JPH07142263A - トランスその製造方法ならびにコイル巻回装置 - Google Patents

トランスその製造方法ならびにコイル巻回装置

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JPH07142263A
JPH07142263A JP5292047A JP29204793A JPH07142263A JP H07142263 A JPH07142263 A JP H07142263A JP 5292047 A JP5292047 A JP 5292047A JP 29204793 A JP29204793 A JP 29204793A JP H07142263 A JPH07142263 A JP H07142263A
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JP
Japan
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coil
transformer
side end
insulated
diameter side
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Application number
JP5292047A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Takizawa
和広 滝沢
Tetsuya Obara
哲也 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Mizusawa Electronics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Mizusawa Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Mizusawa Electronics Co Ltd
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Publication of JPH07142263A publication Critical patent/JPH07142263A/ja
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れたトランス性能を有し、薄型化、軽量化
が可能で、高い生産性を有し、安価なトランスを提供す
る。 【構成】 少なくとも外周に電気絶縁層7を有する絶縁
導線11,21,31,41,51を渦巻き状に巻回し
て得たフラットなコイル1〜5が複数枚積層され、かつ
各コイル1〜5間を一体に接着したコイル積層体を構成
し、そのコイル積層体の積層方向において1次コイル1
2と2次コイル13とが交互に配置されるように前記絶
縁導線11,21,31,41,51どうしが互いに接
続されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電源装置あるい
は信号の伝達などに使用されるトランスに係り、特に薄
型、軽量化が可能なトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータなどの電
源用トランスとしては図24に示すようなトランスが主
流である。同図に示すようにこのトランスは、E型コア
100と、そのE型コア100の中央部100aに巻回
された1次コイル101と、その1次コイル101の外
周に巻回された2次コイル102と、前記E型コア10
0の端部に当接されたI型コア103とから構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このトランス
では、その構成上において下記のような問題点がある。 .1次コイル101に発生した電磁エネルギーを磁気
結合により2次コイル102へ効率良く伝達するために
磁気結合を密にしなければならず、そのために高透磁率
の磁性体コア100と103が必要である。
【0004】.1次コイル101に発生した電磁エネ
ルギーを磁気結合により2次コイル102へ効率良く伝
達するためには、各々のコイル101、102は同一の
巻芯上に巻回して磁気結合を密にする必要がある。その
手段として、整列に巻回するボビン的な巻芯(この例で
はE型コア100の中央部100a)が必要である。
【0005】.高透磁率の磁性体をコア100,10
3として用いていることから、鉄損が発生する。
【0006】.構成部品は加工精度上から極端に薄型
化ができず、そのためにトランス全体として必然的に大
型になる。
【0007】.部品点数が多く、特に磁性体コア10
0,103を用いているため、重量が重くなる。
【0008】.部品点数が多く、組み立てが煩雑なた
めコスト高を招く。
【0009】本発明はこのような欠点を解消し、優れた
トランス性能を有し、薄型化、軽量化が可能で、高い生
産性を有し、安価なトランスとその製造方法ならびにコ
イル巻回装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の本発明は、少なくとも外周に電気絶縁層を有
する絶縁導線を渦巻き状に巻回して得たフラットなコイ
ルが複数枚積層され、かつ各コイル間を一体に接着した
コイル積層体を構成し、そのコイル積層体の積層方向に
おいて1次コイルと2次コイルとが交互に配置されるよ
うに前記絶縁導線どうしが互いに接続されていることを
特徴とするものである。
【0011】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、巻芯軸と、その巻芯軸上の両側に所定の間隔をおい
て対向するように係止された2つのガイド部材とを備え
たコイル巻回装置の前記巻芯軸上に、少なくとも外周に
電気絶縁層を有する複数の絶縁導線を互いに近接して配
置し、それら絶縁導線に張力を付与した状態で同時に緊
密に巻回し、各絶縁導線間を接着剤で一体に結合したコ
イル積層体を構成し、そのコイルの一部が1次コイル、
残りのコイルが2次コイルになるように前記絶縁導線を
互いに接続したことを特徴とするものである。
【0012】前記目的を達成するため、第3の本発明
は、巻芯軸と、その巻芯軸上の両側に所定の間隔をおい
て対向するように係止された2つの円盤状のガイド部材
とを備え、そのガイド部材の少なくとも一方が巻芯軸に
対して着脱可能になっており、2つのガイド部材の対向
する内面側の外周部に前記巻芯軸側に向けて傾斜したテ
ーパを設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】第1の本発明は前述のように、コイル積層体の
積層方向において1次コイルと2次コイルとが交互に近
接して配置され、しかも各コイル間が一体に接着されて
近接状態が維持されているから、高周波領域でのコイル
間の結合係数を高くすることができる。従って優れたト
ランス性能を有し、磁性体コアなどが不要で薄型化、軽
量化が可能なトランスを提供することができる。
【0014】第2の本発明は前述のように、絶縁導線を
互いに近接した状態で、それらに張力を付与しながら同
時に緊密に巻回して、各絶縁導線間を接着剤で一体に結
合することにより、優れた性能を有するトランスを量産
性よく製造することができ、生産性の向上に伴ってコス
トの低減が図れる。
【0015】第3の本発明は前述のように、2つのガイ
ド部材の対向する内面側の外周部に巻芯軸側に向けて傾
斜したテーパを設けたことにより、絶縁導線に傷などを
つけることなく、絶縁導線を整列した状態に巻回するこ
とができ、歩留りの向上が図れる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の実施例に係るトランスの斜視
図、図2はそのトランスの分解斜視図、図3はそのトラ
ンスに用いる絶縁導線の拡大断面図、図4はそのトラン
スの結線図、図5は図1のI−I線上拡大断面図であ
る。本実施例の場合は5層(図2参照)のトランスの例
を示しているが、それ以下あるいはそれ以上の層数にす
ることも可能である。
【0017】本実施例のトランス10は図2に示すよう
に、5本の絶縁導線11、21、31、41、51を複
数回渦巻き状に巻回して構成したフラットなコイル1、
2、3、4、5を同一軸上に順次積層して一体化した積
層体から構成されている。
【0018】各絶縁導線11(21、31、41、5
1)は図3に示すように、例えば銅線からなる導体6
と、その表面に被覆された例えばウレタン樹脂からなる
電気絶縁層7と、その表面に被着された例えばエチレン
−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリエチレン、ポ
リエステルなどからなる熱溶融性の接着層8とから構成
されている。本実施例てはこのように3層構造になって
いるが、導体6と絶縁層7の2層構造のものも適用可能
である。
【0019】図4はトランス10の結線図で、本実施例
では絶縁導線11、31、51の3本が1次コイル用、
絶縁導線21、41の2本が2次コイル用となるように
結線されている。そして絶縁導線11、21、31、4
1、51の内径側端部をそれぞれi−11、i−21、
i−31、i−41、i−51とし、外径側端部をそれ
ぞれo−11、o−21、o−31、o−41、o−5
1とし場合、同図に示すように前記 内径側端部i−1
1、i−31、、i−51と外径側端部o−11、o−
31、o−51を並列に接続し、内径側端部i−41と
外径側端部o−21を直列接続することにより、1次コ
イル対2次コイルの巻数が1:2になり、変圧比が1:
2のトランス10となる。
【0020】図5は図1のI−I線上拡大断面図てあ
り、1次コイル12となるコイル1、3、5と2次コイ
ル13となるコイル2、4とを視覚上明確に区別するた
めハッチングの方向が反対になっている。
【0021】この図に示されているように、1次コイル
12と2次コイル13とが上下方向において交互に接近
密着した状態で多層に積層されており、しかも各コイル
1〜5は熱溶融性の接着層8によって緊密に一体化され
ている。
【0022】図6は、本発明のトランスの原理説明図で
ある。同図に示すように1次コイル12と2次コイル1
3とを接近密着した状態に配置して、1次コイル12に
励磁電流IO を流すと、これによる磁束φが2次コイル
13と鎖交することにより電圧V2 が誘起される。1次
コイル12に流す電流IO の周波数を高くすると表皮効
果により電流がコイル12、13の表面近傍に集中的に
流れることになり、両コイル12、13間で電流の流れ
る部分がより近接することになる。その結果、1次コイ
ル12と2次コイル13の磁気結合が高くなり、磁性体
コアを省略しても優れたトランス機能を発揮することが
できる。
【0023】そして本発明では前述のように、1次コイ
ル12と2次コイル13とを交互に接近密着した状態で
多層に積層して緊密に一体化することにより、高周波領
域での結合係数kを95%以上にすることができる。
【0024】図7は、本発明に係るトランスの1次コイ
ルに流す電流IO の周波数fと1次コイル−2次コイル
間の結合係数kとの関係を示す特性図である。この図か
ら明らかなように、100kHz以上の高周波領域では
結合係数kを95%以上にすることができる。
【0025】次にトランスの製造方法について図ととも
に説明する。図8は、本発明で使用するコイル巻回装置
の分解斜視図である。
【0026】コイル巻回装置は同図に示すように、第1
円盤ガイドAと、第2円盤ガイドBと、巻芯軸Cとから
主に構成されており、これら第1円盤ガイドA、第2円
盤ガイドB、巻芯軸Cは耐熱性の点から例えばアルミニ
ウムや鉄などの金属から作られている。
【0027】巻芯軸Cは図9に示すように小径部C−1
と大径部C−2とを有し、小径部C−1と大径部C−2
の間に段差部C−3が形成されている。前記第1円盤ガ
イドAの中央部には巻芯軸Cの小径部C−1と嵌合する
小径透孔A−1と、大径部C−2と嵌合する大径透孔A
−2とが連設されている。
【0028】第1円盤ガイドAは巻芯軸Cの小径部C−
1側から挿入され、図9に示すように小径透孔A−1が
小径部C−1の根元部に嵌合し、大径透孔A−2が大径
部C−2の一部と嵌合し、段差部C−3で係止されるこ
とにより、第1円盤ガイドAの一方の端面に設けられた
第1ガイド面A−3が巻芯軸Cの軸線C−4に対して直
角に位置決めされる。この第1ガイド面A−3の外周部
には、巻芯軸C側に向けて傾斜したテーパeが形成され
ている。
【0029】巻芯軸Cに対する第1円盤ガイドAの固定
は、図8に示す複数のネジa,b……によってなされ
る。第1円盤ガイドAの周囲には、等間隔に4本のスリ
ットhが巻芯軸Cまで延びるように形成されている。
【0030】前記第2円盤ガイドBの中央部には巻芯軸
Cの小径部C−1が貫通する透孔B−1が形成され、第
2円盤ガイドBの一方の端面に設けられた第2ガイド面
B−2(図9参照)の外周部には、巻芯軸C側に向けて
傾斜したテーパfが形成されている。また第2円盤ガイ
ドBの外周には1本あるいは複数本のスリットjが形成
されているとともに、固定用のネジg(図8参照)が取
り付けられている。
【0031】前記第1円盤ガイドAの第1ガイド面A−
3ならびにテーパe、第2円盤ガイドBの第2ガイド面
B−2ならびにテーパfの表面に突起などがあると、絶
縁導線11、21、31、41、51を巻回する際に突
起によって絶縁層7に損傷を生じ、それにより短絡など
の不都合を生じることがある。従って前述の各表面は突
起のない平坦な面に加工されている。
【0032】各絶縁導線11、21、31、41、51
を巻回する前の状態は図8に示すように、第1円盤ガイ
ドAは巻芯軸Cに第1ガイド面A−3が軸線C−4に対
して直角になるように固定されており、第2円盤ガイド
Bは巻芯軸Cから取り外されている。
【0033】まず、前記絶縁導線11、21、31、4
1、51の内径側端部i−11、i−21、i−31、
i−41、i−51を横に一列に並べて第1円盤ガイド
Aのスリットhに通し、それらの先端部をピンbにから
げて固定する。
【0034】スリットhから引き出された内径側端部i
−11、i−21、i−31、i−41、i−51は巻
芯軸C上に横に一列に並べられ、第2円盤ガイドBを巻
芯軸Cに嵌合し、前記内径側端部i−11、i−21、
i−31、i−41、i−51の列を第1円盤ガイドA
の第1ガイド面A−3と第2円盤ガイドBの第2ガイド
面B−2の間で挟持した状態で第2円盤ガイドBを巻芯
軸Cに固定する。この固定により、第2ガイド面B−2
が軸線C−4に対して直角になる。このようして第1ガ
イド面A−3と第2ガイド面B−2とを平行状態で対向
させることにより、製造されるトランス10の軸方向高
さH(図1参照)が規制される。
【0035】この状態で第1円盤ガイドAと第2円盤ガ
イドBと巻芯軸Cの組立体を所定方向に回転して、絶縁
導線11、21、31、41、51を同時に所定巻数ま
で巻き取る。この際、図10に示すように例えば一対の
テンションローラ14、15などからなる張力付与機構
によつて絶縁導線11、21、31、41、51に所定
の張力が付与されるとともに、加熱装置16内を通すこ
とによって巻付けられる直前の絶縁導線11、21、3
1、41、51を加熱して表面に形成されている接着層
8の全周を溶融軟化せしめる。
【0036】このように絶縁導線11、21、31、4
1、51に所定の張力を付与し、しかも接着層8の一部
を溶融軟化した状態で巻き付けることにより、各絶縁導
線11、21、31、41、51は互いに接近した状態
で緊密に一体化される。
【0037】この巻取り時、第1円盤ガイドAならびに
第2円盤ガイドBの外周に設けられたテーパe,fは、
第1円盤ガイドAと第2円盤ガイドBとの間の隙間に絶
縁導線11、21、31、41、51を傷つけないで誘
い込むガイドとして役立つ。また第1ガイド面A−3と
第2ガイド面B−2は、誘い込まれた各絶縁導線11、
21、31、41、51を巻芯軸C側に案内して規定の
範囲内において整列させ、トランス10の軸方向高さH
(図1参照)の設定基準面として機能する。
【0038】図1に示すようにトランス10のコイルの
最大径をd0とすると、図9に示すように第1円盤ガイ
ドAならびに第2円盤ガイドBのガイド面A−3,B−
2の外径d10は、d0<d10の関係にある。
【0039】また図9に示すように巻芯軸Cの小径部C
−1の直径をd11は、トランス10の取り出しを容易
にするためトランス10のコイル最小内径をd1(図1
参照)よりも小さい(d1>d11)。さらにその小径
部C−1の第2円盤ガイドB側の直径d12は前記直径
d11よりも若干小径になるように(d11>d12)
テーパを設けたテーパ軸とすることにより、トランス1
0の取り出しをさらに容易にしている。
【0040】巻芯軸C上で第1円盤ガイドAをスライド
してトランス10の取り出しを容易にするため、第1円
盤ガイドAと巻芯軸Cの係合部は図に示すように2段構
造になっており、さらに第1円盤ガイドAの小径透孔A
−1の内径d13は、絶縁導線11(21、31、4
1、51)の最大外径D(図1参照)と前記小径部C−
1の直径をd11の合計値以下とする(d13≦d+d
11)。また、巻芯軸Cの大径部C−2の外径d14
は、大径透孔A−2の内径d15よりも若干小径になっ
ている(d14<d15)。
【0041】本実施例では外形が円形の巻芯軸Cを使用
したが、これに限られることなく、例えば外形が楕円形
あるいは角形の巻芯軸Cも使用可能である。
【0042】この実施例では巻付けながら絶縁導線1
1、21、31、41、51どうしを同時に接着した例
を説明したが、絶縁導線11、21、31、41、51
に張力を付与した状態で巻付け、第2円盤ガイドBのス
リットjに各外径側端部o−11、o−21、o−3
1、o−41、o−51を挿入することによって仮固定
し、その状態で加熱して各絶縁導線11、21、31、
41、51を緊密に接着してもよいし、また絶縁導線1
1、21、31、41、51が接着層を持たないものに
おいては、前述の仮固定の状態で接着剤を外側から塗布
し含浸して一体化することもできる。
【0043】本実施例ではコイル巻回装置の方を回転し
て、各絶縁導線11、21、31、41、51を巻き付
ける場合について説明したが、反対に各絶縁導線11、
21、31、41、51を回転してコイル巻回装置に巻
き付けることもできる。
【0044】接着剤が固化した後、図11に示すように
ネジgを緩めて第2円盤ガイドBを巻芯軸Cから取り出
し、つぎに多層のトランス10を巻芯軸Cから取り出
す。
【0045】第1円盤ガイドAのスリットhに挿入され
た内径側端部i−11、i−21、i−31、i−4
1、i−51、ならびに第2円盤ガイドBのスリットj
に挿入された外径側端部o−11、o−21、o−3
1、o−41、o−51は、回路配線用に必要な引き出
しリードとして役立つ。
【0046】図12は、トランス10と回路配線板Eと
の結線例を示す図である。図中の回路配線板Eは展開し
た状態を示しており、中心線を境にして例えば手前側が
回路配線板Eの下面、奥側が回路配線板Eの上面となっ
ており、上下両面に結線用の導電パターンFが形成され
ている。
【0047】同図に示すようにトランス10の内径側端
部i−11、i−21、i−31、i−41、i−51
と外径側端部o−11、o−21、o−31、o−4
1、o−51は同一方向に屈曲されている。そして回路
配線板Eの上面側には1次コイル12に相当する絶縁導
線11、31、51の端部i−11、i−31、i−5
1、o−11、o−31、o−51が接続され、回路配
線板Eの下面側には2次コイル13に相当する絶縁導線
21、41の端部i−21、i−41、o−21、o−
41が接続されて、1次コイル12と2次コイル13が
クロスすることなく配線されている。
【0048】この例では1次コイル12と2次コイル1
3の結線用回路配線板Eを用いたが、例えば電源回路な
どを有する主回路基板上に直接前述の導電パターンFを
形成しておけば、前記回路配線板Eは不要である。
【0049】図13ないし図16は、コイル巻回装置の
変形例を示す図である。図8に示すコイル巻回装置は第
1円盤ガイドAの外周部にスリットhを設けたが、この
例では巻芯軸C上に長穴Dが形成されている。図13に
示すように長穴Dの短軸幅kは絶縁導線11(21、3
1、41、51)の最大外径d(図1参照)よりも大き
く(k>d)、長軸幅lはトランス10の軸方向高さH
(図1参照)よりも大きく(l>H)設計されている。
【0050】図15ならびに図16に示すように、絶縁
導線11、21、31、41、51の内径側端部i−1
1、i−21、i−31、i−41、i−51を横に一
列に並べて長穴Dに挿入して、絶縁導線11、21、3
1、41、51を同時に巻芯軸Cに巻き付け、前述と同
様にして緊密に一体化したコイル1〜5を得る。
【0051】しかる後、巻芯軸Cをコイル1〜5から引
き抜くことにより、図16に示されているように長穴D
に挿入されている内径側端部i−11、i−21、i−
31、i−41、i−51の部分が破線の位置付近で切
断されて、巻芯軸Cとコイル1〜5が別になる。そして
コイル1〜5の内側に残った端部20を別の治具で内周
部から起こし、コイル1〜5の内径が所望の寸法になる
まで前記端部20を引き出し、その引き出された端部2
0を接続用のリードとして使用する。
【0052】表皮効果を利用する本発明のトランスは、
各絶縁導線11、21、31、41、51間の隙間を極
力狭くする必要がある。図13ならびに図14に示すよ
うに第1円盤ガイドAと第2円盤ガイドBの間隔をp、
絶縁導線11(21、31、41、51)の最大外径d
(図14参照)に巻層数を掛けた値をmとすると、p>
mの関係で、pとmの差(p−m)が0≦p−m≦d、
好ましくは0≦p−m≦(d/2)の範囲になるように
設計することにより、1次コイル12と2次コイル13
との隙間を極力狭くして、高い結合係数を得ることがで
きる。前記p−mがdより大きいと2層目以上の絶縁導
線11、21、31、41、51の位置がばらつき、各
絶縁導線11、21、31、41、51間の隙間を極力
狭くすることが困難となる。
【0053】なお、この0≦p−m≦d、好ましくは0
≦p−m≦(d/2)の関係は、本発明の他のコイル巻
回装置においても同様に言えることである。
【0054】今までの例では、単心の絶縁導線を複数本
使用して巻回する例を説明したが、複数本の絶縁導線を
同一平面上に予め接着された多心平行線を使用すること
もできる。
【0055】図17はこの多心平行線61を使用した例
を示す図で、5本の絶縁導線11、21、31、41、
51を予め接着剤で平行に接着されたフラット状の多心
平行線61を、第1円盤ガイドAと第2円盤ガイドBと
の間の巻芯軸Cに多層巻し、層間を接着してコイルを構
成する。
【0056】なおこの場合、コイルの内径側端部i−1
1、i−21、i−31、i−41、i−51と外径側
端部o−11、o−21、o−31、o−41、o−5
1は、配線のために個々に分離する必要がある。本発明
のトランスは表皮効果を磁気結合に利用したトランスで
あるから、多心平行線61を構成している絶縁導線1
1、21、31、41、51は極力離さないで配線の近
傍で分離する方が望ましい。
【0057】なお、多心平行線61を巻回し接着した
後、内径側端部i−11、i−21、i−31、i−4
1、i−51ならびに外径側端部o−11、o−21、
o−31、o−41、o−51を分離する方法は作業性
が悪いため極力避けた方が望ましい。
【0058】これに代わる方法を図18ないし図21に
示す。図18に例では多心平行線61の内径側端部i−
11、i−21、i−31、i−41、i−51ならび
に外径側端部o−11、o−21、o−31、o−4
1、o−51(図示せず)を予め必要な長さだけ各線に
分離して、コイル巻回装置で巻回する。
【0059】図19の例では、多心平行線61の内径側
端部i−11、i−21、i−31、i−41、i−5
1ならびに外径側端部o−11、o−21、o−31、
o−41、o−51(図示せず)を予め必要な長さだけ
各線に分離するとともに、第1円盤ガイドAのスリット
hならびに第2円盤ガイドBのスリットjに挿入可能な
ように水平方向に予め折り曲げられている。
【0060】内径側端部i−11、i−21、i−3
1、i−41、i−51の折曲部63を第1円盤ガイド
Aのスリットhに挿入して、巻芯部Cに多心平行線61
の部分を所定層数巻回し、外径側端部o−11、o−2
1、o−31、o−41、o−51の折曲部(図示せ
ず)を第2円盤ガイドBのスリットjに挿入して、多心
平行線61の層間を接着する。
【0061】このようにして製作したコイルをコイル巻
回装置から外すことにより、前記内径側端部i−11、
i−21、i−31、i−41、i−51の折曲部63
と外径側端部o−11、o−21、o−31、o−4
1、o−51の折曲部が結線用のリード部となる。この
ことは、次に説明する図20ないし図21のものにおい
ても同様である。
【0062】図20の例は、内径側端部i−11、i−
21、i−31、i−41、i−51ならびに外径側端
部o−11、o−21、o−31、o−41、o−51
を垂直方向に折り曲げて折曲部63を形成している。
【0063】図13に示すように巻芯軸Cに長穴Dを形
成したコイル巻回装置を使用する場合は、内径側端部i
−11、i−21、i−31、i−41、i−51を下
方に折り曲げて折曲部63を形成すればよい。
【0064】図21の例では、個々に分離した内径側端
部i−11、i−21、i−31、i−41、i−51
ならびに外径側端部o−11、o−21、o−31、o
−41、o−51に予備半田62が被着されている。
【0065】図22ならびに図23は他の実施例を示す
図で、コイル巻回装置を用いて絶縁導線11、21、3
1、41、51を1本ずつ巻回し、これらを順次位置合
わせ軸に嵌合し、その積層体を軸方向から熱プレスする
ことにより、図23に示すように1次コイル12と2次
コイル13とを交互にかつ緊密に結合したコイル1〜5
を得る。
【0066】本発明のコイル巻回装置のように、少なく
とも一方のガイド部材(第1円盤ガイドA,第2円盤ガ
イドB)が巻芯軸上でスライド可能になっておれば、こ
の実施例のように1本の絶縁導線を巻回することもで
き、また複数本の絶縁導線を巻回することもできる。
【0067】前述の各例では絶縁導線の線径を同一とし
たが、1次コイルになる絶縁導線と2次コイルになる絶
縁導線の線径を異ならしめることも可能である。また、
1次コイルになる絶縁導線と2次コイルになる絶縁導線
の色を例えば赤と黒のように異ならしめることにより、
結線の間違いを防止することもできる。
【0068】
【発明の効果】第1の本発明は前述のように、コイル積
層体の積層方向において1次コイルと2次コイルとが交
互に近接して配置され、しかも各コイル間が一体に接着
されて近接状態が維持されているから、高周波領域での
コイル間の結合係数を高くすることができる。従って優
れたトランス性能を有し、磁性体コアなどが不要で薄型
化、軽量化が可能なトランスを提供することができる。
【0069】そのため本発明のトランスは、パーソナル
コンピュータやワードプロセッサーあるいはその他の情
報処理装置などの携帯タイプの電源用に好適である。
【0070】第2の本発明は前述のように、絶縁導線を
互いに近接した状態で、それらに張力を付与しながら同
時に緊密に巻回して、各絶縁導線間を接着剤で一体に結
合することにより、優れた性能を有するトランスを量産
性よく製造することができ、生産性の向上に伴ってコス
トの低減が図れる。
【0071】第3の本発明は前述のように、2つのガイ
ド部材の対向する内面側の外周部に巻芯軸側に向けて傾
斜したテーパを設けたことにより、絶縁導線に傷などを
つけることなく、絶縁導線を整列した状態に巻回するこ
とができ、歩留りの向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るトランスの斜視図てあ
る。
【図2】そのトランスの分解斜視図である。
【図3】そのトランスに用いる絶縁導線の拡大断面図で
ある。
【図4】そのトランスの結線図である。
【図5】図1のI−I線上拡大断面図である。
【図6】本発明の実施例に係るトランスの原理説明図で
ある。
【図7】本発明の実施例に係るトランスの励起電流の周
波数とコイル間の結合係数との関係を示す特性図であ
る。
【図8】本発明の実施例で使用されるコイル巻回装置の
分解斜視図である。
【図9】そのコイル巻回装置の要部断面図である。
【図10】そのコイル巻回装置の張力付与手段と加熱装
置を示す説明図である。
【図11】そのコイル巻回装置でコイルを巻回した後の
状態を示す斜視図である。
【図12】トランスと回路配線板との接続を説明するた
めの図である。
【図13】コイル巻回装置の他の例を示す一部断面図で
ある。
【図14】そのコイル巻回装置の一部拡大断面図であ
る。
【図15】そのコイル巻回装置の巻芯軸の一部拡大平面
図である。
【図16】そのコイル巻回装置の巻芯軸の拡大断面図で
ある。
【図17】多心平行線を巻回する状態を示す斜視図であ
る。
【図18】他の例の多心平行線を巻回する状態を示す斜
視図である。
【図19】他の例の多心平行線を巻回する状態を示す斜
視図である。
【図20】他の例の多心平行線を巻回する状態を示す斜
視図である。
【図21】他の例の多心平行線を巻回する状態を示す斜
視図である。
【図22】他の例の絶縁導線を巻回する状態を示す斜視
図である。
【図23】その絶縁導線で構成したトランスの側面図で
ある。
【図24】従来のトランスの断面図である。
【符号の説明】
1〜5 コイル 6 導体 7 電気絶縁層 8 接着層 10 トランス 11,21,31,41,51 絶縁導線 12 1次コイル 13 2次コイル 14,15 テンションローラ 16 加熱装置 20 端部 61 多心平行線 62 予備半田 63 折曲部 A 第1円盤ガイド B 第2円盤ガイド C 巻芯軸 D 長穴 e,f テーパ h,j スリット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 41/04 B 8019−5E

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも外周に電気絶縁層を有する絶
    縁導線を渦巻き状に巻回して得たフラットなコイルが複
    数枚積層され、かつ各コイル間を一体に接着したコイル
    積層体を構成し、そのコイル積層体の積層方向において
    1次コイルと2次コイルとが交互に配置されるように前
    記絶縁導線どうしが互いに接続されていることを特徴と
    するトランス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記絶縁導線
    が、導体と、その導体の外周に形成された電気絶縁層
    と、その電気絶縁層の外周に形成された熱溶融性の接着
    層とから構成され、その接着層により各コイル間が一体
    に接着されていることを特徴とするトランス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記各絶縁導線
    の内径側端部ならびに外径側端部が前記コイル積層体か
    ら突出して配線用リードになっていることを特徴とする
    トランス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、前記各絶縁導線
    が1次コイル用と2次コイル用とで色分けされているこ
    とを特徴とするトランス。
  5. 【請求項5】 巻芯軸と、その巻芯軸上の両側に所定の
    間隔をおいて対向するように係止された2つのガイド部
    材とを備えたコイル巻回装置の前記巻芯軸上に、少なく
    とも外周に電気絶縁層を有する複数の絶縁導線を互いに
    近接して配置し、それら絶縁導線に張力を付与した状態
    で同時に緊密に巻回し、各絶縁導線間を接着剤で一体に
    結合したコイル積層体を構成し、そのコイルの一部が1
    次コイル、残りのコイルが2次コイルになるように前記
    絶縁導線を互いに接続したことを特徴とするトランスの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、前記絶縁導線の
    外周部に熱溶融性接着層が形成され、絶縁導線に張力を
    付与した状態で前記接着層を加熱軟化させて巻回するこ
    とを特徴とするトランスの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載において、前記絶縁導線の
    内径側端部を一方のガイド部材または巻芯軸に仮止め
    し、絶縁導線を巻回して、絶縁導線の外径側端部を他方
    のガイド部材に仮止めした後、各絶縁導線間を接着剤で
    一体に結合したことを特徴とするトランスの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載において、前記複数の絶縁
    導線が横に一列に連結されたフラット状の多心平行線か
    らなり、その多心平行線の内径側端部ならびに外径側端
    部が予め所定の長さ個別に分離され、その多心平行線を
    巻回して各層間が接着剤で一体に結合されることを特徴
    とするトランスの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載において、前記個別に分離
    された多心平行線の内径側端部ならびに外径側端部が、
    多心平行線の延長方向とは異なる方向に予め屈曲されて
    いることを特徴とするトランスの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載において、前記個別に分
    離され多心平行線の内径側端部ならびに外径側端部に予
    め半田が付着されていることを特徴とするトランスの製
    造方法。
  11. 【請求項11】 請求項5または請求項8記載におい
    て、前記巻芯軸の軸方向に各絶縁導線の内径側端部を挿
    入する凹部が形成され、その凹部に前記内径側端部を挿
    入して各絶縁導線を巻回し、絶縁導線間を接着剤で一体
    に結合したコイル積層体を構成してから、そのコイル積
    層体から巻芯軸を引き抜くことにより凹部に挿入した内
    径側端部を切断し、しかる後にコイル積層体の内周側の
    端部をコイル積層体の内径が所定の内径になるまで引き
    出すことを特徴とするトランスの製造方法。
  12. 【請求項12】 巻芯軸と、その巻芯軸上の両側に所定
    の間隔をおいて対向するように係止された2つの円盤状
    のガイド部材とを備え、そのガイド部材の少なくとも一
    方が巻芯軸に対して着脱可能になっており、2つのガイ
    ド部材の対向する内面側の外周部に前記巻芯軸側に向け
    て傾斜したテーパを設けたことを特徴とするトランスの
    コイル巻回装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載において、前記一方の
    ガイド部材の巻芯軸に近い部分に各絶縁導線の内径側端
    部を挿入する凹部が形成され、他方のガイド部材の外周
    に各絶縁導線の外径側端部を係止する係止部が形成され
    ていることを特徴とするトランスのコイル巻回装置。
  14. 【請求項14】 請求項12記載において、前記巻芯軸
    がコイルの抜き方向に沿って徐々に径小になったテーパ
    軸であることを特徴とするトランスのコイル巻回装置。
  15. 【請求項15】 請求項12記載において、前記巻芯軸
    の軸方向に各絶縁導線の内径側端部を挿入する凹部が形
    成されていることを特徴とするトランスのコイル巻回装
    置。
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