JP2758480B2 - 搬送マットロールの製造法 - Google Patents
搬送マットロールの製造法Info
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- JP2758480B2 JP2758480B2 JP8311190A JP8311190A JP2758480B2 JP 2758480 B2 JP2758480 B2 JP 2758480B2 JP 8311190 A JP8311190 A JP 8311190A JP 8311190 A JP8311190 A JP 8311190A JP 2758480 B2 JP2758480 B2 JP 2758480B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は高速で搬送させることを要するウエブのため
の、この搬送するウエブと共に送られる空気を受止める
為その表面に配置された凹凸を有するウエブ案内ローラ
ーに関し、又高速で使用するためのウエブ案内ローラー
の製造方法に関する。
の、この搬送するウエブと共に送られる空気を受止める
為その表面に配置された凹凸を有するウエブ案内ローラ
ーに関し、又高速で使用するためのウエブ案内ローラー
の製造方法に関する。
(B)従来の技術及びその問題点 ウエブ状のフイルム、ラミネート紙、紙又は箔用の処
理機械と装置に於いて、多くの場合、ウエブは複数個の
被駆動ローラ、又は自由に回転するロール上に案内され
る。
理機械と装置に於いて、多くの場合、ウエブは複数個の
被駆動ローラ、又は自由に回転するロール上に案内され
る。
このような構成においてはウエブは小さな接触角度で
ローラと接触を行うこと、及びウエブは小さな張力を付
されるべきことが必要である。
ローラと接触を行うこと、及びウエブは小さな張力を付
されるべきことが必要である。
例えばコートされた写真用印画紙又は、フイルムに於
ける如く物理的圧力に対する感受性の高いウエブの表面
に対する損傷を避けるため、ローラ上を滑ることなく即
ちウエブとローラー間に相対的な速度差を生ずることな
くウエブが送られることを確保することが必要である。
駆動ローラはウエブの表面を滑らせることなくローラに
よって駆動搬送されるように構成されねばならない。も
しウエブを案内する為に使用されるローラーがアイドリ
ングローラーであればこれは運動するウエブによって駆
動されねばならない。
ける如く物理的圧力に対する感受性の高いウエブの表面
に対する損傷を避けるため、ローラ上を滑ることなく即
ちウエブとローラー間に相対的な速度差を生ずることな
くウエブが送られることを確保することが必要である。
駆動ローラはウエブの表面を滑らせることなくローラに
よって駆動搬送されるように構成されねばならない。も
しウエブを案内する為に使用されるローラーがアイドリ
ングローラーであればこれは運動するウエブによって駆
動されねばならない。
ローラーとウエブ間の滑りは、仮にローラー表面が高
度に研摩されていてもウエブ表面の引掻き傷が摩耗を生
じることになる。
度に研摩されていてもウエブ表面の引掻き傷が摩耗を生
じることになる。
ウエブのマットローラーの耐摩耗性を確保するための
クロムメッキ加工工程に於いて充分な配慮をしなければ
異状な突起が発生し、ウエブに引掻きキズ等を発生さ
せ、品質上のトラブルの原因となる。
クロムメッキ加工工程に於いて充分な配慮をしなければ
異状な突起が発生し、ウエブに引掻きキズ等を発生さ
せ、品質上のトラブルの原因となる。
従来、15〜25μの深さを有するマットロールの製造に
於いては、アルミロール基材表面又はニッケル基材表面
にサンドブラストによるマット深さを加工する際に、ア
ルミ又はニッケルの基材にサンドブラストのサンドがつ
きささった状態で残る問題があった。又サンドブラスト
によるマット加工面にクロムメッキを施すと基材表面の
凸凹部の先端(エッジ)部に異状にクロムが析出した突
起が出来る。
於いては、アルミロール基材表面又はニッケル基材表面
にサンドブラストによるマット深さを加工する際に、ア
ルミ又はニッケルの基材にサンドブラストのサンドがつ
きささった状態で残る問題があった。又サンドブラスト
によるマット加工面にクロムメッキを施すと基材表面の
凸凹部の先端(エッジ)部に異状にクロムが析出した突
起が出来る。
以上の2つの発生で防止するのは現在の技術では防止
策がなく、一回で厚手のクロムメッキをしてペーパー掛
けをして前記2つの問題を解消しようとしても厚手のク
ロムメッキに埋った状態のサンドがとりにくくなり、又
クロムの異状析出による突起が大きく発達してペーパー
バフで落してもマット面が不均一な状態として残りウエ
ブに対し引掻傷を発生させ問題となる。
策がなく、一回で厚手のクロムメッキをしてペーパー掛
けをして前記2つの問題を解消しようとしても厚手のク
ロムメッキに埋った状態のサンドがとりにくくなり、又
クロムの異状析出による突起が大きく発達してペーパー
バフで落してもマット面が不均一な状態として残りウエ
ブに対し引掻傷を発生させ問題となる。
(C)発明の目的 本発明の目的は搬送しようとするウエブを安定的に搬
送し、かつ引掻き傷を生じることなく走行させる為のマ
ットロールに関し、15μ〜25μのマット深さを有するマ
ットロールのほぼ均一で安定した粗面アラサのマット面
を形成させる為の製造法を提供することにある。
送し、かつ引掻き傷を生じることなく走行させる為のマ
ットロールに関し、15μ〜25μのマット深さを有するマ
ットロールのほぼ均一で安定した粗面アラサのマット面
を形成させる為の製造法を提供することにある。
(D)発明の構成 本発明の上記目的は、アルミを基体とする搬送マット
ロールの製造法において、サンドブラステングによりマ
ット深さを設定した後、クロムメッキを行い、次いでペ
ーパーバフにて異状突起を除いた後、繰り返しクロムメ
ッキを行い、しかる後にペーパーバフ仕上を行うことを
特徴とする搬送マットロールの製造法により達成され
る。
ロールの製造法において、サンドブラステングによりマ
ット深さを設定した後、クロムメッキを行い、次いでペ
ーパーバフにて異状突起を除いた後、繰り返しクロムメ
ッキを行い、しかる後にペーパーバフ仕上を行うことを
特徴とする搬送マットロールの製造法により達成され
る。
(E)実施例 以下本発明を更に詳しく説明する。
本発明の特徴は、所定厚のクロムメッキを一度に施さ
ずに数回に分け、その各々のクロムメッキの後にペーパ
ーバフ処理するものである。
ずに数回に分け、その各々のクロムメッキの後にペーパ
ーバフ処理するものである。
最初に基体のアルミロールをサンドブラステングによ
り15〜25μのマット深さを設定する。次いで、所望とす
るクロムメッキの厚みが40〜60μとする場合、その一部
の20〜30μの厚みにクロムメッキを施す。次に#180〜
#400のペーパーバフをし、突きささって残っているサ
ンドの除去及びクロムの異状析出の突起をカットする。
更にその後、20〜30μ(この厚みは前のクロムメッキの
厚みと同じでなくてもよい)のクロムメッキを施し、所
望厚みのクロムメッキとする。しかる後、#400〜#800
(前のペーパーバフ処理より小さい粗さのペーパーが好
ましい)のペーパーバフ仕上を行う。
り15〜25μのマット深さを設定する。次いで、所望とす
るクロムメッキの厚みが40〜60μとする場合、その一部
の20〜30μの厚みにクロムメッキを施す。次に#180〜
#400のペーパーバフをし、突きささって残っているサ
ンドの除去及びクロムの異状析出の突起をカットする。
更にその後、20〜30μ(この厚みは前のクロムメッキの
厚みと同じでなくてもよい)のクロムメッキを施し、所
望厚みのクロムメッキとする。しかる後、#400〜#800
(前のペーパーバフ処理より小さい粗さのペーパーが好
ましい)のペーパーバフ仕上を行う。
本発明においては、クロムメッキとペーパーバフを各
2回行う態様に限定されず、各3回以上行ってもよい。
またアルミ基材表面は、予めニッケル表面層を設けたも
のでもよい。
2回行う態様に限定されず、各3回以上行ってもよい。
またアルミ基材表面は、予めニッケル表面層を設けたも
のでもよい。
以上の製造工程により、サンドによる突起及びクロム
による異状析出、突起の異状突起を完全に除去し、ほぼ
均一なマットロール表面を得ることができ、ウエブを完
全に搬送しながら接触面に対し、引掻き傷を生じること
なく、ウエブの案内ローラーとして使用することが出来
た。
による異状析出、突起の異状突起を完全に除去し、ほぼ
均一なマットロール表面を得ることができ、ウエブを完
全に搬送しながら接触面に対し、引掻き傷を生じること
なく、ウエブの案内ローラーとして使用することが出来
た。
第1図及び第2図は、本発明方法と従来法により得ら
れたアルミを基体とする搬送マットロールの表面粗さを
示す図であり、横軸と縦軸の目盛は異なって示してい
る。
れたアルミを基体とする搬送マットロールの表面粗さを
示す図であり、横軸と縦軸の目盛は異なって示してい
る。
第1図は本発明の製造法によるアルミ基体のマットロー
ルの粗面アラサ形状を示す。 第2図は従来法の製造法によるアルミ基体のマットロー
ルの粗面アラサ形状を示す。
ルの粗面アラサ形状を示す。 第2図は従来法の製造法によるアルミ基体のマットロー
ルの粗面アラサ形状を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 24/00 - 30/00 C23C 2/00 - 6/00 C23C 14/00 - 18/54 C25D 5/00 - 5/56 B65H 27/00
Claims (1)
- 【請求項1】アルミを基体とする搬送マットロールの製
造法において、サンドブラステングによりマット深さを
設定した後、クロムメッキを行い、次いでペーパーバフ
にて異状突起を除いた後、繰り返しクロムメッキを行
い、しかる後にペーパーバフ仕上を行うことを特徴とす
る搬送マットロールの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8311190A JP2758480B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 搬送マットロールの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8311190A JP2758480B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 搬送マットロールの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03281784A JPH03281784A (ja) | 1991-12-12 |
JP2758480B2 true JP2758480B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=13793090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8311190A Expired - Fee Related JP2758480B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 搬送マットロールの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2758480B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07267396A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-17 | Tsukada Rashi Seisakusho:Kk | 給紙ローラとその製造方法 |
JP2010180436A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Nikon Corp | 箔基材連続成膜の微粒子噴射成膜システム及び箔基材連続成膜方法 |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP8311190A patent/JP2758480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03281784A (ja) | 1991-12-12 |
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Legal Events
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