JPH07140207A - 半導体装置及びその試験方法 - Google Patents

半導体装置及びその試験方法

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JPH07140207A
JPH07140207A JP5308709A JP30870993A JPH07140207A JP H07140207 A JPH07140207 A JP H07140207A JP 5308709 A JP5308709 A JP 5308709A JP 30870993 A JP30870993 A JP 30870993A JP H07140207 A JPH07140207 A JP H07140207A
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test
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circuit
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JP5308709A
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English (en)
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Toshio Maeda
敏夫 前田
Tsuratoki Ooishi
貫時 大石
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低い周波数の試験装置を用いてその使用可能
な最大周波数における動作試験を効率良く実施しうる装
置を実現する。 【構成】 供給される試験クロック信号TCLKをもと
に2倍の周波数の内部クロック信号ICLKを形成する
内部クロック発生回路を設けるとともに、データ入出力
端子D0を介して入力される試験データTDをもとに所
定パターンの試験データTD0〜TD7を形成する試験
データ生成回路と、試験動作時にその試験データを選択
する入力データ選択回路と、所定数のアドレスから出力
される読み出しデータMAO0〜MAO7と試験データ
とを順次比較照合する試験データ照合回路と、その出力
信号DMを試験出力データとしてデータ入出力端子D0
から出力する出力データ選択回路とを含む試験論理回路
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、例
えば、シンクロナスDRAM(ダイナミック型ランダム
アクセスメモリ)に利用して特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】その動作が外部から入力されるクロック
信号に従って同期化されるいわゆるシンクロナスDRA
Mがあり、このようなシンクロナスDRAMからなるラ
ンダムアクセスメモリを備えるコンピュータシステムが
ある。
【0003】シンクロナスDRAMについては、例え
ば、1993年1月18日、株式会社日立製作所発行の
『HM5216800,HM5416800シリーズ
データブック』等に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、シンクロナスD
RAMの高速化は著しく、その使用可能なクロック信号
の最大周波数は125〜150MHz(メガヘルツ)に
達しようとしている。一方、シンクロナスDRAMの動
作試験は、外部の試験装置から所定のクロック信号を入
力し、このクロック信号に同期してアドレス信号や試験
データ等をサイクルごとに入力又は出力しながら行われ
る。しかし、現状において、シンクロナスDRAMの動
作試験に供される試験装置は、その内部構成や試験対象
となるシンクロナスDRAMとの接続形態を含めて高速
化が遅れ、その使用可能な最大周波数は100MHz程
度に停まっている。また、このような試験装置をシンク
ロナスDRAMの製造工程に組み込むためには、現状で
も設備経費がかさみ、シンクロナスDRAMにあわせて
試験装置の高速化を図ろうとした場合、さらに多くの設
備経費が必要となる。この結果、シンクロナスDRAM
の試験コストが増大してその低コスト化が阻害され、そ
の高速化が制約を受けるものとなる。
【0005】この発明の目的は、その使用可能な最大周
波数が比較的低い試験装置を用いてその使用可能な最大
周波数又はその近傍における動作試験を効率良く実施し
うるシンクロナスDRAM等の半導体装置及びその試験
方法を実現することにある。この発明の他の目的は、シ
ンクロナスDRAM等の試験コストを削減してその低コ
スト化を図るとともに、その高速化を推進することにあ
る。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、シンクロナスDRAM等に、
外部の試験装置から供される試験クロック信号をもとに
その所定数倍の周波数の内部クロック信号を形成する内
部クロック発生回路を設けるとともに、複数のデータ入
出力端子のうちの一つを介して入力される試験入力デー
タをもとに所定パターンの試験データを生成する試験デ
ータ生成回路と、試験動作時において試験データ生成回
路から出力される試験データを選択的に書き込みデータ
として伝達する入力データ選択回路と、試験動作時にお
いてバーストモード等を利用して所定数のアドレスから
出力される読み出しデータと対応する試験データとを順
次比較照合する試験データ照合回路と、試験動作時にお
いて試験データ照合回路の出力信号を試験出力データと
して選択的に選択し上記複数のデータ入出力端子のうち
の一つを介して試験装置に出力する出力データ選択回路
とを含む試験論理回路を設ける。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、その使用可能な最大周
波数が比較的低いつまり比較的安価な試験装置を用い
て、しかも試験結果をアドレス方向及びビット方向に縮
約しながら、その使用可能な最大周波数が比較的高いシ
ンクロナスDRAM等の最大周波数又はその近傍におけ
る動作試験を効率良く実施することができる。この結
果、シンクロナスDRAM等の試験コストを削減してそ
の低コスト化を図ることができるとともに、その高速化
を推進することができる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明が適用されたシンクロナ
スDRAM(SDRAM)の一実施例のブロック図が示
されている。また、図2には、図1のシンクロナスDR
AMに含まれる試験論理回路TLの一実施例のブロック
図が示され、図3には、図1のシンクロナスDRAMに
含まれる内部クロック発生回路CGの一実施例の信号波
形図が示されている。これらの図をもとに、まずこの実
施例のシンクロナスDRAMの構成及び動作の概要につ
いて説明する。なお、図1及び図2の各ブロックを構成
する回路素子は、特に制限されないが、公知のMOSF
ET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この
明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの総称とする)集積回路の製造技術によ
り、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成
される。
【0010】図1において、この実施例のシンクロナス
DRAMは、半導体基板面の大半を占めて配置されるメ
モリアレイMARYをその基本構成要素とする。メモリ
アレイMARYは、図の垂直方向に平行して配置される
複数のワード線と、水平方向に平行して配置される複数
の相補ビット線とを含む。これらのワード線及び相補ビ
ット線の交点には、情報蓄積キャパシタ及びアドレス選
択MOSFETからなる多数のダイナミック型メモリセ
ルが格子状に配置される。
【0011】メモリアレイMARYを構成するワード線
は、その下方においてロウアドレスデコーダRDに結合
され、択一的に選択状態とされる。ロウアドレスデコー
ダRDには、ロウアドレスバッファRBからi+1ビッ
トの内部アドレス信号X0〜Xiが供給され、タイミン
グ発生回路TGから内部制御信号XGが供給される。ま
た、ロウアドレスバッファRBには、アドレス入力端子
A0〜Aiを介してXアドレス信号AX0〜AXiが時
分割的に供給されるとともに、リフレッシュアドレスカ
ウンタRFCからリフレッシュアドレス信号R0〜Ri
が供給され、タイミング発生回路TGから内部制御信号
XL及びRFが供給される。さらに、リフレッシュアド
レスカウンタRFCには、タイミング発生回路TGから
内部制御信号RCが供給される。なお、内部制御信号R
Fは、シンクロナスDRAMがリフレッシュモードとさ
れるとき、選択的にハイレベルとされる。
【0012】リフレッシュアドレスカウンタRFCは、
シンクロナスDRAMがリフレッシュモードとされると
き、内部制御信号RCに従って歩進動作を行い、リフレ
ッシュアドレス信号R0〜Riを順次形成して、ロウア
ドレスバッファRBに供給する。一方、ロウアドレスバ
ッファRBは、シンクロナスDRAMが通常の動作モー
ドとされ内部制御信号RFがロウレベルとされるとき、
アドレス入力端子A0〜Aiを介して時分割的に供給さ
れるXアドレス信号AX0〜AXiを内部制御信号XL
に従って取り込み、保持する。また、シンクロナスDR
AMがリフレッシュモードとされ内部制御信号RFがハ
イレベルとされるとき、リフレッシュアドレスカウンタ
RFCから供給されるリフレッシュアドレス信号R0〜
Riを内部制御信号XLに従って取り込み、保持する。
そして、これらのXアドレス信号又はリフレッシュアド
レス信号をもとに内部アドレス信号X0〜Xiを形成
し、ロウアドレスデコーダRDに供給する。さらに、ロ
ウアドレスデコーダRDは、内部制御信号XGのハイレ
ベルを受けて選択的に動作状態とされ、ロウアドレスバ
ッファRBから供給される内部アドレス信号X0〜Xi
をデコードして、メモリアレイMARYの対応するワー
ド線を択一的に選択状態とする。
【0013】次に、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線は、センスアンプSAに結合され、さらにこ
のセンスアンプSAを介して8組ずつ選択的に相補共通
データ線CD0*〜CD7*(ここで、例えば非反転共
通データ線CD0と反転共通データ線CD0Bとをあわ
せて相補共通データ線CD0*のように*を付して表
す。また、それが有効レベルとされるとき選択的にロウ
レベルとされるいわゆる反転信号等については、その名
称の末尾にBを付して表す。以下同様)に接続される。
センスアンプSAには、カラムアドレスデコーダCDか
ら所定ビットのビット線選択信号が供給され、タイミン
グ発生回路TGから内部制御信号PAが供給される。一
方、カラムアドレスデコーダCDには、カラムアドレス
カウンタCCからi+1ビットの内部アドレス信号Y0
〜Yiが供給され、タイミング発生回路TGから内部制
御信号YGが供給される。また、カラムアドレスカウン
タCCには、カラムアドレスバッファCBから図示され
ないi+1ビットの内部アドレス信号C0〜Ciが供給
されるとともに、モードレジスタMRからi+1ビット
のモード制御信号M0〜Miが供給され、タイミング発
生回路TGから内部制御信号CUが供給される。さら
に、カラムアドレスバッファCBには、アドレス入力端
子A0〜Aiを介してYアドレス信号AY0〜AYiが
時分割的に供給され、タイミング発生回路TGから内部
制御信号YLが供給される。
【0014】カラムアドレスバッファCBは、アドレス
入力端子A0〜Aiを介して時分割的に供給されるYア
ドレス信号AY0〜AYiを内部制御信号YLに従って
取り込み、保持するとともに、これらのYアドレス信号
をもとに内部アドレス信号C0〜Ciを形成して、カラ
ムアドレスカウンタCCに供給する。また、カラムアド
レスカウンタCCは、シンクロナスDRAMがバースト
モードとされるとき、カラムアドレスバッファCBから
供給される内部アドレス信号C0〜Ciをその初期値と
して取り込むとともに、タイミング発生回路TGから供
給される内部制御信号CUに従って歩進動作を行い、内
部アドレス信号Y0〜Yiを形成して、カラムアドレス
デコーダCDに供給する。このとき、カラムアドレスカ
ウンタCCの歩進モジュールは、モードレジスタMRか
ら供給されるモード制御信号M0〜Miの所定ビットに
従って選択的に設定される。さらに、カラムアドレスデ
コーダCDは、内部制御信号YGのハイレベルを受けて
選択的に動作状態とされ、カラムアドレスカウンタCC
から供給される内部アドレス信号Y0〜Yiをデコード
して、対応するビット線選択信号を択一的にハイレベル
とする。
【0015】一方、センスアンプSAは、メモリアレイ
MARYの各相補ビット線に対応して設けられる複数の
単位回路をそれぞれ含み、これらの単位回路のそれぞれ
は、一対のCMOSインバータが交差接続されてなる単
位増幅回路と一対のスイッチMOSFETとを含む。こ
のうち、各単位回路の単位増幅回路には、内部制御信号
PAに従って選択的にオン状態とされる一対の駆動MO
SFETを介して、回路の電源電圧及び接地電位が選択
的に供給される。また、各単位回路のスイッチMOSF
ETのゲートは8対ごとにそれぞれ共通結合され、カラ
ムアドレスデコーダCDから対応するビット線選択信号
が共通に供給される。これにより、センスアンプSAの
各単位回路を構成する単位増幅回路は、内部制御信号P
Aのハイレベルを受けて選択的にかつ一斉に動作状態と
され、メモリアレイMARYの選択されたワード線に結
合される複数のメモリセルから対応する相補ビット線を
介して出力される微小読み出し信号を増幅して、ハイレ
ベル又はロウレベルの2値読み出し信号とする。また、
各単位回路を構成するスイッチMOSFET対は、対応
するビット線選択信号がハイレベルとされることで8対
ずつ選択的にオン状態とされ、メモリアレイMARYの
対応する8組の相補ビット線と相補共通データ線CD0
*〜CD7*との間を選択的に接続状態とする。
【0016】この実施例において、シンクロナスDRA
Mは、選択されたワード線に結合される所定数のメモリ
セルに連続アクセスしうるいわゆるバーストモードと、
選択されたメモリセルから出力される読み出し信号をク
ロック信号CLKの指定されたサイクル数だけ遅延させ
て出力しうるいわゆるレイテンシーモードを有し、バー
ストモードにおけるバースト形式や連続アクセスすべき
アドレス数ならびにレイテンシーモードにおける遅延サ
イクル数を選択的に指定するためのモードレジスタMR
を備える。モードレジスタMRには、アドレス入力端子
A0〜Aiを介してモード制御選択M0〜Miが供給さ
れ、タイミング発生回路TGから内部制御信号MLが供
給される。モードレジスタMRは、シンクロナスDRA
Mがモードレジスタセットサイクルとされるとき、アド
レス入力端子A0〜Aiを介して供給されるモード選択
信号M0〜Miを内部制御信号MLに従って取り込み、
カラムアドレスカウンタCC及びデータ出力バッファO
Bに伝達する。
【0017】一方、この実施例のシンクロナスDRAM
は、バーストモードを利用して列方向に連続する複数の
アドレスの動作試験を行いうるテストモードを有し、こ
のテストモードにおける試験内容や試験対象となるアド
レス数等を指定するためのテストレジスタTRを備え
る。テストレジスタTRには、アドレス入力端子A0〜
Aiを介してテスト制御信号T0〜Tiが供給され、タ
イミング発生回路TGから内部制御信号TLが供給され
る。テストレジスタTRは、アドレス入力端子A0〜A
iを介して供給されるテスト制御信号T0〜Tiを内部
制御信号TLに従って取り込み、試験論理回路TL及び
内部クロック発生回路CGに供給する。なお、シンクロ
ナスDRAMは、前述のように、8ビットの記憶データ
を同時に入力又は出力するいわゆる×8ビット構成とさ
れ、8個のデータ入出力端子D0〜D7を備える。ま
た、シンクロナスDRAMがテストモードとされると
き、動作試験に必要な試験入力データ及び試験出力デー
タは、8個のデータ入出力端子D0〜D7のうちの一つ
つまりデータ入出力端子D0を介して入力又は出力さ
れ、言わばビット方向に八分の1に縮約した動作試験が
行われる。
【0018】相補共通データ線CD0*〜CD7*は、
ライトアンプWAの対応する単位回路の出力端子に結合
され、さらにメインアンプMAの対応する単位回路の入
力端子に結合される。ライトアンプWA及びメインアン
プMAは、相補共通データ線CD0*〜CD7*に対応
して設けられる8個の単位回路をそれぞれ備える。この
うち、ライトアンプWAの各単位回路の入力端子は、試
験論理回路TLの対応する内部入力データ出力端子に結
合され、メインアンプMAの各単位回路の出力端子は、
試験論理回路TLの対応する内部出力データ入力端子に
結合される。試験論理回路TLの各内部入力データ入力
端子は、データ入力バッファIBの対応する単位回路の
出力端子に結合され、その各内部出力データ出力端子
は、データ出力バッファOBの対応する単位回路の入力
端子に結合される。
【0019】ここで、試験論理回路TLは、図2に示さ
れるように、試験データ生成回路TDPG及び入力デー
タ選択回路IDSLと、試験データ照合回路TDCC及
び出力データ選択回路ODSLならびに試験制御回路T
CTLを備える。このうち、試験制御回路TCTLに
は、テストレジスタTRからテスト制御信号T0〜Ti
が供給される。また、試験データ生成回路TDPGに
は、データ入出力端子D0からデータ入力バッファIB
の対応する単位回路ならびに対応する内部入力データ入
力端子を介して最下位ビットの内部入力データIBO0
が供給され、試験制御回路TCTLからj+1ビットの
パターン制御信号P0〜Pjが供給される。さらに、入
力データ選択回路IDSLの一方の入力端子には、デー
タ入出力端子D0〜D7からデータ入力バッファIBの
対応する単位回路ならびに対応する内部入力データ入力
端子を介して内部入力データIBO0〜IBO7が供給
され、その他方の入力端子には、試験データ生成回路T
DPGの出力信号つまり試験データTD0〜TD7が供
給される。入力データ選択回路IDSLの選択制御端子
には、試験制御回路TCTLから選択制御信号ISLが
供給される。また、入力データ選択回路IDSLの出力
信号は、内部入力データIDT0〜IDT7としてライ
トアンプWAの対応する単位回路に供給される。
【0020】一方、試験データ照合回路TDCCの一方
の入力端子には、試験データ生成回路TDPGの出力信
号つまり試験データTD0〜TD7が供給され、その他
方の入力端子には、メインアンプMAの各単位回路から
対応する内部出力データ入力端子を介して内部出力デー
タMAO0〜MAO7が供給される。また、出力データ
選択回路ODSLの一方の入力端子には、試験データ照
合回路TDCCの出力信号DMが供給され、その他方の
入力端子には、最下位ビットの内部出力データMAO0
が供給される。出力データ選択回路ODSLの選択制御
端子には、試験制御回路TCTLから選択制御信号OS
Lが供給される。また、出力データ選択回路ODSLの
出力信号は、最下位ビットの内部出力データODT0と
して、対応する内部出力データ出力端子からデータ出力
バッファOBの対応する単位回路に供給される。最下位
ビットを除く内部出力データMAO1〜MAO7は、内
部出力データODT1〜ODT7として、対応する内部
出力データ出力端子からデータ出力バッファOBの対応
する単位回路に供給される。
【0021】試験論理回路TLの試験制御回路TCTL
は、シンクロナスDRAMが所定のテストモードとされ
るとき、テストレジスタTRから供給されるテスト制御
信号T0〜Tiをもとに選択制御信号ISL及びOSL
ならびにパターン制御信号P0〜Pjを選択的に形成し
て、入力データ選択回路IDSL,出力データ選択回路
ODSL及び試験データ生成回路TDPGにそれぞれ供
給する。
【0022】次に、試験論理回路TLの試験データ生成
回路TDPGは、シンクロナスDRAMが所定のテスト
モードとされるとき、データ入出力端子D0からデータ
入力バッファIBの対応する単位回路を介して供給され
る最下位ビットの内部入力データIBO0つまり試験入
力データをもとに、パターン制御信号P0〜Pjに従っ
た所定の試験データTD0〜TD7を形成して、入力デ
ータ選択回路IDSL及び試験データ照合回路TDCC
に供給する。また、入力データ選択回路IDSLは、シ
ンクロナスDRAMが通常の動作モードとされ選択制御
信号ISLがロウレベルとされるとき、データ入力バッ
ファIBの対応する単位回路から供給される内部入力デ
ータIBO0〜IBO7を書き込みデータとして選択
し、ライトアンプWAの対応する単位回路に伝達する。
また、シンクロナスDRAMが所定のテストモードとさ
れ選択制御信号ISLがハイレベルとされるとき、試験
データ生成回路TDPGから出力される試験データTD
0〜TD7を書き込みデータとして選択し、ライトアン
プWAの対応する単位回路に伝達する。
【0023】このとき、ライトアンプWAの各単位回路
は、図示されない内部制御信号WPのハイレベルを受け
て選択的に動作状態とされ、試験論理回路TLの入力デ
ータ選択回路IDSLから供給される書き込みデータを
所定の相補書き込み信号に変換した後、対応する相補共
通データ線CD0*〜CD7*を介してメモリアレイM
ARYの選択された8個のメモリセルに書き込む。
【0024】一方、メインアンプMAの各単位回路は、
シンクロナスDRAMが通常動作モード又はテストモー
ドによる読み出しモードとされるとき、メモリアレイM
ARYの選択された8個のメモリセルから対応する相補
共通データ線CD0*〜CD7*を介して出力される読
み出し信号をさらに増幅して、内部出力データMAO0
〜MAO7として試験論理回路TLに伝達する。
【0025】このとき、試験論理回路TLの試験データ
照合回路TDCCは、シンクロナスDRAMが所定のテ
ストモードとされることを条件に、メインアンプMAか
ら出力される内部出力データMAO0〜MAO7と対応
する試験データTD0〜TD7とをビットごとに比較照
合し、両者が全ビット一致したとき、その出力信号DM
を選択的にハイレベルとする。一方、出力データ選択回
路ODSLは、シンクロナスDRAMが通常の動作モー
ドとされ選択制御信号OSLがロウレベルとされると
き、メインアンプMAから出力される内部出力データM
AO0を最下位ビットの内部出力データODT0として
選択し、データ出力バッファOBの対応する単位回路に
伝達する。また、シンクロナスDRAMが所定のテスト
モードとされ選択制御信号OSLがハイレベルとされる
とき、試験データ照合回路TDCCの出力信号DMを最
下位ビットの内部出力データODT0として選択し、デ
ータ出力バッファOBの対応する単位回路に伝達する。
これらの読み出しデータ及び試験出力データは、データ
出力バッファOBの対応する単位回路からデータ入出力
端子D0〜D7を介してシンクロナスDRAMの外部に
出力される。
【0026】なお、データ出力バッファOBによる読み
出しデータの出力動作が、モード制御選択M0〜Miに
対応するサイクル数だけ選択的に遅延されることは言う
までもない。また、シンクロナスDRAMのテストモー
ドは、前述のように、バーストモードを利用して列方向
に連続する所定数のアドレスを対象に行われ、試験デー
タ照合回路TDCCは、これらのアドレスに関する試験
結果が1ビットでも一致しないときその出力信号DMを
ロウレベルとするためのフリップフロップを含む。しか
るに、データ入出力端子D0を介して出力される試験出
力データは、試験対象となる所定数のアドレスの読み出
しデータと対応する試験データとが完全に一致したと
き、選択的にハイレベルとされるものとなる。
【0027】シンクロナスDRAMは、さらに内部クロ
ック発生回路CG及びタイミング発生回路TGを備え
る。このうち、内部クロック発生回路CGは、外部から
供給されるクロック信号CLK及びクロックイネーブル
信号CKEをもとに所定の内部クロック信号ICLKを
形成して、タイミング発生回路TGに供給する。この実
施例において、内部クロック発生回路CGから出力され
る内部クロック信号ICLKは、図3に示されるよう
に、通常動作時つまりシンクロナスDRAMが通常の動
作モードとされるとき、クロック信号CLKと同一の周
波数つまり周期t1を有し、動作試験時つまりシンクロ
ナスDRAMが所定のテストモードとされるとき、外部
の試験装置から供給される試験クロック信号TCLKの
周期t2の二分の1の周期t1つまりは2倍の周波数を
有するものとされる。言い換えるならば、周期t1は、
シンクロナスDRAMの使用可能な最大周波数に対応す
るものであって、シンクロナスDRAMが所定のテスト
モードとされるときクロック入力端子CLKにはシンク
ロナスDRAMの使用可能な最大周波数の二分の1の周
波数を有する試験クロック信号TCLKを入力すれば済
むものとなる。
【0028】なお、シンクロナスDRAMが所定のテス
トモードとされるとき、内部クロック信号ICLKは、
試験クロック信号TCLKの立ち上がりエッジに同期し
て形成される内部クロック信号PCLKAと、試験クロ
ック信号TCLKの立ち下がりエッジに同期して形成さ
れる内部クロック信号PCLKBとの論理和信号として
得られるが、その形成方法はこの実施例による制約を受
けない。
【0029】一方、タイミング発生回路TGは、外部か
ら起動制御信号として供給されるチップ選択信号CS
B,ロウアドレスストローブ信号RASB,カラムアド
レスストローブ信号CASBならびにライトイネーブル
信号WEBと、内部クロック発生回路CGから供給され
る内部クロック信号ICLKとをもとに上記各種内部制
御信号等を選択的に形成し、シンクロナスDRAMの各
部に供給する。
【0030】図4には、図1のシンクロナスDRAMの
テストモードの一実施例の信号波形図が示されている。
また、図5には、図1のシンクロナスDRAMと試験装
置TSTEとの間の一実施例の接続図が示されている。
これらの図をもとに、この実施例のシンクロナスDRA
Mの動作試験の概要と接続形態ならびにその特徴につい
て説明する。なお、以下の実施例において、シンクロナ
スDRAMのテストモードは列方向に連続する四つのア
ドレスを対象として実施される。
【0031】図4において、この実施例のシンクロナス
DRAMは、試験クロック信号TCLKの立ち上がりエ
ッジにおいてロウアドレスストローブ信号RASBがロ
ウレベルとされることを条件に、選択的に選択状態とさ
れる。このとき、アドレス入力端子A0〜Aiには、ロ
ウアドレスストローブ信号RASBの立ち下がりエッジ
に同期して、試験対象となるワード線を指定するための
Xアドレス信号AX0〜AXiがロウアドレスRAなる
組み合わせで供給され、カラムアドレスストローブ信号
CASBの立ち下がりエッジに同期して、連続アクセス
すべき先頭カラムアドレスを指定するためのYアドレス
信号AY0〜AYiがカラムアドレスCAなる組み合わ
せで供給される。そして、試験データ入力端子Tinと
なるデータ入出力端子D0には、カラムアドレスストロ
ーブ信号CASBの立ち下がりエッジに同期して、試験
データ生成回路TDPGで生成すべき試験データの初期
値を指定するための試験入力データTDが供給される。
【0032】シンクロナスDRAMの内部クロック発生
回路CGでは、試験クロック信号TCLKの二分の1の
周期t1を有する内部クロック信号ICLKが形成され
る。また、試験クロック信号TCLKの最初の立ち上が
りエッジを受けて、アドレス入力端子A0〜Aiに供給
されたXアドレス信号つまりロウアドレスRAが、ロウ
アドレスバッファRBに取り込まれてロウアドレスra
を指定する内部アドレス信号X0〜Xiとなる。また、
試験クロック信号TCLKの次の立ち上がりエッジを受
けて、アドレス入力端子A0〜Aiに供給されたYアド
レス信号つまりカラムアドレスCAが、その初期値ca
0としてカラムアドレスカウンタCCに取り込まれて内
部アドレス信号Y0〜Yiとなり、さらに、データ入出
力端子D0を介して供給された試験入力データTDが、
その初期値td0として試験データ生成回路TDPGに
取り込まれて試験データTD0〜TD7となる。カラム
アドレスカウンタCCの計数値は、モード制御信号M0
〜Miに従ってカラムアドレスca1〜ca3を順次指
定すべく歩進され、試験データ生成回路TDPGにより
生成される試験データTD0〜TD7は、パターン制御
信号P0〜Pjに従って試験データtd1〜td3とな
るべく順次更新される。
【0033】これらのことから、まずロウアドレスra
及びカラムアドレスca0により指定される最初のアド
レスに対して、試験データtd0なる8ビットの内部入
力データIDT0〜IDT7の試験書き込み(Test
Write)が行われ、引き続きロウアドレスraな
らびにカラムアドレスca1〜ca3により指定される
三つのアドレスに対して、バーストモードによる試験デ
ータtd1〜td3の試験書き込みが行われる。そし
て、これらの試験書き込みが終了した時点で、カラムア
ドレスカウンタCC及び試験データ生成回路TDPGが
再度初期設定された後、歩進又は更新され、これにあわ
せて上記試験書き込みを受けた4個のアドレスに対する
試験読み出し(Test Read)が行われる。4個
のアドレスから出力されメインアンプMAの対応する単
位回路により増幅された内部出力データMAO0〜MA
O3は、試験論理回路TLの試験データ照合回路TDC
Cにより対応する試験データtd0〜td3と順次比較
照合される。この結果、これらが全ビット一致すると試
験データ照合回路TDCCの出力信号DMがハイレベル
とされ、データ入出力端子D0から試験結果良好(Te
st Pass)を示すハイレベルの試験出力データが
出力される。また、図4に点線で示されるように、いず
れかのビットで不一致が生じた場合には、試験データ照
合回路TDCCの出力信号DMがロウレベルとされ、デ
ータ入出力端子D0から試験結果不良(Test Fa
il)を示すロウレベルの試験出力データが出力され
る。
【0034】以上のように、この実施例のシンクロナス
DRAMには、外部の試験装置から供給される試験クロ
ック信号TCLKをもとに、その2倍の周波数を有する
内部クロック信号ICLKを形成する内部クロック発生
回路CGが設けられるとともに、試験データ生成回路T
DPG及び入力データ選択回路IDSLと試験データ照
合回路TDCC及び出力データ選択回路ODSLならび
に試験制御回路TCTLとを含む試験論理回路TLが設
けられる。また、この試験論理回路TLは、シンクロナ
スDRAMのバーストモードを利用して、列方向に連続
する複数のアドレスに対する動作試験を実施するととも
に、動作試験のための試験入力データ及び試験出力デー
タは、一つのデータ入出力端子D0を介して入力又は出
力され、これによってアドレス方向及びビット方向に縮
約した動作試験が行われる。このため、図5に示される
ように、例えばその使用可能な最大周波数が100MH
zとされる試験装置TSTEを用いて、その使用可能な
最大周波数が200MHzとされるシンクロナスDRA
Mの動作試験を容易に実施できるとともに、例えば8個
の試験データ入出力端子TD0〜TD7を有する1台の
試験装置TSTEによって8個のシンクロナスDRAM
(SDRAM0〜SDRAM7)を同時に試験すること
も可能となる。この結果、シンクロナスDRAMの試験
コストを削減してその低コスト化を図り、その高速化を
推進できるものである。
【0035】図6には、図1のシンクロナスDRAMを
応用したコンピュータシステムの一実施例のブロック図
が示されている。同図をもとに、この実施例のシンクロ
ナスDRAMの応用例とその特徴について説明する。
【0036】図6において、この実施例のコンピュータ
システムは、いわゆるストアドプログラム方式の中央処
理装置CPUをその基本構成要素とする。中央処理装置
CPUには、特に制限されないが、システムバスSBU
Sを介して、通常のスタティック型RAMからなるラン
ダムアクセスメモリRAM1と、この発明が適用された
シンクロナスDRAMからなるランダムアクセスメモリ
RAM2とが結合される。システムバスSBUSには、
さらにマスクROM等からなるリードオンリーメモリR
OM,ディスプレイ制御装置DPYC,周辺装置コント
ローラPERCならびに電源装置POWSが結合され
る。また、ディスプレイ制御装置DPYCには、ディス
プレイ装置DPYが結合され、周辺装置コントローラP
ERCにはキーボードKBD及び外部記憶装置EXMが
結合される。
【0037】中央処理装置CPUは、予めリードオンリ
ーメモリROMに格納された制御プログラムに従ってス
テップ動作し、コンピュータシステムの各部を制御・統
轄する。また、ランダムアクセスメモリRAM1は、例
えばキャッシュメモリ等として使用され、ランダムアク
セスメモリRAM2は、例えばリードオンリーメモリR
OMから中央処理装置CPUに伝達される制御プログラ
ムや演算データ等を一時的に格納し、中継するバッファ
メモリとして使用される。
【0038】一方、ディスプレイ制御装置DPYCは、
この発明が適用されたシンクロナスDRAMをもとに構
成される画像メモリVRAMを内蔵し、ディスプレイ装
置DPYの表示制御に供される。また、周辺装置コント
ローラPERCは、キーボードKBD及び外部記憶装置
EXM等の各種周辺装置を制御・統轄し、電源装置PO
WSは、所定の入力交流電圧をもとに安定した所定の直
流電源電圧を形成してコンピュータシステムの各部に供
給する。
【0039】この実施例において、ランダムアクセスメ
モリRAM2とディスプレイ制御装置DPYCの画像メ
モリVRAMは、この発明が適用されたシンクロナスD
RAMからなり、これらのシンクロナスDRAMは、前
述のように、内部クロック発生回路CG及び試験論理回
路TLを備えることでその低コスト化及び高速化が図ら
れる。この結果、相応してコンピュータシステムとして
の低コスト化を図り、そのサイクルタイムの高速化を図
ることができるものとなる。
【0040】以上の本実施例に示されるように、この発
明をシンクロナスDRAM等の半導体装置に適用するこ
とで、次のような作用効果が得られる。すなわち、 (1)シンクロナスDRAM等に、外部の試験装置から
供される試験クロック信号をもとにその所定数倍の周波
数の内部クロック信号を形成する内部クロック発生回路
を設けるとともに、複数のデータ入出力端子のうちの一
つを介して入力される試験入力データをもとに所定パタ
ーンの試験データを生成する試験データ生成回路と、試
験動作時において試験データ生成回路から出力される試
験データを選択的に書き込みデータとして伝達する入力
データ選択回路と、試験動作時においてバーストモード
等を利用して所定数のアドレスから出力される読み出し
データと対応する試験データとを順次比較照合する試験
データ照合回路と、試験動作時において試験データ照合
回路の出力信号を試験出力データとして選択的に選択し
上記複数のデータ入出力端子のうちの一つを介して試験
装置に出力する出力データ選択回路とを含む試験論理回
路を設けることで、その使用可能な最大周波数が比較的
低いつまり比較的安価な試験装置を用いて、しかも試験
結果をアドレス方向及びビット方向に縮約しながら、そ
の使用可能な最大周波数が比較的高いシンクロナスDR
AM等の最大周波数又はその近傍における動作試験を効
率良くかつ的確に実施することができるという効果が得
られる。
【0041】(2)上記(1)項により、シンクロナス
DRAM等の試験コストを削減し、その低コスト化を図
ることができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、試験装置に影
響されることなく、シンクロナスDRAM等の高速化を
推進できるという効果が得られる。
【0042】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1及び図2において、シンクロナスDRAMは、
いわゆる×16ビット又は×32ビット構成等、任意の
ビット構成を採ることができる。また、メモリアレイM
ARYは、複数のサブメモリアレイに分割できるし、シ
ェアドセンス方式を採ることもできる。バーストモード
による動作試験は、例えばリフレッシュアドレスカウン
タRFCを利用することにより行方向に連続する複数の
アドレスを対象とすることができるし、列方向及び行方
向に展開することもできる。動作試験に必要な試験入力
データ及び試験出力データは、データ入出力端子D0以
外のデータ入出力端子を介して入力又は出力することが
できる。さらに、シンクロナスDRAM及び試験論理回
路TLは、任意のブロック構成を採りうるし、起動制御
信号やアドレス信号及び内部制御信号の組み合わせ等
は、種々の実施形態を採りうる。
【0043】図3において、試験クロック信号TCLK
と内部クロック信号ICLKとの間の周波数比率は、任
意に設定できる。また、試験クロック信号TCLKをも
とにその所定数倍の周波数を有する内部クロック信号I
CLKを形成する方法は、例えばPLL(フェーズ・ロ
ックド・ループ)回路等によることができる。図4にお
いて、データ入出力端子D0を介する試験結果の出力
は、所定のレイテンシーをかけて行うことができる。ま
た、バーストモードによる連続アクセスは、1本のワー
ド線に結合される所定数のメモリセルを単位として行う
ことができるし、試験結果の論理レベルも任意に設定で
きる。図5において、試験装置TSTE及びシンクロナ
スDRAMの使用可能な最大周波数は、ほんの一例であ
る。また、試験装置TSTEには任意数の試験データ入
出力端子を設けることができるし、その接続形態もこの
実施例による制約を受けない。図6において、シンクロ
ナスDRAMは、ランダムアクセスメモリRAM2又は
画像メモリVRAMのいずれか一方にのみ適用してもよ
いし、コンピュータシステムのブロック構成及びバス構
成ならびに接続形態等は、種々の実施形態を採りうる。
【0044】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるシン
クロナスDRAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、シンクロナス
SRAM(スタティック型RAM)やクロック信号を受
けて同期動作する各種の論理集積回路装置等にも適用で
きる。この発明は、少なくともクロック信号に従って同
期動作する半導体装置ならびにその動作試験に広く適用
できる。
【0045】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、シンクロナスDRAM等
に、外部の試験装置から供される試験クロック信号をも
とにその所定数倍の周波数の内部クロック信号を形成す
る内部クロック発生回路を設けるとともに、複数のデー
タ入出力端子のうちの一つを介して入力される試験入力
データをもとに所定パターンの試験データを生成する試
験データ生成回路と、試験動作時において試験データ生
成回路から出力される試験データを選択的に書き込みデ
ータとして伝達する入力データ選択回路と、試験動作時
においてバーストモード等を利用して所定数のアドレス
から出力される読み出しデータと対応する試験データと
を順次比較照合する試験データ照合回路と、試験動作時
において試験データ照合回路の出力信号を試験出力デー
タとして選択的に選択し上記複数のデータ入出力端子の
うちの一つを介して試験装置に出力する出力データ選択
回路とを含む試験論理回路を設けることで、その使用可
能な最大周波数が比較的低いつまり比較的安価な試験装
置を用いて、しかも試験結果をアドレス方向及びビット
方向に縮約しながら、その使用可能な最大周波数が比較
的高いシンクロナスDRAM等の最大周波数又はその近
傍における動作試験を効率良くかつ的確に実施すること
ができる。この結果、シンクロナスDRAM等の試験コ
ストを削減してその低コスト化を図ることができるとと
もに、その高速化を推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたシンクロナスDRAMの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のシンクロナスDRAMに含まれる試験論
理回路の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図1のシンクロナスDRAMに含まれる内部ク
ロック発生回路の一実施例を示す信号波形図である。
【図4】図1のシンクロナスDRAMのテストモードの
一実施例を示す信号波形図である。
【図5】図1のシンクロナスDRAM及び試験装置の一
実施例を示す接続図である。
【図6】図1のシンクロナスDRAMを応用したコンピ
ュータシステムの一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
SDRAM・・・シンクロナスDRAM、MARY・・
・メモリアレイ、RD・・・・ロウアドレスデコーダ、
RB・・・ロウアドレスバッファ、RFC・・・リフレ
ッシュアドレスカウンタ、SA・・・センスアンプ、C
D・・・カラムアドレスデコーダ、CC・・・カラムア
ドレスカウンタ、CB・・・カラムアドレスバッファ、
MR・・・モードレジスタ、TR・・・テストレジス
タ、WA・・・ライトアンプ、MA・・・メインアン
プ、TL・・・試験論理回路、IB・・・データ入力バ
ッファ、OB・・・データ出力バッファ、TG・・・タ
イミング発生回路、CG・・・内部クロック発生回路。
TCTL・・・試験制御回路、TDPG・・・試験デー
タ生成回路、IDSL・・・入力データ選択回路、TD
CC・・・試験データ照合回路、ODSL・・・出力デ
ータ選択回路。TSTE・・・試験装置、SDRAM0
〜SDRAM7・・・シンクロナスDRAM。CPU・
・・中央処理装置、SBUS・・・システムバス、RA
M1〜RAM2・・・ランダムアクセスメモリ、ROM
・・・・リードオンリーメモリ、DPYC・・・ディス
プレイ制御装置、VRAM・・・画像メモリ、DPY・
・・ディスプレイ装置、PERC・・・周辺装置コント
ローラ、KBD・・・キーボード、EXM・・・外部記
憶装置、POWS・・・電源装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 F 7630−4M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験装置から供給される試験クロック信
    号をもとにその所定数倍の周波数の内部クロック信号を
    形成する内部クロック発生回路を具備し、比較的低い周
    波数の上記試験クロック信号に従ってその使用可能な最
    大周波数又はその近傍における動作試験を実施しうるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記半導体装置は、列方向又は行方向に
    連続する複数のアドレスに対して連続アクセス可能なバ
    ーストモードを有するメモリ集積回路装置であり、上記
    動作試験は、上記バーストモードを利用してしかも所定
    数のアドレスを単位として実施されるものであって、上
    記動作試験の結果は、連続アクセスされる上記所定数の
    アドレスに関する試験結果を集約して上記試験装置に出
    力されるものであることを特徴とする請求項1の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリ集積回路装置は、多ビット構
    成とされ所定数のデータ入出力端子を具備するものであ
    って、上記動作試験のための試験入力データ及び試験出
    力データは、上記所定数のデータ入出力端子のうちの一
    つを介して入力又は出力されるものであることを特徴と
    する請求項2の半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記メモリ集積回路装置は、上記所定数
    のデータ入出力端子のうちの一つを介して入力される試
    験入力データをもとに所定パターンの試験データを生成
    する試験データ生成回路と、上記試験動作時において上
    記試験データ生成回路から出力される試験データを選択
    的に書き込みデータとして伝達する入力データ選択回路
    と、上記試験動作時において上記所定数のアドレスから
    出力される読み出しデータと対応する上記試験データと
    を順次比較照合する試験データ照合回路と、上記試験動
    作時において上記試験データ照合回路の出力信号を上記
    試験出力データとして選択的に伝達する出力データ選択
    回路とを含む試験論理回路を具備するものであることを
    特徴とする請求項3の半導体装置。
  5. 【請求項5】 試験対象となる半導体装置に、試験装置
    から供給される試験クロック信号をもとにその所定数倍
    の周波数の内部クロック信号を形成する内部クロック発
    生回路を設け、その使用可能な最大周波数が比較的低い
    試験装置によりその使用可能な最大周波数が比較的高い
    半導体装置の最大周波数又はその近傍における動作試験
    を実施することを特徴とする半導体装置の試験方法。
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