2のクロックをタイムオン
する(S6)。前記第2のクロックが設定時間を経過す
ると(S7)、GPS受信機204と送信部205への
電力供給を断ち(S8)、その制御を終了する。
【0015】ここで、第2のクロックの設定時間とは、
位置情報が変調器216に送出されてから、送信アンテ
ナ218がこの位置情報を乗せた搬送波を基地局に送信
するまでにかかる時間である。一方、基地局の構成は図
示しないが、高周波増幅器と復調器と表示器とを備えて
おり、携帯装置から送信されてくる高周波信号を高周波
増幅器で増幅し、復調器で復調して、位置情報を取り出
し、表示器で表示することで携帯装置の現在位置を知ら
せることができる。
【0016】尚、この実施例1では、位置情報調査手段
をGPS受信機204としたが、本発明は、これに限定
されるものではない。例えば船舶などに利用されている
もので、周囲の地形、ランドマーク、星から現在位置を
割り出すものでもよい。また、変調器216に周波数変
調を採用しているが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく例えば位相変調、振幅変調を採用してもよい。
【0017】また、変調器216で高周波信号に乗せる
位置情報を、雑音混入や波形の歪みに強いデジタルにし
て、携帯装置の基地局に対する送信可能距離を広げるも
のとしているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、位置情報をアナログにしてもよい。 (実施例2)以下、本発明の実施例2を図面に従って具
体的に説明する。図4に本発明の携帯装置の構成を表す
ブロック図を示す。即ち、本発明の携帯装置は、温度検
出手段201、時間計測手段202、ポケットベル20
3、GPS受信機204、送信部205、各部に電力を
供給する電池206、ID情報記憶手段220、関連付
け手段221、第2のコントロール部222から構成さ
れている。実施例1と同様の構成(温度検出手段20
1、時間計測手段202、ポケットベル203、GPS
受信機204、送信部205、電池206)について
は、あらためて説明はしない。尚、実施例1と同じ手段
あるいは同じ部については、実施例1の場合に使用した
と同じ番号を用いている。
【0018】ID情報記憶手段220は、この携帯装置
のポケットベル203の呼び出し番号を記憶しているメ
モリーである。関連付け部221は、後に詳細する第2
のコントロール部222からの位置情報と前記ID情報
記憶手段220からの呼び出し番号を受け付け、HDL
C(ハイレベル・データリング制御手順)で用いられる
データフレームに編成して後段の変調器216に送出す
る。前記のデータフレームとは、始まりに開始フラグが
置かれ、終わりに終了フラグが置かれ、その両フラグ間
に位置情報と呼び出し番号が収まるようになっている。
第2のコントロール部222は、入力部、CPU、出力
部を備えたコンピュータから構成されていて(不図
示)、電池206と送信部205、電池206とGPS
受信機204との断続を行う実施例1と同様の働きと、
前記関連付け部221の動作を制御する働きがある。
【0019】なお、実際には、第2のコントロール部2
22と前記関連付け部221は別々のものからできてい
るわけではなく、同じコンピュータ応用機器に組み込ま
れているものである。図5に、前記第2のコントロール
部222の制御動作を表すフローチャートを示す。温度
検出手段201、時間計測手段202、ポケットベル2
03からの信号があってからGPS受信機204が算出
した位置情報を第2のコントロール部222が受け取る
までは、実施例1の第1のコントロール部207の制御
と同様であるので説明を省き、その後から説明する。第
2のコントロール部222が位置情報を後段の関連付け
部221に送出する。関連付け部221がHDLCフレ
ームを作成し(S12)、そして、ID情報記憶手段2
20から呼び出し番号を読みだし、前記HDLCの情報
フィールドに書き込む(S13)。その書き込みが完了
したら(S14)、関連付け部221が位置情報を前記
情報フィールドの、前記呼び出し番号の後に書き込み
(S15)、この書き込みが完了したらHDLCフレー
ムを変調器216に送出する(S17)。なお、この後
は、変調器207が、このHDLCフレームに基づいて
高周波信号を変調し、高周波増幅器217がこの変調さ
れた高周波信号を増幅し、送信アンテナ218から基地
局に送信する。
【0020】上記構成の携帯装置を基地局に対して以下
のように用いることで、この携帯装置の有効利用がおこ
なえる。ここで、基地局は、図6に示すように、携帯装
置を呼び出す電話301、呼び出した番号を記憶する第
一記憶部302、携帯装置からの送信を受信する受信部
303、受信信号を増幅する増幅部304、増幅した受
信信号から搬送波を取り除き情報を取り出す復調部30
5、取り出した情報から位置情報と呼び出し番号を解読
する解読部306、呼び出し番号が異なる複数の携帯装
置とその携帯装置を携帯している対象とを関連づけ記憶
する第二記憶部307、携帯装置を携帯している対象名
と位置情報を表示する表示部308、前述の各部の動き
を制御する第3のコントロール部309を備えている。
なお、この第3のコントロール部309は、コンピュー
タから構成されていて、操作者からの指示を受け付ける
入力部を備えている。
【0021】図7は上記携帯装置を携帯している対象と
基地局との関連を示すブロック図である。即ち、複数の
対象に携帯させてある、呼び出し番号が異なる複数の携
帯装置と、その異なる呼び出し番号と、その携帯装置を
携帯している対象名とを関連づけて記憶している第二記
憶部307を備えた基地局と、前記複数の携帯装置と基
地局との間に介在して、基地局の呼び出しを受けて携帯
装置に信号を発振する電話局と発振局とがある。
【0022】図8、図9に複数の携帯装置を管理してい
る基地局を第3のコントロール部309が制御している
フローチャートを示していて、具体的には、図8は、基
地局に携帯装置への発呼(S21)と携帯装置からの信
号の受信(S22)とを行わせている第3のコントロー
ル部309の制御を表すメインフローチャートであり、
図9は受信処理のサブルーチンである。
【0023】例えば、携帯装置を携帯している対象を火
災にあっている場合を例にとり説明する。図8に示すよ
うに、先ず、基地局からの呼び出しではなく(S2
0)、携帯装置の温度検出手段201が外気温度の異常
を検出することで、携帯装置が信号を送信し、それを基
地局が以下に示すように受信処理する(S22)。 先
ず、図9に示すように、携帯装置からのキャッチした信
号を復調部305が復調した後、解読部306が位置情
報と呼び出し番号を解読する(S30、S31)。そし
て、解読した呼び出し番号を検索キーとして第二記憶部
307を検索し、この呼び出し番号に対応する携帯装置
の対象名を読み出し(S32)、この携帯装置を携帯し
ている対象名と位置情報を表示部308が表示する(S
33)。以上この処理S30〜S33は携帯装置からの
信号を受信する度に繰り返し行われる。 (実施例3)この実施例3は、前述の実施例1の構成に
おいて温度検出手段201を衝撃検出手段400に変え
たものであり、それ以外の構成は実施例1と全く一緒で
ある。したがって、機器の制御を行う制御部も、実施例
1の第1のコントロール部207の制御動作と同様であ
るが、違いは、外気の温度の異常を検出した場合ではな
く、交通事故等にともない加わる異常な衝撃を検出した
場合に、基地局に位置情報を送信することである。
【0024】ここで、衝撃検出手段400とは、衝撃等
に伴い発生する加速度を検出し、この検出した加速度が
異常な衝撃度に相当する大きさなら信号を出力するもの
で、図10にその原理構成を示す。衝撃検出手段400
は加速度検出部401と静電容量変換部402と処理回
路403と比較回路404とから構成してある。加速度
検出部401は、図11に概略図を示すように、3つの
金属板a、b、cで主に構成されていて、左右の金属板
a、cは固定され、中央の金属板bは、一端を固定した
バネe1、e2、e3、e4によって支持されており、
金属板bはこれらバネに抗しながらも左右方向に移動で
きるようになっている。(なお、前述のバネe1、e
2、e3、e4は同じバネ係数を持った同じ長さのもの
であり、力が加わっていない状態では、これらに支持さ
れている中央の金属板bは左右の金属板a、cの中央に
位置している。)静電容量変換部402は、2つのコン
バータからなり、そのうちの1つは金属板a、bと接続
してあり、公知の方法で金属板a、b間の静電容量C1
を検出し、後に説明するが、加速度を示す指標として、
このC1の値に応じた大きさの電圧を出力する。残りの
1つも上述と同様な手順で金属板b、c間の静電容量C
2を検出し、加速度を示す指標として、このC2の値に
応じた大きさの電圧を出力する。
【0025】処理回路403は、前記2つコンバータか
らの電圧を比較し、大きいほうの電圧を選択し出力す
る。比較回路404は、前記処理回路403からの電圧
と、所定の加速度に相当する基準電圧とを比較し、前記
処理回路403からの電圧が大きければ信号を制御部
(実施例1における第1のコントロール部に当たる。)
に出力する。この出力を受けると、制御部が基地局に位
置情報を送信することにより、この衝撃検出手段400
を備えている携帯装置に異常な衝撃が加わったことを基
地局に知らせる。
【0026】以下に、前記2つのコンバータから得られ
る静電容量に応じた電圧の大きさが加速度を示す指標と
なることと、それらの電圧の内、大きいほうが基準電圧
より大きければ、異常な衝撃が加わったことを示す理由
を説明する。今、携帯装置が右方向に加速度αで移動さ
せられると、金属板bは図12に示すように携帯装置の
移動方向とは逆方向に変位する。この変位量をxとした
とき、静電容量C1、C2と変位量xとの関係式は、 C1=ε(S/(d−x))・・・(1) C2=ε(S/(d+x))・・・(2) となる。ここで、εは誘電率、Sは金属板a、b及び
b、cの対向面積、dを金属板bが中央にあるときの両
側の金属板a、cとの間隔である。
【0027】また、運動方程式とバネと変位との関係式
から、 kx=mα・・・(3) 但し、kはスプリングの弾性定数であり、mは、金属板
bの質量である。以上の(1)、(2)、(3)式よ
り、 α=−(kεS/m)(1/C1)+kd/m=(kεS/m)(1/C2) −kd/m が得られる。式中、d、k、m、εは既知の定数である
ので、加速度は、C1、C2の逆数と線形の関係にあ
る。前記静電容量変換部402により発生させているC
1、C2に応じた電圧の大きさが、その加速度を示す指
標となっている。
【0028】更に、図12に示すように、加速度αの方
向により一方の静電容量は大きくなり、反対に、他方の
静電容量は小さくなる。大きい方の静電容量に応じた電
圧の大きさは、常に加速度の大きさを示すことになる。
比較回路の基準電圧は、通常では起こり得ない大きさな
衝撃に伴う加速度に相当する電圧にあわせて設定されて
いる。したがって、処理回路403により選択される大
きい方の電圧が基準電圧よりも大きければ、比較回路4
04が信号を出力して、この衝撃検出手段400を備え
た携帯装置に異常な衝撃が加わっていることを示してい
ることになる。
【0029】尚、上記実施例1、実施例2、実施例3で
は、携帯装置に温度検出手段及び時間計測手段あるい
は、衝撃検出手段及び時間計測手段を組み合わせて備え
させていたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、上記3つの手段を合わせてもよく、また、それぞれ
の手段個々を携帯装置に備えさせていてもよい。また、
本発明の携帯装置に、ガス漏れや火災による煙や空気成
分の異常を検出すると、煙が発生していること等を知ら
せる信号を出力する煙検出手段を用いてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、携帯装置
を携帯している対象が火災や交通事故に巻き込まれた場
合、速やかにそのことを知らせると共に、その居場所を
も知らせてくれるもので、それらの事故および火災に対
して速やかに対応できる。
【図面の簡単の説明】
【図1】実施例1の携帯装置の構成を表すブロック図で
ある。
【図2】温度検出手段の構成を示す図である。
【図3】第1のコントロール部の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図4】実施例2の携帯装置の構成を表すブロック図で
ある。
【図5】第2のコントロール部の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図6】実施例2の基地局の構成を表すブロック図であ
る。
【図7】携帯装置を携帯している対象と基地局との関連
を示すブロック図である。
【図8】基地局に携帯装置への発呼と携帯装置からの信
号の受信とを行わせている第3のコントロール部の制御
を表すメインフローチャートである。
【図9】図8の受信処理を示すサブルーチンである。
【図10】衝撃検出手段の構成を示す図である。
【図11】加速度検出部の構成を示す図である。
【図12】加速度検出部の模式図である。
【符号の説明】 201 温度検出手段 202 時間計測手段 204 GPS受信機 205 送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅山 昭雄 守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機 株式会社内 (72)発明者 中村 健 枚方市大垣内町3丁目3番16号 株式会社 関西メデイカル.サービス内 (72)発明者 松本 敏 枚方市大垣内町3丁目3番16号 株式会社 関西メデイカル.サービス内 (72)発明者 岡本 安司 枚方市大垣内町3丁目3番16号 株式会社 関西メデイカル.サービス内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の現象を検出するセンサー手段と、 前記センサー手段が所定の現象を検出すると、現在位置
    の位置情報を調査する位置情報調査手段と、 前記位置情報調査手段が調査した位置情報を基地局に送
    信する送信手段と、を備えたことを特徴とする携帯装
    置。
  2. 【請求項2】 時刻あるいは所定時間を計測する計測部
    と、 前記計測部が所定の時刻あるいは所定の時間を計測する
    と、現在位置の位置情報を調査する位置情報調査手段
    と、 前記位置情報調査手段が調査した位置情報を基地局に送
    信する送信手段と、を備えたことを特徴とする携帯装
    置。
JP5287054A 1993-11-16 1993-11-16 携帯装置 Pending JPH07143551A (ja)

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JP5287054A JPH07143551A (ja) 1993-11-16 1993-11-16 携帯装置

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JP (1) JPH07143551A (ja)

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