JPH07141552A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

Info

Publication number
JPH07141552A
JPH07141552A JP28713293A JP28713293A JPH07141552A JP H07141552 A JPH07141552 A JP H07141552A JP 28713293 A JP28713293 A JP 28713293A JP 28713293 A JP28713293 A JP 28713293A JP H07141552 A JPH07141552 A JP H07141552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
opening
product
vending machine
commodity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28713293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fujitomi
啓 藤富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP28713293A priority Critical patent/JPH07141552A/ja
Publication of JPH07141552A publication Critical patent/JPH07141552A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】被覆体で開閉自在に覆われ機体の前面に開口し
た商品の取出口を通して、この取出口内に機体内から搬
出れた商品を片手で取り出せるようにする。 【構成】機体6外から操作される操作部であるレバー4
1と、このレバー41の操作と連動して上端を回動自在
に機体6に支持され被覆体である取出口扉14を開閉駆
動する、レバー41の操作に要する操作力を取出口扉1
4の開閉に要する開閉力に変換するリンク機構42cを
備えた駆動部42とからなり取出口扉14を開閉する開
閉装置40を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機体の前面に開口し
た商品の取出口が被覆体で開閉自在に覆われる自動販売
機に関する。
【0002】
【従来の技術】機体の前面に開口した商品の取出口が被
覆体で開閉自在に覆われる自動販売機は、機体内から取
出口の内側に販売の都度搬出された商品を受ける商品受
けが取出口の内側に一般的に配設されている。それで、
販売時に機体内から商品受け上に搬出された商品は、被
覆体を開いて一方の手で保持し、これにより開放される
取出口の前面開口を通して取出口内に入れた他方の手で
取り出される。
【0003】そのため、購入した商品を取出口を通して
お客さんが取り出すには、両手を同時に使う必要があ
り、片手で取り出すことはできないが、この種の自動販
売機の従来例を図4および図5に示す。図4はこの発明
の対象となる自動販売機の外観を示す、前方斜右上から
見た斜視図、図5は従来の自動販売機の構成を示す要部
右側縦断面図で、図の左側が前面側である。
【0004】図4および図5において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1内に、商品2が収納さ
れ前面が開口する収納室3が断熱壁で区画形成されてい
る。この収納室3およびケース1の前面開口をそれぞれ
覆う、断熱性を持つ収納室扉4および扉5がケース1に
水平面内で回動自在にそれぞれ支持されており、このケ
ース1と扉5とで自動販売機の外周面を形成する機体6
が構成されている。
【0005】収納室3内には、商品2がそれぞれ収納さ
れる複数の収納棚7が左右に並列して複数設置されてお
り、収納棚7それぞれ収納して収納室3内に商品2が冷
蔵若しくは温蔵されている。この商品2を販売の都度一
個ずつ下面に開口する図示しない排出口を通して落下排
出する図示しない排出機構が収納棚7それぞれに備えら
れており、この収納棚7の下の収納室3内には、上面が
前方に向かって下り坂の傾斜面を形成するシュータ8が
配設されている。
【0006】このシュータ8前方の扉5および収納室扉
4下部には、前面に開口した商品2の取出口9および、
この取出口9内と収納室3内とを連通し取出口9内に商
品2が送出される、前面に開口する送出口10がそれぞ
れ形成されている。この送出口10は、収納室扉4に鉛
直面内で回動自在に上端で支持された、収納室3内への
外気の流入および、収納室3内からの空気の流出を防ぐ
遮蔽扉11で覆われている。また取出口9の周縁部は、
機体6の前面である扉5前面を形成する、鋼板から形成
された前面形成部材12に嵌着された取出口枠13で形
成されている。この取出口枠13に、軸長方向が左右に
水平な回動軸15を介して鉛直面内で回動自在にかつ閉
り勝手に上端で支持された被覆体である取出口扉14で
取出口9の前面開口が前面側から覆われている。
【0007】この取出口9の直ぐ後の扉5内には、取出
口9内へ向け送出口10を通して収納室3内から送出さ
れた商品2を受ける、前後両面が開口する箱形の商品受
け16が配設されており、この商品受け16は取出口9
の下側で扉5に固定されている。また商品受け16は、
底面を形成し側縦断面がほぼU字形の商品受け本体17
と、この商品受け本体17の左右両端の立上がり部上端
を互に連結する、この上端に左右両端が固定された、側
縦断面が偏平なN字形の連結部材18とで構成されてい
る。この連結部材18の下面左右両端部には、軸長方向
が左右に水平な回動軸19の左右両端が回動自在に支持
されており、この回動軸19に上端を固定して、商品受
け16内の空間を前後に仕切るフラッパ状の仕切扉20
が回動自在に懸吊されている。この仕切扉20で仕切ら
れた、商品受け16内の空間を隔てて互に向い合う、取
出口枠13後端面および送出口10周縁部前面が、仕切
扉20が回動した際にこの仕切扉20が当接してその回
動が規制される当接面21,22をそれぞれ形成してい
る。
【0008】なお、扉5の前面部には、図示しない広告
パネルや商品見本23などを陳列展示し商品2を前面に
向け広告展示する展示室24が上端部に区画形成されて
おり、商品2を選択する選択釦25が、商品見本23そ
れぞと対にし展示室24前面から前端を突き出して左右
並設されている。この展示室24の下の扉5前面部に
は、硬貨が投入される投入口26,紙幣が投入される投
入口27,投入した硬貨を返却操作する返却レバー2
8,釣銭を返却する返却口29などが配設されている。
【0009】このように構成された自動販売機の販売動
作は、投入口26および投入口27から硬貨および若し
くは紙幣を投入後、選択釦25で商品2が選択される
と、販売指令信号により、この選択された商品2が、こ
の商品2が収納される収納棚7から前記排出機構により
前記排出口を通して落下排出される。この落下排出され
た商品2は、シュータ8上面をその自重で転動若しくは
摺動しながら下降し前方の取出口9内へ向けて搬送さ
れ、遮蔽扉11を押し開き送出口10を通って収納室3
外に送出され、商品受け16内に落下してこの商品受け
16で受け止められる。この商品受け16で受け止めら
れた商品2は、お客さんが片方の手で取出口扉14を開
いて保持し、これにより開放される取出口9の前面開口
を通して他方の手で取り出される。
【0010】また、仕切扉20は、遮蔽扉11を押し開
き送出口10を通して取出口9から入れた手で収納室3
内に収納された商品2を取り出そうとした際、当接面2
1,22でその回動が規制されて遮蔽扉11に手が届く
のを遮り、収納室3内に収納された商品2が盗まれのを
防いでいる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動販売機は、商品受け16で受け止めらたれた
商品2をお客さんが取り出す際には、両手を同時に使っ
て取出口9から取り出す必要がある。したがって、取出
口9内から商品2を片手で取り出すことができず、取出
口9内の商品の取り出しは、手間がかかりるとともに、
何かの都合で片方の手が塞がっているような場合には困
難であるという問題がある。
【0012】この発明は、機体内から商品受け内に搬出
された商品を取出口の前面開口を通して片手でも迅速か
つ容易に取り出すことのできる自動販売機を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によれば、機体の前面に開口した商品の取
出口を備え、この取出口が被覆体で開閉自在に覆われる
自動販売機において、前記機体外から操作される操作部
と、この操作部の操作と連動して前記被覆体を開閉駆動
する駆動部とからなり前記被覆体を開閉する開閉装置を
具備するものとする。
【0014】また、操作部が、レバー若しくはペダルあ
るいはスイッチであるもとのする。また、駆動部が、操
作部の操作に要する操作力を被覆体の開閉に要する開閉
力に変換するリンク機構を備えるものとする。また、駆
動部が、操作部を操作する操作力で駆動される空気ポン
プと、この空気ポンプの空気圧で一方方向に伸縮する伸
縮体とを備えるものとする。
【0015】また、駆動部が、操作部の操作と連動し励
磁・消磁される可動鉄心内蔵の電磁石を備えるものとす
る。また、被覆体が、一端を回動自在に機体に支持され
るものとする。
【0016】
【作用】この発明は、前記構成により、前記機体外から
操作される操作部と、この操作部の操作と連動して前記
被覆体を開閉駆動する駆動部とからなり前記被覆体を開
閉する開閉装置を具備するものとしたので、操作部を足
若しくは手で操作すると、駆動部が被覆体を開いた状態
に保持するように開閉装置を構成することにより、操作
部を足若しくは手で操作して被覆体を開いた状態に保持
でき、これにより開放される取出口の前面開口を通して
商品受け内の商品を片手が何かの都合で仮に塞がってい
ても、もう一方の手だけで取り出すことができる。
【0017】また、操作部が、レバー若しくはペダルあ
るいはスイッチであるもとしたので、レバー若しくはペ
ダルあるいはスイッチを足若しくは手で操作すると、被
覆体が開いた状態に保持されるように駆動部を構成する
ことにより、操作部を足若しくは手で操作して被覆体を
開いた状態に保持できる。また、駆動部が、操作部の操
作に要する操作力を被覆体の開閉に要する開閉力に変換
するリンク機構を備えるものとしたので、操作部を操作
してこの操作部の操作に要する操作力をリンク機構で被
覆体の開閉に要する開閉力に変換でき、これにより被覆
体を駆動部で開閉駆動できる。
【0018】また、駆動部が、操作部を操作する操作力
で駆動される空気ポンプと、この空気ポンプの空気圧で
一方方向に伸縮する伸縮体とを備えるものとしたので、
操作部を操作して空気ポンプを駆動することにより、伸
縮体を一方方向に伸縮させることができ、この伸縮体の
一方方向への伸縮を利用して被覆体を開閉駆動でき、こ
れにより被覆体を駆動部で開閉駆動できる。
【0019】また、駆動部が、操作部の操作と連動し励
磁・消磁される可動鉄心内蔵の電磁石を備えるものとし
たので、操作部を操作することにより励磁・消磁する電
磁石の磁力で可動鉄心を一方方向に移動させることがで
き、この可動鉄心の一方方向へ移動を利用して被覆体を
開閉駆動でき、これにより被覆体を駆動部で開閉駆動で
きる。
【0020】また、被覆体が、一端を回動自在に機体に
支持されるものとしたので、機体外から操作部を操作し
被覆体を駆動部で回動して開閉駆動できる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし図4に
基づいて説明する。図1はこの発明の一つの実施例の自
動販売機の構造を示し、(A)が要部右側縦断面図、
(B)が前方斜右上から見た要部斜視図で、(A)は図
の左側が前面側である。また、図2はこの発明の異なる
実施例の自動販売機の構造を示す部分縦断面要部右側面
図、図3はこの発明のさらに異なる実施例の自動販売機
の構造を示す部分縦断面要部右側縦断面図で、いずれも
図の右側が前面側であり、図4はこの発明の対象となる
自動販売機の外観を示す、前方斜右上から見た斜視図で
ある。なお、図1ないし図4において、図5と共通ある
いは同一部分は同一の符号で示す。
【0022】図1ないし図4において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1内に、商品2を収納さ
れ前面が開口する収納室3を断熱壁で区画形成してい
る。この収納室3およびケース1の前面開口を、水平面
内で回動自在にケース1にそれぞれ支持した収納室扉4
および扉5でそれぞれ覆っており、このケース1と扉5
とで機体6を構成している。
【0023】収納室3内には、収納棚7を左右に並列し
て複数設置しており、この収納棚7それぞれ収納して収
納室3内に商品2を冷蔵若しくは温蔵している。この商
品2を販売の都度一個ずつ下面に開口する図示しない排
出口を通して落下排出する図示しない排出機構を収納棚
7それぞれに備えており、この収納棚7の下の収納室3
内には、シュータ8を配設している。
【0024】このシュータ8前方の扉5および収納室扉
4下部に、取出口9および送出口10をそれぞれ形成し
ており、収納室扉4に鉛直面内で回動自在に上端で支持
した遮蔽扉11で送出口10を覆っている。また前面形
成部材12に嵌着した取出口枠13で取出口9の周縁部
を形成しており、回動軸15を介して鉛直面内で回動自
在にかつ閉り勝手に上端で取出口枠13に支持した被覆
体である取出口扉14で取出口9の前面開口を覆ってい
る。
【0025】この取出口9の直ぐ後の扉5内に配設した
商品受け16を取出口9の下側で扉5に固定しており、
商品受け16を商品受け本体17と連結部材18とで構
成している。この連結部材18の下面左右両端部に両端
をそれぞれ回動自在に支持した回動軸19に上端を固定
して、商品受け16内の空間を前後に仕切る仕切扉20
を回動自在に懸吊している。この仕切扉20で仕切られ
た商品受け16内空間を隔てて互に向い合う取出口枠1
3後端面および送出口10周縁部前面が、仕切扉20が
回動した際にこの仕切扉20が当接してその回動が規制
される当接面21,22をそれぞれ形成しており、ここ
までの構成は前記した従来例と変わっていない。
【0026】図1ないし図3にそれぞれ示すこの発明の
実施例では、取出口扉14の右端部上端に、前後に長い
棒状の棒状体30の前端を固定しており、回動軸15を
軸として回動して取出口扉14を開閉する開閉装置4
0,50,60をそれぞれ設けている。このそれぞれの
開閉装置40,50,60を、この開閉装置40,5
0,60を操作する操作部41,51,61と、取出口
扉14を開閉駆動する駆動部42,52,62とでそれ
ぞれ構成している。
【0027】図1に示すこの発明の一つの実施例におい
て、開閉装置40を構成する操作部41を、扉5の右側
下端部前面に開口しこの扉5内外に連通する連通孔31
を通して後部を差し込み扉5の前面から前端を前方に突
き出した、前後に長い棒状のレバー41で構成してい
る。このレバー41の前端には、このレバー41の前端
を足で踏んでこのレバー41を操作できるように、側縦
断面がくの字形板状の踏み板41aを固定するととも
に、レバー41の後端を軸長方向が左右に水平な回動軸
41bを介して扉5に回動自在に支持している。またレ
バー41の後部には、上端を扉5に固定した引張りコイ
ルばね41cの下端を支持するとともに、レバー41の
前後の中程には、軸長方向が左右に水平な回動軸42a
を介して上下に長い棒状のリンク42bの下端を互に回
動自在に連結している。このリンク42bの上端を棒状
体30の後端に互に回動自在に連結しており、この棒状
体30,レバー41,リンク42bなどでリンク機構4
2cを構成するとともに、このリンク機構42cで駆動
部42を構成している。
【0028】図2に示すこの発明の異なる実施例におい
て、開閉装置50を構成する操作部51を、扉5直前の
機体6設置面上に載置した足踏み式の空気ポンプ52a
の上部を形成する平板状のペダル51で構成している。
このペダル51の後端を、前端を上向きに図示しない圧
縮ばねで付勢し軸長方向が左右に水平な回動軸52bを
介して、空気ポンプ52aの下部を形成する平板状の基
板52cの後端に互に回動自在に支持している。この基
板52cとペダル51との間には、角形筒状の蛇腹52
dを挟んで空気ポンプ52aを構成している。この空気
ポンプ52aに、上端を扉5に固定しかつ下端を棒状体
30の後端に固定した、円筒形の蛇腹52eで側面を形
成し内部の空気圧の変化により上下方向に伸縮する中空
円筒形の伸縮体52fに管路52gを介して接続してい
る。この管路52g,空気ポンプ52a,伸縮体52f
などで駆動部52を構成している。
【0029】図3に示すこの発明のさらに異なる実施例
において、開閉装置60を構成する操作部61を、扉5
直前の機体6設置面上に載置した、足で踏んで保持する
と入りの状態に保持される足踏み式のスイッチ61で構
成している。このスイッチ61を、図示しない圧縮ばね
で上向き付勢して支持した可動鉄心62aを内蔵し扉5
内に配設した電磁石62bに、この電磁石62bの動作
を制御する図示しない制御機器を内蔵し扉5内に配設し
た制御箱62cを介し電線62dで接続している。可動
鉄心62aの上端に棒状体30の後端を、軸長方向が左
右に水平な回動軸62eを介して互に回動自在かつ上下
に移動自在に支持している。この回動軸62e,電線6
2d,電磁石62bなどで駆動部62を構成している。
【0030】なお、扉5の前面部には、図示しない広
告,商品見本23などを陳列し商品2を前面に向け広告
展示する展示室24を上端部に区画形成しており、その
他の構成は前記した従来例と同一である。前述の構成に
おいて、この発明の自動販売機の販売時の各部の動作お
よび仕切扉20の機能は、前記した従来例と同様である
ので説明を省略し、収納室3内から送出され商品受け1
6で受け止められた商品2を取出口9を通して取り出す
際の開閉装置40,50,60の操作並びに各部の動作
および機能につき以下述べる。
【0031】図1に示すこの発明の一つの実施例におい
て、踏み板41aを足で踏んでレバー41を押し下げて
保持すると、このレバー41を押し下げる操作力は、棒
状体30の後端を下方に押し下げることにより、回動軸
15を軸として取出口扉14を回動し開く開閉力にリン
ク機構42cで変換され、取出口扉14を開いた状態に
保持する。これにより、開放される取出口9の前面開口
を通して商品受け16内の商品2を客さんは片手で取り
出すことができ、商品2を取り出し後に、踏み板41a
から足を離せば、引張りコイルばね41cの付勢力でレ
バー41は元位置に復帰し、同時に取出口扉14は閉じ
る。
【0032】図2に示すこの発明の異なる実施例におい
て、ペダル51を足で踏み押し下げて保持すると、空気
ポンプ52a内の空気圧が上昇し、この空気ポンプ52
a内の空気が管路52gを介して伸縮体52f内に流入
する。すると、この伸縮体52fは、内部の空気圧が上
昇して下方に伸び、棒状体30の後端を下方に押し下
げ、回動軸15を軸として取出口扉14を回動して開い
た状態に保持する。これにより、取出口9の前面開口は
開放されるので、商品受け16内の商品2を取出口9の
前面開口を通して客さんは片手で取り出すことができ
る。商品2を取り出した後、ペダル51から足を離せ
ば、ペダル51は、図示しない圧縮ばねで付勢力で前端
を上向き回動して空気ポンプ52a内の空気圧が低下す
るので、伸縮体52f内の空気が空気ポンプ52a内へ
流入し、内部の空気圧が低下する伸縮体52fが収縮す
ると同時に、取出口扉14は閉じる。
【0033】図3に示すこの発明のさらに異なる実施例
において、スイッチ61を足で踏み押し下げて保持する
と励磁される電磁石62bの磁力で、可動鉄心62aは
下方に吸引されて移動して棒状体30の後端を下方に押
し下げ、取出口扉14を回動軸15を軸として回動し開
いた状態に保持さする。これにより、取出口9の前面開
口は開放されるので、客さんは商品受け16内の商品2
を取出口9の前面開口を通して片手で取り出すことがで
き、商品2を取り出し後、スイッチ61から足を離せ
ば、電磁石62bは消磁され、可動鉄心62aは前記圧
縮コイルばねの付勢力で上昇し、同時に取出口扉14は
閉じる。なお、スイッチ61に替えて、一旦操作すると
入りまたは切りの状態に自己保持する図示しない手操作
式のスイッチを設け、このスイッチを手で操作して入り
にし、取出口9から商品2を取り出した後、前記スイッ
チを切りにするように構成すれば、商品2を取出口9か
ら両手を同時に使わずに取り出せるようにできる。ま
た、スイッチ61に替え自己保持しない手操作式のスイ
ッチ(図示せず)を設け、前記制御機器として、電磁石
62bを所定時間励磁状態に保つ図示しないタイマある
いは、商品受け16内の商品2の有無検出用の図示しな
い検出装置などを備えても、両手を同時に使わずに商品
2を取出口9から取り出せるようにできる。
【0034】したがって、収納室3内から送出口10を
通して商品受け16内に送出された購入する商品2をお
客さんが取り出す際に、取出口扉14を手で開いて保持
する必要がなくなり、同時に両手を使わないで取出口9
内の商品2を取り出すことができる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、前面開口が被覆体で
開閉自在に覆われる商品の取出口が前面に開口する前記
機体外から操作される操作部と、この操作部の操作と連
動して前記被覆体を開閉駆動する駆動部とからなり前記
被覆体を開閉する開閉装置を具備するものとしたので、
足若しくは手で操作部を操作することにより被覆体を開
いた状態に保持でき、これにより、開放される取出口の
前面開口を通して商品受け内の商品を、片手が何かの都
合で仮に塞がっていても、もう一方の手だけ商品受け内
の商品を迅速かつ容易に取り出すことができる。
【0036】また、操作部が、レバー若しくはペダルあ
るいはスイッチであるもとしたので、レバー若しくはペ
ダルあるいはスイッチを足若しくは手で操作して被覆体
を開いた状態に保持でき、商品受け内の商品を取出口の
前面開口を通して取り出す際に、被覆体を手で開いた状
態に保持する必要がなくなる。また、駆動部が、操作部
の操作に要する操作力を被覆体の開閉に要する開閉力に
変換するリンク機構を備えるものとしたので、被覆体を
リンク機構を介して開閉駆動でき、駆動部を簡素かつ安
価に構成できる。
【0037】また、駆動部が、操作部を操作する操作力
で駆動される空気ポンプと、この空気ポンプの空気圧で
一方方向に伸縮する伸縮体とを備えるものとしたので、
この伸縮体の一方方向への伸縮を利用して被覆体を開閉
駆動でき、これにより、商品受け内の商品を取出口の前
面開口を通して取り出す際に、足若しくは手で操作部を
操作して被覆体を開いた状態に保持でき、被覆体を手で
開いた状態に保持する必要がなくなる。
【0038】また、駆動部が、操作部の操作と連動し励
磁・消磁される可動鉄心内蔵の電磁石を備えるものとし
たので、操作部を操作することにより励磁・消磁される
電磁石の磁力で可動鉄心を一方方向に移動させることが
でき、この可動鉄心の一方方向へ移動を利用して被覆体
を開閉駆動でき、上記と同様の効果が得られる。また、
被覆体が、一端を回動自在に機体に支持されるものとし
たので、機体外から操作部を操作して駆動部で被覆体を
開閉駆動でき、上記と同様の効果がえられる。
【0039】その結果、片方の手が何かの都合で仮に塞
がっていても、もう一方の手だけで取出口の前面開口を
通しこの取出口内の商品を手間をかけず迅速かつ容易に
取り出すことができる自動販売機を提供できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例の自動販売機の構造を
示し、(A)が要部右側縦断面図、(B)が前方斜右上
から見た要部斜視図
【図2】この発明の異なる実施例の自動販売機の構造を
示す部分縦断面要部右側面図
【図3】この発明のさらに異なる実施例の自動販売機の
構造を示す部分縦断面要部右側縦断面図
【図4】この発明の対象となる自動販売機の外観を示
す、前方斜右上から見た斜視図
【図5】従来の自動販売機の構成を示す要部右側縦断面
【符号の説明】
1 ケース 2 商品 3 収納室 4 収納室扉 5 扉 6 機体 7 収納棚 8 シュータ 9 取出口 10 送出口 11 遮蔽扉 12 前面形成部材 13 取出口枠 14 取出口扉(被覆体) 15 回動軸 16 商品受け 17 商品受け本体 18 連結部材 19 回動軸 20 仕切扉 21 当接面 22 当接面 23 商品見本 24 展示室 25 選択釦 26 投入口 27 投入口 28 返却レバー 29 返却口 30 棒状体 31 連通孔 40 開閉装置 41 レバー(操作部) 41a 踏み板 41b 回動軸 41c 引張りコイルばね 42 駆動部 42a 回動軸 42b リンク 42c リンク機構 50 開閉装置 51 ペダル(操作部) 52 駆動部 52a 空気ポンプ 52b 回動軸 52c 基板 52d 蛇腹 52e 蛇腹 52f 伸縮体 52g 管路 60 開閉装置 61 スイッチ(操作部) 62 駆動部 62a 可動鉄心 62b 電磁石 62c 制御箱 62d 電線 62e 回動軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の前面に開口した商品の取出口を備
    え、この取出口が被覆体で開閉自在に覆われる自動販売
    機において、前記機体外から操作される操作部と、この
    操作部の操作と連動して前記被覆体を開閉駆動する駆動
    部とからなり前記被覆体を開閉する開閉装置を具備した
    ことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機において、操作
    部が、レバー若しくはペダルあるいはスイッチである自
    動販売機。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の自動販売機
    において、駆動部が、操作部の操作に要する操作力を被
    覆体の開閉に要する開閉力に変換するリンク機構を備え
    た自動販売機。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2記載の自動販売機
    において、駆動部が、操作部を操作する操作力で駆動さ
    れる空気ポンプと、この空気ポンプの空気圧で一方方向
    に伸縮する伸縮体とを備えた自動販売機。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2記載の自動販売機
    において、駆動部が、操作部の操作と連動し励磁・消磁
    される可動鉄心内蔵の電磁石を備えた自動販売機。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5記載の自動販売機
    において、被覆体が、一端を回動自在に機体に支持され
    た自動販売機。
JP28713293A 1993-11-17 1993-11-17 自動販売機 Pending JPH07141552A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28713293A JPH07141552A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28713293A JPH07141552A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 自動販売機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07141552A true JPH07141552A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17713486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28713293A Pending JPH07141552A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07141552A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006127373A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006127373A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機
JP4534720B2 (ja) * 2004-11-01 2010-09-01 パナソニック株式会社 自動販売機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2528480B1 (en) Video display for product merchandisers
KR100900292B1 (ko) 음식물 보관기기 및 그 제어방법
KR20090004141A (ko) 음식물 보관기기 및 그 제어방법
US3749279A (en) Apparatus for dispensing articles and registering charges therefor
WO2008088183A2 (en) Refrigerator and controlling method for the same
US1987835A (en) Vending machine
JP2008542884A (ja) 物品払出し装置
JPH07141552A (ja) 自動販売機
CN110992582B (zh) 陈列柜兼用自动售货机
JP4706579B2 (ja) 自動販売機
US3087649A (en) Refrigerated-sandwich merchandising machine
EP1256913A2 (en) Packaged product vending machine equipped with anti-theft provision
US1872779A (en) Display device for refrigerator installations
KR20200072975A (ko) 안전 포장육 배출서랍을 갖는 포장육 자동판매기
JP3671710B2 (ja) 移動仕切り装置を備えた自動販売機
JP2001101496A (ja) 自動販売機の商品取出口装置
JP4654956B2 (ja) 自動販売機
JP2022124888A (ja) 商品収納装置
TW201640453A (zh) 銷售點自動販賣機
JP4419314B2 (ja) 自動販売機の商品払出装置
KR200309395Y1 (ko) 공산품 및 식음료 겸용 소형자판기
JP3600090B2 (ja) 自動販売機の断熱仕切装置
JP2002099956A (ja) 自動販売機の販売口構造
JP3595040B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP5381540B2 (ja) 自動販売機