JP2000118818A - ウェブ案内ローラ - Google Patents

ウェブ案内ローラ

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JP2000118818A
JP2000118818A JP29088198A JP29088198A JP2000118818A JP 2000118818 A JP2000118818 A JP 2000118818A JP 29088198 A JP29088198 A JP 29088198A JP 29088198 A JP29088198 A JP 29088198A JP 2000118818 A JP2000118818 A JP 2000118818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄手化され、かつ超平滑化されたウェブを高
速で搬送しても該ウェブの面質を良好に維持してその走
行を案内可能なウェブ案内ローラを提供する。 【解決手段】 本発明のウェブ案内ローラは、表面粗さ
(Ra)が0.5〜4.5nmで厚さが2〜4.5μm
のウェブの表面を、ランド部とリセス部を有する円筒状
外周面で支持しながら走行案内するウェブ案内ローラで
あって、ランド部が、円筒状外周面に0.1〜6.0μ
mの表面粗さ(Ra)で30〜50%の占有面積率を以
て形成されるので、ウェブの表面に対する良好なホール
ド力を維持して、品質上有害なスリキズや引きつれしわ
の発生を抑制することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に移送され
る比較的広幅の可撓性帯状支持体(以下、ウェブと称す
る)を円筒状外周面で支持しながら、所定の搬送路に沿
って走行案内するウェブ案内ローラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】磁気テープや写真フィルムを製造する場
合、一旦コイル状に巻回した原反ロールから前記ウェブ
を連続的に繰り出しながら、所望する厚さの磁性塗膜あ
るいは感光塗膜を前記ウェブの一方表面に塗着し、乾燥
した後、再度コイル状に巻き取る工程を構成する前記ウ
ェブの走行路、いわゆるウェブハンドリングラインの要
部は、一般に図7に示したように、円筒状シェル部材と
該シェル部材の両端部に嵌着されたジャーナル部を具備
して成る複数本のウェブ案内ローラGRから成り、前記
ウェブWの両面に対向して適宜配設した前記各ウェブ案
内ローラGRによって前記ウェブWを矢印C方向に走行
案内する。
【0003】近年、所望するサイズにスリット加工され
た磁気テープや写真フィルムを収納するカートリッジの
小型化や、単位面積当たりの記録密度の増加が強く要望
されるに至り、前記ウェブWはその厚さの薄手化ととも
に表面粗さを一層平滑化して対応する必要性が増して来
た。しかしながら、このように薄手化と平滑化が促進さ
れたウェブWは、従来のような前記円筒状シェル部材の
単に平滑に仕上げられた外周面によって支持されながら
所定の走行路に沿って走行案内されても、低いウェブ張
力域と高速な走行速度域とのウェブハンドリング組合せ
条件下で、前記円筒状シェル部材の良好なホールド力に
より品質上有害なスリキズや引きつれしわの発生が常に
抑制される保証を得られなくなった。
【0004】そこで、図8及び図9に示したようなアル
ミニウムシェル部材の円筒状外周面にランド部Lと分岐
した圧縮室凹部Rを具備して成るウェブ案内ローラGR
が特開昭57−51642号公報に提案されている。前
記ウェブ案内ローラGRは、前記円筒状外周面をサンド
ブラスト処理した後、クロムメッキ処理して分岐した前
記圧縮室凹部Rを形成させ、その後クロムメッキ処理し
た前記円筒状外周面上に占有面積率が30〜40%で表
面の粗面深さが3μm以下の前記ランド部L、及び前記
圧縮室凹部Rの30〜80μmの深さがそれぞれ得られ
るまで前記クロムメッキ処理面を研削、研摩して成って
いた。
【0005】前記ウェブ案内ローラGRは、380m/
分の速度で移送されるウェブWを、外径が70mmの円
筒状外周面に1.5°のラップ角で支持しながら、15
kg/幅のウェブ張力で走行案内しても、前記円筒状外
周面の良好なホールド力により前記ウェブWの表面に品
質上有害なスリキズや引きつれしわの発生を確実に抑制
するとともに、前記円筒状外周面の清浄性も容易に得ら
れるものであった。
【0006】一方、図10及び図11に示したようなシ
ェル部材の円筒状外周面にランド部LとV字状あるいは
U字状の断面形状を有する多数本の細溝VGあるいはU
Gを具備して成るウェブ案内ローラGRが特開平4−3
65746号公報に提案されている。前記ウェブ案内ロ
ーラGRは、前記ランド部Lが前記円筒状外周面上の占
有面積率が50%以上で1.0〜3.0μmの表面粗さ
(Ra)を有する一方、前記細溝VGあるいはUGが深
さ0.25mm、幅が0.25mm、ピッチが1.5m
mに刻設されて成っていた。
【0007】前記ウェブ案内ローラGRは、100〜5
00m/分の速度で移送される0.005〜0.03μ
mの表面粗さ(Ra)で3〜15μmの厚さを有するウ
ェブWを、外径が300mmの円筒状外周面に90°の
ラップ角で支持しながら、2〜15kg/幅のウェブ張
力で走行案内しても、前記円筒状外周面の良好なホール
ド力により前記ウェブWの表面に品質上有害なスリキズ
の発生を確実に抑制するものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ウ
ェブの薄手化と平滑化が更に促進されるとともに該ウェ
ブの走行速度も高速化されると、上述した特開昭57−
51642号公報及び特開平4−365746号公報に
開示された従来の各ウェブ案内ローラGRでも、前記ウ
ェブの表面と前記ウェブ案内ローラの円筒状外周面との
相対速度差が増してスリップによるスリキズ、及び前記
ウェブの超平滑化表面の前記円筒状外周面に対する過剰
な付着と急激な分離との繰り返しで発生するスティック
スリップによるスリキズ、引きつれしわ、あるいは最悪
の場合、前記ウェブの切断故障を招き易かった。
【0009】本発明は、前述した従来技術の問題点を解
消し、一層薄手化され、かつ超平滑化されたウェブを高
速で搬送しても該ウェブの面質を良好に維持してその走
行を案内可能なウェブ案内ローラを提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成される。 表面粗さ(Ra)が0.5〜4.5nmで厚さが2
〜4.5μmのウェブの表面を、ランド部とリセス部を
有する円筒状外周面で支持しながら走行案内するウェブ
案内ローラであって、前記ランド部が、円筒状外周面に
0.1〜6.0μmの表面粗さ(Ra)で30〜50%
の占有面積率を以て形成されることを特徴とするウェブ
案内ローラ。 前記リセス部が、略半球形状を有し、その直径が
0.1〜0.5mmを以て形成されることを特徴とする
前記に記載のウェブ案内ローラ。 前記リセス部が、略半球形状を有し、その深さが直
径に対し2〜25%を以て形成されることを特徴とする
前記又はに記載のウェブ案内ローラ。 前記リセス部が、略多角錘形状を有し、その対角長
が0.1〜0.5mmを以て形成されることを特徴とす
る前記に記載のウェブ案内ローラ。 前記リセス部が、略多角錘形状を有し、その深さが
対角長に対し2〜25%を以て形成されることを特徴と
する前記又はに記載のウェブ案内ローラ。
【0011】
【作用】前記に記載の本発明のウェブ案内ローラは、
前記表面粗さ(Ra)が0.5〜4.5nmで前記厚さ
が2〜4.5μmの前記ウェブの表面を、前記ランド部
と前記リセス部(凹部)を有する前記円筒状外周面で支
持しながら走行案内する前記ウェブ案内ローラであっ
て、前記ランド部が、前記円筒状外周面に0.1〜6.
0μmの前記表面粗さ(Ra)で30〜50%の前記占
有面積率を以て形成されるので、前記円筒状外周面は前
記ウェブの表面に対する良好なホールド力を維持して、
前記ウェブの表面に品質上有害なスリキズや引きつれし
わの発生を抑制する。
【0012】更に、前記に記載の本発明のウェブ案内
ローラは、前記リセス部が略半球形状を有し、その直径
が0.1〜0.5mmを以て形成されるので、前記円筒
状外周面は前記ウェブの表面に対する良好なホールド力
を維持して、前記ウェブの表面に品質上有害なスリキズ
や引きつれしわの発生を抑制するとともに、前記リセス
部4の凹設パターンの写り跡の発生も抑制する。
【0013】更に、前記に記載の本発明のウェブ案内
ローラは、前記リセス部が略半球形状を有し、その深さ
が直径に対し2〜25%を以て形成されるので、前記円
筒状外周面は前記ウェブの表面から一部転着した塗膜の
払拭、清浄性を良好に維持する。
【0014】更に、前記に記載の本発明のウェブ案内
ローラは、前記リセス部が略多角錘形状を有し、その対
角長が0.1〜0.5mmを以て形成されるので、前記
円筒状外周面は前記ウェブの表面に対する良好なホール
ド力を維持して、前記ウェブの表面に品質上有害なスリ
キズや引きつれしわの発生を抑制するとともに、前記リ
セス部4の凹設パターンの写り跡の発生も抑制する。
【0015】更に、前記に記載の本発明のウェブ案内
ローラは、前記リセス部が略多角錘形状を有し、その深
さが対角長に対し2〜25%を以て形成されるので、前
記円筒状外周面は前記ウェブの表面から一部転着した塗
膜の払拭、清浄性を良好に維持する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のウェブ案内ローラの一実
施態様について、添付した図面に基づいて以下に詳述す
る。図1は本発明のウェブ案内ローラ1における円筒部
2の外周面を拡大して示した平面図であり、図2は図1
のA−A線に沿って切断して示した縦断面図である。本
発明のウェブ案内ローラ1は、基本的には従来のウェブ
案内ローラと同様に、円筒部2と該円筒部2の両端部に
嵌着されたジャーナル部(図示せず)を具備して成り、
ウェブWの両面に対向して適宜配設されて前記円筒部2
の外周面によって前記ウェブWを支持しながら所定の方
向に走行案内する。
【0017】本発明におけるウェブWとは、一般に、そ
の幅が0.3〜3m、長さが45〜10,000m、厚
さが2〜200μm、表面粗さ(Ra)が0.5nm以
上のポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート、セルロースダイアセテート、セルロ
ーストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカー
ボネート、ポリイミド、ポリアミド等のプラスチックフ
ィルム;紙;ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
ブテン共重合体等の炭素数が2〜10のα−ポリオレフ
ィン類を塗布又はラミネートした紙;アルミニウム、
銅、錫等の金属箔;等から成る可撓性帯状物あるいは該
帯状物を基材としてその表面に加工層を形成した帯状物
が含まれる。
【0018】前記円筒部2は一般に、所望する外径を有
するアルミニウムシェル材から成り、更に前記円筒部2
の外周面に厚さが50〜300μmのニッケルメッキを
施した後、該ニッケルメッキ面を平均粒子径が500〜
1500μmのガラスビーズによりブラスト処理して、
略半球形状を有する多数個のリセス部4を凹設する。そ
の後、前記リセス部4を凹設した前記ニッケルメッキ面
を、表面粗さ(Ra)が0.1〜6.0μmで、かつ占
有面積率が30〜50%になるまで研削加工を施して多
数個のランド部3を形成し、該研削加工した表面に厚さ
が5〜50μmのクロムメッキを施して前記外周面を仕
上げる。
【0019】約2μm程度まで薄手化され、かつ約0.
5nm程度まで超平滑化された前記ウェブWを、前記円
筒部2の外周面に沿って1.5〜270°のラップ角で
支持しながら5〜30kgf/mのウェブ張力で最高6
00m/分の速度で連続走行させると、前記略半球形状
を有する多数個のリセス部4は、前記ウェブWの表面に
同伴して前記円筒部2の外周面上に導入される空気流を
その内部に確実に捕捉し、一方の前記多数個のランド部
3は、その表面粗さと前記リセス部4による同伴空気の
排除作用との相乗効果により前記ウェブWに対するホー
ルド力が良好に維持され、その結果、前記ウェブWの表
面に品質上有害なスリキズや引きつれしわの発生を抑制
する。
【0020】本発明のウェブ案内ローラ1は、略半球形
状を有する前記リセス部4の直径D 1 を、前記ブラスト
処理、研削加工あるいはクロムメッキの条件を調節し
て、0.1〜0.5mmに設定することにより、前記円
筒部2の外周面は前記ウェブWの表面に対する良好なホ
ールド力を維持して、前記ウェブWの表面に品質上有害
なスリキズや引きつれしわの発生を抑制するとともに、
前記リセス部4の凹設パターンの写り跡の発生も抑制す
る。
【0021】更に、本発明のウェブ案内ローラ1は、略
半球形状を有する前記リセス部4の深さdを、前記ブラ
スト処理、研削加工あるいはクロムメッキの条件を調節
して、前記直径D1 に対し2〜25%に設定することに
より、前記円筒部2の外周面は前記ウェブWの表面から
一部転着した塗膜の払拭、清浄性を良好に維持する。
【0022】図3は本発明の他のウェブ案内ローラ1a
における円筒部2の外周面を拡大して示した平面図であ
り、図4は図3のA−A線に沿って切断して示した縦断
面図である。本発明の他のウェブ案内ローラ1aの円筒
部2も、前述した本発明のウェブ案内ローラ1と同様に
所望する外径を有するアルミニウムシェル材から成る
が、次に前記円筒部2の外周面にローレット加工を利用
した機械加工を施して略六角錐の断面形状を有する多数
個のリセス部4aを凹設する。
【0023】その後、前記リセス部4aを凹設した前記
機械加工した面に、表面粗さ(Ra)が0.1〜6.0
μmで、かつ占有面積率が30〜50%になるまで研削
加工を施して多数個のランド部3を形成し、該研削加工
した表面に、先ず厚さが50〜300μmのニッケルメ
ッキを施し、次に該ニッケルメッキ面に厚さが5〜50
μmのクロムメッキを施して前記外周面を仕上げる。
【0024】前述した本発明のウェブ案内ローラ1と同
様に、約2μm程度まで薄手化され、かつ約0.5nm
程度まで超平滑化された前記ウェブWを、本発明の他の
ウェブ案内ローラ1aの前記円筒部2の外周面に沿って
1.5〜270°のラップ角で支持しながら5〜30k
gf/mのウェブ張力で最高600m/分の速度で連続
走行させると、前記略六角錐の断面形状を有する多数個
のリセス部4aは、前記ウェブWの表面に同伴して前記
円筒部2の外周面上に導入される空気流をその内部に確
実に捕捉し、一方の前記多数個のランド部3は、その表
面粗さと前記リセス部4aによる同伴空気の排除作用と
の相乗効果により前記ウェブWに対するホールド力が良
好に維持され、その結果、前記ウェブWの表面に品質上
有害なスリキズや引きつれしわの発生を抑制する。
【0025】本発明の他のウェブ案内ローラ1aは、略
六角錐の断面形状を有する多数個のリセス部4aの対角
長D2 を、前記機械加工、研削加工、ニッケルメッキあ
るいはクロムメッキの条件を調節して、0.1〜0.5
mmに設定することにより、前記円筒部2の外周面は前
記ウェブWの表面に対する良好なホールド力を維持し
て、前記ウェブWの表面に品質上有害なスリキズや引き
つれしわの発生を抑制するとともに、前記リセス部4a
の凹設パターンの写り跡の発生も抑制する。
【0026】更に、本発明の他のウェブ案内ローラ1a
は、略六角錐の断面形状を有する前記リセス部4aの深
さdを、前記機械加工、研削加工、ニッケルメッキある
いはクロムメッキの条件を調節して、前記対角長D2
対し2〜25%に設定することにより、前記円筒部2の
外周面は前記ウェブWの表面から一部転着した塗膜の払
拭、清浄性を良好に維持する。
【0027】図5は本発明の別のウェブ案内ローラ1b
における円筒部2の外周面を拡大して示した平面図であ
り、図6は図5のA−A線に沿って切断して示した縦断
面図である。本発明の別のウェブ案内ローラ1bの円筒
部2も、前述した本発明のウェブ案内ローラ1と同様に
所望する外径を有するアルミニウムシェル材から成る
が、次に前記円筒部2の外周面にローレットによる機械
加工によって略四角錐の断面形状を有する多数個のリセ
ス部4bを凹設する。
【0028】その後、前記リセス部4bを凹設した面
に、表面粗さ(Ra)が0.1〜6.0μmで、かつ占
有面積率が30〜50%になるまで研削加工を施して多
数個のランド部3を形成し、該研削加工した表面に、先
ず厚さが50〜300μmのニッケルメッキを施し、次
に該ニッケルメッキ面に厚さが5〜50μmのクロムメ
ッキを施して前記外周面を仕上げる。
【0029】前述した本発明のウェブ案内ローラ1と同
様に、約2μm程度まで薄手化され、かつ約0.5nm
程度まで超平滑化された前記ウェブWを、本発明の別の
ウェブ案内ローラ1bの前記円筒部2の外周面に沿って
1.5〜270°のラップ角で支持しながら5〜30k
gf/mのウェブ張力で最高600m/分の速度で連続
走行させると、前記略四角錐の断面形状を有する多数個
のリセス部4bは、前記ウェブWの表面に同伴して前記
円筒部2の外周面上に導入される空気流をその内部に確
実に捕捉し、一方の前記多数個のランド部3は、その表
面粗さと前記リセス部4bによる同伴空気の排除作用と
の相乗効果により前記ウェブWに対するホールド力が良
好に維持され、その結果、前記ウェブWの表面に品質上
有害なスリキズや引きつれしわの発生を抑制する。
【0030】本発明の別のウェブ案内ローラ1bは、略
四角錐の断面形状を有する多数個のリセス部4bの対角
長D2 を、前記機械加工、研削加工、ニッケルメッキあ
るいはクロムメッキの条件を調節して、0.1〜0.5
mmに設定することにより、前記円筒部2の外周面は前
記ウェブWの表面に対する良好なホールド力を維持し
て、前記ウェブWの表面に品質上有害なスリキズや引き
つれしわの発生を抑制するとともに、前記リセス部4b
の凹設パターンの写り跡の発生も抑制する。
【0031】更に、本発明の別のウェブ案内ローラ1b
は、略四角錐の断面形状を有する前記リセス部4bの深
さdを、前記機械加工、研削加工、ニッケルメッキある
いはクロムメッキの条件を調節して、前記対角長D2
対し2〜25%に設定することにより、前記円筒部2の
外周面は前記ウェブWの表面から一部転着した塗膜の払
拭、清浄性を良好に維持する。なお、ウェブ案内ローラ
1a,1bにリセス部4a,4bを形成するのに、サン
ドブラスト処理や、ローレット等の機械加工に代えて、
エッチング等の化学的処理によってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上、記述した本発明の各ウェブ案内ロ
ーラは、次に記すような新規な効果を奏するものであ
る。即ち、本発明のウェブ案内ローラは、前記表面粗さ
(Ra)が0.5〜4.5nmで前記厚さが2〜4.5
μmの前記ウェブの表面を、前記ランド部と前記リセス
部を有する前記円筒状外周面で支持しながら走行案内す
る前記ウェブ案内ローラであって、前記ランド部が、前
記円筒状外周面に0.1〜6.0μmの前記表面粗さ
(Ra)で30〜50%の前記占有面積率を以て形成さ
れるので、前記円筒状外周面は前記ウェブの表面に対す
る良好なホールド力を維持することが可能になり、その
結果、前記ウェブの表面に品質上有害なスリキズや引き
つれしわの発生を抑制することが可能になった。
【0033】更に、本発明のウェブ案内ローラは、前記
リセス部が略半球形状を有し、その直径が0.1〜0.
5mmを以て形成されるので、前記円筒状外周面は前記
ウェブの表面に対する良好なホールド力を維持すること
が可能になり、その結果、前記ウェブの表面に品質上有
害なスリキズや引きつれしわの発生を抑制するととも
に、前記リセス部の凹設パターンの写り跡の発生も抑制
することが可能になった。
【0034】更に、本発明のウェブ案内ローラは、前記
リセス部が略半球形状を有し、その深さが前記直径に対
し2〜25%を以て形成されるので、前記円筒状外周面
は前記ウェブの表面から一部転着した塗膜の払拭、清浄
性を良好に維持することが可能になった。
【0035】更に、本発明のウェブ案内ローラは、前記
リセス部が略多角錘形状を有し、その対角長が0.1〜
0.5mmを以て形成されるので、前記円筒状外周面は
前記ウェブの表面に対する良好なホールド力を維持する
ことが可能になり、その結果、前記ウェブの表面に品質
上有害なスリキズや引きつれしわの発生を抑制するとと
もに、前記リセス部の凹設パターンの写り跡の発生も抑
制することが可能になった。
【0036】更に、本発明のウェブ案内ローラは、前記
リセス部が略多角錘形状を有し、その深さが前記対角長
に対し2〜25%を以て形成されるので、前記円筒状外
周面は前記ウェブの表面から一部転着した塗膜の払拭、
清浄性を良好に維持することが可能になった。
【0037】
【実施例】前述した本発明のウェブ案内ローラの新規な
効果を各実施例によって一層明確にする。なお、各実施
例におけるウェブは、表1に列挙した各種ウェブから適
宜選択して使用した。
【0038】
【表1】
【0039】「実施例1」 1)ウェブ案内ローラの諸元 10cmの外径を有するアルミニウムシェル材から成る
円筒部の外周面に厚さが100μmのニッケルメッキを
施した後、該ニッケルメッキ面を平均粒子径が800〜
900μmのガラスビーズによりブラスト処理して、略
半球形状を有する多数個のリセス部を凹設した。その
後、リセス部を凹設したニッケルメッキ面を、表面粗さ
(Ra)が0.8μmで、かつ占有面積率が20〜80
%になるまで研削加工を施して多数個のランド部を形成
し、該研削加工した表面に厚さが40μmのクロムメッ
キを施して円筒部の外周面を仕上げた。なお、リセス部
の直径は0.1〜0.5mm、その深さは直径の10%
とした。 2)ウェブの諸元 表1に列挙したウェブ試料No.1〜3を適用した。 3)ウェブハンドリング条件 ウェブ張力……15kgf/m ウェブラップ角……30° ウェブ走行速度……300m/分 上述したように準備した各ウェブ案内ローラによって各
ウェブを搬送させ、各ウェブ案内ローラのウェブ搬送性
(ウェブの面質)を観察、評価した。その評価結果は、
表2の通り厚さが2〜15μmの各ウェブに対して、占
有面積率が30〜50%のリセス部を有するウェブ案内
ローラが、スリキズ及び引きつれしわに関して優れてい
ることが確認された。
【0040】
【表2】
【0041】「実施例2」 1)ウェブ案内ローラの諸元 12cmの外径を有するアルミニウムシェル材から成る
円筒部の外周面に厚さが100μmのニッケルメッキを
施した後、該ニッケルメッキ面を平均粒子径が800〜
900μmのガラスビーズによりブラスト処理して、略
半球形状を有する多数個のリセス部を凹設した。その
後、リセス部を凹設したニッケルメッキ面を、表面粗さ
(Ra)が0.8μmで、かつ占有面積率が30%にな
るまで研削加工を施して多数個のランド部を形成し、該
研削加工した表面に厚さが40μmのクロムメッキを施
して円筒部の外周面を仕上げた。なお、リセス部の直径
は0.01〜1.5mm、その深さは直径の10%とし
た。 2)ウェブの諸元 表1に列挙したウェブ試料No.1及び2を適用した。 3)ウェブハンドリング条件 ウェブ張力……15kgf/m ウェブラップ角……30° ウェブ走行速度……400m/分 上述したように準備した各ウェブ案内ローラによって各
ウェブを搬送させ、各ウェブ案内ローラのウェブ搬送性
(ウェブの面質)を観察、評価した。その評価結果は、
表3の通り厚さが5及び15μmの各ウェブに対して、
直径が0.1〜0.5mmのリセス部を有するウェブ案
内ローラが、スリキズ及び引きつれしわに関して優れて
いることが確認された。
【0042】
【表3】
【0043】「実施例3」 1)ウェブ案内ローラの諸元 10cmの外径を有するアルミニウムシェル材から成る
円筒部の外周面に厚さが100μmのニッケルメッキを
施した後、該ニッケルメッキ面を平均粒子径が800〜
900μmのガラスビーズによりブラスト処理して、略
半球形状を有する多数個のリセス部を凹設した。その
後、リセス部を凹設したニッケルメッキ面を、表面粗さ
(Ra)が0.8μmで、かつ占有面積率が30%にな
るまで研削加工を施して多数個のランド部を形成し、該
研削加工した表面に厚さが40μmのクロムメッキを施
して円筒部の外周面を仕上げた。なお、リセス部の直径
は0.1〜0.5mm、その深さは直径の2〜50%と
した。 磁性塗布液をウェブ案内ローラの円筒部外周面
に塗着し乾燥させ、メチルエチルケトンから成る有機溶
媒で払拭して、ウェブ案内ローラのリセス部における磁
性塗膜の残存有無に基づく清浄性を観察、評価した。そ
の評価結果は、表4の通り深さが直径の2〜25%のリ
セス部を有するウェブ案内ローラが、ウェブ案内ローラ
の清浄性に関して優れていることが確認された。
【0044】
【表4】
【0045】「実施例4」 1)ウェブ案内ローラの諸元 10cmの外径を有するアルミニウムシェル材から成る
円筒部の外周面にローレット加工を利用した機械加工を
施して略六角錐の断面形状を有する多数個のリセス部を
凹設し、その後、リセス部を凹設し機械加工した面に、
表面粗さ(Ra)が0.8μmで、かつ占有面積率が3
0%になるまで研削加工を施して多数個のランド部を形
成し、該研削加工した表面に、先ず厚さが50μmのニ
ッケルメッキを施し、次に該ニッケルメッキ面に厚さが
40μmのクロムメッキを施して外周面を仕上げた。な
お、リセス部の対角長は0.05〜0.7mm、その深
さは対角長の10%とした。 2)ウェブの諸元 表1に列挙したウェブ試料No.2を適用した。 3)ウェブハンドリング条件 ウェブ張力……20kgf/m ウェブラップ角……30° ウェブ走行速度……200m/分 上述したように準備した各ウェブ案内ローラによって各
ウェブを搬送させ、各ウェブ案内ローラのウェブ搬送性
(ウェブの面質)を観察、評価した。その評価結果は、
表5の通り厚さが5及び15μmの各ウェブに対して、
直径が0.1〜0.5mmのリセス部を有するウェブ案
内ローラが、スリキズ及び引きつれしわに関して優れて
いることが確認された。
【0046】
【表5】
【0047】「実施例5」 1)ウェブ案内ローラの諸元 10cmの外径を有するアルミニウムシェル材から成る
円筒部の外周面にローレット加工を利用した機械加工を
施して略四角錐の断面形状を有する多数個のリセス部を
凹設し、その後、リセス部を凹設し機械加工した面に、
表面粗さ(Ra)が0.8μmで、かつ占有面積率が3
0%になるまで研削加工を施して多数個のランド部を形
成し、該研削加工した表面に、先ず厚さが50μmのニ
ッケルメッキを施し、次に該ニッケルメッキ面に厚さが
40μmのクロムメッキを施して外周面を仕上げた。な
お、リセス部の対角長は0.1〜0.5mm、その深さ
は対角長の2〜30%とした。磁性塗布液をウェブ案内
ローラの円筒部外周面に塗着し乾燥させ、メチルエチル
ケトンから成る有機溶媒で払拭して、ウェブ案内ローラ
のリセス部における磁性塗膜の残存有無に基づく清浄性
を観察、評価した。その評価結果は、表6の通り深さが
対角長の2〜25%のリセス部を有するウェブ案内ロー
ラが、ウェブ案内ローラの清浄性に関して優れているこ
とが確認された。
【0048】
【表6】
【0049】なお、上記実施例において、サンドブラス
ト処理や、ローレット加工によりリセス部を形成した
が、エッチング加工によりリセス部を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェブ案内ローラにおける円筒部の外
周面を拡大して示した平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断して示した縦断面
図である。
【図3】本発明の他のウェブ案内ローラにおける円筒部
の外周面を拡大して示した平面図である。
【図4】図3のA−A線に沿って切断して示した縦断面
図である。
【図5】本発明の別のウェブ案内ローラにおける円筒部
の外周面を拡大して示した平面図である。
【図6】図5のA−A線に沿って切断して示した縦断面
図である。
【図7】ウェブハンドリングラインの要部を示す斜視図
である。
【図8】従来のウェブ案内ローラにおける円筒部の外周
面を拡大して示した平面図である。
【図9】図8のA−A線に沿って切断して示した縦断面
図である。
【図10】従来の他のウェブ案内ローラにおける円筒部
の外周面を拡大して示した平面図である。
【図11】図10のA−A線に沿って切断して示した縦
断面図である。
【符号の説明】 GR 従来のウェブ案内ローラ L ランド部 R リセス部 VG V字状細溝 UG U字状細溝 W ウェブ 1 本発明のウェブ案内ローラ 1a 本発明の他のウェブ案内ローラ 1b 本発明の別のウェブ案内ローラ 2 円筒部 3 ランド部 4 リセス部 4a リセス部 4b リセス部 D1 直径 D2 対角長 d 深さ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面粗さ(Ra)が0.5〜4.5nm
    で厚さが2〜4.5μmのウェブの表面を、ランド部と
    リセス部を有する円筒状外周面で支持しながら走行案内
    するウェブ案内ローラであって、 前記ランド部が、円筒状外周面に0.1〜6.0μmの
    表面粗さ(Ra)で30〜50%の占有面積率を以て形
    成されることを特徴とするウェブ案内ローラ。
  2. 【請求項2】 前記リセス部が、略半球形状を有し、そ
    の直径が0.1〜0.5mmを以て形成されることを特
    徴とする請求項1に記載のウェブ案内ローラ。
  3. 【請求項3】 前記リセス部が、略半球形状を有し、そ
    の深さが直径に対し2〜25%を以て形成されることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のウェブ案内ローラ。
  4. 【請求項4】 前記リセス部が、略多角錘形状を有し、
    その対角長が0.1〜0.5mmを以て形成されること
    を特徴とする請求項1に記載のウェブ案内ローラ。
  5. 【請求項5】 前記リセス部が、略多角錘形状を有し、
    その深さが対角長に対し2〜25%を以て形成されるこ
    とを特徴とする請求項1又は4に記載のウェブ案内ロー
    ラ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001310151A (ja) * 2000-05-01 2001-11-06 Yokoyama Seisakusho:Kk スリットコーター
US20090202280A1 (en) * 2008-02-13 2009-08-13 Oki Data Corporation Endless belt, transfer unit, and image forming apparatus

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