JPH07141310A - 通信データの状態変化検出方式 - Google Patents

通信データの状態変化検出方式

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JPH07141310A
JPH07141310A JP5289612A JP28961293A JPH07141310A JP H07141310 A JPH07141310 A JP H07141310A JP 5289612 A JP5289612 A JP 5289612A JP 28961293 A JP28961293 A JP 28961293A JP H07141310 A JPH07141310 A JP H07141310A
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JP
Japan
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communication data
communication
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Application number
JP5289612A
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English (en)
Inventor
Yasunari Suzumura
康成 鈴村
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信側処理装置での受信した通信データに対
する状態変化の検出処理負荷を軽減する。 【構成】 送信側処理装置1においてデータ領域30a
からの送信データと保持している前回送信時のデータ部
Fdのデータとを比較し両者が異なるときデータ更新回
数Cnを更新して送信データに付加して送信し、受信側
処理装置5では、受信したデータ更新回数Cnと予め更
新回数格納領域54bに格納している前回受信時のデー
タ更新回数Cnとを比較し、両者が異なるとき送信デー
タに状態変化が生じた可能性があるものとし、受信した
データとデータ領域70aに格納している前回受信時の
データとを比較してデータ比較処理を行い、両者が異な
るとき送信データに状態変化があったものと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ローカルエリ
アネットワークを構築する計算機システム等の通信回線
を介して接続された処理装置間でデータ通信を行う場合
等において、繰り返し伝送されるブロードキャストデー
タ等の通信データの状態変化検出方式の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ローカルエリアネットワ
ークを構築する計算機システム等、通信回線を介して接
続された処理装置間でデータ通信を行う場合において、
ブロードキャストデータの状態変化の検出を行う場合等
には、受信側処理装置では、ブロードキャストデータを
受信する毎に、受信データの変化をチェックしたり、或
いは、ブロードキャストデータを受信するタイミングを
検出することができない場合、又は、受信側処理装置の
処理能力が不足しているため、ブロードキャストデータ
を受信する毎に受信データの変化をチェックすることが
できない場合等には、予め設定した一定周期で受信デー
タの変化をチェックするようなされている。
【0003】また、受信側処理装置の処理能力が不足し
ているため、受信データ全てについて、その状態変化を
チェックすることができない場合、或いは、受信データ
の構成上、受信データ全てについてチェックすることが
不要な場合等には、受信データのうち、指定された一部
分のみのデータの変化をチェックするようになされてお
り、これら各チェック方法を適宜組み合わせてチェック
する等によって、ブロードキャストデータの状態変化の
検出を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の通信データの状態変化検出方式においては、例え
ば、ブロードキャストデータの状態変化の検出を高速で
行わなければならない場合、或いは、通信データの通信
周期が短くなったり、通信データのデータ量が多量な場
合等には、状態変化検出のための処理が極めて膨大にな
ってしまい、受信側処理装置での処理能力が低下してい
てしまう等の未解決の課題がある。
【0005】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
課題に着目してなされたものであり、受信側処理装置で
の受信データに対する状態変化の検出処理に係わる負荷
を軽減させることのできる通信データの状態変化検出方
式を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係わる通信データの状態変化検出方式
は、通信回線を介して接続された処理装置間で通信デー
タの授受を行い、処理装置の主記憶に格納されている通
信データを更新するか否かを判断するために、通信デー
タの状態変化を検出する通信データの状態変化検出方式
において、送信側処理装置で通信データ送信時に識別情
報付加手段によって通信データの変化状況を表す状態変
化識別情報を当該通信データに付加して送信し、受信側
処理装置で通信データに付加された状態変化識別情報を
順次識別情報格納手段に格納し、判定手段で前記識別情
報格納手段に格納されている前回受信時の状態変化識別
情報と新たに受信した状態変化識別情報とを比較し、両
者が不一致であるときに前回受信時の通信データと新た
に受信した通信データとを比較し通信データの状態変化
を検出するようにしたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に係わる通信データの状態
変化検出方式は、請求項1記載の状態変化識別情報は、
通信データの更新回数であることを特徴としている。ま
た、請求項3に係わる通信データの状態変化検出方式
は、請求項1記載の状態変化識別情報は、通信データに
対するバンク切替回数であることを特徴としている。
【0008】また、請求項4に係わる通信データの状態
変化検出方式は、通信回線を介して接続された処理装置
間で通信データの授受を行い、処理装置の主記憶に格納
されている通信データを更新するか否かを判断するため
に、通信データの状態変化を検出する通信データの状態
変化検出方式において、受信側処理装置で識別情報生成
手段によって、受信した通信データをもとに通信データ
の変化状況を表す状態変化識別情報を生成して識別情報
格納手段に格納し、通信データ受信時に判定手段によっ
て、前記識別情報格納手段に格納されている前回受信時
の状態変化識別情報と新たに生成した状態変化識別情報
とを比較し、両者が不一致であるときに前回受信時の通
信データと新たに受信した通信データとを比較し通信デ
ータの状態変化を検出するようにしたことを特徴として
いる。
【0009】また、請求項5に係わる通信データの状態
変化検出方式は、請求項1又は4記載の状態変化識別情
報は、通信データに対し誤り制御方式により生成したチ
ェックコードであることを特徴としている。さらに、請
求項6に係わる通信データの状態変化検出方式は、請求
項1又は4記載の状態変化識別情報は、異なる複数のア
ルゴリズムにより生成したチェックコードであることを
特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に係わる通信データの状態変化検出方
式は、送信側処理装置において通信データ送信時に、通
信データの変化状況を表す状態変化識別情報を識別情報
付加手段により生成し通信データに付加して伝送し、受
信側処理装置では、判定手段によって、受信した通信デ
ータに付加された状態変化識別情報と、前回通信データ
受信時に識別情報格納手段に格納した状態変化識別情報
とを比較し、両者が異なるとき、前回受信した通信デー
タと新たに受信した通信データとを比較する。
【0011】また、請求項2に係わる通信データの状態
変化検出方式は、送信側処理装置では、通信データの更
新回数をカウントし、これを状態変化識別情報として通
信データに付加して送信する。また、請求項3に係わる
通信データの状態変化検出方式は、送信側処理装置で
は、通信データに対するバンク切替回数をカウントし、
これを状態変化識別情報として通信データに付加して送
信する。
【0012】また、請求項4に係わる通信データの状態
変化検出方式は、受信側処理装置において、通信データ
受信時に、受信した通信データをもとにこの通信データ
の変化状況を表す状態変化識別情報を識別情報生成手段
によって生成し、判定手段によって、識別情報格納手段
に格納している前回通信データ受信時に生成した状態変
化識別情報と、新たに生成した状態変化識別情報とを比
較し、両者が異なるとき、前回受信時の通信データと新
たに受信した通信データとを比較する。
【0013】また、請求項5に係わる通信データの状態
変化検出方式は、通信データに対し、誤り制御方式によ
ってチェックコードを生成し、これを状態変化識別情報
とする。さらに、請求項6に係わる通信データの状態変
化検出方式は、異なる複数のアルゴリズムによりチェッ
クコードを生成し、これを状態変化識別情報とする。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。この第
1実施例は、送信するデータと前回送信時のデータとを
比較することにより生成したデータ更新回数を状態変化
識別情報として適用したものである。図1は、本発明の
第1実施例を示す概略構成図であり、本発明による通信
データの状態変化検出方式を適用したローカルエリアネ
ットワークを構築する計算機システムの概略構成を示し
たものである。
【0015】この計算機システムは、送信側処理装置1
と受信側処理装置5とから構成され、送信側処理装置1
と受信側処理装置5とは、通信回線3によって接続され
ている。送信側処理装置1は、通信回線3を介して受信
側処理装置5との通信制御を行う通信制御装置10と、
主記憶30に格納された演算処理プログラムに基づいて
所定の演算処理を行う演算処理部40とから構成され、
通信制御装置10と主記憶30と演算処理部40とは、
バス45を介して接続されている。
【0016】そして、演算処理部40は、演算処理プロ
グラムに基づいて所定の演算処理を行い、送信データを
主記憶30に形成されたデータ領域30aに格納すると
共に、データ送信時には、通信制御装置10に対しデー
タ送信要求を行う。通信制御装置10は、内部ROM1
1に格納された通信処理プログラムに基づいて受信側処
理装置5との通信制御処理を行う通信処理部12と、通
信処理部12からの通信開始指令に基づいて通信回線3
との回線制御処理を行う、回線制御部13と、内部メモ
リ14と、バス45との通信制御処理を行うバスインタ
フェース部15とから構成され、これらは内部バス16
を介して接続されている。
【0017】通信処理部12は、通信処理プログラムに
基づいて通信処理を行い、演算処理部40からデータ送
信要求を入力したとき、バスインタフェース部15を介
して主記憶30のデータ領域30aに格納された送信デ
ータを順次読み出し、送信データ領域14aに保持して
いる、データ送信要求で指定されたデータ番号Nの前回
送信時の通信データDsのデータ部Fdのデータ内容
と、データ領域30aから読み出した送信データとを比
較しながら通信データDsのデータ部Fdを更新し、送
信データとデータ部Fdのデータ内容とが同一でないと
き、通信データDsの状態変化識別情報としてのデータ
更新回数Cnを更新する。そして、回線制御部13に通
信開始指令及び通信データDsを出力し、回線制御部1
3から通信終了通知を入力したとき送信データの送信が
終了したことを認識する。
【0018】回線制御部13は、通信処理部12から通
信開始指令を入力したとき、通信回線3との回線制御処
理を行い、通信処理部12からの通信データDsに対す
るフレームチェックコードCHを、例えばサイクリック
方式によって生成し、通信データDsとフレームチェッ
クコードCHとからフレームFを形成して通信回線3に
送信し、送信終了後、通信終了通知を通信処理部12に
出力する。
【0019】図2は、フレームFの構成を示した概略図
である。フレームFは、ヘッダ部Fhと、送信データか
らなるデータ部Fdと、伝送誤り検出のための、例え
ば、サイクリック方式等によるチェックコードからなる
フレームチェックコードCHとから構成され、ヘッダ部
Fhとデータ部Fdとで通信データDsを形成してい
る。
【0020】そして、ヘッダ部Fhは、フレーム種別C
MDと、送信先の処理装置の局番を表す送信先局番Ad
と、送信元の処理装置の局番を表す送信元局番Asと、
送信データの更新回数を示すデータ更新回数Cnと、ブ
ロードキャストデータのデータ長を表すデータ長Bnと
から構成され、フレーム種別CMDは、このフレームF
がブロードキャストデータであることと、送信元局番A
sの処理装置の何番目に定義されているブロードキャス
トデータであるかを表すデータ番号Nとから形成されて
いる。
【0021】図3は、データ送信要求入力時の通信処理
部12の処理手順を示すフローチャートである。まず、
ステップS1において、演算処理部40からのデータ送
信要求で指定されたデータ番号Nの送信データを、デー
タ領域30aからバスインタフェース部15を介して順
次読み出し、送信データ領域14aに格納している前回
送信時の各通信データDsの中から指定されたデータ番
号Nに対応する通信データDsを読み出し、データ領域
30aから読み出した送信データと送信データ領域14
aから読み出したデータ番号Nのデータ部Fdのデータ
内容とを順次比較しながら、送信データ領域14aのデ
ータ部Fdにデータ領域30aから読み出した送信デー
タを格納する。
【0022】そして、ステップS2において、データ領
域30aから読み出した送信データと送信データ領域1
4aのデータ送信要求で指定されたデータ番号Nのデー
タ部Fdのデータ内容とが全て同一であったか否かを判
定し、これらが同一であった場合にはステップS4に移
行し、同一でなかった場合にはステップS3に移行す
る。
【0023】次いで、ステップS3では、送信データ領
域14aのデータ番号Nの前回送信時のヘッダ部Fhの
データ更新回数Cnを更新し、ステップS4に移行す
る。ステップS4では、回線制御部13に通信開始指令
を出力し、続いて、指定されたデータ番号Nの通信デー
タDsを送信し、ステップS5で、回線制御部13から
通信終了通知を入力したとき、処理を終了する。
【0024】ここで、ステップS1〜S3が識別情報付
加手段に対応している。一方、受信側処理装置5は、送
信側処理装置1とほぼ同様の構成であり、通信制御装置
50と主記憶70と演算処理部80とから構成され、こ
れらがバス85を介して接続されている。そして、演算
処理部80は、主記憶70に格納された演算処理プログ
ラム及びデータ領域70aに格納された受信したフレー
ムFに基づいて所定の処理を行う。
【0025】通信制御装置50は、内部ROM51に格
納された通信処理プログラムに基づいて所定の通信処理
を実行する通信処理部52と、通信処理部52からの通
信開始指令に基づいて、通信回線3との回線制御処理を
行う回線制御部53と、内部メモリ54と、バス85と
の通信処理を行うバスインタフェース部55とから構成
され、これらは、内部バス56を介して接続されてい
る。
【0026】そして、内部メモリ54には、受信したフ
レームFを格納する受信データ領域54aと、フレーム
Fのヘッダ部Fhのデータ更新回数Cnを格納する、識
別情報格納手段としての更新回数格納領域54bとが形
成されている。図4は、更新回数格納領域54bの構成
を示したものである。更新回数格納領域54bには、各
送信元処理装置からの通信データDsのデータ更新回数
Cnが、各送信元処理装置に付与された送信元局番As
とデータ番号Nとにより管理されて格納され、送信元局
番Asからのデータ番号Nの通信データDsの前回受信
時のデータ更新回数Cnが格納されている。
【0027】例えば、送信側処理装置1の送信元局番A
sを“0”、送信データのデータ番号Nを“2”とする
と、送信側処理装置1からのフレームFのデータ更新回
数Cnは、送信元局番“0”からのデータ番号2のデー
タとして管理される。通信処理部52は、内部ROM5
1に格納された通信処理プログラムに基づいて通信処理
を行い、予め設定した定周期で通信開始指令を回線制御
部53に出力し、回線制御部53から通信終了通知を入
力したとき、受信データ領域54aに格納した受信した
フレームFのデータ更新回数Cnと、更新回数格納領域
54bに格納している受信したフレームFで指定される
データ番号Nに対応する前回受信時のデータ更新回数C
nとを比較し、通信データDsの状態変化の検出を行
う。
【0028】回線制御部53は、通信処理部52からの
通信開始指令を入力したとき、通信回線3との回線制御
処理を行って自分宛のフレームFを受信し、これを受信
データ領域54aに格納する。図5は、フレームF受信
時の通信処理部52の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0029】通信回線3からフレームFを受信する場合
には、回線制御部53に通信開始指令を出力し、通信回
線3からフレームFを受信させる。そして、ステップS
11において、回線制御部53から通信終了通知を入力
したか否かを判定し、回線制御部53から通信終了通知
を入力した場合には、ステップS12に移行し、受信デ
ータ領域54aに格納されている受信したフレームFの
フレーム種別CMDと送信元局番Asとを参照し、フレ
ーム種別CMDで指定されているデータ番号Nと送信元
局番Asとに対応する前回受信時のデータ更新回数Cn
を、更新回数格納領域54bから求める。
【0030】次いで、ステップS13に移行し、受信し
たフレームFのデータ更新回数Cnと、更新回数格納領
域54bから求めた前回受信時のデータ更新回数Cnと
が同一であるか否かを判定し、これらが同一であるとき
処理を終了し、これらが同一でないときステップS14
に移行する。そして、ステップS14では、データ領域
70aに格納されている前回受信時の送信元局番Asか
らのデータ番号Nのデータを読み出し、読み出したデー
タと受信したフレームFのデータ部Fdのデータとを順
次比較して、データ比較処理を実行する。
【0031】ここで、データ比較処理は、従来行われて
いる状態変化検出処理と同様であり、受信したフレーム
Fのデータ部Fdのデータと、保持している前回受信時
のデータとを順次比較し、全てのデータが同一であるか
否かを判定するものである。次いで、ステップS15に
移行し、ステップS14でのデータ比較処理の結果、比
較した全てのデータが同一であったか否かを判定し、全
てのデータが同一であった場合には、データ部Fdに状
態変化は生じていないので、フレームF受信時の処理を
終了し、比較した全てのデータが同一でない場合にはス
テップS16に移行する。
【0032】ステップS16では、データ領域70aの
送信元局番Asからのデータ番号Nのデータを、受信し
たフレームFのデータ部Fdのデータ内容に更新し、次
いで、ステップS17において、演算処理部80に状変
通知を出力して受信したフレームFに状態変化があった
ことを通知する。そして、ステップS18では、更新回
数格納領域54bに格納されている送信元局番Asから
のデータ番号Nに対応する前回受信時のデータ更新回数
Cnを、受信したフレームFのデータ更新回数Cnのデ
ータ内容に更新し、フレームF受信時の処理を終了す
る。
【0033】ここで、ステップS11〜S18が判定手
段に対応している。したがって、送信側処理装置1から
データを送信する場合には、通信処理部12は、演算処
理部40からデータの送信要求を入力すると、データ領
域30aから指定されたデータ番号、例えば、データ番
号N1に該当する送信データD1を順次読み出し、読み
出した送信データD1と送信データ領域14aに格納さ
れている前回送信時のデータ番号N1のデータ部Fd0
のデータ内容とを順次比較しながら、送信データD1を
送信データ領域14aのデータ番号N1のデータ部Fd
に格納してデータ部Fd1とする。そして、このとき、
全てのデータが同一でない場合には、送信データに状態
変化があったものとし、送信データ領域14aの通信デ
ータDs1のデータ更新回数Cn0を更新してCn1と
し、回線制御部13に通信開始指令を出力し、その後、
通信データDs1を送信し、回線制御部13は、通信回
線3との回線制御を行い、通信データDs1に対するフ
レームチェックコードを生成してフレームF1を生成
し、通信回線3に送信する。
【0034】一方、受信側処理装置5では、通信処理部
52が予め設定された一定周期で、回線制御部53に通
信開始指令を出力し、回線制御部53では、通信開始指
令を入力したとき、通信回線3との回線制御を行って、
自分宛てのフレームF1を受信して受信データ領域54
aに格納し、通信終了通知を通信処理部52に出力す
る。
【0035】通信処理部52では、これをうけて受信デ
ータ領域54aに格納されたフレームF1から、送信元
局番As1と、フレーム種別CMD1で指定されている
データ番号N1とを求め、更新回数格納領域54bから
前回受信時の送信元局番As1からのデータ番号N1の
データ更新回数Cn0を求め、求めたデータ更新回数C
n0と、フレームF1のデータ更新回数Cn1とを比較
する。
【0036】この場合、データ更新回数Cn0とCn1
とは同一ではないので、データ領域70aに格納してい
る前回受信時の送信元局番As1からのデータ番号N1
のデータとフレームF1のデータ部Fd1のデータとを
順次比較してデータ比較処理を行い、この場合これらデ
ータは異なるので、データ領域70aの送信元局番As
1からのデータ番号N1のデータをフレームF1のデー
タ部Fd1のデータ内容に更新し、演算処理部80に状
変通知を行い、さらに、更新回数格納領域54bの送信
元局番As1からのデータ番号N1のデータ更新回数C
n0をCn1に更新し処理を終了する。
【0037】したがって、上記第1実施例によれば、送
信側処理装置1において、送信データのデータ比較処理
を行い、状態変化の有無をデータ更新回数Cnとして送
信データに付加して送信するので、受信側処理装置5で
は、送信データに付加されたデータ更新回数Cnの変化
を監視し、データ更新回数Cnが変化したときのみ、デ
ータ比較処理を実行すればよいので、従来に比べて、受
信側処理装置5でのフレームF受信時のデータの状態変
化検出のための処理を削減することができ、また、デー
タの状態変化をデータ更新回数Cnによって検出してい
るので、伝送エラー等により受信できないフレームFが
存在する場合でも、データの状態変化を確実に検出する
ことができる。
【0038】また、ブロードキャストデータは、同一の
フレームFを複数の処理装置で受信することが多いの
で、状態変化の有無を送信側処理装置で行ってその情報
を送信データに付加して送信することにより、各処理装
置でのフレームF受信時の処理量を軽減できることによ
って、計算機システムを効率よく作動させることができ
る。
【0039】なお、上記第1実施例においては、データ
部Fdが、1つのデータブロックから形成されている場
合について説明したが、複数のデータブロックから形成
されている場合には、ヘッダ部Fhに、各データブロッ
クに対応する数の更新回数格納領域を設け、各データブ
ロック毎に状態変化を検出するようにすることも可能で
ある。
【0040】また、上記第1実施例においては、送信側
処理装置1及び受信側処理装置5の2台の処理装置によ
って計算機システムを構築した場合について説明した
が、複数の処理装置によって構築された計算機システム
に適用することも可能であり、また、更新回数格納領域
54bと送信データ領域14aと受信データ領域54a
とを送信側処理装置1及び受信側処理装置5の両方に設
けることによって、双方向にデータ伝送を行うことがで
きる。
【0041】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。この第2実施例は、送信データ更新要求をもとに生
成したデータ更新回数を状態変化識別情報として適用し
たものである。図6は、第2実施例の概略構成を示した
ものであり、受信側処理装置5は上記第1実施例と同一
の機能構成を有し、送信側処理装置1は、送信データ更
新要求領域17が追加され、通信処理部12の処理手順
が異なるほかは第1実施例の構成を示す図1と同様であ
り、同一部には同一符号を付与している。
【0042】送信データ更新要求領域17は、送信側処
理装置1の内部バス16とバス45とに接続され、送信
データの更新を行うとき、演算処理部40によって、更
新するデータのデータ番号Nの送信データ更新要求がセ
ットされる。通信処理部12は、送信データ更新要求領
域17を常時監視し、送信データ更新要求領域17に演
算処理部40からデータ番号Nの送信データ更新要求が
セットされたとき、送信データ領域14aに格納してい
る前回送信時のデータ番号Nの通信データDsのヘッダ
部Fhの、状態変化識別情報としてのデータ更新回数C
nを更新し、また、データ部Fdをデータ領域30aか
ら読み出した送信データに更新して、新たに通信データ
Dsを生成する。そして、演算処理部40からデータ送
信要求があったとき、回線制御部13に通信開始指令を
出力し、続いて通信データDsを送信する。
【0043】回線制御部13は、通信処理部12から受
信した通信データDsに対して、例えば、サイクリック
方式等によってフレームチェックコードCHを生成し、
フレームFを生成して通信回線3に送信する。ここで、
フレームFは図2に示す上記第1実施例におけるフレー
ムFの構成と同一である。
【0044】図7は、通信処理部12の処理手順を示す
フローチャートである。まず、ステップS21におい
て、送信データ更新要求領域17に、演算処理部40に
よって送信データ更新要求がセットされたか否かを判定
する。そして、送信データ更新要求がセットされたと
き、ステップS22に移行し、送信データ更新要求がセ
ットされない場合には、ステップS24に移行する。
【0045】そして、ステップS22では、データ領域
30aに格納された送信データ更新要求で指定されたデ
ータ番号Nの送信データをバスインタフェース部15を
介して読み出し、送信データ領域14aに格納されてい
る、送信データ更新要求により指定されたデータ番号N
に該当する前回送信時の通信データDsのデータ部Fd
のデータを、データ領域30aから読み出した送信デー
タのデータ内容に更新する。
【0046】次いで、ステップS23に移行し、送信デ
ータ更新要求で指定されたデータ番号Nに該当する前回
送信時の通信データDsのヘッダ部Fhのデータ更新回
数Cnを更新し、ステップS24に移行する。ステップ
S24では、演算処理部40からデータ送信要求があっ
たか否かを判定し、データ送信要求があった場合にはス
テップS25に移行し、データ送信要求がない場合には
ステップS21に戻る。
【0047】次いで、ステップS25で、回線制御部1
3に通信開始指令を出力し、続いて、通信データDsを
送信し、ステップS26で、回線制御部13から通信終
了通知を入力したか否かを判定し、通信終了通知を入力
したとき、ステップS21に戻る。ここで、ステップS
21〜S23が識別情報付加手段に対応している。
【0048】したがって、例えば、送信側処理装置1に
おいて、データ番号N1の送信データを更新して送信す
る場合には、まず、演算処理部40において、更新する
送信データD1を生成してデータ領域30aに格納し、
データ番号N1の送信データ更新要求を送信データ更新
要求領域17にセットする。通信処理部12は、送信デ
ータ更新要求領域17にデータ番号N1の送信データ更
新要求がセットされたことを検出すると、データ領域3
0aの送信データD1を読み出し、送信データ領域14
aに格納している前回送信したデータ番号N1の通信デ
ータDs0のデータ部Fd0のデータを、読み出した送
信データD1に更新してデータ部Fd1とし、さらに通
信データDs0のデータ更新回数Cn0の値を更新して
Cn1とし、更新した通信データDs1を生成する。
【0049】そして、演算処理部40から通信処理部1
2に対してデータ送信要求を行い、これをうけて通信処
理部12が回線制御部13に通信開始指令を出力し、回
線制御部13が、通信データDs1に対してフレームチ
ェックコードCH1を生成し、フレームF1として通信
回線3に送信する。そして、受信側処理装置5では、上
記第1実施例と同様に処理を行う。
【0050】したがって、送信側処理装置1からデータ
送信時に、データ更新回数Cnを生成して送信データに
付加して送信し、受信側処理装置5において、前回受信
時のデータ更新回数Cnを保持しておき、送信データを
受信する毎に保持しているデータ更新回数Cnと受信し
たフレームFのデータ更新回数Cnとを比較し、これら
が同一でないときデータに状態変化があったものと判定
して、データ比較処理を行うようにすることによって、
受信側処理装置5でのデータの状態変化の検出処理に関
する処理量を削減することができる。
【0051】また、送信側処理装置1では、演算処理部
40からのデータ更新要求をもとにデータ更新回数Cn
を生成しているので、上記第1実施例に比べてデータ更
新回数Cn生成時の通信処理部12での処理を削減する
ことができる。さらに、送信データの状態変化をカウン
タ値で管理しているので、伝送エラー等により受信でき
ないフレームが存在した場合でも、データの状態変化を
正確に検出することができる。
【0052】なお、上記第2実施例においては、送信側
処理装置1及び受信側処理装置5の2台の処理装置によ
って計算機システムを構築した場合について説明した
が、複数の処理装置によって構築された計算機システム
に適用することも可能であり、また、更新回数格納領域
54b、送信データ更新要求領域17、送信データ領域
14a、受信データ領域54aを送信側処理装置1及び
受信側処理装置5の両方に設けることによって、双方向
のデータ伝送を行うことも可能である。
【0053】また、上記第2実施例においては、データ
部Fdが1つのブロックから形成された場合について説
明したが、データ部Fdが複数のブロックから形成され
ている場合には、各ブロック毎にデータ更新回数Cnを
カウントして送信し、更新回数格納領域54bにおい
て、各ブロック毎に、送信元局番Asとデータ番号Nと
により、データ更新回数Cnを管理して格納することに
よって、ブロック毎に送信データの状態変化の検出処理
を行うことも可能である。
【0054】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。この第3実施例は、バンクを切り替えることによっ
て送信データの更新を行う場合において、バンク切替回
数をもとに生成したデータ更新回数Cnを状態変化識別
情報として適用したものである。図8は、第3実施例の
概略構成を示したものであり、図1に示す上記第1実施
例の構成において、送信側処理装置1では、バスインタ
フェース部15が削除され、2バンクメモリ18及び送
信バンク切替要求領域19が追加され、内部メモリ14
の送信データ領域14aに代えてヘッダ部格納領域14
bが形成され、また、受信側処理装置5では、バスイン
タフェース部55が削除されて2バンクメモリ58が追
加され、内部メモリ54に、受信データ領域54aに代
えてヘッダ部格納領域54dが形成され、通信処理部1
2及び52の処理手順が異なるほかは、上記第1実施例
と同様であり、同一部には同一符号を付与している。
【0055】送信側処理装置1において、2バンクメモ
リ18は、内部バス16とバス45とに接続され、2バ
ンクメモリ18は、同一のアドレスが付与されたバンク
18aとバンク18bとから形成され、それぞれのバン
クには、送信データを格納する送信データ領域が形成さ
れている。そして、バンク18a及びバンク18bの一
方のバンクが、演算処理部40からアクセス可能なと
き、他方のバンクは、通信処理部12からアクセス可能
となる。
【0056】送信バンク切替要求領域19は、内部バス
16とバス45とに接続され、演算処理部40によっ
て、更新するデータのデータ番号Nに対応する送信デー
タ領域の、バンク18aとバンク18bとの切替を行う
送信バンク切替要求がセットされる。通信処理部12
は、送信バンク切替要求領域19を常時監視し、送信バ
ンク切替要求領域19にデータ番号Nの送信バンク切替
要求がセットされたとき、指定されたデータ番号Nに対
応する送信データ領域のバンク18aとバンク18bと
の切替を行い、内部メモリ14に形成されたヘッダ部格
納領域14bに格納しているデータ番号Nに該当するヘ
ッダ部Fhの各データ内容を更新し、演算処理部40か
らデータの送信要求があったとき、回線制御部53に通
信開始指令を出力し、ヘッダ部格納領域14bから読み
出した、送信バンク切替要求で指定されたデータ番号N
のヘッダ部Fdと2バンクメモリ18のアクセス可能な
バンクに格納された送信データとを読み出して回線制御
部13に送信する。
【0057】図9は、通信処理部12の処理手順を示し
たものであり、図7に示す上記第2実施例の処理手順と
同一の処理には、同一符号を付与してあり、図7のステ
ップS21、S22、S23、S25の処理が図9のス
テップS31、S32、S33、S34の処理にそれぞ
れ変更されている他は同一であり、ステップS31〜S
33が識別情報付加手段に対応している。
【0058】そして、ステップS31では、送信バンク
切替要求領域19に送信バンク切替要求がセットされた
か否かを判定し、送信バンク切替要求がセットされた場
合には、ステップS32に移行し、送信バンク切替要求
がセットされない場合には、ステップS24に移行す
る。ステップS32では、2バンクメモリ18の送信バ
ンク切替要求で指定されたデータ番号Nに該当する送信
データ領域のバンクの切り替えを行い、演算処理部40
からアクセス可能であったバンクが、通信処理部12か
らアクセス可能なように切り替える。
【0059】次いで、ステップS33に移行し、ヘッダ
部格納領域14bに格納されている各データ番号Nに対
するヘッダ部Fhの中の、送信バンク切替要求で指定さ
れたデータ番号Nに該当するヘッダ部Fhの、状態変化
識別情報としてのデータ更新回数Cnを更新し、ステッ
プS24に移行する。そして、ステップS34では、回
線制御部13に通信開始指令を出力し、ヘッダ部格納領
域14bから送信バンク切替要求で指定されたデータ番
号Nに対応するヘッダ部Fhを、また、2バンクメモリ
18から送信データを読み出して通信制御部13に送信
する。
【0060】一方、受信側処理装置5においては、2バ
ンクメモリ58は、内部バス56とバス85とに接続さ
れ、2バンクメモリ58は、同一のアドレスが付与され
たバンク58aとバンク58bとから形成され、それぞ
れのバンクには、受信データを格納する受信データ領域
が形成されている。そして、バンク58a及びバンク5
8bの一方のバンクが、演算処理部80からアクセス可
能なとき、他方のバンクは、通信処理部52からアクセ
ス可能となる。
【0061】また、内部メモリ54には、受信したフレ
ームFのヘッダ部Fhを格納するヘッダ部格納領域54
dと、前回受信時のフレームFのデータ更新回数Cnを
格納する、識別情報格納手段としての更新回数格納領域
54bとが形成されている。通信処理部52は、2バン
クメモリ18に格納した受信したフレームFのデータ番
号Nと送信元局番Asとから前回受信時のデータ更新回
数Cnを、更新回数格納領域54bから求め、受信した
フレームFのヘッダ部Fhのデータ更新回数Cnと前回
受信時のデータ更新回数Cnとを比較することによっ
て、上記第1実施例と同様に、データの状態変化の検出
処理を行う。
【0062】図10は、フレームF受信時の通信処理部
52の処理手順を示すフローチャートである。まず、ス
テップS41において、回線制御部53から通信終了通
知を入力したか否かを判定し、通信終了通知を入力した
場合にはステップS42に移行し、2バンクメモリ58
のアクセス可能なバンクから、受信したフレームFのヘ
ッダ部Fhを読み出してヘッダ部格納領域54dに格納
する。
【0063】次いで、ステップS43に移行し、ヘッダ
部Fhから、データ番号N及び送信元局番Asを求め、
これらに基づいて、更新回数格納領域54bに格納され
ている前回受信時の送信元局番Asからのデータ番号N
のデータ更新回数Cnを求める。そして、ステップS4
4において、更新回数格納領域54bから求めたデータ
更新回数Cnと、受信したフレームFのデータ更新回数
Cnとが同一であるか判定し、同一である場合には、受
信したデータに状態変化はなかったものと判定して処理
を終了し、同一でない場合にはステップS45に移行
し、2バンクメモリ58の通信処理部52からアクセス
可能なバンクに格納されている、受信したフレームFの
データ部Fdのデータと、他方のバンクに格納されてい
る前回受信時のデータ番号Nに該当するデータ部Fdの
データとに対してデータ比較処理を行う。
【0064】そして、ステップS46において、ステッ
プS45でのデータ比較処理の結果、全てのデータが同
一であったか否かを判定し、全てのデータが同一である
場合には処理を終了し、全てのデータが同一でない場合
にはステップS47に移行し、2バンクメモリ58の送
信元局番Asからのデータ番号Nに対応する送信データ
領域の切替を行い、次いで、ステップS48で、演算処
理部80に対して状変通知を行い、ステップS49にお
いて、更新回数格納領域54bの送信元局番Asからの
データ番号Nのデータ更新回数Cnを更新して処理を終
了する。
【0065】ここで、ステップS41〜S49が判定手
段に対応している。したがって、例えば、送信側処理装
置1で送信データの更新を行う場合には、演算処理部4
0が、2バンクメモリ18でアクセス可能なバンク、例
えば、バンク18aのデータ番号N1のデータ部Fd1
のデータ内容を更新し、送信バンク切替要求領域19に
データ番号N1の送信バンク切替要求をセットする。
【0066】通信処理部12では、送信バンク切替要求
領域19にデータ番号N1の送信バンク切替要求がセッ
トされたことを検出すると、バンク18aのデータ番号
N1の送信データが格納された送信データ領域のバンク
の切替を行い、これによって、通信処理部52が、更新
したデータ番号N1の送信データが格納されたバンク1
8aに対してアクセスすることが可能になる。
【0067】そして、ヘッダ部格納領域14bに格納さ
れた、データ番号N1に対するヘッダ部Fhのデータ更
新回数Cnを更新する。次いで、データ番号N1のデー
タを送信する場合には、通信処理部12がバンク18a
の送信データ領域のデータ番号N1のデータ部Fdとヘ
ッダ部格納領域14bに格納されたデータ番号N1のヘ
ッダ部Fh1とを回線制御部13に送信し、回線制御部
13において、ヘッダ部Fh1とデータ部Fd1とに対
するフレームチェックコードCH1を生成してフレーム
F1として通信回線3に送信する。
【0068】一方、受信側処理装置5では、通信回線3
からフレームF1を受信し、受信したフレームF1を2
バンクメモリ58の、例えば、バンク58aに格納す
る。そして、通信処理部52が、回線制御部53から通
信終了通知を受信すると、バンク58aに格納したフレ
ームF1のヘッダ部Fh1を読み出してヘッダ部格納領
域54dに格納し、ヘッダ部Fh1から送信元局番As
1とデータ番号N1とを求め、これらをもとに、更新回
数格納領域54bから前回受信時のデータ更新回数Cn
0を求める。
【0069】そして、フレームF1のデータ更新回数C
n1と更新回数格納領域54bから求めたデータ更新回
数Cn0とを比較し、この場合、両者が異なるので、デ
ータ番号N1のデータ内容に状態変化があったものと判
定し、2バンクメモリ58のバンク58aに格納されて
いるフレームF1のデータ内容と、バンク58bに格納
されている前回受信時のデータ内容とを順次比較してデ
ータ比較処理を行う。
【0070】そして、この場合、データ比較処理の結
果、全てのデータが同一ではないので、2バンクメモリ
58を切り替え、これによって、演算処理部80が、フ
レームF1が格納されているバンク58aとアクセス可
能となる。また、更新回数格納領域54bの送信元局番
As1からのデータ番号N1のデータに対するデータ更
新回数Cn0をCn1に更新し、演算処理部80にデー
タ番号N1のデータに状態変化があったことを通知し、
処理を終了する。
【0071】したがって、上記第3実施例においては、
送信側処理装置1において2バンクメモリ18を切り替
える回数をカウントしてデータ更新回数Cnとして送信
し、受信側処理装置5において、前回受信時と今回受信
時のデータ更新回数Cnを比較することによって、デー
タの状態変化を検出し、受信側処理装置5では、データ
更新回数Cnが異なるときのみ、データ比較処理を実行
すればよいので、受信側処理装置5におけるデータの状
態変化検出のための処理を軽減することができ、受信側
処理装置5の処理効率を向上させることができる。
【0072】なお、上記第3実施例においては、送信側
処理装置1及び受信側処理装置5の2台の処理装置によ
って計算機システムを構築した場合について説明した
が、複数の処理装置によって構築された計算機システム
に適用することも可能であり、また、送信バンク切替要
求領域19、更新回数格納領域54bを送信側処理装置
1及び受信側処理装置5の両方にそれぞれ設けることに
よって、双方向のデータ伝送を行うことも可能である。
【0073】また、上記第3実施例においては、データ
部Fdが1つのブロックから形成された場合について説
明したが、データ部Fdが複数のブロックから形成され
ている場合には、各ブロック毎にデータ更新回数をカウ
ントし、送信側処理装置1から各ブロックのデータ更新
回数を送信し、更新回数格納領域54bにおいて、各ブ
ロック毎に、送信元局番Asとデータ番号Nとによって
データ更新回数を格納しておくことによって、ブロック
毎にデータの状態変化の検出処理を行うことができる。
【0074】さらに、送信データの状態変化をカウンタ
値で管理しているので、伝送エラー等により受信できな
いフレームが存在した場合でも、データの状態変化を正
確に検出することができる。次に、本発明の第4実施例
について説明する。この第4実施例は、データ伝送時に
伝送誤り検出のために付加されているフレームチェック
コードを状態変化識別情報として適用したものである。
【0075】図11は、第4実施例の概略構成を示した
ものであり、上記第1実施例の構成において、受信側処
理装置5の内部メモリ54において、更新回数格納領域
54bに代えてチェックコード格納領域54cを形成
し、通信処理部52の処理手順が異なるほかは、上記第
1実施例と同一であり、同一部には同一符号を付与して
いる。
【0076】送信側処理装置1は、上記第1実施例と同
一の機能構成である。そして、回線制御部13が識別情
報付加手段に対応しており、通信処理部12からの通信
データDsに対し、状態変化識別情報としてのフレーム
チェックコードCHを、例えばサイクリック方式等によ
って生成し、ヘッダ部Fhとデータ部Fdとフレームチ
ェックコードCHとからフレームFを形成して通信回線
3に送信する。
【0077】図12は、フレームFの構成を示した概略
図であり、図2に示す上記第1実施例のフレームFの構
成において、データ更新回数Cnを削除したほかは同一
であり、同一部には同一符号を付与している。一方、受
信側処理装置5の、内部メモリ54には、受信データ領
域54aと、受信したフレームFのフレームチェックコ
ードCHを格納する、識別情報格納手段としてのチェッ
クコード格納領域54cとが形成されている。
【0078】チェックコード格納領域54cは、図4に
示す上記第1実施例の更新回数格納領域54bの構成に
おいて、データ更新回数Cnに代えてフレームチェック
コードCHを格納するようにしたものである。通信処理
部52は、内部ROM51に格納された通信処理プログ
ラムに基づいて通信処理を行い、予め設定した定周期で
通信開始指令を回線制御部53に出力し、回線制御部5
3から通信終了通知を入力したとき、受信データ領域5
4aに格納した受信したフレームFのフレームチェック
コードCHと、チェックコード格納領域54cに格納し
ている受信したフレームFに対応する前回受信時のフレ
ームチェックコードCHとを比較し、通信データの状態
変化の検出を行う。
【0079】図13は、フレームF受信時の通信処理部
52の処理手順を示したものであり、図5に示す上記第
1実施例の処理手順と同一の処理には同一符号を付与し
てあり、図5のステップS12、S13、S18の処理
がステップS51、S52、S54の処理にそれぞれ変
更され、ステップS53の処理が追加された他は同一で
あり、ステップS11、ステップS14〜S17、ステ
ップS51〜S54が判定手段に対応している。
【0080】そして、ステップS51では、受信データ
領域54aに格納されている受信したフレームFのフレ
ーム種別CMDと送信元局番Asとを参照し、フレーム
種別CMDで指定されているデータ番号Nと送信元局番
Asとに対応する前回受信時のフレームチェックコード
CHをチェックコード格納領域54cから求める。次い
で、ステップS52に移行し、受信したフレームFのフ
レームチェックコードCHと、チェックコード格納領域
54cから求めた前回受信時のフレームチェックコード
CHとが同一であるか否かを判定し、これらが同一でな
いとき、ステップS14に移行し、これらが同一である
ときステップS53に移行する。
【0081】そして、ステップS53では、受信したフ
レームFで指定される送信元局番Asからのデータ番号
Nの送信データに対して、前回データ比較処理を実行し
てから予め設定した一定時間経過しているか否かを判定
し、一定時間経過している場合には、ステップS14に
移行し、一定時間経過していない場合には、フレームF
受信時の処理を終了する。
【0082】そして、ステップS54では、チェックコ
ード格納領域54cに格納されている送信元局番Asか
らのデータ番号Nに対応する前回受信時のフレームチェ
ックコードCHを、受信したフレームFのフレームチェ
ックコードCHのデータ内容に更新し、フレームF受信
時の処理を終了する。したがって、例えば、送信側処理
装置1から、データを送信する場合には、上記第1実施
例と同様にして、回線制御部13が通信処理部12から
の通信データDs1に対してフレームチェックコードC
H1を生成し、通信データDs1とフレームチェックコ
ードCH1とでフレームF1を生成して送信し、受信側
処理装置5では、通信処理部52が、受信データ領域5
4aに格納されたフレームF1から、送信元局番As1
とフレーム種別CMD1で指定されているデータ番号N
1とを求め、チェックコード格納領域54cから送信元
局番As1からのデータ番号N1に該当する、前回受信
時のフレームチェックコードCH0を求める。
【0083】そして、求めたフレームチェックコードC
H0と、受信したフレームF1のフレームチェックコー
ドCH1とを比較する。例えば、フレームチェックコー
ドCH0とCH1とは同一でないとすると、データ部F
d1のデータ内容に状態変化があるものとし、通信処理
部52は、データ領域70aに格納している前回受信時
の送信元局番As1からのデータ番号N1のデータ内容
を読み出し、フレームF1のデータ部Fd1のデータ内
容と順次比較してデータ比較処理を行う。
【0084】そして、データ比較処理によって、データ
部Fd1のデータと前回受信時のデータとが全て同一で
ある場合には、データ部Fd1のデータ内容に変化はな
いものとして処理を終了する。そして、比較した全ての
データが同一でない場合には、データ領域70aの送信
元局番As1からのデータ番号N1のデータをデータ部
Fd1のデータ内容に更新し、演算処理部80に状変通
知を行い、チェックコード格納領域54cの送信元局番
As1からのデータ番号N1に該当するフレームチェッ
クコードCH0をフレームチェックコードCH1に更新
し、処理を終了する。
【0085】ここで、フレームチェックコードCH0
と、フレームチェックコードCH1とが同一である場合
には、送信元局番As1からのデータ番号N1のデータ
に対し、前回データ比較処理を行ってから、予め設定し
た一定時間経過したか否かを判定し、一定時間経過して
いなければ処理を終了し、一定時間経過している場合に
は、データ領域70aの送信元局番As1からのデータ
番号N1のデータとデータ部Fd1のデータとに対し、
データ比較処理を行い、これらデータが同一でない場合
には、データ部Fd1のデータに状態変化があったもの
として上記と同様に処理を行い、データが同一である場
合には、処理を終了する。
【0086】したがって、受信側処理装置5では、送信
側処理装置1からデータ送信時に付加されるフレームチ
ェックコードCHをチェックコード格納領域54cに格
納しておき、フレームF受信時には、フレームFのフレ
ームチェックコードCHと、チェックコード格納領域5
4cに格納している受信したフレームFに対応する前回
受信時のフレームチェックコードCHとを比較し、これ
らが同一でないときデータ部Fdに状態変化があるもの
と判定し、データ比較処理を行うので、フレームFを受
信する毎に、データ部Fdのデータそれぞれに対してデ
ータ比較処理を実行する必要がなく、受信側処理装置5
での状態変化の検出に関する処理量を軽減することがで
き、従来のように、一定間隔毎に状変検出処理を実行す
る場合と同等の状変検出性能を、より少ない処理量で実
現することができ、受信側処理装置5の性能を向上させ
ることができる。
【0087】また、受信したフレームFのフレームチェ
ックコードCHと、受信したフレームFに対応する前回
受信時のフレームチェックコードCHとが同一である場
合でも、該当するデータに対し、前回データ比較処理を
実行してから一定時間経過している場合には、受信した
フレームFのデータ部Fdのデータと、データ領域70
aに格納された前回受信したフレームFに対応するデー
タとに対してデータ比較処理を行うことにより、フレー
ムチェックコードCHの算出方法によっては、データの
状態変化を検出することができない場合でも、フレーム
Fの状態変化の検出を確実に行うことができる。
【0088】なお、上記第4実施例においては、データ
比較処理をデータ部Fdの全てのデータに対して行って
いるが、一部のデータについてのみ、データ比較処理を
行うようにすることも可能である。また、上記第4実施
例においては、送信側処理装置1及び受信側処理装置5
の2台の処理装置によって計算機システムを構築した場
合について説明したが、複数の処理装置によって構築さ
れた計算機システムに適用することも可能であり、ま
た、チェックコード格納領域54c、送信データ領域1
4a、受信データ領域54aを送信側処理装置1及び受
信側処理装置5の両方に設けることによって、双方向の
データ通信を行うことも可能である。
【0089】次に、本発明の第5実施例を説明する。こ
の第5実施例は、第4実施例では状態変化識別情報とし
てフレームFのヘッダ部Fhとデータ部Fdとに対する
フレームチェックコードCHを適用したのに対し、第2
実施例では、ヘッダ部Fdに対するチェックコードCH
0 とデータ部Fdに対するチェックコードCH1 とを生
成し、状態変化識別情報としてデータ部Fdに対するチ
ェックコードCH1 を適用したものである。そして、送
信側処理装置1及び受信側処理装置5の構成は、図11
に示す第4実施例の構成と同様であり、送信側処理装置
1の回線制御部13及び受信側処理装置5の通信処理部
52の処理手順が異なるほかは第4実施例と同様であ
る。
【0090】送信側処理装置1では、識別情報付加手段
としての回線制御部13は、通信処理部12から通信開
始指令を入力し、通信データDsを入力すると、通信デ
ータDsのヘッダ部Fhに対するチェックコードCH0
と、データ部Fdに対する、状態変化識別情報としての
チェックコードCH1 とを、例えば、サイクリック方式
等によって生成し、図14に示すように、ヘッダ部F
h、ヘッダ部FhのチェックコードCH0 、データ部F
d、データ部FdのチェックコードCH1 とからフレー
ムFを形成し、通信回線3に送信する。
【0091】ここで、ヘッダ部Fh、及びデータ部Fd
のデータ内容は上記第4実施例と同様である。一方、受
信側処理装置5では、通信処理部52は、識別情報格納
手段としてのチェックコード格納領域54cに、データ
部Fdに対するチェックコードCH1を格納しておき、
回線制御部53からの通信終了通知を入力した場合に
は、受信データ領域54aに格納している前回受信時の
受信したフレームFに対応するチェックコードCH1
求めて、これらをもとに、上記第4実施例と同様に状態
変化の検出処理を行う。
【0092】図15は、フレームF受信時の通信処理部
52の処理手順を示したものであり、図13に示す上記
第4実施例の処理手順と同一の処理には同一符号を付与
してあり、図13のステップS51、S52、S54の
処理が図15のステップS61、S62、S63の処理
にそれぞれ変更されている他は同一であり、ステップS
11、ステップS14〜S17、ステップS53、ステ
ップS61〜S63が判定手段に対応している。
【0093】そして、ステップS61では、受信データ
領域54aに格納している受信したフレームFを読み出
してヘッダ部Fhを参照し、チェックコード格納領域5
4cから送信元局番Asとデータ番号Nとに対応する前
回受信時のチェックコードCH1 を求め、次いで、ステ
ップS62において、求めた前回受信時のチェックコー
ドCH1 と、フレームFのチェックコードCH1 とが同
一であるかを比較し、同一であるとき、ステップS53
に移行し、同一でない場合には、ステップS14に移行
する。
【0094】そして、ステップS63では、チェックコ
ード格納領域54cに格納されている送信元局番Asか
らのデータ番号Nに対応するチェックコードCH1 を、
受信したフレームFのチェックコードCH1 のデータ内
容に更新し、フレームF受信時の処理を終了する。した
がって、送信側処理装置1からデータを送信する場合に
は、上記第4実施例と同様に、通信処理部12におい
て、送信データ領域14aから通信データDsを読み出
して回線制御部13に送信する。そして、回線制御部1
3では、データ部Fd1に対するチェックコードCH1
1と、ヘッダ部Fh1に対するチェックコードCH0
とを、例えば、サイクリック方式等によって生成し、ヘ
ッダ部Fh1とチェックコードCH0 1とデータ部Fd
1とチェックコードCH1 1とからフレームF1を生成
して通信回線3に送信する。
【0095】受信側処理装置5では、上記第4実施例と
同様にしてフレームF1を受信し、通信処理部52で
は、受信データ領域54aに格納されたフレームF1か
ら、伝送元局番As1と、フレーム種別CMD1からデ
ータ番号N1とを求め、チェックコード格納領域54c
に格納された前回受信時のチェックコードから、送信元
局番As1からのデータ番号N1に該当するチェックコ
ードCH1 0を求める。
【0096】そして、通信処理部52は、前回受信時の
チェックコードCH1 0と、フレームF1のチェックコ
ードCH1 1とを比較し、これらが異なるとき、受信デ
ータ領域54aに格納したフレームF1のデータ部Fd
1と、データ領域70aに格納している前回受信したデ
ータとに対してデータ比較処理を実行し、状態変化を検
出した場合には、演算処理部80に対して状変通知を行
い、データ領域70aに格納している送信元局番As1
からのデータ番号N1のデータ及び、チェックコード格
納領域54cの送信元局番As1からのデータ番号N1
のデータに対するチェックコードCH1 0を、それぞれ
フレームF1のデータに更新し処理を終了する。
【0097】そして、フレームF1のチェックコードC
1 1とチェックコード格納領域54cのチェックコー
ドCH1 0とが同一である場合には、送信元局番As1
からのデータ番号N1のデータに対して前回データ比較
処理を実行してから一定時間経過したか否かを判定し、
一定時間経過していない場合には処理を終了し、一定時
間経過している場合には、データ領域70aに格納して
いる送信元局番As1からのデータ番号N1の前回受信
時のデータと受信したフレームF1のデータ部Fd1の
データとを比較してデータ比較処理を行う。
【0098】したがって、上記第5実施例によれば、上
記第4実施例と同様に、受信側処理装置5での状態変化
検出に係わる処理量を軽減することができ、また、デー
タ部Fdのみに対するチェックコードCH1 によって状
態変化の可能性の有無を検出することによって、上記第
4実施例のようにヘッダ部Fhとデータ部Fdとに対す
るフレームチェックコードCHにより状態変化の可能性
の有無を検出する場合に比べて、より高精度にデータ部
Fdの状態変化を検出することができる。
【0099】なお、上記第5実施例においては、データ
部Fdが、1ブロックから形成されている場合について
説明したが、データ部Fdが複数のブロックから形成さ
れている場合には、図16に示すように、送信側処理装
置1において、ヘッダ部Fhに対するチェックコードC
0 、データブロック1に対するチェックコードC
1 、データブロック2に対するチェックコードC
2 、……、データブロックLに対するチェックコード
CHL というように、各データブロックに対してチェッ
クコードを生成してフレームFを形成し、受信側処理装
置5では、各データブロックに対するチェックコードを
保持しておき、各データブロック毎にチェックコードが
同一であるか否かを判定し、同一でない場合には、該当
するデータブロックのデータに対してのみ、データ領域
70aに格納している前回受信時のデータと比較しデー
タ比較処理を実行することも可能である。
【0100】また、上記第5実施例においては、データ
比較処理をデータ部Fdの全てのデータに対して行うよ
うになされているが、一部のデータについてのみ、デー
タ比較処理を行うようにすることも可能である。さら
に、上記第5実施例においては、送信側処理装置1及び
受信側処理装置5の2台の処理装置によって計算機シス
テムを構築した場合について説明したが、複数の処理装
置によって構築された計算機システムに適用することも
可能であり、また、チェックコード格納領域54c、送
信データ領域14a、受信データ領域54aを送信側処
理装置1及び受信側処理装置5の両方に設けることによ
って、双方向のデータ通信を行うことも可能である。
【0101】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。この第6実施例は、上記第4及び5実施例が、状態
変化識別情報として、送信側処理装置1で生成したフレ
ームチェックコードCHを適用しているのに対し、第6
実施例では、受信側処理装置5において生成した、デー
タ部Fdに対するチェックコードCH1 を適用したもの
である。
【0102】図17は、第6実施例の概略構成を示した
ものであり、図11に示す上記第4実施例の構成におい
て、受信側処理装置5の通信制御装置50にチェックコ
ード生成回路57が追加され、通信処理部52での処理
手順が異なるほかは、上記第4実施例の構成と同様であ
り、同一部には同一の符号を付与している。識別情報生
成手段としてのチェックコード生成回路57は、通信回
線3及び内部バス56と接続され、通信回線3からブロ
ードキャストデータのフレームFを受信し、入力したフ
レームFのデータ部Fdに対する、状態変化識別情報と
してのチェックコードCH1 を、例えば、サイクリック
方式によって生成し、チェックコード生成回路57に形
成されたチェックコード表示部57aに表示すると共
に、通信処理部12の演算終了通知を出力し、チェック
コードの生成が終了したことを通知する。
【0103】ここで、フレームFは、図12に示す上記
第4実施例の構成と同一であり、チェックコード生成回
路57では、受信したフレームFのヘッダ部Fhのフレ
ーム種別CMDを参照することによって受信したフレー
ムFがブロードキャストデータであるか否かを判定す
る。通信処理部52は、前回受信時にチェックコード生
成回路57で生成したチェックコードCH1 を識別情報
格納手段としてのチェックコード格納領域54cに格納
し、通信データ受信時には、チェックコード生成回路5
7で生成したチェックコードCH1 と、チェックコード
格納領域54cに格納している前回受信時の受信したフ
レームFに対応するチェックコードCH1 を求め、これ
らをもとに上記第1実施例と同様に状態変化の検出処理
を行う。
【0104】図18は、フレームF受信時の通信処理部
52の処理手順を示したものであり、図13に示す上記
第4実施例の処理手順と同一の処理には同一符号を付与
してあり、図13のステップS51、S52、S54の
処理が図18のステップS71、S72、S73の処理
にそれぞれ変更されている他は同一であり、ステップS
11、ステップS14〜S17、ステップS53、ステ
ップS71〜S73が判定手段に対応している。
【0105】そして、ステップS71では、受信データ
領域54aに格納している受信したフレームFを読み出
してヘッダ部Fhを参照し、チェックコード格納領域5
4cから送信元局番Asとデータ番号Nとに対応する前
回受信時のチェックコードCH1 を求め、次いで、ステ
ップS72において、チェックコード格納領域54cか
ら求めたチェックコードCH1 と、チェックコード生成
回路57から演算終了通知を入力後のチェックコード生
成回路57で生成したチェックコードCH1 とを比較
し、これらが同一であるか否かを判定し、これらが同一
である場合には、ステップS53に移行し、同一でない
場合には、ステップS14に移行する。
【0106】そして、ステップS73では、チェックコ
ード格納領域54cのフレームFで指定される送信元局
番Asからのデータ番号Nに該当する前回受信時のチェ
ックコードCH1 を、チェックコード生成回路57で生
成したチェックコードCH1のデータ内容に更新する。
したがって、例えば、送信側処理装置1からブロードキ
ャストデータを送信する場合には、上記第1実施例と同
様に、フレームF1を生成して通信回線3に送信し、こ
れを受信側処理装置5で受信して受信データ領域54a
に格納する。
【0107】そして、チェックコード生成回路57はフ
レームF1を受信してそのヘッダ部Fh1のフレーム種
別CMD1からブロードキャストデータであることを確
認し、フレームF1のデータ部Fd1に対して、例え
ば、サイクリック方式によって、チェックコードCH1
1を生成し、チェックコード表示部57aに表示し、通
信処理部52に演算終了通知を出力する。
【0108】通信処理部52は、受信データ領域54a
に格納したフレームF1のヘッダ部Fh1の送信元局番
As1と、フレーム種別CMD1のデータ番号N1とか
らチェックコード格納領域54cに格納した、前回受信
時の送信元局番As1からのデータ番号N1のチェック
コードCH1 0を求め、求めたチェックコードCH1
とチェックコード生成回路57で生成したチェックコー
ドCH1 1とを比較し、これらが同一でないとき、デー
タ部Fd1に状態変化があったものとし、受信データ領
域54aのデータ部Fd1のデータと、データ領域70
aに格納している送信元局番As1からのデータ番号N
1の前回受信時のデータとを比較してデータ比較処理を
行う。
【0109】そして、データ比較処理の結果、チェック
コードCH1 0と、チェックコードCH1 1とが同一で
ある場合には、送信元局番As1からのデータ番号N1
のデータに対するデータ比較処理を前回行ってから一定
時間経過したか否かを判定し、一定時間経過した場合に
は、データ比較処理を行い、一定時間経過していない場
合には状態変化の検出処理を終了する。
【0110】したがって、上記第6実施例によれば、受
信側処理装置5において受信したフレームFのデータ部
Fdに対するチェックコードCH1 を生成して保持し、
前回受信時のチェックコードCH1 と、今回受信したデ
ータに対して生成したチェックコードCH1 とを比較
し、これらが同一でないとき状態変化の可能性があるも
のとしてデータ比較処理を行うことにより、データ部F
dの状態変化の可能性がある場合にのみデータ比較処理
を行うので、受信側処理装置5でのデータの状態変化の
検出処理に対する処理量を軽減することができる。
【0111】また、チェックコードCH1 が同一である
場合でも、該当するデータに対して一定時間、データ比
較処理を実行していない場合には、データ比較処理を実
行するようになされているので、データの状態変化を高
精度で検出することができ、従来よりもより少ない処理
量で従来と同等の性能で状態変化の検出を行うことがで
きる。
【0112】さらに、状態変化の検出処理を受信側処理
装置5のみで行うので、送信側処理装置1の処理量を増
加させることなく、受信側処理装置5の状態変化の検出
処理量を軽減することができる。なお、上記第6実施例
においては、データ比較処理をデータ部Fdの全てのデ
ータに対して行っているが、一部のデータについての
み、データ比較処理を行うようにすることも可能であ
る。
【0113】また、上記第6実施例においては、データ
部Fdが、1ブロックから形成されている場合について
説明したが、データ部Fdが複数のブロックから形成さ
れている場合には、各データブロックに対してチェック
コードを生成して保持しておき、各データブロック毎に
チェックコードが同一であるか否かを判定し、同一でな
い場合には、該当するデータブロックのデータに対して
のみ、データ比較処理を実行することも可能である。
【0114】さらに、上記第6実施例においては、送信
側処理装置1及び受信側処理装置5の2台の処理装置に
よって計算機システムを構築した場合について説明した
が、複数の処理装置によって構築された計算機システム
に適用することも可能であり、また、チェックコード格
納領域54c、チェックコード生成回路57、送信デー
タ領域14a、受信データ領域54aを送信側処理装置
1及び受信側処理装置5の両方に設けることにより、双
方向のデータ伝送を行うことが可能である。
【0115】次に、本発明の第7実施例について説明す
る。この第7実施例は、第6実施例が、状態変化識別情
報として1つの方式により生成したチェックコードを適
用しているのに対し、第7実施例では、状態変化識別情
報として複数の方式により生成したチェックコードを適
用したものである。図19は、第7実施例の構成を示し
たものであり、図17に示す第6実施例の構成におい
て、チェックコード生成回路57を複数設け、受信側処
理装置5の通信処理部52の処理手順が異なるほかは、
第6実施例と同様であり、同一部分には同一符号を付与
している。
【0116】識別情報生成手段としてのチェックコード
生成回路571 〜57n は、上記第6実施例のチェック
コード生成回路57と同一構成であり、各チェックコー
ド生成回路571 〜57n は、それぞれ、チェックコー
ド表示部57a1 〜57anを有し、各チェックコード
生成回路571 〜57n は、生成多項式の異なるサイク
リック方式、パリティチェック方式、チェックサム方式
等、それぞれ異なるアルゴリズムのチェック方式で、状
態変化識別情報としてのチェックコードCH11〜CH1n
を生成し、各チェックコード表示部57a1 〜57an
に表示する。
【0117】そして、通信処理部52は、データ受信時
には、受信データ領域54aに格納した受信したフレー
ムFから、送信元局番As及びコマンド種別CMDから
データ番号Nを求め、各チェックコード生成回路571
〜57n 毎の前回受信時のチェックコードCH11〜CH
1nが格納されている、識別情報格納手段としてのチェッ
クコード格納領域54cから該当するチェックコードC
11〜CH1nを求め、これらをもとに、上記第6実施例
と同様に状態変化の検出処理を行う。
【0118】ここで、チェックコード格納領域54c
は、図20に示すように、チェックコード生成回路の数
に対応した格納領域が形成され、各チェックコードCH
11〜CH1n毎に、送信元局番Asとデータ番号Nとによ
り管理されている。図21は、フレームF受信時の通信
処理部52の処理手順を示したものであり、図18に示
す上記第6実施例の処理手順と同一の処理には同一符号
を付与してあり、図18のステップS71、S72、S
73の処理が図21のステップS81、S82、S83
の処理にそれぞれ変更されている他は同一であり、ステ
ップS11、ステップS14〜S17、ステップS5
3、ステップS81〜S83が判定手段に対応してい
る。
【0119】そして、ステップS81では、受信データ
領域54aに格納している受信したフレームFを読み出
してヘッダ部Fhを参照し、チェックコード格納領域5
4cから送信元局番Asとデータ番号Nとに対応する前
回受信時の各チェックコードCH11〜CH1nを求め、次
いで、ステップS82において、演算終了通知を入力し
たチェックコード生成回路571 〜57n で求めた各チ
ェックコードCH11〜CH1nと、チェックコード格納領
域54cから求めたチェックコードCH11〜CH1nとを
比較し、これらが全て同一であるか否かを判定し、これ
らが全て同一である場合にはステップS53に移行し、
同一でない場合には、ステップS14に移行する。
【0120】そして、ステップS83では、チェックコ
ード格納領域54cのフレームFで指定される送信元局
番Asからのデータ番号Nに該当する各チェックコード
CH 11〜CH1nを、各チェックコード生成回路571
57n で生成したフレームFに対するチェックコードC
11〜CH1nのデータ内容に更新する。したがって、例
えば、送信側処理装置1からブロードキャストデータを
送信する場合には、上記第6実施例と同様に、フレーム
F1を生成して通信回線3に送信し、これを受信側処理
装置5で受信して受信データ領域54aに格納する。
【0121】そして、各チェックコード生成回路571
〜57n はフレームF1を受信してそのヘッダ部Fh1
のフレーム種別CMD1からブロードキャストデータで
あることを確認し、チェックコード生成回路571
は、入力したフレームF1のデータ部Fd1に対して、
例えば、サイクリック方式によって、チェックコードC
111を生成し、チェックコード表示部57a1 に表示
する。
【0122】また、例えば、チェックコード生成回路5
2 では、パリティチェック方式によって、チェックコ
ードCH121を生成し、チェックコード表示部57a2
に表示し、チェックコード生成回路573 では、チェッ
クサム方式によってチェックコードCH131を生成し、
チェックコード表示部57a3 に表示する。チェックコ
ード生成回路574 〜57L でも同様に、それぞれのア
ルゴリズムでチェックコードを生成し、チェックコード
表示部57a4 〜57aL に表示する。
【0123】通信処理部52は、受信データ領域54a
に格納したフレームF1のヘッダ部Fh1の送信元局番
As1と、フレーム種別CMD1のデータ番号N1とか
らチェックコード格納領域54cに格納した、前回受信
時の各アルゴリズムによるチェックコードCH110〜C
1n0を求め、求めたチェックコードCH110〜CH 1n
0と、チェックコード生成回路571 〜57n で生成し
たチェックコードCH 111〜CH1n1とを比較し、全て
のチェックコードが同一でないとき、データ部Fd1に
状態変化があった可能性があるものとし、受信データ領
域54aに格納しているフレームF1のデータ部Fd1
のデータと、データ領域70aに格納している送信元局
番As1からのデータ番号N1の前回受信時のデータと
を比較してデータ比較処理を行う。
【0124】そして、チェックコード格納領域54cか
ら求めたチェックコードCH110〜CH1n0と、チェッ
クコード生成回路57で生成したチェックコードCH11
1〜CH1n1とが同一である場合には、送信元局番As
1からのデータ番号N1のデータに対するデータ比較処
理を前回行ってから一定時間経過したか否かを判定し、
一定時間経過した場合にはデータ比較処理を行い、一定
時間経過していない場合には状態変化の検出処理を終了
する。
【0125】したがって、複数のチェックコード生成回
路571 〜57n において、それぞれ、異なるアルゴリ
ズムでチェックコードを生成し、このチェックコードを
もとに、データ部Fdの状態変化を検出するので、例え
ば、パリティチェック方式等のように、データが異なっ
ている場合でも、チェックコードが前回データと同一に
なってしまうような場合においても、その他の方式によ
るチェックコードによって、データの状態変化を検出す
ることができるので、高精度にデータ部Fdの状態変化
を検出することができ、また、受信側処理装置5での状
態検出処理に関する処理量を削減することができる。
【0126】また、チェックコード格納領域54cから
求めたチェックコードCH11〜CH 1nと、チェックコー
ド生成回路57で生成したチェックコードCH11〜CH
1nとが全て同一である場合でも、一定時間以上、状変検
出処理を実施していない送信元局番Asのデータ番号N
のデータについては、状変検出処理を行うようにしてい
るので、データの状態変化を確実に行うことができる。
【0127】なお、上記第7実施例においては、データ
部Fdが1データブロックから形成されている場合につ
いて説明したが、データ部Fdが複数のデータブロック
から構成されている場合には、個々のデータブロック毎
に、各チェックコード生成回路571 〜57n において
チェックコードを生成し、各データブロック毎にチェッ
クコードが同一であるか否かを判定することによって、
状態変化の検出を行うことも可能である。
【0128】また、上記第7実施例においては、データ
比較処理をデータ部Fdの全てのデータに対して行って
いるが、一部のデータについてのみ、データ比較処理を
行うようにすることも可能である。さらに、上記第7実
施例においては、送信側処理装置1及び受信側処理装置
5の2台の処理装置によって計算機システムを構築した
場合について説明したが、複数の処理装置によって構築
された計算機システムに適用することも可能であり、ま
た、チェックコード格納領域54c、チェックコード生
成回路571 〜57 n 、送信データ領域14a、受信デ
ータ領域54aを送信側処理装置1及び受信側処理装置
5の両方に設けることによって双方向のデータ伝送を行
うことが可能である。
【0129】なお、上記第1実施例〜第7実施例におい
ては、チェックコードをサイクリック方式により求めた
場合について説明したが、これに限らず、パリティチェ
ック方式、チェックサム方式等の誤り検出方式により求
めることも可能である。また、送信側処理装置1は、通
信データDs送信時にフレームFのみを送信している
が、フレームFを正しく伝送するために、プリアンブ
ル、フレームの開始を示すオープンフラグ、フレームの
終了を示すクローズフラグ等を付加して送信することも
可能である。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係わる
通信データの状態変化検出方式によれば、送信側処理装
置において通信データ送信時に識別情報付加手段によっ
て通信データの変化状況を表す状態変化識別情報を付加
して送信し、受信側処理装置は、通信データ受信時に、
判定手段によって識別情報格納手段に格納されている前
回受信時の状態変化識別情報と受信した通信データの状
態変化識別情報とを比較し、両者が不一致であるとき前
回受信時の通信データと新たに受信した通信データとを
比較して状態変化を検出することによって、受信側処理
装置では従来よりも少ない処理量で容易確実に通信デー
タの状態変化を検出することができる。
【0131】また、請求項2に係わる通信データの状態
変化検出方式によれば、送信側処理装置で、通信データ
の更新回数をカウントしこれを状態変化識別情報とする
ことによって、伝送エラー等によって受信できない通信
データが存在する場合でも受信側処理装置で確実に通信
データの状態変化を検出することができる。また、請求
項3に係わる通信データの状態変化検出方式によれば、
送信側処理装置で、通信データに対するバンク切替回数
をカウントしこれを状態変化識別情報とすることによっ
て、伝送エラー等によって受信できない通信データが存
在する場合でも受信側処理装置で確実に通信データの状
態変化を検出することができる。
【0132】また、請求項4に係わる通信データの状態
変化検出方式によれば、受信側処理装置において、受信
した通信データをもとに識別情報生成手段により状態変
化識別情報を生成し、生成した状態変化識別情報と、前
回通信データ受信時に生成し識別情報格納手段に格納し
た状態変化識別情報とを判定手段によって比較しこれら
が同一でないとき前回受信時の通信データと新たに受信
した通信データとを比較して状態変化を検出することに
よって、受信側処理装置では従来よりも少ない処理量で
容易確実に通信データの状態変化を検出することができ
る。
【0133】また、請求項5に係わる通信データの状態
変化検出方式によれば、通信データに対して誤り制御方
式により通信データに対して生成したチェックコードを
状態変化識別情報とすることによって、状態変化識別情
報を容易に生成することができ、少ない処理量で状態変
化の検出を行うことができる。さらに、請求項6に係わ
る通信データの状態変化検出方式によれば、異なる複数
のアルゴリズムによって生成したチェックコードを状態
変化識別情報とすることによって、チェックコードが同
一であり、かつ、通信データが変化しているという可能
性をほとんどなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信データの状態変化検出方式を
適用した計算機システムの第1実施例の概略構成図であ
る。
【図2】第1実施例におけるフレームFの構成図であ
る。
【図3】第1実施例における通信処理部12のデータ送
信要求受信時の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】第1実施例における更新回数格納領域54bの
構成図である。
【図5】第1実施例におけるフレームF受信時の通信処
理部52の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明による通信データの状態変化検出方式を
適用した計算機システムの第2実施例の概略構成図であ
る。
【図7】第2実施例における通信処理部12の処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】本発明による通信データの状態変化検出方式を
適用した計算機システムの第3実施例の概略構成図であ
る。
【図9】第3実施例における通信処理部12の処理手順
を示すフローチャートである。
【図10】第3実施例におけるフレームF受信時の通信
処理部52の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明による通信データの状態変化検出方式
を適用した計算機システムの第4実施例の概略構成図で
ある。
【図12】第4実施例におけるフレームFの構成図であ
る。
【図13】第4実施例におけるフレームF受信時の通信
処理部52の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】第5実施例におけるフレームFの構成図であ
る。
【図15】第5実施例におけるフレームF受信時の通信
処理部52の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】データ部Fdが複数のデータブロックから形
成される場合のフレームFの構成図である。
【図17】本発明による通信データの状態変化検出方式
を適用した計算機システムの第6実施例の概略構成図で
ある。
【図18】第6実施例におけるフレームF受信時の通信
処理部52の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明による通信データの状態変化検出方式
を適用した計算機システムの第7実施例の概略構成図で
ある。
【図20】第7実施例におけるチェックコード格納領域
54cの構成図である。
【図21】第7実施例におけるフレームF受信時の通信
処理部52の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 送信側処理装置 5 受信側処理装置 54b チェックコード格納領域 54c 更新回数格納領域 57 チェックコード生成回路 CH フレームチェックコード CH1 チェックコード Cn データ更新回数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8732−5K H04L 11/18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して接続された処理装置間
    で通信データの授受を行い、処理装置の主記憶に格納さ
    れている通信データを更新するか否かを判断するため
    に、通信データの状態変化を検出する通信データの状態
    変化検出方式において、送信側処理装置で通信データ送
    信時に識別情報付加手段によって通信データの変化状況
    を表す状態変化識別情報を当該通信データに付加して送
    信し、受信側処理装置で通信データに付加された状態変
    化識別情報を順次識別情報格納手段に格納し、判定手段
    で前記識別情報格納手段に格納されている前回受信時の
    状態変化識別情報と新たに受信した状態変化識別情報と
    を比較し、両者が不一致であるときに前回受信時の通信
    データと新たに受信した通信データとを比較し通信デー
    タの状態変化を検出するようにしたことを特徴とする通
    信データの状態変化検出方式。
  2. 【請求項2】 前記状態変化識別情報は、前記通信デー
    タの更新回数であることを特徴とする請求項1記載の通
    信データの状態変化検出方式。
  3. 【請求項3】 前記状態変化識別情報は、前記通信デー
    タに対するバンク切換回数であることを特徴とする請求
    項1記載の通信データの状態変化検出方式。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して接続された処理装置間
    で通信データの授受を行い、処理装置の主記憶に格納さ
    れている通信データを更新するか否かを判断するため
    に、通信データの状態変化を検出する通信データの状態
    変化検出方式において、受信側処理装置で識別情報生成
    手段によって、受信した通信データをもとに通信データ
    の変化状況を表す状態変化識別情報を生成して識別情報
    格納手段に格納し、通信データ受信時に判定手段によっ
    て、前記識別情報格納手段に格納されている前回受信時
    の状態変化識別情報と新たに生成した状態変化識別情報
    とを比較し、両者が不一致であるときに前回受信時の通
    信データと新たに受信した通信データとを比較し通信デ
    ータの状態変化を検出するようにしたことを特徴とする
    通信データの状態変化検出方式。
  5. 【請求項5】 前記状態変化識別情報は、前記通信デー
    タに対し誤り制御方式により生成したチェックコードで
    あることを特徴とする請求項1又は4記載の通信データ
    の状態変化検出方式。
  6. 【請求項6】 前記状態変化識別情報は、異なる複数の
    アルゴリズムにより生成したチェックコードであること
    を特徴とする請求項1又は4記載の通信データの状態変
    化検出方式。
JP5289612A 1993-11-18 1993-11-18 通信データの状態変化検出方式 Pending JPH07141310A (ja)

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JP5289612A JPH07141310A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 通信データの状態変化検出方式

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001075851A (ja) * 1999-09-02 2001-03-23 Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、ならびに、送受信システムおよび送受信方法

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