JPH07139664A - グロメットの係止方法及び構造 - Google Patents

グロメットの係止方法及び構造

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JPH07139664A
JPH07139664A JP5309651A JP30965193A JPH07139664A JP H07139664 A JPH07139664 A JP H07139664A JP 5309651 A JP5309651 A JP 5309651A JP 30965193 A JP30965193 A JP 30965193A JP H07139664 A JPH07139664 A JP H07139664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
grommet
lock member
plate
lock
Prior art date
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Pending
Application number
JP5309651A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Kawaguchi
賢一郎 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメット本体とロック部材との嵌合を強固
にすると共に、簡単な操作で着脱可能であり、しかも複
数種の取付孔にも対応できるグロメットの係止方法及び
構造を提供する。 【構成】 ロック部材11は、中空円板状の基板12
と、この基板12の周辺に立設された筒状の周壁13
と、この周壁13に連設され基板12に平行に設けられ
た底部14とから一体的に構成されている。また、前記
周壁13上には、底部14側を支点として回動する係止
部16が対向して設けられている。この係止部16の外
側面先端にはパネルPを係止する段差部17が形成され
ており、また内側面先端には突起受部18が設けられて
いる。グロメット本体1のガイド突起部8内に嵌入され
るロック棒19の下端部にはロック用板22が設けられ
ている。このロック用板22の外側端面には、前記係止
部16に設けた突起受部18に嵌合される突起部24が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車体パネル
上に配索されるワイヤハーネスを装着ならびに保護する
グロメットに関し、特にはメンテナンス時に容易に取外
し可能なグロメットの係止方法及び構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に使用されている2部品
構成のグロメットは、図6に示すように軟質のグロメッ
ト本体Aと、該グロメット本体AにパネルPを介して被
着される硬質の樹脂製のロック部材Bとより構成されて
いる。前記グロメット本体Aは中空円板状の基体50
と、この基体50の中央部に立設された円筒状のチュー
ブ51と、基体50の外周辺に設けられた環状のリップ
52とより構成されている。また前記ロック部材Bは前
記基体50の内側に設けられた環状凹部53内に嵌入さ
れる基板54と、この基板54に垂設され深皿状に形成
された底部55と、この底部55の側方で互に対応する
位置に設けられた係止部56より構成されている。
【0003】前記グロメット本体Aに前記ロック部材B
を被着すると、前記係止部56とグロメット本体A側の
リップ52との協働によってパネルPの取付孔端縁が係
止部56に係止され、グロメットがパネルPに固定され
ることになる。よって、例えばワイヤハーネス等のケー
ブルCはグロメット本体Aのチューブ51を挿通しロッ
ク部材Bの底部55に設けられた貫通孔57からパネル
P内に配索される。このとき、ケーブルCはグロメット
本体Aのチューブ51によって支持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メンテ
ナンス時にグロメット本体A側からロック部材Bを外さ
なければならない場合は、破損させなければ解除するこ
とができず、再使用ができないという問題がある。ま
た、上述したグロメットの係止方法では、パネルPに設
けた取付孔の直径と、ロック部材Bに設けた対向した一
対の係止部の間隔とが一致しないと係止できないという
問題がある。
【0005】本発明の目的は、上記問題に鑑みてなされ
たものであり、グロメット本体とロック部材との嵌合を
強固にすると共に、簡単な操作で着脱可能であり、しか
も複数種の取付孔にも対応できるグロメットの係止方法
及び構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、取
付パネル上の取付孔に係止するための可撓性の係止部を
備えたロック部材と、該ロック部材に被着され電線を挿
通させるグロメット本体とから構成されるグロメットに
おいて、前記ロック部材内で摺動自在なロック用板が設
けられ、該ロック用板と前記ロック部材が係合すること
により、前記係止部が前記ロック用板の端部により取付
孔端縁に押圧されることでグロメットが取付パネルに係
止されることを特徴とするグロメットの係止方法により
達成することができる。
【0007】また本発明の上記目的は、取付パネル上の
取付孔に係止するための可撓性の係止部を備えたロック
部材と、中空のガイド突起部が基体上に突設され、電線
を挿通させて前記ロック部材に被着されるグロメット本
体とから構成されるグロメットにおいて、前記ガイド突
起部内に嵌入されるロック棒が垂設され、電線用の貫通
孔を有し、係止用の突起部を複数箇所に設けたロック用
板が、前記ロック部材内で摺動自在に組付けられること
を特徴とするグロメットの係止構造により達成すること
ができる。更に上記目的は、前記係止部の内側面上に複
数個の突起受部が設けられていることにより達成され
る。
【0008】
【作 用】本発明に係わるグロメットの係止構造の上記
構成によれば、ロック部材側が取付孔に押し込まれ、該
ロック部材内に組付けられたロック用板のロック棒がグ
ロメット本体側のガイド突起部内に嵌入されることによ
って、ロック用板の突起部が係止部の突起受部に嵌合す
る。これにより、係止部は外方へ押し出されると共に、
パネルの取付孔端縁が係止されグロメットは取付パネル
に固定される。
【0009】また、係止部の内側面上に複数個の突起受
部が設けられていることによって、ロック用板の突起部
が係止部に設けられた複数個の突起受部の内で適合する
最適な突起受部に嵌合され、グロメットは取付パネルに
固定される。なお、前記ガイド突起部内に嵌入されたロ
ック棒が嵌入方向の反対方向に押し出されることによ
り、ロック用板は係止部から容易に外すことができ、グ
ロメットの取付パネルとの固定状態を簡単に解除するこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明のグロメットの係止方法及び構
造の一実施例を図1乃至図5を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明のグロメットの係止構造を示す断面
図、図2は図1におけるグロメット本体を示す断面図、
図3は図1におけるロック部材を示す断面図、図4は図
1におけるロック用板を示す平面図、図5は図1におけ
るロック部材の変形例を示す要部拡大断面である。
【0011】図2に示すようにグロメット本体1は、中
空円板状の基体2の中央部分に円筒状のチューブ3が設
けられており、基体2の外周下方には周壁部4が設けら
れている。この周壁部4の端部には内方に向って突出し
た環状の支持部5が設けられ、この支持部5の下側面に
はパネルPに当接する環状の第1リップ部6が設けられ
ている。このリップ部6の外側で前記周壁部4の下側に
は外方に開いた環状の第2リップ部7が突設され、前記
基体2の上面でチューブ3を挟んで対称的な位置に、基
体2より膨出された中空状のガイド突起部8が設けられ
ている。このようなグロメット本体1は軟質のゴム状物
質によって一体成形されている。
【0012】前記チューブ3内には例えばワイヤハーネ
ス等の電線9が挿通されるため、その内径は挿通される
電線9の外径に等しい内径を備えた円筒状に形成されて
いる。また、前記支持部5は少なくともガイド状突起部
8の間隔より大きな径を有する開口部を備え、この支持
部5と基体2との間には環状凹部10が形成されてい
る。
【0013】図3に示すようにロック部材11は、中空
円板状の基板12と、この基板12の周辺に立設された
筒状の周壁13と、この周壁13に連設され基板12に
平行に設けられた底部14とから一体的に構成され、例
えば合成樹脂系の硬質部材から形成されている。前記底
部14の中央部には電線9を自在に挿通するための開口
部15が設けられている。また、前記周壁13の一部で
直径方向に対応する周壁13上には、底部14側を支点
として開閉自在に回動する係止部16が対向して設けら
れている。この係止部16は外側面が先端側に向って内
方に傾斜しており、先端部にはパネルPを係止する段差
部17が形成されており、また内側面先端には突起受部
18が設けられている。この係止部16を設けた直上の
基板12上には、後述するロック棒19が挿通する挿通
孔20が設けられている。
【0014】前記挿通孔20に挿通されるロック棒19
は、先端部にガイド突起部8内に嵌入される係止球21
を備え、その下端部にはロック用板22が設けられてい
る。図4に示すように前記ロック用板22は、ロック部
材11の底部14の形状に対応した形状の平板部材であ
り、中央部分には電線9が接触することなく挿通できる
貫通孔23が設けられている。また前記ロック棒19が
垂設されたロック用板22の外側端面には、前記係止部
16に設けた突起受部18に嵌合される突起部24が対
向した4ヶ所に設けられている。このロック用板22は
係止部16とは別体に形成されており、一対の対向した
突起部24間の長さの異なる複数のロック用板を取付孔
26の開口径に対応させて適宜選択して交換することが
できる。よって、同一のグロメット本体1を開口径の異
なる複数の取付孔26に取付けることができる。
【0015】上述したロック用板22は、図3に示すよ
うにロック部材11内に組付けられ、ロック棒19の上
端はロック部材11の基板12上に突出している。そし
て、このロック用板22が上方へ移動されると、ロック
用板22の突起部24は係止部16を外方に押し開きな
がら係止部16の内面側を摺動し、先端の突起受部18
に嵌合する。この嵌合時に係止部16の先端外側に設け
た段差部17がパネルPの取付孔端縁に係止される。こ
の状態で反対にロック棒19の係止球21部分を押す
と、グロメットとパネルPとの係止状態が容易に解除さ
れる。
【0016】そして、上記構成によるグロメット25の
組み立ては、図1に示すようにロック部材11の基板1
2がグロメット本体1の環状凹部10内に嵌着されるこ
とによりグロメット本体1とロック部材11の一体化が
行われる。即ち、ロック部材11側のロック棒19がガ
イド突起部8内に挿入され、基板12の下面がグロメッ
ト本体1側の支持部5に保持され、ロック部材11の周
壁13が第1リップ部6の内側面に内挿される。
【0017】次に、グロメット本体1のチューブ3内に
電線9が挿通され、ロック部材11の周壁13をパネル
Pの取付孔26に合わせて押し込む。そして、ロック棒
19先端の係止球21が更にグロメット本体1のガイド
突起部8内の奥部に嵌入されると、ロック用板22が移
動して、該ロック用板22の突起部24が係止部16の
突起受部18内に係止されると共に、パネルPの取付孔
26の端縁が係止部16の段差部17に確実に係止され
る。このとき、グロメット本体1に設けた第1リップ部
6及び第2リップ部7は、パネルPに弾性的に当接して
いる。そのため、段差部17がパネルPの取付孔26端
縁に圧接されると共に、係止部16はロック用板22に
よって支持されているのでガタ付き等の発生はなく、気
密性も十分に確保される。
【0018】なお、グロメット25をパネルPより取り
外す場合は、グロメット本体1のガイド突起部8先端に
電線配索方向に沿った押圧力を加えることにより、ロッ
ク棒19を介してロック用板22は突起受部18から外
れる。よって、係止部16はパネルPとの係止状態が解
除されるので簡単に外すことができ、グロメット25は
パネルPより取り外すことができる。
【0019】図5は本実施例の変形例を示した要部の拡
大図であり、係止部16の内面側に複数個の突起受部1
8a,18b,18cを設けたものである。これによっ
て係止部16の係止位置が選択できるため、パネルP上
の取付孔26の径に多少の大小があっても、ロック用板
22の位置をずらすことにより最適な突起受部にロック
用板22の突起部24が係止される。
【0020】前記構成においては、突起受部18が係止
部16の先端に行くに従って小径用となり、底部14側
ほど大径用となる。よって、取付け上の要領としては、
初めに、突起受部18bにロック用板22の突起部24
を係止しておき、取付孔26端縁と係止部16の段差部
17とがゆるければ、ロック棒19を押し下げて突起部
24を突起受部18bに係止させれば良い。これによ
り、グロメット25はガタ付きなく確実に取付孔26に
係止される。また、上記要領にて対応できない場合は、
図4に示したロック用板22の対向した突起部24間の
長さの異なる別のロック用板を適宜選択して交換するこ
とにより、取付孔26に対応した最適のロック用板22
を使用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のグロメッ
トの係止方法及び構造においては、ロック部材内で摺動
自在なロック用板を別体で設け、グロメット本体に設け
た中空のガイド突起部内にロック棒を嵌入させてグロメ
ットを組み付ける構成としたことにより、パネルの取付
孔の開口径に合わせて最適なロック用板を選択すること
によってグロメットを確実に且つ強固にパネルに固定さ
せることができると共に、パネルPからの取り外しを破
損させることなく容易に行うことができる。この結果、
作業性の向上を図ることができると共に、コストの削減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグロメットの係止構造の一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1におけるグロメット本体の断面図である。
【図3】図1におけるロック部材の断面図である。
【図4】図1におけるロック用板の平面図である。
【図5】本発明のグロメットの係止構造の変形例を示す
要部の部分断面図である。
【図6】従来のグロメットの係止構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 グロメット本体 2 基体 8 ガイド突起部 9 電線 11 ロック部材 16 係止部 19 ロック棒 22 ロック用板 25 グロメット 26 取付孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付パネル上の取付孔に係止するための
    可撓性の係止部を備えたロック部材と、該ロック部材に
    被着され電線を挿通させるグロメット本体とから構成さ
    れるグロメットにおいて、 前記ロック部材内で摺動自在なロック用板が設けられ、
    該ロック用板と前記ロック部材が係合することにより、
    前記係止部が前記ロック用板の端部により取付孔端縁に
    押圧されることでグロメットが取付パネルに係止される
    ことを特徴とするグロメットの係止方法。
  2. 【請求項2】 取付パネル上の取付孔に係止するための
    可撓性の係止部を備えたロック部材と、中空のガイド突
    起部が基体上に突設され、電線を挿通させて前記ロック
    部材に被着されるグロメット本体とから構成されるグロ
    メットにおいて、 前記ガイド突起部内に嵌入されるロック棒が垂設され、
    電線用の貫通孔を有し、係止用の突起部を複数箇所に設
    けたロック用板が、前記ロック部材内で摺動自在に組付
    けられることを特徴とするグロメットの係止構造。
  3. 【請求項3】 前記係止部の内側面上に複数個の突起受
    部が設けられた請求項1または2記載のグロメットの係
    止構造。
JP5309651A 1993-11-17 1993-11-17 グロメットの係止方法及び構造 Pending JPH07139664A (ja)

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JP5309651A JPH07139664A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 グロメットの係止方法及び構造

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JP (1) JPH07139664A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016046909A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 住友電装株式会社 グロメット
JP2016046910A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 住友電装株式会社 グロメット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016046909A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 住友電装株式会社 グロメット
JP2016046910A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 住友電装株式会社 グロメット

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