JPH07141133A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH07141133A
JPH07141133A JP5288159A JP28815993A JPH07141133A JP H07141133 A JPH07141133 A JP H07141133A JP 5288159 A JP5288159 A JP 5288159A JP 28815993 A JP28815993 A JP 28815993A JP H07141133 A JPH07141133 A JP H07141133A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷処理実行中において待ち状態にある印刷
データの割り込み印刷処理を自動的に行わせ、プリンタ
装置を共有する使用者の印刷処理待ちによる作業効率の
低下を最小限にする。 【構成】 ホスト装置10,11から送信される複数の
印刷データを格納するメモリ3と、メモリ3に格納され
た印刷データの印刷処理の実行に要する時間を測定する
タイマ4と、メモリ3に格納された印刷データの印刷処
理を制御する制御手段2によってプリンタ装置を構成
し、その制御手段2の機能を、タイマ3で測定された印
刷処理実行時間が所定値以上になった時に印刷データの
印刷処理を中断し、メモリ3に格納されている他の印刷
データの印刷処理を実行させる割り込み処理を行なわせ
るものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ等
から送信されてきた印刷データによって画像形成を行う
プリンタ装置に関し、特にプリンタ装置において複数個
の印刷ジョブが入力される場合の印刷ジョブ処理に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のコンピュータ等のホスト装
置及びプリンタ装置をローカル・エリア・ネットワーク
等のネットワークで接続することによって、プリンタ装
置を共有して使用する場合が知られている。
【0003】(1)このようなプリンタ装置の共有状態
においては、例えばあるホスト装置の使用者がプリンタ
装置を用いて大量のデータ量の印刷や大量部数の印刷を
行う場合には、他のホスト装置の使用者がこのプリンタ
装置を用いて印刷データの印字を行なおうとしてもその
印字処理は待たされることなる。大量の印刷処理が行わ
れる場合には、この待ち時間の長時間化はプリンタ装置
を共有化する上で大きな問題点となっている。
【0004】上記のような問題点を克服するために、従
来特開平2−225067号公報や特開平4−1120
70号公報に開示されている技術が知られている。この
特開平2−225067号公報に開示される技術は、複
数のホストコンピュータから送信される印刷データを複
数のインタフェースで受信する際、そのインタフェース
の各々に優先度を手動で切り換えて設定するものであ
り、優先度を切り換える切換手段と印刷データの印字処
理を制御する印字制御手段によって構成されている。
【0005】また、特開平4−112070号に開示さ
れる技術は、プリント処理実行中に他のプリントデータ
が入力された時に、プリント処理の中断/割り込み/自
動復帰を手動で行うものであり、プリント指定条件に応
じて実行中のプリント処理の中断を許可するプリント許
可手段、プリント中断手段、割り込みプリント実行手
段、及びプリント再開手段によって構成されている。
【0006】(2)また、従来、ホストコンピュータ等
から送信されてきた印刷データに応じて画像形成を行な
う場合、プリンタ装置は単一のインタフェースのみを装
備して1台のホストコンピュータとしか接続できず、ま
たその価格も高価であった。そこで、上記の問題点を解
決するものとして、複数のインタフェース・ポートを持
ったバッファ装置やプリンタ装置が知られている。
【0007】しかし、このような複数個のインタフェー
スを持ったプリンタ装置の場合には、各インタフェース
からの複数個の印刷データが競合する可能性があり、こ
の競合に対してあらかじめ固定的な優先順位を各インタ
フェースに設けておく制御方法が知られている。この場
合には、優先順位の低いインタフェースから入力される
印刷データが印字されるまで長時間を必要とするという
問題点がある。このような問題点を克服するために、従
来特開平2−113327号公報や特開平2−2250
67号公報、及び特開平3−235767号公報、並び
に特開平4−175922号公報に開示されている技術
が知られている。この特開平2−113327号公報や
特開平2−225067号公報に開示される技術は、複
数個のインタフェースに対応した優先順位を設定する手
段及びこの優先順位を記憶する記憶手段を備え、各イン
タフェース等の優先順位に従って印刷処理を行なうもの
であり、これによりインタフェース等の優先順位の変更
が容易となる。
【0008】また、特開平3−235767号公報に開
示されるインタフェース制御方式においては、複数のイ
ンタフェースにあらかじめ優先順位を設定しておき、優
先順位の高いインタフェース部に印刷データが送られな
い状態が一定時間以上継続した場合には、そのインタフ
ェース部に対するサービスを解除するものである。
【0009】また、特開平4−175922号公報に開
示されているデータ出力制御方式においては、ホスト装
置は印刷データをプリンタ装置に送信する前に出力可能
の問い合わせを行い、その出力可能の問い合わせを受信
したプリンタ装置側では、その問い合わせに対応した優
先順位を設定し待ち行列に格納する。そして、印刷の順
番が回ってきた段階で、出力許可応答をホスト装置に返
送し、その出力許可応答を受けたホスト装置は印刷デー
タをプリンタ装置に送出することにより印刷順序の制御
を行なうものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の画像処理装置においては、以下の問題点を有して
いる。
【0011】(1)前記の従来の技術の項の(1)に示
した従来の画像処理装置においては、いずれも手動によ
る切換作業が必要なため、割り込み処理を行うために処
理状態を逐次監視する必要があり、作業能率が低下する
という問題点がある。つまり、使用者が所望の印刷処理
が実行されていないことを検知して、該印刷データを割
り込ませて印刷処理を実行させるための操作をしなけれ
ばならない。そのため、使用者がホスト装置から印字要
求を行ってから所望の印刷処理が終了するまでの間、自
分の印刷データが実行中なのか待ち状態なのかを逐次チ
ェックして割り込み処理を行わなければならない。
【0012】前記の問題点が発生する場合として、例え
ば使用者がホスト装置及びプリンタ装置から離れた場所
におり、印字要求をして所定時間後にプリントアウトさ
れた文書をプリンタ装置まで取りにいくといった場合が
ある。
【0013】(2)また、前記の従来の技術の項の
(2)に示した従来の画像処理装置においては、特開平
2−113327号公報や特開平2−225067号公
報、及び特開平3−235767号公報に示された従来
技術においては、複数のホスト装置がプリンタ装置を共
有しているにもかかわらず、各ホスト装置毎に優先順位
が設定できないという問題点を有している。つまり、複
数のインタフェース毎に優先順位を設定/変更できる
が、同一のインタフェースから送られてくる印刷ジョブ
は同一の優先順位しか獲得することができない。例え
ば、あるインタフェースがローカルエリアネットワーク
(Local Area Network:以下、LA
Nという)と接続されている場合には、このインタフェ
ースにはLANに接続されている複数のホスト端末装置
から印刷ジョブが複数送られてくる可能性があり、この
印刷ジョブ間には優先順位を設定することができないた
めである。また、特開平4−175922号公報に示さ
れた従来技術においては、各ホスト端末の印刷データ毎
に優先順位を設定することはできるが、ホスト端末側が
プリンタ側の印刷制御プロトコルに対応している必要が
あり、プリンタを共有する全てのホスト端末装置に対し
てこのプロトコルを実装することは、多大な費用を要す
るという問題点を有している。
【0014】また、プリンタが異なるLANに対応した
複数のインタフェースを持った場合には、特開平4−1
75922号公報に示された従来技術においては、これ
らのインタフェース間に統一した優先順位設定方法を設
けることは困難である。例えば、Novell社の商品
名NetWareとして知られるLANの場合には、フ
ァイルサーバが印刷データをスプールしてからプリンタ
に送出するため、ホスト側への出力許可応答を変装する
ことは不可能であり、また無意味である。
【0015】そこで、本発明は前記従来の問題点を解決
して、プリンタ装置に対して複数の印刷データが競合し
た場合に、プリンタ装置を共有する使用者の印刷処理待
ちによる作業効率の低下を最小限にすることを目的とす
る。
【0016】また、本発明は、長時間を要する印刷処理
により待ち状態となっている印刷データによって生じる
印刷処理待ちによる作業効率の低下を、最小限にするこ
とを目的とする。
【0017】また、本発明は、異なるプロトコルを持つ
複数のインタフェースに対して、複数のホストから送ら
れてくる印刷データの競合により待ち状態となっている
印刷データによる印刷処理待ちによる作業効率の低下
を、ホスト側のプロトコルを変更することなく最適な優
先順位で印刷処理順位を制御して、最小限にすることを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために、ホスト装置から送信される複数の印刷デ
ータを格納するメモリと、メモリに格納された印刷デー
タの印刷処理の実行に要する時間を測定するタイマと、
メモリに格納された印刷データの印刷処理を制御する制
御手段によってプリンタ装置を構成し、その制御手段の
機能を、タイマで測定された印刷処理実行時間が所定値
以上になった時に印刷データの印刷処理を中断し、メモ
リに格納されている他の印刷データの印刷処理を実行さ
せる割り込み処理を行なわせるものとする。
【0019】また、制御手段は、他の印刷データの印字
処理実行時間が所定値以上になった場合に割り込み処理
を繰り返し行い、この繰り返し回数が所定回数以上にな
った時に繰り返しを中止するものである。
【0020】また、本発明は前記の目的を達成するため
に、ホスト装置から送信される複数の印刷データを格納
するメモリと、メモリに格納された印刷データのデータ
量を測定するデータ量測定手段と、メモリに格納された
印刷データの印刷処理の実行に要する時間を測定するタ
イマと、メモリに格納された印刷データの印刷処理を制
御する制御手段とによってプリンタ装置を構成し、その
制御手段の機能を、タイマで測定された印刷処理実行時
間が所定値以上になった場合に印刷データの印刷処理を
中断し、メモリに格納されている他の複数の印刷データ
のうちデータ量測定手段により測定されたデータ量の少
ないものから印刷処理を実行させるものである。
【0021】また、本発明は前記の目的を達成するため
に、ホスト装置から送信される複数の印刷データ及び該
印刷データの印刷要求部数を格納するメモリと、メモリ
に格納された印刷データの印刷処理の実行に要する時間
を測定するタイマと、メモリに格納された印刷データの
印刷処理を制御する制御手段とからなり、その制御手段
の機能を、タイマで測定された印刷処理実行時間が所定
値以上になった場合に印刷データの印刷処理を中断し、
メモリに格納されている他の複数の印刷データのうちメ
モリに格納された印刷要求部数の少ないものから印刷処
理を実行させるものである。
【0022】また、本発明は前記の目的を達成するため
に、複数のホスト装置から送信された印刷データを受信
する複数のインタフェースと、印刷データを印刷ジョブ
単位に管理する複数の印刷ジョブ管理手段と、複数の印
刷ジョブ管理手段により管理される印刷ジョブ毎に印刷
処理の優先順位を設定する印刷順位設定手段と、複数の
印刷ジョブの属性を優先順位とともに記憶する待ち行列
管理手段と、優先順位を用いて前記複数の印刷ジョブの
うち優先順位の高いものから印刷処理を実行する印刷処
理制御手段とによりプリンタ装置を構成するものであ
る。
【0023】また、待ち行列管理手段は前記優先順位設
定手段により設定された優先順位を、時間計測を行なう
タイマと、優先順位設定手段、およびタイマ手段により
設定された優先順位の有効期間を設定する優先順位有効
期間設定手段により設定される有効期間内だけ保持する
機能を有している。
【0024】また、待ち行列管理手段は、印刷ジョブの
受付時間、印刷ジョブ属性、及び優先順位を記憶し、待
ち行列管理手段に記憶される優先順位をタイマから得ら
れる計時情報によって、受付時間から所定時間経過後に
変更する優先順位変更手段を備えるものである。
【0025】また、待ち行列管理手段は、印刷ジョブの
受付時間、印刷ジョブ属性、及び優先順位を記憶し、待
ち行列管理手段に記憶される優先順位は印刷ジョブを受
けた時点から当該印刷ジョブが他の印刷ジョブに割り込
まれた回数をカウントするカウンタ手段と、カウンタ手
段によりカウントされた回数が所定の回数以上になった
場合に記憶されている優先順位を変更する優先順位変更
手段を備えるのものである。
【0026】
【作用】前記構成の本発明のプリンタ装置は、制御手段
がメモリに格納されている複数の印刷データのうちの一
つの印刷データの印字処理を開始した段階で、タイマを
起動させその印刷データの印刷処理に要する時間を測定
する。そして、所定時間経過後にその印刷データが印刷
処理を終了していない場合には、その印刷データの印刷
処理をいったん中断させ、メモリに格納されている他の
印刷データの印刷処理を割り込み実行させる。また、制
御手段は、他の印刷データの印字処理実行時間が所定値
以上になった場合に割り込み処理を繰り返し行い、この
繰り返し回数が所定回数以上になった時に繰り返しを中
止する。
【0027】また、本発明のプリンタ装置は、制御手段
がメモリに格納されている複数の印刷データのうちの一
つの印刷データの印字処理を開始した段階で、タイマを
起動させその印刷データの印刷処理に要する時間を測定
する。そして、タイマで測定された印刷処理実行時間が
所定値以上になった場合に印刷データの印刷処理を中断
し、メモリに格納されている他の複数の印刷データのう
ちデータ量測定手段により測定されたデータ量の少ない
ものから印刷処理を実行させる。
【0028】また、本発明のプリンタ装置は、制御手段
がメモリに格納されている複数の印刷データのうちの一
つの印刷データの印字処理を開始した段階で、タイマを
起動させその印刷データの印刷処理に要する時間を測定
する。そして、タイマで測定された印刷処理実行時間が
所定値以上になった場合に印刷データの印刷処理を中断
し、メモリに格納されている他の複数の印刷データのう
ちメモリに格納された印刷要求部数の少ないものから印
刷処理を実行させる。
【0029】また、本発明のプリンタ装置は、複数のイ
ンタフェースにより複数のホスト装置から送信された印
刷データを受信し、その印刷データを複数の印刷ジョブ
管理手段によって印刷ジョブ単位に管理し、印刷順位設
定手段によって複数の印刷ジョブ管理手段により管理さ
れる印刷ジョブ毎に印刷処理の優先順位を設定し、待ち
行列管理手段が複数の印刷ジョブの属性を優先順位とと
もに記憶し、印刷処理制御手段によって記憶された優先
順位を用いて複数の印刷ジョブのうち優先順位の高いも
のから印刷処理を実行するものである。
【0030】また、待ち行列管理手段は、優先順位設定
手段により設定された優先順位を、時間計測を行なうタ
イマ、優先順位設定手段、およびタイマ手段により設定
された優先順位の有効期間を設定する優先順位有効期間
設定手段により設定される有効期間内だけ保持する。
【0031】また、待ち行列管理手段は、優先順位変更
手段によって印刷ジョブの受付時間、印刷ジョブ属性、
及び優先順位を記憶し、待ち行列管理手段に記憶される
優先順位をタイマから得られる計時情報によって、受付
時間から所定時間経過後に変更する。
【0032】また、待ち行列管理手段は、印刷ジョブの
受付時間、印刷ジョブ属性、及び優先順位を記憶し、カ
ウンタ手段によって待ち行列管理手段に記憶される優先
順位は印刷ジョブを受けた時点から当該印刷ジョブが他
の印刷ジョブに割り込まれた回数をカウントし、優先順
位変更手段によってカウンタ手段によりカウントされた
回数が所定の回数以上になった場合に記憶されている優
先順位を変更するものである。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。
【0034】(実施例1) (プリンタ装置の構成)はじめに、本発明の実施例1の
プリンタ装置の構成を図1のブロック図によって説明す
る。
【0035】プリンタ装置1は、インタフェース・ポー
ト(以下、I/Fポートという)7を有しており、この
I/Fポート7を通して例えばネットワーク9等と接続
し、ネットワーク9に接続さている複数のホストコンピ
ュータ等のホスト装置10,11と接続している。ま
た、プリンタ装置1は前記I/Fポート7の他に、この
I/Fポート7を通して入力されるホスト装置10,1
1からの印刷データをいったん格納しておくメモリ3、
このメモリ3への印刷データの格納時にその印刷データ
のデータ量を測定するデータ量測定手段5、前記メモリ
3に格納された印刷データを用いて記録用紙等に印刷処
理を行う印字手段6、この印字手段6が印刷処理の実行
に要している時間を測定するタイマ4、及びこれらの各
手段を制御する制御手段2を有しており、相互にデータ
の送受信を行うためにシステムバス8によって接続され
ている。
【0036】(データ構造)次に、メモリ3に格納され
る印刷オプションデータと印刷データのデータ構造を図
2を用いて説明する。
【0037】メモリ3内は、ジョブやデータに関する情
報を格納するヘッダ部34と、文字コードやイメージデ
ータ等の印刷データを格納するデータ部35と、データ
退避領域36から構成されている。
【0038】このうち、ヘッダ部34は、印刷データを
印刷ジョブとして管理するためのジョブ属性領域31
と、印刷オプションデータを格納するオプション情報領
域32、及び印刷データのデータ情報を格納するデータ
情報領域33から構成されている。ヘッダ部34のジョ
ブ属性31は、送信されてきた印刷要求ごとに一連の番
号が割りつけることによって印刷ジョブの管理用の識別
子としてのジョブID31−1、送信元ホスト装置を識
別するためのホストID31−2、及び要求者を識別す
るためのユーザID31−3等からなっている。
【0039】また、オプション情報領域32は、印刷部
数32−1や記録用紙指定32−2、両面印刷指定32
−3等の印字手段6が印刷処理する際に必要な印刷オプ
ションデータが格納される領域である。
【0040】そして、データ情報領域33には、印刷デ
ータが格納されているデータ部35のデータ先頭アドレ
ス33−1、及び当該印刷データのデータ量(バイト
数)33−2が格納される。このとき、データ量を格納
する領域33−2には、データ量測定手段5によって測
定された値を格納する。
【0041】例えば、ベッダ部34のジョブID31−
1の値が″1″の場合についてみると、データ情報領域
33のデータ先頭アドレス33−1の値は″0xa00
0″、データ量33−4の値は″k″であり、ジョブ番
号が1番のジョブはデータ部35の″0xa000″の
アドレスからKバイトの量のデータが存在していること
を表している。
【0042】(実施例1の作用)次に、前記実施例1の
構成のプリンタ装置の作用を説明する。
【0043】はじめに、使用者はホスト装置10,11
等を用いて、使用者が印刷部数等を指定した印刷オプシ
ョンデータと共に印刷データを送信し、プリンタ装置1
に対して印刷要求を行う。この印刷要求により、印刷オ
プションデータと印刷データはネットワーク9を経由し
て、I/Fポート7に入力される。入力された印刷オプ
ションデータと印刷データは、制御手段2からの制御信
号によってI/Fポート7からシステムバス8を通して
いったんメモリ3の所定の領域に格納される。また、制
御手段2は、I/Fポート7からメモリ3に印刷データ
を書き込ませる時に、データ量測定手段5を起動させ
る。起動したデータ量測定手段5は、システムバス8を
モニタすることによって、I/Fポート7からメモリ3
へのデータの移動量をバイト単位でカウントする。そし
て、メモリ3への書込みが終了した時点で、カウントし
たデータバイト数をメモリ3内のデータ情報領域33の
データ量33−2に書き込む。また、制御手段2はメモ
リ3内のデータ情報領域33のデータ先頭アドレス33
−1に、データ書込みを開始したアドレスを書き込む。
【0044】以上の動作により、例えば図2のデータ構
造図においては、ジョブID1として登録されている印
刷データは″0xa000″番地からKバイト、またジ
ョブID2として登録されている印刷データは″0xc
000″番地からLバイト、それぞれ格納される。
【0045】次に、図3のフローチャートを用いて本発
明の実施例1の印刷処理の制御の流れを説明する。以下
において説明するフローチャートは、前記動作にしたが
ってメモリ3に既に格納されている印刷データを、制御
手段2の制御で印字手段6によって印刷処理するフロー
であり、印刷処理の制御の流れをステップSの符号によ
って説明する。
【0046】ステップS1:制御手段2はメモリ3内に
印刷ジョブが格納されているか否かの判定を行う。この
判定には、例えばヘッダ部34のジョブ属性領域31中
のジョブID31−3を検出することにより行うことが
できるが、これに限らず他の情報を用いて判定すること
も可能である。メモリ3内に印刷ジョブが格納されてい
る場合には、印刷手段6で印刷処理を行うため次のステ
ップS2の工程に進む。一方、メモリ3内に印刷ジョブ
が格納されていない場合には、印刷手段6で印刷処理を
行う印刷データがないため、その印刷処理を終了するス
テップS5の工程に進む。
【0047】ステップS2:メモリ3内に印刷ジョブが
存在する場合には、その印刷ジョブの中から印刷処理を
行う印刷ジョブを選択し、その選択した印刷ジョブの印
刷オプションデータ、及び印刷データを抽出する。
【0048】ステップS3:前記ステップS2の工程で
選択した印刷ジョブのジョブ属性と印刷オプションデー
タと印刷データをメモリ3から読出し、その印刷オプシ
ョンデータに基づいて印字手段6を起動させ、印刷デー
タの印刷処理を開始する。
【0049】ステップS4:前記ステップS3の工程の
印刷データの印刷処理の開始時に、タイマ4をセットし
て印刷処理の実行に要する時間の計測を開始する。
【0050】ステップS5:前記印刷データの印刷処理
が終了したか否かの判定を行う。印刷処理が終了した場
合には、制御手段2は印字手段6から送信される印刷終
了信号を受信し、その印刷データの印刷処理を終了し、
前記ステップS1の工程に戻って次に処理する印刷ジョ
ブがあるか否かの判定を行う。
【0051】一方、このステップにおいて、印字手段6
から印刷終了信号が送信されるず印刷データの印刷処理
が終了していない場合には、そのまま処理を続行しステ
ップS6の工程での判定を行う。
【0052】ステップS6:制御手段2はタイマ4から
の割り込み信号が送信されるまで待機し、タイマによる
割り込みを判定する。タイマ4は、あらかじめ設定され
た時間になると、制御手段2に対して割り込み信号を送
信するという動作をする。この割り込み動作は、あらか
じめ設定された時間経過後においても、未だ印刷処理が
終了しない場合に、待ち状態にある他の印刷ジョブの印
刷処理を行うものであり、制御手段2はこのタイマ割り
込み信号を印字手段6からの印刷処理終了信号よりも早
い時期に送信することによって次のステップS7の工程
の割り込み処理ルーチンに入る。
【0053】ステップS7:この割り込み処理ルーチン
のステップにおいて、待ち状態にある他の印刷ジョブの
印刷処理を行う。
【0054】次に、図4のフローチャート、及び図2を
用いて前記ステップS7の工程の割り込み処理ルーチン
の説明を行う。以下、割り込み処理ルーチンの制御の流
れをステップS10から始まる10番台の符号によって
説明する。
【0055】ステップS10:まず、現在実行中の例え
ばフォントデータや、ビットマップ展開用データ等の印
刷処理用データをメモリ3内のデータ退避領域36に退
避させる。このデータの退避処理の実行は、実行中の印
刷データ中で例えばページの切り目等の退避を行い易い
のタイミングにおいて実行する。そのために、現在実行
中の印刷処理は、その退避処理の実行のタイミングまで
続行される。
【0056】ステップS11:前記ステップS10の工
程において、現在実行中の印刷処理用データがメモリ3
内のデータ退避領域36への退避が完了することによっ
て、データ部35には次の処理を行うためのデータを受
け入れる空の領域が用意されることになる。そこで、次
にメモリ3内のヘッダ部34を検索して、割り込み処理
すべき印刷ジョブを探する。
【0057】この割り込み処理すべき印刷ジョブの探索
に用いるキーには、例えば以下に示す方法がある。
【0058】メモリ3内のヘッダ部34のジョブ属性
領域31中のジョブID31−1をキーとして検索し、
ジョブID31−1の番号の小さい印刷ジョブから順に
割り込み印刷処理を実行する。
【0059】通常、ジョブID31−1は印刷要求が来
た順に順次番号が割りつけられていくので、この検索方
法によれば、待ち時間の長いものから優先的に割り込み
印刷することができるという効果がある。
【0060】メモリ3内のヘッダ部34のデータ情報
領域33中のデータ量33−2をキーとして印刷ジョブ
を探索し、データ量の少ない印刷ジョブから順に割り込
み印刷処理を実行する。
【0061】メモリ3内のヘッダ部34のデータ情報
領域33中のデータ量33−2をキーとして印刷ジョブ
を探索し、あらかじめ定められた閾値以下のデータ量を
持った印刷ジョブから順に割り込み印刷処理を実行す
る。
【0062】前記,の方法によれば、割り込み処理
される印刷データが大量のデータ量を持つ場合に、割り
込み印刷処理自体が他の印刷ジョブを長時間待たせてし
まうという弊害を回避できるという効果がある。
【0063】メモリ3内のヘッダ部34のオプション
情報領域32中の印刷部数32−1をキーとして印刷ジ
ョブを探索し、印刷部数の少ない印刷ジョブから順に割
り込み印刷処理を実行する。
【0064】メモリ3内のヘッダ部34のオプション
情報領域32中の印刷部数32−1をキーとして印刷ジ
ョブを探索し、あらかじめ定められた閾値以下の印刷部
数を持った印刷ジョブから順に割り込み印刷処理を実行
する。
【0065】前記,の方法によれば、割り込み処理
される印刷データが大量の印刷部数を持つ場合に、割り
込み印刷処理自体が他の印刷ジョブを長時間待たせてし
まうという弊害を回避できるという効果がある。
【0066】メモリ3内のヘッダ部34のジョブ属性
領域31中のユーザID31−3をキーとして印刷ジョ
ブを探索し、特定のユーザID31−3の印刷ジョブが
集中しないような順序で割り込み印刷処理を実行する。
【0067】この検索方法によれば、特定の使用者の印
字要求が連続してメモリ3に格納されているような場合
に、その使用者の印刷ジョブを集中して処理するために
他の使用者が長時間待たされてしまうと言う弊害を回避
できるという効果がある。
【0068】ステップS12:前記検索方法によって、
メモリ3中の印刷ジョブのおいて割り込み印刷処理を行
う印刷ジョブを検索し、該当する印刷ジョブがある場合
には次のステップS13の工程に進み、該当する印刷ジ
ョブがない場合にはステップS15の復帰処理の工程に
進む。
【0069】ステップS13:前記ステップS11及び
ステップS12の工程で抽出された印刷ジョブの割り込
み印刷処理を行う。
【0070】ステップS14:割り込み印刷処理の終了
の判定を行う。割り込み印刷処理の終了した場合には、
次の割り込み印刷処理を行うために前記ステップS11
の工程に戻る。
【0071】ステップS15:割り込み印刷すべき印刷
ジョブがない場合には、この工程において割り込み処理
ルーチンからから出て、元の印刷処理の工程に戻る。こ
の工程では、メモリ3内のデータ退避領域36に退避し
ておいた印刷処理用データをデータ部35に復帰させ印
刷処理を再開させる。
【0072】割り込み処理が終了し、中断された印刷ジ
ョブの印刷処理が再開されると、制御手段2は再びタイ
マセットし(図3のステップS4の工程)、再び印刷処
理終了信号もしくはタイマ割り込み信号を受信するまで
待機する。
【0073】(実施例1の効果)次に、実施例1の効果
について説明する。この実施例1によれば、プリンタ装
置1は、印刷処理が長時間に渡るような印刷ジョブの印
刷処理実行中において、適宜自動的に割り込み印刷処理
を行わせることが可能となり、大量の印刷ジョブの実行
によって生じる他の印刷ジョブの印刷待ちの問題を解決
することができる。例えば、プリンタ装置1の使用者
は、タイマ4にあらかじめ設定された割り込み時間とり
割り込み処理時間の合計時間から印刷ジョブの印刷終了
時刻を予測することができる。
【0074】(実施例2)次に,本発明の実施例2につ
いて説明する。
【0075】(プリンタ装置の構成、及びデータ構造の
構成)実施例2のプリンタ装置の構成及びデータ構造
は、前記実施例1に示したものと同様であるため、ここ
ではその説明を省略する。
【0076】(実施例2の作用)次に、前記実施例2の
構成のプリンタ装置の作用を説明する。プリンタ装置自
体の作用は前記実施例1の作用と同様であり、印刷処理
の制御の点でのみ相違している。この実施例1と実施例
2の相違する点は、前記実施例1においては割り込み印
刷処理を行っている際の印刷処理時間を計測しないのに
対して、実施例2のものは割り込み印刷処理実行時に関
してもタイマによって実行時間を計測し、この時間が所
定値以上になったらタイマ割り込み信号を発生させて、
さらに割り込み印刷処理を行わせる点にある。そこで、
以下、図5のフローチャートを用いて本発明の実施例2
の印刷処理の制御の流れついてのみ説明する。
【0077】以下において説明するフローチャートは、
前記動作にしたがってメモリ3に既に格納されている印
刷データを、制御手段2の制御で印字手段6によって印
刷処理するフローであり、印刷処理の制御の流れをステ
ップS21から始まる20番台及び30番台の符号によ
って説明する。
【0078】ステップS21〜ステップS24:このス
テップS21〜ステップS24の工程は、図3に示した
前記実施例1のステップS1〜ステップS4の工程と同
様であるので、ここでは説明を省略する。
【0079】ステップS25:前記印刷データの印刷処
理が終了したか否かの判定を行う。印刷処理が終了した
場合には、制御手段2は印字手段6から送信される印刷
終了信号を受信し、その印刷データの印刷処理を終了
し、ステップS31の工程に進む。
【0080】一方、このステップにおいて、印字手段6
から印刷終了信号が送信されず印刷データの印刷処理が
終了していない場合には、そのまま処理を続行しステッ
プS26の工程での判定を行う。
【0081】ステップS26:制御手段2はタイマ4か
らの割り込み信号が送信されるまで待機し、タイマによ
る割り込みを判定する。タイマ4は、あらかじめ設定さ
れた時間になると、制御手段2に対して割り込み信号を
送信するという動作をする。
【0082】この割り込み動作は、あらかじめ設定され
た時間経過後においても、未だ印刷処理が終了しない場
合に、待ち状態にある他の印刷ジョブの印刷処理を行う
ものであり、制御手段2はこのタイマ割り込み信号を印
字手段6からの印刷処理終了信号よりも早い時期に送信
することによって次のステップS27の工程に進む。ス
テップS27:この工程は、割り込み処理の回数があら
かじめ設定された回数に達するまで、割り込み処理を行
わせるものであり、累計した割り込み処理の回数があら
かじめ設定された上限の回数に達していない場合には、
次のステップS28の工程に進む。
【0083】ステップS28:この工程において、割り
込みカウント値をアップする。この処理によって、割り
込み処理の回数の累計が行われ、前記ステップS27で
の設定上限値との比較を行うことができる。
【0084】ステップS29:次に、前記実施例1と同
様にして、中断する印刷ジョブの実行データをデータ退
避領域36に退避させる。
【0085】ステップS30:前記ステップS11と同
様にして割り込みジョブを探索し、ステップS23に進
んで割り込み実行処理を開始する。その後、ステップS
24においてこの割り込み印刷実行処理に対してもタイ
マセットする。ステップS26においてこの割り込み印
刷処理の実行中にさらにタイマ割り込み信号が受信する
と、ステップS23からステップS26の工程を繰り返
す。
【0086】この繰り返しの最中に予め設定された繰り
返し回数の上限に達した場合、それ以上の割り込み処理
は行わず(ステップS27)、ステップS31の工程に
進む(ステップS25)。
【0087】ステップS31:割り込み印刷処理が終了
の判定を行い、終了した場合にはステップS32の工程
に進み、割り込み印刷処理が終了していない場合にはス
テップS21の工程に戻る。
【0088】ステップS32:割り込み処理が終了した
場合には、割り込みカウント値をダウンさせる。
【0089】ステップS33:中断していた印刷ジョブ
の復帰処理を行う。
【0090】(実施例2の効果)次に、実施例2の効果
について説明する。この実施例2によれば、割り込み印
刷を実行した印刷ジョブの実行時間が長時間に及んだ場
合でも、他の印刷ジョブが待たされる状態を回避するこ
とが可能となる。
【0091】(実施例3) (プリンタ装置の構成)次に、本発明の実施例3のプリ
ンタ装置の構成を図6のブロック図によって説明する。
【0092】プリンタ装置20は、複数のホスト装置7
1〜7nから様々なプロトコルで送信される印刷データ
を受信するn個のインタフェース・ポート(以下、I/
Fポートという)である第1インタフェース・ポート4
1〜第nI/Fポート4nと、それに対応したn個の印
刷ジョブ管理手段である第1印刷ジョブ管理手段51〜
第n印刷ジョブ管理手段5n、及びn個の優先順位設定
手段である第1優先順位設定手段61〜第n優先順位設
定手段6nからなる印刷データ入力部28と、これら印
刷データ入力部28から送られてくる印刷ジョブを待ち
行列(メモリ)23にいったん格納する待ち行列管理手
段24と、待ち行列内の各ジョブの優先順位をタイマ2
5やカウンタ26の値に基づいて変更する優先順位変更
手段27と、印刷データに基づき記録用紙に印刷を行う
印字手段21と、これら全体を制御する印刷処理制御手
段22から構成される。そして、印刷処理制御手段2
2、印字手段21、及び印刷データ入力部28はシステ
ムバス29によって接続され、相互にデータ送受信を行
う。
【0093】ここで、第1I/Fポート41は、例えば
RS232−CやセントロニクスやApple社の商品
名であるAppleTalk規格のようなスプーリング
機能を持たないプリンタプロトコルによりホスト装置か
らの印刷データを受信し、第2I/Fポート42は、N
ovell社の商品名がNetWareやUNIXのT
CP/IPといったLAN70で接続されたホスト7
2,73からの印刷データを受信するものと仮定する。
この仮定により、本発明のプリンタ装置20は異なるプ
ロトコルの複数のI/Fポートを持つことになる。
【0094】また、印刷データ入力部28や印刷処理制
御手段22の各制御は、マルチタスク・オペレーティン
グ・システム上で動作するタスクで行われるものとし、
各タスク間の情報の送受信にはメッセージ通信を用いて
同期をとるものとする。
【0095】(実施例3の作用)次に、前記実施例2の
構成のプリンタ装置の作用を説明する。
【0096】以下、印刷データ入力部28、印字処理制
御手段22、待ち行列管理手段24、及び優先順位変更
手段の処理の手順について順に説明する。
【0097】(印刷データ入力ブロックの動作)はじめ
に、印刷データ入力部28の動作について、図7の印刷
データ入力部における印刷ジョブ要求時のフローチャー
トを用いて説明する。
【0098】ステップS41:印刷データ入力部28の
各手段は、ホスト装置71〜7nの何れかより印刷デー
タをI/Fポート41〜4nにより受信する。
【0099】ステップS42:I/Fポート41〜4n
により受信された印刷データは、印刷ジョブ管理手段5
1〜5nによって印刷ジョブ単位に登録が行われる。こ
の登録においては、ジョブ単位毎に一意な識別子である
ジョブIDが割り当てられる。なお、本発明の実施例に
おいて、ジョブ単位とは、あるホスト端末を操作してい
るユーザが1回の印刷要求を本発明のプリンタ装置に行
う単位として定義される。このとき、第1I/Fポート
41のようにRS232−Cやセントロニクスの場合に
は、これらを規定しているプロトコルの規定上から受信
される印刷データをジョブ単位に分割することは困難で
あるが、印刷データが受信されない期間がある単位時間
を経過した場合、この時点をジョブの切れ目としてタイ
ムアウト値として予め設定しておき、印刷データが受信
開始された段階からタイムアウトになるまでの間に送信
されてくる印刷データを1ジョブ単位として定義する。
【0100】ステップS43:前記したように登録され
た印刷ジョブは、優先順位設定手段61〜6nによって
優先順位が設定される。このとき、LAN70のような
ネトワークプロトコルによって印刷ジョブに付随してホ
スト装置72,73から優先順位の指定があった場合に
は、その指定された優先順位を設定する。
【0101】ステップS44:一方、前記ステップS4
3の判定において、ホスト装置72,73からの優先順
位の指定がない場合には、予め決定されているデフォル
トの優先順位が設定される。
【0102】ステップS45,46:そして、ステップ
S45において優先順位の有効期間を設定するか否かの
判定を行い、優先順位の有効期間を設定する場合には、
有効期間を設定する時間値を設定する。
【0103】ステップS47:その後、印刷出入力部2
8は、ジョブ要求メッセージ80を印刷処理制御手段2
2に発行し、ジョブの開始まで待機する。
【0104】このジョブ要求メッセージ80について、
図12のジョブ要求メッセージの構成を示すモデル図を
用いて説明する。ジョブ要求メッセージ80は、ジョブ
要求のメッセージであることを表すメッセージID、印
刷ジョブとして登録されたときに付された番号を示すジ
ョブID、印刷データが入力されたI/Fポートを示す
入力ポートID、優先順位の設定値、その優先順位の有
効期間を示す時間値、及びバナーシート出力やページ番
号付加といった印刷時に付加できるサービスの設定を指
定するオプション領域により構成されている。
【0105】(印刷処理制御手段の動作)次に、印刷処
理制御手段22の動作について、図8の印刷処理制御手
段の制御を説明するフローチャートを用いてステップS
の50番台の符号により説明する。
【0106】ステップS51:印刷データ入力部28か
ら送信されたジョブ要求メッセージ80は、メッセージ
受付により印刷処理制御手段22内部に取り込まれる。
【0107】ステップS52:そして、前記図12に示
すジョブ要求メッセージ80内のメッセージIDからメ
ッセージ内容がジョブ要求であるかの判定を行う。
【0108】ステップS55:前記ステップS52の判
定において、メッセージ内のメッセージIDがジョブ要
求である場合には、印刷ジョブを待ち行列23に格納す
るために、待ち行列管理手段24を起動させる。
【0109】ステップS53:一方、タイマメッセージ
90を受け取ると、このメッセージIDから印刷可能メ
ッセージであるかの判定を行なう。
【0110】ステップS54:前記ステップS53の判
定で、印刷可能メッセージでない場合には、メッセージ
IDからメッセージの内容がタイマの割り込みであるか
の判定を行う。
【0111】ステップS56−1:メッセージIDから
メッセージの内容がタイマの割り込みであると判定され
ると、優先順位変更手段27を起動させる。このとき、
印刷処理制御手段22は、パラメータとしてタイマメッ
セージ90の内容を優先順位変更手段27に送る。優先
順位変更手段27はタイマメッセージ90を受けて、図
10に示す処理を行う。
【0112】ステップS56−2:ステップS53の判
定において、印刷可能メッセージであることが判定され
ると、次に処理を行なう印刷ジョブを待ち行列23の中
から選択する処理が行なわれる。このとき、印刷ジョブ
が競合していて複数の印刷ジョブが待ち行列に格納さて
いる場合は、印刷処理制御手段22は優先順位の高いも
のから順に処理を行なう必要がある。しかし、ジョブ要
求メッセージ80の送信時に設定された優先順位が低い
印刷ジョブの場合には、後から待ち行列23に格納され
た優先順位の高い印刷ジョブに次々と割り込みが行なわ
れて、印刷処理か実行されないという現象の発生の可能
性がある。そこで、このような現象の発生を防止するた
めに、ジョブ要求受付時間からある所定の時間経過した
後にも印刷処理が行なわれず待ち行列23内に格納され
ているような印刷ジョブに対しては、優先順位を段階的
に上げる操作により待ち時間の長さに応じて優先順位を
アップさせ、長時間印刷処理されないような印刷ジョブ
の発生を防止することができる。
【0113】また、この優先順位をアップさせる要因と
して前記待ち時間だけでなく、印刷ジョブを待ち行列に
格納されてから、他の印刷ジョブに割り込まれた回数を
要因とすることも可能である。この場合には、ある印刷
ジョブの印刷処理が他の印刷ジョブに追い抜かれた回数
をカウントし、その回数が所定回数以上の場合に優先順
位をアップさせる処理を行なう。
【0114】この操作を実現させるために、印刷処理制
御手段22は、パラメータとして所定の時間値と、所定
の割り込み回数(以下ホップ数と呼ぶ)とを設定して優
先順位変更手段27を起動させる。
【0115】ステップS57:印字処理制御手段22
は、優先順位変更手段27によって変更された優先順位
に基づいて、待ち行列23内の最も優先順位の高いノー
ドを検索する。
【0116】ステップS58:前記ステップS57の検
索により得られたノード内のI/FポートIDからI/
Fポートを選択する。
【0117】ステップS59:選択したI/Fポートに
より、印字手段21に対して印字処理開始メッセージを
発行する。なお、この印字処理時おいて、待ち行列管理
手段24の処理は、以下に説明する図9のステップS6
1,ステップS67,及びステップS68に従って行な
われる。
【0118】(待ち行列管理手段の動作)次に、この待
ち行列管理手段24の動作について、図9の待ち行列管
理手段の処理のフローチャートを用いてステップSの6
0番台の符号により説明する。
【0119】ステップS61:待ち行列23内の印刷ジ
ョブの印刷処理が開始されているか否かの判定を行う。
【0120】ステップS62,63:タイマ25により
得られる時間情報を用いて受付時間の設定、及び初期値
の設定を行う。なお、前記印刷処理制御手段の動作にお
けるステップS55の段階では、印刷ジョブの印刷処理
は開始されていないので、はじめにこの工程において、
受付時間の設定、及び初期値の設定を行う。
【0121】ここで、図11の待ち行列のモデル図によ
り、初期値の内容を説明する。図11は、待ち行列のメ
モリ23内に格納される待ち行列の内容を示している。
この待ち行列は、印刷ジョブの属性及び優先順位を示し
ており、ジョブ要求メッセージ80から得られる優先順
位、ジョブID及びI/FポートID、ステップS62
で取得された受付時間、待ち行列23に格納されてから
の他のジョブの割り込み回数を示すホップ数(初期値を
「0」とする)、優先順位の有効期間が設定されている
か否かを示す有効期間フラグ、印刷ジョブに付随するオ
プションかつ能領域から構成されている。
【0122】この有効期間フラグには、ジョブ要求メッ
セージ80内の有効期間を示す時間値に「0」より大き
い値が設定されていた場合に、「1」が設定される。
【0123】ステップS64:次に、初期値の設定が行
われた印刷ジョブは、この待ち行列23のメモリに優先
順位の高いものから順に格納される。
【0124】ステップS65:この工程において、有効
期間が設定されているか否かの判定を行う。この判定
は、有効期間フラグの有無の判定により行われる。
【0125】ステップS66:前記工程において、有効
期間フラグが設定されているものに対しては、そのジョ
ブ要求メッセージ80内の有効期間の時間後にタイマ割
り込みメッセージが発行されるようにタイマ25の設定
を行う。
【0126】タイマ25はこれを受けて、設定された時
間の経過後に、タイマメッセージ90を印刷処理制御手
段22に発行する。図13は、このタイマメッセージの
モデル図であり、このタイマメッセージ90は、タイマ
25からのメッセージであることを示すメッセージI
D、及びジョブIDから構成されている。
【0127】ステップS67:印刷処理が開始された印
刷ジョブが待ち行列23内に存在する場合には、その該
当する印刷ジョブのノードを待ち行列23から削除す
る。
【0128】ステップS68:そして、他のノードのホ
ップ数をインクリメントする。
【0129】(優先順位変更手段の動作)次に、この優
先順位変更手段27の動作について、図10の優先順位
変更手段の処理のフローチャートを用いてステップSの
70番台の符号を用いて説明する。
【0130】ステップS71:起動時において、パラメ
ータがタイマメッセージか否かの判定を行う。
【0131】ステップS72:パラメータがタイマメッ
セージの場合には、タイマメッセージ90内のジョブI
Dから該当する待ち行列23内のノードを削除する。例
えば、タイマメッセージ90内のジョブIDが1の場合
には、待ち行列23内の第1行目のノードを削除する。
【0132】また、印字手段21が印字処理を終了し、
次の印刷ジョブが処理可能となったときには、印字処理
可能メッセージ100が発行される。この印字処理可能
メッセージ100を、図14の印字処理可能メッセージ
の構成を示すモデル図を用いて説明すると、この印字処
理可能メッセージ100は印刷処理可能であることを示
すメッセージIDと、どの印刷ジョブが終了したか示す
ジョブIDとから構成される。
【0133】ステップS73:パラメータがタイマメッ
セージでない場合には、i=1とし、以下ステップS7
4からステップS78の待ち行列23内の各ノードを検
索するループ処理を行なう。
【0134】ステップS74:タイマ25から取得され
た現在時刻と各ノードの受付時間を比較し、所定の時間
が経過しているか否かの判定を行なう。
【0135】ステップS76:パラメータで与えられた
所定時間以上経過したノードに対しては、優先順位をア
ップさせる。
【0136】ステップS75:パラメータで与えられた
所定時間内のノードに対して、さらにホップ数を判定
し、ホップ数がパラメータで与えられた所定回数以上の
ノードに対して優先順位をアップさせる。
【0137】ステップS77:前記ステップS74〜ス
テップS76の工程を、待ち行列23内の全ての印刷ジ
ョブのノードに対して行なう。
【0138】ステップS78:変更された優先順位に基
づいて、待ち行列23内のノードをソートする。
【0139】なお、優先順位をアップさせる際には、上
限値を定めておき、その上限値以上になる場合には優先
順位の変更を行なわない。これは、最優先でジョブの要
求を行ないたいI/Fポートがある場合には、その再優
先印刷ジョブと同等もくしはそれ以上の優先順位を発生
させないためであり、この処理は必要に応じて付加する
ことができる。
【0140】例えば、この処理は、図11において優先
順位の上限を「0」とし、優先順位をアップさせる処理
の際にアップすることのできる上限を「1」としてお
き、「1」から「0」にアップできないようにしておく
等の処理により行なうことができる。この処理によっ
て、最優先で印刷処理を行なわせる必要がある印刷ジョ
ブは、ジョブ要求時に優先順位を「0」に設定すること
により、他の印刷ジョブと競合した場合にも割り込まれ
ることなく保護されることになる。
【0141】(処理の例)前記の動作を行なうプリンタ
装置20により、例えば以下のような処理を行なうこと
ができる。
【0142】(1)Novell社の商品名NetWa
reやUNIX社のTCP/IPといったLAN70の
プロトコルでホスト装置72,73から送信されてくる
印刷要求が、ネットワーク上の図示しないフアイルサー
バ等に印字データが、いったんスプールされてからの印
刷要求である場合には、優先順位設定手段61〜6nに
よって設定される優先順位は、特に指定がないかぎりあ
らかじめ低く設定して、ジョブ要求メッセージ80を発
行する。また、ホスト装置72,73から優先的に印刷
した旨の指定が、ネットワークプロトコル等で印刷要求
とともに送信されてきた場合には、それに応じて優先順
位を所定量上げる。
【0143】(2)また、RS232−Cやセントロニ
クス、スプーリング機能を持たないApple社の商品
名AplleTalk規格等でホスト装置71から送信
されてくる場合には、このホスト装置71からの印刷要
求に対して、印字手段21が印字処理中で即座に印刷要
求に対応できないようなビジー状態の場合には、あるタ
イムアウト値がプロトコル上で設定されているため、こ
のタイムアウト時間内に印刷要求許諾可応答を返してや
る必要がある。このような場合には、タイムアウトにな
るまでの期間内は他の印刷ジョブよりも優先した印刷処
理順位を割り当ててやり、他の競合する印刷ジョブより
も優先順位を高くしておく必要がある。そのため、最優
先の優先順位を設定し、かつプロトコルに応じたタイム
アウト値分の優先順位の有効期間値を設定してジョブ要
求メッセージ80を発行する。これにより、ホスト装置
71から印刷要求があったときにホスト装置72,73
等の印刷ジョブが待ち行列23に複数保留されている場
合には、それらより優先してホスト装置71の印刷ジョ
ブを処理することになる。このとき、もし有効期間内に
印刷手段21が処理を終え、次の印刷ジョブの印刷処理
が可能な状態となれば、ホスト装置71からの印刷ジョ
ブの印字処理が開始される。
【0144】しかし、有効期間内に印字手段21が印刷
処理可能にならなかった場合には、ホスト71からの印
刷ジョブは待ち行列23から削除され、第1I/Fポー
ト41はホスト装置71にプリンタ装置がビジー状態で
あることを伝える。こうすることにより、第1I/Fポ
ート41とホスト装置71間のプロトコルで規定された
タイムアウト値の時間内に応答することが可能となり、
かつ、その時間内には他の印刷ジョブと競合した場合に
おいても、できるだけ印刷処理を行なわせる機会を増加
させることが可能となる。
【0145】(実施例3の効果)本発明の実施例3によ
れば、様々プロトコルで送信されてくる複数の印刷デー
タに対して、印刷ジョブ毎に優先順位が設定可能であ
り、また、設定された優先順位に対して後から変更をく
わえることも可能である。
【0146】さらに、優先順位の設定には、その優先順
位が有効な期間を示す時間値を設定することも可能であ
る。そきため、異なったプロトコルを持った複数のイン
タフェースに応じた最適な優先順位の設定が印刷ジョブ
単位に行なうことができ、共有プリンタにおける印刷ジ
ョブの競合時の処理において、最適な印刷処理順序を与
えることが可能であり、プリンタを共有するホスト端末
を利用するホスト端末を利用するユーザに最適な印刷環
境を提供することができる。
【0147】本発明の実施例3において、ホスト装置7
2,73等から優先順位を高く要求してきた印刷ジョブ
が連続的に送られ、それらの印刷処理の割り込みにらっ
て他の優先順位の低い印刷ジョブが待ち行列24に格納
されたままになったとしても、その印刷ジョブの受付時
間から所定時間経過後、もしくはホップ数が所定回数以
上となった時点で、段階的に優先順位がアップしていく
ので、いつまでたっても、印字されないでいる状態を回
避することが可能である。
【0148】(変形例)なお、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変
形が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0149】本発明は、割り込み処理させるときのメモ
リ内の印刷ジョブを探索するキーとして、実施例に示し
た以外の他の属性を使用することも可能であり、使用者
の目的に合わせた割り込み処理順序を設定するすること
も可能である。例えば、ホストIDをキーにすれば、特
定のホストからの印刷要求を優先的に割り込み印刷処理
させることも可能である。
【0150】また、本発明の実施例3では、優先順位変
更手段27でタイマメッセージ90をパラメータとして
その印刷ジョブを待ち行列23から削除しているが、プ
ロトコルの規定等に応じて削除する必要のない場合に
は、削除せずに優先順位を下げる等といった変更に止め
ておくこともできる。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリンタ装置に対して複数の印刷データが競合した場合
に、プリンタ装置を共有する使用者の印刷処理待ちによ
る作業効率の低下を最小限にすることができ、また、長
時間を要する印刷処理により待ち状態となっている印刷
データによって生じる印刷処理待ちによる作業効率の低
下を、最小限にすることができる。
【0152】また、本発明は、異なるプロトコルを持つ
複数のインタフェースに対して、複数のホストから送ら
れてくる印刷データの競合により待ち状態となっている
印刷データによる印刷処理待ちによる作業効率の低下
を、ホスト側のプロトコルを変更することなく最適な優
先順位で印刷処理順位を制御して、最小限にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を説明するブロック図であ
る。
【図2】 本発明のメモリ内のデータ構造を説明する図
である。
【図3】 本発明の実施例1の印刷処理の制御の流れを
説明するフローチャートである。
【図4】 本発明の割り込み印刷処理の制御を説明する
のフローチャートである。
【図5】 本発明の実施例2の印刷処理の制御の流れを
説明するフローチャートである。
【図6】 本発明の実施例3のプリンタ装置の構成を説
明するブロック図である。
【図7】 本発明の実施例3の印刷データ入力部におけ
る印刷ジョブ要求時のフローチャートである。
【図8】 本発明の実施例3の印刷処理制御手段の制御
を説明するフローチャートである。
【図9】 本発明の実施例3の待ち行列管理手段の処理
のフローチャートである。
【図10】 本発明の実施例3の優先順位変更手段の処
理のフローチャートである。
【図11】 本発明の実施例3の待ち行列のモデル図で
ある。
【図12】 本発明の実施例3のジョブ要求メッセージ
の構成を示すモデル図である。
【図13】 本発明の実施例3のタイマメッセージの構
成を示すモデル図である。
【図14】 本発明の実施例3の印字処理可能メッセー
ジの構成を示すモデル図である。
【符号の説明】
1…プリンタ装置、2…制御手段、3…メモリ、4…タ
イマ、5…データ量測定手段、6…印字手段、7…I/
Fポート、8…システムバス、9…ネットワーク、1
0,11…ホスト装置、20…プリンタ装置、21…印
字手段、22…印刷処理制御手段、23…待ち行列(メ
モリ)、24…待ち行列管理手段、25…タイマ、26
…カウンタ、27…優先順位変更手段、28…印刷デー
タ入力部、29…システムバス、41〜4n…インタフ
ェース・ポート、51〜5n…印刷ジョブ管理手段、6
1〜6n…優先順位設定手段、71〜7n…ホスト装
置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ホスト装置から送信される複数の
    印刷データを格納するメモリと、(b)前記メモリに格
    納された印刷データの印刷処理の実行に要する時間を測
    定するタイマと、(c)前記メモリに格納された印刷デ
    ータの印刷処理を制御する制御手段とからなり、(d)
    前記制御手段は、前記タイマで測定された印刷処理実行
    時間が所定値以上になった時に前記印刷データの印刷処
    理を中断し、前記メモリに格納されている他の印刷デー
    タの印刷処理を実行させる割り込み処理を行うことを特
    徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 (a)ホスト装置から送信される複数の
    印刷データを格納するメモリと、(b)前記メモリに格
    納された印刷データのデータ量を測定するデータ量測定
    手段と、(c)前記メモリに格納された印刷データの印
    刷処理の実行に要する時間を測定するタイマと、(d)
    前記メモリに格納された印刷データの印刷処理を制御す
    る制御手段とからなり、(d)前記制御手段は、前記タ
    イマで測定された印刷処理実行時間が所定値以上になっ
    た場合に前記印刷データの印刷処理を中断し、前記メモ
    リに格納されている他の複数の印刷データのうち前記デ
    ータ量測定手段により測定されたデータ量の少ないもの
    から印刷処理を実行することを特徴とするプリンタ装
    置。
  3. 【請求項3】 (a)複数のホスト装置から送信された
    印刷データを受信する複数のインタフェースと、(b)
    前記印刷データを印刷ジョブ単位に管理する複数の印刷
    ジョブ管理手段と、(c)前記複数の印刷ジョブ管理手
    段により管理される印刷ジョブ毎に印刷処理の優先順位
    を設定する印刷順位設定手段と、(d)前記複数の印刷
    ジョブの属性を前記優先順位とともに記憶する待ち行列
    管理手段と、(e)前記優先順位を用いて前記複数の印
    刷ジョブのうち優先順位の高いものから印刷処理を実行
    する印刷処理制御手段とを備えたことを特徴とするプリ
    ンタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320296A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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CN111221480A (zh) * 2020-01-10 2020-06-02 珠海趣印科技有限公司 一种打印数据处理方法及系统

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