JPH0714287Y2 - ウェブ搬送ローラー - Google Patents

ウェブ搬送ローラー

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Publication number
JPH0714287Y2
JPH0714287Y2 JP1986121457U JP12145786U JPH0714287Y2 JP H0714287 Y2 JPH0714287 Y2 JP H0714287Y2 JP 1986121457 U JP1986121457 U JP 1986121457U JP 12145786 U JP12145786 U JP 12145786U JP H0714287 Y2 JPH0714287 Y2 JP H0714287Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
roller
groove
transport roller
grooved
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986121457U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6326655U (ja
Inventor
宏和 辻本
禎二 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本考案は高速で移動させることを必要とするウェブの案
内ローラーに関し、特に写真感光材料、印刷材料等の塗
液塗布後の乾燥工程におけるウェブの搬送ローラーに関
する。
(B)従来技術及びその問題点 高速でウェブを搬送する多くの場合、ウェブは複数個の
自由に回転する搬送ローラーにより案内される。この搬
送ローラーのウェブに対する抱き角が小さかったり、小
さい張力でウェブを搬送する様な箇所においては、ウェ
ブと共に運ばれてくる空気がローラーとウェブ間に巻き
込まれ、ローラーとウェブ間の摩擦抵抗が低下する。こ
の様な状況では、案内ローラーの役目をせず、ウェブが
蛇行したり、搬送ローラーが回転不良を起こし、搬送が
困難になると共に、ウェブに損傷を与えたりする。従来
この空気の巻き込み対策として、搬送ローラー表面に溝
切りやマット加工を施し、巻込み空気を逃がす方法がと
られていた。しかし、これらの方法ではまだいくらかの
問題点がある。ローラー表面を溝切りしたものの場合、
ウェブとローラー表面間の空気の逃げが良く、ウェブの
蛇行に対する効果のある反面、ローラーとウェブの接触
面積が小さくなるためかえってスリップしたり、ウェブ
の厚さが薄い場合、抱き角が40°〜50°以上になるとウ
ェブにシワを発生させることとなったり、ウェブに写真
感光材料等の塗液を塗布した後の乾燥工程において未乾
燥状態の個所で使用すると、溝の山と谷とでの乾燥の違
い、つまり、ローラーと接しているところと空気と接し
ているところの乾燥速度の差等により塗布面の感光特性
に影響することがある。また、ローラー表面をマット加
工したものの場合、溝付ロールに比べ、ウェブに均一に
接しているためウェブの変動に対してシワを発生させに
くい反面、溝付ロール程の巻き込み空気を逃がす効果は
なく、より効果を出すためには、マットの粗度を粗くす
る必要があるが、余り粗くすると、ウェブに傷を与える
原因となる。
(C)考案の効果 本考案の目的は、従来の溝付ロール、マットロールの有
する効果を有し、かつウェブにシワを発生したり、損傷
を与えることなく搬送されるウェブを案内する搬送ロー
ラーを提供することである。
(D)考案の構成 本考案の目的はウェブの搬送ローラーにおいて、そのロ
ーラー表面に溝切り、かつ、マット加工を施すことによ
り達成されていた。また本考案はウェブを高速にて搬送
する場合により効果的である。
第1図は本考案による搬送ローラーの直視図であり、そ
の表面の形状の詳細を第2図に断面図で示している。1
はマット加工部、2は溝切部である。第2図における溝
の山部の巾をa、谷部の巾をb、深さをcとすると、本
考案におけるローラー表面の形状としては、a=0.1〜
5.0mm、b=0.1〜1.0mm、c=0.1〜0.5mm、マット加工
の粗度5〜15μ程度が好ましい。aがこれより大きくな
ると巻き込み空気を逃がす効率が悪くなり、同じ粗度の
マットロールと余り変らなくなり、溝切りの効果がなく
なる。逆にbがaよりも大きい場合には、空気の逃げは
良化するが、ウェブとローラー間の接触面積が小さくな
るために、かえってスリップを起こすことになったり、
写真感光材料等の乾燥工程にて使用すると、溝の山、谷
での乾燥の違いが大きくなり、乾燥速度に差を生じ溝型
が塗布面の感光特性等に影響するため好ましくない。溝
の深さcについては、さほど重要ではなく巻き込み空気
を逃がすことの可能な程度の深さがあればよいが、あま
りにも深すぎると塗布面の感光特性への影響が出る。表
面のマット加工については、その粗度が20μを越える
と、ウェブに損傷を与える危険性があるので粗度はこれ
より細かいものとすることによって、その弊害なしにウ
ェブに発生させるシワを防止することができる。
また本考案における搬送ローラーにおいては、第2図に
おける溝の山の巾aをある程度大きくしも表面がマット
であるために巻込み空気を逃がすことができる。これは
ローラーとウェブとの接触面積を大きくし、スリップを
防止できると共に、塗布面の感光特性への影響も低減す
ることが可能となる。
第1、2図においては、その溝切りは、ローラーに対し
環状となっているものであるが、ローラーに対し、らせ
ん状に入れる様な溝切りでもかまわない。また溝の形は
図において矩形となっているがこれに限るものではな
い。溝切り、マット加工の順は第2図においては、マッ
ト加工後、溝切りを施しているがこれが逆であっても、
溝の山部がマットとなっていれば問題ない。
(E)実施例 本考案の溝付マットロールを、第3図のごとくエアー吹
出し孔を持ったリバーサーによって構成されたエアール
ープ搬送装置の搬送ローラーとして用いた。
ウェブの搬送速度50〜200m/min、搬送張力10〜20kgの条
件で厚さ100μのポリエチレンフィルム及び坪量80g/m2
の両面ポリエチレン被覆紙を搬送させた。同装置におい
て搬送ローラーを平滑ロールとした場合には、蛇行が生
じローラーの回転不良も発生しウェブに傷を生じてい
た。また、粗度が20μのマットロールを使用した場合に
は蛇行は完全にはなくならず、マットロールによりウェ
ブに傷を生じた。溝付ロール(第2図におけるa=1.2m
m、b=0.8mm、c=0.18mmのもの)を使用した場合蛇行
はほとんどなく、ウェブの傷も発生せず良好であった
が、80g/m2の両面ポリエチレン被覆紙搬送の際、第3図
Aの部分でウェブにシワを発生させた。これに対し第2
図におけるa=1.2mm、b=0.8mm、c=0.18mm、マット
粗度10μの溝付マットロールを取付けたところ、フイル
ムの蛇行、ウェブの傷、80g/m2両面ポリエチレン被覆紙
のシワも発生なく良好な状態で搬送することが可能であ
った。
シワの防止だけを考えるなら第3図A部分のみを、本考
案における搬送ローラーを用いればよいが、他の箇所に
も使用することで、より効果的な搬送が可能となる。
(F)考案の効果 以上のことから明らかなように、本考案によれば、ウェ
ブ搬送における蛇行、ウェブの傷、シワを発生させるこ
となく、安定な状態にて、ウェブを搬送することが可能
となる。これにより生産能率の高い搬送装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の搬送ローラーの概略図、第2図はロー
ラーの部分断面図、第3図はエアーループ乾燥装置の略
図である。 1……マット加工部、2……溝切部 a……溝切り山部の巾、b……溝切り谷部の巾 c……溝切りの深さ、d……乾燥ブロック e……搬送ローラー、f……ウェブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−30145(JP,U) 実開 昭52−119680(JP,U) 特公 昭45−9885(JP,B1) 特公 昭49−18066(JP,B1) 実公 昭36−22312(JP,Y1)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラー表面にウェブ搬送方向に平行な溝
    切部を有し、かつ、溝切り山部に粗度が5〜15μのマッ
    ト加工を施したことを特徴とするウェブ搬送ローラー。
  2. 【請求項2】溝切り山部と谷部の巾に於て、それぞれの
    最小が0.1mmであり、山部と谷部の比が1:1〜1:5である
    実用新案登録請求の範囲第1項のウェブ搬送ローラー。
JP1986121457U 1986-08-07 1986-08-07 ウェブ搬送ローラー Expired - Lifetime JPH0714287Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986121457U JPH0714287Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07 ウェブ搬送ローラー

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JP1986121457U JPH0714287Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07 ウェブ搬送ローラー

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JPS6326655U JPS6326655U (ja) 1988-02-22
JPH0714287Y2 true JPH0714287Y2 (ja) 1995-04-05

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ID=31010748

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JPS6326655U (ja) 1988-02-22

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