JP3355053B2 - 分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法 - Google Patents

分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法

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JP3355053B2
JP3355053B2 JP01200695A JP1200695A JP3355053B2 JP 3355053 B2 JP3355053 B2 JP 3355053B2 JP 01200695 A JP01200695 A JP 01200695A JP 1200695 A JP1200695 A JP 1200695A JP 3355053 B2 JP3355053 B2 JP 3355053B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ループ状伝送路を伝
送するサイクリックデータの変化を検出しサイクリック
データを制御する分散処理システムのサイクリックデー
タ伝送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の分散処理システムのサイ
クリックデータ伝送方法を用いた制御用データウェイの
ステーションの一構成例を示すブロック図であり、図に
おいて、11はループ状伝送路である回線、18は外部
制御装置、19はステーションである。回線11に接続
されたステーション19の回線接続部12には、メディ
アアクセス部13が接続されている。メディアアクセス
部13とデータの送受を行なうバッファメモリ14は、
送信バッファメモリ14aと受信メッファメモリ14b
とを有する。ステーション19には、この他にDMA転
送制御部15、サイクリックメモリ16及びイベント伝
送制御部17が設けられており、外部制御装置18が接
続されている。
【0003】図15は上記ステーションを用いて構成し
た制御データウェイ(分散処理システム)の全体構成の
概要を示すブロック図である。図において、25はルー
プ状伝送路であり、図14に示した構成を有する複数の
ステーション19a,19b及び19cが接続されてい
る。各ステーション19a,19b及び19cにはそれ
ぞれ図14に示したように、メディアアクセス部13、
サイクリックメモリ16及びイベント伝送制御部17が
設けられ、外部制御装置18a,18b及び18cが接
続されている。
【0004】図16(a)はトークンフレームの構成を
示す図である。図において、20はトークンフレームで
あり、開始デリミタ(10−SD)と、フレーム制御
(10−FC)と、終了デリミタ(10−ED)とから
構成される。また、図16(b)及び図17はデータフ
レームの構成を示す図であり、図において、21はデー
タフレーム、22は送信制御情報、23はサイクリック
データである。データフレーム21は、開始デリミタ
(11−SD)と、フレーム制御(11−FC)と、宛
先アドレス(11−DA)と、送信元アドレス(11−
SA)と、情報エリア(11−INFO)と、フレーム
チェックシーケンス(11−FCS)と、終了デリミタ
(11−ED)と、フレームステータス(11−FS)
とから構成される。さらに、サイクリックデータを送信
するデータフレームの場合、情報エリア(11−INF
O)はさらに送信制御情報22とサイクリックデータ2
3とに分割され、送信制御情報22は、アドレスオフセ
ット情報(12−OFFSET)と送信データ量(12
−LENGTH)とから構成される。
【0005】次に動作について説明する。図15に示す
ループ状伝送路25に接続されたステーション19が図
16(a)に示した構成のトークンフレーム20を獲得
すると、ステーション19は同図(b)に示された構成
のデータフレーム21を送信する権利を獲得する。
【0006】このデータフレーム21には、自ステーシ
ョンが送信するように設定されたサイクリックメモリの
エリアのデータを載せて送信する。つまり、送信制御情
報22のアドレスオフセット情報(12−OFFSE
T)に、送信するサイクリックデータブロックのサイク
リックメモリ16の先頭からのオフセットアドレスを、
送信データ量(12−LENGTH)には送信するサイ
クリックデータブロックのワード数を載せ、サイクリッ
クデータ23には送信エリアに従ったサイクリックメモ
リ16上の実際のデータを載せて送信する。
【0007】さらに、このデータフレーム21の宛先ア
ドレス(11−DA)は全てのステーションが受信でき
るようにブロードキャストアドレスとして送信する。ま
た、送信元アドレスは、送信ステーションの個別アドレ
スが設定される。このデータフレーム21を受信したス
テーションでは受信した送信制御情報22のアドレスオ
フセット情報(12−OFFSET)で示されたオフセ
ットアドレス分サイクリックメモリ16の先頭から隔た
ったアドレスから送信データ量(12−LENGTH)
に示されたデータ長だけ受信したサイクリックデータ2
3を展開する(図17参照)。
【0008】トークンはループ状伝送路25上の接続順
序に従って全ステーションにパスされるため、トークン
獲得時に自己のサイクリックデータフレームを送信する
ことにより、全てのステーションが有するサイクリック
メモリ16の内容はある遅延時間をもって同一に保たれ
る。
【0009】従って、外部制御装置18a,18b及び
18cがサイクリックメモリ16内の自己の接続ステー
ションの送信エリアにデータを書き込むとある時間遅延
を経てループ状伝送路25に接続された全ステーション
19a,19b及び19cのサイクリックメモリ16の
同一エリアに書き込み内容が反映される。これを外部制
御装置18a,18b及び18cが読むことによって外
部制御装置間のサイクリックメモリ16を介してデータ
伝送が行える。
【0010】こうしたサイクリックデータ伝送におい
て、ある外部制御装置が任意のアドレスのサイクリック
データの変化を検出するためには、外部制御装置が変化
を検出したいサイクリックデータを定期的に読み取り、
前回値と比較し、最新値を前回値に格納するといったソ
フトウェアによるポーリング方式がとられていた。
【0011】図18は特開平4−119794号公報に
示された従来の分散処理システムのサイクリックデータ
伝送方法に関わるプロセス入出力装置の異常監視システ
ムの構成を示すブロック図であり、図において、10は
サイクリックメモリに対応するプロセスデータメモリ、
70は通信ケーブル、90はシリアル信号をパラレル信
号に変換するS/P変換器、91はタイミング生成回
路、92及び93は16ビットデータラッチ、94は比
較器、95はANDゲート回路である。
【0012】次に動作について説明する。プロセスデー
タメモリ10においてそのアドレス対応のために制御メ
モリ96が用意されており、プロセスデータメモリ10
の異常報告メモリアドレス(図18においてハッチング
で示す)の設定の際に、対応する制御メモリ96のアド
レスに予めフラグFをセットする。通常、他のステーシ
ョンから送信されたプロセスデータは、通信ケーブル7
0を介してS/P変換器90に送られパラレル信号に変
換され、内部バス100を経由してプロセスデータメモ
リ10及び16ビットデータラッチ92に書き込まれ
る。但し、その書き込みアドレスが異常報告メモリアド
レスの場合には、フラグFの設定値が信号線101を介
して制御信号としてタイミング生成回路91に送られ、
これに応答してタイミング生成回路91はその時点でプ
ロセスデータメモリ10の異常報告メモリアドレスのデ
ータを16ビットデータラッチ93へ転送させる。
【0013】転送完了後、S/P変換器90から出力さ
れる今回の受信プロセスデータをプロセスデータメモリ
10の異常報告メモリアドレスの部分と16ビットデー
タラッチ92との両方に書き込む。書き込み動作が終了
すると、タイミング生成回路91は制御信号107を出
力し、16ビットデータラッチ92の出力と16ビット
データラッチ93の出力とを比較器94に比較させる。
比較器94は、2つの出力が異なる場合ANDゲート回
路95へ制御信号108を出力する。一方、タイミング
生成回路91が制御信号107を出力した後比較器94
の遅延時間を待って制御信号103を出力すると、AN
Dゲート回路95は出力信号を外部の計算機に対して割
込み信号として出力する。
【0014】他方、16ビットデータラッチ92及び9
3からの2つの出力が等しくかつ制御メモリ96のフラ
グFがセットされていないならば、割込み信号106は
出力されない。このようにして、異常報告メモリアドレ
スとして指定されたプロセスデータメモリ10の特定ア
ドレスの内容が変化した場合のみ、計算機に対して割込
みをかけ変化した内容を読み取らせることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の分散処理システ
ムのサイクリックデータ伝送方法は以上のように構成さ
れているので、サイクリックデータの変化の検出はソフ
トウェアを用いたポーリング方式により実行しており、
サイクリックデータの変化検出を速やかに行うことがで
きない上に、外部の制御装置の負荷を増大させるという
問題点があった。
【0016】また、他の従来の分散処理システムのサイ
クリックデータ伝送方法を用いたプロセス入出力装置の
異常監視システムでは、ネットワーク内の異常発生情報
のサイクリックデータが書き込まれる特定アドレスの内
容の変化を検出し割込み信号として外部の制御装置に通
知する手法が取られているが、受信したサイクリックデ
ータのイベント検出対象の増加に伴いハードウェアのボ
リューム増大や、外部制御装置の負荷の増大を招くなど
の間題点があった。
【0017】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、サイクリックデータの変化の検
出を外部の制御装置で行わず、各ステーションの転送制
御部で行うことにより制御装置の負荷を減少させ、サイ
クリックデータの変化を速やかに検出でき、さらに、サ
イクリックデータの変化の検出点数の増加に伴うハード
ウェアのボリュームを最小限に抑えることができる分散
処理システムのサイクリックデータ伝送方法を得ること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る分
散処理システムのサイクリックデータ伝送方法は、受信
バッファメモリに一旦格納されたサイクリックデータの
最新値とサイクリックメモリに格納されたサイクリック
データの前回値とを獲得して、これらの最新値と前回値
とを比較し、その前回値と最新値とが異なる場合必要に
応じてサイクリックデータの変更を要するイベントが発
生したことを示す割込み信号を外部に出力し、サイクリ
ックデータの特定のビットを割込み信号の割込みのレベ
ルを判定する割込みレベル判定フラグとして設定し、イ
ベントが発生したことに対して割込みレベル判定フラグ
の値に応じて異なる処理を行うように指示する割込み信
号を選択して出力するものである。
【0019】
【0020】請求項の発明に係る分散処理システムの
サイクリックデータ伝送方法は、サイクリックデータの
特定ビットをサイクリックデータの前回値と最新値との
比較を行うか否かを判定するイベント検出動作認識フラ
グとして設定し、イベント検出動作認識フラグの値に応
じてサイクリックデータの前回値と最新値との比較を行
うか否かを判定するものである。
【0021】請求項の発明に係る分散処理システムの
サイクリックデータ伝送方法は、サイクリックデータの
前回値と最新値との比較の際に、最新値を獲得するタイ
ミングと前回値を獲得するタイミングとを同期させて最
新値及び前回値を獲得すると同時に両者を比較し、最新
値と前回値とを比較した結果を一旦保持するものであ
る。
【0022】請求項の発明に係る分散処理システムの
サイクリックデータ伝送方法は、割込み信号が発生した
タイミングでカウンタを起動し、予め設定されたカウン
ト値のカウントダウンを行い、カウントダウン途中であ
ることをもってイベント不感帯状態であるのか否かを判
定し、イベント不感帯状態を脱した場合に割込み信号を
出力するものである。
【0023】請求項の発明に係る分散処理システムの
サイクリックデータ伝送方法は、イベント不感帯状態に
おいてもイベントを検出したサイクリックデータのアド
レスを格納し、外部からの要求に応じてサイクリックデ
ータのアドレスを送出するものである。
【0024】請求項の発明に係る分散処理システムの
サイクリックデータ伝送方法は、イベント不感帯状態中
にイベントが発生した発生回数をカウントし、外部から
の要求に応じて発生回数を報知するものである。
【0025】
【作用】請求項1の発明における分散処理システムのサ
イクリックデータ伝送方法は、受信バッファメモリとサ
イクリックメモリとの間でデータの送受信ができないよ
うにデータ伝送路を切断している状態において、ポーリ
ング方式により、受信バッファメモリに一旦格納された
サイクリックデータの最新値とサイクリックメモリに格
納されたサイクリックデータの前回値とを獲得して両者
を比較し、その前回値と最新値とが異なる場合、サイク
リックデータの変更を要するイベントが発生したことを
示す割り込み信号を外部に出力し、サイクリックデータ
の特定のビットに割込みレベル判定フラグを設け、その
情報に応じて外部の制御装置等に対して出力する割込み
信号を選択して行う。これにより、比較を行うためのデ
ータパターンを格納するメモリが必要なくなる。イベン
ト検出したサイクリックデータの識別を行い、データに
応じた処理を外部の制御装置等が行える。
【0026】
【0027】請求項の発明における分散処理システム
のサイクリックデータ伝送方法は、サイクリックデータ
の特定ビットにサイクリックデータの前回値と最新値と
の比較を行うか否かを判定するためイベン卜検出動作認
識フラグを設け、イベン卜検出動作認識フラグに対応し
てサイクリックデータの解析を行う。これにより、イベ
ント検出を行いイベント発生時に外部に割込み信号を発
生する必要があるか否かを確認するための情報を格納す
る機能が不要になる。
【0028】請求項の発明における分散処理システム
のサイクリックデータ伝送方法は、最新値を獲得するタ
イミングと前回値を獲得するタイミングとを同期させて
サイクリックデータの最新値と前回値とを獲得して両者
を比較し、サイクリックデータの最新値と前回値とを比
較した結果を一旦保持する。これによって、例えば、比
較の前にサイクリックデータの最新値と前回値とをデー
タラッチにそれぞれ一旦格納する必要がなくなり、デー
タ幅が増加した場合のラッチ機能をフリップフロップに
置き換えることができる。
【0029】請求項の発明における分散処理システム
のサイクリックデータ伝送方法は、外部に出力する割込
み信号が発生したタイミングでカウンタを起動し、予め
設定されたカウント値のカウントダウンを行い、カウン
トダウン途中であるイベント不感帯状態を脱した場合に
割込み信号を出力する。これにより、イベントの発生頻
度が高い場合、外部の制御装置等に割込みが連続的に発
生しないように制御できる。
【0030】請求項の発明における分散処理システム
のサイクリックデータ伝送方法は、イベント不感帯状態
においてもイベントを検出したサイクリックデータのア
ドレスを格納しており、外部の制御装置等が割込み信号
が発生したときのサイクリックデータのアドレスを容易
に認識することができ、イベント発生の検出漏れを防止
できる。
【0031】請求項の発明における分散処理システム
のサイクリックデータ伝送方法は、不感帯状態中にイベ
ントが発生した発生回数をカウントしており、外部の制
御装置等がイベント不感帯状態中のイベント発生回数を
認識でき、不感帯時間を設定する予め定められたカウン
ト数をリアルタイムに変化させることができる。また、
イベントが発生したサイリックデータのアドレス格納の
ための機能を設けることなくイベント発生の検出漏れを
防止できる。
【0032】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による分散処理システ
ムのサイクリックデータ伝送方法を実現する回路の構成
を概略的に示すブロック図であり、図において、従来の
ものと同一符号は同一または相当部分を示すので説明を
省略する。91はタイミング生成回路、92及び93は
16ビットデータラッチ、94は比較器、95はAND
ゲート回路である。
【0033】また、1000は比較器94から出力され
ている比較結果信号108を割込み信号106として外
部制御装置18に出力するか否かを制御する割込み許可
信号、1005は受信バッフアメモリ14bのデータラ
イン(データ伝送路)、1006はサイクリックメモリ
16のデータライン(データ伝送路)、1004は受信
バッファメモリ14bのデータライン1005とサイク
リックメモリ16のデータライン1006とをタイミン
グ生成回路91の指示により切断するバッファ、100
7は比較器94により16ビットデータラッチ92及び
93の出力データの比較の結果をタイミング生成回路9
1に通知する信号であり、1008はサイクリックの受
信データか、イベント検出を行いイベント発生時に外部
制御装置18に割込みを発生する必要があるデータ(以
降、イベント検出対象データと略す)かを認識するため
の情報を格納するメモリであり、サイクリックメモリ1
6の一部がワード単位に割り当てられている。尚、既に
述べたように、イベントとはサイクリックデータの前回
値と最新値とが異なる場合を意味しており、イベント検
出動作とはサイクリックデータの前回値と最新値とを比
較することを意味する。
【0034】次に動作について説明する。図2はこの実
施例による分散処理システムのサイクリックデータ伝送
方法による処理を示すフローチャートである。図2に示
すように、まずステップST1において、メディアアク
セス部13から受信したサイクリックデータの最新値が
一旦受信バッファメモリ14bに格納され、最新値を受
信バッファメモリ14bからサイクリックメモリ16に
直接転送し得るDMA転送を起動する。
【0035】次に、ステップST2において、タイミン
グ生成回路91がデータライン間を切断するバッファ1
004を制御して受信バッファメモリ14bへのデータ
ライン1005とサイクリックメモリ16へのデータラ
イン1006との切断を実行する。そして、ステップS
T3aにおいて、同一タイミングでサイクリックデータ
の最新値を得るために受信バッファメモリ14bの内容
を読み取り、ステップST3bにおいて、サイクリック
データの最新値をサイクリックメモリ16に書き込む予
定のアドレスに格納されているサイクリックデータの前
回値の読み取りを行うとともに、ステップST3cにお
いて、メモリ1008に格納されているイベント検出対
象データであるか否かを認識する情報をタイミング生成
回路91が獲得する。
【0036】そして、ステップST4aにおいて、タイ
ミング生成回路91からの制御信号1003により、受
信バッファメモリ14bに格納されたサイクリックデー
タの最新値とサイクリックメモリ16に格納されたサイ
クリックデータの前回値とを16ビットデータラッチ9
2及び93にそれぞれラッチし、タイミング生成回路9
1が、ステップST4bにおいて、信号1007により
データ比較結果を得るとともに、ステップST4cにお
いて、イベント検出対象データか否かの判定を行う。
【0037】次に、サイクリックデータの最新値と前回
値との比較結果と、ラッチされているサイクリックデー
タがイベント検出時に外部制御装置18に対してイベン
ト割込みを出力するデータか否かの情報との2つの情報
によりタイミング生成回路91は以下に記述するステッ
プST5を実行する。
【0038】サイクリックデータの最新値と前回値との
比較結果とイベント検出対象データか否かの情報との2
つの情報により考えられる状態を状態A〜Dと定義す
る。図3はこの状態A〜Dの定義を示す表図である。
【0039】状態A又は状態Cは最新値と前回値の比較
結果が同一であるという場合であり、この場合、イベン
ト割込み発生、または、最新値をサイクリックメモリ1
6に書き込んでサイクリックデータの更新をする必要が
ないので、データライン1005とデータライン100
6とを切断したままの状態でステップST1に戻りサイ
クリックデータのDMA転送の継続状態になる。
【0040】状態Bは前回値と最新値の比較結果が異な
りかつイベントが発生した場合であり、かつ外部制御装
置18にイベントを発生する必要があるデータであるの
で、ステップST6において、割込み信号106を外部
制御装置18に送信してイベント割込みを発生させてデ
ータラインを切断しているバッファ1004を制御して
データライン1005とデータライン1006とを接続
した後、ステップST7において、サイクリックメモリ
16に最新値を書き込んでデータの更新を行い、ステッ
プST1に戻りサイクリックデータのDMA転送の継続
状態になる。
【0041】状態Dは前回値と最新値の比較結果が異な
り且つイベントが発生した場合でも、外部制御装置18
にイベントを発生しないデータであるので、ステップS
T7において、データラインを切断しているバッファ1
004を制御してデータライン1005とデータライン
1006とを接続してサイクリックメモリ16に最新値
を書き込んでデータの更新を行い、ステップST1に戻
りサイクリックデータのDMA転送の継続状態になる。
【0042】尚、一時格納ステップはステップST1の
処理の一部が、伝送路切断ステップはステップST2の
処理が、サイクリックデータ獲得ステップはステップS
T3a,ST3b及びST4aの処理が、サイクリック
データ比較ステップはステップST4bの処理が、割込
みステップはステップST5及びST6の処理がそれぞ
れ対応している。
【0043】以上述べたように、この実施例によれば、
外部制御装置の負荷の低減を図ることができ、イベント
発生に対する処理を速やかに実行できる。また、サイク
リックデータの前回値を受信した最新値と直接比較する
ので、比較を行うためのデータパターンを格納するため
のメモリが必要なくなり、ハードウェアのボリュームを
最小限にとどめることができる。
【0044】実施例2.図4はこの発明の他の実施例に
よる分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法を
実現する回路の構成を概略的に示すブロック図であり、
図において、図1と同一符号は同一の構成要素を示し、
その説明を省略する。1010はANDゲート回路、1
009はタイミング生成回路91が発生する信号であ
り、イベント割込み信号1011を制御する信号であ
る。この実施例による回路は、受信データがデータライ
ン1005を介してタイミング生成回路91にも送出さ
れ、サイクリックデータの最新値の内容をタイミング生
成回路91が認識できるように構成されている。
【0045】図5に示すように、この実施例によれば、
受信するサイクリックデータの一部を、割込みレベル判
定フラグとイベント検出動作認識フラグとに割り当て
る。
【0046】次に動作について説明する。この実施例に
よる分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法の
処理は基本的には図2に示すフローチャートに従って実
行される。従って、以下、上記実施例1とは異なる点を
主に説明する。タイミング生成回路91は、サイクリッ
クデータのDMA転送中に割込みレベル判定フラグに対
応するデータ(D1)とイベント検出動作認識フラグに
対応するデータ(D0)とを獲得する(図2に示すフロ
ーチャートのST3cに対応する)。タイミング生成回
路91は獲得したイベント検出動作認識フラグの情報に
より、イベント検出動作を行うか否かの判定を行なう。
イベント検出動作については上記実施例1と同様であ
る。以上の処理が割込みレベル判定フラグ認識ステッ
プ、イベント検出動作認識フラグ認識ステップ及び比較
動作判定ステップに対応する。
【0047】また、タイミング生成回路91は、イベン
ト検出対象データの場合は、割込みレベル判定フラグの
情報により制御信号1000又は制御信号1009を選
択しANDゲート回路95又は1010に出力するよう
に構成されており、外部制御装置18に対する割込み出
力をイベント検出されたサイクリックデータを用いて選
択する。
【0048】次に外部制御装置18の割込みの動作につ
いて説明する。タイミング生成回路91のサイクリック
データのイベント検出に応じた、イベント割込み発生時
及びイベント割込み発生の無い時の外部制御装置18の
動作について説明する。
【0049】図6は外部制御装置18にイベント発生に
応じて異なる処理を実行させるサイクリックデータの重
要度による区別を示す図であり、図において、レベルA
のデータはイベント発生を即座に外部制御装置18が認
識する必要があるデータであり、対象データ数は1ワー
ドである。レベルBのデータはレベルAのデータより重
要度は低いが重要なデータであり、対象データ数は10
ワードである。レベルCのデータは通常のデータであ
り、レベルA及びBのデータに比べると重要度が低いデ
ータであり、対象ワード数は100ワードである。
【0050】以上のように、タイミング生成回路91
は、イベント検出対象データの場合は、各レベルのサイ
クリックデータの割込みレベル判定フラグの情報により
制御信号1000又は制御信号1009を選択する。タ
イミング生成回路91がレベルAのサイクリックデータ
を読み取り制御信号1000を発生すると、外部制御装
置18には割込み信号106による割込みが通知され
る。この場合(レベルAのサイクリックデータのイベン
ト発生)、外部制御装置18は直ちにイベント発生に対
しての処理を実行する。一方、割込み信号1011によ
り割込みが通知された場合(レベルBのサイクリックデ
ータのイベント発生)、外部制御装置18はサイクリッ
クメモリ16にアクセスして10ワードのサイクリック
データの中でどのデータにイベントが発生したかについ
ての情報を収集した後、イベント発生要因に応じた処理
を実行する。レベルCのデータは、イベント割込みが発
生していない場合であり、外部制御装置18がイベント
発生を認識したい場合のみサイクリックメモリ16をア
クセスすることによりチェックを行う。
【0051】従って、この実施例によれば、外部制御装
置に対するイベント発生通知の内容の識別を行うことが
でき、イベント発生に対する外部制御装置の負荷を低減
できる。また、イベント検出割込み通知が必要なデータ
数が増加した場合でも、外部制御装置のイベント発生し
た場合の負荷を最小限に抑えることができる。
【0052】また、この実施例によれば、上記実施例1
と異なり、イベント検出の実行の有無を判定するための
メモリを削除することができ、ハードウェアのボリュー
ムを減少させることができる。
【0053】実施例3.図7はこの発明の他の実施例に
よる分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法を
実現する回路の構成を概略的に示すブロック図であり、
図において、図1及び図4と同一符号は同一の構成要素
を示し、その説明を省略する。1012は、タイミング
生成回路91が出力する制御信号1013により比較器
94からの出力データの保持タイミングを通知されるこ
とにより、比較器94からのサイクリックデータの前回
値と最新値との比較結果をラッチするフリップフロップ
である。
【0054】次に動作について説明する。この実施例に
よる分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法の
処理は基本的には図2に示すフローチャートに従って実
行される。従って、以下、上記実施例1とは異なる点を
主に説明する。タイミング生成回路91は、受信バッフ
ァメモリ14bから受信したサイクリックデータの最新
値を読み取るタイミングとサイクリックメモリ16から
サイクリックデータの前回値を読み取るタイミングとを
調整し、データライン1005を介して比較器94に入
力されたサイクリックデータの最新値と、データライン
1006を介して入力されたサイクリックデータの前回
値とのデータ確定が同一になるタイミングを確保するよ
うに、受信バッファメモリ14b及びサイクリックメモ
リ16に対してアクセスタイミング信号をそれぞれ生成
するとともに、タイミング生成回路91が制御信号10
13をそのタイミングにてフリップフロップ1012に
対して出力すると、フリップフロップ1012は比較器
94から出力されるサイクリックデータの前回値と最新
値とのデータ比較出力の結果を保持する。
【0055】従って、この実施例によれば、上記実施例
1及び2と異なり、16ビットデータラッチ92及び9
3を用いることなく比較器94においてサイクリックデ
ータの前回値と最新値とのデータ比較を行い、フリップ
フロップ1012がサイクリックデータの前回値と最新
値とのデータ比較出力の結果を保持するので、データ幅
が増加した場合のラッチ機能を司るハードウェアのボリ
ュームの増大を抑えることができる。
【0056】実施例4.図8はこの発明の他の実施例に
よる分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法を
実現する回路の構成を概略的に示すブロック図であり、
図において、図7と同一符号は同一の構成要素を示し、
その説明を省略する。1015は割込み信号106又は
1011が発生した場合に、予め設定されているカウン
トダウン初期値のカウント値からカウントダウンを開始
し、カウントダウン中をイベント不感帯状態として信号
1016によりタイミング生成回路91に通知するカウ
ンタである。
【0057】次に動作について説明する。イベント割込
み信号106又は1011は、外部制御装置18ととも
にカウンタ1015にも入力される。割込みが入力され
たタイミングでカウンタ1015は、予め設定されてい
たカウント値からのカウントダウンを関始し、カウトダ
ウン中をイベント不感帯状態としてタイミング生成回路
91に通知を行う。図9はこの実施例による分散処理シ
ステムのサイクリックデータ伝送方法の処理を示すフロ
ーチャートである。図において、ステップST11から
ST15は図2のフローチャートのステップST1から
ST5にそれぞれ対応しているので、ここではその説明
を省略する。
【0058】タイミング生成回路91は、ステップST
15の状態Bになった場合、即ち、前回値と最新値の比
較結果が異なり且つイベントが発生し、かつ、外部制御
装置18にイベントを発生する必要があるイベント検出
対象データである場合、ステップST16において、カ
ウンタ1015からイベント不感帯状態であるか否かの
情報即ち制御信号1016の論理レベルを判定する。イ
ベント不感帯状態でない場合は、割込み信号106また
は1011を外部制御装置18に送信してイベント割込
みを発生し(ステップST17)、サイクリックデータ
の最新値をサイクリックメモリ16に書き込みDMA転
送を継続する(ステップST18)。
【0059】イベント不感帯状態の場合は、イベント割
込みを発生せずにサイクリックデータの最新値をサイク
リックメモリ16に書き込みDMA転送を継続する(ス
テップST18)。尚、イベント不感帯判定ステップは
ステップST16の処理に対応する。
【0060】従ってこの実施例によれば、イベントの発
生の頻度が高い場合、外部の制御装置等に割込みが連続
的に発生しないように制御でき、外部制御装置等のイベ
ント検出動作の占有を防ぐことができる。
【0061】実施例5.図10はこの発明の他の実施例
による分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法
を実現する回路の構成を概略的に示すブロック図であ
り、図において、図18と同一符号は同一の構成要素を
示し、その説明を省略する。1018はタイミング生成
回路91が出力する制御信号1021によりサイクリッ
クメモリ16のアドレスを保持するアドレスメモリ、回
路等で構成されるアドレス格納部、1019は外部制御
装置18又はアドレス格納部1018の内容を読み取る
場合にタイミング生成回路91の制御信号1023によ
ってその内容をデータライン1006に出力するバッフ
ァ、1020はDMA転送制御部15より出力されるア
ドレスを伝送するアドレスラインであり、アドレス格納
部1018及びサイクリックメモリ16に接続されてい
る。
【0062】次に動作について説明する。図11はこの
実施例による分散処理システムのサイクリックデータ伝
送方法の処理を示すフローチャートである。図におい
て、ステップST21からST25は図2のフローチャ
ートのステップST1からST5にそれぞれ対応してい
るので、ここではその説明を省略する。
【0063】タイミング生成回路91は、図11のステ
ップST25において状態Bと認識した場合、即ち、前
回値と最新値の比較結果が異なり且つイベントが発生
し、かつ、外部制御装置18にイベントを発生する必要
があるイベント検出対象データである場合、アドレス格
納部1018に対して制御信号1021を出力してアド
レス格納部1018にイベントが発生したサイクリック
データのアドレスを格納する(ステップST26)。ま
た、外部制御装置18又はアドレス格納部1018に対
してアクセスを行う場合に、タイミング生成回路91は
制御信号1023によりバッファ1019を制御してア
ドレス格納部1018とデータライン1006とを接続
し、格納されているアドレスをデータライン1006上
に出力する。この動作がアドレス出力ステップに対応す
る。
【0064】同時に、上記実施例4と同様に、カウンタ
1015からイベント不感帯状態であるか否かの情報即
ち制御信号1016の論理レベルを判定して(ステップ
ST27)、イベント不感帯状態でない場合は、割込み
信号106又は1011を外部制御装置18に送信して
イベントが発生したことを示す割込みを行い(ステップ
ST28)、サイクリックデータの最新値をサイクリッ
クメモリ16に書き込みDMA転送を継続する(ステッ
プST29)。一方、イベント不感帯状態の場合は、イ
ベントが発生したことを示す割込みを行わずにサイクリ
ックデータの最新値をサイクリックメモリ16に書き込
みDMA転送を継続する(ステップST29)。尚、サ
イクリックデータアドレス格納ステップはステップST
26の処理が対応する。
【0065】従ってこの実施例によれば、外部の制御装
置等は速やかにイベント検出の要因を認識でき、制御装
置等の負荷を最小限に抑えることができるとともに、イ
ベント不感帯状態中のイベント発生アドレスを格納して
いるのでイベント発生の検出の漏れを無くすことができ
る。
【0066】実施例6.図12はこの発明の他の実施例
による分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法
を実現する回路の構成を概略的に示すブロック図であ
り、図において、図10と同一符号は同一の構成要素を
示し、その説明を省略する。1025はタイミング生成
回路91からのパルスによりカウントを行うカウンタ回
路、1026は外部制御装置18からの要求に応じてカ
ウンタ1015のカウントダウン初期値のカウント値を
変更する場合にタイミング生成回路91により制御され
るバッファである。
【0067】次に動作について説明する。図13はこの
実施例による分散処理システムのサイクリックデータ伝
送方法の処理を示すフローチャートである。図におい
て、ステップST31からST35、及びST37から
ST39は図11のフローチャートのステップST21
からST25及びST27から29にそれぞれ対応して
いるので、ここではその説明を省略する。
【0068】タイミング生成回路91は、図13のステ
ップST35において状態Bと認識した場合に、パルス
信号線1024に1パルス出力する(ステップST3
6)。そして、1パルスを受けたカウンタ回路1025
は現在値に1インクリメントしたデータを格納する。外
部制御装置18はイベント割込み処理を終了する直前に
バッファ1026を制御して、カウンタ回路1025の
カウンタ値を読み取ることにより、カウンタ1015が
カウントダウンしているイベント不感帯中にイベントの
発生回数情報を獲得する(イベント発生回数報知ステッ
プに対応する)。問題がある場合は、カウンタ1015
の初期値を変更することによりイベント発生の検出回数
を変更するか、又は図6に示すようにサイクリックデー
タの重要度に応じて対象データ数を変更することによ
り、イベント発生の検出の漏れを防ぐ。尚、イベント発
生回数カウントステップはステップST36に対応す
る。
【0069】従ってこの実施例によれば、最適な不感帯
時間の設定を行うことができ、イベント検出の精度を調
節できる。また、イベント発生したサイクリックデータ
のアドレス格納のためのハードウェアを設けることなく
イベント発生の検出漏れを無くすことができ、ハードウ
ェアのボリュームを減少することができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、受信バッファメモリに一旦格納されたサイクリック
データの最新値とサイクリックメモリに格納されたサイ
クリックデータの前回値とを獲得してこれらの最新値と
前回値とを比較し、前回値と最新値とが異なる場合必要
に応じてサイクリックデータの変更を要するイベントが
発生したことを示す割込み信号を外部に出力し、そのサ
イクリックデータの特定のビットを割込み信号の割込み
のレベルを判定する割込みレベル判定フラグとして設定
し、イベントが発生したことに対して割込みレベル判定
フラグの値に応じた異なる処理を行うように指示する割
込み信号を選択して出力するように構成したので、サイ
クリックデータの前回値を受信した最新値と直接比較す
るためのデータパターンを格納するメモリが必要なくな
り、ハードウェアのボリュームを最小限にとどめること
ができる効果がある。また、外部の制御装置等に対する
イベント発生通知の内容の識別を行うことができ、イベ
ント発生に対する制御装置等の負荷を低減できるととも
に、イベント検出割込み通知が必要なデータ数が増加し
た場合でも、制御装置等のイベント発生した場合の負荷
を最小限に抑えることができる効果がある。
【0071】
【0072】請求項の発明によれば、サイクリックデ
ータの特定ビットをサイクリックデータの前回値と最新
値との比較を行うか否かを判定するイベント検出動作認
識フラグとして設定し、イベント検出動作認識フラグの
値に応じてサイクリックデータの前回値と最新値との比
較を行うか否かを判定するようにしたので、イベント検
出の実行の有無を判定するためのメモリを削除すること
ができ、ハードウェアのボリュームを減少させることが
できる効果がある。
【0073】請求項の発明によれば、サイクリックデ
ータの前回値と最新値との比較の際に、サイクリックデ
ータの最新値を獲得するタイミングとサイクリックデー
タの前回値を獲得するタイミングとを同期させて最新値
及び前回値を獲得して両者を比較し、その結果を一旦保
持するようにしたので、ラッチ機能をフリップフロップ
に置き換えることができ、ハードウェアのボリュームを
減少させることができる効果がある。
【0074】請求項の発明によれば、割込み信号が発
生したタイミングでカウンタを起動し、予め設定された
カウント値のカウントダウンを行い、カウントダウン途
中であることをもってイベント不感帯状態であるのか否
かを判定し、イベント不感帯状態を脱した場合に割込み
信号を出力するようにしたので、イベントの発生の頻度
が高い場合外部の制御装置等に割込みが連続的に発生し
ないように制御でき、外部制御装置等のイベント検出動
作の占有を防ぐことができる効果がある。
【0075】請求項の発明によれば、イベント不感帯
状態においてもイベントを検出したサイクリックデータ
のアドレスを格納し、外部からの要求に応じてサイクリ
ックデータのアドレスを送出するようにしたので、外部
の制御装置等は速やかにイベント検出の要因を認識で
き、制御装置等の負荷を最小限に抑えることができると
ともに、イベント不感帯状態中のイベント発生アドレス
を格納しているのでイベント発生の検出の漏れを無くす
ことができる効果がある。
【0076】請求項の発明によれば、不感帯状態中に
イベントが発生した発生回数をカウントし、外部からの
要求に応じて発生回数を報知するようにしたので、最適
な不感帯時間の設定を行うことができ、イベント検出の
精度を調節できる効果がある。また、イベント発生した
サイクリックデータのアドレス格納のためのハードウェ
アを設けることなくイベント発生の検出漏れを無くすこ
とができ、ハードウェアのボリュームを減少することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による分散処理システム
のサイクリックデータ伝送方法を実現する回路の構成を
概略的に示すブロック図である。
【図2】 図1に示した回路における分散処理システム
のサイクリックデータ伝送方法の処理を示すフローチャ
ートである。
【図3】 イベント検出結果及びイベント検出対象のデ
ータか否かに応じた処理の異なった状態を示す表図であ
る。
【図4】 この発明の他の実施例による分散処理システ
ムのサイクリックデータ伝送方法を実現する回路の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図5】 図4に示すサイクリックデータ伝送方法にお
けるサイクリックデータのデータフォーマットを示す図
である。
【図6】 外部制御装置にイベント発生に応じた異なる
処理を実行させるサイクリックデータの重要度による区
別を示す図である。
【図7】 この発明の他の実施例による分散処理システ
ムのサイクリックデータ伝送方法を実現する回路の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図8】 この発明の他の実施例による分散処理システ
ムのサイクリックデータ伝送方法を実現する回路の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図9】 図8に示した回路における分散処理システム
のサイクリックデータ伝送方法の処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】 この発明の他の実施例による分散処理シス
テムのサイクリックデータ伝送方法を実現する回路の構
成を概略的に示すブロック図である。
【図11】 図10に示した回路における分散処理シス
テムのサイクリックデータ伝送方法の処理を示すフロー
チャートである。
【図12】 この発明の他の実施例による分散処理シス
テムのサイクリックデータ伝送方法を実現する回路の構
成を概略的に示すブロック図である。
【図13】 図12に示した回路における分散処理シス
テムのサイクリックデータ伝送方法の処理を示すフロー
チャートである。
【図14】 従来の分散処理システムのサイクリックデ
ータ伝送方法を用いたステーションの構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】 図14に示したステーションを用いて構成
した制御データウェイの全体構成の概要を示すブロック
図である。
【図16】 従来の分散処理システムのサイクリックデ
ータ伝送方法におけるトークンフレーム及びデータフレ
ームの構成を示す図である。
【図17】 従来の分散処理システムのサイクリックデ
ータ伝送方法におけるサイクリックメモリデータと送受
信フレームとの関係を示す図である。
【図18】 従来の分散処理システムのサイクリックデ
ータ伝送方法を用いたプロセス入出力装置の異常監視シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 回線(ループ状伝送路)、14b 受信バッファ
メモリ、16 サイクリックメモリ、18 外部制御装
置(外部)、92,93 16ビットデータラッチ、9
4 比較器、1004 バッファ、1012 フリップ
フロップ、1015 カウンタ、1018 アドレス格
納部、1025 カウンタ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−18740(JP,A) 特開 平7−38594(JP,A) 特開 昭62−281611(JP,A) 特開 平6−274463(JP,A) 特開 平1−272339(JP,A) 特開 平2−228144(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/40 - 12/46 H04Q 9/00 - 9/16 H03J 9/00 - 9/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状伝送路を介してサイクリックデ
    ータを送受信し受信したサイクリックデータを格納する
    サイクリックメモリを備えた複数のステーションを含む
    分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法におい
    て、前記ステーションが前記ループ状伝送路を介して受
    信したサイクリックデータを受信バッファメモリに一旦
    格納する一時格納ステップと、前記受信バッファメモリ
    と前記サイクリックメモリとの間でデータの送受信がで
    きないようにデータ伝送路を切断する伝送路切断ステッ
    プと、前記データ伝送路が切断している状態において、
    前記受信バッファメモリに一旦格納した前記サイクリッ
    クデータのアドレスと該サイクリックデータを書き込む
    予定の前記サイクリックメモリのアドレスとを出力し
    て、前記受信バッファメモリに一旦格納した前記サイク
    リックデータの最新値と前記サイクリックメモリに格納
    されたサイクリックデータの前回値とを獲得するサイク
    リックデータ獲得ステップと、前記最新値と前記前回値
    とを比較するサイクリックデータ比較ステップと、前記
    前回値と前記最新値とが異なる場合必要に応じてサイク
    リックデータの変更を要するイベントが発生したことを
    示す割込み信号を外部に出力する割込みステップと、前
    記サイクリックデータの特定のビットを前記割込み信号
    の割込みのレベルを判定する割込みレベル判定フラグと
    して設定し、ステーションが前記サイクリックデータを
    受信した際に前記割込みレベル判定フラグを認識する割
    込みレベル判定フラグ認識ステップとを実行し、前記割
    込みステップにおいて、前記イベントが発生したことに
    対して前記割込みレベル判定フラグの値に応じた異なる
    処理を指示する割込み信号を選択出力することを特徴と
    する分散処理システムのサイクリックデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 サイクリックデータの特定ビットをサイ
    クリックデータの前記前回値と前記最新値との比較を行
    うか否かを判定するイベント検出動作認識フラグとして
    設定し、ステーションがサイクリックデータを受信した
    際に前記イベント検出動作認識フラグを認識するイベン
    ト検出動作認識フラグ認識ステップと、前記イベント検
    出動作認識フラグの値に応じて前記前回値と前記最新値
    との比較を行うか否かを判定する比較動作判定ステップ
    とを実行し、前記サイクリックデータ比較ステップにお
    いて、前記比較動作判定ステップで比較を行うと判定し
    た場合に限って前記前回値と前記最新値との前記比較を
    行うことを特徴とする請求項1記載の分散処理システム
    のサイクリックデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記サイクリックデータ比較ステップに
    おいて、前記最新値を獲得するタイミングと前記前回値
    を獲得するタイミングとを同期させ、前記最新値と前記
    前回値とを獲得し、かつ両者を比較し、前記最新値と前
    記前回値とを比較した結果を一旦保持することを特徴と
    する請求項記載の分散処理システムのサイクリックデ
    ータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 外部に出力する割込み信号が発生したタ
    イミングでカウンタを起動して予め設定されたカウント
    値のカウントダウンを行い、カウントダウン途中である
    ことをもってイベント不感帯状態であるのか否かを判定
    するイベント不感帯判定ステップを実行し、前記割込み
    ステップにおいて、前記イベント不感帯状態を脱した場
    合に前記割込み信号を出力することを特徴とする請求項
    記載の分散処理システムのサイクリックデータ伝送方
    法。
  5. 【請求項5】 前記イベント不感帯状態においても前記
    イベントを検出したならば該イベントを検出したサイク
    リックデータのアドレスを格納するサイクリックデータ
    アドレス格納ステップと、外部からの要求に応じてサイ
    クリックデータの前記アドレスを外部に出力するアドレ
    ス出力ステップとを実行することを特徴とする請求項
    記載の分散処理システムのサイクリックデータ伝送方
    法。
  6. 【請求項6】 前記不感帯状態中に前記イベントが発生
    した発生回数をカウントするイベント発生回数カウント
    ステップと、外部からの要求に応じて前記発生回数を外
    部に知らせるイベント発生回数報知ステップとを実行す
    ることを特徴とする請求項記載の分散処理システムの
    サイクリックデータ伝送方法。
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