JPH0714288A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH0714288A
JPH0714288A JP17993893A JP17993893A JPH0714288A JP H0714288 A JPH0714288 A JP H0714288A JP 17993893 A JP17993893 A JP 17993893A JP 17993893 A JP17993893 A JP 17993893A JP H0714288 A JPH0714288 A JP H0714288A
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JP
Japan
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disc
disk
stocker
outer peripheral
peripheral edge
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JP17993893A
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English (en)
Inventor
Shinsaku Tanaka
進作 田中
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Tanashin Denki Co Ltd
Original Assignee
Tanashin Denki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスク記録面を傷付けることなく、ディスク
再生部とディスクストッカとの間でディスクを移送し得
る簡易な構成のディスク再生装置を提供する。 【構成】ディスクの移送を、その移送軌道を規制する直
線ガイド(12)にディスクの外周縁を接触させ、前記ディ
スクの前記直線ガイドとの当接部位とは反対側の外周縁
を持上げて該ディスクを傾けて行なうようにし、ディス
クストッカ(6)では、移送時の傾き姿勢をほぼ保った状
態でディスクを収納するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚のディスクを単
体のままディスクストッカ内に所定の間隔を隔てて重ね
て収納し、ディスクストッカの上下動により選択される
ディスク収納位置とディスク再生部との間でディスクを
移送して該ディスク再生部にて再生に供されるディスク
を選択するディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63-204547号公報には、複数枚の
ディスクを単体のままディスクストッカに所定の間隔を
隔てて同軸に重ねて収納する構成のディスク再生装置が
開示されている。
【0003】このディスク再生装置では、ディスクスト
ッカを上下させて所望のディスクを所定の高さ位置に設
定し、ディスク再生部と同一高さ位置のディスク収納部
とディスク再生部との間でディスクを水平に移送するよ
うに構成されている。またディスク再生部に引出された
ディスクの一部が、ディスクストッカ内に収納されてい
るディスクと重なる状態で再生に供されるようにして、
ディスク再生部とディスクストッカとの間におけるディ
スクの水平移動距離を短縮し、また装置の小形化を図っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来装置
では、ディスクストッカ内に設けた回動レバーにてディ
スクを僅かに押出し、これをディスク再生部とディスク
ストッカとの間に設けた送りローラにて挟んでディスク
再生部に移送するようにしている。この為、ディスクス
トッカ内にディスクの収納枚数と同数の回動レバーを設
けることが必要となる等、ディスク移送手段の構成が複
雑化することが否めない。
【0005】またこのようにしてディスク再生部とディ
スクストッカとの間で、そのディスク面に沿ってディス
クを移送する場合、ディスク再生部のディスク載置面等
との間でディスク記録面が摺れ合い、ディスク記録面が
傷付く虞れがあった。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、ディスク再生部とディスクスト
ッカとの間で傷付きの虞れなくディスクを移送すること
ができ、しかも装置全体の小型化を図るに好適な簡易な
構成のディスク再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク再生
部と隣接して上下動可能に設けられたディスクストッカ
に、複数枚のディスクを単体のまま所定の間隙を隔てて
重ねて収納し、上記ディスクストッカを上下動させて選
択されるディスク収納位置と前記ディスク再生部との間
でディスクを移送することで、再生に供するディスクを
選択するようにしたディスク再生装置に係り、ディスク
の移送を、ディスク再生部とディスクストッカとの間に
おける移送軌道を規制する直線ガイドにディスクの外周
縁を接触させると共に、該直線ガイドと平行に移動可能
に設けられた移動部材にて、前記ディスクの前記直線ガ
イドとの当接部位とは反対側の外周縁を持上げて該ディ
スクを移送方向に押圧して行なうように構成し、ディス
クストッカの上下動の方向を前記ディスク再生部にて再
生に供されるディスクのディスク記録面と直交する方向
として定めると共に、外周縁を持上げることにより上記
ディスク記録面に対して傾けられて移送されるディスク
を、その傾き姿勢をほぼ保った状態で上記上下動方向に
重ねて収納するように、例えば複数枚のディスクを所定
の間隙を隔てて重ねて収納するための複数の仕切板を、
該ディスクストッカの上下動方向と直交する面に対して
傾けて形成してなることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記構成のディスク再生装置によれば、ディス
クの直線ガイドとの当接部位とは反対側の外周縁を持上
げることにより該ディスクを傾け、ディスクの外周縁だ
けを直線ガイドに接触させた状態で移送される。従って
ディスク記録面がディスク載置面等と摺れ合うことがな
くなり、ディスク記録面の傷付きの問題を招くことなく
ディスクを移送することができる。
【0009】またディスク再生部において再生に供され
るディスクのディスク記録面と直交する方向に上下動自
在に設けられたディスクストッカは、直線ガイドに案内
され、且つ反対側の外周縁が持上げられて傾けられた姿
勢で移送されるディスクを、その傾き姿勢をほぼ保った
状態で上下動方向に重ねて収納するので、該ディスクス
トッカに対するディスクの出し入れを容易に行い得る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例に係
るディスク再生装置について説明する。図1はディスク
再生装置の全体的な概略構成を示す斜視図であり、図2
はその平面図である。図において1はメインシャーシで
あり、このメインシャーシ1の手前側の略半分の領域は
ディスク再生部とされ、その下面にはピックアップやタ
ーンテーブル等を備えた再生ユニットが上下動可能に組
込まれている。しかして再生ユニットが備えるピックア
ップやターンテーブルは、メインシャーシ1の手前側に
大きくあけた孔部を通して、メインシャーシ1の上面側
に臨ませられている。またメインシャーシ1のディスク
再生部の上方部にはブラケット2がねじ止めされてい
る。このブラケット2には鉄板等の磁性体を一部に有
し、ターンテーブルとの間でディスクを挟持するクラン
パ3が、前記ターンテーブルに対して上方から向い合う
ように適度の自由移動量をもって取付けられている。
【0011】またメインシャーシ1の奥部下面側にはサ
ブシャーシ4がねじ止めされている。そしてこのサブシ
ャーシ4の上面には、複数枚のディスク5を単体のまま所
定の間隙を隔てて重ねて収納するディスクストッカ6
が、上記ディスク再生部に隣接して上下動自在に取付け
られている。このディスクストッカ6は、メインシャー
シ1の奥部の約半分の領域に大きくあけた孔部を通し
て、メインシャーシ1の上面側に突出させている。尚、
孔部はストッカ6に収納されたディスク5を上下に通過さ
せるに十分な大きさに設定されている。
【0012】一方、メインシャーシ1の上面には、図3
に示すような径の異なる2種類のディスク(12cm径,8
cm径)を択一的に載置可能なパレット8が、ディスク再生
部とメインシャーシ1の前方外側に突出したディスク交
換位置との間を移動自在に配置されている。このパレッ
ト8の移動方向は、前記ディスクストッカ6に収納された
ディスク5と、前記ディスク再生部においてターンテー
ブルとクランパ3とで挟持されるディスク5とを結ぶ直線
と平行な方向として定められている。
【0013】しかしてパレット8の本体部の上面には、
大径(12cm径)ディスク5を載置する浅い大径凹部9が設
けられ、その内側には小径(8cm径)ディスクを載置する
小径凹部10が上記大径凹部9と同心円をなすように設け
られている。またこのパレット8の本体部左側には後方
に延びる左腕部25が設けられている。この左腕部25の内
面は前記大径凹部9とディスクストッカ6との間でディス
クを移送する際、ディスク5の外周縁を接触させて該デ
ィスク5の移送軌道を直線状に規制する為の直線ガイド1
2とされている。更にパレット8の上面右側には、上記大
径凹部9(ディスク再生部)とディスクストッカ6との間で
ディスク5を移送する手段としてのスライダ13が、上記
直線ガイド12と平行に移動自在に取付けられている。こ
のスライダ13に設けられた取出し用押圧部14および押戻
し用押圧部15は円錐状のテーパ面を備えた突出部からな
り、ディスク移送時に上記押圧部材14,15をディスク5の
前記直線ガイド12との当接部位とは反対側の外周縁に選
択的に当接させることでその縁部を所定高さだけ持上
げ、この状態でスライダ13の移動に伴ってディスク縁部
を押すことで、ディスクストッカ6からパレット8へ、ま
たパレット8からディスクストッカ6へと該ディスク5を
押圧移動させるものである。
【0014】ところで前記ディスクストッカ6は、図1
に示されるように前記ディスク再生部に向い合う前部か
ら右側部にかけてディスク5を大きくはみ出させるよう
な開口部を有し、図4にその断面構成を示すように、そ
の上板19と下板20との間を、ディスク収納奥部に設けた
5枚の円弧状仕切板21により、6つのディスク収納空間
に仕切っている。複数枚のディスク5は、上記各ディス
ク収納空間にそれぞれ単体のまま1枚ずつ収納されるこ
とで、その上下動方向に所定の間隔を隔てて重ね合わせ
られた状態で保持される。尚、上記各仕切板21の縁部は
ディスク5を受入れやすいように、その厚みを薄くして
ある。またディスクストッカ6内の左側部は、前記直線
ガイド12と連らなってディスク5の外周を接触させて該
ディスク5の移送軌道を直線状に規制する直線ガイド22
とされている。
【0015】上述したようなディスクストッカ6,ディ
スク再生部とメインシャーシ1の手前側外方のディスク
交換位置との間を移動自在に設けられたパレット8,お
よびディスク再生部に位置するパレット8とディスクス
トッカ6との間でディスク5を移送するスライダ13を備え
てなるディスク再生装置は、基本的には次のように作用
する。
【0016】即ち、前記ディスクストッカ6に収納され
た6枚のディスク5のうちの1枚を選択して、そこに記
録されている情報の再生を行う場合には、先ずディスク
ストッカ6を上下動させて所望のディスク5を所定高さ位
置(パレット8の高さ位置)に設定した後、スライダ13を
ディスクストッカ6側からディスク再生部(パレット8の
大径凹部9)側に移動させることにより、スライダ13の取
出し用押圧部14で上記高さ位置のディスク5の外周を押
し、該ディスク5の外周をストッカ側の直線ガイド22と
パレット8側の直線ガイド12とに連続的に接触させなが
ら、これをディスク再生部まで移送する。その後、スラ
イダ13を僅かに戻して上記各押圧部14,15を共にディス
ク5から離反させる。この状態で前記再生ユニットをメ
インシャーシ1の下面側から所定高さだけ持上げ、ター
ンテーブルとクランパ3とによりディスク5を挟持して回
転させてその記録情報をピックアップにて光学的に読取
ることによりなされる。
【0017】またディスク再生部(大径凹部9)のディス
ク5をディスクストッカ6内の元の収納段に戻す場合に
は、再生ユニットを下降させた後にスライダ13を逆向き
に移動させることにより、押戻し用押圧部15にてディス
ク5の外周を押し、ディスク5の外周をパレット8側の直
線ガイド12とストッカ6側の直線ガイド22とに連続的に
接触させながら、これをディスクストッカ5内の最奥部
まで移送する。そうした後に、スライダ13を若干逆向き
に移動して両押圧部15,16共にディスク5から離反させ
る。
【0018】更にパレット8上のディスク5を別のものと
交換したい場合には、パレット8を装置外部のディスク
交換位置まで引出し、その位置にてパレット8上へのデ
ィスクの載せ換えを行った後、パレット8を元のディス
ク再生部まで引き込むことによりなされる。
【0019】ここで各部の構成を詳細に説明すると、次
の通りである。ディスクストッカ6の収納奥部には、図
4に示すような挟持部品27が上方から差込まれて、スト
ッカ6内の定位置に取付けられている。この挟持部品27
は11本の弾性片28を櫛歯状に備えており、上方から2
本ずつ一組となって挟持部29を構成するが、最下位の弾
性片28だけは下板20と組んで最下位の挟持部30を構成し
ている。
【0020】しかしてディスクストッカ6は、図3,4に
示すように台板31上にねじ止めされており、この台板31
の下端部を、その奥側と手前側の2箇所でパンタグラフ
機構32を介してサブシャーシ2の上面側に取付けること
で上下動自在とされている。尚、台板31の右側縁部には
両端にピニオン34を固定した水平軸33が回転自在に取付
けられ、これらの各ピニオン34をサブシャーシに切起し
形成したラック35と噛合させている。この機構により、
奥側と手前側の両パンタグラフ機構32の同期が取られ、
ディスクストッカ6はその取付け姿勢を保ったまま上下
動されるようになっている。
【0021】前記台板31の左側奥部には図5に示すよう
にナット36が固定されている。このナット36は、サブシ
ャーシ上に立設した軸38に回転自在に装着された中空ね
じ37に螺合したものであり、中空ねじ37の回転に伴って
台板31(ディスクストッカ6)と一体に上下動される。中
空ねじ37の回転によるディスクストッカ6の上下動は、
モータ41の回転を前記中空ねじ36の下端に一体形成した
ギヤ39に伝達するストッカ昇降機構40によって駆動され
る。このストッカ昇降機構40は、モータ41の回転軸に固
定された歯幅の広い小径ギヤ42に噛合して上下動可能に
設けられたクラッチギヤ43と、このクラッチギヤ43をス
プリング44に抗して上方に移動させたとき、該クラッチ
ギヤ43に選択的に噛合する2段ギヤ45、この2段ギヤ45
の回転を前記ギヤ39に中継伝達する中間ギヤ49,50,51に
より構成される。
【0022】尚、上記クラッチギヤ43が下方位置にある
ときには、その回転は上記2段ギヤ45の反対側の位置に
設けられた今1つの2段ギヤ46に伝達され、この2段ギ
ヤ46を介して円筒カム52に伝達される。この円筒カム52
の回転により前述した再生ユニットの上下動が制御され
る。またクラッチギヤ43の上下動による回転伝達経路の
切換えは、例えば電磁石の通電制御により、上記クラッ
チギヤ43の位置を規定する回動部材を作動させる等して
行なわれる。
【0023】ところで前記パレット8の右側部には、外
面側に歯形を有するラック54が後方に向けて前記左腕部
12と平行に延設されている。このラック54に選択的に噛
合するピニオン86,87の回転によりパレット8の移動がな
される。尚、これらのピニオン86,87は中間ギヤを介し
て結合されて同期回転動作するものである。
【0024】またパレット8の右側部には、その前端か
らラック54の後端までの前後方向全長に亘ってガイドレ
ール68が形成されており、前記スライダ13は、その下面
に設けた嵌合溝をガイドレール68に嵌合させることによ
り、パレット8上を所定の範囲に亘って直線的に摺動自
在に取付けられている。このスライダ13の移動は、その
右側面に設けたラック70に選択的に噛合する前記ピニオ
ン86,87の回転により行なわれる。
【0025】しかしてパレット8がディスク再生位置に
あるときには、パレット8のラック54はピニオン86,87か
ら離反しており、スライダ13のラック70がピニオン86と
常時噛合した状態とされている。そしてスライダ13は、
ピニオン86,87の回転によりディスク再生位置とその後
方のディスク収納部との間を往復移動されるものとなっ
ている。このようにして移動駆動されるスライダ13によ
り、前述したディスクの移送が行なわれる。
【0026】またパレット8の移動は、移動範囲が規制
されているスライダ13をピニオン86の回転により前記デ
ィスク再生位置より更に前方側に押出し、これに伴って
パレット8を前方に移動させてそのラック54をピニオン8
6,87に順次噛合させることによりなされる。このように
してラック54をピニオン86,87に噛合させると、パレッ
ト8はピニオン86の回転を受けて移動を開始し、これに
伴ってスライダ13のラック70がピニオン86,87から離反
し、その後はピニオン86,87の回転によりパレット8は手
前側外方のディスク交換位置まで移動される。
【0027】またディスク交換位置からのパレット8の
引き込みは、ピニオン86,87を逆回転させて行なわれ
る。そしてパレット8がディスク再生位置に到達する直
前にスライダ13のラック70がピニオン87,86に噛合した
とき、メインシャーシ1に設けられた弾性係合片にパレ
ット8の一部を係合させることで該パレット8をディスク
再生位置に引き込み、そのラック54をピニオン86から離
反させることで完了する。
【0028】ここでこの装置が特徴とするところは、前
述したようにスライダ13に設けた取出し用押圧部15およ
び押戻し用押圧部16にてディスク5の外周縁をその移動
方向に押圧する際、該押圧部15,16の円錐状テーパー面
にて直線ガイド12との当接部とは反対側のディスク5の
外周縁部を持上げるようにしている点である。このよう
にしてディスク5の外周縁部を持上げることにより、デ
ィスク5はパレット8の上面に対して傾けられた状態とな
り、そのディスク面をパレット8の上面と非接触な状態
とされる。この結果、ディスク5はそのディスク記録面
をパレット8の上面と非接触な姿勢状態で移送されるこ
とになり、ディスク記録面の傷付きが未然に防がれるよ
うになっている。
【0029】即ち、パレット8上に移送されたディスク5
は、図7の(c)に示すようにパレット8の大径凹部9に載
置され、再生時には図7の(d)に示すようにターンテー
ブルにより上記大径凹部9から所定高さだけ持上げられ
る。そして非再生時には、ターンテーブルの下降により
上記大径凹部9に再び載置された状態とされる。ディス
ク5はこの状態からディスクストッカ6側に向けて移送さ
れることになるが、この際、スライダ13が移動してその
押戻し用押圧部15がディスク5の外周縁に当接すると、
該ディスク5は押戻し用押圧部15に押されて反対側に移
動し、その反対側外周縁が直線ガイド12に当接する。そ
して押戻し用押圧部15は、図7の(b)に示すようにディ
スク5の上記直線ガイド12との当接部位とは反対側の外
周縁部を前記円錐状テーパー面にて持上げる。この結
果、ディスク5は押戻し用押圧部15との当接部位側だけ
が持上げられ、パレット8の上面に対して傾けられた姿
勢となる。そしてディスク5はスライダ13の移動に伴
い、上記傾き姿勢の状態で押圧移動される。従ってディ
スク5は、傾きによって生じた空間により、そのディス
ク記録面をパレット8と非接触な状態とされてディスク
ストッカ6に向けて移送されることになる。従ってパレ
ット8との接触に起因するディスク記録面を傷付きを招
くことなくディスク5を移送することが可能となる。
【0030】一方、このような傾き姿勢の状態で移送さ
れるディスク5を待ち受けるディスクストッカ6は、図6
に手前側から見た断面構造を示すように、直線ガイド22
を形成した左側よりも右側が角度θだけ持上がるよう
に、仕切板21を設けている。そしてディスク5をほぼ上
記移送姿勢の状態で受入れ、これを図7の(a)に示すよ
うに収納保持するように構成されている。即ち、ディス
クストッカ6の左側に設けられる各収納段の直線ガイド2
2は、その上下動によりパレット8の高さ位置に選択的に
位置合せされた際、パレット8側の直線ガイド12とそれ
ぞれ連続させる必要があることから、その上下動方向に
位置を揃えて形成されている。そして各直線ガイド22の
位置からそれぞれ連なる仕切板21は、角度θだけ右上が
りの状態でディスク5を収納するべく、その上板19と下
板20とに対して傾けて形成されている。また下板20の上
面にも同様な傾きが形成されており、最再下方位置に収
納されるディスク5も同様にしてその傾き姿勢が保持さ
れる。
【0031】尚、ディスクストッカ6からのディスク5の
取り出は、図7の(a)〜(c)に示す順序で行なわれ、デ
ィスク5を傾けた姿勢でディスクストッカ6からパレット
8上へと移送して行なわれることは云うまでもない。
【0032】かくしてこのような形状のディスクストッ
カ6によれば、前述した如く傾けられて移送されるディ
スク5が、その傾き姿勢をほぼ保った状態のままディス
クストッカ6内に収納されるので、ディスクストッカ6に
対するディスク5の出し入れを容易に、且つ円滑に行な
うことができる。しかも上述したようにディスク5を傾
けて移送する場合、従来のようにディスクストッカ6に
複数枚のディスク5を水平状態にして軸方向に重ね合わ
せて収納しようとすると、上下方向でのディスク5のぶ
つかり合いを避けるためには、ディスクの傾きによって
生じる高さの差の分だけディスク間の収納間隔を広くせ
ざるを得ない。然し乍ら、ディスク5を傾けた状態で収
納する本構造のディスクストッカ6によれば、上述した
ぶつかりを防ぐための無駄な空間を必要としないので、
その分、ディスクストッカ6の厚みを薄くすることがで
きる。従ってディスク移送時の傷付きを防止するべく、
ディスク5を傾けるにも拘らず、ディスクストッカ6の実
質的な大型化を防ぐことができる。
【0033】尚、本発明は以上の実施例に限定されるも
のではない。例えばディスクストッカは6枚用とは限ら
ず、複数のディスクを収納可能なものであればよい。ま
た上記実施例ではストッカ3とは別に、複数の挟持部を
有する挟持部品27を設けるものとしたが、複数の挟持部
をストッカ自体に一体形成することもできる。またディ
スクを傾けた状態で収納する手段としては、仕切板の右
端側上面に突起を設け、この突起をディスク5の外周縁
に当接させるようにしてもよい。
【0034】更にはディスク5の外周縁部を持上げる手
段としは、例えば図8に示すような支持片81,82をスラ
イダ13に回動自在に設けて、スライダ13の移動に連動さ
せて上記支持片81,82をディスク5の下面側に突出させる
ようにしてもよい。その他、本発明はその要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスクの直線ガイドとの当接部位とは反対側の外周縁を
持上げることにより該ディスクを傾け、ディスクの外周
縁だけを直線ガイドに接触させた状態で移送するので、
ディスク記録面の傷付きの問題を招くことなくディスク
を移送することができる。またディスクストッカにおい
ては、上述した如く傾けられた姿勢で移送されるディス
クを、その傾き姿勢をほぼ保った状態で収納するので、
該ディスクストッカに対するディスクの出し入れの容易
化と円滑化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るディスク再生装置の
概略構成を示す斜視図
【図2】 実施例装置の概略構成を示す平面図
【図3】 実施例装置の要部概略構成を示す分解斜視図
【図4】 実施例装置に係るディスクストッカの内部構
造を示す縦断面図
【図5】 実施例装置に係るストッカ昇降機構の概略構
成を示す側面図
【図6】 実施例装置におけるディスクストッカのディ
スク収納構造を示す断面図
【図7】 実施例装置の作用を説明する為の図
【図8】 実施例装置におけるスライダの変形例を示す
【符号の説明】
5…コンパクトディスク,6…ディスクストッカ,8…パ
レット,12…直線ガイド(パレット側),13…スライダ
(移送手段),14…取出し用押圧部,15…押戻し用押圧
部,22…直線ガイド(パレット側),29…挟持部,30…挟
持部,40…ストッカ昇降機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク再生部と隣接して上下動可能に設
    けられたディスクストッカに、複数枚のディスクを所定
    の間隙を隔てて重ねて収納し、上記ディスクストッカを
    上下動させて選択されるディスク収納位置と前記ディス
    ク再生部との間でディスクを移送して再生に供するディ
    スクを選択するディスク再生装置において、 ディスクの移送手段は、ディスクの外周縁を接触させて
    前記ディスク再生部とディスクストッカのディスク収納
    位置との間におけるディスクの移送軌道を規制する直線
    ガイドと、この直線ガイドと平行に移動可能に設けら
    れ、ディスクの前記直線ガイドとの当接部位とは反対側
    の外周縁に当接して該反対側外周縁を持上げて該ディス
    クを移送方向に押圧移動させる移動部材とを備えてな
    り、 ディスクストッカは、前記直線ガイドとの当接部位とは
    反対側の外周縁を持上げられてディスク再生部から移送
    されるディスクを、その移送姿勢をほぼ保った状態で収
    納保持するディスク収納部を設けてなることを特徴とす
    るディスク再生装置。
  2. 【請求項2】ディスクストッカは、ディスク再生部にて
    再生に供されるディスクのディスク面と直交する方向に
    上下動自在に設けられるものであって、 複数枚のディスクを所定の間隙を隔てて重ねて収納する
    ための複数のディスク収納部を、上記上下動方向と直交
    する面に対して傾けた仕切板を該ディスクストッカの内
    部に所定の間隔で設けて形成し、 該ディスクストッカの奥部に設けた挟持片にて、上記仕
    切板上に載置されるディスクの外周縁部の無記録領域を
    挟持してなることを特徴とする請求項1に記載のディス
    ク再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001027921A1 (fr) * 1999-10-15 2001-04-19 Sony Corporation Appareil contenant des disques et appareils d'enregistrement et/ou de lecture de disques

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