JPH07141128A - プリンタ管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のプリンタ装置の中から該当するプリンタ
装置を選択し、最短の待ち時間で印刷処理を行う。 【構成】複数のプリンタ装置２の機能を管理し、印刷情
報送信装置１４から送出される印刷情報を記憶する記憶
部６を備えたプリンタ管理装置１において、前記印刷情
報送信装置１４から送出された印刷処理の内容および／
またはプリンタ装置２の識別情報により、複数のプリン
タ装置２の中から該印刷処理の可能なプリンタ装置を選
び出し、該当するプリンタ装置に対応するプリンタ処理
情報を作成し前記記憶部６に記憶する手段と、前記プリ
ンタ装置から印刷情報を要求された際に、前記プリンタ
処理情報により、該プリンタ装置２で処理可能な印刷情
報を送出する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数のプリンタ装置を
管理するプリンタ管理装置に関するものであり、複数の
プリンタ装置の中から１つのプリンタ装置を選択して印
刷する際の制御に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のプリンタ管理装置としては、特開
平４−２４５５２５号公報に記載されているように、同
一ケーブル上に複数のプリンタ、複数のワークステーシ
ョンおよびプリンタ管理サーバを接続し、プリンタ管理
サーバにおいて、各ワークステーションからのプリント
要求を受け、各プリンタの処理能力と未処理量に関する
データを用いて、最短時間でプリントアウトすることの
できるプリンタを選択する方式が知られている。

【０００３】また、プリンタ装置が外部記憶装置の特定
のパスにアクセスし、ファイルが存在していたら、読み
出しを行い印刷処理を行うプリンタ装置が提案されてい
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平４−２４５５２５号公報の方式においては、印刷情
報を保持している装置から印刷情報を送出するために、
印刷情報を送出した後にプリンタ装置に異常が発生した
場合には、既に送出された印刷情報については、異常が
回復するまで待たされてしまうという問題を有してい
る。

【０００５】また、プリンタ装置が外部記憶装置の特定
のパスにアクセスする場合、プリンタ装置とパスで１対
１に対応している場合には、事前にどのパスに印刷情報
を記憶するかを１つに定めなければならず、パスが複数
のプリンタ装置に対応している場合には、その中のどれ
か１つのプリンタ装置を選択することはできなかった。

【０００６】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、ユーザによる複数のプリンタ装置の指示および印刷
処理の機能指定により、複数のプリンタ装置の中から該
当するプリンタ装置を選択し、最短の待ち時間で印刷処
理を行うことができるプリンタ管理装置を提供すること
を目的としている。

【０００７】

【発明を解決するための手段】そのために本発明の請求
項１に記載のプリンタ管理装置は、複数のプリンタ装置
の機能を管理し、印刷情報送信装置から送出される印刷
情報を記憶する記憶部を備えたプリンタ管理装置におい
て、前記印刷情報送信装置から送出された印刷処理の内
容および／またはプリンタ装置の識別情報により、複数
のプリンタ装置の中から該印刷処理の可能なプリンタ装
置を選び出し、該当するプリンタ装置に対応するプリン
タ処理情報を作成し前記記憶部に記憶する手段と、前記
プリンタ装置から印刷情報を要求された際に、前記プリ
ンタ処理情報により、該プリンタ装置で処理可能な印刷
情報を送出する手段とを備えることを特徴とする。

【０００８】また、本発明の請求項２に記載のプリンタ
管理装置は、複数のプリンタ装置の機能を管理し、印刷
情報を記憶する記憶部を備えたプリンタ管理装置を備え
た印刷情報送信装置において、前記印刷情報の印刷処理
の内容および／またはプリンタ装置の識別情報により、
複数のプリンタ装置の中から該印刷処理の可能なプリン
タ装置を選び出し、該当するプリンタ装置に対応するプ
リンタ処理情報を作成し前記記憶部に記憶する手段と、
前記プリンタ装置から印刷情報を要求された際に、前記
プリンタ処理情報により、該プリンタ装置で処理可能な
印刷情報を送出する手段とを備えることを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明においては、印刷情報送信装置から印刷
情報が送出されてきたら、印刷処理の指定およびプリン
タ装置の識別情報から、指定されたプリンタ装置につい
て、指定された印刷処理が可能であるかどうかを判断
し、プリンタ処理情報として記憶される。印刷処理が可
能な場合には、プリンタ処理情報として、プリンタ装置
が処理可能かどうか、各印刷処理の指定、処理先情報を
作成し、記憶部に記憶する。プリンタ装置からの印刷情
報の要求があれば、プリンタ処理情報の処理先情報よ
り、待機中のものについて該印刷要求のあったプリンタ
装置について、処理可能かどうか判断し、処理可能な場
合には、印刷情報およびプリンタ処理情報を該プリンタ
装置に送出する。従って、空いているプリンタ装置がプ
リンタ管理装置に印刷情報をアクセスし、プリンタ装置
の異常時にはアクセスしないため、最短の待ち時間で印
刷処理を行うことができる。

【００１０】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図１は本発明におけるプリンタ管理装置の
１実施例を示す基本構成図である。プリンタ管理装置
１、複数のプリンタ装置２、複数のホストコンピュータ
等の印刷情報送信装置１４が、ネットワーク１３上に接
続されている。

【００１１】プリンタ管理装置１は、プログラム、プロ
グラムに用いるデータ、プリンタ装置の機能を管理して
いる管理テーブル等を記憶しているシステムメモリ３
と、システムメモリ３内に格納されたプログラムに従
い、プリンタ管理装置１の制御を行うＣＰＵ４と、ホス
トコンピュータ、プリンタ装置等、装置外部とのデータ
のやり取りを行う外部インターフェース５と、外部イン
ターフェース５から送られてきた印字データおよび印刷
処理情報からなる印刷情報と、後述するプリンタ処理情
報を一時的に記憶しておく記憶部６から構成されてい
る。

【００１２】プリンタ装置２は、プログラム、プログラ
ムに用いるデータ、各プリンタ装置の識別情報（以下、
ＩＤ情報という）を記憶しているシステムメモリ７と、
システムメモリ７内に格納されたプログラムに従い、プ
リンタ装置２の制御を行うＣＰＵ８と、ビットマップ情
報を格納するためのページバッファ９と、プリンタ管理
装置１等、装置外部とのデータのやり取りを行う外部イ
ンターフェース１０と、外部インターフェース１０から
送られてきたデータを一時的に記憶しておく記憶部１１
と、ページバッファ９で作成されたビットマップ情報を
記録紙に印刷する記録部１２とから構成される。

【００１３】以上の構成からなるプリンタ管理装置１で
のプリンタ処理情報の作成について、図２のフロー図お
よび図３のシステムメモリ３内の管理テーブルおよび図
４の記憶部６内に作成されるプリンタ処理情報について
説明する。

【００１４】プリンタ管理装置１には、管理下に置かれ
た各プリンタ装置２の情報を予め管理テーブルに記憶し
ておき、図３に示すように、各プリンタ装置２毎に機能
別に登録し、システムメモリ３内に記憶しておく。例え
ば、プリンタａというプリンタ装置では、Ａ３とＡ４の
記録紙を持ち、Ａというタイプのビットマップ展開方式
を備え、両面印字が不可能、フィニッシャ処理（袋と
じ、ホッチキス止め等）が不可能となっている。

【００１５】このような管理テーブルを予め用意してお
き、印刷情報送信装置１４からの印刷情報を受信待ちす
る（Ｓ１）。印刷情報が送出されてきたら、印刷処理の
指定およびプリンタ装置のＩＤ情報を得る（Ｓ２）。次
に、Ｓ２で得られた印刷処理の指定およびプリンタ装置
のＩＤ情報と、図３の管理テーブルの内容を比較し、指
定されたプリンタ装置について、指定された印刷処理が
可能であるかどうかを判断する（Ｓ３）。ここで例え
ば、印刷情報送信装置１４からの指定が、プリンタａ、
プリンタｂ、プリンタｃをプリンタ装置として選択して
いて、記録紙サイズがＢ４であった場合、プリンタａお
よびプリンタｃはＢ４を記録できないため、、この時点
では対象から外れる。これらの情報は後述するプリンタ
処理情報として記憶される。

【００１６】Ｓ３で判断した結果、指定された印刷処理
が可能なプリンタ装置が、指定されたプリンタ装置の中
には存在しない場合は、印刷情報送信装置１４に対して
エラーの通知を行い（Ｓ４）、印刷情報を受信待ちす
る。ここで、指定されていないプリンタ装置の中で、指
定された印刷処理が可能なプリンタ装置が存在する場合
には、そのプリンタ装置のＩＤ情報を通知することも可
能である。

【００１７】Ｓ３で判断した結果、指定された印刷処理
が可能なプリンタ装置が、指定されたプリンタ装置の中
に存在する場合は、図４に示すようなプリンタ処理情報
を作成し、記憶部６に印刷データとともに記憶しておく
（Ｓ５）。

【００１８】図４において、プリンタ処理情報は、プリ
ンタ管理装置１の管理下に置かれた各プリンタ装置２毎
に、印刷情報送信装置１４から送出された印刷情報の処
理を行う対象として可能かどうかを示すフラグのエリア
と、各印刷処理の指定、例えば記録紙のサイズ、ビット
マップ展開方式の指定、両面印字およびフィニッシャの
指定等の機能を指定するエリアと、印刷情報の処理をど
のプリンタ装置が行っているかを示す処理先情報のエリ
ア等からなる。ここでは、プリンタ処理情報１では、プ
リンタ装置のＩＤ情報はプリンタａ、ｂ、ｃを指定して
いているが印刷可能なプリンタはａ、ｂであり、記録紙
はＡ３で、Ａというタイプのビットマップ展開方式を使
用し、両面印刷およびフィニッシャの指定はないという
情報が印刷情報より得られ、プリンタ処理情報に登録さ
れる。プリンタ処理情報２では、プリンタ装置のＩＤ情
報は全プリンタを指定しているが印刷可能なプリンタは
ｄであり、記録紙はＡ４で、Ｃというタイプのビットマ
ップ展開方式を使用し、両面印刷を指定している。印刷
情報およびプリンタ処理情報は、記憶部６に例えばファ
イルとして格納され、印刷情報を受信した順に一意的に
決められるファイル名とし、それに拡張子「ｐｒｎ」を
付けたものをプリンタ処理情報のファイル名とし、印刷
情報とプリンタ処理情報の対応付けを行うようにしてい
る。

【００１９】次に、プリンタ装置２からの印刷情報の要
求があるかどうかを判断し（Ｓ６）、あった場合には、
図４の各プリンタ処理情報の処理先情報より、待機中の
ものについて該印刷要求のあったプリンタ装置につい
て、処理可能かどうか判断し（Ｓ７）、処理可能な場合
には、印刷情報およびプリンタ処理情報を該プリンタ装
置に送出するとともに、図４の各プリンタ処理情報の処
理先情報に該プリンタ装置のＩＤ情報を記憶する（Ｓ
８）。

【００２０】次に、印刷処理を行っているプリンタ装置
から、印刷処理の終了通知があるかどうかを判断し（Ｓ
９）、終了通知があった場合には、該当するプリンタ装
置の印刷情報に当たり、プリンタ処理情報を記憶部６か
ら削除し（Ｓ１０）、Ｓ１に戻る。終了通知がなかった
場合には何もせずにＳ１に戻る。また、エラー通知があ
った場合には、印刷情報送信装置１４に対してエラーの
通知を行い、該当するプリンタ処理情報および印刷情報
を記憶部６から削除し（Ｓ１１）、Ｓ１に戻る。

【００２１】次に、本発明のプリンタ管理装置の他の実
施例について図５の動作を示すフロー図により説明す
る。本実施例においては、図１の各印刷情報送信装置１
４内にプリンタ管理装置１が設けられ、各プリンタ装置
２は一意的に決められたプリンタ装置のＩＤを記憶して
いて、プリント可能な状態になったときに、予め設定さ
れたプリンタ管理装置の記憶部６にアクセスを行うもの
である。

【００２２】先ず、プリンタ処理情報があるかどうか
を、予め設定された記憶箇所について検索し（Ｓ２
０）、プリンタ処理情報があった場合には、プリンタ処
理情報について読みだし、該プリンタ処理情報に対応す
る印刷情報が、該プリンタ装置によって処理される対象
となっているかどうかを、プリンタ管理装置１内のプリ
ンタ処理情報の中のＩＤ情報とプリンタ装置のＩＤ情報
より判断し（Ｓ２１）、対象となっていなければ、他の
プリンタ処理情報を参照し、同一の処理を繰り返す。対
象となっていたら、続いてプリンタ処理情報の印刷処理
の指定から、該プリンタ装置によって処理可能かどうか
を判断し（Ｓ２２）、不可能な場合には他のプリンタ処
理情報を参照する。例えば、プリンタ装置に一時的にＡ
３サイズの記録紙がない状態のときに、Ａ３サイズの印
刷情報が与えられた場合もこれに該当させることができ
る。

【００２３】処理を行わなかった印刷情報については、
その一意的に決められたファイル名等をシステムメモリ
７に記憶しておき、再びアクセスしないようにするとと
もに、プリンタ処理情報内のＩＤ情報から該プリンタ装
置のＩＤも消去してしまう（Ｓ２３）。ただし、一時的
な記録紙切れ等プリンタ装置の状態により判断条件が変
化するものについては、プリンタ処理情報内のＩＤ情報
から該プリンタ装置のＩＤの消去は行わず、システムメ
モリ７に記憶しておくにとどめておき、条件が変化した
ら前記記憶を消去し、再びＳ２０からの処理を行うもの
とする。また、該プリンタ装置のＩＤを消去した際にプ
リンタ処理情報内のＩＤ情報から処理可能なプリンタ装
置が全くなくなってしまった際には、プリンタ管理装置
１にエラーを通知し、処理の不能を伝えることも可能で
ある。

【００２４】プリンタ処理情報内のＩＤ情報および印刷
処理の指定により、該プリンタ装置で処理可能と判断さ
れたら、プリンタ管理装置１内のプリンタ処理情報を読
み出すとともに、プリンタ管理装置１内のプリンタ処理
情報を消去し（Ｓ２４）、該印刷情報を読みだし（Ｓ２
５）、印刷処理を行い（Ｓ２６）、処理を終了したら
（Ｓ２７）、該当する印刷情報を消去し（Ｓ２８）、プ
リンタ管理装置１に対して処理完了の通知を行う（Ｓ２
９）。

【００２５】処理を終了せず、修復不可能な事態が発生
した場合には、該印刷情報のプリンタ処理情報を再生
し、プリンタ管理装置１内に書き込みを行う（Ｓ３０）
ことにより、他のプリンタ装置に処理を依頼することも
可能である。また、プリンタ処理情報の再生の際にプリ
ンタ処理情報内のＩＤ情報に他のプリンタ装置が一切な
かった場合には、プリンタ管理装置にエラーを通知し、
処理の不能を伝えることも可能である。

【００２６】さらに、本実施例においては、印刷情報送
信装置１４から印刷処理の指定およびプリンタ装置のＩ
Ｄを受けて該印刷処理の可能なプリンタ装置を選び出す
ようにしていたが、印刷処理の指定またはプリンタ装置
のＩＤのどちらか一方を受けて該印刷処理の可能なプリ
ンタ装置を選び出すようにしてもよい。

【００２７】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、複数のプリンタ装置の中から任意に複数のプリ
ンタ装置のいづれかで印刷処理を行わせることが可能で
あり、また、より早くプリント結果を得ることが可能に
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のプリンタ管理装置の１実施例を示す基
本構成図である。

【図２】本発明の１実施例によるプリンタ管理装置の動
作を示すフロー図である。

【図３】本発明の１実施例によるプリンタ管理装置の管
理テーブルのデータ構成図である。

【図４】本発明の１実施例によるプリンタ管理装置のプ
リンタ処理情報のデータ構成図である。

【図５】本発明のプリンタ管理装置の他の実施例の動作
を示すフロー図である。

【符号の説明】

１…プリンタ管理装置、２…プリンタ装置、３、７…シ
ステムメモリ ４、８…ＣＰＵ、５、１０…外部Ｉ／Ｆ、６、１１…記
憶部 ９…ページバッファ、１２…記録部、１３…ネットワー
ク １４…印刷情報送信装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数のプリンタ装置の機能を管理し、印刷
   情報送信装置から送出される印刷情報を記憶する記憶部
   を備えたプリンタ管理装置において、前記印刷情報送信
   装置から送出された印刷処理の内容および／またはプリ
   ンタ装置の識別情報により、複数のプリンタ装置の中か
   ら該印刷処理の可能なプリンタ装置を選び出し、該当す
   るプリンタ装置に対応するプリンタ処理情報を作成し前
   記記憶部に記憶する手段と、前記プリンタ装置から印刷
   情報を要求された際に、前記プリンタ処理情報により、
   該プリンタ装置で処理可能な印刷情報を送出する手段と
   を備えることを特徴とするプリンタ管理装置。
2. 【請求項２】複数のプリンタ装置の機能を管理し、印刷
   情報を記憶する記憶部を備えたプリンタ管理装置を備え
   た印刷情報送信装置において、前記印刷情報の印刷処理
   の内容および／またはプリンタ装置の識別情報により、
   複数のプリンタ装置の中から該印刷処理の可能なプリン
   タ装置を選び出し、該当するプリンタ装置に対応するプ
   リンタ処理情報を作成し前記記憶部に記憶する手段と、
   前記プリンタ装置から印刷情報を要求された際に、前記
   プリンタ処理情報により、該プリンタ装置で処理可能な
   印刷情報を送出する手段とを備えることを特徴とするプ
   リンタ管理装置。