JPH07143288A - 着脱式adfを有する原稿読取装置 - Google Patents

着脱式adfを有する原稿読取装置

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JPH07143288A
JPH07143288A JP5314201A JP31420193A JPH07143288A JP H07143288 A JPH07143288 A JP H07143288A JP 5314201 A JP5314201 A JP 5314201A JP 31420193 A JP31420193 A JP 31420193A JP H07143288 A JPH07143288 A JP H07143288A
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adf
separation pad
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roller
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JP5314201A
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Takeshi Washio
毅 鷲尾
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の異なった使用環境,使用原稿に対応す
べくADFを着脱自在構造にし、装置コストの低減を図
ると共に、装置の装着を検出して制御系の自動切り替え
を行い原稿の自動搬送,読取の容易化,迅速化を図る着
脱式ADFを有する原稿読取装置を提供する。 【構成】 読取ローラ28,光電変換素子34,感熱記
録ロール紙29等を収納する機器本体2の所定位置にA
DF1は着脱自在に装着される。ADF1は、機器本体
2側に係着するADF本体3と、装着時に本体側の駆動
ギヤ37と噛合するギャップギヤ5およびその同軸上の
ADFローラ4と、ADFローラ4と着離自在に圧接す
る分離パッド6および分離パッドホルダ7と、押圧用の
スプリング8等からなる。原稿はADFローラ4と分離
パッド6間で分離され、1枚ずつ読取ローラ28側に送
られ光電変換素子34に結像記録される。また、図略の
検出手段によりADF1の装着の有無や原稿の有無が検
出され、制御部13の制御系の自動切り替えが行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置、複
写機のような原稿読取装置に係り、特に、ADFを着脱
自在に設けた着脱式ADFを有する原稿読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ等の読取装置の中、
小型や可搬式のものではADFを装備せずに読取ローラ
とそれと対向するターゲットガラスとを押圧状態にして
単葉の原稿を搬送,読取するものが採用されていた。
【0003】この種の公知技術としては特開平4−33
6844号公報に開示する「ファクシミリ装置」が挙げ
られる。このものは、スキャナベースの一面を原稿テー
ブルとして利用して装置の小型化を図る点に特徴を有す
るものである。
【0004】一方、分離手段を有するシート搬送装置
(前記原稿読取装置に相当するもの)に関する公知技術
としては特開平3−61218号公報に開示するものが
ある。この「シート搬送装置」は、シート材を一枚ずつ
分離する分離手段とシート材の圧接部材および原稿給紙
および排紙ローラ等を操作カバー内に設け、該操作カバ
ーを装置本体側に回動可能に装着する構造からなり、特
に前記分離手段をシート載置台の下方に配置し、その間
を傾斜したガイド部で連結する構造に特徴を有するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、原稿
読取装置の中には小型化やコスト低減のためADFを装
備しないものが採用されている。しかし、多数の原稿を
効率的に読取するためにADFを装備するものが近年で
は採用されている。しかしながら、読取頻度の変化や短
縮ダイアル等の使用上の付加機能の採用等の使用者側の
使用態様に変化が生じた場合には今まで使用していたA
DF付の原稿読取装置をそのまま使用することが出来
ず、それ等に見合う構成の原稿読取装置を交換せざるを
得なかった。
【0006】一方、その対策としてADFを動作させる
環境や対応原稿に幅を持たせるために複雑な機構を備え
る装置があるが、コスト高になると共に、この場合でも
偏った紙質を用いる仕向地では装置がそのまま使用しに
くい問題点が生じる。前記した特開平3−61218号
公報の「シート搬送装置」は以上の問題点を有するもの
であり、かつ分離手段側に駆動機構部が設けられない構
造のものからなる。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決するもので
異なった使用環境,使用原稿に対応出来ると共に、安価
に形成され、かつADFの着脱に関連して装置の制御系
の自動切り替えが可能になり、更にADFの装着,非装
着の双方において原稿の搬送、読取が可能な着脱式AD
Fを有する原稿読取装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の着脱式
ADFを有する原稿読取装置は、原稿自動搬送装置(以
下、ADFという)とこれを着脱自在に支持する機器本
体とを有する原稿読取装置であって、前記ADFは、前
記機器本体に着脱自在に係着するADF本体と、該AD
F本体に枢着されるADFローラと、該ADFローラと
同軸上に固定され前記ADFが機器本体に装着された際
に機器本体側の駆動ギヤと噛合可能な位置に配置される
ギャップギヤと、前記ADFローラに当接係合する分離
パッドと、前記ADF本体に支持され前記分離パッドを
保持する分離パッドホルダと、該分離パッドホルダと前
記ADF本体間に介設され前記分離パッドを前記ADF
ローラ側に押圧すべく付勢するスプリングから構成さ
れ、前記分離パッドは、該分離パッドと原稿間の摩擦係
数が原稿とADFローラ間の原稿係数よりも小さいこと
を特徴とする。
【0009】請求項2に記載の原稿読取装置は、前記A
DF及び/又は機器本体には、ADFの着脱とADFに
よる原稿搬送の有無を検出する検出手段が設けられると
共に、その検出信号により装置の制御系を自動搬送用に
切り替える制御部を設けることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の原稿読取装置は、前記制
御部は、その制御回路をADFの装着により当該ADF
に見合う制御回路に自動的に切り替え動作することを特
徴とする。
【0011】請求項4に記載の原稿読取装置は、前記検
出手段がADFの着脱により動作する接点スイッチ,フ
ォトセンサからなることを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の原稿読取装置は、前記検
出手段が、前記ADF側に回動可能に配置されるアクチ
ュエータおよびフォトセンサからなり、前記制御部が、
アクチュエータ又はフォトセンサによる原稿読取りの光
路の遮断又は解放により原稿の有無を検出すべく形成さ
れることを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の原稿読取装置は、前記分
離パッドホルダがADFに回動自在に支持される回動部
材からなり、該部材は前記分離パッドの取付部と回動用
把手部を一体的に形成するものからなり、前記回動用把
手部とADF本体間には係止手段が介設されることを特
徴とする。
【0014】請求項6に記載の原稿読取装置は、前記A
DFが、前記機器本体の記録ロール紙ホルダ部に装着さ
れる着脱式ADFを有する原稿読取装置を特徴とする。
【0015】
【作用】ADFを装着しない場合には、原稿を1枚ずつ
挿入することにより読取りが行われる。一方、多数の原
稿の自動搬送,読取が必要な場合には、機器本体の所定
位置にADFを装着する。ADFのギャップギヤが機器
本体側の駆動ギヤに噛合し、ADFローラが回転する。
ADFローラにはスプリングにより押圧される分離パッ
ドが接触し、ADFローラと原稿間の摩擦係数と原稿を
分離パッド間の摩擦係数の差により、送られてきた原稿
は1枚分離され、分離パッドとADFローラとに挟持さ
れて送られ読取される。また、ADFが装着されると検
出手段が作動し、制御部により装着されたADFに相当
する制御系が形成され、かつ原稿の有無等が検知され
る。更に、原稿の搬送中にジャム等の不具合が生じた場
合には分離パッドホルダを回動し、分離パッドをADF
ローラから離間させることにより容易に処置し得る。ま
た、ADFは所望の位置に取り付け可能なもので記録ロ
ール紙ホルダ部に取着することも可能である。また、A
DFは着脱自在な構造のため、機器本体を変えないで、
ADFのみを原稿の種類や使用環境に対して最適なもの
を設定し機器本体に装着することにより1台の装置で多
様な使用要請に対応することが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例の概要構造を示す断面図、図2は
ADFの各構成要素を示す斜視図、図3は組み立てられ
たADFの外観を示す斜視図、図4はADFとそれに付
設される検出手段および制御部等を示す構成図、図5は
原稿読取装置の外観図、図6はADFが装着されていな
い原稿読取装置を示す断面図である。
【0017】原稿読取装置は図3に示すADF1と、図
5に示す機器本体2とからなる。ADF1は、図1,図
2,図3,図4に示すように、ADFカバー9とADF
フレーム10からなるADF本体3と、ADFローラ4
と、ギャップギヤ5と、分離パッド6と、分離パッドホ
ルダ7と、スプリング8等とから構成される。
【0018】また、図4に示すようにADF1と係合す
べく機器本体2側には検出手段の接点スイッチ11が設
けられる。また、ADF1側にはアクチュエータ12a
とフォトセンサ12bが回動可能に装着される。また、
制御部13が機器本体2側に配置される。
【0019】図2および図3に示すように、ADFカバ
ー9はコ字状の可撓性の材料、例えば樹脂材の枠体から
なり、その両側には爪部14が形成される。爪部14は
機器本体2側に係着してADF本体3を機器本体2側に
固定するものである。また、図3に示すようにADFフ
レーム10はADFカバー9に固定される。
【0020】なお、図2に示すように、ADFカバー9
には付加制御部15が設けられ制御部13に連結する。
付加制御部15はADFカバー9の表面に配設される付
加操作部16と裏面に設けられる電子回路(図略)から
なる。なお、付加制御部15は機器本体2側の制御部1
3の代行制御部として機能するものでADF1の装着時
における制御系を自動制御するためのものである。ま
た、ADFフレーム10の下面側にはサポータ17,1
7が適宜間隔を介して固着される。また、窓18が開口
形成される。
【0021】サポータ17,17間には回転軸19が架
設され枢支される。回転軸19にはADFローラ4が固
定されると共にギャップギヤ5が固定される。また、A
DFローラ4は窓18からその外周の一部を露出させて
配置される。また、ギャップギヤ5は図4に示すように
ADF1が機器本体2側に装着された場合に、駆動ギヤ
37に噛合すべく配置される。
【0021】図4に示すように、分離パッドホルダ7は
取付部20と回動用把手部21を一体的に連結した二股
状のレバ部材からなり、ADFフレーム10の窓18と
相対向する上方側に配置されADFフレーム10にその
股元部を回動自在に連結されるものからなる。
【0022】取付部20の下面には分離パッド6が固着
され、回動用把手部21はADFカバー9からその先端
側を露出して配置される。また、ADFカバー9には分
離パッドホルダ7が回動した場合にその回動用把手部2
1が干渉しない窓22が形成される。また、回動用把手
部21とADFカバー9間には図4に示すように係止具
23が設けられている。
【0023】分離パッド6は分離パッドホルダ7の取付
部20の下面に接着等により固定され、ADFフレーム
10の窓18から露出しているADFローラ4の外周と
接触係合する。分離パッド6は摩擦係数の高い材質から
なるが、分離パッド6と原稿間の摩擦係数はADFロー
ラ4と原稿間の摩擦係数よりも小さいものからなる。摩
擦係数を前記のように設定することにより、分離パッド
6とADFローラ4間に送られてきた複数枚の原稿は上
方にあるものが止められ、下方のものから1枚ずつ下流
側に送られる。
【0024】図1および図4に示すように、ADFカバ
ー9の内面と分離パッドホルダ7の取付部20間にはス
プリング8が介設される。スプリング8は分離パッド6
をADFローラ4側に押圧すべく付勢する。また、スプ
リング8のバネ力に抗して分離パッドホルダ7を回動さ
せ係止具23により分離パッドホルダ7を所定の回動位
置に固定することにより分離パッド6はADFローラ4
から離れる位置に保持される。
【0025】次に、機器本体2の概要構造を図1,図
5,図6により説明する。図5に示すように、機器本体
2はケース24と、記録紙カバー25と、蓋26および
読取ローラカバー27等で外観を形成する。図6に示す
ように、読取ローラカバー27内には読取ローラ28が
配置され、記録紙カバー25の下方には感熱記録ロール
紙29が配置される。また、蓋26はADF1の装着位
置で、蓋26を取り外し、ADF本体3のADFフレー
ム10を蓋26の位置に位置決めし、ADFカバー9の
爪部14を機器本体2のケース24側に係着することに
よりADF1が装着される。
【0026】読取ローラ28の下方には図略の照明光源
が配置され、読取ローラ28の位置に搬送された原稿は
前記照明光源により照射されその反射光がミラー30,
31,32でそれぞれ反射し、レンズ33を介して光電
交換素子34に結像され画情報として読取される。ま
た、機器本体2内には駆動源35が設けられ(図4)、
図1,図6に示す駆動ギヤ36,37,38,39に回
転を伝達する。この内、駆動ギヤ37はADF1のギャ
ップギヤ5に噛合しギャップギヤ5に回転を伝える。ま
た、駆動ギヤ36は読取ローラ28を回転駆動する。
【0027】一方、図1,図6に示すように、ケース2
4内には感熱記録ロール紙29とこのホルダ(図略)
や、プラタンローラ40、サーマルヘッド41および制
御部13等が収納される。プラタンローラ40は感熱記
録ロール紙29を引き出すものであり、サーマルヘッド
41は感熱記録ロール紙29に送信されてきた所定画像
を写像するものである。
【0028】図4に示すように、機器本体2内には検出
手段として接点スイッチ11等が配置される。勿論、検
出手段としてはこれ等に限定するものではない。接点ス
イッチ11はADFフレーム10のサポータ17に係合
して動作するものからなり、検出信号は制御部13に送
られる。制御部13は検出信号によりADF1の装着を
確認し、その制御回路をADF1用に切り替える。それ
により、送信時のマルチページ等の処理を行わせること
が出来る。
【0029】図4に示すように、ADF1側にはアクチ
ュエータ12aを有するフォトセンサ12bが設けられ
ている。ADF1を装着しADF1側に設けられた付加
制御部15の付加操作部16を操作することにより図示
のようにフォトセンサ12bを光路42を遮断又は解放
する位置に設けることが出来る。
【0030】ここで光路42は前記照明光源からの反射
光の光電変換素子34への通路である。これにより原稿
の有無を検知することが出来る。勿論、付加制御部15
のない場合は制御部13により検知することが出来る。
【0031】また、光電変換素子34に読取り幅以上の
余りビットがある場合には、この余りビットを用いて原
稿の有無を検出することも可能である。すなわち、原稿
の読取り幅外のビットを利用して原稿の有無を検出する
場合、照明光源の読取部の外側に常時点灯する光源を設
け、この部分の光路をADF1に回動自由に支持された
アクチュエータの端部によって遮断し、その光電変換素
子の出力差を制御部13で監視することによって行われ
る。この場合にはADF1側に付加制御部15を付設し
なくても原稿の有無の検知が可能になる。
【0032】次に、以上の構成における原稿の搬送,読
取り作用について簡単に説明する。ADF1を装着しな
い場合には図5に示すようにケース24上には蓋26が
設けられ、ADF1の装着空間が閉止される。原稿は蓋
26の上面に沿って1枚ずつ読取ローラカバー27側に
挿入され、回転している読取ローラ28で搬送されなが
ら読取りされる。原稿を読取った反射光はミラー30,
31,32で反射し光路42となりレンズ33を介して
光電変換素子34に結像され画情報として読取られ送信
される。一方、受信された情報はサーマルヘッド41を
介しプラタンローラ40により感熱記録ロール紙29か
ら引き出された記録紙に転写され受信される。
【0033】多数の原稿を自動送りする場合には、その
原稿の材質,形状等に対応したADF1を設定する。例
えば、原稿の種類や使用環境の相異によりそれ等に見合
った分離パッド6やスプリング8を有するADF1を設
定する。蓋26を取り除き、このADF1をその装着空
間に挿入する。ADF1はADFカバー9に設けられた
爪部14を機器本体側に係止して固定される。
【0034】なお、この場合、爪部14によらずに次の
手段を用いてもよい。すなわち、照明光源,ミラー31
等,レンズ33および光電変換素子34等を位置決め固
定する図略の樹脂製スキャナーベースとADF本体側と
を位置決め孔や位置決め用突き当て等を用いて連結して
固定してもよい。
【0035】ADF1の装着により前記したようにギャ
ップギヤ5が駆動ギヤ37に噛合し、ADFローラ4は
駆動源35により回転駆動される。分離パッドホルダ7
の係止具23を解除することにより、分離パッド6がス
プリング8のバネ力によりADFローラ4側に押圧され
る。複数の原稿は前記したようにADFローラ4と原稿
間および原稿と分離パッド6間の摩擦係数の差により1
枚ずつ分離されて送られ、読取ローラ28側に導入され
読取られる。以下、前記と同様に光電変換素子34に結
像記録される。
【0036】また、前記したように、ADF1側の付加
制御部15や機器本体2側の制御部13により、ADF
1の光着の有無や、原稿の読取りの有無が検出され、原
稿の自動搬送,読取りが円滑に行われているか否かが確
認される。また、自動搬送中に原稿にジャム等が生じた
場合には、分離パッドホルダ7の回動用把手部21によ
り分離パッドホルダ7を回動し、分離パッド6をADF
ローラ4から離間させることにより容易に処置すること
が出来る。
【0037】以上の説明において、ADF1を図示のも
のとしたが、その細部構造は図示のものに勿論限定する
ものではない。また、前記したように、原稿の種類や使
用環境の変化に対応する構造および制御系を有するもの
がその都度採用される。また、ADF1のADFフレー
ム10に原稿幅ガイドを設け、原稿を円滑に搬送するよ
うにしてもよい。
【0038】また、本実施例では、ADF1を蓋26の
位置に装着したが、感熱記録ロール紙29の記録ロール
紙ホルダ(図略)に装着し、プロッタ部から駆動,制御
して感熱カット紙を記録紙として用いてもよい。また、
機器本体2から取り外した蓋26を本体の原稿積載テー
ブルの上流や原稿排出口,記録紙排出口に装着し、蓋2
6を原稿,記録紙トレーとして利用することが出来る。
また、原稿セット時の支えとしての補助テーブルとして
利用することも出来る。また、本実施例では分離パッド
方式のADFについて説明したが、ファクションローラ
方式等に対しても適用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)ADFを装着することにより、多数の原稿を自動搬
送,読取りが迅速に、かつ円滑に行われる。 2)ADFが着脱自在な構造から形成されるため、原稿
や使用環境に対応したものをその都度採用することが出
来る。このため、本体例を共用出来、装着コストの低減
が図れる。また、ユニット化により販売上も自由選択が
可能となり、便利になる。更に、ADFのみの販売も可
能である。 3)ADFを駆動する動力を本体側から得ることが出来
るため、駆動系の配線等が不必要になり構造の簡便化が
図られ、コスト低減の効果が上げられる。 4)検出手段を設けることによりADFの装着の有無
や、原稿の有無が検出されると共に、この検出信号に基
づき装着本体側の制御系をそのADFに見合ったものに
自動的に切り替えることが可能となり、自動搬送,読取
りが円滑に、かつ効率的に行われる。 5)本発明の検出手段を採用することにより、特別な電
気系の形成や配線を行うことなく、ADFモードの切り
替えが可能になる。 6)分離パッドとADFローラとが接離可能な構造に形
成されることにより、原稿のジャム処理や搬送時のトラ
ブルの処置を容易に行うことが出来る。このため、従来
技術のようにユニット全体を解放する処置方法に較べて
処理作業が容易に出来、かつコスト低減も出来る。ま
た、原紙や折り畳んだ原稿の搬送も可能になる。 7)本発明のADFを記録紙搬送用として応用すること
が可能になり、感熱カット紙を記録媒体として用いるこ
とが出来る。また、必要に応じてADFを読取側,記録
側に取り付け、使用頻度に応じて無駄なく使用すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体概要構造を示す断面
図。
【図2】本実施例のADFの各構成要素の分解斜視図。
【図3】本実施例のADFの外観図。
【図4】本実施例のADFとその周辺に付設される検出
手段,制御部の概要構成図。
【図5】ADFを装着しない装置の外観図。
【図6】ADFを装着しない装置の内部概要構造を示す
断面図。
【符号の説明】
1 原稿自動搬送装置(ADF) 2 機器本体 3 ADF本体 4 ADFローラ 5 ギャップギヤ 6 分離パッド 7 分離パッドホルダ 8 スプリング 9 ADFカバー 10 ADFフレーム 11 接点スイッチ 12a アクチュエータ 12b フォトセンサ 13 制御部 14 爪部 15 付加制御部 16 付加操作部 17 サポータ 18 窓 19 回転軸 20 取付部 21 回動用把手部 22 窓 23 係止具 24 ケース 25 記録紙カバー 26 蓋 27 読取ローラカバー 28 読取ローラ 29 感熱記録ロール紙 30 ミラー 31 ミラー 32 ミラー 33 レンズ 34 光電変換素子 35 駆動源 36 駆動ギヤ 37 駆動ギヤ 38 駆動ギヤ 39 駆動ギヤ 40 プラタンローラ 41 サーマルヘッド 42 光路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿自動搬送装置(以下、ADFとい
    う)とこれを着脱自在に支持する機器本体とを有する原
    稿読取装置であって、前記ADFは、前記機器本体に着
    脱自在に係着するADF本体と、該ADF本体に枢着さ
    れるADFローラと、該ADFローラと同軸上に固定さ
    れ前記ADFが機器本体に装着された際に機器本体側の
    駆動ギヤと噛合可能な位置に配置されるギャップギヤ
    と、前記ADFローラに当接係合する分離パッドと、前
    記ADF本体に支持され前記分離パッドを保持する分離
    パッドホルダと、該分離パッドホルダと前記ADF本体
    間に介設され前記分離パッドを前記ADFローラ側に押
    圧すべく付勢するスプリングから構成され、前記分離パ
    ッドは、該分離パッドと原稿間の摩擦係数が原稿とAD
    Fローラ間の原稿係数よりも小さいことを特徴とする着
    脱式ADFを有する原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記ADF及び/又は機器本体には、A
    DFの着脱とADFによる原稿搬送の有無を検出する検
    出手段が設けられると共に、その検出信号により装置の
    制御系を自動搬送用に切り替える制御部が設けられるこ
    とを特徴とする着脱式ADFを有する原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、その制御回路をADFの
    装着により当該ADFに見合う制御回路に自動的に切り
    替え動作するものである請求項2に記載の着脱式ADF
    を有する原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段がADFの着脱により動作
    する接点スイッチ,フォトセンサからなる請求項2又は
    3に記載の着脱式ADFを有する原稿読取装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段が、前記ADF側に回動可
    能に配置されるアクチュエータおよびフォトセンサから
    なり、前記制御部が、アクチュエータ又はフォトセンサ
    による原稿読取りの光路の遮断又は解放により原稿の有
    無を検出すべく形成されてなる請求項2乃至4のいずれ
    かに記載の着脱式ADFを有する原稿読取装置。
  6. 【請求項6】 前記分離パッドホルダがADFに回動自
    在に支持される回動部材からなり、該部材は前記分離パ
    ッドの取付部と回動用把手部を一体的に形成するものか
    らなり、前記回動用把手部とADF本体間には係止手段
    が介設されてなる請求項1に記載の着脱式ADFを有す
    る原稿読取装置。
  7. 【請求項7】 前記ADFが、前記機器本体の記録ロー
    ル紙ホルダ部に装着されるものである請求項1乃至6の
    いずれかに記載の着脱式ADFを有する原稿読取装置。
JP5314201A 1993-11-20 1993-11-20 着脱式adfを有する原稿読取装置 Pending JPH07143288A (ja)

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JP5314201A JPH07143288A (ja) 1993-11-20 1993-11-20 着脱式adfを有する原稿読取装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115534528A (zh) * 2021-06-29 2022-12-30 精工爱普生株式会社 印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115534528A (zh) * 2021-06-29 2022-12-30 精工爱普生株式会社 印刷装置

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